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日本再創造 - プラチナ社会研究会

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日本再創造 - プラチナ社会研究会
味の素株式会社 講演会
2012年1月12日(木曜日)
日本再創造
-国家ビジョンとプラチナ構想-
小宮山 宏
三菱総合研究所 理事長
東京大学 総長顧問
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
講演の内容
Ⅰ 基本的な考え方
世界と日本の歴史
Ⅱ 21世紀の構造変化
代表的な6つの視点
(知識の爆発、人工物の飽和、グリーン、シルバー、
アジア、小さくなる世界・ウエブ社会)
Ⅲ 日本の選択
ビジョンとしてのプラチナ社会、
運動論としてのプラチナ構想ネットワーク
Ⅳ 日本の戦略
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
21世紀のパラダイムシフト
爆発する知識
2000
1900
O2
Sunlight
CO2
Chlorophyll
H2O
H2O
Carbohydrate
CO2
光合成
高齢化する社会
有限の地球
20th
Century
21st
Century
3
無限の地球
•気候変動
•資源枯渇
•汚染
•食糧・水…
1950
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
2000
2050
•長寿
•少子化
•医療進歩
•社会の安全性
•ワークシェア
•バリアフリー…
変化の視点1:知識と社会の難しい関係
知 識
社 会
Ⓒ小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
変化の視点2(1):人工物は飽和する
事例:世界各国の四輪乗用車保有台数(2007年)
日本
アメリカ
イギリス
フランス
ドイツ
中国
インド
保有台数(百万台)
58
138
31
31
41
32
13
人口あたり保有台数(台)
0.45
0.45
0.51
0.50
0.49
0.02
0.01
資料:社団法人自動車工業会、総務省統計局
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
変化の視点2(2)中国もまもなく飽和する
人口一人当たりセメント生産量
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
セメント生産量:国連統計年鑑
人口:UNSD Demographic Statistics、
および国連統計年鑑より
変化の視点3(1):グリーン化の大きな余地
0.2

米欧の自動車

日本の自動車
燃料消費量 [L/km]
0.15
0.1
0.05
ハイブリッド
原点
電気自動車・燃料電池車
0
0
500
1000
Data Source:Yahoo! Japan Autos
1500
車体重量 [kg]
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
2000
2500
出所:「課題先進国日本」P24
3000
人工物の飽和×エネルギー効率
金属リサイクルは省エネルギーになる
還元と融解のエネルギーの比
鉄
27倍
アルミニウム
83倍
貧鉱化と都市鉱山
南ア鉱山対携帯
50倍
2050年、総体としてエネルギー効率3倍が妥当
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
変化の視点3(2):自然エネルギーの可能性
Geothermal 3.7%
Wind 1.2%
Solar ,Tide 0.8%
17.6%
76.7%
(出典)IEA STATICS “Renewables Information2010 (世界)”
太陽光、風力、地熱、バイオマス、水力・・・眠るポテンシャル
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
9
変化の視点4:長寿化する人類
(資料)社会実情データ図録(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1615.html)
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
変化の視点4(1):高齢化する日本、世界
40
35
30
Japan
China
25
Indonesia
Philippines
20
Australia
15
Malaysia
Republic of Korea
10
Singapore
Thailand
5
1950
1955
1960
1965
1970
1975
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
2015
2020
2025
2030
2035
2040
2045
2050
0
日本に続きシンガポール・韓国が急速に高齢化、それに続く中国等
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
11
変化の視点4(2):増える健康人口、割合
【年代別―75歳以上】
3000 万人
万人
【年代別―65歳以上】
1400 入院総数
入院総数
1200 外来総数
2500 外来総数
要支援+要介護
要支援+要介護
1000 健康人口
健康人口
2000 800 69.6%
1500 53.5%
600 1000 400 200 500 0 0 1980 1984 1987 1990 1993 1996 1999 2002 1980 1984 1987 1990 1993 1996 1999 2002 2005
2005
2008 2008 (定義)当該年齢層の「全人口」―(入院+外来+要支援・介護)=「健康人口 」(2002年以降)
(出典)東京大学政策ビジョン研究センター作成、2001年以前は要介護・支援のデータ無し
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
変化の視点5(1):アジア諸国等の台頭
日米中の名目GDP比較(左はドルベース、右は指数比較)
○2008年の名目GDPは、1990年比で日本1.2倍、米国2.5倍、中国16.1倍の伸び。
(10億ドル)
(指数、1990年=1.0)
米国
日本
中国
(出所)World Bank 市場交換レート(2000年基準、1ドル=107.77円=8.28元)。
(出所)IMF World Economic Outlook (注)現地通貨建て名目GDPベース。
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
13
変化の視点6:どんどんつながる世界
<太陽電池の研究協力マップ>
アジア
欧州
北米
南米
アフリカ
オセアニア
(提供)東京大学 坂田・梶川研究室
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日本の選択
「課題解決先進国」
世界第2位の経済大国に代わる国のイメージ
「プラチナ社会」
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
日本は公害を克服した
現在
1967年の隅田川
環境省 図で見る環境白書 昭和57年
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/zu/eav11/eav110000000000.html
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
東京屋形船案内
http://www.t-yakata.com/tyh_dkship.htm
北九州市の公害克服
出所:「課題先進国日本」P27(北九州市提供)
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
エネルギー危機を効率化で克服した
省エネは改修できる投資
6,000
トン当たりの消費
(MJ/t)
US
5,000
4,000
Denmark
Belgium
France
Sweden
3,000
Japan
2,000
理論値
1,000
0
1960
1970
1980
年
Source: Japan Cement Association
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
1990
出所:「課題先進国日本」P114
日本の歴史的位置づけと世界の課題
明治維新
欧米(工業)と日本(文化)の異なる進歩(江戸時代)
高度経済成長 (1868~)
公害の克服 (1960~)
エネルギー危機の克服(1970~)
長寿社会の実現 (1970~)
2000
知識の爆発
地球規模問題
高齢化問題
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
「解決力を持つ課題先進国」日本のビジョン
20世紀先進国でモノが満ち
21世紀前半に世界に行き渡る
その時私たちは何を欲するか
それを実現する社会をプラチナ社会と定義する
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ条件(1):公害克服
1950年代の四日市
現在
ⒸYokkaichi City
http://www.city.yokkaichi.mie.jp
/kankyo/kogai.htm
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ条件(2):エネルギー自給
人工物は飽和し、エネルギー効率は上がる
100
省エネによる
エネルギー減
90
80
70
60
50
40
32/45 = 0.7
30
20
新エネ(太陽光・風力
10
0
地熱・バイオマス・水力)
18%
2008年
2020年
2030年
国産エ ネルギ ー
2040年
32%
2050年
輸入エ ネルギ ー
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
Ⓒ小宮山 宏
ものづくり
「日本は乾いた雑巾」は誤り
ものづくり
オフィス
ものづくり
日々のくらし
日々のくらし
家 庭
輸送
「高効率製品を市場展開、日々のくらしで削減」
Ⓒ小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
冷暖房エネルギーは10分の1に
家の断熱:規制が「緩い、遅い、300m2以上?」
焚き火
あばらや
寺の本堂
住宅
エコハウス
理想
0
1
5
30
100
∞
エアコン:将来予測は「現実:理論:技術」で行う
1990以前
1997
2004
3
4
5
2006 2010
6
7
ビジョン2050
理論
12
43
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
給湯エネルギー8割減
ヒートポンプ
電気×4= 200%
瞬間湯沸かし器
蓄熱型
燃料電池
80%
40%
45% + 40%
給湯エネルギー ゼロ
日本発巨大な新市場の創出
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
21世紀林業の創生
林業が成立すれば莫大なバイオマスエネルギー発生
大規模化
機械化
サプライチェーンの構築
「鶏と卵を同時に」が鍵
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
文責:小宮山 宏
世界3位の地熱エネルギー
国立公園に地熱発電所を作れ
日本の誇る技術とアーキテクトの共同作業
法律は人のために人が作ったのだろう
東北がチャンスだ
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ条件(3):一次資源の自給
2050年「資源自給国家日本」
エネルギー
70%
鉱物資源
食料
70%
70%
木材資源
100%
水
100%
「資源の輸入国」から「21世紀のモデル」へ
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ条件(4.1):高齢化問題の解決
科学は加齢を解明しつつある
幸せな加齢の5条件
Nutrition
Exercise
Interaction
Openness to new concepts
Positive thinking
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ条件(4.2):健康寿命延伸イノベーション
~個人の幸せと社会負担の軽減の両立~
男性
自立
健康維持
手段的日常
生活動作に
援助が必要
(11%)
徐々に健康悪化
比較的若くに悪化
(70%)
(19%)
基本的&手
段的日常生
活動作に援
助が必要
死亡
年齢
出典)
秋山弘子
長寿時代の科学と社会の構想 『科学』 岩波書店, 2010
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ条件(4.3):高齢者の社会参加
体力は落ちるが知力は増す高齢者
55
50
能力点
45
日常問題解決能力
ボキャブラリー
短期記憶力
40
20
30
40
50
60
70
年齢
Source)Cornelius and Caspi(1987, p150)
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ社会の必要条件
エコロジカルで
老若男女が参加し
人が成長し続け
雇用がある社会
社会実験でつくる21世紀のモデル
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
国家モデルの転換が必要
「坂の上の雲」の時代:途上国モデル→所得倍増計画
国が主導して、産業を導入すれば、
GDPが増えて、市民の暮らしがよくなる
「雲に入ったら霧」:先進国モデル:→プラチナ構想
市民主導で、暮らしをよくしようとすれば、
新産業が興り、GDPが増え国も強くなる
プラチナ構想ネットワークがスタート!
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ構想ネットワーク
自治体会員 入会状況<2011年12月2日現在>
<自治体会員>104名
・都道府県:28
・市町村:76(うち政令市:11)
・人口カバー率:63.2%
(80,346千人/127,058千人)
<企業会員>63名
<特別会員>36名
東京23区
知事が入会の都道府県
市町村長のみ入会の都道府県
Ⓒ小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ構想ネットワーク
自治体会員 入会状況<2011年12月2日現在>
1
札幌市
21
栃木県
41
川崎市
61
岐阜県
81
海士町
101
熊本県
2
留萌市
22
宇都宮市
42
藤沢市
62
飛騨市
82
山口県
102
五ヶ瀬町
3
滝川市
23
埼玉県
43
鎌倉市
63
菰野町
83
香川県
103
都城市
4
稚内市
24
さいたま市
44
横須賀市
64
玉城町
84
徳島県
104
鹿児島市
5
下川町
25
戸田市
45
新潟県
65
京都府
85
徳島市
105
6
大樹町
26
本庄市
46
新潟市
66
京都市
86
上勝町
7
青森県
27
江戸川区
47
佐渡市
67
京丹後市
87
神山町
8
青森市
28
中野区
48
内灘町
68
生駒市
88
高知県
9
秋田県
29
文京区
49
富山県
69
堺市
89
高知市
10
大潟村
30
葛飾区
50
富山市
70
和歌山県
90
梼原町
11
遠野市
31
新宿区
51
高岡市
71
兵庫県
91
福岡県
12
宮城県
32
荒川区
52
福井県
72
神戸市
92
福岡市
13
栗原市
33
渋谷区
53
長野県
73
洲本市
93
北九州市
14
山形県
34
台東区
54
飯田市
74
加西市
94
大分県
15
会津若松市
35
目黒区
55
松本市
75
岡山県
95
大分市
16
茨城県
36
大田区
56
北杜市
76
広島県
96
長崎市
17
笠間市
37
板橋区
57
道志村
77
鳥取県
97
佐世保市
18
つくば市
38
柏市
58
浜松市
78
米子市
98
壱岐市
19
取手市
39
神奈川県
59
愛知県
79
出雲市
99
佐賀県
20
日立市
40
横浜市
60
豊田市
80
雲南市
100
多久市
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ構想ネットワーク
企業会員 入会状況<2011年12月2日現在>
1
アークイノベーション
22
住友化学
43
東日本旅客鉄道
64
2
アクセンチュア
23
積水ハウス
44
日の丸自動車
65
3
旭化成
24
第一生命
45
フクビ化学
66
4
旭硝子
25
タカギ
46
富士フィルムホールディングス
67
5
味の素
26
武田薬品
47
北都銀行
68
6
アメリカンファミリー生命保険
27
中外製薬
48
北陸電力
69
7
イトーキ
28
中部電力
49
三井住友銀行
70
8
大分銀行
29
千代田化工建設
50
三井物産
9
大阪ガス
30
東京エレクトロン
51
三井不動産
10
岡村製作所
31
東京ガス
52
三菱ケミカルホールディングス
11
鹿島建設
32
東京急行電鉄
53
三菱商事
12
カネカ
33
東京電力
54
三菱地所
13
関西電力
34
東芝
55
三菱重工業
14
九州電力
35
東レ
56
三菱総合研究所
15
きんざい
36
戸田建設
57
三菱東京UFJ銀行
16
国際航業
37
トヨタ自動車
58
ヤマトホールディングス
17
小松製作所
38
ナガセ
59
横浜銀行
18
四国電力
39
名古屋木材
60
リクルート
19
清水建設
40
日建設計
61
リコー
20
JXホールディングス
41
日本電信電話
62
LIXIL
21
信越化学工業
42
パナソニック
63
ローソン
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
※五十音順
2010年12月22日 プラチナ構想ネットワーク・第1回シンポジウムにて
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
ネットワークオブネットワークス
ー自律分散協調系へのキーコンセプトー
北九州市 横浜市
秋田県
茨城県
柏市
青森県・青森市
都市のネットワーク
長崎市
宮城県
アジア低炭素化
秋田県立大学
センター
弘前大学・北日本
新エネルギー研
究センター
MRIプラチナ
社会研究会 長崎大学
荒川区
富山市
茨城大学
東京大学
ICAS
柏キャンパス
大学のネットワーク
SSC
FDC
FC
姉妹都市のネットワーク
Ⓒ小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
「環境未来都市」の選定都市
被災地以外(5地域)
☆北海道下川町
☆千葉県柏市、東京大学、千葉大学、
三井不動産株式会社、スマートシティ企画
株式会社、柏の葉アーバンデザインセンター、
TXアントレプレナーパートバーズ
☆神奈川県横浜市
☆富山県富山市
☆福岡県北九州市
被災地(6地域)
☆岩手県大船渡市、陸前高田市、
住田町、一般社団法人東日本未来都市
研究会
☆岩手県釜石市
☆宮城県岩沼市
☆宮城県東松島市
☆福島県南相馬市
☆福島県新地町
資料:内閣官房地域活性化統合事務局
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
「国際戦略総合特区」(第一次指定対象区域)
地方公共団体の名称
国際戦略総合特別区域の名称
○北海道、札幌市、函館市、帯広市及び江別市
並びに 北海道河東郡音更町、士幌町、上士幌町
及び鹿追町、上川郡新得町及び清水町、
河西郡芽室町中札内村及び更別村、広尾郡大樹町
広尾町、中川郡幕別町、池田町、豊頃町及び本別町、足
寄郡足寄町及び陸別町並びに十勝郡浦幌町
○北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区
○茨城県及びつくば市
○つくば国際戦略総合特区~つくばにおける科学技術
の集積を活用したライフイノベーション・グリーンイノベ
ーションの推進~
○東京都
○アジアヘッドクォーター特区
○神奈川県、横浜市及び川崎市
○京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区
○岐阜県、各務原市、愛知県、名古屋市、半田市、
春日井市、常滑市、小牧市及び弥富市並びに
愛知県西春日井郡豊山町及び海部郡飛島村
○アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区
○京都府、京都市、大阪府、大阪市、兵庫県及び
神戸市
○関西イノベーション国際戦略総合特区
○福岡県、北九州市及び福岡市
○グリーンアジア国際戦略総合特区
資料:内閣官房地域活性化統合事務局
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
「地域活性化総合特区」 (第一次指定対象区域)
地方公共団体の名称
地域活性化総合特区の名称
地方公共団体の名称
地域活性化総合特区の名称
札幌市
札幌コンテンツ特区
京都府及び京都市
京都市地域活性化総合特区
北海道下川町
森林産業総合特区
大阪府及び泉佐野市
国際医療交流の拠点づくり
「りんくうタウン・泉佐野市域」
地域活性化総合特区
秋田県
レアメタル等リサイクル資源特区
兵庫県、洲本市他
あわじ環境未来島特区
栃木県
栃木発再生可能エネルギービジネ
スモデル創造特区
和歌山県
和歌山県「高野・熊野」文化・地域振
興特区
群馬県
畜産バイオマスの高効率エネルギ
ー利用、炭化・灰化利用による環境
調和型畜産振興特区
島根県益田地区広域市町
村圏事務組合
「森里海連関 高津川流域ふるさと
構想」特区
さいたま市
次世代自動車・スマートエネルギー
特区
雲南市
たたらの里山再生特区
柏市
柏の葉キャンパス「公民学連携によ
る自律した都市経営」特区
岡山県
ハイパー&グリーンイノベーション水
島コンビナート総合特区
長岡市
持続可能な中山間地域を目指す自
立的地域コミュニティ創造特区
広島県
環境観光モデル都市づくり推進特区
伊達市、新潟市他
健幸長寿社会を創造するスマートウ
エルネスシティ総合特区
広島県
尾道地域医療連携推進特区
富山県
とやま地域共生型福祉推進特区
山口県、光市、柳井市ほ
か
次世代型農業生産構造確立特区
静岡県
ふじのくに先端医療総合特区
香川県
かがわ医療福祉総合特区
浜松市
未来創造「新・ものづくり」特区
西条市
西条農業革新都市総合特区
豊田市
次世代エネルギー・モビリティ特区
大分県、宮崎県
東九州メディカルバレー構想特区
資料:内閣官房地域活性化統合事務局
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
「世界健康首都宣言」(松本市)
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
資料:三菱総合研究所
資料:プラチナ構想ネットワーク
国内多数事例の構造化で見えてくる:林業の例
北海道下川町:国有林との一体運用による大規模化
山形県最上町:中長期計画に基づく計画的伐採
高知県梼原町:廃材などバイオマス利用による自立
岡山県西粟倉町:林業の株式会社化
大分県:内装材に特化した企業の業績向上
多数自治体にバイオマスボイラー
パッチワークと補助金垂れ流しの構造
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
文責:小宮山 宏
木材の自給率(国際比較)
資料:林野庁「平成13年度森林・林業白書」
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi
Komiyama)
木材供給量(用材)と自給率の推移
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
資料:林野庁「木材需給表」
中期的計画
現在実施中の間伐実施中の林班・今後5年間以内で実施する林班・
今後5年以降計画の林班を中期計画区域として計画の範囲とした。
現在実施中
今後5年間計画
今後5年以降計画
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
資料:山形県最上町
地域のベストプラクティス(味の素×やねだん×加西市)
バランスの良いエサ:「桶の理論」
ロイシン
トリプトファン
リジン
スレオニン
メチオニン+システィン
バリン
フェニルアラニン
+ チロシ
イソロイシン
ロイシン
トリプトファン
リジン
スレオニン
メチオニン+システィン
バリン
フェニルアラニン
+ チロシ
イソロイシン
 「大豆粕は、リジンとともに動物の成長に“ムダ”なアミノ酸も与えてしまう。」
→ 分解され尿へ
 「飼料用リジンを使えば、より多くの水が汲める(=動物の成長が高まる)。
同時に、“ムダ”なアミノ酸も減らせる。」
資料:味の素(プラチナスクール講義資料)
資料:やねだん(プラチナスクール講義資料)
環境に配慮した畜産起業(加西市)
-畜産農家の作業環境の改善-
• 飼料配合設計のノウハウを蓄積し、畜産業に
関わる要素技術の開発に取り組む。
ハードとソフトの複合システムの構築
作業環境の改善
独自飼料の添加剤
「kasai(略称)」
臭気の抑制
ナノバブル水
消臭、殺菌
新規の起業
糞尿の搬出システム
臭気の抑制
燃料化
市内若者の雇用
豚肉の食味評価尺度
新規の商流
企業の誘致
ブランド化
資料:プラチナスクール(加西市発表資料)
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教育支援の取り組み例
• 雲南市:学校教育現場における市職員の活用
(
教育支援コーディネーター制度へ発展)
• 五ヶ瀬町:複数の市町村の教師と子供たちによる「まち
づくりワーキング」を形成
• デジタル教科書教材協議会:教育のデジタル化を推進
。全国の先生等が意見交換を行うためのサイト「TEC(
Teachers’ Educational Community )」の立ち上げ 等
• 大学発教育支援コンソーシアム、産学フォーラム等との
連携
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復旧のみでは復興しない:進む高齢化
過去の全村避難時には、
高齢化率が40%前後まで上昇
30年後の日本の姿が出現
2004年10月「新潟中越地震」
2000年8月噴火に伴う全島避難
※国勢調査、住民基本台帳より
東京大学 政策ビジョン研究センター作成
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東北復興を日本再生の嚆矢に
~プラチナ社会をつくる~
存在していた問題を見える化した
心を合わせる場を提供した
既存インフラゼロからの出発
既存の制度制約からの自由
ゴールドイノベーション・グリーンイノベーション・ラ
イフイノベーション・最先端の農林水産業・ ・・・・・・
・・
• 民力で始動するプラチナイノベーション
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文責 小宮山 宏
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ご清聴ありがとうございました
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