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資料2-7 (11)(PDF形式:1028KB)

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資料2-7 (11)(PDF形式:1028KB)
地域連携の核としての拠点機能の強化
事業概要
目
的: 研究開発型中小企業の発掘と新たな産学官連携の推進
活動内容: 共同研究のフォローアップにより企業ニーズに対する産総研技術の適用性を再確認
研究者との対話による情報収集→企業訪問調査→連携の模索
活動状況と成果(平成19年度)
対象企業選定:
対象企業選定: 470件
470件
(共同研究実績、紹介等による1008社、1333件中)
(共同研究実績、紹介等による1008社、1333件中)
企業訪問:
企業訪問:
連携達成件数:
連携達成件数:
産業技術指導員9名
(産総研及び企業OBを雇用)
配置全国へ展開中
219件
219件
40件
40件
○共同研究の開始または継続: 31件
※この内、資金提供型は 11件
平成19年度総額
平成19年度総額 46,428千円
○サンプル提供:
4件
○技術研修:
4件
○情報開示:
1件
z企業からの信頼感を高めることに大きく貢献
z企業からの信頼感を高めることに大きく貢献
97
代表的成功事例
(A社課題)
(A社課題) 簡易型医療検査システムの開発
簡易型医療検査システムの開発
(共同研究リストからの企業選定)
(共同研究リストからの企業選定)
⇒
⇒ 企業訪問
企業訪問
⇒
⇒ 研究者面談
研究者面談
⇒
⇒ 共同研究打合せ
共同研究打合せ (成立)
(成立)
(B社課題)
(B社課題) 陽電子消滅法による材料特性評価
陽電子消滅法による材料特性評価
(技術相談からの研究者発掘)
(技術相談からの研究者発掘)
⇒
⇒ 企業訪問と研究者面談
企業訪問と研究者面談
⇒
⇒ 共同研究打合せ
共同研究打合せ (成立)
(成立)
H19年度実績No.223,225
地域の中核拠点としての貢献
−地域の連携拠点としての活動 1−
北海道産学官連携センター
●経済産業局等との連携強化
・産業クラスター計画第Ⅱ期「北海道地域新産業戦略」の推進
・地域コンソーシアム事業と地域資源活用型研究開発事業にアドバイザーを派遣
・北海道庁「北海道科学技術振興指針」のライフWGに委員を派遣し、
指針に「完全密閉型植物工場システム等先端バイオ研究施設」の活用の項目を盛り込む(H20年度施行)
●札幌大通サテライトを活用した産学官連携の強化
・プロジェクトの立上げ(有望連携企業等と100回以上の面談)、相談対応:約300件
・北海道・札幌商工会議所・北海道中小企業家同友会等に委員やアドバイザーの派遣
・北海道技術開発支援者データベースの充実(19年度末で約5700)
・研究開発に対する補助制度等の応募月別カレンダー(中小企業等からのニーズが高い)の作成
東北産学官連携センター
●経済産業局等との連携強化
・地域新生コンソーシアム事業、戦略的基盤技術高度化支援事業等を実施
・MEMSパークコンソーシアムに参画、情報交流会を開催
●産技連等を活用した地域産業振興
・産技連東北地域部会の下部に「航空宇宙産業研究会」を設置、航空機関連産業への参入を支援
・グリーンプロセス・インキュベーションコンソーシアム事業(GIC)の展開
全国規模で会員企業約90社、隔月で研究セミナーを開催
・地域コンソ、NEDO等の共同研究プロジェクトの立ち上げ支援(共同研究件数56件)
・第2回ものづくり日本大賞優秀賞を受賞(クレーストを活用したアスベスト代替ガスケット「クリアマテックス」)
98
H19年度実績No.224,225
地域の中核拠点としての貢献
−地域の連携拠点としての活動 2−
関東産学官連携センター
●経済産業局等との連携強化
・産業クラスター地域を重点に、自治体、支援機関と連携し、11件の産業展や産学交流イベントへ出展
(産産連携マッチング2007、あつぎテクノフェスタ2007、ものづくり&福祉交流会 in青梅、テクノトランスファー in かわさき2007、荒川区産業展等)
・板橋区との連携(地域活性化事業では、共同研究1件)
・横浜市を中心に展開中の川上・川下ネットワーク構築事業との連携(1社と共同研究へ向けた事前調整)
●金融機関との連携
・八十二銀行、静岡銀行、常陽銀行の3行と協力協定を締結
顧客企業29社を訪問ほか、産総研のシーズを紹介するシンポジウムを開催
・八十二銀行との協力協定締結記念シンポジウムを長野市で開催
中部産学官連携センター
●経済産業局等との連携強化
・クラスター形成事業に関わる委員会、地方自治体あるいは地域の産業振興機関が主催する委員会に委員を派遣
●活発な情報発信/情報交換
・産業技術総合研究所シーズフォーラム in 福井、産業技術総合研究所技術普及講演会
・「産総研バイオサイエンス研究シーズ発表会」(あいち健康長寿産業クラスター推進協議会と共催)
・産業技術総合研究所中部センター研究発表会を開催
・技術相談:約250件(約30%がオール産総研としての対応)
・秘密保持を原則とする実務者サロンを毎月開催
(産学官連携に関わるコーディネータ等を対象とし、プロジェクト提案や実効的な共同研究の成立を支援)
99
H19年度実績No.224,225
地域の中核拠点としての貢献
−地域の連携拠点としての活動 3−
関西産学官連携センター
●経済産業局等との連携強化
・近畿経済産業局が推進する3つの産業クラスタープロジェクトに委員派遣、企画立案を支援
・近畿経済産業局の兼務、クラスター計画推進機関の委員会活動への参加
「ネオクラスター推進共同体」に「特別アドバイザー(委員委嘱)」を派遣
(情報分野、ものづくり分野等の産業振興に係るコーディネート業務)
●関西産業界との連携
・産総研コンソーシアム(AIST関西懇話会(会員121社))の活動(研究講演会3回及び見学会を開催)
・地域の商工団体や技術開発支援機関、公設研、大学等と連携した研究シーズ発表会(7回)を開催
・関西経済連合会の組込ソフト産業推進会議や大阪商工会議所の創薬マーケットの事業に協力
・メールニュース(関西e-news(平成19年度末、登録2105件))の継続発行(年間36回)
・北大阪や東大阪の企業ネットワークと協力体制(近畿リサーチビジネスコンファレンス)を推進
中国産学官連携センター
●経済産業局等との連携強化
・産総研OBを産学官連携コーディネータとして経済産業局等に派遣
・経済産業局や中経連等と連携してコラボレーション会議を主催
(地域の産業支援機関74機関が取り組むべきアクションプランの推進)
●地域の支援機関等との連携強化
・地域の企業ニーズの発掘を進めるため、中小機構中国支部と連携し、技術相談窓口一本化
・産総研技術セミナーを中国地域で合計9回開催(中国五県の8箇所)
・中国地域産学官連携コラボレーションセンター(産学官連携活動の中核組織)の推進メンバーとして活動
・広島大学との間で包括協定を締結、産総研と大学との間の連携基盤をより一層強化
100
H19年度実績No.224,225
地域の中核拠点としての貢献
−地域の連携拠点としての活動 4−
四国産学官連携センター
●経済産業局等との連携強化
・産業クラスター計画「四国テクノブリッジ計画(ものづくり、健康バイオ分野)」の支援
広域連携体制の構築
第2回四国食品・健康フォーラム(120名)、ものづくり溶接・表面改質フォーラム(第3回80名、第4回80名)を開催
●支援機関等を活用した地域連携
・人材育成を目指し、四国の公設研メンバーよる合同研修会を開催
・四国の6大学との包括連携協定において、協議会を3回開催、提案された新たなプロジェクトが1件採択
・高松の中小機構四国支部に新たにTV会議システムを設置
・愛媛県西条市に設置した技術相談窓口とTV会議システムの活用
・地域の企業のニーズに基づく溶接・表面改質、環境管理技術などのテーマで講演会を開催
九州産学官連携センター
●経済産業局等との連携強化
・環境・リサイクル産業クラスター計画において、自動車・環境関連の産総研セミナーを開催(4件の産総研シーズ紹介)
・半導体産業クラスター計画に関連して、産総研シーズの展開可能性調査および企業ニーズ把握を行う
産学官連携組織「実環境計測・診断システム協議会」の半導体プロセス研究会で研究会・セミナーを2回開催
産学官連携コーディネータ等が九州地域の半導体関連企業(延べ30社)を訪問
JST産学共同シーズイノベーション化(顕在化ステージ)事業1件が採択
・経済局の推進する各種事業に対して、委員を派遣
●活発な情報発信/情報交換
・実環境計測診断協議会を基に、半導体プロセス研究会等を通じて、企業ニーズの把握やプロジェクト提案に努めた
・毎月金曜日に産学官交流研究会を開催(毎回60∼80名の参加者、来年度から中小機構と連携して開催予定)
・産総研テクノショップin九州を開催
・MZプラットフォームは、すでに導入企業2社、会員数48企業と順調に普及
101
H19年度実績No.224,225
地域の中核研究拠点としての貢献
研究成果の移転推進・事業化 − 北海道センター
バイオものづくり における先進的研究成果が、高い評価を獲得、
それらの研究成果を「産総研技術フェア」等により、社会にアピール、
地域を含む産業界への技術移転・産業化を促進
„ 意義
「完全密閉型植物工場による医薬品生産」、「ビタミンD製剤生産コストの大幅削減法の開発」等、 バ
イオものづくり に関する先進技術や研究開発状況の情報を分かり易く伝えることで、バイオテクノロ
ジーの産業化を支援
„ 取組の概要
• 産総研技術フェアin 北海道「北の地に生まれた生物の力によるモノづ
くり」(2008/1/22)を開催し、 ゲノムファクトリー研究部門の研究成果
18件を分かり易く紹介。 (シンポジウム:200名参加、テレビ報道2
回、新聞報道5件)
• 北海道経済連合会に協力し、北海道バイオ工業会セミナー等で、北
海道センターの研究成果を紹介。(バイオ企業関係者約60名参加)
„ 成果
• 「完全密閉型植物工場システム」が2007年度グッドデザイン賞金賞、 「ビ
タミンD製剤生産コストの大幅削減法の開発」が、日本経済新聞第3回技
術トレンド調査、実用性+市場性で第5位にランクされる等、外部からの
高い評価が得られ、北海道地域産業クラスター計画「北海道バイオ産業
成長戦略」、北海道科学技術振興戦略に、これら研究成果の活用による
産業振興政策が盛り込まれた。
102
H19年度実績No.224,225
地域の中核研究拠点としての貢献
コンソーシアム活動を通じて、東北産の粘土原料を用いた非アスベスト
ガスケット「クリアマテックス」の量産体制の確立と販路開拓を支援
■
− 東北センター
ポイント
新規ガスケット導入企業
• 東北産の粘土原料を用い、昨年度開発に成功した非アスベストガスケット
の量産体制の確立と、全国販売網の整備が展開されつつある。
1
1
■
ガスケット販売会社
取組の概要
• 平成19年1月に製品化を行い、コンソーシアム会員企業を中心に石油化
学、電力、自動車関連産業など約40社への販売実績。 平成19年7月に
大阪に専用の製造工場を建設し、本格生産を開始。
• 表面コーティング材である粘土は、東北地域で生産・加工したもの。
• クリアマテックスの導入により、非アスベスト化を達成した事業所が誕生。
• 平成22年を目処に、全国15箇所の供給拠点と全国販売網の整備を展開
中。
■
1
1
石油卸
その他
1
1
2
3
5
2
1
1
1
1
1
1
1
2
3
1
2
3
1
1
6
3
1
1
1
3
1
1
1
1
成 果 (開発する製品の概要)
• 従来の類似品よりも耐熱性、耐久性、耐薬品性に優れ、取扱性についても
アスベスト製品並み。コストは、現行の非アスベスト製品と同等。
• アスベスト製品の約7割の代替が可能。
• 第2回ものづくり日本大賞 製品・技術開発部門優秀賞受賞
103
H19年度実績No.224,225
製造工場の外観
地域の中核研究拠点としての貢献
バイオマス利活用技術を通じて
地域からアジアへの連携拠点化
„
− 中国センター
バイオマス・アジアネットワーク
• 産総研がMOUを締結 (タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、中国等)
• 国別、資源別の賦存量等のデータベースを作成し、研究機関間の分散型ネットワークを構築
→ ASEANバイオマスにおける農商工連携の推進
„
国内における連携
• 広島大学との包括連携協定締結:アジア・バイオマス・センターの実現化
• バイオマス協議会 : 中国センターと中国経産局が主催し企業等32機関が参加
→ バイオマスリファイナリーへ展開を図る。
ネットワーキング
中国経済産業局
クレジット
中国
CDM
ミカ
ル
ズ
フィリピン
ASEAN研究機関
、ケ
ベトナム
マレーシア
生産系バイオマスの
エネルギー・物質変換
自治体
産業クラスター計画
企業
広島大学
(バイオマスPRC)
産総研中国センター
(バイオマスRC)
包括連携協定
液
体
燃
料
タイ
技
術
供
与
、
CO2排出源対策、
ローカルエネルギー供給
農水研究機関
CDM
投
資
森林の育成
バイオマス協議会
日本
(独)酒類総合研究所
バイオマスアジア戦略
インドネシア
104
H19年度実績No.224,225
地域の中核研究拠点としての貢献
プラグインハイブリッド自動車の実用化を目指した
高性能リチウム二次電池の研究プロジェクトを開始
− 関西センター
■ ポイント
• 関西で集積が厚い電池研究のポテンシャルを活かし、産学官が連携
したプロジェクトの中核を担う。シーズ技術を提示するとともに、産学官
で連携した情報発信の場も形成した。
■ 取組の概要
• 「次世代自動車用高性能蓄電システム技術開発」プロジェクト
•
(平成19∼23年度)で、安全性と高容量の両立を目指す。
関西センターでの主な研究開発課題
① 酸化物正極などの新規正極開発
② 合金系などの新規負極開発
③ 不燃性の新規電解質開発
④ 劣化解析・安全性評価技術開発、等
電池の容量が
3倍になれば
4.5kWhの電池を積んで、
一晩の夜間電力で20km
走行できる
• 主な関西地域の参加企業
•
松下電池、GSユアサ、田中化学、第一工業製薬、日本合成化学等
主な関西地域の参加大学
京都大学、三重大学、大阪府立大学、鳥取大学、関西大学等
■ 成 果
• プラスチッククリスタルからなる新規な固体電解質材料の創製に成功。
• リチウム電池正極材料の高容量の謎を解明。
105
H19年度実績No.224,225
プラグインハイブリッド自動車
(石油と電気のバイフューエル車)
地域の中核研究拠点としての貢献
再生医療等のポテンシャルが高い関西地域の医療機関との
連携による医療応用の治療実証成功やiPS細胞技術を開発
− 関西センター
„ ポイント
・従来の細胞工学技術とナノテクノロジー、材料、情報技術を融合させた新しい、「高度医療システムの創出」及び
「健康管理産業の創出」に貢献するための細胞機能計測・操作技術、細胞・組織利用技術に重点化して研究を
行っている。
„ 取組の概要
細胞の設計図の全体像を知るための技術(セルインフォマティクス)、細胞の機能を任意に制御するためのナノバイオ
技術などの開発により、皮膚、骨・軟骨の再生に続く第3世代の再生医療、健康管理産業などの社会貢献として、
1.組織・細胞の機能の再生・代替に関する研究に取組んでいる。
2.細胞機能計測・操作技術の開発に関する研究に取組んでいる。
„ 成 果
・ヒト幹細胞の培養と医療応用として、
→骨・関節治療に加えて心疾患患者の非侵襲的に治療成功
(平成19年度 国立循環器病センターにて8例実施)
間葉系幹細胞
増殖
患者骨髄
カテーテルで注入
・iPS細胞関連技術
→ヒト間葉系幹細胞の遺伝子操作による細胞賦活化に成功
→ナノテクを用いたヒト細胞への遺伝子導入技術の開発
・バイオロボットの開発(神経細胞がロボットを制御)
→人工網膜、運動能力の回復等への応用
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独自のiPS関連細
胞創製に成功
H19年度実績No.224,225
細胞技術を応用した機能代替研究
神経細胞からの指令で動くバイオロボット
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