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SPARC M10総合

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SPARC M10総合
富 士 通トラステッド・クラウド・スクエア( Fujitsu Trusted Cloud Square )
お 客様 の挑 戦を 支え、未 来を 切り開く最 先 端の IC T をご体感ください。
「 富 士 通トラ ステッド・クラウド・スクエア」で は 、人 類 の 夢 を か な える
スーパーコンピュータから最 新のスマートデバイスまで、最 先端 技術と商 品・
ソリューションを常設展示。
また、クラウド、ビッグデータなど 旬の キーワード を テーマにしたセミナー
や デモンストレーション、ICT システムの 検 証などを通して、富 士通の " 今 "と
それを 支える高い 技 術力 を ご 体 感い ただけます。
スパーク・エムテン
SPARC M10
UNIXサーバ
富士通の ”
今 ”をご体 感ください
スマートデバイスからスーパーコンピュータまで、富 士 通の 最 先 端 の IC T
技 術を 駆使したソリューションや 商品・サービスを展 示し、デモンストレー
ションや セミナーを 通じて 実 際にご 体 感 いただけます。
富 士 通 の 技 術力 を 検 証 環 境 で ご 体 感ください
約 300 台の 最 新の サーバ・ストレージと18 室の 検 証 ル ームを用意。仮 想 化 や プライベート・クラウド など、お 客 様 のご要 望に 応じたシステム 環 境 で、
専門技 術者の直接サポートによる検 証を 行うことができます。サーバ・ストレージ・ネットワークの設 定や OS インストールは、事前にスタッフが 行うため、
スピーディーに検証を 開始することが できます。
さらに、富士通データセンターのクラウドサービス基盤を活用した検証、リモートアクセスによるお客様先からの検証など、さまざまなニーズに対応する
ことができます。
富士通トラステッド・クラウド・スクエアの 詳 細情 報については、 http://www.fujitsu.com/jp/about/corporate/facilities/tcs/ を ご 参 照ください。
*Oracleと Javaは、Oracle Corporation および その子会社、関連会社の米国および その他の国における登録商標です。
*文中の社名、
商品名等は各社の商標または登録商標である場合が あります。
*SPARC64、SPARC64ロゴ、およびすべての SPARC 商標は、米国 SPARC International, Inc.のライセンスを受けて使用している、同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
*UNIXは、
米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
*本カタログに掲載している製品の写真は、
実際の製品と異なる場合があります。
*Oracle Solaris は Solaris, Solaris Operating System, Solaris OSと記載することが あります。
環 境 への 取 組 み
SUPER グリーン製品
環 境 要 素が、自社 製品または 市 場
製品との比較においてトップレベル。
SPARC M10 は、富士通の定めるスーパーグリーン 認定 製品で す。
グリーン購入法への対応 ※
20 01 年 4 月から 施 行の グリーン 購入法( 国 等による
環境物品等の調達の推進等に関する法 律)
に基づく調達
の2015 年度 基 本 方 針( 判断の基準)
に 対 応しています。
マニュアル の電 子 化
自然保 護、
環境への配慮より、紙資源の節約への貢献
を目的として、従 来の 印刷 マニュアルを必要最小限
におさえ、電 子データ(PDF)
で 提 供しています。
※SPARC M10-1( SPARC64 X +2.8GHz )の 2コア構成についてはグリーン 購入法の対 象 外 です。
富士通の環境についての取り組み の 詳細は、富 士 通ホームページ「 環境 活 動」
をご 覧ください。 http://www.fujitsu.com/jp/about/environment/
廃 棄・譲 渡の際のハード ディスク内データ消 去について
■このカタログは、2016 年 4 月現在のものです。改良のため予告なしに仕様・デザイン等を変更することが あります。
■本カタログに掲載している製品の写真は、実際の製品と異なることがあります。
■このカタログには、FSC® 森林認証紙、植物油インキ、有害な廃液を出さない水なし印刷方式を採用しています。
ご 使用に なって い た SPARC M10 を 廃 棄・譲 渡 する 際には、お 客 様の責 任でハード
ディスクに 記 録 され た 全 データを 消 去 することを 強く推 奨します。
(詳細につきましては、
「http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/servers/notices/2003-0909.html」
をご覧下さい。)
製品・サービスについてのお問い合わせは
富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200
受付時 間 9:00 ∼17:30( 土・日・祝日・年末 年始を 除く)
〒105-7123 東京都 港区東新橋 1-5-2 汐留シティセンター
http://www.fujitsu.com/jp/sparc/
CE1227-3 2016 年 4 月 M
UNIX サーバ「 SPARC M10」
これからのヒューマンセントリック時代。従 来からのワークロードに加えて、多種 多様なデータの
蓄 積・分析処理 が 行われる環境下 で、新しい価値 創造が 始まっています。一方で、現 在のビジネスを
継 続していくことも、IC T の責 務。
長年にわたって企業のシステム上に蓄積された膨大なビジネスデータは、企 業の資産であり、確実
な 運用と厳重な保管対策が 求められます。
高 性 能・高 信 頼 UNI X サーバ
◆ 最 新プロセッサ「 SPARC64™ X(テン)」「 SPARC64 X+(テンプラス)
」を搭 載
◆ 高い 処 理 性能と 圧 倒的 なスケーラビリティ
◆ ビッグデータ時代 の高 速リアル タイム 処理 が 可能 な UNIX サーバ
より効果的な 経 営 判断を するためには、今 後 の IC T 基 盤 は、ビジネスデータと、いわゆるビッグ
◆ メインフレーム 技 術によって 培 われた 高信 頼 性
データと呼ばれる多種多様で大容量なデータの両方を同時に分析する必要が あります。
富 士 通は、このような ニーズ にお応 えする サーバとして、UNIX サーバ「 SPARC M10(スパーク・
エムテン)
」を 開 発しました。 SPARC M10 は、スーパーコンピュータやメインフレームを はじめと
する富士通の テクノロジーと、OS や データベースソフトウェアなどの オラクル・コーポレ ーションの
テクノロジーを 融 合 させ た 次 世代 の UNIX サーバ で す。
富 士 通 が 全 世 界 に 誇 る、高 性 能・高 信 頼 技 術。オラクル が 開 発 する、UNIX オペレー ティング
システム「 Oracle Solaris 」。
「 SPARC M10 」は、 UNIX サーバ のグローバ ル スタンダードとして、お 客 様 の 経 営を 支えます。
Internal
Corporate Communication
Mobile
Production
t f
Procurement
Social Media
ビッグデータ
Sensors
01
ビジネスデータ
Logistics
Development
Sales
Quality
Assurance
エントリーサーバ
ミッドレンジサーバ
ハイエンド サーバ
SPARC M10-1
SPARC M10-4
SPARC M10-4S
SPARC64 X+( 2.8GHz,16コア)
SPARC64 X+(3.2GHz,16コア)
SPARC64 X+(3.7GHz,8コア)
1CPU
(1コアあたり2 スレッド )
SPARC64 X(2.8GHz,16コア)
SPARC64 X+(3.4GHz,16コア)
SPARC64 X+(3.7GHz,8コア)
最 大 4CPU
(1コアあたり2 スレッド )
SPARC64 X(3.0GHz,16コア)
SPARC64 X+(3.7GHz,16コア)
最大 64CPU
(1コアあたり2 スレッド )
02
SPARC M10
最 新 SPARC プロセッサと Solaris による最 強の UNIX サーバの 実 現
「 SPARC64 X+」を 搭 載しています。
SPARC M10 は最 新 SPARC プロセッサ「 SPARC64 X 」
また、オペレーティングシステムには UNIX OS「 Oracle Solaris 」を 採用。
最 新プロセッサと「Oracle Solaris 」の 組み 合 わせで 最適 なソリューションをご提 供いたします。
メインフレーム 技 術 を 継 承した 高 信 頼 プロセッサ「 SPARC64 X 」「 SPARC64 X+」
グローバルスタンダード OS「 Oracle Solaris OS 」
SPARC M10 はオペレーティングシステムとして、グローバルスタンダード OS「 Oracle Solaris 」を採 用。Oracle Solaris は オラクル が 開発
SPARC M10に 搭 載 されている「 SPARC64 X 」「 SPARC64 X+」プロセッサは、
富 士 通 が 培ってきたプロセッサ開 発 技術を 結 集した、最 新の SPARC プロセッサ です。
メインフレーム 技 術を 継 承した 高 信 頼 性と スーパーコンピュータ技 術を 採用した 高速性を
オープン・プラットフォームに投入するとともに、マルチコア / マルチスレッド 化によって性能も
SPARC64 X+
向上させました。
マル チコア / マル チスレッド
データ 保護 機 能の継 承
する世界 標 準の UNIX オペレーティングシステムで、Java を 始めとしたインターネット 技 術 への対応や、数 多くの業界 標準 仕様への対応
により、全 世界 で 幅 広く利用されて い ます。
SPARC M10 でサポートする「Oracle Solaris 10」「Oracle Solaris 11」は、仮想化技術「Oracle Solaris ゾーン」や、システム自身による
予測的自己修復機 能「 予 測的セルフヒーリング」、システム診断ツール「ダイナミックトレース(DTrace)」等、先 進的な 技 術をサポート。
セ キュリティ面でも R AS 機能を充 実させ、ハードウェアと共に お 客 様のシステムを 支えま す。また、Oracle Solaris は バージョン間での
バイナリ互換も保 持。お 客様 のこれ までの Solaris 資 産を 保 護します。
Oracle Solaris ゾーン
システム 診 断ツール「 DTrace 」
「 SPARC64 X 」
「 SPARC64 X+」は 1CPUに最大16コアを搭載したマルチ
メインフレームプロセッサに匹敵する信頼性の実現のため、
「SPARC64
1CPU で 最 大 32 スレッドの実行が 可能です。このマルチコア / マルチ
スレッド 技 術 の 採用により、CPU を 効率的に利用することが 可能と
プロセッサ上に設 け、確 実 な エラー 検出と 徹 底した データ 保 護 を
追 加や削 除は簡 単 な作 業によって短 時間で行うことが可能 なため、
実 施して い ま す。キャッシュメモリ上のデータは、ECC(Error Checking
お 客 様 の業 務 に応じて 柔 軟 な システム を 構 築 することが できます。
また、キャッシュメモリ上のデータ保 護に加え、演 算器 やレジスタに
「予 測的セルフヒーリング」は、Oracle Solaris が 実 装する、自動障害
管 理 / 復旧 機 能です。システムの履 歴 データを 監視 することにより、
コアプロセッサです。ひとつのコアで 2つのスレッドを 実行可能 なため、
「SPARC64 X+」では 約 54,000 個のチェッカーを
X 」では 約 53,000 個、
なり、システム全体で のパフォーマンスを 向上させることが で きます。
and Correction)など で保護し、ハードウェアによるエラーの自動修復
を実施し、アドレスや CPU 間でもデータ保護を 行います。
大容量 キャッシュメモリ
「 SPARC64 X 」
「 SPARC64 X+」は 大 容 量の キャッシュメモリを 搭 載し
て い ま す。1 次 キャッシュメモリに は 1 コ ア あ たり 64 KB(命 令用 )
+ 64KB(データ用)を 搭 載 。2 次 キャッシュメモリには 1CPU あたり
最 大 24MB のキャッシュメモリを CPU 上に搭 載し、大 容 量 キャッシュ
おいても パリティによるエラー検出を実 施。エラー検出時には命令
リトライ機能によってハードウェアでのリカバリーを実施し、システム
ダウンに直結する演算器レジスタでのエラー発 生を 防ぎます。
動的 縮退 機 能
メモリを 実 現してい ます。
ソフトウェア・オン・チップ
「 SPARC64 X 」
「 SPARC64 X+」は 、従 来ソフトウェア上で 行われていた
処 理を、ハードウェア(プロセッサ)
上に組み込む「ソフトウェア・オン・
万が一のプロセッサ障害時にも、システムを止めることなく、コア単位
でプロセッサを切り離す動的 縮退機能により業務の継続が可能です。
「SPARC64 X 」
「 SPARC64 X+」の 動的 縮退で は、コア単位での縮退だ
チップ」により、高速化を 実 現してい ます。
け で なく、キ ャッシュメモリを 段 階 的 に切り離 すこと も 可 能 で す。
そのため、よりきめ細やかな動的縮退の実行が 可能となり、業務への
影響を 最小限にとどめます。
システム・オン・チップ
「 Oracle Solaris ゾーン」は、物理的な 制約なしに、OS を 最大 8,191の
ソフトパーティションに分割可能な仮想化技術です。パーティションの
「DTrace 」はシステム管理者や開発 者に、サーバ内の 様々な情 報を
提供するシステム 診断ツールです。OS 内に多くの観測ポイントを設け、
情報をリアルタイムに取得することが できるため、システムデバッグ
やアプリケーションの性能 調 整 等に 威力 を 発 揮します。
128bit ファイル システム「 ZFS 」
予 測的セルフヒーリング
CPU、メモリ、I/O といったハードウェア、そしてソフトウェアに起因する
障害を 予測し、障害を回避します。
「 ZFS 」は、最 新の128bit ファイル システムです。大容量のファイル シス
テムの サ ポートが 可能 な 上、非 常に 簡 易 な 管 理 モデル に 基づ いて
設計されたファイル システムであるため、煩 雑な手順 なくしてファイル
システムの管理が 可能で す。
ブート 環 境「 BE( Boot Environments)」
IPS( Image Packaging System)
Oracle Solaris 11 で 提 供されてい る「IPS 」は、OS 環 境をパッケージ
単 位 で 管 理し、インストール、更 新、および 削除することが で きる
新しいフレームワークです。必要最小限の OS 環境をメディアからイン
ストールした後、残りの OS 環 境(パッケージ)を ネットワーク経由 で
インストールします。
「BE 」は、複数のブート環境を管理し、オンラインアップグレードを容易
に行うことができる機能です。Oracle Solaris 11では、ルートファイルシ
ステムが ZFSとなっています。パッケージの追加・更新を行う場合、ZFS の
スナップショットやクローン機能を使って短時間でブート環境を複製で
きます。その際、追加・更新分のみコピーを作成するため、ディスク容量
の増加を抑えることができます。複製されたブート環境からのリブート
はもちろんのこと、パッケージの更新で 不具合が発生した場合には、従
「 SPARC64 X 」
「 SPARC64 X+」はプロセッサ上に、CPU間 インターフェー
来のブート環境に戻すことも可能です。BEの活用により、ブート環境の
スや、メモリコントローラ、および PCI Express 3.0 インターフェースを
世代 管理が 可能になり、アップグレード時間も 短縮できます。
内蔵しています。プロセッサ周辺の LSI をプロセッサ上に集積すること
で、LSI 間の距離を短縮し、高速化を実現しています。また、外部に専用
旧 資 産 環 境 から 仮 想 環 境 への 移行 が 可能
の I/O 制御コントローラを持たないため、部品点数が減り、耐故障性が
向上しています。
■ SPARC64 X / SPARC64 X+ のエラー 検出機 構
検出
(チェッカー)
記録
(ヒストリー)
保 護・訂 正
プロセッサ全体を ( ECC / 命令リトライ)
徹底して保護
切り離し
■ SPARC64 X
■ SPARC64 X+
■ 動作周波 数:最 大 3.0GHz
■ 動作周波 数:最 大 3.7GHz
■ 16コア
■ 8コア / 16 コア
■ 1コアあたり2 スレッド
■ 1コアあたり2 スレッド
■ 大 容 量 キャッシュ
■ 大 容 量 キャッシュ
L1キャッシュ:
L1キャッシュ:
64KB(命令)+ 64KB(データ)/ 1コアあたり
64KB(命令)+ 64KB(データ)/ 1コアあたり
L2キャッシュ:
L2キャッシュ:
最大 24MB / 1CPU あたり
最大 24MB / 1CPU あたり
■ マイクロアーキテクチャー
■ マイクロアーキテクチャー
SPARC M10 は OS として Oracle Solaris 10 / 11を サポート
しています。また、Oracle Solaris Legacy Containers の使用に
より、制御ドメインもしくは ゲストドメインの Oracle Solaris
10 上に、Solaris 8/9 コンテナが構築可能です。これら仮想
化 機 能によって 4 世代 の Solaris( Solaris 8 / 9 /10 /11)を
同一サーバ内で統合可能なため、旧資 産を有 効活用する
ことが できます。
制 御ドメイン
ゲ ストドメイン
ゲストドメイン
Oracle Solaris 10
or
Oracle Solaris 11
Oracle Solaris 11
Oracle Solaris 10
Oracle VM Server for SPARC
Oracle
Solaris 11
ゾーン
Oracle
Solaris 10
ゾーン
Oracle
Solaris 10
ゾーン
Solaris 8/9
コンテナ
ファームウェア
SPARC M10
豊富な ソリューション
SPARC M10 で採用している「Oracle Solaris」は、世界トップクラスのシェアを誇ることから、多くの ISV/ IHV が 対応してい ます。
また、富 士 通 で は ストレージ、ネットワーク、ミド ル ウェア 等、多 彩 な 製 品群をご用意し、お 客 様 のシステム 構 築 をサポート。数 ある
スーパースカラー(4 命令同時発 行)
スーパースカラー(4 命令同時発 行)
製品の中から、お 客 様に 最 適 な ソリューションをご提 案します。 最 新の SPARC プロセッサと 最 新の Oracle Solaris OS、そして、世 界で
■ 29.5 億トランジスタ
■ 29.9 億トランジスタ
流 通 する豊 富 な ISV/ IHV 製品。 SPARC M10 は最 新のシステムをスピーディーにお 客 様にご提 供します。
( 動的縮退 )
03
04
SPARC M10
最 先 端 テクノロジー による拡 張 性・柔 軟 性・高 速 性の 実 現
ビジネスの競争力 を 強化して いくためには、日々 刻々と 変化するビジネス環 境に
スピーディーに 対応することが 必 要 不 可欠 です。
最 先 端 テクノロジーを 搭載した SPARC M10 がお客様のビジネスを 支えます。
ビジネスの成 長に 合 わせた 投 資を 可能に する 拡 張 性と 柔 軟 性
高 速性
ビジネス 環 境 は日々変化し、ビジネス拡 大の機 会 は予測 不 可能 なタイミング で 訪れます。
SPARC M10 は、革 新 的 な サーバ 技 術の採用により、システム性 能の 大 幅 な 向上 および 他を 圧 倒 する
そのため、このような 環 境の変化に 即応できることが、これからのビジネスを 支える IC T システムに 求められる要件となります。
世 界 最 高レベル の高速 性を 実 現しました。
ビジネス拡 大に柔 軟に対応する世界トップクラスの 拡 張 性。システムバス、I/O インターフェースの性 能向上によるシステムの高速化。
SPARC M10 の最 先 端 テクノロジーで お 客様の IC T システムを 支えます。
ソフトウェア・オン・チップ
ソフトウェア・オン・チップで対応
しているソフトウェア処理を、
ハードウェアで処理するため、
アプリケーション性能が向上
従来、ソフトウェア上で行われていた処理をハードウェア(プロセッサ)
コア単位 での性 能 増 強 が 可能 な「 CPU コア アクティベーション」
SPARC M10 では、必 要最小限の CPUリソースで 利用 開 始が 可能な CPUコア アクティベーションをご提 供します。業務量の増加に応じて、システムを
停止することなくコア単位でのきめ 細やか な 拡張を実 現します。
ビル ディングブロック方式による 圧倒的なスケーラビリティ
SPARC M10-4S では、筐体を積み上げることでリソース拡張が可能 な ビルディングブロック方 式 を採用しており、最大16 筐体 までをひとつのシステム
として拡張 可能です。 ビル ディングブロック方 式で筐体を増設していくことで、最 大 64CPU / 1,024コア / 2,048 スレッド / 64TB メモリまでシステムを
拡張でき、圧 倒的なスケーラビリティを実 現してい ます。
サーバ処 理能力の増強が求められる場合にも、CPU の増設により十 分な性能強化を行うことが可能なため、ビジネス拡 大の機 会を逃すことなく、
スピーディーにシステム拡張を行うことができます。
SPARC M10-1は 2コアから、SPARC M10-4 / M10-4S は4コアから導入可能で、初期導入時に、将来の業務量の計画が難しい場合でも、安心してスモール
スタートが可能です。
最大 16 筐体(64CPU)
まで
ひとつのシステムとして 拡張可
アクティベートした CPUコア
8コア
処理時間
ソフトウェア処理
ソフトウェア・オン・チップには、以下の機 能 があります。
■ SIMD( Single Instruction Multiple Data )命令
SIMD 命令を 2 個同時 実 行 することにより8 ビットデータを 最 大
32 個(SPARC64 X+)同時に比較したり、4 つの 64 ビットデータを
同時に積和演算処理することが可能です。
■ 10 進浮動小数点 演算
10 進 浮 動小 数点 演 算ユニットを 実 装して い ま す。 これにより、
従来ソフトウェアで処理していた10 進浮 動小数点演算をハード
ウェア で 高速に 実 行します。
■
暗号演算
暗号演 算 ユニットを 実 装してい ま す。暗号 処理を 高速 実行する
命令をサポートすることで、暗号処理用アダプターを 使用せずに、
高速に暗号 処 理(暗号化 / 復号化)が 可能 で す。
システム・オン・チップ
SPARC64 X / SPARC64 X+ プロセッサ は プロセッサ上に、CPU 間イン
ターフェースや、メモリコントローラ、および PCI Express 3.0 イン
プロセッサ周 辺 の L S I を プ ロセッサ上に 集 積 することで、LS I 間の
CPU
CPU
未使用
12 コア
距 離 を 短 縮し、高 速 化 を 実 現しています。また、外 部に専用の I/O
CPU
追加拡張
12コア
ハード 側で
処 理可 能 な
部分
ソフトウェア処理
ハードウェア処 理
ハードウェア処 理
ソフトウェア・オン・チップ
機 能なし
ソフトウェア・オン・チップ
機 能あり
従来サーバの CPU / メモリボード を
CPU チップに 集 約
継続利用
CPU・コアの追加
制 御コントローラを 持たな い ため、部 品 点 数 が 減り、耐 故 障 性 が
向上しています。
・システムコントローラ× 4 チップ
・メモリコントローラ × 4 チップ
・I/O コントローラ
× 2 チップ
SPARC64 X+ プロセッサ
高 速インターコネクト
追加拡張
構築 後に
CPU・コア追加
初期導入時
高 速化を 実 現して い ます。
ターフェースを内蔵しています。
アクティベートしていない CPUコア
CPU
上に 組 み 込 む「 ソフトウェア・オン・チップ」技 術により、飛 躍 的な
CPU・コアの追加
+
筐体の追加
SPARC M10 は CPU チップ内にCPU 間インターフェースを内蔵し、最大 25Gbps( SPARC64 X+)の 高 速 シリアル 転 送 で CPU 同 士 を 結 合して い ま す。
それぞ れ が 8レーン で 構成され、双 方向 で 最大 50GB/s(片方向の場合 25GB/s )
( SPARC64 X+)の高スル ープットを 実 現しました。
さらに、SPARC M10-4S では、クロスバーボックスを 経 由し、最 大 16 台(64 CPU / 1,024 コア)まで 拡張 が 可能 で す。高 速インターコネクトにより、
同一筐 体内の CPU 同士 だけで なく、他 筐体 の CPU への 高 速 な データ転 送 も可能にしています。
ハイブリッド 冷 却 技 術「 Liquid Loop Cooling 」
SPARC M10-4 / M10-4S では、液体冷却と空気冷却を組み合わせたハイブリッド冷却技術「 Liquid Loop Cooling 」により、効 率的なプロセッサの
冷 却 を 可能にしてい ま す。
Liquid Loop Cooling では、冷 却水を ユニット内部で 循 環させるため、放熱部をプロセッサ から離すことができます。放熱性を高めることで、プロ
セッサとファンの実 装位置を隣接させる必要がなくなり、各部品の実装位置の自由度をもたらしました。その結果、
プロセッサとメモリの実 装距離を
短縮 でき、低レイテンシでのメモリアクセスを 可能にしています。
05
06
SPARC M10
TCO 削 減のために
IC T システムを運用していく上で 問題となるのが、ますます複 雑になっていくサーバと
共に増 大 する TCO をどのように 削減していくか、ということです。
SPARC M10 ではこの問題に対応 するため、TCO を削減する様々な 機能をご 提供いたします。
先 進のパーティション 技 術
省エネルギー・省 スペース
SPARC M10 では、仮 想化 技 術として 追加費用なく 3 つのパー ティション機 能を ご提 供。
システムを拡張していくということは、
増えつづけるサーバ台 数や消 費電力、発 熱量の問題と向き 合っていくということにつながります。
・ハード ウェア 層:「ハード ウェアパーティション」
SPARC M10は、省エネル ギ ー・省スペースを 実 現し、お客様のビジネス発展を 支えま す。
・ファームウェア層:「 Oracle VM Server for SPARC 」
サーバ 統合に よる 省 エネ ル ギー、省 スペースの実 現
SPARC M10 は マルチコア / マルチプロセッサ 化した CPU「SPARC64 X 」「SPARC64 X+」を 搭載し、従 来 まで の UNIX サーバより高密 度 なシステムを
・ OS 層:「 Oracle Solaris ゾーン」
高 信 頼 かつ 柔 軟 な パーティション 構成
SPARC M10-4S で提 供する「ハード ウェアパーティション」機能は、1つまたは複数の筐体で最大16 のハードウェアパーティションを作成することが
できます(16 筐体 接 続時)。各ハードウェアパーティションは、物 理 的に独 立した信 頼 性の高いシステム 環 境として利 用することができます。また、
各パーティション間は独立しているため、1つのパーティションで業務負荷が高くなった場合や万が一のトラブル時にも、他のパーティションに影響
をあたえません。
構 築 することが 可能 と なりました。また、性 能 の 強化により、サーバの 集 約率 が 向上した ため、省エネル ギー・省 スペース、高 性能 な システムを
実 現 いたしま す。
Power Capping
SPARC M10 では Power Capping 機 能により、システムの 最小∼最大消費 電 力 値の範囲で上限値を設定可能です。お 客様の電力事 情に応じた 消費
電力を設 定 することが できます。
また、ファームウェア層で複数の仮想ハードウェア環境(ドメイン)を構築する仮想化機能「Oracle VM Server for SPARC」を サポート。ドメインごと
に独立してOS を 実行することが でき、CPU 、メモリ、I/O などのハードウェアリソースを柔軟に配分し、リソースを有効活用できます。1台のサーバ上
に複 数の仮 想ハードウェア環境を構築することにより使用率向上を実現し、サーバ 統合で大きな効果を発揮します。
さらに、より簡単な操作でシステム内を仮想 空間に分割できる「Oracle Solarisゾーン」機 能をご用意。1つの OS 内を「ゾーン」と 呼 ば れる仮 想シス
テムに分割し、柔軟 なシステム分割を 行うことができます。また、
「ゾーン」はコピーすることによって簡単に作成することもできるため、スピーディー
に仮 想化 システムを 構 築 で きます。
Power Saving
SPARC M10の Power Saving 機能では、システムに実 装されていても 使用率の低いハードウェアの消費電力を下げることによって消費電力を削減します。
「性能優 先モード(Performance Mode)」または「省電 力
SPARC M10-1/ M10-4 は筐体単位で、SPARC M10-4S はハードウェアパーティション単位で、
モード( Elastic Mode)」の選 択が できます。
コンポーネント の 省 エネル ギー
SPARC M10 では、サーバ 全体の 省 エネル ギー 化 のために、以下のような さまざまな 省エネルギー技術を駆使しています。
これらパーティションの 組み合わせにより、SPARC M10 は、信 頼性と 柔 軟 性を 兼ね 備えた システムを お 客 様にご 提供いたします。
■ 省エネルギー / 省スペースなコンポーネントの採用
■ 高密度実 装による部品点 数の削減
■ 筐体内の冷却効率化による冷却 部品の削減
■ 高効率冷却 LLC( Liquid Loop Cooling system)によりプロセッサ冷却の効率化を実現
分割階層
ハード ウェア層
ファームウェア層
OS 層
機能名
ハードウェアパーティション
Oracle VM Server for SPARC
Oracle Solaris ゾーン
業務A
構成図
特長
業務B
業務A
業務B
OS
OS
業務B
OS
OS
ファームウェア
ファームウェア
ファームウェア
ファームウェア
ハードウェア
リソース
ハードウェア
リソース
ハードウェアリソース
ハードウェアリソース
ドメイン 毎にOS が 独立
(ドメイン 毎 に OSリブート可能)
SPARC M10-4S
OS
ドメイン間で
OS カーネル層共有
SPARC M10-1 / M10-4 / M10-4S
柔 軟 な システム 構成の変 更
システム 構成を 柔軟に変 更 できるということもパーティションを構成 する上 では 重 要な ポイントで す。
SPARC M10-4S で 作成 されたハードウェアパーティションは、動的構成 変更機 能「Dynamic Reconfiguration 」により、この要件に 応えます。ハード
ウェアパー ティションの DR(Dynamic Reconfiguration)機 能 は、1つの筐 体内 のハード ウェアリソース( CPU 、メモリ、I/O)を、物 理パーティション
へ 追加・削除を行なうための技術です。システム 監視 機 構を 通じて、パーティション 構成の変更や、ハード ウェアの組込み / 切り離し等、様々 な 構成
変更を パーティション上の論 理ドメインを 停止することなく 動的に 実 行 可能 で す。
07
■ 高効率 電源を 採用し、
「80PLUS 」プログラムの“ Gold / Platinum”を取得
省エネルギー / 省スペースなコンポーネントを採用することは、サーバ 全体の 消 費 電 力 や 筐 体の 大 きさを 抑えることに 有効 で す。
これにより、電 気代や 空冷のためのコスト、占 有スペースなどの運用コストや CO 2 排出量の 削減に繋 がります。
環 境 問 題への 配慮
これからのビジネスにおいて、企業は環境問題を 避けて通ることはできません。
電力や紙の消費、環境や人体に影響を与える有害物質の使用など、お客様に商品を提供する企業として配慮すべきことは様々です。
SPARC M10 はグローバ ルスタンダード な UNIX サーバとして、世界的視 点から 環 境 問題に取り組んでいます。
柔軟性 高
障害隔離性 高
サポート機種
業務A
■ 温度変化によりファンの回転数を 柔 軟に制御
80PLUS 認 定を 取得
SPARC M10 の電源ユニットは、AC 電 源(交流)から DC 電源(直流)への高変換効率を実現しています。80PLUS®プログラムにおいて、
SPARC M10-4 および SPARC M10-4S の 電 源ユニットは、変換効率 94%(負荷率50% 時)を実現し、80PLUS PLATINUM 認定を取得
しました。SPARC M10-1の電 源ユニットは 変換効率 92%(負荷率50% 時)を実現し、80PLUS GOLD 認 定を取得しました。
平成 25 年度 地球 温暖 化 防止活 動 環境 大 臣 表 彰 受 賞
SPARC M10 は、省 エネル ギーの 優 れた 技 術 開発 が 評 価され、平成 25 年度 地 球 温暖 化 防止活 動 環境 大 臣 表 彰において「技 術
平成 25年度
地球温暖化防止活動
環境大臣表彰 開発・製品化 部門」で 環 境 大 臣 表 彰を 受 賞しました。
RoHS 指 令 対応
「RoHS 指 令」とは、現 在 EU 全 域 で 採用されている、電 子 機 器に対する有害物質の使用制限基 準です。SPARC M10 は 全 モデル
でこの RoHS 指 令に 対応。世 界レベルで 環境 問 題に 対応した UNIX サーバ で す。
技術開発・製品化 部門
08
SPARC M10
お 客 様 ビジネスの 継 続 性 を 支 えるために
業務停止が 許されないミッションクリティカル な システムを 支えるために、SPARC M10 では様々な
高信 頼 技 術 / サポートをご提供します。徹底した予兆 監視 からデータ保護、システム保護まで、
あらゆる面からお客様ビジネスの継 続性を支え、ビジネスの競争力強化 を 実現いたします。
予兆 監視
高信 頼化 を 実 現します。
SPARC M10 と 連 携した 迅 速 な 異常 検出と 確 実 な フェイル オーバ
PRIMECLUSTERは定期的に実施するサーバの異常監視(ハートビート監視)に加え、SPARC M10に実装されたシステム監視機構などのハードウェアと
メモリパトロール
障 害 監視
ヒーリング」との組み合わせにより、エラーの発 生を未然に防ぎます。
PRIMECLUSTER は 富 士通の高信頼 / 高可用技術と 先 進のクラスタリング技術の 粋を 結 集した高信 頼基 盤ソフト ウェアで す。
優れた冗長化 技 術、フェイルオーバ(業務の引継ぎ)
・縮退機 能により、SPARC M10 をはじめとして、ストレージ、ネットワーク、ミドル ウェア
など のシステム 構 成 要 素を 冗 長 化し、迅 速 な 異常 検 出、フェイル オーバ、異常 箇 所の 縮 退を自 動 的に行うことで、システム 全 体 の
SPARC M10 では、様々な 角度 から お 客 様 のシステムを チェックしてい ます。
エラーを迅速に検出し、止 まらないシステムを目指 す、それが SPARC M10 で す。
SPARC M10は、サーバ内のあらゆる場所でエラーの予兆を監視します。
また、Oracle Solaris の機能 である自動障害管 理機 能「予測的セルフ
高 信 頼 基 盤ソフトウェア「 FUJITSU Software PRIMECLUSTER(プライムクラスタ)」
メモリパトロールは、メモリでエラーが発生していないか事前に検 査を行う
機 能で す。メモリパトロールにより、OS やアプリケーションがメモリを使用
の連 携によるサーバ 異 常の 即時 検出(非 同 期監視)も 行うことが 可能で す。高信頼ハードウェアと高信 頼ソフトウェアの組み合わせによって、万一
システムが ダウンした場合にも即時に異常を検出し、安全 / 確実なフェイル オーバを実 施でき、正常なシステムで 業務を 継 続 することが できま す。
する前にエラー発 生を検出し、エラー訂正や 縮退を 行うことが で きます。
SPARC M10 の場合、メモリアクセスコントローラーがメモリパトロールを
最 新 SPARC / Solaris への 移行を 支 援 する「 Solaris 移 行サービス」
業務に影響をおよぼすことなく、高速にメモリのエラーチェックを行えます。
当社では、Oracle Solaris サーバや 他 社 UNIX サーバから、SPARC M10 に移 行していただくため、移 行支援プログラムを用意しております。
行います。OSや CPUリソースを使わずにメモリパトロールを実行できるので、
システム 監視 機 構( XSCF )
によるサーバの監視・制御
SPARC M10 は、本体装置内のXSCF(eXtended System Control Facility)で
サーバの監視・制御を行います。XSCF は、本体装置のCPUとは別のサービス
プロセッサで稼働するシステム監視機構です。CPU・メモリ・ディスク等の
ファンの回転数や
温度などを監視
構成 / 管理 /
状態監視
CPU
状態や、ファンの回転数や装置内の温度など、本体装置の状態を常に
影響を受けることなく、本体装置の監視・制御を行うことができます。また、
Oracle Solaris を 現 在 お 使い のお客 様、また他 OS( AIX,HP-UX など)
から SPARC / Solaris へ移行を検討中のお客様に無償で簡易アセスメ
電源
I/O
監視しており、
その情報は XSCF に通知・蓄積されます。OSがダウンしても
ファン
ントを 実 施いたしま す。
ディスク
パーティションの設定・管理やリソースの切り替え等の操作も可能です。
をご 提 供いたします。本 サービスにより、お 客 様 は最小 限のリスクで 安 全・安心 な 移 行を 実 現 できます。
簡易アセスメント
温度センサー
メモリ
まず、無 償で 簡易アセスメントを実施した後、お客様に最適な 移 行方法を提 案し、スピーディーに移行を実 施する「Solaris 移行 サービス」
所定のシートに必要事項をご記入いただくと、移 行パターン、ハード
情報はすべて
XSCFに通知・蓄積
ウェア構成、移 行のリスクなどの 情報 を お 客 様に ご 提 供 いたします。
XSCF
Solaris 移 行 サービス
経 験 豊富な 専任スタッフがお 客 様 がお使いのシステムを分析。移行
に関わる費用・期間・リスク等を踏まえ、お客様に最適な SPARC / Solaris
へ の 移 行を ご 提 案し、スピーディーに 移 行を 実 施するサービスです。
OS、Oracle Database をはじめとするミドルウェア、アプリケーション
等、システム 全 体の 移行をトータル に ご 支援 いたします。
データ 保 護
システム内で エラーが 発 生した場合、トラブルに発展させることなくエラー訂正を 行うことが、
「止まらないシステム 」のためには必 要
最 高 10 年の安 定 稼 働を 支える、長 期 サポート
不 可欠で す。 SPARC M10 は きめ 細かな エラー 訂正によって お 客 様のシステムを保護します。
業務 停止が 許 されないミッションクリティカル なシステムでは、長 期間の安 定 稼 働 が 求められる場合が あります。
SPARC M10 では、出荷 後 最 長 10 年 間 の長 期 サポートを ご 提 供します。
ECC(Error Checking and Correction)/ 拡張 ECC
SPARC M10 では、エラー訂正のため CPU 、メモリ、システム バス等、
システム内の幅広い範囲を ECC 機能により保護。シングルビットエラー
ECC
データ部分から再作成 することが 可能 で す。
メモリ
SPARC M10 が 提 供する長 期 サポート
エラー
当社のプラットフォームは標 準保 守期間を 5 年間に設 定しております。SPARC M10では、長 期サポート対象ハードウェアと、
「 SupportDesk Standard
(長期サポート)」を 選択 いただくことで、出 荷後 最 長10 年間の保 守 サポート(*)をご提 供します。
1001 0101 0110 1100
張 ECC 」では複 数のデータに分散してエラーを検出するため、メモリ
素子の故障によるマルチビットエラーの発生時にもエラー部分を他の
お客 様のビジネスプランに合わせて保守期間を 決めることができ、システム 設 計における選択の幅が 広がります。
メモリ素子
発 生時にも システム 運用に影響 を 与えません。
さらに、メモリはエラー訂正機能の高い「拡張 ECC 」により保護。「拡
1bit エラーは
ECC で訂正可
ハードエラー発 生時
*:SupportDesk の契 約が 必 須となります。
ECC
拡張 ECC _ データを分散して格納 _
ハードエラー発 生
ハードエラー発 生
CRC(Cyclic Redundancy Check )
SPARC M10では、PCI バスや 高速 インターコネクトなど主にシリアル
インターフェースのアクセスにおけるエラーをチェックする「CRC 」機能
により、
マルチビットエラー時でもリブートせずに業務 継続が 可能です。
FUJITSU Managed Infrastructure Service SupportDesk
1001 0101 0110 1100
1001 0101 0110 1100
4bit エラーになるため
ECC では訂正不可
1bit エラーになるため
ECC で 訂正可
SupportDesk Standard
SPARC M10ではコンポーネントの冗長 化により、万一のトラブル 発 生 時にもシステムの稼 働を 継 続 することが 可能 です。ディスク、電源、
ファン 等、主 要コンポーネントの冗長化はもちろん、SPARC M10 ではメモリミラー機能をサポート。マルチビットエラーの発 生時にも、
ミラー化 されたデータを使用することにより業 務の継 続が 可能です。また、活性 交 換も業 務の継 続性をより一層高めます。サーバ 内の
あらゆる部分に、業 務を継 続 させる技術を 取り込んで い ます。
な いマル チビットエラーが 発 生した 時にも 業 務 の 継 続 が 可能 で す。
富士 通 サポートセンター(OSC *1)
の専門 技 術 者 が、ハードウェア/ソ
フトウェアを一括で 24 時間 365日サポートします。定期点検やリモート
通報などの予防保守、お客様 専用ホームページ での運用支援情報の
提 供などを 行い ま す。万一 のハードウェアトラブル 時に は 全国 拠点
からサービスエンジニアを派遣し、修 理作業を 実 施。充 実した サー
主 要コンポーネントの冗 長 化
SPARC M10では、システム内の主要コンポーネントは冗長化されてい
ます。冗長 化により、一方のコンポーネントでトラブルが 発 生しても、
もう一方のコンポーネントで 業 務を 継 続 することが できます。その
ため、高可用なシステムを 構 築 で きます。
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さらに、ミッションクリティカル システム向けに、専任体制でお客様の運用条件に応じたサポートを実施するオプションサービスをご用意。
富 士通が これまでに蓄 積した 豊富な システム 運用支援の経 験と 技 術により、お 客 様システムの安定 稼 働を 支えます。
システム 保 護
メモリミラー
SPARC M10 では、メモリミラー 機能を サポート。メモリをミラー化し、
両 系 統に同じデータを書き込 んでいくため、万一、ECC で 訂正 でき
システムトラブル の未 然 防止 / 早期 解 決に 向けて、
「 SupportDesk Standard」をご提 供しま す。
ビス内容 で、システムの 安 定 稼 働を 強 力に バックアップします。
【 サービス時間帯】 月曜∼金曜 8 : 30 ∼19 : 00 *2 を 基 本として、
最 大 24 時間 365日のサポート時間帯を 選 択 可能。
*1 OSC:One-stop Solution Center( SupportDesk ご契約のお客様専用の総合サポートセンター)
*2:祝日および 12月30日∼ 1月3日は除く
オプションサービス
「 SupportDesk Standard 」を ベースとした 各 種オプション サービス
を用意しています。
※本サービスは SupportDesk 基本サービスが 契約されていることが 前提です。
保守サービスプラス
データセキュリティ
定期点 検 時の 稼 働 状況
復旧 支 援
やトラブル 発生時のデー 定期レポーティング
タ 復旧 など 製品 保 守の
インフラ管理支援
付帯作業を行うサービス
予 防保 守
運用サービスプラス
システム 監視
インフラ 全 般 に わ たる システムマネジメント
運用業務
(監視、
問合せ対 システムオペレーション
応、定常オペレーション)
HA サービス
を お 客様に 代 わり実施
するサービス
*システム 安 定 稼働のため、常に最新ファームウェアを 適用してい た だくこと を 推 奨 い たし ま す。 なお、SPARC M10 へのファームウェアの適用は SupportDesk 契約に基づく当社サービスエンジニア
による作業の他、お客様 自身で 実施いただくことも可能 です。
*Suppor t Desk に関 する 詳 細はインターネット 情 報サイト「 製 品サポ ート」を ご 覧 下 さ い 。
http://www.fujitsu.com/jp/services/infrastructure/service-desk/
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