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プラチナ社会とオープンデータ - プラチナ社会研究会

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プラチナ社会とオープンデータ - プラチナ社会研究会
オープンデータシンポジウム講演
2012年12月10日(月曜日)
プラチナ社会とオープンデータ
- 日本再発見・再創造に向けて 小宮山 宏
オープンデータ流通推進コンソーシアム会長
プラチナ構想ネットワーク会長
三菱総合研究所理事長
東京大学総長顧問
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
1
産業経済活動の歴史
世界の1人当たりGDPを基準とした「主要国の1人当たりGDP」の推移
5.0
プラチナ革命
4.5
一人当たりGDP
4.0
情報革命
3.5
農業革命
3.0
産業革命
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
1000
イタリア
1200
フランス
1400
イギリス
1600
ドイツ
アメリカ
1800
日本
2000
中国
インド
資料:Angus Maddison:Statistics on World Population, GDP and Per Capita GDP, 1-2008 AD
The Conference Board Total Economy Database™, January 2012, http://www.conference-board.org/data/economydatabase/
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
2
長寿化する人類
(資料)社会実情データ図録(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1615.html)
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
日本の歴史的偉業
江戸の鎖国
世界で先進国の一つだった
欧米(工業)と日本(文化)の異なる進歩
明治維新
高度経済成長 (1868~)
公害の克服 (1960~)
エネルギー危機の克服(1970~)
長寿社会の実現 (1970~)
2000
知識の爆発
地球規模問題
高齢化問題
これからは市民が主体となって進む!
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
21世紀のビジョン「プラチナ社会」
有限の地球の中で文明が進展した結果
先進国で衣食住移動情報を一般市民が手にし
21世紀前半に世界に行き渡る
モノが行き渡ったときに私たちは何を欲するか
それを実現する社会をプラチナ社会と定義する
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ社会の必要条件
エコロジー(公害克服、生物多様性、地球環境)
資源の心配がない(省・新エネ、一次産業、循環型)
老若男女が参加し(生涯成長、複数機会)
心もモノも豊かで(文化、芸術、文明、GDP)
雇用がある社会(イノベーションによる新産業)
「限界を超える成長」は「モノも心も」
文責 小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
ICTはプラチナ革命を牽引する
サービス
提供労力
データ保持
・加工労力
労力を創造性へ
新たな産業の
イノベーション
インターネット
の普及
機器の価格低下
・性能向上、
クラウド化
サービス
提供労力
データ保持
・加工労力
データ入手
・流通労力
データ入手
・流通労力
※
これまで
現在
オープンデータ
の推進
サービス
提供労力
データ保持
・加工労力
データ入手
・流通労力
今後
※データ入手・流通労力の例
・「データが公開されておらず自ら調査しないといけない」「紙やPDFで提供されており入力が必要」「データの所在や形式がばらばらで収
集に時間がかかる」「情報公開請求や購入申込みが必要で時間や費用がかかる」など。
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
7
「プラチナ社会」を支える技術
環境・エネルギー・資源
社会活動データのオープン化
(エネルギー・商品・廃棄物など)
個別最適から全体最適化へ
多くの要素技術を最適に組み合わせて、
快適な空間を最小のコストで実現
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
活力ある長寿社会
~個人の幸せと社会負担の軽減の両立~
自立
健康維持
(11%)
手段的日常
生活動作に
援助が必要
比較的若くに悪化
(19%)
徐々に健康悪化
(70%)
基本的&手
段的日常生
活動作に援
助が必要
死亡
年齢
出典)
秋山弘子
長寿時代の科学と社会の構想 『科学』 岩波書店, 2010
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ社会の必要条件
長寿社会支援ロボット
幸せな加齢の5条件
・栄養
・運動
・人との交流
・新概念への柔軟性
・前向き思考
ロボットスーツHAL(下肢タイプ 福祉用)
CYBERDYNE 製(日本)
写真資料:三菱総合研究所
コミュニケーションロボット「ジラフ」
ロボットダレン製(スウェーデン)
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
プラチナ社会の必要条件
医療から健康へ、治療から未病へ
わが国の重症糖尿病の医療機関受診状況
糖尿病
重症度
N=35780人中の237人が該当
外来受診あり
円のサイズは医療費
外来受診なし
学会の
重症基準
35
55
75
年齢
出典:株式会社ミナケア資料より
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
医療×ICT=新健康産業
参加・登録
医療情報
遺伝情報
健康情報
プラチナID
会員制システムで拡大
個別化予防
日本全国のコホート
研究にもとづき解析
個別化医療
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
12
知識と社会の難しい関係
⇒そこにICTのチャンスがある
ICT
知 識
社 会
Ⓒ小宮山 宏
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
13
オープンイノベーション
自律分散協調
オープンナレッジ、オープンイノベーション
新たな産業構造・組織・人材
新産業創造
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
ICT:職業大学ルネッサンス
やる気人材の適用
基礎素材系
職業大学
女性の本格導入
生活資源系
職業大学
熟年の再育成
ケアサービス系
職業大学
アクション
【行動】
プラチナ革命
若手人材の育成
ICT開発実装系
職業大学
知識×事業(ビジネス)
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
15
情報革命がプラチナ革命を牽引する
オープンデータは前提
ご清聴ありがとうございました
Copyright © 小宮山宏( Dr. Hiroshi Komiyama)
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