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【PRIMERGY導入事例】 株式会社キャリアブレイン様

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【PRIMERGY導入事例】 株式会社キャリアブレイン様
Case Study 株式会社キャリアブレイン様
VMware vSphereと富士通のプラットフォームによる
仮想環境で、新しいWebサービスを迅速に立ち上げ、競争力を強化
パブリッククラウドの利用を視野に入れた仮想基盤の導入
医療・介護機関向け人材紹介事業を展開するキャリアブレインでは富士通のサーバ「PRIMERGY RX300 S6」とストレージ
「ETERNUS DX60」をプラットフォームに、VMware vSphereでサーバを仮想化、新しいサービスを短期間で提供できるような
環境を構築しました。
これによって、
競争力の強化が実現すると共に、
パブリッククラウド利用も将来の選択肢のひとつにすることが
可能になりました。
課 題
業 種
新しいサービスの迅速な立ち上げ
ラックスペースの削減
● バックアップ態勢の整備
●
●
医療介護情報サービス業
●
●
●
システムの二重化
業務負荷の軽減
効 果
稼働環境
新規サーバ導入と比べて、1ヶ月のサービス開始期間短縮による競争力強化
ラックスペースと消費電力の削減によるコストの引き下げ
● システム二重化とバックアップによる可用性と信頼性の向上
● リモートでのサーバ設定による業務負荷の軽減
● 将来のパブリッククラウド利用に向けた土台の整備
●
●
導入の背景
Background
新サービスの迅速な立ち上げによる競争力強化を目指す
ESXサーバ「PPIMERGY RX300 S6」
● 管理サーバ「PRIMERGY RX200 S6」
● バックアップサーバ「PRIMERGY RX300 S6」
● ストレージ「ETERNUS DX60」
● 仮想化ソフトVMware vSphere
●
必要なサーバを追加してきたため、
サーバが乱立する状況になっ
ていました。その結果、管理が煩雑になると共に、メインのサーバ
以外は冗長化されておらず、可用性の面でも問題を抱えていまし
キャリアブレインは全国約45万の医療・介護機関と450万人余
た」と語ります。
に上る医療・介護従事者を対象に情報サービスを展開している
企業です。同社は医療・介護従事者の転職を支援する人材紹介
と独自取材によるニュース配信を軸に事業を進めています。その
中心になるのが求人サイト「CBネット」と医療介護ニュースサイト
導入のポイント
Point
「富士通トラステッド・クラウド・スクエア」での検証で、
システム構築の道筋を確認
「CBニュース」の 運営 で す。CBネットは登 録 会員約17万人、
年間5万人が新規に登録しており、求人情報の定型フォーマット
そこで、
キャリアブレインでは、
新しいサービスの迅速な立ち上げ
にとらわれない求人動画やメディカルブログ、スカウトなどの多彩
とラックスペースの削減、
バックアップ態勢の整備とシステムの二重
な機能とドクター向け、ナース向けなどのサブサイトによるきめ
化、
業務負荷の軽減の5つを目的にして、
データセンターに設置され
細かな情報の提供や携帯電話サイトへの対応で、登録者からは
ているサーバを仮想化することにしました。
キャリアブレイン 顧客
情報量の多いサイトとして、高い評価を受けています。キャリア
サービス部 品質管理課 マネージャー 長尾 優毅氏は「新しい
ブレイン 顧客サービス部 マネージャー
サービスを始めようとしても、どの位収益
橋田 哲尚氏は「1999年に設立されたキャ
があがるかなかなか分かりません。サー
リアブレインは、
医療・介護機関向け人材
ビスを立ち上げるための新規のサーバを
紹介分野のパイオニアですが、
最近では
購入することは、コスト面から容易に判断
株式会社キャリアブレイン
顧客サービス部
マネージャー
橋田 哲尚氏
色々な会社の参入などによって、競 争が
することができず、導入判断までに時間
激化しています。そのため、
新しいサービス
が掛かり、さらにサーバの納期もあるた
をスピーディーに立ち上げて、
会員のニーズ
め、スピード感がなくなってしまいます。
に応えていくことが必要になっています。
ところが、それを支える当社データセン
株式会社キャリアブレイン
顧客サービス部 品質管理課
マネージャー
ターでは新たなサイト立ち上げのたびに
長尾 優毅氏
ところが仮想環境であれば、物理サーバ
にリソースの 余 裕さえあれ ば、新しい
サービスを費用をかけず、すぐに立ち上
げることができます」と説明します。
の
「PRIMERGY RX300 S6」
、
それらにiSCSIで接 続されたスト
そして、様々な検討を行った結果、キャリアブレインでは仮想化
レージ
「ETERNUS DX60」
から構成されています
(図)
。
これに
ソフトとして、VMware vSphereを採 用することにしました。
よって、20台あったサーバは7台に集約され、仮想環境ではサブ
VMware vSphereを選んだ理由は仮想環境で稼働させるシステ
サイト用Webサーバを中心に、
メールサーバ、
DNSサーバなど13台
ム の ほ と ん ど のOSがLinuxで あ る こ と、そ し てVMware
の仮想サーバで、
30ほどのシステムが稼働しています。
vSphereはベンダーがハードウエアプラットフォームワンストップ
そして、
当初の計画通り、
新しいサービスの提供を計画した時に、
サポートしていることでした。加えて、使いやすさや将来の可能性
直ちにサーバが準備できるようになり、
競争力の強化に大きく役
もVMware vSphereを選んだ大きな理由でした。
「OSがLinuxな
立っています。
「仮想環境の運用が始まった直後、著名な医師が
ので、仮想化ソフトはvSphereとXenServerの2つに絞って検討
研修医に向けて医療現場での対応や今後の展望などを語る
したのですが、以前から試験的に利用していたXenServerと比
『ドクターアカデミー』という動画サイトを立ち上げました。従来の
べると、vSphereのインターフェースの方がはるかに使いやすいと
ように、
サーバの空きの確認や新しいサーバを立ち上げる必要が
感じました。また、vSphereを採用しているパブリッククラウドで
なく、
1日もあれば、
サーバの設定ができるようになったため、
サーバ
将来的に仮想マシンを移行できるサービスが始まると聞いていた
提供は最低でも1ヶ月は早くなりました。
また、
すべての仮想マシンは
ので、vSphereで仮想化しておけば、そのまま仮想化されたシステ
VMware HAで冗長化され、
高い信頼性を持ったシステムとして、
ムを移行できることもあって、vSphereに決めました」
(長尾氏)。
安心して使うことができます」
(橋田氏)
。
その上で、プラットフォームの選定に入り、比較検討した結果、
また、
ラックにギリギリまでサーバを詰め込んで使っていたのが、
富士通製品を導入することにしました。富士通に決めたのは、価
サーバの集約によって、
VMware HAで完全二重化してもスペース
格が他社見積もりに勝っていたこと、検証を中心とした導入前サ
が余りました。そこで、メインサイト強化のためのハードウェアを
ポート、トラブル対応を中心とした保守サービスが優れていたこ
新たに追加することができ、
ラック内の温度も大幅に下がりました。
とです。
「コスト削減の観点からi SCSI接続にすることを考えまし
さらに、今までは新しいサーバの導入時には札幌まで出向いて
たが、今まで使ったことがなく、不安がありました。そこで、
「富士
設定作業を行っていましたが、
東京からリモートでサーバの設定が
通トラステッド・クラウド・スクエア」の検証サービスを利用し、構
できるため、
出張や作業にとられる時間を減らすこともできました。
築環境と同様の環境を準備して頂き、検証を行って安定的に稼
View
働することを確認しました。これがなければ、自前でのシステム構
今後の展望
築は難しかったと思います。その意味で、富士通で十分な検証を
サーバを増強、パブリッククラウド利用も将来の選択肢に
行えたことに大変感謝しています」
(橋田氏)。
キャリアブレインでは現在、2台稼働している仮想サーバ用の
システム概要
Outline
サーバ提供が1 ヶ月早くなり、全てのシステムの
完全二重化とラックスペースの削減を同時に実現
PRIMERGYをさらに1台追加して、
仮想サーバを分散させると共に、
新しいサービスの立ち上げを余裕を持って、行えるようにしていく
計画です。さらに、同じVMware vSphereで稼働しているパブリック
クラウド・サービスの利用も将来的な選択肢のひとつとして視野に
こうして、
VMware vSphereによる仮想環境が北海道にある
入れて、
仮想環境を運用していく考えです。
データセンターに構築され、
2010年9月に稼働を始めました。
新しい
環境は仮想サーバ用プラットフォーム「PPIMERGY RX300S6」
2台と管理サーバ用の
「PRIMERGY RX200S6」
、
バックアップサーバ
ユーザプロフィール
医 療介護情 報 サービス
図.キャリアブレインの仮想環境
株式会社キャリアブレイン
本社所在地:東京都港区浜松町1-18-16 住友浜松町ビル7F
設立:1999年7月
資本金:5,000万円
http://www.cabrain.net
事業内容:
医療・介護従事者、医療・介護機関向けに、有料職業紹介事業及び就職・転職
サイト「CBネット」運営事業、医療介護ニュース「CBニュース」配信事業を展開。
お問い合わせ先
製品・サービスについてのお問い合わせは
富士通コンタクトライン
0120-933-200
受付時間9:00∼17:30(土・日・祝日・年末年始を除く)
富士通株式会社 〒105 -7123 東京都港区東新橋1-5 -2 汐留シティセンター
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