...

PDF:10MB

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Description

Transcript

PDF:10MB
別紙様式(Ⅴ)- 4
表示しようとする機能性に関する説明資料(研究レビュー)
標題:最終製品ロートV5粒に含有する機能性関与成分ルテインとゼアキサンチンによる目の健
康に関するシステマティックレビュー
商品名:ロートV5粒
機能性関与成分名:ルテイン、ゼアキサンチン
表示しようとする機能性:本品にはルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。ルテイン・ゼアキ
サンチンには見る力の維持をサポートすることが報告されています。
作成日:2015 年 3 月 24 日
届出者名:ロート製薬株式会社
抄
録
背景・目的: ルテイン/ゼアキサンチンの摂取は、視覚機能にとって重要な役割を果たすという知
見が得られつつある。本システマティックレビューにおいて、ルテイン/ゼアキサンチンのヒト試験に
おける目の健康機能について網羅的な文献検索を行い、合理的根拠を集めることを目的とした。
方法: PubMed、Cochrane Library database、医中誌を用い、2004 年から 2015 年 1 月までの期
間を設定し 2015 年 1 月までに公表された論文を対象に、文献検索を行った。ヒトにおける
ランダム化比較試験(RCT)タイプかつ視機能について評価を行っている試験を抽出対象とした。
また、適格基準は、機能性表示の趣旨を鑑み、健常人に対して行われ、かつルテイン・ゼアキサ
ンチン以外の交絡因子と成り得る成分を摂取していない研究を採択した。RCT の質の評価は、
Jadad score を採用した。
結果: 採択した Hammond らの試験によると、一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン2mg
を1年間摂取することにより、プラセボ群と比較して、黄斑色素密度の増加、色コントラスト感度の
改善、光ストレス回復促進が認められた。
限界: 採択した論文は、アウトカムに関する研究の限界について深刻な限界はなかった。
1
結論: ルテイン・ゼアキサンチン摂取による黄斑色素密度の増加は、円錐細胞・桿体細胞から短
波長光を遮るフィルター機能を果たすことにより、光ストレス回復が促進、色コントラスト感度が改
善すると考えられる。そのため、ルテインとゼアキサンチンを摂取することは、視覚機能の維持に
有効な手段であると考える。
はじめに
項目3. 論拠
キサントフィルと呼ばれるカロテノイドであるルテインおよびゼアキサンチンは特異的なメカニズム
によって目の黄斑部に蓄積され、黄斑色素を形成している。そのルテインとゼアキサンチンはヒト
の体内では合成されず、黄斑色素は食事摂取に依存している 1) 。
ルテイン/ゼアキサンチンとは
ルテイン((3R,3'R,6'R)-β, ε-carotene-3,3'-diol, C40H56O2)はキサントフィル、自然に存在す
る酸素原子を含むカロテノイド(図 1)である 2) 。
図 1:ルテイン及びゼアキサンチンの分子構造
ルテインは自然界に豊富に存在し、ケール、ホウレンソウなどの暗緑色の葉野菜に存在する。多く
はないが、果物、トウモロコシ、卵黄などの黄色の食品にも存在する。ゼアキサンチンはルテイン
の構造異性体であり、同様に食品中に存在する 3) 。ルテイン/ゼアキサンチンはまた、マリーゴー
2
ルドの花(Tagetes erecta L.)から抽出精製された機能性成分としてサプリメント及び栄養強化食
品に使用される。
これまでに、ルテイン/ゼアキサンチンを摂取することによって、血中のルテイン濃度が上昇するこ
とが示されている。また、一定量のルテイン/ゼアキサンチンを摂取することによって、ヒトの黄斑色
素密度が上昇することも確認されている。これは、ルテイン/ゼアキサンチンはヒト黄斑に選択的に
取り込まれるためである。取り込みのメカニズムについては、ヒト網膜のキサントフィル結合タンパク
質 GSTP1 および StARD3 との結合によることが裏付けられている。このことは、ルテイン/ゼアキサ
ンチンが眼組織における生理活性成分であることの生物学的妥当性を支持している 4) 。
細胞内で産生される活性酸素(ROS)やフリーラジカルは、DNA(デオキシリボ核酸)やタンパク質、
炭水化物、脂質などを攻撃し、酸化ストレスを引き起こす。したがって、DNA、タンパク質、脂質な
どを酸化による損傷から保護することはヒトの健康に有益である。この酸化のうち、高いエネルギー
を持つ光が引き起こすものを光酸化という。紫外線、あるいは可視光のうちでも青色光は、強いエ
ネルギーを持つことから光酸化の原因となる。これらの光は、全ての細胞が受ける基礎的な酸化ス
トレスに加え、余分な ROS やフリーラジカルを産生させ、細胞にさらなる損傷をもたらす。特に、目
のように外界に曝露された組織の細胞は、光酸化を受けやすい。
こうした前提において、ルテイン/ゼアキサンチンと目の健康との関連性は、以下の 2 つの論点に
ついて肯定的な評価を受けている。
a)ルテイン/ゼアキサンチンの直接的な抗酸化作用はフリーラジカルの消去、すなわち活性のある
中間体の捕捉である。
b)ルテイン/ゼアキサンチンは青色光を吸収し、酸化ストレスから目の組織を保護する。これはル
テインの間接的な抗酸化活性である。
黄斑や水晶体に存在するルテイン/ゼアキサンチンは短波長光(400-500nm)、特に 446nm の波
長の青色光を吸収する 5) 。可視光のうち青色光はより長波長の光と比べて、細胞損傷能が高い。
網膜は光を感受するための組織であるが、網膜に内在する老化色素と呼ばれるリポフスチン構成
物質である A2E は、青色光により自発蛍光すると共に、フリーラジカルの産生を助長し、網膜色
素上皮細胞においてアポトーシスを誘導する。ルテイン/ゼアキサンチンが光を吸収することが出
来るのは、これらに共役ポリエン鎖が存在しているからである。ポリエン鎖の共役の程度、長さ、末
端基の性質は、その分子のスペクトル特性に影響を与える 6) 。このようにして、入射光と光受容体
の外節との間に位置するルテイン/ゼアキサンチンは青色光を吸収し、その強度を低下させること
により、酸化ストレスから網膜を保護する。
項目4. 目的
3
本システマティックレビューの目的は、ルテイン/ゼアキサンチンのヒト試験における目の健康機能
について網羅的な文献検索を行い、合理的根拠を集めることである。
方法
項目5. プロトコールと登録
プロトコールについては、別紙様式(Ⅴ)-6を参照のこと。
登録は、無し。
項目 6. 適格基準
適格基準は、機能性表示の趣旨を鑑み、健常人に対して行われ、かつルテイン・ゼアキサンチン
以外の交絡因子と成り得る成分を摂取していない研究を採択した。
項目7. 情報源
文献検索は 2004 年から 2015 年 1 月までの期間を設定し 2015 年 1 月までに公表された論文を
対象に、PubMed、Cochrane Library database、医中誌を用いた。最終検索日は、2015 年 2 月 1
日である。
項目8. 検索
PubMed検索については、次のとおりである。
"lutein"[MeSH Terms] OR "lutein"[All Fields]) AND ("random allocation"[MeSH Terms] OR
("random"[All Fields] AND "allocation"[All Fields]) OR "random allocation"[All Fields] OR
"randomized"[All Fields]) AND controlled[All Fields] AND ("biomedical research"[MeSH
Terms] OR ("biomedical"[All Fields] AND "research"[All Fields]) OR "biomedical
research"[All Fields] OR "study"[All Fields]
文献検索フローチャートについては、別紙様式(Ⅴ)-6を参照のこと。
項目9. 研究の選択
関連する文献は、視機能について何らかの評価を行っている試験を抽出した。エビデンスのタイ
プとしては、ヒト試験でランダム化比較試験(RCT)タイプを網羅的に検出した。
除外した文献に関しては除外理由を付してリスト化した(別紙様式(Ⅴ)-7)。除外理由は関連性
のない研究、異なる成分に関する研究、野菜について行われた研究、安全性に懸念がある成分
4
を含む研究、同等性を考慮してルテインエステルが用いられた研究、加齢黄斑変性患者を含む
研究などである。
項目10. データの収集プロセス
第一次スクリーニングは、査読付き論文を批判的に吟味できるスキルを持つ二人のレビューワー
が独立に行った。第二次スクリーニングは、学術論文の著者として経験のある博士号を持った科
学者二名が独立に行った。二名の結果を照合し、採用論文を決定した。
項目11. データ項目
別紙様式(Ⅴ)-7 を参照のこと。
項目12. 個別の研究の バイアス・リスク
別紙様式(Ⅴ)-11a を参照のこと。
項目13. 要約尺度
別紙様式(Ⅴ)-11a を参照のこと。
項目14. 結果の統合
メタアナリシスを行っていないため、該当せず。
項目15. 全研究のバイアス・リスク
叙述的バイアスや出版バイアスを避けるために、FloraGLO ルテイン、又は Optisharp ゼアキサ
ンチンが使用された介入試験以外のものもスクリーニング対象とし、又、肯定的なものでないもの
もスクリーニング対象とした。研究のバイアスリスクは、別紙様式(Ⅴ)-11a に示した。採択した
Hammond7)らの試験において、特記すべきバイアスリスクは認められなかった。
項目16.追加的解析
特に無し。
結果
5
項目17. 研究の選択
項目9の研究の選択を参照。
項目18. 研究の特性
研究のサイズ、PICOS、追跡期間などは、別紙様式(Ⅴ)-7に記載。
項目19. 研究内のバイアス・リスク
項目12を参照。
項目20. 個別の研究の結果
アウトカム、有害事象、各介入群の要約データに関しては、別紙様式(Ⅴ)-7を参照。
信頼区間等の情報は、研究の妥当性・一貫性の考察の中で記載。
項目21. 結果の統合
研究の質、妥当性、一貫性
研究の質、妥当性、一貫性について以下のように考察した。
RCT の質を評価するスコアのうち妥当性が証明されている Jadad score を、本システマティックレ
ビューで採用した。採択した Hammond7)らの論文は、Jadad score が 5 であり、極めて質の高い論
文であると考える(表1)。
一貫性については、採択された論文が一報のみであるため、論ずることは不可能であるが、今後
行われる同様の研究により一貫性が議論されるであろう。
また、米国で行われた Hammond らの試験では、ルテイン 10mgとゼアキサンチン 2mgで1年間の
介入を行っており、研究の内容も解析の方法なども良く、結果についても良く考察されている 7)。
本試験は米国人に対して行われた試験であり、日本人への外挿性が懸念点になってくる。しかし
ながら、日本人に対して行った Tanito らの試験において 8)、ルテイン摂取により黄斑色素密度が
有意に上昇することが明らかになっており、米国人と日本人間での乖離は少ないと判断する。
黄斑色素密度の増加
Hammond らは、一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン2mgを1年間摂取した群はプラセ
ボ群と比較して、黄斑部中心から10、30、60、105分離れた距離の黄斑色素密度がそれぞれ有
6
意に上昇することを明らかにした(10’ P < 0.0001, 30’ P < 0.0001, 60’ P = 0.006, 105’ P =
0.0004)7)。
色コントラスト感度の改善
Hammond らの臨床試験により、ルテイン10mg及びゼアキサンチン2mgを1年間摂取した群はプ
ラセボ群と比較して、色コントラスト感度が有意に改善(P=0.03)することが明らかになった 7)。
グレア(眩しさ)に対する視覚耐性
Hammond らの研究では、グレア不能(GD: Glare Disability)という評価指標を用いて、グレアに関
する評価を行った。その結果、プラセボ群とルテイン・ゼアキサンチン併用摂取群の間で統計学に
有意な差は認められなかったものの、黄斑色素密度とグレア不能改善の相関関係が認められた
(P=0.03)7)。
光ストレスの回復促進
Hammond らの研究において、ルテイン 10mg及びゼアキサンチン 2mgを1年間摂取した群では、
黄斑色素密度の変化と視覚機能を検証に含んだ形で顕著な改善が認められた(それぞれ、
P=0.002、P=0.013)7)。
項目22. 全研究のバイアス・リスク
項目15を参照。
項目23. 追加的解析
特に無し。
考察
項目24. エビデンスの要約
エビデンスの強さについては、Jadad Score にて評価し、別紙様式(Ⅴ)-7に記載。
アウトカムとの関連性については、COI の中に情報として記載。
項目25. 限界
採択した Hammond7)らの論文は、研究の限界の評価(別紙様式(Ⅴ)-11a を参照)から、アウトカ
ムに関する研究の限界について深刻な限界はなかった。また、採択した Hammond らの研究で使
7
用されたルテイン・ゼアキサンチンは、今回機能性表示をしようとする製品に入れるルテイン・ゼア
キサンチンと同一である。
項目26. 結論
黄斑色素密度の増加
一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン2mgを1年間摂取した場合、黄斑部中心から10、3
0、60、105分離れた距離の黄斑色素密度が上昇した。黄斑色素であるルテイン/ゼアキサンチ
ンは体内で合成されず、食事から補うしかない。その点から、十分な量のルテイン/ゼアキサンチ
ンを摂取し、常に網膜の中心である黄斑部において十分な黄斑色素密度を確保することが、目の
健康にとって極めて重要である。今回のシステマティックレビューにより健常者を対象とした研究で
最終的に 1 報が採択され、ルテイン/ゼアキサンチンの摂取により、黄斑色素密度の上昇が確認
されたことから、黄斑色素密度を上昇させるのにルテイン/ゼアキサンチンを摂取することは有効
であると考えられる。
色コントラスト感度の改善
ゼアキサンチンが多く蓄積すると言われている黄斑部中心窩の中心部分の機能の一つとして、色
コントラスト感度の機能があり、採択した Hammond の臨床試験は食品成分の摂取により色コントラ
スト感度に影響を与えうるかを検証したものである。一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン
2mgを摂取することにより、色コントラスト感度の改善が確認された。これは、黄斑色素密度の上昇
によるものと考えられる。
光ストレスの回復促進
一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン2mgを1年間摂取した場合、光ストレス回復速度が
改善した。これは、ルテイン・ゼアキサンチン摂取による黄斑色素密度の増加が、網膜の細胞損傷
度の高い短波長光の吸収に寄与するため、また感光色素への影響といった局所での代謝効果の
ためと考えられる 12)。
眼の健康のためのルテイン・ゼアキサンチンの摂取量の提案
ルテイン・ゼアキサンチンの眼の健康効果に関する今回のシスマティックレビューの結果より、黄
斑色素密度増加、色コントラスト感度の改善、ならびに光ストレスの回復促進に対して、10mg/日
のルテインおよび 2mg/日のゼアキサンチン摂取が有効であることが示唆された。今回のシステマ
ティックレビューで採択した Hammond らの論文は、バイアスの低さ、有意水準 95%の精確性の観
点から、その効果の推定値に強い確信が持てるものであろう。結論として、ルテイン・ゼアキサンチ
ン摂取による黄斑色素密度の増加は、円錐細胞・桿体細胞から短波長光を遮るフィルター機能を
8
果たすことにより、光ストレス回復促進、色コントラスト感度改善が観られることから、ルテインとゼア
キサンチンの摂取は視覚機能の維持に有効な手段であると考えられる。
スポンサー・共同スポンサー及び利益相反に関して申告すべき事項
項目27. 資金源
利益相反に関する情報は採択論文リストに詳細に記載した。(別紙様式(Ⅴ)-7を参照)。
各レビューワーの役割
項目 28. 各レビューワーの役割
ケミン・ジャパン株式会社 酒井由美子
論文の技術的側面の検証
ケミン・ジャパン株式会社 橋本正史
一次スクリーニングおよび二次スクリーニング(論文の内容全体を網羅的・客観的に検証)
Kemin Foods, L.C. Richard Roberts Ph.D
一次スクリーニングおよび二次スクリーニング(論文の内容全体を網羅的・客観的に検証)
ケミン・ジャパン株式会社 村上敦士
編集者
PRISMA 声明チェックリスト(2009 年)の準拠
項目 29. PRISMA 声明チェックリスト
PRISMA 声明チェックリスト(2009)の準拠
■おおむね準拠している。
□あまり準拠できていない項目もある。(食品表示基準の施行後1年を超えない日までに、
PRISMA 声明チェックリストに準拠した資料との差し替えが必要)
9
<表1>
著者名(Authors)
掲載雑誌
Hammond BR, et Invest
al. (2014)
Ophthalmol Vis
Sci. 2014 Dec
2;55(12):8583-9.
タイトル (Title)
セッティング
対象者特性
(研究実施国) (Subjects)
(Country)
A double-blind, placeboUS
controlled study on the effects
of lutein and zeaxanthin on
photostress recovery, glare
disability, and chromatic
contrast.
115
young,
healthy
subjects
10
介入(摂取量、介入期間など)
主要アウトカム
Jadad scale
score
1 year of supplementing
lutein 10mg and
zeaxanthin 2mg
L+Z supplementation resulted in
5
significant increase in serum levels and
MPOD and Improvements in chromatic
contrast and recovery from photo
stress.
別紙様式(Ⅴ)-6 文献検索フローチャート
システマティックレビュー
文献検索の方法と結果
PubMed 検索(2004-~Jan
2015)
検索ワード(Lutein ,
Randomized Controlled Study)
n =202
Cochrane Library 検索
(Feb 2015)
検索ワード(Lutein,
Randomized Controlled
Study)
n = 112
医中誌 Web 検索
(Feb 2015 )
検索ワード(ル
テイン, 二重盲検)
n=1
重複 1
第一次選抜〔Screening〕
重複が除外された後の文献数
n = 238
ハンドサーチによる採択 (健常者)
n=2
第二次選抜〔Screening〕
除外文献数
n= 239
選抜文献数
n=1 (PubMed)
データの統合に用いた文献数
目の健康 :
n = 1 (PubMed)
別紙様式(V)-7
採用文献リスト(2004 - ~Jan 2015)
商品名:ロートV5粒
PMID No.
著者名(Authors)
25468896 Hammond BR, Fletcher LM,
Roos F, Wittwer J, Schalch W.
掲載雑誌(Journal)
タイトル (Title)
研究デザイン
(Study design)
PICO又はPICO
Invest Ophthalmol Vis Sci.
2014 Dec 2;55(12):8583-9.
A double-blind, placebo-controlled study on the
effects of lutein and zeaxanthin on photostress
recovery, glare disability, and chromatic contrast.
Double-blind,
P: Young healthy subject
placeboI/C: supplementation group
controlled study vs placebo
O: See the outcome
セッティング(研究実 対象者特 介入(摂取量、介入期
施国)(Country)
性
間など)
(Subjects)
US
115
1 year of
young,
supplementing lutein
healthy
10mg and zeaxanthin
subjects 2mg
対照(プラセボ、何も 解析方法(ITT、
しないなど)
FAS、PPS等)
主要アウトカム
58 received placebo ITT, Linear mixed L+Z supplementation resulted
and 57 L+Z
model regression in significant increase in
was performed. serum levels and MPOD and
Improvements in chromatic
contrast and recovery from
photo stress.
副次アウトカム
害
査読の有 Functionality
無
No serious adverse
Yes
events occurred
throughout the
intervention period. 20
adverse events
occurred during the
entire study period.
However, no adverse
events occurred that
were directly
attributable to the
study intervention.
Improvement of
Photo Stress
Recovery, Glare
Disability and
Chromatic
Contrast
C of I
Jadad Score
Supported by DSM
5
Nutritional Products
Ltd. and Kemin Foods
L.C.
Disclosure:
B.R. Hammond, DSM
Nutritional Products
Ltd. (R), Kemin Foods
(R);
L.M. Fletcher, None;
F. Roos, DSM
Nutritional
Products Ltd. (E);
J. Wittwer, DSM
Nutritional Products
Ltd. (E);
W. Schalch, DSM
Nutritional Products
Ltd. (E, C), P
別紙様式(Ⅴ)- 4
表示しようとする機能性に関する説明資料(研究レビュー)
標題:最終製品ロートV5粒に含有する機能性関与成分ルテインとゼアキサンチンによる目の健
康に関するシステマティックレビュー
商品名:ロートV5粒
機能性関与成分名:ルテイン、ゼアキサンチン
表示しようとする機能性:本品にはルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。ルテイン・ゼアキ
サンチンには見る力の維持をサポートすることが報告されています。
作成日:2015 年 3 月 24 日
届出者名:ロート製薬株式会社
抄
録
背景・目的: ルテイン/ゼアキサンチンの摂取は、視覚機能にとって重要な役割を果たすという知
見が得られつつある。本システマティックレビューにおいて、ルテイン/ゼアキサンチンのヒト試験に
おける目の健康機能について網羅的な文献検索を行い、合理的根拠を集めることを目的とした。
方法: PubMed、Cochrane Library database、医中誌を用い、2015 年 1 月までに公表された論
文を対象に、文献検索を行った。ヒトにおけるランダム化比較試験(RCT)タイプかつ視機
能について評価を行っている試験を抽出対象とした。また、適格基準は、機能性表示の趣旨を鑑
み、健常人に対して行われ、かつルテイン・ゼアキサンチン以外の交絡因子と成り得る成分を摂
取していない研究を採択した。RCT の質の評価は、Jadad score を採用した。
結果: 採択した Hammond らの試験によると、一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン2mg
を1年間摂取することにより、プラセボ群と比較して、黄斑色素密度の増加、色コントラスト感度の
改善、光ストレス回復促進が認められた。
限界: 採択した論文は、アウトカムに関する研究の限界について深刻な限界はなかった。
結論: ルテイン・ゼアキサンチン摂取による黄斑色素密度の増加は、円錐細胞・桿体細胞から短
波長光を遮るフィルター機能を果たすことにより、光ストレス回復が促進、色コントラスト感度が改
1
善すると考えられる。そのため、ルテインとゼアキサンチンを摂取することは、視覚機能の維持に
有効な手段であると考える。
はじめに
項目3. 論拠
キサントフィルと呼ばれるカロテノイドであるルテインおよびゼアキサンチンは特異的なメカニズム
によって目の黄斑部に蓄積され、黄斑色素を形成している。そのルテインとゼアキサンチンはヒト
の体内では合成されず、黄斑色素は食事摂取に依存している 1) 。
ルテイン/ゼアキサンチンとは
ルテイン((3R,3'R,6'R)-β, ε-carotene-3,3'-diol, C40H56O2)はキサントフィル、自然に存在す
る酸素原子を含むカロテノイド(図 1)である 2) 。
図 1:ルテイン及びゼアキサンチンの分子構造
ルテインは自然界に豊富に存在し、ケール、ホウレンソウなどの暗緑色の葉野菜に存在する。多く
はないが、果物、トウモロコシ、卵黄などの黄色の食品にも存在する。ゼアキサンチンはルテイン
の構造異性体であり、同様に食品中に存在する 3) 。ルテイン/ゼアキサンチンはまた、マリーゴー
ルドの花(Tagetes erecta L.)から抽出精製された機能性成分としてサプリメント及び栄養強化食
品に使用される。
2
これまでに、ルテイン/ゼアキサンチンを摂取することによって、血中のルテイン濃度が上昇するこ
とが示されている。また、一定量のルテイン/ゼアキサンチンを摂取することによって、ヒトの黄斑色
素密度が上昇することも確認されている。これは、ルテイン/ゼアキサンチンはヒト黄斑に選択的に
取り込まれるためである。取り込みのメカニズムについては、ヒト網膜のキサントフィル結合タンパク
質 GSTP1 および StARD3 との結合によることが裏付けられている。このことは、ルテイン/ゼアキサ
ンチンが眼組織における生理活性成分であることの生物学的妥当性を支持している 4) 。
細胞内で産生される活性酸素(ROS)やフリーラジカルは、DNA(デオキシリボ核酸)やタンパク質、
炭水化物、脂質などを攻撃し、酸化ストレスを引き起こす。したがって、DNA、タンパク質、脂質な
どを酸化による損傷から保護することはヒトの健康に有益である。この酸化のうち、高いエネルギー
を持つ光が引き起こすものを光酸化という。紫外線、あるいは可視光のうちでも青色光は、強いエ
ネルギーを持つことから光酸化の原因となる。これらの光は、全ての細胞が受ける基礎的な酸化ス
トレスに加え、余分な ROS やフリーラジカルを産生させ、細胞にさらなる損傷をもたらす。特に、目
のように外界に曝露された組織の細胞は、光酸化を受けやすい。
こうした前提において、ルテイン/ゼアキサンチンと目の健康との関連性は、以下の 2 つの論点に
ついて肯定的な評価を受けている。
a)ルテイン/ゼアキサンチンの直接的な抗酸化作用はフリーラジカルの消去、すなわち活性のある
中間体の捕捉である。
b)ルテイン/ゼアキサンチンは青色光を吸収し、酸化ストレスから目の組織を保護する。これはル
テインの間接的な抗酸化活性である。
黄斑や水晶体に存在するルテイン/ゼアキサンチンは短波長光(400-500nm)、特に 446nm の波
長の青色光を吸収する 5) 。可視光のうち青色光はより長波長の光と比べて、細胞損傷能が高い。
網膜は光を感受するための組織であるが、網膜に内在する老化色素と呼ばれるリポフスチン構成
物質である A2E は、青色光により自発蛍光すると共に、フリーラジカルの産生を助長し、網膜色
素上皮細胞においてアポトーシスを誘導する。ルテイン/ゼアキサンチンが光を吸収することが出
来るのは、これらに共役ポリエン鎖が存在しているからである。ポリエン鎖の共役の程度、長さ、末
端基の性質は、その分子のスペクトル特性に影響を与える 6) 。このようにして、入射光と光受容体
の外節との間に位置するルテイン/ゼアキサンチンは青色光を吸収し、その強度を低下させること
により、酸化ストレスから網膜を保護する。
項目4. 目的
本システマティックレビューの目的は、ルテイン/ゼアキサンチンのヒト試験における目の健康機能
について網羅的な文献検索を行い、合理的根拠を集めることである。
3
方法
項目5. プロトコールと登録
プロトコールについては、別紙様式(Ⅴ)-6を参照のこと。
登録は、無し。
項目 6. 適格基準
適格基準は、機能性表示の趣旨を鑑み、健常人に対して行われ、かつルテイン・ゼアキサンチン
以外の交絡因子と成り得る成分を摂取していない研究を採択した。
項目7. 情報源
文献検索は 2015 年 1 月までに公表された論文を対象に、PubMed、Cochrane Library database、
医中誌を用いた。最終検索日は、2015 年 2 月 1 日である。
項目8. 検索
PubMed検索については、次のとおりである。
"lutein"[MeSH Terms] OR "lutein"[All Fields]) AND ("random allocation"[MeSH Terms] OR
("random"[All Fields] AND "allocation"[All Fields]) OR "random allocation"[All Fields] OR
"randomized"[All Fields]) AND controlled[All Fields] AND ("biomedical research"[MeSH
Terms] OR ("biomedical"[All Fields] AND "research"[All Fields]) OR "biomedical
research"[All Fields] OR "study"[All Fields]
文献検索フローチャートについては、別紙様式(Ⅴ)-6を参照のこと。
項目9. 研究の選択
関連する文献は、視機能について何らかの評価を行っている試験を抽出した。エビデンスのタイ
プとしては、ヒト試験でランダム化比較試験(RCT)タイプを網羅的に検出した。
除外した文献に関しては除外理由を付してリスト化した(別紙様式(Ⅴ)-7)。除外理由は関連性
のない研究、異なる成分に関する研究、野菜について行われた研究、安全性に懸念がある成分
を含む研究、同等性を考慮してルテインエステルが用いられた研究、加齢黄斑変性患者を含む
研究などである。
4
項目10. データの収集プロセス
第一次スクリーニングは、査読付き論文を批判的に吟味できるスキルを持つ二人のレビューワー
が独立に行った。第二次スクリーニングは、学術論文の著者として経験のある博士号を持った科
学者二名が独立に行った。二名の結果を照合し、採用論文を決定した。
項目11. データ項目
別紙様式(Ⅴ)-7 を参照のこと。
項目12. 個別の研究の バイアス・リスク
別紙様式(Ⅴ)-11a を参照のこと。
項目13. 要約尺度
別紙様式(Ⅴ)-11a を参照のこと。
項目14. 結果の統合
メタアナリシスを行っていないため、該当せず。
項目15. 全研究のバイアス・リスク
叙述的バイアスや出版バイアスを避けるために、FloraGLO ルテイン、又は Optisharp ゼアキサ
ンチンが使用された介入試験以外のものもスクリーニング対象とし、又、肯定的なものでないもの
もスクリーニング対象とした。研究のバイアスリスクは、別紙様式(Ⅴ)-11a に示した。採択した
Hammond7)らの試験において、特記すべきバイアスリスクは認められなかった。
項目16.追加的解析
特に無し。
結果
項目17. 研究の選択
項目9の研究の選択を参照。
項目18. 研究の特性
研究のサイズ、PICOS、追跡期間などは、別紙様式(Ⅴ)-7に記載。
5
項目19. 研究内のバイアス・リスク
項目12を参照。
項目20. 個別の研究の結果
アウトカム、有害事象、各介入群の要約データに関しては、別紙様式(Ⅴ)-7を参照。
信頼区間等の情報は、研究の妥当性・一貫性の考察の中で記載。
項目21. 結果の統合
研究の質、妥当性、一貫性
研究の質、妥当性、一貫性について以下のように考察した。
RCT の質を評価するスコアのうち妥当性が証明されている Jadad score を、本システマティックレ
ビューで採用した。採択した Hammond7)らの論文は、Jadad score が 5 であり、極めて質の高い論
文であると考える(表1)。
一貫性については、採択された論文が一報のみであるため、論ずることは不可能であるが、今後
行われる同様の研究により一貫性が議論されるであろう。
また、米国で行われた Hammond らの試験では、ルテイン 10mgとゼアキサンチン 2mgで1年間の
介入を行っており、研究の内容も解析の方法なども良く、結果についても良く考察されている 7)。
本試験は米国人に対して行われた試験であり、日本人への外挿性が懸念点になってくる。しかし
ながら、日本人に対して行った Tanito らの試験において 8)、ルテイン摂取により黄斑色素密度が
有意に上昇することが明らかになっており、米国人と日本人間での乖離は少ないと判断する。
黄斑色素密度の増加
Hammond らは、一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン2mgを1年間摂取した群はプラセ
ボ群と比較して、黄斑部中心から10、30、60、105分離れた距離の黄斑色素密度がそれぞれ有
意に上昇することを明らかにした(10’ P < 0.0001, 30’ P < 0.0001, 60’ P = 0.006, 105’ P =
0.0004)7)。
色コントラスト感度の改善
Hammond らの臨床試験により、ルテイン10mg及びゼアキサンチン2mgを1年間摂取した群はプ
ラセボ群と比較して、色コントラスト感度が有意に改善(P=0.03)することが明らかになった 7)。
6
グレア(眩しさ)に対する視覚耐性
Hammond らの研究では、グレア不能(GD: Glare Disability)という評価指標を用いて、グレアに関
する評価を行った。その結果、プラセボ群とルテイン・ゼアキサンチン併用摂取群の間で統計学に
有意な差は認められなかったものの、黄斑色素密度とグレア不能改善の相関関係が認められた
(P=0.03)7)。
光ストレスの回復促進
Hammond らの研究において、ルテイン 10mg及びゼアキサンチン 2mgを1年間摂取した群では、
黄斑色素密度の変化と視覚機能を検証に含んだ形で顕著な改善が認められた(それぞれ、
P=0.002、P=0.013)7)。
項目22. 全研究のバイアス・リスク
項目15を参照。
項目23. 追加的解析
特に無し。
考察
項目24. エビデンスの要約
エビデンスの強さについては、Jadad Score にて評価し、別紙様式(Ⅴ)-7に記載。
アウトカムとの関連性については、COI の中に情報として記載。
項目25. 限界
採択した Hammond7)らの論文は、研究の限界の評価(別紙様式(Ⅴ)-11a を参照)から、アウトカ
ムに関する研究の限界について深刻な限界はなかった。また、採択した Hammond らの研究で使
用されたルテイン・ゼアキサンチンは、今回機能性表示をしようとする製品に入れるルテイン・ゼア
キサンチンと同一である。
7
項目26. 結論
黄斑色素密度の増加
一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン2mgを1年間摂取した場合、黄斑部中心から10、3
0、60、105分離れた距離の黄斑色素密度が上昇した。黄斑色素であるルテイン/ゼアキサンチ
ンは体内で合成されず、食事から補うしかない。その点から、十分な量のルテイン/ゼアキサンチ
ンを摂取し、常に網膜の中心である黄斑部において十分な黄斑色素密度を確保することが、目の
健康にとって極めて重要である。今回のシステマティックレビューにより健常者を対象とした研究で
最終的に 1 報が採択され、ルテイン/ゼアキサンチンの摂取により、黄斑色素密度の上昇が確認
されたことから、黄斑色素密度を上昇させるのにルテイン/ゼアキサンチンを摂取することは有効
であると考えられる。
色コントラスト感度の改善
ゼアキサンチンが多く蓄積すると言われている黄斑部中心窩の中心部分の機能の一つとして、色
コントラスト感度の機能があり、採択した Hammond の臨床試験は食品成分の摂取により色コントラ
スト感度に影響を与えうるかを検証したものである。一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン
2mgを摂取することにより、色コントラスト感度の改善が確認された。これは、黄斑色素密度の上昇
によるものと考えられる。
光ストレスの回復促進
一日あたりルテイン10mg及びゼアキサンチン2mgを1年間摂取した場合、光ストレス回復速度が
改善した。これは、ルテイン・ゼアキサンチン摂取による黄斑色素密度の増加が、網膜の細胞損傷
度の高い短波長光の吸収に寄与するため、また感光色素への影響といった局所での代謝効果の
ためと考えられる 12)。
眼の健康のためのルテイン・ゼアキサンチンの摂取量の提案
ルテイン・ゼアキサンチンの眼の健康効果に関する今回のシスマティックレビューの結果より、黄
斑色素密度増加、色コントラスト感度の改善、ならびに光ストレスの回復促進に対して、10mg/日
のルテインおよび 2mg/日のゼアキサンチン摂取が有効であることが示唆された。今回のシステマ
ティックレビューで採択した Hammond らの論文は、バイアスの低さ、有意水準 95%の精確性の観
点から、その効果の推定値に強い確信が持てるものであろう。結論として、ルテイン・ゼアキサンチ
ン摂取による黄斑色素密度の増加は、円錐細胞・桿体細胞から短波長光を遮るフィルター機能を
果たすことにより、光ストレス回復促進、色コントラスト感度改善が観られることから、ルテインとゼア
キサンチンの摂取は視覚機能の維持に有効な手段であると考えられる。
8
スポンサー・共同スポンサー及び利益相反に関して申告すべき事項
項目27. 資金源
利益相反に関する情報は採択論文リストに詳細に記載した。(別紙様式(Ⅴ)-7を参照)。
各レビューワーの役割
項目 28. 各レビューワーの役割
ケミン・ジャパン株式会社 酒井由美子
論文の技術的側面の検証
ケミン・ジャパン株式会社 橋本正史
一次スクリーニングおよび二次スクリーニング(論文の内容全体を網羅的・客観的に検証)
Kemin Foods, L.C. Richard Roberts Ph.D
一次スクリーニングおよび二次スクリーニング(論文の内容全体を網羅的・客観的に検証)
ケミン・ジャパン株式会社 村上敦士
編集者
PRISMA 声明チェックリスト(2009 年)の準拠
項目 29. PRISMA 声明チェックリスト
PRISMA 声明チェックリスト(2009)の準拠
■おおむね準拠している。
□あまり準拠できていない項目もある。(食品表示基準の施行後1年を超えない日までに、
PRISMA 声明チェックリストに準拠した資料との差し替えが必要)
9
<表1>
著者名(Authors)
掲載雑誌
Hammond BR, et Invest
al. (2014)
Ophthalmol Vis
Sci. 2014 Dec
2;55(12):8583-9.
タイトル (Title)
セッティング
対象者特性
(研究実施国) (Subjects)
(Country)
A double-blind, placeboUS
controlled study on the effects
of lutein and zeaxanthin on
photostress recovery, glare
disability, and chromatic
contrast.
115
young,
healthy
subjects
10
介入(摂取量、介入期間など)
主要アウトカム
Jadad scale
score
1 year of supplementing
lutein 10mg and
zeaxanthin 2mg
L+Z supplementation resulted in
5
significant increase in serum levels and
MPOD and Improvements in chromatic
contrast and recovery from photo
stress.
別紙様式(Ⅴ)-6 文献検索フローチャート
システマティックレビュー
文献検索の方法と結果
PubMed 検索(~Jan 2015)
検索ワード(Lutein ,
Randomized Controlled Study)
n =202
Cochrane Library 検索
(Feb 2015)
検索ワード(Lutein,
Randomized Controlled
Study)
n = 112
医中誌 Web 検索
(Feb 2015 )
検索ワード(ル
テイン, 二重盲検)
n=1
重複 1
第一次選抜〔Screening〕
重複が除外された後の文献数
n = 238
ハンドサーチによる採択 (健常者)
n=2
第二次選抜〔Screening〕
除外文献数
n= 239
選抜文献数
n=1 (PubMed)
データの統合に用いた文献数
目の健康 :
n = 1 (PubMed)
別紙様式(V)-7
採用文献リスト(~Jan 2015)
商品名:ロートV5粒
PMID No.
著者名(Authors)
25468896 Hammond BR, Fletcher LM,
Roos F, Wittwer J, Schalch W.
掲載雑誌(Journal)
タイトル (Title)
研究デザイン
(Study design)
PICO又はPICO
Invest Ophthalmol Vis Sci.
2014 Dec 2;55(12):8583-9.
A double-blind, placebo-controlled study on the
effects of lutein and zeaxanthin on photostress
recovery, glare disability, and chromatic contrast.
Double-blind,
P: Young healthy subject
placeboI/C: supplementation group
controlled study vs placebo
O: See the outcome
セッティング(研究実 対象者特 介入(摂取量、介入期
施国)(Country)
性
間など)
(Subjects)
US
115
1 year of
young,
supplementing lutein
healthy
10mg and zeaxanthin
subjects 2mg
対照(プラセボ、何も 解析方法(ITT、
しないなど)
FAS、PPS等)
主要アウトカム
58 received placebo ITT, Linear mixed L+Z supplementation resulted
and 57 L+Z
model regression in significant increase in
was performed. serum levels and MPOD and
Improvements in chromatic
contrast and recovery from
photo stress.
副次アウトカム
害
査読の有 Functionality
無
No serious adverse
Yes
events occurred
throughout the
intervention period. 20
adverse events
occurred during the
entire study period.
However, no adverse
events occurred that
were directly
attributable to the
study intervention.
Improvement of
Photo Stress
Recovery, Glare
Disability and
Chromatic
Contrast
C of I
Jadad Score
Supported by DSM
5
Nutritional Products
Ltd. and Kemin Foods
L.C.
Disclosure:
B.R. Hammond, DSM
Nutritional Products
Ltd. (R), Kemin Foods
(R);
L.M. Fletcher, None;
F. Roos, DSM
Nutritional
Products Ltd. (E);
J. Wittwer, DSM
Nutritional Products
Ltd. (E);
W. Schalch, DSM
Nutritional Products
Ltd. (E, C), P
Fly UP