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沼津市路上喫煙の規制に関する条例(案)の骨子
沼津市路上喫煙の規制に関する条例(案)の骨子 条例制定の理由 路上喫煙による被害等の防止や清潔で快適な空間の保全の観点から、路上喫煙の禁止を求める声が議会や市民から寄せられていましたが、こ れまで個人のモラルの問題として対応してきました。しかし、次のような状況を踏まえ、条例による規制に取り組むこととしました。 ◇沼津駅周辺は、国際会議場をはじめ高次都市機能の集積が進んでいること ◇東京五輪開催を契機に、国内外から沼津を訪れる方々の増加が期待されること ◇たばこの火による被害等に関して、幼児や高齢者への配慮がこれまで以上に求められること(少子高齢化の進行) また、沼津駅南北にある喫煙場所の利用者は多いものの、駅前周辺での喫煙に関する規制や喫煙場所への誘導がないことから、特に夜間にな ると、喫煙場所以外での喫煙が増える傾向にあります。 このようなことを背景に、モラルに頼るだけでなく、喫煙ルールを明確にし、路上喫煙による被害等を防止するとともに、たばこを吸う人、 吸わない人それぞれの立場から清潔で快適な空間を保全し、「人と環境を大切にするまちづくり」の推進に資することを目的に条例を制定しま す。 条例に盛り込む事項(骨子) 1 目的 路上喫煙に関し、市、市民等及び事業者の責務を明らかするとともに、路上喫煙の規制についての基本となる事項を定めることにより、身 体若しくは財産上の被害を防止し、並びに清潔で快適な空間の保全を図り、もって「人と環境を大切にするまちづくり」の推進に資すること を目的とします。 2 路上喫煙の定義 路上喫煙とは、道路、公園、河川、海岸、その他の公共の場所でたばこを吸うこと、又は火のついたたばこを手に持つことをさします。 3 市、市民等、事業者の責務 市 :市民等への意識啓発、規制の表示、重点規制区域の設定や指定喫煙場所の整備など、路上喫煙を防止するための施策を総合的に実 施します。 市民等:市民等(市民及び市を訪れる人)は、路上喫煙をしないよう努めることとしています。また、路上喫煙の規制に係る市の施策に協 力するよう努めることとしています。 事業者:事業者(市内に事務所等を有し、又は事業活動等を行う法人や個人)は、路上喫煙の規制に係る市の施策に協力するよう努めるこ ととしています。 4 重点規制区域 重点規制区域においては、指定された場所以外での路上喫煙を禁止します。また、禁止である旨の表示および喫煙場所への誘導を行う区域 です。 (規制区域は、別図) 5 禁止行為に対する指導、公表等 重点規制区域内で路上喫煙をした者に対しては、指導します。この指導に従わず、特に悪質と認めるときは、その者の氏名、住所、違反行 為の内容について公表します。 重点規制区域 指定喫煙場所