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SPARC M6プロセッサ

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SPARC M6プロセッサ
ORACLE DATA SHEET
SPARC M6 プロセッサ
SPARC M6 のおもな機能
統合型でスケーラブルなエンタープライズ・
サーバー・コンピューティング・エンジン
SPARC V9 アーキテクチャに基づく、完全な
バイナリ互換性を備えた 12 個のマルチス
レッド・コア
96 個のコンピューティング・スレッド
コアごとに 128KB の専用 L2 キャッシュ、
および 48MB の統合 L3 キャッシュ
コヒーレンシ制御装置とスケーラビリティ・
リンクの統合により、システムを最大 96CPU
まで拡張可能
オンチップの統合型デュアルPCIe 3.0 ポート
暗号化命令アクセラレータをパイプライン
に統合
Oracle Solaris OS のバイナリ互換性を保
証
おもな利点
卓越したシングルスレッド・パフォーマン
スを実現し、高水準のスループットを得る
ために拡張可能
拡張する際のコスト効率が優れているため、
データセンター要件の増大するニーズに対応
可能
暗号化ユニットが内蔵されていることで、本
来のワークロードに影響を与えずに、ワイ
ヤー・スピードのセキュリティ機能を提供
組込みの仮想化テクノロジーにより、動的
なスケーリング、リソース利用率の向上、
運用の簡素化を実現
オンチップのネットワーク機能により、
ネットワークへの負荷が大きい大容量コ
ンテンツに対応でき、ストレージのボトル
ネックを解消
オラクルの SPARC M6 プロセッサは、業界でもっともスケーラブルな
マルチスレッド、マルチコア・プロセッサであり、比類のないシング
ルスレッド・パフォーマンスと極めて高いスループットを提供し、シ
ステムを最大 32 ソケットまで拡張できます。
プロセッサの概要
SPARC M6 プロセッサの設計により、マルチスレッド、マルチコア・プロセッサ・
テクノロジーはこれまでにない水準のスケーラビリティを実現します。SPARC
M6 プロセッサは、コアあたり 12 個のマルチスレッド・コア、96 個のコンピュー
ティング・スレッド、3.6GHz クロック、128K の専用 L2 キャッシュ、および圧
倒的な 48MB の L3 キャッシュを搭載し、あらゆるワークロードに対応できる処
理能力と豊富な機能を備えています。SPARC M6 プロセッサを使用して構築され
たシステムは、高度な高速コヒーレンシ・リンクおよび追加のスケーラビリ
ティ・リンク・ユニットと組み合わせることで、最大 32 ソケット、1000 以上
の論理ドメインまで拡張可能なため、いかなる用途にも対応できます。
SPARC M6 プロセッサは統合型チップ設計となっており、革新的な高帯域メモ
リ・コントローラ、高度な信頼性アルゴリズム、最新世代の PCIe 3.0 インタ
フェース、画期的な省電力管理機能といった全ての機能を 1 パッケージ化して
います。システム・レベルの機能をチップに直接統合することによって、サー
バーの部品点数が減少し、システム全体の信頼性が向上するとともに、アプリ
ケーションがより効率的に実行されるようになっています。
卓越したマルチスレッド・パフォーマンスに加えて、SPARC M6 プロセッサでは、
シングルスレッド・パフォーマンスも大幅に向上しています。特に、このプロ
セッサは、8 つのストランドの間で高度にスレッド化された、堅牢なアウトオ
ブオーダー型の二重発行命令プロセッサ・コアを搭載しています。SPARC M6 プ
ロセッサのコアは、16 段階の整数パイプラインによる高動作周波数と高度な分
岐予測を実現し、深いパイプラインの影響を軽減し、スレッドへのプロセッサ・
リソースの動的な割当てを実現します。これにより、SPARC M6 プロセッサは、
非常に高いシングルスレッド・パフォーマンスを実現するとともに、高水準の
スループット・スケーリングを得ることが可能です。
ORACLE DATA SHEET
SPARC M6 プロセッサは、セキュリティ重視の完全な新設計となっており、暗号
化命令アクセラレータが各プロセッサ・コアに直接統合されています。これら
のアクセラレータにより、DES、3DES、AES、SSL、RSA を含む 12 以上の業界標
準の暗号化方式に対応する高速暗号化が可能となっています。SPARC M6 プロ
セッサでは、暗号化機能を命令パイプラインの内部に直接統合することで、セ
キュア・コンピューティングを実現する際の障壁となるパフォーマンスやコス
トの問題を解消しています。
SPARC M6 プロセッサの機能と仕様
プロセッサの機能
12 個の SPARC V9 コア
ダイ・サイズ:643mm2
クロック周波数:3.6 GHz
プロセス・テクノロジー:28nm
CPU あたり最大 96 スレッド
1 基の M6 プロセッサあたり最大 32 の DDR3 DIMM(DDR3 1066MHz メモリをサポート)
ユーザー・レベルの暗号命令でアクセスできる各コア内の暗号化ストリーム処理ユ
ニット
48MB、12 ウェイの L3 キャッシュ
7 本のコヒーレンシ・リンク・チャネル、チャネルあたり各方向に 12 レーン、レーン
あたり 12Gbps
6 本のスケーラビリティ・リンク・チャネル、チャネルあたり各方向に 4 レーン、レーンあ
たり 12Gbps
デュアル PCI Express 3.0 (8 レーン) インタフェースをチップに内蔵
セキュリティ:AES、Camellia、CRC32c、DES、3DES、Kasumi、MD5、RSA、ECC、
DSA、SHA-1、SHA-224、SHA-256、SHA-384、SHA-512 をサポート
プロセッサ・コアの仕様
コア・サイズ:15.4mm2
8 スレッド
高度な分岐予測
ハードウェア・データ・プリフェッチャ
2
コアごとに 128KB の統合 L2 キャッシュ
16KB の L1 D-キャッシュおよび 16KB の
L1 I-キャッシュ
アウトオブオーダー整数実行パイプライン
x2、浮動小数点ユニット(FGU)x1、暗号
ストリーム処理をパイプラインに内蔵
ORACLE DATA SHEET
オラクルのハードウェア保証
SPARC M6 プロセッサに関するオラクルのハードウェア保証について、詳しくは
http://www.oracle.com/us/support/policies/index.html を参照してください。
Oracle ソフトウェア、ハードウェア、ソリューション向けの完全で包括的なサポート
Oracle Premier Support では、ソフトウェアの更新や運用のベスト・プラクティスから事前予防的なサポート・ツー
ルや迅速な問題解決まで、オラクル製品に対する投資収益を最大化するために必要な統合サポートを提供しています。
アプリケーションからディスクまでのスタック全体に対して、完全で包括的なサポートを提供しているのはオラクルだ
けです。
Oracle Premier Support について、詳しくは http://www.oracle.com/support を参照するか、オラクルの担当者また
はオラクルの公認パートナーにお問い合わせください。
お問い合わせ窓口
Oracle Direct
0120-155-096
oracle.com/jp/direct
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