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ネパール政治・経済ニュース(13年9月)ヘッドライン

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ネパール政治・経済ニュース(13年9月)ヘッドライン
ネパール政治・経済ニュース(13年9月)ヘッドライン
政 治
(1) 1 日,マデシ人権フォーラム(MJF-N)のヤダブ代表は,統一共産党
(毛沢東主義派)
(UCPN-M)との選挙協力の可能性は高いと発言。
(2) 2 日,UCPN-M は,選挙までの期間の地方・分野毎の責任者を指名し,
選挙への準備態勢を固める。
(3) 2 日,政府は,英国で裁判中のラマ大佐の裁判費用を,6 日以降,国
費で負担しないことを決定。
(4) 3 日,最高裁判所は,強制入院後もハンガーストライキを継続中のア
ディカリ夫妻(13 年 8 月ヘッドライン(29 日)参照)に対する強制
栄養注入を実施するよう命令発出。
(5) 3 日,ダハール UCPN-M 委員長はレグミ首相と会談し,
(アディカリ夫
妻によるハンガーストライキに関連し)現時点では内戦中の犯罪に対
する刑事手続きを開始すべきでないと警告。
(6) 4 日,共産党(毛沢東主義派)
(CPN-M)率いる 33 政党連合は,来る
制憲議会選挙の安全対策として軍を動員する計画への反対を表明。
(7) 6 日,ハイレベル政治委員会(HLPC)と連邦社会党(FSP)は,新制
憲議会の議席数を 601 とする,旧制憲議会の全政党による会議を実施
する等 5 項目に合意。FSP は選挙への参加を表明。
内政
(8) 6 日,ダハール UCPN-M 委員長は,たとえ CPN-M がボイコットしよう
とも,11 月 19 日の選挙は実施されると発言。
(9) 7 日,UCPN-M は,アディカリ夫妻の息子を殺害した容疑者が逮捕され
たことに抗議し,バンダを実施。しかし,祭りを控えた市民の不満を
考慮し午前中で終了。
(10) 7 日,アディカリ夫妻がハンガーストライキを終了。
(11) 7 日,政府は,旧制憲議会の全政党会議を開催。CPN-M の選挙参加を
求める意見がある一方,11 月の選挙は延期されるべきではないとの
議論。なお,主要政党の党首級は同会議に出席せず。
(12) 8 日,ヤダブ大統領とレグミ首相が会談し,国内政治情勢について協
議。
(13) 8 日,コイララ・コングレス党(NC)党首(HLPC 輪番議長)は,CPN-M
が 11 月選挙への参加を約束するのであれば,選挙管理内閣成立の基
礎となっている 11 項目合意及び 25 項目大統領令は変更可能である旨
発言。
(14) 10 日,HLPC は選挙管理内閣(IECM)に対し,HLPC と連邦民主戦線(FDF)
及び FSP との政治的合意を暫定憲法に反映させるのに必要な手続き
を開始するよう指示。
(15) 11 日,UCPN-M 及び CPN-M の党首を含む最高幹部が会談。前者は,選
1
挙延期の可能性に含みを残し,後者は,レグミ首相の退陣ではなく,
最高裁長官職からの辞任を求めることに方針を変更。
(16) 12 日,選挙実施に反対する 33 政党連合が,バンダを実施。
(17) 13 日,政府は,選挙実施に際しての安全確保のため,最大 4 万 5 千
人の臨時警察官の採用を決定。
(18) 13 日,大統領主催の全党会議において,33 政党連合は,選挙に参加
する条件として,レグミ首相の最高裁長官職からの辞任,選挙の 4 ヶ
月延期等を要求。
(19) 14 日,HLPC の会合において,CPN-M 提案への対応を巡り UCPN-M と NC
及び CPN-UML との間で意見が対立。
(20) 14 日,再度予定されていた大統領主催の全党会議は,各党党内の協
議が必要として,15 日に延期。
(21) 15 日,大統領主催の全党会議が再度開催。一部報道によれば,主要
政党側は,CPN-M がレグミ首相の最高裁長官職辞任を求めている旨を
同首相に伝達することに同意したとされる。
(22) 15 日,CPN-M 要員が,バンダ実施中にカトマンズからメラムチに向か
っていた路線バスをドゥリケルで焼き討ち。
(23) 16 日,国家人権委員会委員長が定年退官し,その後任の人選が進ん
でいないことから委員長ポストが空席となる。
(24) 16 日,ダハール UCPN-M 委員長がレグミ首相に対し,最高裁長官職か
らの辞任を要請。これに対しレグミ首相は,HLPC が右辞任を求め続
けるならば,首相を辞任する旨応答。
(25) 16 日,HLPC と 33 政党連合との協議が開催。HLPC は,33 政党連合が
要求するレグミ首相の最高裁長官辞任と選挙の延期は受け入れられ
ないとし協議は物別れに終わる。
(26) 16 日,ヤダブ大統領が 33 政党連合幹部と会談。33 政党連合側は,HLPC
との協議は不調に終わった旨報告。これに対し大統領は,HLPC との
協議を続け,コンセンサスを形成し,選挙に参加するよう促した。
(27) 17 日,ヤダブ大統領は,暫定憲法の 25 項目を変更した 3 月 14 日の
大統領令を修正する形で,IECM から提出されていた制憲議会の議席
数を 601 議席に戻すこと等を旨とする大統領令を裁可。
(28) 17 日,国家安全保障会議は,11 月の制憲議会選挙における国軍の動
員を正式決定。
(29) 19 日,選挙管理委員会(EC)は,IECM 及び主要政党の要請を受け,
制憲議会選挙への立候補届出締切日の1週間延期を決定。比例区を 9
月 30 日,小選挙区を 10 月 3 日とした。
(30) 20 日,ダハール UCPN-M 委員長が,任国政府を侮辱する発言を行った
シャルマ駐カタール・ネパール大使に電話し,同大使の辞任を要請。
(31) 23 日,IECM は,11 月の制憲議会選挙に国軍を動員するのに必要な暫
定憲法改正のための大統領令案をヤダブ大統領に送付。24 日,同大
2
統領がこれを裁可。
(32) 24 日,シュレスタ UCPN-M 副委員長がバイディア CPN-M 委員長と会談
し,HLPC との協議再開を働きかけ。
(33) 26 日,政府は,シャルマ駐カタール大使の召還を決定。
(34) 26 日,CPN-M は,選挙妨害プログラムの一環として,11 月 11 日から
10 日間連続バンダを実施することを決定。
(35) 29 日,シュレスタ UCPN-M 副委員長が,選挙に反対する政党を無視し
て選挙を強行すれば,新たな紛争に繋がると発言。
(36) 30 日,制憲議会選挙における比例区への立候補届出が締め切られ,
今次選挙への参加登録を行った 130 政党のうち 124 政党が届出。
(1) 2 日,新任のラエ印大使が着任。
(2) 2 日,中国政府からネパール警察に対するデジタル無線機(4 億 4 千
万ルピー相当)の供与式が開催。
(3) 4 日,EC が外交団向け選挙説明会を開催。
(4) 4 日,国連人権高等弁務官事務所は,アディカリ夫妻によるハンガー
ストライキに関連し,本件も含め未解決の人権事件が迅速且つ完全に
解決されるよう声明を発表。
(5) 6 日-11 日,ラナ国軍参謀総長が英国軍の招待により訪英。
(6) 10 日,IECM は,国内政治情勢を考慮し,国連総会への出席を予定す
るレグミ首相の外遊日程を短縮し,ギミレ外相の外遊は中止すること
を決定。他方,HLPC は,首相の外遊も中止するよう要請。
(7) 12 日,EU 外交団並びにノルウェー大及びスウェーデン大は,政党の
私利に基づくバンダをやめるよう諸政党に対して求める内容の共同
声明を発表。翌 13 日,CPN-M は,かかる声明は外交規範違反である
+外交
として抗議。
(8) 14 日-15 日,シン印外務次官がネパールを訪問。レグミ首相,主要
政党党首等と会談。
(9) 14 日-19 日,鳩山元総理がネパールを訪問。ヤダブ大統領,レグミ
首相と会談。
(10) 16 日,EC と EU は,EU が選挙監視員 100 名を派遣することに関する
覚書に署名。
(11) 18 日,武器を所持したインド警察が,ネパール政府への通告なく,
バルディア州の民家を家宅捜索。
(12) 19 日,中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任がネパールを訪問。ヤダ
ブ大統領,ギミレ外相兼内相等と会談。
(13) 26 日,政府は,次期 SAARC 事務局長にタパ外務次官を充てることを
決定。
(14) 26 日-10 月 1 日,レグミ首相が国連総会出席のためニューヨークを
訪問。潘国連事務総長,シン印首相等と会談。
3
(15) 28 日,レグミ首相が国連総会で演説し,制憲議会選挙は予定どおり
実施される旨を明言。
(16) 28 日,CPN-M は,来る制憲議会選挙の際の軍の動員は,包括的和平合
意の精神に反するとの内容の書簡を潘国連事務総長宛てに送付。
(17) 28 日-10 月 5 日,ラナ国軍参謀総長が就任以来 2 度目の訪印。
経 済
(1) 2 日,トルコ航空はイスタンブール-カトマンズ間直行便の運航を開
始。週 4 便運航予定。
(2) 2 日,交通管理局によると,近年のトラクターや耕作機の登録数は
年々増加しており,農作業の機械化が進んでいることを示している。
昨年度(2012 年 7 月中旬~2013 年 7 月中旬)に登録されたトラクター
や耕作機は 9,795 台となり,5 年前と比較して約 2 倍に増加。
(3) 4 日,トリブバン国際空港入管事務所の統計によると,2013 年 8 月に
おける空路経由の観光客数は 47,397 名となり,前年同月比で 6.34%
増加したものの,2013 年 8 ヶ月間の累計数は 368,386 名となり,前年
同期間比で 2.3%減少。南アジアや欧州からの観光客数減少が要因。
(4) 4 日,制憲議会選挙日が迫るにつれ,ビジネス経営者らは政治献金に
適用される免税枠を引き上げるよう政府に対して要請(現在は所得申
告をする際に政治献金として免税対象となるのは 10 万ルピーが上
限)。
(5) 4-7 日,ネパール・コンピューター協会が主催する「SofTech」が開
産業
エネルギー
催された。62 社が 120 店舗出店した同展覧会に,4 日間で 130,000
名が来場。
(6) 5 日,ネパール商工会議所連合会(FNCCI)が主催した「ネパール・リ
ーダーシップ・サミット 2013」において,5 名の元首相が包括的な経
済発展を目指すとした合意書に署名をしたほか,
主要 3 政党の幹部ら
は,共通の経済アジェンダを作成することで合意。
(7) 6 日,世界経済フォーラムによって発表された,各国の経済競争力を
はかる「世界競争力指標(GCI)」において,ネパールは前年度の 125
位から 117 位にランクを上げた。
(8) 8 日,ネパールは,国際市場における競争力を更に高めるべく,年間
250 万ルピーの会費を支払うことが条件となる国際標準化機構(ISO)
のフル・メンバーシップを取得するための準備を進めている。
(9) 8 日,祝祭日を控え,政府は人々に生活必需品を安価で提供するため
の店舗を国内各地に設置。
(10) 9 日,ネパールとインドは両国間の観光セクターにおける投資と協調
に関する合意を締結するための準備を進めている。同合意に含める内
容として,両国の国境付近における交通アクセスの改善や二国間の航
4
空チケット料金の引き下げなどについて協議を実施。
(11) 10 日,観光シーズンを前に,ネパールで運航している国際線航空会
社の予約率は 10 月で 96%,11 月で 85%となり,ほぼ満席状態。
(12) 11 日,UNPN-M の幹部らは,その選挙マニフェストにおいて,経済発
展における民間セクターの役割について言及するとしたほか,
官民連
携(PPP)の促進をその経済政策方針に含めるとした。
(13) 13 日,民間セクターは,政府からの補助金や各種優遇措置を受ける
ことが出来る協同組合が,砂糖やコーヒー,紅茶などの工場を運営す
ることを許可するとした政府の計画に対し,競争の原理に反するとし
て抗議。
(14) 12~15 日,ネパール観光庁及び 4 社の旅行会社は,東京で開催され
た「JATA 旅博 2013」に参加。同イベントには 154 の国と地域から出
展があり,約 13 万人の来場客数を記録。
(15) 15 日,制憲議会選挙日が迫る中,民間セクターに対する各政党によ
る献金集めが活発化しつつある。ビジネス経営者らは,選挙実施が国
の政治的・経済的発展の前提条件になることからも,経済的に政党を
支援することに異論はないとしつつ,今般政党から要求のある献金額
は多額であり,その要求を満たせない可能性を懸念しているとした。
(16) 16 日,ネパール手工芸品の認知度の向上や,ドル高の影響を受け,
昨年度(2012 年 7 月中旬~2013 年 7 月中旬)における手工芸品の輸出
高が前年度比で 6%増加(41.1 億ルピー→43.6 億ルピー)。
(17) 16 日,ネパールのパシュミナ業者らは,ヨーロッパにおける経済不
況を受けて同地域での売り上げが低迷していることに鑑み,世界一の
パシュミナ輸入国である日本や,その他中東諸国へのチャングラ・パ
シュミナの輸出促進を図るとしている。
(18) 18 日,経済自由度に関する報告書において,ネパールは 152 カ国中,
125 位となった。経済活動において政府の果たす役割,財政基盤,労
働者と経営,また法的枠組などの項目において経済自由度指数を算
出。ネパールの同指数は前年の 6.33 から 6.19 に下落した。
(19) 18 日,livablenepal.org によると,ネパールにおいて,2012 年 9 月
から 2013 年 8 月までの 1 年間に,57 日のバンダが実施された。バン
ダによる 1 日あたりの経済的損失は 17 億ルピーに上る。
(20) 19 日,政府は 2023 年までに,航空セクター及び観光セクター全体の
開発・促進を進めることで,観光収入を現在の 2 倍である 1,123 億ル
ピーまで増やすことを目指す旨発表。
(21) 24 日,制憲議会選挙の実施に反対する CPN-M は,反選挙活動のため
の資金集めを国内各地で実施。個人や企業,公機関などに対して,書
簡や Email,電話等で献金を要求。
(22) 25 日,ネパールトレッキング業者協会は,今後政府と連携をとって
外国人が違法に運営するトレッキング業に対する取締りを強化して
5
いくとした。
(23) 26 日,ネパールは国際標準化機構(ISO)へのフル・メンバーシップを
取得。同メンバーシップが有効となる 2014 年 1 月以降は国内企業に
対して ISO を発行することが可能となる。
(24) 27 日,労組や FNCCI,産業省などの関係者らは,現在政府が改訂中の
労働法の草案に関する協議を実施。提案事項は労働・雇用省に提出さ
れる。
(25) 29 日,NBI(ナショナル・ビジネス・イニシアティブ)は,制憲議会選
挙に向けた各政党による献金プロセスの透明化を図り,各政党からの
企業への献金圧力を緩和するため,各企業から献金資金を集めた「プ
ール基金」を設置することを提案。
(1) 1 日,内務省は財務省に対し,制憲議会選挙の際の安全対策(警備)費
用として 92.1 億ルピーを確保するよう要請。
(2) 1 日,関税局は,製品価値を不正に低く見積もることによる脱税を防
ぐために設けている,3,000 品目の輸入製品に対する固定基準価格
(Reference Price)を引き上げる見通し。
(3) 8 日,ADB の報告書によると,昨年度における政府の開発予算執行率
は,通常予算の遅延やそれに伴う開発事業の承認や器材調達の遅延に
より,43%に留まった(前年度:64%)。
財政
税制
(4) 13 日,昨年度(2012 年 7 月中旬~2013 年 7 月中旬)における外国援助
予算の執行率は 51.59%に留まり,
執行額は 375.6 億ルピーとなった。
(5) 18 日,財務省によると,昨年度におけるドナーからの借款公約額は
612.5 億ルピーとなり,539 億ルピーの贈与公約額を上回った。エネ
ルギー分野への借款公約が増加したことが要因。
(6) 20 日,ナラヤンガードにおいて,脱税行為を行った貿易業者に対し
て歳入局が課した処罰が重すぎるとして,貿易業者らは,全ての商業
行為を停止し抗議活動を実施。
(7) 24 日,今年度 2 ヶ月目(2013 年 8 月中旬~9 月中旬)における歳入額
は 162.7 億ルピーとなり,
目標額であった 159.7 億ルピーを達成した
ほか,前年度同月比で 118%増加。
(1) 1 日,政府はテロリスト団体や個人名リストの追加・削除に関する規
定を含めた反マネー・ロンダリングに関する規定の草案を作成。
(2) 2 日,ネパールの対ドル為替相場は 1 ドルあたり 109.03 ルピーとな
金融・物価・
為替
り,過去最安値を更新。
(3) 5 日,下落し続けるルピーの対ドル為替相場を受け,政府は関係省庁,
中銀の関係者を参集し,ルピー安が経済に与える影響,また今状況に
鑑みて,いかに輸出を促進していくか協議を実施。
(4) 9 日,ADB の報告書によると,今年度の消費者物価指数は平均で 10.5%
上昇する見込み。政府職員や労働者の給与引き上げ,インドにおける
6
物価上昇,石油製品の不足やネパール・ルピー安が要因。
(5) 10 日,ネパール石油公社(NOC)は石油製品の価格を以下の通り値上
げ。ガソリン(125 ルピー→130 ルピー/リットル),ディーゼル・灯油(100
ルピー→103 ルピー/リットル),
航空燃料(130 ルピー→137 ルピー/リットル)。
(6) 11 日,NOC による航空燃料価格の値上げを受け,ネパール航空業者協
会は燃料代を 80~270 ルピー引き上げた。
(7) 13 日,鳥インフルエンザによって打撃を受けた多くの養鶏業者に対
する救援策として,中銀は金融機関や銀行に対し,養鶏業へのローン
利率を引き下げることを検討するよう要請。
(8) 16 日,ネパール・ルピーの対ドル為替相場は 1 ドル当たり 100.49 ル
ピーとなり,1 ヶ月ぶりの最高値をつけた。
(9) 17 日,中銀の報告書によると,今年度当初 1 ヶ月目(2013 年 7 月中旬
~2013 年 8 月中旬)の消費者物価指数は 7.9%となり,昨年度同月の
11.9%から減少。
(10) 19 日,ネパール・ルピーの対ドル為替相場は,1 ヶ月ぶりに 100 ルピ
ーを切り,1 ドル当たり 99 ルピーとなった。
(11) 20 日,これまで国内商業銀行を通じてトラベラーズ・チェック(TC)
を発行していたアメリカン・エクスプレスなどが,ネパールにおける
TC の発行を停止したことで,中銀は 45 日以内に手持ちの TC を現金
化するよう,呼びかけた。
(12) 27 日,WFP や農業開発省の報告書によると,需要が高まる国民的祝祭
日を控え,また先般の石油製品価格の高騰により,食料品価格は 10
月にかけて上昇する見込み。
(13) 29 日,インドからの供給量の減少,及び祝祭日を控えた需要の増加
を受け,カトマンズ盆地内におけるタマネギの価格が高騰。3 ヶ月前
の価格から 3 倍以上まで膨れあがっている。
(1) 1 日,米国からの要請を受け,政府は米国市場における一般特恵関税
制度(GSP)の対象となるネパール製品リストを見直す準備を進めてい
る。
(2) 2 日,投資庁は,投資総額が 8 億ドルとなる,ナイジェリア企業によ
るネパールにおけるセメント工場設立事業の投資提案を承認する構
貿易投資
え。
(3) 6 日,ネパール産業連盟(CNI)は,チェコ産業連盟と,二国間貿易・投
資の更なる促進・拡大を目的とした合意書を締結。
(4) 9 日,新たに着任した,アル・スレイマン駐在クウェート大使は,同
国によるネパールへの更なるインフラ開発への投資を公約。
(5)
9 日,ネパールはインドに対し,より安価で効率的に第三国貿易を実
施するために,オリッサ州にある 2 港を開港することを要請するとし
7
ている。
(6) 16 日,ネパールは,バングラデシュが今年 2 月に 108 品目のネパール
製品に対する無関税枠を設けることに合意したことを受け,今般 62
品目のバングラデシュ製品に対する無関税枠を設ける見通し。
(7) 18 日,インドは,ネパールが,第三国で生産された製品をインドの税
関ポイントを経由して国際市場に輸出できるようにするため,現在の
二国間通過条約を改定する用意があるとした。
(8) 18 日,ネパール貿易統合戦略で指定されている製品の昨年度の輸出高
は 268.5 億ルピーとなり,前年度の 241.9 億ルピーを 10.96%上回っ
た。
(9) 20 日,貿易輸出振興センター(TEPC)によると,昨年度の貿易赤字額は
5,238.6 億ルピーとなり,前年度比で 23.5%増加。
(10) 23 日,政府の統計によると,今年度当初 2 ヶ月間において,産業局は
7 件の水力発電事業を承認。これらの事業総額は 592.8 億ルピーとな
り,当該期間における全体の事業投資額の 95%を占める。
(11) 29 日,政府は米国に対し,一般特恵関税制度(GSP)の対象となるネパ
ール製品を 75 品目新たに追加するよう,正式に要請。もし承認され
れば,右製品の米国市場への輸出が無関税にて可能となる。
(1) 2 日,2013/14 年度(2013 年 7 月中旬~2014 年 7 月中旬)の当初 1 ヶ月
間におけるネパール人出稼ぎ労働者数は,主要受入国における労働者
への需要増加を背景に 45,937 名となり,前年同期間比で 40.66%増加。
(2) 5 日,海外雇用局は海外出稼ぎ労働者に対する労働許可証を発行する
際の職員による汚職を防止するため,同許可証発行の際の書類の処理
貧困問題
雇用問題
作業を民間企業に委託することを検討中であるとした。
(3) 10 日,ネパール政府と UNDP が共同で発表した報告書によると,ネパ
ールは貧困削減や教育・保健,女性の地位向上など,8 項目中 6 項目
において,2015 年までにミレニアム開発目標(MDG)を達成できる見通
し。
(4) 13 日,ビジネス経営者らは政府に対し,労働者が賃金の値上げを求め
てヘトウダ,ビルガンジで 1 ヶ月以上継続しているストライキを早急
に収束させるよう,要請。
(1) 2 日,ムグ郡のララ湖畔に 5 ッ星ホテルの建設が計画されている。ラ
ラ事業有限会社(Rara Project Pvt. Ltd.)は 40 億ルピーを投資し,
ララ国立公園内にホテルを建設予定としており,そのための環境アセ
地域経済
スメントを開始。
(2) 6 日,カスキ郡の多くの村において,ネパールの伝統的な生活が体験
出来るホームステイ・プログラムが国内外からの観光客の人気を集め
ている。
(3) 23 日,ナワルパルシ商工会議所によると,労働問題,電力不足,頻発
8
するストライキやバンダなどを理由に,同郡において過去 10 年間の
間に 11 の既製服工場が閉鎖を余儀なくされた。それらの工場には 30
億ルピー以上が投資されたとしている。
(1) 3 日,USAID がネパールにおける HIV/AIDS 関連支援事業に携わって 20
年が経過。同期間に USAID は 8 千万ドルを同事業に拠出。ネパール政
府当局と連携をとり,同期間に 118 万人に対し HIV 予防サービスを提
供したほか,13.5 万人に対し HIV カウンセリング及び検査を実施。
(2) 4 日,WWF ネパールは,ネパール政府とバイオガス事業に関する MoU
を締結。2020 年までの 8 年間に,9 郡,81VDC, 3 都市において 2 万の
バイオガス施設が建設されるとしている。
(3) 6 日,JICA は 2009 年よりネパールの法整備支援を実施しており,2010
年には法律専門家を派遣,同専門家は最高裁及び法務省において過去
3 年間業務し,民法の草案作成等を支援している。
(4) 9 日,韓国政府はネパールにおける鉄道ネットワークの開発支援に関
心を示している。韓国鉄道ネットワーク機構は先般,東西鉄道事業の
シマラ-バルディバス間における事業詳細報告書を完成させたばか
り。
(5) 11 日,国際開発機構(IDA)は,対インドの電力の輸出入を円滑化する
ことを目的としたネパール・インド送電網・貿易事業(NIETTP)の実施
費用として,3,900 万ドル(内,3,700 万ドルが借款,200 万ドルが無
経済協力
対外債務
償)を追加で供与することで合意。
(6) 13 日,米大使館は今年の文化財保護のための大使基金として,山岳機
関(Mountain Institution)及び伝統的生活博物館(Living Tradition
Museum)にそれぞれ 87,800 ドル,25,706 ドルを供与すると発表。
(7) 13 日,インド政府は,ネパール防衛省に対して,7 台のジープ車,1
台のバス,3 台のバイクを寄付。
(8) 14 日,鳩山元総理がレグミ首相を表敬。レグミ首相は教育やインフ
ラ・社会開発等の分野における JICA を通じた日本政府の支援に謝意
を表明。
(9) 15 日,フィンランド政府は,ネパール政府に対し,ネパール西部・中
西部において実施される「水供給及び公衆衛生プロジェクト」の最終
フェーズの実施費用として,1,370 万ユーロを供与することで合意。
同事業は 2013 年 9 月から 5 年間に渡って実施される予定。
(10) 16 日,ネパールを訪問中の鳩山元総理は,ネパール最大の水力発電事
業であるカリガンダキ A の発電所やダムを視察。
(11) 21 日,財務省によると,ネパールが受け取った 2012/13 年度における
開発事業の海外援助資金公約総額は 1,150 億ルピーに上る。内,539 億
ルピーが贈与,残りが借款となる。
(12) 24 日,ADB は戦略的気候変動プロジェクトの実施費用として 2,350 万
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ドルを供与。乾期における 45,000 世帯への水の供給を確保するとし
ている。
(13) 26 日,ネパール政府は,ノルウェー政府,スイス政府,UNICEF,UNFPA,
UN Women と,
「地方行政及びコミュニティー開発プログラム」の第 2
フェーズの実施資金となる 13.62 億ドルの共同財政合意書に署名。
(14) 26 日,ADB は,右機関が支援した,水供給及び公衆衛生改善,航空安
全基準の改善,地方貧困層や農民の生活改善等の 4 つの開発事業を,
優良事業として表彰。同時に,ネパール政府に対し,開発事業資金の
効果的活用,事業実施の円滑化を呼びかけた。
(15) 27 日,中国政府はネパール政府に対し,制憲議会選挙に向けた,選挙
箱や文具など,総額 1.6 億ルピー相当の選挙関連用品を供与。
(16) 30 日,コイララ財務大臣は,高橋駐日本大使に対し,電力やインフラ
開発への更なる協力を依頼したほか,同分野への投資を呼びかけた。
(了)
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