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うどん - 香川県
うどんは毎日の生活に欠かせません! 讃岐ではのどでたべると言われるうどん、香川県は日本一 のうどん消費量を誇るうどん王国です。 【特徴】 香川県は、温暖で雨が少ないといった気候条件と小麦 の栽培に適した土壌に恵まれ、古くから良質な小麦の 産地でした。また、瀬戸内海沿岸では、遠浅で潮の干 満の差が大きな長い砂浜が多く、日照にも恵まれてい たことから、塩作りも盛んでした。 さらには、うどんだしの材料となるイリコ(煮干し) の原料のカタクチイワシが、伊吹島周辺の燧灘(ひう ちなだ)をはじめ、瀬戸内海で豊富に獲れたこと、小 豆島でしょうゆの生産が盛んであったことなど、うど んづくりに欠かせない良質の食材が地元にあったこ とに加えて、讃岐人の器用さとうどんづくりにかけた 熱意も手伝って、本場さぬきうどんが生まれ、食べら れるようになりました。 現在も季節に合わせて、かけやざる、ぶっかけ、しっ ぽくなど様々なスタイルで食べられています。 うどんの作り方 ■材料■(6~7人分) ※うどん作りには塩と水の微妙な配合がポイントになります。 夏 小麦粉 水 塩 225g 25g 春・秋 500g 230g 20g 冬 235g 15g ■作り方■ 1.分量の塩を水でよく溶かしておく。 2.粉をかきまぜながら塩水を少量ずつ加え、全体に均一に水分が行き渡るようにする。 3.丸い団子にまとめ、袋に入れ、ござ等をかぶせて足で踏み、また丸めて踏みを繰り返す。 ※この作業を数回くり返すことにより、小麦粉のタンパク質が寄り添ってできたグルテンはより網 目状に張り巡らされて強さを増し、生地に適度な粘りと弾力性が生まれる。 4.3をビニール袋に入れて寝かす。(夏:30~60 分、春・秋:1~2 時間、冬:2~3 時間) 5.4を足踏みして2㎝程度の厚さにした後、生地に打ち粉をしながらめん棒でのばす。 生地はほぼ正方形になるようにし、生地が3㎜程度の厚さになったらできあがり。 6.生地をびょうぶのように前後に折りたたみ、3~4 ㎜幅に切ります。麺の真ん中を 持ち、たたきつけるようにしてほぐす。 7.たっぷりの湯で 10~12 分ほど茹でる。 8.(入れた時麺がくっつかないよう軽くまぜる) 9.茹であがったらざるに上げ、水洗いし、手でもんで表面のぬめりをとる。 だし汁の作り方 さぬきうどんの豆知識 さぬきうどんのだしは、瀬戸内で獲れるイリコが主役! 香川県ではさぬきうどん用小麦「さぬきの夢 しょうゆで味を調えます。 2000」が開発され、 「さぬきの夢 2000」こだわ ■配合割合■ り店などのうどん店で 100%使用したうどんが 提供されています。 だし汁 みりん しょう油 コシのあるモチモチ感が特徴で、うどん以外の つけ汁 4~5 0.5 1 生パスタやパンなどにも かけ汁 6 0.5 1 使われています。 ■作り方■ 1.鍋に水 5 カップ、煮干し 20g、だし昆布 10g を入 また平成 21 年 10 月には れ、30 分~2 時間おいてから火にかけ、沸騰直前 「さぬきの夢 2000」の後 継品種も決定し、順次切 にこんぶ、煮干しを取り出す。 2.削り節を入れ、弱火で 15 分程度煮てアクを除く。 り換えて行く予定です。 3.ざるかふきんでだし汁をこしとる。 さぬきの夢 2000 の 4.だし汁の種類によって、しょうゆ、みりんを加え 麦穂→ て味を整える。