Comments
Description
Transcript
面会資料( 255KB)
太田国土交通大臣面会 猪瀬知事要求項目 1 地下鉄一元化の推進 <別紙> 2 八ッ場ダムの早期完成 ○ 八ッ場ダム建設事業については、直ちに本体工事に着手すると ともに、一日も早く完成させること。 3 東京外かく環状道路の早期完成 ○ 外環の関越道から東名高速間については、2020年早期に開 通させるとともに、湾岸道路までの計画の早期具体化を図られ たい。 4 羽田空港の機能強化と更なる国際化の推進 ○ 国際線発着枠9万回の確実な実施に加え、将来の容量不足に対 応すべく、空港容量の更なる拡大と国際線の増枠を実現された い。 《東京都の主張》 東京メトロと都営地下鉄は、 一元化できる! ○ 東京には二つの地下鉄があり、割高な運賃 や二重改札など利用者に負担を強いている。 ○ 都営地下鉄は6年間単年度黒字を続け、順 調に借金を返済しており、地下鉄一元化は都 営の借金をメトロに押し付けるという俗説に は根拠がない。 ○ 昭和31年の都市交通審議会第一号答申で は東京の地下鉄は一体となるとされている。 その時期が今なのである。 ○ 東京の地下鉄である東京メトロの経営は、 都に任せていただきたい。東京都が責任を持 って地下鉄一元化を進める。 <東京都の考える地下鉄一元化の進め方> ○ 東京都は、 「東京地下鉄ホールディングス」 を作り、その上で、経営の一元化を目指し、 利用しやすい運賃体系の実現に取り組む。 ○ その後、両地下鉄の経営を一元化した上で、 新たに設立された株式会社については、株式 を上場するなど、自立経営を進めていく。 ○ 東京都は、地下鉄の一元化を推進していく ので、ぜひ国にも協力していただきたい。 一 メトロ法は、東京都にメトロ株売却義務 を課しているが、これは首都の行政府の意 思を無視するものである。国は、法改正を して、東京都に対する不当な義務付け規定 を削除していただきたい。 一 東京都が「東京地下鉄ホールディングス」 を作るので、国は、東京都に、東京メトロ 株を譲渡していただきたい。 都営地下鉄の長期債務 「都営はメトロより借金が多いが、借金を返済するスピードはかなり早い。」 (出典)「地下鉄は誰のものか」 猪瀬 直樹 著 P42 (億円) 15,000 , 13,881 12,794 都営 13,356 12,028 11,504 2004⇒2011の 7年間で 10,924 9,583 10,000 10,218 8 056 8,056 都営 メトロ 7,006 7,428 6,549 7,169 7,050 都営は メトロの約3倍の 都営は、メトロの約3倍の スピードで借金を返済 6,838 残高が4,298億円(31%)減少 年平均 約600億円 削減 6,407 5,000 メトロ 残高が1,507億円(19%)減少 0 (年度) 年平均 約200億円 削減 都営地下鉄の財務状況 メトロと都営の経営指標上の差異は、結局投資回収のタイミング差の問題に過ぎない メトロと都営の現在地イメージ 都営は6年間連続単年度黒字 投資収支 (億円) + 500 経常損益 110 140 メトロ 122 91 86 ● 31 △41 △117 (← 0 時間 ● 東 日 本 大 震 災 都営 ) - -500 (年度) (出典)「地下鉄は誰のものか」 猪瀬 直樹 著 P125 「東京地下鉄ホールディングス」 = 事実上のホールディングス すなわち、東京の地下鉄を一元的に経営する主体 東京都 東京メトロ 現在 46.6%(第二位) → 66. 66.7%以上 株式会社ではないが、 事実上の持株会社 都営地下鉄 株式会社ではないが、 都が100% メトロ法の改正及び将来的な廃止 (まずは、東京都に対する義務附け規定の削除) ○東京地下鉄株式会社法(平成14年法律第188号)(抄) 附 則 (この法律の廃止その他の必要な措置) 第二条 国及び附則第十一条の規定により株式の譲渡を受けた地方 公共団体は、特殊法人等改革基本法(平成十三年法律第五十八号) に基づく特殊法人等整理合理化計画の趣旨を踏まえ、この法律の施 行の状況を勘案し、できる限り速やかにこの法律の廃止、その保有 する株式の売却その他の必要な措置を講ずるものとする。