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TFT-LCD フラットパネル モニタの画像の固定による残像
TFT-LCD フラットパネル モニタの画像の固定による残像 TFT-LCD パネル モニタは、現在、市場で最も高度なディスプ レイ テクノロジを採用するものです。しかし、すべてのテクノ ロジに見られるように、いくつか落とし穴もあります。その 1 つに、残像、画像の固着、または「焼き付き」と呼ばれる現 象があります。この問題は、静的な画像が「貼り付く」状態と なり、スクリーンに「陰影 (ゴースト)」が残ることで発生します。 ほとんどの場合、スクリーンに恒久的なダメージを与えるも のではなく、また補正可能です。下記に、この状態を極力抑 え、補正するためのヒントをいくつか示します。 スクリーン セーバーを使用する ディスプレイを使用しないときは、ランダムな表示を行うスク リーン セーバーを実行しておくと、画像が次々と切り替わる ことで、イメージの固定による残像を防止できます。この方 法では、残像の発生を防止するとともに、残像を解消するこ とができます。 スタティック カラーを表示する 場合によっては、ピクセルを並べ替えることにより、残像を 補正できます。全体を白で塗りつぶした GIF イメージを作成 し、デスクトップのバックグラウンドに保存しておきます ([コ ントロール パネル] > [画面])。そして、モニタを使用してい ないときに表示しておき、陰影画像が貼り付くのを「解消」し ます。 バックライトを保護するため、ディスプレイの輝度設定を落と します。また、すべて白とすべて黒のパターンが回転して入 れ替わる「テスト パターン」ソフトウェアを Web からダウン ロードして、ピクセル処理を行うことで、残像を除去すること ができます。ダウンロードは下記サイトからできます ftp://ftp.jpn.hp.com/products/workstations/white_pa pers/Image_Retention_Remove.exe スリープ モードを使用する 残像を防止するため、モニタを使用していないときはスリー プ モードを有効にして、モニタに静的な画像が残らないよう にします ([コントロール パネル] > [電源オプション])。特定 の HP フラットパネル モニタに提供されている HP Display LiteSaver テクノロジなどのソリューションを使用すると、画 像の固定による残像からディスプレイを保護できます。HP Display LiteSaver は、ユーザ インタフェース、コマンド ライ ン、および WMI から設定できます。いったん設定すると、 Microsoft® Windows® が起動するたびに自動的に実行さ れ、Windows のシステム トレイにアイコンとして表示されま す。 モニタの電源を落とす 残像を防止する最も簡単な方法は、モニタを使用しないとき は電源を落とすことです。これにより、モニタの寿命が延び るとともに、電力消費とエネルギーコストを節約できます。 防止と補正 上記の簡単な手順により、フラットパネル モニタを最適に使 用できるようになります。特に高価格の表示システムにおい ては、残像は失望する問題ですが、フラットパネル モニタを 賢明に使用することにより防止、補正することができます。 上記のヒントは、特定の時間内に残像を補正または消去す るものではありません。残像の消去や解消は、使用方法、 画面設定、電源設定、および環境温度によって異なります。 TFT-LCD テクノロジと HP フラットパネル モニタの詳細は、 Web サイト www.hp.com/products/monitors を参照して ください。 スクリーン全体を使用する 残像を防止するため、スクリーン全体を使用するようディス プレイの設定を調整してください。表示可能な境界に沿って 黒い縁があると、残像の問題が発生することがあります。 © 2006 Hewlett-Packard Development Company, L.P Microsoft および Windows は、米国またはその他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標です。本書に記載した内容は、予 告なしに変更されることがあります。日本ヒューレット・パッカード株式会社は、ヒューレット・パッカード製品およびサービスに付随する保証書 で保証する内容以外には、一切の保証はいたしません。本書の内容が、保証期間の延長や保証内容の拡張を意味することは一切ありませ ん。本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対して、いかなる責任も負いかねますのでご了承ください。