Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligence
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Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligence
Oracleホワイト・ペーパー 2013年1月 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションの パフォーマンス改善 概要 ............................................................................. 1 はじめに ......................................................................... 2 SAS Grid ComputingとOracle SPARC SuperCluster .................................. 3 SAS Data IntegrationとOracle SPARC SuperCluster ................................ 4 SAS Marketing AutomationとOracle SPARC SuperCluster ............................ 5 Oracle SPARC SuperClusterテクノロジー ............................................ 5 SAS Marketing AutomationをSPARC SuperCluster上にデプロイするおもな利点 ......... 6 Oracle SPARC SuperClusterの構成 ............................................... 7 組込みの仮想化機能によるSASアプリケーション・ソリューション統合の簡素化 ........... 9 SASアプリケーション・ソリューションの実行状態を維持する高可用性機能 .............. 10 Oracle SPARC SuperClusterのパフォーマンス結果.................................... 11 Oracle SPARC SuperClusterでのSAS Grid ComputingとSAS Data Integrationの パフォーマンス .............................................................. 11 SAS Grid ComputingとSAS Data Integrationを使用する場合のOracle SPARC Super Clusterのパフォーマンス結果 ................................................. 11 SAS Marketing Automationの最高のパフォーマンス結果を引き出すSPARC SuperCluster 13 結論 ............................................................................ 14 追加情報 ........................................................................ 15 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 概要 SAS Marketing Automationを使用すれば、企業がいち早くマーケティング・キャンペーンを市場に 投入できるようになり、自動化され、追跡と繰返しが可能な方法で、キャンペーンを迅速に作成、 変更、実施することが可能になります。SAS Marketing Automationを実行するシステムは、ソフト ウェアへの投資から最大の価値を得るという点において大きな影響を与えることから、デプロイ戦 略が重大な検討事項になります。 競合企業よりも早くキャンペーンを市場に投入できるかによって、絶好の機会を上手く利用できる か、市場に後れをとるかの差が生まれます。またそれは、市場投入までの時間だけの問題ではあり ません。顧客とのやり取りの方法を最適化し、全体的な顧客満足度を改善することで、収益や市場 シェアを拡大するために複数の市場チャネル・データに基づいて旬のキャンペーンを迅速に微調整 できるかが重要な点です。 オラクルのSPARC SuperClusterは、SAS Marketing Automationソフトウェアの最適なデプロイ環境 です。この強力な統合システムは、SAS Customer Intelligenceソリューションに対して、おもに以 下のような利点をもたらします。 キャンペーンを数日~数週間ではなく数時間で実施でき、競合他社よりも早く市場の機会や 状況に対応できます。 キャンペーンを迅速に展開し微調整を行うために、 SPARC SuperClusterのOracle Exadata Data StorageセルとSun ZFS Storage Applianceを使用すれば、SASで大量のインバウンド・ マーケティング・チャネル・データを迅速に解析できるようになるため、新規顧客数や市場 浸透率を最大化できます。 キャンペーンを実際に市場で展開する前に、テストと検証を行うことで、マーケティング・ キャンペーンの展開に伴うリスクを軽減します。 マーケティング・キャンペーンの実施コストを大幅に削減して、投資収益率を高め実証でき るものにします。 Oracle SPARC SuperClusterにSAS Customer Intelligenceアプリケーション・ソリューションをデ プロイすることで、市場の変動に迅速に対応し、企業の顧客層を拡大することで、ビジネスの成長 傾向を作り出すことができます。 1 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 はじめに 企業は収益を伸ばすために、純利益を増やすべく、収益増へと転換できる顧客機会を探しています。 マーケティングの新たな世界では、先端を行く顧客は、店頭での製品購入からインターネットを使 用した製品の調査と購入に乗り換えています。また、購入した製品への満足度を示すため、オンラ イン店舗を再訪することもあります。これらのやり取りはすべて、企業が製品の受容や品質、市場 の状況に関する知識を得るための価値あるデータソースとなりえます。このようなインバウンド・ マーケティング・チャネル・データは文字どおり“ビッグ・データ”となるまで急増してきており、 より多くの収益をもたらす可能性のあるデータをどのように処理し、ターゲットを定めたキャン ペーンをどのように策定するかが課題として持ち上がっています。 マーケティング部門は、マーケティングの自動化によって、ターゲットを定めたキャンペーンを使 用して市場の状況にすばやく対応し、最終的な利益を増やすことができます。従来、効果的なキャ ンペーンを企画することは、複雑で時間のかかる作業でした。そのため、マーケティング・キャン ペーンの市場への投入が遅くなり、潜在顧客や、収益へとつながる機会を効率的に特定できないこ とも多くありました。しかし、SAS Customer Intelligenceアプリケーション・ソリューションを Oracle SPARC SuperClusterにデプロイすることで、マーケティング・キャンペーンをより迅速に展 開し、投資収益率を高めることができます。 図1:Oracle SPARC SuperClusterへのSAS Customer Intelligenceソリューションのデプロイによって達成できるマーケティング自動化の過程 SAS Customer Intelligenceソリューションは、一連の有益なマーケティング自動化ツールで構成さ れます。これらのツールを使用すれば、データを実用的なマーケティング・インテリジェンスに転 換して、効果的なマーケティング・キャンペーンをすぐに実施できます。ビジネス・インテリジェ ンスのナレッジを検出する過程を図1に示します。図1には、この過程でのSAS Customer Intelligence ソリューションが実現するおもな要素についても示しています。 2 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 図2は、幅広い視点から見たマーケティング・キャンペーン・プロセスと、SAS Grid Computing、SAS Data Automation、SAS Marketing Automationがこのライフ・サイクルのどこに適用されるかを示し ています。SAS Grid ComputingとSAS Data Automationは、ライフ・サイクルのインバウンド部分で 使用されるツールです。データを収集し、Oracle SPARC SuperClusterのOracle Databaseを使用し てデータ・マート内にデータを適宜保管します。SAS Marketing Automationは、ライフ・サイクル のアウトバウンド部分で使用され、マーケティング・キャンペーンを推進します。SPARC SuperCluster は、このライフ・サイクル全体を支えるテクノロジー・インフラストラクチャとなります。Oracle SPARC SuperClusterを使用したSAS Grid Computing、SAS Data Integration、SAS Marketing Automation などのSASアプリケーション・ソリューションは、デプロイが簡単で、費用効率とパフォーマンスに 優れたソリューションであり、収益を創出する効果的なマーケティング・キャンペーンを実施でき ます。 図2:Oracle SPARC SuperClusterとSAS Customer Intelligenceソリューションを使用したマーケティング自動化プロセス SAS Grid ComputingとOracle SPARC SuperCluster SAS Grid Computingは、マーケティング自動化プロセスの初期フェーズにおける重要な機能を提供 するアプリケーション・ソリューションです。この初期フェーズは、抽出/変換/ロード(ETL)と呼 ばれる計算処理およびストレージ処理集中型のプロセスです。図3に、このETLフェーズの概要を示 します。 ETLフェーズでは、インバウンド・チャネル・データをSPARC SuperCluster上のOracleデータ・マー トに取り入れる際に、SAS Grid ComputingとSAS Data Integrationが効果的に連携します。SPARC SuperClusterにデプロイされたSAS Grid Computingは、ワークロード・バランシング、ジョブの優 先順位付け、組込みのSASアプリケーション・ソリューションのフェイルオーバー機能による高可用 性の確保、パラレル処理の実行、リソースの割当て、監視によって、SASアプリケーション・ソリュー ション環境を管理します。SAS Grid Computingは特に、SPARC SuperClusterで利用できるコンピュー ティング・リソースと上手く連携します。SPARC SuperClusterには、オラクルのSPARC T4-4サーバー が最大4台搭載され、SAS Grid Computingはこれらのサーバーに対してSASワークロードを分散させ ることができます。 3 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 SPARC SuperClusterに組み込まれた仮想化機能によって、ハードウェア・サーバーを多数の論理ド メインに分割できます。各ドメインは仮想マシンとして動作し、SAS Grid Computingではこの仮想 マシンを使用して、SASアプリケーション・ソリューション・プロセスをさらに分散させることがで きます。これらのSPARC SuperCluster機能をSAS Grid Computingと組み合わせることで、計算とス トレージ処理を高速化し、ETLプロセスにおけるSASアプリケーション・ソリューション(SAS Data Integrationなど)のターンアラウンド・タイムをさらに短縮します。 SAS Data IntegrationとOracle SPARC SuperCluster SAS Data Integrationは、インバウンド・チャネル・データ・ストアからのデータを、SAS Marketing Automationでの処理に適した高品質の有益なデータへと変換するための主要ツールです。ETLプロセ スで大量のデータソースから取得したデータの変換は、リソースを多く消費します。 SAS Data Integrationは、SPARC SuperClusterのアーキテクチャに組み込まれた強力なコンピューティング/ ストレージ統合インフラストラクチャを利用できるため、このデータをより迅速に処理できます。 さらに、ETLパフォーマンスのスループットをさらに向上させるために、SPARC SuperClusterの高パ フォーマンス・ストレージ・インフラストラクチャには、高速InfiniBandネットワーク・ファブリッ クが搭載されています。このネットワーク・ファブリックは、SPARC T4-4サーバーとOracle Exadata Storage Serverや、オラクルのSun ZFS Storage Appliance間を相互に接続します。 図3:ETLプロセスでのSPARC SuperClusterとSAS Grid Computing/SAS Data Integration SAS Data Integrationのアクセス手法は非常に柔軟で、インバウンド・チャネル・データが存在す る多種多様なシステムやプラットフォームへ包括的にアクセスできます。これらのデータは、革新 的なテクノロジーを使用した高パフォーマンスの共有読取り/書込み機能を提供するオラクルのSun ZFS Storage Applianceを使用して容易に統合、処理されます。共有読取り/書込み機能については 後ほど説明します。その後、SAS Data Integrationによって、Oracle Exadata Storage Serverに存 在するOracle Databaseデータ・マートにデータが保管されます。 また、Oracle Exadata Storage Serverでは、超並列アーキテクチャとExadata Smart Flash Cache を利用できるため、SAS Marketing Automationで、問合せをさらに迅速に実行できます。Oracle Exadata Storage Serverと、SPARC SuperClusterの統合アーキテクチャによって、I/O操作の速度や ネットワーク・スループットが大幅に向上します。そのため、SAS Data Integrationなどのアプリ ケーションで高パフォーマンスのOracle Database処理を実行できます。 4 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 SAS Marketing AutomationとOracle SPARC SuperCluster SAS Marketing Automationは、SASのマーケティング自動化ソリューション・スイートの中核となる 製品です。図4に示すように、キャンペーン条件を策定し、Oracle Databaseデータ・マートに保管 された実際の顧客インテリジェンスを解析し、キャンペーンの候補を探すために、SAS Marketing Automationを使用します。ユーザー・ダイアログを使用して、マーケティング・キャンペーンの顧 客機会の条件を入力すると、計算およびデータベース集中型のワークロードが生成され、キャンペー ン・マーケティングの候補が検索されます。強力なコンピューティング・リソースと大容量メモリ を備えるSPARC SuperClusterは、この処理を他の製品よりも早く実行できるため、ターンアラウン ド・タイムが短縮されます。また、Oracle Exadata Storage Serverには強力なデータベース問合せ 支援機能が組み込まれています。ターンアラウンド・タイムが飛躍的に改善されるため、実際の市 場にキャンペーンを投入する前に、キャンペーンの解析とテストを繰返し実行できるようになりま す。これは、迅速な実施サイクル、単純で容易な展開、可用性とスケーラビリティに優れたプラッ トフォームである高パフォーマンスのコンピューティング/ストレージ・インフラストラクチャを備 えたSAS Marketing Automationによって実現されます。 図4:Oracle SPARC SuperClusterとSAS Marketing Automationによるマーケティング・キャンペーンの策定 Oracle SPARC SuperClusterテクノロジー SPARC SuperClusterは優れた計算パフォーマンスを備えているうえに、導入が容易なため、IT部門の負 担を取り除き、さらにシステムの入手、インストール、構築にかかるコストを削減します。SPARC SuperClusterは、工場で組み立てられた総合的なエンタープライズ・インフラストラクチャです。複雑 性を取り除き、かつ概念の段階から実際のSAS Marketing Automationのデプロイ段階までの必要期間を 短縮します。事前にビルトイン済みでテストも実施されているSPARC SuperClusterでは、Oracleハード ウェア/ソフトウェア・スタック一式が実行されるため、マルチベンダーによる複雑な多層ハードウェア 構成は不要です。環境全体が連携するようにエンジニアリングと最適化が施されているため、IT部門は 容易かつ迅速にSPARC SuperClusterをSASアプリケーション・ソリューション(SAS Grid Computing、SAS Data Integration、SAS Marketing Automationなど)とともに導入できます。 5 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 SAS Marketing AutomationをSPARC SuperCluster上にデプロイするおもな利点 SASアプリケーション・ソリューション(SAS Grid Computing、SAS Data Integration、SAS Marketing Automationなど)がデプロイされたSPARC SuperClusterは、SAS Instituteによる検証とサポートを 受けています。この環境は、革新的な方法で導入を迅速化し、運用コストを削減することで、ITの 課題を解決します。 SAS導入の簡素化と迅速化:SPARC SuperClusterでは導入が迅速で、システム管理やインフラスト ラクチャ管理が簡素化されます。その理由は、SPARC SuperClusterがエンジニアリング、テスト、 統合が事前に行われた単一のエンタープライズ・インフラストラクチャであり、マルチベンダー、 マルチシステム、マルチアプリケーションの環境を統合する際にしばしば直面するような問題が 発生しない点にあります。この結果、生産性が向上し、最終的にはTCOが削減されます。 統合されたインフラストラクチャ:通常のSASアプリケーション・ソリューションの環境は、散在 するサーバー・ネットワークに分散されるため、運用コストが増大します。しかし、 SPARC SuperClusterを使用すれば、SAS Grid ComputingなどのSASアプリケーション・ソリューションで 容易に生産性を高めて、SASアプリケーション・ソリューションの実行時間を短縮できます。その 理由は、SPARC SuperClusterはパフォーマンスと可用性に優れた単一のシステムであり、このシ ステムにSASアプリケーション・ソリューション(SAS Data Integration、SAS Marketing Automation など)をデプロイまたは統合して、強力なコンピューティング/ストレージ・インフラストラクチャ を利用できる点にあります。コストがかからず、オーバーヘッドの少ない組込みの仮想化テクノ ロジーによってSASワークロードが分離されるため、統合が容易になります。SAS Grid Computing では、仮想化機能に加え、SPARC SuperClusterに付属する粒度の細かいリソース制御機能も利用 できます。SASアプリケーション・ソリューション環境全体で、この強力な単一システム上で高い サービス・レベルを維持しながら、容易に統合が可能です。 低リスクの移行:Oracle Solaris 8、9、10、11で認定されているSASアプリケーション・ソリュー ションは、変更を加えなくても、SPARC SuperClusterシステムで同時に実行できます。SASアプリ ケーション・ソリューション、特にOracle Databaseを大規模に使用するSAS Marketing Automation は、仮想化環境内で実行することで、以前のバージョンのOracle Solarisオペレーティング・シ ステムやOracle Databaseを本番環境で実行しながら、アップグレード後のソフトウェア・インフ ラストラクチャをベースとするテスト環境でも同時に実行できます。こうすることで、進行しな がらも管理された状態で、オラクルの最新テクノロジーへの移行が確実に行われます。 パフォーマンスの向上:SPARC SuperClusterは、オラクルのもっとも革新的でパフォーマンスに 優れたエンタープライズ・コンピューティング、ストレージ、ネットワークのコンポーネントを 使用するように設計されています。搭載されているものは、SPARC T4-4サーバー、Oracle Exadata Storage Server、Sun ZFS Storage Appliance、オラクルのSun Datacenter InfiniBandスイッチ です。 リジリエンスがあるインフラストラクチャ:SPARC SuperClusterシステムは、単一点障害がなく、 実績のあるテスト済みのフェイルオーバー・メカニズムを採用することで、SASアプリケーショ ン・ソリューション向けのリジリエンスがあるインフラストラクチャを追加設定なしに実現しま す。 6 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 Oracle SPARC SuperClusterの構成 ハーフラック構成またはフルラック構成が可能なOracle SPARC SuperClusterでは、革新的なOracle テクノロジーを利用しています。オラクルのSPARC T4-4サーバーの処理能力、Oracle Solarisのパ フォーマンスとスケーラビリティ、Oracle Database 11gの最適化されたデータベース・パフォーマ ンス、Oracle Exadata Storage Serverによる高速化、さらに待機時間が短く高帯域幅のInfiniBand ネットワーク・ファブリックが、スケーラビリティに優れたエンジニアド・システムに統合されま す。このエンジニアド・システムに対して、エンタープライズ・アプリケーションを統合するため の最適化とチューニングが実施されています。SPARC T4-4サーバー、Sun ZFS Storage Appliance、 Oracle Exadata Storage Serverを含む、SPARC SuperClusterシステム内のコンポーネントはすべて、 完全冗長InfiniBandファブリック経由で相互に接続されます。組込みの仮想化機能によって統合が 可能になり、アプリケーションの独立性を確保し、高可用性を維持します。その結果、リソース競 合とサービスの中断が事実上発生しなくなります。SAS Data Integration、SAS Grid Computing、 SAS Marketing AutomationなどのすべてのSASアプリケーション・ソリューションを、Oracle Database ソフトウェアとともにシステムに統合できます。したがって、統合作業の大部分が不要になり、通 常はクラスタ化ソリューションに必要となるシステム構築の時間もかかりません。 図5:Oracle SPARC SuperClusterフルラック構成(左)とハーフラック構成(右) SPARC SuperClusterの中核的なコンポーネント(サーバー、ストレージ・システム、ネットワーク・ コンポーネント、オペレーティング・システム)は、SASアプリケーション・ソリューションに対し て、独自性のある多数の技術的なメリットをもたらします。 オラクルのSPARC T4-4サーバー:これらの各サーバーは、パフォーマンスと統合を考慮して設計 されており、リソースを多く消費するSASアプリケーションに理想的です。SPARC T4-4の各サー バーは、4基のSPARC T4プロセッサ内に32個のCPUコアを搭載し、2台のソリッド・ステート・ディ スクと、大容量の1TBメモリ・フットプリントを備えています。コンパクトな高さの5つのラック・ ユニット(5RU)によって、統合されたSASアプリケーション・ソリューション環境の計算密度が 向上します。 7 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 Oracle Exadata Storage Server:Oracle Exadata Storage Serverは、可用性とセキュリティに 優れた環境内で、SASアプリケーションに対して極めて優れたデータベース・パフォーマンスを実 現します。Oracle Databaseを使用するように最適化されたOracle Exadata Storage Serverでは、 超並列アーキテクチャとExadata Smart Flash Cacheを利用できるため、Oracle Databaseが迅速 に処理され、I/O操作の速度が向上します。インテリジェントなソフトウェアが搭載されているた め、Oracle Exadata Storage Serverでデータベースの問合せを迅速に処理して、関連する行と列 のみをデータベース・サーバーに返すことができます。SQL処理をOracle Exadata Storage Server に移すことで、データベース・サーバーのCPU使用率や、ストレージとデータベース・サーバー間 でのデータ転送に使用される帯域幅が大幅に削減されます。Oracle Exadata Storage Serverは、 表全体ではなく問合せの結果セットを返すため、ネットワーク・ボトルネックが解消され、デー タベース・サーバーのリソースが解放されます。その結果、データのスキャンや解析のパフォー マンスが10倍にも向上することがあります。 オラクルのSun ZFS Storage 7320 Appliance:共有ファイル・システム用のディスク容量が60TB あるSun ZFS Storage 7320 Applianceでは、フラッシュ対応のハイブリッド・ストレージ・プー ルを使用して、応答時間が通常は非常に短いフラッシュ・ドライブにアクティブなデータを自動 的に保存します。この仕組みによって、SASアプリケーションの応答時間を短縮します。使いやす いDTrace Analyticsテクノロジーによって、中断を最小限に抑えながらパフォーマンスを最適化 します。また、強力なストレージ・コントローラで複数のデータ・サービスを実行することで、 効率性と稼働の柔軟性が向上します。これは特に、ETLプロセスで重要です。Oracle Solaris ZFS と自己修復テクノロジーによって、非常に高いデータ整合性を維持しながら、クラスタのフェイ ルオーバーとフラッシュベースの書込みキャッシュによって、SASアプリケーション・ソリュー ション向けのデータの高可用性を確保します。 オラクルのSun Datacenter InfiniBand Switch 36:Oracle SPARC SuperClusterは、InfiniBand ファブリックで構成されており、クラスタ・コンポーネント間での迅速なデータ交換が可能です。 高速かつ待機時間の短いInfiniBandファブリックでは、冗長Sun QDR InfiniBand Switch(リーフ) のペアを使用して、すべてのSPARC SuperClusterコンポーネントを相互に接続しています。接続 されるコンポーネントは、SPARC T4-4サーバー、Oracle Exadata Storage Server、Sun ZFS Storage 7320 Applianceです。また、別のInfiniBandスイッチ(スパイン)により、2つのリーフ・スイッ チを相互に接続して、拡張用のInfiniBandポートを提供しています。 Sun Datacenter InfiniBand Switch 36は、オラクルのラックマウント型サーバーとストレー ジ・システムで構成されるアプリケーション・クラスタ専用に設計されています。中核的 なSASアプリケーション・ソリューションの統合と仮想化に必要となる十分な規模やアプリ ケーションの独立性、適応性が実現されます。 Oracle Solaris:SPARC T4サーバー向けに最適化されたOracle Solarisは、パフォーマンスが高 く、大規模なスレッドとバッチ処理、高いI/O速度を備えています。これらは、もっとも要求の厳 しいSASアプリケーションにとって不可欠な要素です。スケーラビリティの拡張や、カーネル・デー タ構造の拡張、およびライブラリの最適化によって、このプラットフォームで、より大規模な多 種多様のSASワークロードに対応できるようになります。さらに、サーバー、ストレージ、ネット ワークの統合された仮想化とリソース制御メカニズムでは、垂直/水平スケーラビリティと使用率 の最適化がサポートされます。これらは、要求の厳しいSASアプリケーション・ソリューションを 統合し、データセットを拡大するために必要になります。 8 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 組込みの仮想化機能によるSASアプリケーション・ソリューション統合の簡 素化 Oracle SPARC SuperClusterでは、仮想化によってSASアプリケーションのワークロードをさらに分 散させて、できる限り多くの利用可能な処理能力を効率的に使用できます。図6に示すように、組込 みの仮想化テクノロジーによってSASアプリケーション・ソリューションのワークロードが分離され、 SASアプリケーション・ソリューション環境全体の単一のプラットフォームへの統合がサポートされ ます。SPARC SuperClusterアーキテクチャは、Oracle VM Server for SPARCを使用して拡張可能で す。そのため、SAS Grid Computingをさらに分散させて、SASアプリケーション・ソリューションの ワークロードをSPARC SuperCluster内部でパラレル化できます。政府機関や解析業者、金融機関、 マーケティング部門は、これらのテクノロジーを使用して、SASアプリケーションをセキュアかつ効 果的に統合できます。これらの統合環境向けに、SPARC SuperClusterは機密データの保護機能を提 供し、アプリケーションの高可用性を実現しています。また、組込みの仮想化テクノロジーによっ て、システム・リソースをもっとも必要とされる場所に動的に移動する柔軟性も備えています。 図6:SAS Customer IntelligenceソリューションをデプロイしたSPARC SuperClusterとOracle VM Oracle VM Server for SPARC:Oracle VM Server for SPARC(旧称Sun Logical Domains)はファー ムウェアベースの組込みハイパーバイザであり、1つのシステム内でドメインと呼ばれる仮想マシ ンを複数サポートします。ハイパーバイザは各ドメインに対してシステム・リソース(メモリ、 I/O、CPU)のサブセットを割り当てることで、各Oracle SolarisインスタンスとSASワークロード を専用のリソースを持つ仮想マシンへと切り離します。組込みの仮想マシンのスナップショット とクローニングの機能により、仮想マシンの構成と移行が迅速化され、特にSASアプリケーション およびサーバー・リソースの統合の実施時に、SASアプリケーション・ソリューションが拡大した ときのプロビジョニングを迅速に行うことができます。 9 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 Oracle Solaris Zones:Oracle Solaris Zones(旧称Oracle Solaris Containers)はソフトウェ アによって定義された柔軟な境界を使用した軽量の仮想化テクノロジーであり、1つのOracle Solarisインスタンス内に複数のプライベート実行環境を構築します。ゾーン内で実行されるSAS アプリケーションは完全に分離されているため、あるゾーン内のプロセスが別のゾーンで稼働中 のプロセスに影響を与えることはありません。Oracle Solaris Zonesは障害の分離をサポートし、 起動は非常に高速で、SASアプリケーションを瞬時に再起動するように構成できます。ゾーンに よってアプリケーションの優先順位付けとリソース割当ての調整が容易になるため、SASアプリ ケーション・ソリューションの統合されたワークロードにとって理想的です。 SASアプリケーション・ソリューションの実行状態を維持する高可用性機能 SASアプリケーションの高可用性を確保するために、オラクルは、連携動作のための統合、テスト、 検証が済んだコンポーネントで構成されるアーキテクチャを使用することを推奨しています。こう することで、導入時の問題や相互運用性の問題、計画外停止時間が発生するリスクが軽減されます。 SPARC SuperClusterには次の特徴があります。 単一点障害の解消:SPARC SuperClusterシステムには、コンピュート・ノードやストレージ、お よびネットワーク・スイッチからネットワーク・インタフェース・カード(NIC)やパワー・ディ ストリビューション・ユニット(PDU)、電源まで、完全な冗長性が組み込まれており、ミッショ ン・クリティカルなSASアプリケーションの要件に対応します。 Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC):Oracle RACは、SASアプリケーション・ソ リューションのワークロードに対するデータベースの可用性を維持するために、通常推奨されて いる実装オプションです。Oracle RACによって、SPARC SuperClusterシステム内の4台のサーバー すべての間でデータベースの透過的な稼働がサポートされるため、ハードウェア障害や計画停止 の発生時にデータベースへフォルト・トレランス機能が提供されます。Oracle RACを導入してい ない場合にも、Oracle Solaris Clusterを使用してシングル・インスタンスのOracle Database の可用性を高めることができます。 Oracle Solaris Cluster:Oracle Solaris Clusterは、障害の発生したクラスタ・ノードや、NIC、 HBA、ネットワーク、ストレージなどの特定のコンポーネントの検出、分離、収容を行うことで、 SASアプリケーションの可用性を確保します。 仮想クラスタ化:Oracle Solaris Clusterは、仮想クラスタ化をサポートします。これにより、 Oracle Solaris Zonesが物理的なクラスタ・ノードと同じ役割で機能できます。専用のゾーン・ クラスタ内で実行されるアプリケーションは、特定のクラスタ管理ポリシーに関連付けられます。 最初に別のゾーン内にあるサービスの再起動を試みてから、別のサーバー上でサービスの再起動 を試みるように、エージェントのアクションをレイヤー化できます。 10 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 Oracle SPARC SuperClusterのパフォーマンス結果 コンピューティング・パフォーマンスの結果をすぐに得られることは重要です。SAS Grid Computing、 SAS Data Integration、SAS Marketing Automationによって、効果的なマーケティング・キャンペー ンの最終的な利益をどれほど迅速にもたらすことができるかという点に直接影響するからです。 Oracle SPARC SuperClusterなどのインフラストラクチャを考慮する際に、ベンチマークと実際のパ フォーマンス結果を確認することで、アプリケーションのパフォーマンスに関する疑問の解消につ ながります。 Oracle SPARC SuperClusterでのSAS Grid ComputingとSAS Data Integrationのパフォー マンス マーケティング自動化プロセスの初期フェーズでは、処理とストレージのパフォーマンスに関する 問題が山積みです。異なる種類のシステムやストレージなど、多種多様なソースからデータを抽出 することは、パフォーマンスの観点から見れば難しいことであり、時間もかかります。通常、ETLプ ロセスでは、インバウンド・マーケティング・チャネルからデータを抽出します。さらに、SAS Data Integrationと複雑な集計プロセスによってデータを削減します。データ削減は、シリアルに行われ ることも、複数のプロセスで同時に行われることもあります。 Oracle SPARC SuperClusterとSAS Grid Computingは、これらのプロセスを分散させ、パラレル化(可 能な場合)するために重要です。そうすれば、ETLを迅速に実行し、その後SAS Marketing Automation で結果を処理できます。Oracle Databaseデータ・マートに保管されるETLの結果は大量になること も多く、数十万行から3億を超えるデータ行まで、その規模はさまざまです。多くのケースで、これ らのデータ行にはデータ長の非常に大きな属性や複雑な相互依存関係が含まれます。 SAS Grid ComputingとSAS Data Integrationを使用する場合のOracle SPARC SuperCluster のパフォーマンス結果 共有読取り/書込みストレージは、ETLプロセスにおける一般的なボトルネックです。多くのストレー ジ・ソリューションでは、帯域幅が限られた標準的なLocal Area Network(LAN)経由でデータにア クセスします。このLANがボトルネックになり、迅速なターンアラウンド・タイムのおもな障壁とな ります。 図6に示すように、Sun ZFS Storage 7420 Applianceを追加したSPARC SuperCluster構成で、SAS Grid ComputingとSAS Data Integrationを使用して、ETLプロセスにおけるパフォーマンス結果を測定し ました。Sun ZFS Storage 7320 Applianceは、SPARC SuperClusterシステムレベルのストレージの 目的で使用されますが、追加したSun ZFS Storage 7420 Applianceは、高パフォーマンスの共有読 取り/書込みファイル・システム専用に構成しました。 11 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 図7:SAS Grid ComputingとSAS Data Integrationを使用する場合のOracle SPARC SuperCluster NFSのパフォーマンス結果 図7に示すように、SAS Grid Computing とSAS Data Integrationで、外部Sun ZFS Storage 7420 Appliance上の共有読取り/書込みファイル・システムを使用する場合、SPARC SuperClusterのピー ク時のスループットは約6GB/秒になりました。追加したSun ZFS Storage 7420 Applianceとの InfiniBandネットワーク・ファブリックによってETLプロセスが迅速化し、Oracle Databaseデータ・ マートへのデータの入力も大幅に高速化しました。そのため、ターンアラウンド・タイムが短縮さ れ、マーケティング自動化プロセス全体が向上しました。パフォーマンス結果の差は非常に大きく、 インバウンド・マーケティング・チャネル・データを更新した上でETLプロセスを頻繁に実行するこ とも可能です。そのため、検討中のマーケティング・キャンペーンの忠実度がさらに向上します。 マーケティングの自動化では、結果を迅速に取得すること、およびキャンペーンを迅速に展開する ためにターンアラウンド・タイムを改善することがすべてです。SPARC SuperClusterは、ETLプロセ スをもっとも効果的に迅速化できます。SAS Grid Computingで高パフォーマンスのSPARC T4-4コン ピューティング・リソースを利用でき、さらにSAS Data IntegrationでもOracle Exadata Storage ServerとSun ZFS Storage 7420 ApplianceをInfiniBandネットワーク・ファブリック経由で利用し て、データを迅速に処理できるからです。 12 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 図8:SASマーケティング自動化向けのOracle SPARC SuperCluster構成のパフォーマンス結果 SAS Marketing Automationの最高のパフォーマンス結果を引き出すSPARC SuperCluster オラクルとSAS Instituteは共同で、SPARC SuperClusterでSAS Marketing Automationを使用する構 成をテストし、到達成果および好結果を出すことができました。マーケティング自動化における最 終的な利益は、作成、テスト、最終的な市場投入を実施した、ターゲットを定めたキャンペーンの 数によって裏付けられます。ワークロードには、130を超える計算集中型およびI/O集中型のSASジョ ブが含まれています。 2つのパフォーマンス結果セットを比較し、図8に示すSPARC SuperClusterハーフラック構成が優れ たマーケティング自動化インフラストラクチャとなることを検証しました。1つ目の結果セットは、 SASが以前デプロイされていたx86 PCサーバーによる多層アーキテクチャに基づいています。このx86 PC環境には、3台のインテルXeonベースのサーバーがあり、コンピューティング層とミドル層の各 サーバーに4基のプロセッサ(X5670、2.93GHz)が搭載されています。また、データベース層には、 Oracle Database 10gを実行する1台のSPARC Enterprise M5000サーバーがあります。これらすべて のサーバーで、SASの作業領域とデータ・ストレージのためにSANストレージを使用していました。 図9に示すように、この環境ではキャンペーンをシリアル実行するサンプル・テストが6時間35分で 完了しました。また、キャンペーンの同時実行テストは4時間21分で完了しました。 2つ目のテスト結果セットは、図 8のように、 SAS Marketing Automation をデプロイした SPARC SuperClusterハーフラック構成に基づいています。SPARC T4-4の各コンピュート・ノードは2つのド メインに分割しました。1つはOracle Solaris 10を実行する汎用(GP)ドメインでSAS Marketing Automationに使用し、もう1つはOracle Solaris 11とOracle Database 11gを実行するデータベース・ ドメインです。ワークロードは平準化され、以前のx86構成では最大3つのキャンペーンを同時に実 行しましたが、このSPARC SuperClusterでは最大7つのキャンペーンを同時に実行します。図9の結 果は、SAS Marketing AutomationをデプロイしたSPARC SuperClusterを使用することで効率化され たことを示しています。SPARC SuperClusterの実行時間は、キャンペーンのシリアル実行の場合に4 分の1に、キャンペーンの同時実行の場合には8分の1に短縮されました。 13 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 図9:Oracle SPARC SuperClusterでのSAS Marketing Automationのパフォーマンス結果 注:(数値が低いほど優位) 結論 SAS Customer Intelligenceソリューションを構成したOracle SPARC SuperClusterは、顧客の増加 傾向を作り出し、期待される収益の増加にもつながるようなマーケティング・キャンペーンを迅速 に作成するための理想的な環境です。Oracle SPARC SuperClusterにSAS Customer Intelligenceソ リューションをデプロイした場合、次のような結果が得られます。 数日~数週間ではなく数時間で実施できる効果的なキャンペーンを作成し、競合他社よりも早く 市場の機会や状況に対応できます。 効果的なキャンペーンをより早く生成するための大量のインバウンド・マーケティング・チャネ ル・データを迅速に取り入れることができます。その後、アウトバウンド・マーケティング・チャ ネル・ソースを適切に組み合わせて、新規顧客を開拓して新たな収益の機会を生み出すことがで きます。 実際に市場で展開する前にキャンペーンを検証することで、マーケティング・キャンペーンの展 開に伴うリスクを軽減します。また、展開後にもインバウンド・マーケティング・チャネル・デー タを解析して、さらに新規顧客を開拓して市場浸透率を高めることができます。 スタッフの効率化と運用費用の削減によってマーケティング・キャンペーンの実行コストを大幅 に削減し、投資収益率を高め実証できるものにします。 14 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションのパフォーマンス改善 追加情報 表1:追加資料 Webサイト SAS Marketing Automation http://www.sas.com/solutions/crm/mktauto/index.html Oracle Optimized Solution http://oracle.com/optimizedsolutions Oracle SPARC SuperCluster http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/servers/sparc/supercluster/supercluster-t5-8/ overview/index.html オラクルのSPARC Tシリーズ・サーバー http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/servers/sparc/oracle-sparc/overview/index.html Oracle Solaris http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/solaris/solaris11/overview/index.html Oracle Solaris Cluster http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/solaris/cluster/features/index.html オラクルのSun ZFS Storage Appliance http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/storage/unified-storage/ Oracle SPARC SuperClusterホワイト・ペーパー 『Oracle SPARC SuperCluster T4-4の技 術概要』 http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/servers/sparc-enterprise/supercluster-t4-4-arch-wp1537679-ja.pdf SASによるOracleテクノロジーの使用状況 オラクルとSASのパートナーシップ http://oracle.com/sas "SAS Global Forum - Oracle and SAS" http://www.oracle.com/technetwork/database/bi-datawarehousing/sas/385-2012-1608576.pdf 『Scaling SAS Data Access to Oracle http://www2.sas.com/proceedings/sugi28/151-28.pdf RDBMS』 SAS/AccessでのOracle Exadataの使用 http://www.sas.com/software/data-management/access/exadata.html Oracle ExalogicでのSASの使用 http://www.sas.com/partners/directory/oracle/index.html (“Grid-in-a-Box”) Oracle SPARC T4サーバーでのSAS 『How to Create a Robust Platform for SAS Grid Computing with Sun Blade http://www.sas.com/partners/directory/oracle/SAS-on-T4-Summary.pdf http://www.oracle.com/technetwork/database/focus-areas/bi-datawarehousing/sas/sasgrid-article-final2 -486399.pdf 6000 Modular System and the Sun ZFS Storage 7420 Appliance』 『Accelerating JMP Genomics Predictive http://www.sas.com/resources/asset/Oracle-SAS-JMPconfig.pdf Modeling with SAS Grid Computing and Sun Blade 6000 Modular Systems with the Sun ZFS Storage 7420 Appliance』 15 Oracle SPARC SuperClusterによるSAS Customer Intelligenceソリューションの Copyright © 2013, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.本文書は情報提供のみを目的として提供されており、ここに記載される内容は予 パフォーマンス改善 告なく変更されることがあります。本文書は一切間違いがないことを保証するものではなく、さらに、口述による明示または法律による黙示を 2013年1月 問わず、特定の目的に対する商品性もしくは適合性についての黙示的な保証を含み、いかなる他の保証や条件も提供するものではありません。 著者:Chris Martin オラクル社は本文書に関するいかなる法的責任も明確に否認し、本文書によって直接的または間接的に確立される契約義務はないものとします。 本文書はオラクル社の書面による許可を前もって得ることなく、いかなる目的のためにも、電子または印刷を含むいかなる形式や手段によって Oracle Corporation も再作成または送信することはできません。 World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A. OracleおよびJavaはOracleおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。 IntelおよびIntel Xeon はIntel Corporation の商標または登録 商標です。 すべてのSPARC商標 はライセンス に基づいて 使用され る SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴおよびAMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devicesの商標または登録 商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。1012