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ルワンダを見て!聞いて!話して!触れて!丸ごと知ろう!

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ルワンダを見て!聞いて!話して!触れて!丸ごと知ろう!
笹原 寛
ルワンダを見て!聞いて!話して!触れて!丸ごと知ろう!
笹原 寛
米沢市立興譲小学校 全科
教 科
Ⅰ
総合的な学習の時間 15時間
国語 14時間
対 象
小学 6 年生 42人
実践の目的
【本校のこれまでの取り組みについて】
本校は、国際色豊かに国際理解教育の実践を展開
している学校である。フランス人講師や中国人児童
の受け入れを行い、日常生活の中で国際交流ができ
る環境にある。その中で、私が受け持っている 6 年
生では、総合的な学習の時間に「国際理解」を 1 年
間のテーマに取り組んでいる。 1 学期は、アメリカ
合衆国のニュージャージー州、ウズベキスタンの小
学生と海外文通を行った。また、フランスの小学生
とは、フランスと日本の料理レシピをお互いに送り
〈フランス人講師との交流〉
合い、相手の国のレシピの料理を作るなどの交流も
行うことができた。 2 学期は、私が研修に行くことをきっかけとして、ルワンダ共和国に関する
授業を展開したいと考えた。
【国際的な社会人を育成するために】
昨今、外国語教育の必要性について叫ばれている。外国語活動がすでに小学校高学年で実施さ
れており、いずれは 3 年生から実施するという動きにまで波及してきている。さらに、海外から
多くの観光客が日本を訪れたり、日本企業の海外進出が進んだりと社会も国際化が進んでいる。
生活する上で、国際化への適応力も求められる時代になってきた。教師である以上、子ども達を
前に、外国語活動や国際理解についての指導をしなくてはならない立場にある。自分としても国
際的な見識・知識を養っていく必要がある。そして、教師が世界で経験してきたことを子ども達
に伝え、子ども達が世界への窓を開くきっかけ作りをしたいと考えるようになってきた。それが
今回の研修に参加したいと思う最大の理由である。
この研修に参加する前の私は、「ルワンダ共和国ってどこ?」
「ウガンダじゃなくて、ルワン
ダ?」とほとんど知識がない状態であった。おそらく私だけではなく、多くの日本人は、私と同
じような認識ではないだろうか。研修に行く前に、同僚の先生方、子ども達に研修に参加するこ
とを伝えた時も、もちろんたくさんの「?」が頭の上で浮かんでいるのが見えた。
実際にルワンダを訪れた時の感動、驚き、悲しみ、嬉しさ、楽しさは私の五感にしみわたり、
決して離れることはない。まず、この経験したこと全てを目の前にいる子ども達、同僚の教員に
― 60 ―
笹原 寛
伝えることが私の最大の使命であると感じた。そして、そこから、子ども達が見て、聞いて、感
じたことを表現できるような授業を展開したいと思い、計画した。この活動を通して、さらに国
Ⅱ
授業の構成
【研修前】
1
教 科
時間
総合的な
2
学習の時間
学 習 内 容
・ルワンダについての簡単な知識を知る。
・どんなことについて見てきてほしいかを考え、発表する。
・ルワンダの子ども達にプレゼントを作る。 1 人 1 枚画用紙に「好き
な日本の漢字( 1 文字)
」を習字で書き、その説明も添える。
2
総合的な
4
学習の時間
・「世界行ってみたらホントはこんなトコだった~ルワンダ編~」と
して、 5 つのテーマ「基本的な情報」
「生活」
「学校」
「歴史」
「日本
人ボランティア」に分けて、画像や映像を通してルワンダについて
の知識を深める。
3
国語
14
・ルワンダの悲劇や日本の原爆について知る。
・世界の国々で起きている興味のある戦争や紛争について調べ学習を
行い、画用紙にまとめる。
・まとめたものをグループで発表し、平和をテーマにしたワーク
ショップを行う。
【研修後】
・調べ学習やワークショップで得たことを踏まえ、平和についての意
見文を書く。
・意見文をもとにスピーチをする。
4
総合的な
7
学習の時間
・ルワンダについてさらに深く調べたいことについてテーマ別にグ
ループ学習を行う。
「教育」
「料理」
「音楽とダンス」
「言語」
「産業」
に分かれて活動する。
・山形大学農学部に在籍するルワンダ人留学生の「おもてなし会」に
向けて、ゲームやプログラムの計画や準備を行う。
・留学生を招待し、知ったことをまとめ、発表したり、ゲームをして
遊んだりして交流する。
・留学生にお礼の手紙を書く。
5
総合的な
【授業時間外】
学習の時間
6
給食
7
全校朝会
2
・ルワンダの悲劇に関する DVD「ホテルルワンダ」を視聴する。
・ルワンダの学習について感想を書く。
・ルワンダの食卓には欠かせない調味料「ピリピリ」を試食する。
・ルワンダについて基本的な情報を知る。
(全校生)
― 61 ―
小 学 校
際化が進む社会においても、臆することなく、また視野の広い子ども達になってほしいと願う。
笹原 寛
Ⅲ
授業の詳細
……………………………………………………………………………………………………………………
①「世界行ってみたらホントはこんなトコだった~ルワンダ編~」
【総合的な学習の時間 4 時間】 ────────────────────────────────────────────
……………………………………………………………………………………………………………………
〈ねらい〉
・私がルワンダの研修で見て、聞いて、知って、
感じたことを 5 つのテーマ「基本情報」
「生
活」「教育」「歴 史」「日 本 人 ボ ラ ンティア」
に分け、画像や映像を通して知り、知識を深
める。
〈授業展開〉
これはぜひ子ども達に見てもらいたいものに
ついて画像や映像を使用した。また、それだけ
ではなく、ところどころにクイズ形式にして、
児童にも考えさせるような工夫を図った。
T:町の中には、日本製のものがたくさんあり
ました。では、その日本製のものとは何で
しょう?
C:携帯電話です。最近は世界中だれでも持てるようになったからです。
C:炊飯器です。中国人が日本製炊飯器の性能が良いってたくさん買っているのを見たからです。
C:車です。日本製の車は世界一安全だからです。
T:正解!実はトヨタや日産などの日本車がたくさん走っていました。では、なぜたくさんの日
本車が走っているのだろうね?
……………………………………………………………………………………………………………………
②「世界の戦争・紛争から「平和」を考え、意見文を書く」
【国語14時間】
────────────────────────────────────────────
……………………………………………………………………………………………………………………
私は、日本でも第二次世界大戦での広島・長崎原爆投下が行われたこととこのルワンダの悲劇
に重なる感覚を得た。日本は経済的にも物質的にも豊かになり、戦争もなく平和な時代を迎えて
いるが私たちはこの戦争については忘れてはならない事実である。そこで、原爆投下から約70年
が経とうとしている今、原爆投下とルワンダの悲劇を通して、世界の戦争や紛争に目を向けさせ、
「平和」について深く考えさせたいと思い、学習を展開することとした。
〈ねらい〉
・「平和」をめぐる自分の意見が説得力をもつように具体例や資料を集めたり、ワークショップ
を通して友達の考えを聞いたりして、自分の考えを明確に伝えるための意見文を書くことがで
きる。
・話し手の意図を捉え、自分の意見と比べながら聞き、助言や提案をすることができる。
― 62 ―
笹原 寛
〈授業展開〉
次
時間
○「平和のとりでを築く」を読んだり、
「ルワンダの悲劇」について知ったりし
1
て、自分なりの「平和」について考える。
2
第2次
3
○学習の見通しをもつ。
4
○意見文の例を読んで、意見文の書き方を知る。
5
○平和についての自分の考えの中心を短くまとめ、
「仮の要旨」を決める。
○意見に説得力をもたせるために具体例や資料を集める計画を立てる。
・世界の戦争や紛争などの争いごとに焦点を定め、調べ学習に取り組ませる。
678
○本やインターネットから調べ学習を行う。
9
○グループで調べ学習のまとめをワークショップ形式で発表し、考えを深める。
(本時)
第3次
10
○意見文の構成を考え、記述する。
11
第4次
12
○良いスピーチの例を聞いて、工夫の仕方を考える。
13
○よりよいスピーチとなるように、スピーチの練習をする。
14
○スピーチをする。また、スピーチを聞き、感想をまとめる。
〈本時の指導〉
本時の目標
世界で起きた戦争や紛争を知り、戦争が起きる原因や戦争や争いが起こらないようにするため
にどうすればよいか考え、自分の戦争に対する考えを深めることができる。
指導過程
過程
学習活動
・指導上の留意点
時間
○発問と指示 ・児童の反応
観点 評価規準(方法)
2
1 .めあての確認をする。
・
「平和のとりでを築く」や「ルワンダの悲劇」を
知って、調べ学習したことについて想起する。
調べたことを発表し、戦争や紛争などの争いごとについて自分の考えを深めよう。
10
2 .世界の戦争・紛争・内戦につい
て調べたことを班で発表し合う。
〈発表のルール説明〉
①グループごとに 1 人ずつ発表
する。
・ 4 ~ 5 人の班にまとまって調べたことを順番に発
表させる。
・全員が発表し終わったら、再度回し読みさせ、
「な
るほど」と思ったところに「なるほどマーク」を
記入させる。
②全員が発表終わったら、回し読み
をして、「なるほど」と思うとこ
ろに「なるほどマーク」を書く。
③10分間で終了。
― 63 ―
小 学 校
第1次
学習活動(○)
指導上の留意点(・)
笹原 寛
過程
学習活動
・指導上の留意点
時間
○発問と指示 ・児童の反応
観点 評価規準(方法)
15
3 .グループごとに戦争について、 ・ワークショップの説明を行う。
ワークショップ形式で話し合う。
〈ワークショップの説明〉
①一人一人が観点について考えを持
つ(付箋に書き込む)
。
②観点ごとに自分の考えを発表し合
う。グループごとに 1 枚の用紙を
配付して、それに自分の付箋を張
り付けていく。
・早く終わった班は、発表の練習をする。
〈話し合う観点〉
◎戦 争 や 紛 争・ 内 戦 は ど ん な 原 因 で 起 き る と 思
うか?
◎ど んな人が犠牲になるか?またはどんなことをさ
れると思うか?
◎戦 争などの争いごとが無くなるためにどうすれば
よいと思うか?
③同じ考えの物同士をまとめる。
10
4 .グループごとに発表する。
・各班から出てきたことについて板書する。
5
5 .教師の話を聞く。
・戦争を体験した人の話を聞いて、戦争のない日本
①ルワンダの悲劇を体験したカガボ
さんの話をする。
②ノーベル平和賞を受賞したマラ
ラ・ユスフザイさんのことについ
て知る。
が平和なのか、世界中では戦争によって苦しむ
人々がいることについて気づかせる。
・時間がない場合には、マララさんの話は短めに説
明して終わる。
※時間があれば、ノートに感想を書かせる。平和に
ついての意見文を書くことを伝える。
3
6 .本時の感想を書く。
〈発表の様子〉
〈戦争・紛争の調べ学習のまとめ〉
〈ワークショップの様子〉
〈グループでのワークショップのワークシート〉
― 64 ―
笹原 寛
〈授業を振り返って〉
・単元の導入で、単元教材の「平和のとりでを築く」で日本の原爆のことと担任のルワンダ海外
のことによって子どもたちが世界へと目を向け、世界の戦争・紛争から平和について考えた
い、調べたいという意欲につながった。
・意見文づくりでは、調べ学習で得たことやワークショップでの友達の意見交流、教師の講話か
ら得た情報を取り入れて書く様子が見られた。
より説得力のある文章を書くことが出来ていた。
特にワークショップで友達と観点について考えを出し合うことで争いごとが起きる理由などの
考えをより深め合うことができた。
……………………………………………………………………………………………………………………
③「ルワンダ人留学生をおもてなししよう」
【総合的な学習の時間 7 時間】
────────────────────────────────────────────
……………………………………………………………………………………………………………………
子ども達は、これまでルワンダのことについて学習を進めてきて、さらに学習を深めたいとい
う気持ちとルワンダ人と交流したいという 2 つの願いを持つようになってきた。山形大学農学部
(鶴岡市)に 4 人のルワンダ人が在籍している。
そこで、この留学生を本校に招き、子ども達と交流することはできないかと考えた。JICA 東
北にご協力をいただき、11月下旬に招待することとなった。
〈ねらい〉
・ルワンダについて学習し、さらに詳しく調べたいことをテーマ別に分かれて調べ学習を行い、
仲間とともに課題を解決し、まとめたものを発表し、学習を深める。
・歌やゲームを通してルワンダ人と交流し、国際的な視野を広げる。
〈授業展開〉
おもてなし会の準備を進めるグループ 5 時間
テーマごとの課題を解決するグループ 5 時間
①ルワンダ人を喜ばせるためにはどんなことが
①ルワンダのどんなことに興味や疑問を持った
かを話し合う。
できるだろうか、考える。
②司会、ゲーム、歌、あいさつ、飾りつけの役
割に分かれて、準備を進める。
③おもてなし会のリハーサルを行う。
②「教育」
「料理」
「言語」
「産業」
「音楽・ダンス」
のテーマに分かれて、調べ学習を行う。
③ルワンダ人の方にきいてもらうために、おも
てなし会に向けてまとめる。
④発表するために練習をする。
ルワンダ人留学生をおもてなししよう( 2 時間)
― 65 ―
小 学 校
研修での経験を取り上げたことで、戦争や紛争についてより身近に感じさせたように思う。そ
笹原 寛
次
1 .留学生入場
活動内容
・ルワンダ人への敬意と感謝を表すこと、雰囲気を高めるために、ルワ
ンダ国歌に乗って入場させた。
2 .開会のあいさつ
3 .歓迎の言葉
4 .自己紹介
・カゲンザさん(男性)とパメラさん(女性)から一言ずつあいさつを
頂いた。
【カゲンザさん】
5 .ルワンダについての
【パメラさん】
・
「料理」
「産業」
「音楽とダンス」
「言語」
「教育」の順番に発表を行う。
発表
〈料理について〉
C 1 :ルワンダレストランへようこそ!
C 2 :すみません。初めて来たんですけれど、このメニューに載ってい
るアガトゴって料理は何ですか?
C 3 :アガトゴですね。少々お待ちください。アガトゴという料理は…
(模造紙にまとめたことを発表する)
。
レストランを想定して寸劇風に自分たちがまとめた料理についてプレ
ゼンテーションを行った。
〈産業について〉
C 1 :ルワンダでは、たくさんのコーヒーが作られているのをみなさん
は知っていますか?お家に帰ったらインスタントコーヒーの表示を確
認してみてください。ルワンダ産と書いてあるかもしれません。
C 2 :ルワンダにはたくさんの国立公園があります。特にマウンテンゴ
リラが有名で、多くの人がゴリラを見るツアーに参加するそうです。
でも、約10万円もかかるそうです。お金が貯まったらぜひ参加してみ
てください。
― 66 ―
笹原 寛
次
活動内容
「お茶」「コーヒー」
「ネリカ米」
「国立公園」の 4 つの観点から調べ、
〈音楽とダンス〉
C 1 :ルワンダンミュージックはリズム
が速いのが特徴です。
C 2 :特に重要な楽器がジャンベ・ジェ
ンベという太鼓です。このように足に
太鼓を挟んでリズムよく手の平で叩き
ます。
C 1 :ルワンダの人たちは、音楽さえあ
れば、どこでもダンスを踊ることがで
きます。
太鼓の代わりに丸椅子を太鼓に見立てて、叩く様子を実演しながらプ
レゼンテーションを行いました。
〈言語について〉
C 1 :キニアルワンダ語を使って、僕たちで会話をしてみたいと思い
ます。
C 2 :アマクルー
(元気?)
C 3 :ニメーザ(はい、元気です。
)
C 2 :ウィトワンデ?
(あなたの名前は?)
C 3 :ニトワ○○(私の名前は○○です。
)
C 2 ・ 3 :ムラコゼ(ありがとう)
〈教育について〉
C 1 :僕たちは、都市部と地方部の教育の違いについて調べました。
C 2 :都市部の裕福な家庭は、ボーディングスクールという私立の教育
施設が整った学校に行くことができますが、地方の子ども達は、午前
中に学校に行って、午後は水を汲みにいくような家族の仕事をし
ます。
C 3 :2008年から小学校 4 年生以上は全て英語での授業を行います。た
だ、地方部では英語を話せる教師が少なく、他の国から英語教師を呼
ばなくてはならない状況です。英語が話せる教師を育成することも課
題となっています。
6 .ゲームとクイズ
「ゾンビがきたぞ~」というゲームを行った。簡単に言えば、目隠し
鬼ごっこのことである。カゲンザさんもパメラさんも鬼になり、全員で
楽しく活動することができました。この遊びはルワンダの子ども達に
とって普段から遊んでいる遊びだと二人から話されました。子ども達も
まさか自分たちが考えた遊びがそんな風につながるとは予想だにしてい
ませんでした。
― 67 ―
小 学 校
発表しました。
笹原 寛
次
活動内容
日本で流行している歌でもあり、テーマソングとしているセカイノオ
ワリ「RPG」を全員で熱唱しました。途中カゲンザさんとパメラさんも
ダンスをして盛り上がりました。
子ども達が
の使い方を教えてあげながら、日本の小学校の給食を一
緒に食べました。日本の子ども達はどの学校でもおいしい給食を食べる
ことができて羨ましいと話してくれました。
Ⅳ
実践の成果
私がこの研修に参加し、研修で得てきたことを子ども達に伝えることで、ルワンダという国
を知ってもらえる良い機会となった。それは、子ども達だけでなく、家庭にまで広がり、今で
も保護者の方とはルワンダの話で盛り上がっている。そして、何よりも子ども達の感想で多
かったのが、「世界には自分の知らないことがたくさんあり、将来、私も色々な世界に行って
たくさんのことを知りたい。日本では、今平和で暮らしているが大変な思いをしながら生活す
る人たちがいる。」という意見が多くあった。今回、日本の原爆とルワンダの悲劇から世界の
― 68 ―
笹原 寛
戦争・紛争に目を向けさせ、平和について考えることができたということも、子ども達の世界
を見る目が変わってきた理由の一つだと考える。こうして、子ども達の視野を広げることがで
ンダの授業実践を積み上げていきたい。
Ⅴ
課 題
ルワンダの授業を実践する上で、やはりルワンダの悲劇を授業で取り組みたいと考えた。た
だし、悲惨な出来事を授業者がどのように捉え、それを教材に結び付けていくかが非常に難し
いと感じた。今回は、日本原爆とルワンダの悲劇から世界の戦争・紛争に結び付け、ワーク
ショップを通して、平和について考えさせた。ワークショップを通して、戦争の悲惨さを考え
る上では、有効な手段だったがそれから平和について考えるということにうまく結びつけられ
ず、子ども達の思考も悲惨さだけに留まってしまっていた。戦争から平和につなげ方をワーク
ショップのみならず様々な手法を用いて展開できるようにしていきたい。
関連する学習指導要領の内容と文言
〈小学校総合的な学習の時間〉
第 4 章 第 2 節(7)国際理解に関する学習を行う際には、問題の解決や探究活動に取り組むこ
とを通して、諸外国の生活や文化などを体験したり、調査したりするなどの学習が行われるよ
うにすること。
〈小学校国語〉
第 5 学年及び第 6 学年 A 話すこと・聞くこと
(1)目的や意図に応じ,考えたことや伝えたいことなどについて,的確に話す能力,相手の意図
をつかみながら聞く能力を身につけるとともに,適切に話したり聞いたりしようとする態度を
育てる。
指導事項より
(1)エ 話し手の意図をとらえながら聞き,自分の意見と比べるなどして考えをまとめる
こと。
言語活動例より
(2)イ 調べたことやまとめたことについて,討論などをすること。
●出典・参考図書
・「ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。: マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える」
著者 石井光太 2013年11月23日 ポプラ社
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小 学 校
きたということが最大の成果ではないだろうか。これで終わらずに今後もさらに改善してルワ
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