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ひと - 広島工業大学
「ひと」 VOL.10 村上 昌平くん(大学院 土木工学専攻 佐藤研究室)は、学部在学中の4年間で硬式野球部に所属しながら 卒業までに207単位を修得しました。その動機と意欲、 サークル活動との両立の秘訣を聞いてみました。 どうしてそこまで頑張ろうと思ったのですか? 入学したからにはいろいろなことがやってみたかったん です。でも自分だけが特別という感覚はありませんでした。 周りの雰囲気も受けるのが当たり前みたいなところがあっ て、同期の仲間に引っ張られたという感じですかね。 単位の修得状況を教えてください 将来の夢は? 教養必修6単位、教養選択38単位、専門必修54単位、 大阪の「サントリーミュージアム」などを設計した建築 専門選択94単位、教職15単位です。一年次は週5日Ⅰ∼ 家の安藤忠雄が好きであこがれています。本学大学院(土 Ⅳコマ(週1日Ⅴコマまで)で結構ハードでしたが、二、三 木工学専攻)に進学予定なので、構造設計をやりたいと考 年次はⅠ∼Ⅲコマで普通でした。授業に出ること自体は大 えています。形のあるもの、後世に残るものをつくりたい 変ではなかったですね。ゼミの研究のほうが大変です。学 ですね。 生8人以上揃わないとできない実験があったりと、 しんど 新入生へ一言お願いします かったですが充実感はありました。 自分でやってみないとわからないことがあります。いろ サークル活動はいつごろまで続けましたか? いろなことにチャレンジしてください。新3年生にも一言 4年生の春まで現役でした。提出課題とかがあるときは 言わせてください。 睡眠時間を削ってしのいでいました。でもその当時は硬 「是非佐藤ゼミに来てください。実験を皆で一緒に楽し 式野球部の友達といるのが楽しくて続けてしまいました。 くやりましょう。おいしいお酒が毎日飲めますよ。」 左:村上 昌平くん トピックス W i n n e r 3月17日、サッカー部 小川 博和くん(工学部 機械システム 平 成 1 6 年 1 0 月に山 口 大 学で開 催された「 電 気・情 報 関 連 学 会 中 国 支 部 連 合 大 会 」の 論 文 発 表において、 工学科 2005年卒)に大学から表彰状と記念品が贈呈されま 二人の学生が中国支部奨励賞を受賞し、5月に授賞式が行なわれました。 した。 小川くんは前年度に広島県大学選抜チーム、中国・四国大学 升味 伸之くん(大学院電子工学専攻 中村研究室) 選抜チームに選ばれ、その活躍により1月29日の2004サッカ テ ー マ: 「安定な高Qを持つ出力容量拡大回路を用いた低周波2次BPF回路」 ーサンクスフェスタにて、 (財)広島県サッカー協会から今年度 発表内容:医療電子工学・各種振動体の信号測定などに利用される、高Q・低雑音の 優秀選手に選ばれており、今回の学長表彰はその功績に対して 超低周波/低周波BPF回路は、低周波帯では大きな時定数を必要とする 贈られたものです。 ため、能動RC回路であっても、回路の小型化・集積化は困難となる。また、 受賞後小川くんは「今後もサッカーに関わっていきたい」と そのような微弱な信号の処理には安定な高いQが要求される。そこで高 喜んでいました。 Q実現可能なプロト回路に出力容量拡大回路を適用して、小容量値による 低周波能動RC2次BPF回路を実現した。また、出力容量拡大回路がこの 回路の雑音に及ぼす影響を実測・検討し、ほとんど影響がないことを確認 した。 宮内 康介くん(大学院電子工学専攻 2005年卒 米沢研究室) テ ー マ:高齢者安全生活支援システム 発表内容:独居老人の転倒等による孤独死が問題になっている。少しでも外出時の 不安を取り除くために、生体情報の記録・検出ができる装置を考案した。 腹部にベルトで装着する4∼6cmの薄い箱型のもので、あおむけ・うつぶ せの姿勢の検出、緊急状態における通報も可能である。外部との交流を 安全面でバックアップし、高齢者の生活の質の向上を目指したい。 (左:サッカー部監督 坂井先生 右:小川くん) 17