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大きくなぁれ_KUKKA(2790KB)
倉敷市 連島公民館 ・ 居場所 ・ 親の会 不登校やその傾向にある 「学校に行きたいのに行けない… 最近引きこもり気味…」 日時:毎週金曜日 そんな想いをもった人たちのための 14:00~18:00 フリースペースです。学生ボランティア 場所:倉敷市連島公民館(駐車場 有) と話をしたり、卓球、けん玉、トランプ、 対象:小学生~高校生~卒業後も 公園遊びなど・・・自由に時間を過ごせ 費用:無料 るサポートをしています。 中高生のための居場所 大切にしていること 『どの子にも花を咲かせて欲しい』 一人ひとりが持つその子らしい花に本人も 家族も気づくきっかけを作ってほしい 例会(不定期) 会員相互の親睦をはかる会 KUKKA親の会 研修会(年1回) 日時:毎月第2金曜日 14:00~16:00 場所:倉敷市連島公民館(駐車場 有) 費用:無料 学校に行きたがらない・行けない・・・ 突然の子どもさんの行動にとまどわれる家族の ために、先輩のお母さんたちが、ゆっくりとお 話をうかがったり、不登校関連の情報を共有し ています。 不登校の理解の仕方、関わ り方などを講師の先生をお 招きして実習を交えて学び ます。 交流会(不定期) 料理・スポーツ・野外活動 など。小集団で、安心して 過ごせる時間を提供しま す。 ◆運営団体◆ NPO法人 KUKKA(くっか) ≪相談≫ 電話・メール・面談 代表理事 坂ノ上 順子 ☎ 086-455-4119 090-4147-2695 問合せ 副代表理事 木村 都 ☎ 086-462-8203 090-7371-7004 連絡先 URL http://npokukka.com メール npo_kukka20115@yahoo.co.jp KUKKA −4− 【アクセス】 倉敷市連島公民館 住所:倉敷市連島町西之浦 497-1 ☎:086-448-0655 ○バス:倉敷駅2番乗場 小溝線 3番乗場 吉岡線 「連島」停留所下車徒歩5分 おかやま全県統合型 GIS KUKKAとは? …名前の由来を教えてください NPO 法人KUKKAは、不登校のお子さんとその保護者のための団体です。かつて子ど もが不登校だった母親たちが中心となって立ち上げました。 「KUKKA」はフィンランド語の「花」。どの子にも花を咲かせて欲しいという願いを 込めています。 くらしき こども かあさん KUKKA = 《 KU 》《 K 》《 KA 》 大切な子どもをあいだに 設立したきっかけは何ですか 不登校に悩む子どもたちが、安心して、元気に、いきいきと遊び、学び、自立への道を 見定めることができるように、倉敷市内を中心に活動する団体(親の会やフリースペース など)が協力・連携し、2002年に倉敷不登校ネットワークが設立されました。 2010年、倉敷市民企画提案事業に倉敷不登校ネットワークとして「不登校児童、生 徒とその保護者を支えるための研修講座」で参加しました。その準備の中でもっと身近に、 もう一歩踏み込んだ支援をしたいという思いを強くして、多くの方に賛同頂き、NPO法 人KUKKAは誕生しました。 どのような広報をしていますか パンフレット、ホームページ、イベントの チラシ等です。また、KUKKA通信を年 2 回発行しています。 KUKKA −5− 居場所に来ている人は・・・ 毎回15名くらいの子どもと、保護者7~8名くらいが参加しています。 小学生2~3名、高校生4~5名、中学生が最も多い。 学生ボランティアは年齢が近いこともあり、良き話し相手になってくれて助かっています。 ボランティアが来ていないと、残念がる子どもも多いです。 本人・家族に伝えたいこと・・・ 交流の場では“不登校になっても生きていくことができる”ことを伝えています。苦し んでいる親子がいたら、苦しんでいると言える場でありたいです。親子は、他の親子の話 を聞くうちに状況が見えてくるようになります。 15 人くらいの子どもがあつまると子どもたちから“みんな学校へ行ってないの?”とよ く聞かれます。不登校を隠さなくてもいい安心できる場所であり、みんなオープンです。 それぞれが安心できる居場所があると自信がつき自分から卒業していくことができます。 子どもには生きる力があります。例えば、友達と話す、得意なことを見つける、もっと勉 強したくなるなら学校へ行こうとする、本人の気持ちに本人自身が気づき、発信できるよ うになる等です。その子のペースで段階を踏んだ目標に向かって進むとトンネルの出口が 見えてきます。 親は、「子どもが登校するまでに 10 年くらい?5 年くらい?もっとかかる?」と尋ねて こられます。また、「ゲームをしているがやめさせた方がいいのか?昼夜逆転であるが起こ さなくてもいいのか?学校へ行かなくてもパジャマは着替えるように伝えた方がいいの か?」等の質問をされます。親はどうとらえればいいのか悩んでいます。 その時、「みんな休むスタイルや動き出す時期は違うんですよ」と伝えます。「明日から 行く」と言うかもしれないし「行かない」というかもしれない。アルバイトへ行くかもし れない。暇と感じたら外へ出るようになるか もしれない。 親は毎日、子どもに宿題を出されて、自分 を試されているように感じると言われます。 これまでの価値観では、一人では煮詰まるの で、親の会で同じような経験をしてきた先輩 の人たちの話を聞き新しい価値観で、子ども を見つめ直し、理解してあげて欲しいです。 KUKKA −6− 活動費は必要! 学校との協働!! 「中高生のための居場所」は、倉敷市からの委託費で活動しているため、利用料は無料で す。その他のNPO法人KUKKAの活動は、会員からの会費、寄付、補助金、利用者から の参加費で運営しています。 学校の先生が子どもの不登校でまず一番に関われる存在ですが、学校へ戻したい気持ち を前面に出される場合が多いです。しかし、「しんどかったらお休みしてもいい」と言われ る先生も増えています。子どもの状態は本当に一人一人違うので先生には、親子との信頼 関係を築いていただきき、指導をお願いしたいです。また、「居場所」等の子ども支援の場 所を紹介するようにお願いしています。私たちも、学校とはこれまで以上に協働したいと 考えています。 今後の不登校支援についてPRしたいことはありますか 子どもが不登校を始めて間がない時、親は落ち着くことができません。しかし、子ども へは親の影響が大きいです。子どもの居場所をつくる支援は親からともいえます。親の会 に参加することにより、子どもの気持ちを理解し、子どもに寄り添おうする親の姿を見て、 子どもたちは安心していきます。親が落ち着いてしばらくしたら、子ども自身が「居場所」 や「交流会」への参加を決めたり、将来について語り始めたりします。しかし、親は子ど もの思いを待つことが難しいです。不登校支援には、まず、安心できるような場所をつく り、子どもに寄り添い話を聞いていくことから始める必要があると思います。 ※ 居場所・親の会のほかにも・・・ 倉敷市教育委員会主催の親の会「不登校を考える保護者の集い」「不登校児童生 徒を支える親と教師のネットワークかけはし in 倉敷・児島」・・・に、先輩保護者 として参加・協力しています。 KUKKA −7−