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2016赴任前留意事項(PDF/457KB)
2016 年 07 月 29 日 ナミビア支所 ボランティア赴任前留意事項 ■青年海外協力隊(長期) ■青年海外協力隊(短期) □ シニア海外ボランティア(長期) □ シニア海外ボランティア(短期) □ 日系社会青年ボランティア □ 日系社会シニア・ボランティア ※本資料に記載の情報は、作成日現在のものであり、その後状況が変化している場合があります。記載内容 については正確を期していますが、万が一誤りがあった場合にはJICAは責任を負いかねますのでご了承 ください。 ※本資料はJICAボランティアを対象としたものであり、その他の方には該当しない情報も含まれている 可能性があることをご承知おきください。 記載項目 《全ボランティア共有》 1.携行荷物について ・ 赴任時に必ず持参するもの 2.別送荷物について ・ アナカン・郵送等の利用について ・ 通関情報について 3.通信状況について ・ パソコンの普及状況(現地で購入可能なPCの機種・価格、プロバイダ、 E-mail の利用状況など) ・ 固定電話、携帯電話の普及状況 4.現金の持ち込み等について ・ 現金持込にかかる注意 ・ 両替状況 ・ 赴任時に用意することが望ましい金額について 5.治安状況について 6.交通事情について 7.医療事情について 8.蚊帳について *マラリア・デング熱汚染地域のみ ・ 蚊帳の要否、現地での購入可能か否か 《青年海外協力隊対象》 9.運転免許証について 「該当無し」 《シニア海外ボランティアのみ》 10.車両の購入・輸送について 「該当無し」 11.その他 1. 携行荷物について ・赴任時に必ず持参するもの JICA ボランティア・ハンドブック、共済会新総合ハンドブック、JICA から支給されたパス ポートケース・ピンバッチ、活動に必要な書籍等の日本でしか購入できないもの、公式行 事や表敬訪問時に着用するスーツは、必ず持参する。 生活用品・電化製品については、メーカーや品質を問わなければ、ほとんどのものが 市販されている。しかし、全て輸入によるため価格が高く、品質も高いとはいえないため、 携行できるものは携行するのが無難である。 食料物品については、首都であればかなりの品揃えがある。また、主要都市でも、生 活に困らない程度の品揃えである。しかし、地方の小さな町では、販売されているものは 少なく、主要都市で必要な食品を購入する場合がある。また、安価なレストランやコンビ ニなどはなく、自炊が生活の基本となる。日本の台所用品(タワシ、おろし板、良質な包 丁・皮むき、砥石、しゃもじ、等)が市販されていない。首都では、オーストラリア米など比 較的良質な米に加え醤油・豆腐・ねりわさびなどが入手可能、みりん・味噌も時々入手で きるが賞味期限に注意する必要がある。 衣料品については、品質を問わなければ一般的なものは入手可能である。しかし、良 質でサイズの合う下着、スラックス類の入手は困難である。 雨季用に折りたたみ傘があれば便利(当地には良質・安価なものはない)。 2. 別送荷物について ・ アナカン/郵送等の利用について 南アフリカの Johannesburg 空港でのトランジット・チェックインなどの際に、スーツケー スなどの預け荷物が開錠され、パソコン・デジカメ等の高額機器・貴重品が盗難に遭うケ ースが報告されている。そのため、貴重品や高額機器については手荷物で持ち込む、ス ーツケースを簡単に開けられないように工夫する等の注意が必要である。 郵便小包を送付する際の Johannesburg を経由する航空便は、上記のような被害の可 能性がある。当国の港に直接到着する船便の利用も可能だが、航空便よりも日数がか かるためお奨めしない。ナミビア国内の郵便事情は良好である。また、当国では、自宅ま での郵便配達がなく、すべて郵便局の私書箱宛になる。そのため、以下のように Private Bag(私書箱)を記載する。赴任前に荷物を事務所に送付する場合は、宛先を次のように 記載すること。 なお、郵便小包を日本から送る場合は、最低でも 2~3 か月はかかるため、すぐに活動等 で使用するものに関しては、手荷物として持参したほうが良い。 NAME(氏名は英語表記で) C/O JICA NAMIBIA OFFICE Private Bag 12047 Ausspannplatz、 Windhoek, NAMIBIA 3. 通信状況について 首都や主要都市において、パソコンや携帯電話は十分に普及しており、インターネット を利用できるカフェやホテルなどもある。当地でのパソコン購入は割高となる上、機種・メ ーカーなど選択肢が限られ日本語対応もしていない。インターネット通信は、3G または4 G(インターネット接続モバイル機器)などが使用可能で、3G(もしくは2G)については概 ね任地でも利用できる。インターネットの利用方法は固定回線か WiFi で、支払方法は長 期契約かプリペイドとなる。任地の通信状況によって利用できないサービスもあるため、 任地の通信状況を確認後、必要であれば各自で利用可能なサービスを選択する。 通信会社は以下の 2 社である。 Telecom(http://www.telecom.na/)、MTC(http://www.mtc.com.na/) 4. 現金の持ち込み等について ・ 現金持込にかかる注意 外貨や現地通貨の持ち込みには制限は無いものの、到着時に税関に申告し明細を保 管する必要が有る(2016 年 1 月現在、1 米ドル=約 15.00 ナミビアドル)。また、トラベラー ズチェックの利用は近年の詐欺や不渡り問題で利用出来ない。また、出国時に提示が必 要な場合に備えて両替所や ATM 利用時には利用明細を必ず保管して下さい。(詳細は 「外務省海外安全ホームページ」参照) ・ 両替状況 持参した現金の銀行預け入れ・換金・両替は可能、また、ナミビアで日本円現金からナ ミビアドルへの両替も可能である。さらに、南アフリカランドはナミビアドルと同等の価値を 有しており、ナミビア国内でも使用可能である。 ・ 赴任時に用意することが望ましい金額について 長期ボランティアは、赴任後すぐに生活手当の支給があるため、支度料程度あれば任 地での生活を整える上で心強い。当国では南アフリカランドもナミビアドルと等価で流通し ているため、日本出国時に成田空港等の両替所でナミビア到着後数日の生活費として 数万円を南アフリカランドに両替しナミビアに持ってこられることをお勧めする。 短期ボランティアは、赴任後いつ日当の振込があるかを確認し、必要額を持参する必 要がある。(例えば、派遣期間が 10 か月であれば、半年までの日当は赴任前に支給され、 6 か月以降の日当が本人の指定した口座に振込まれる為、支給された額を持参する必 要がある。) 5. 治安状況について ナミビアは、政治的に安定しており、比較的治安も良いとされているが、高い失業率や 貧困等の社会・経済的な背景から、一般犯罪や性的暴力等の増加が報告されている。 窃盗、スリ、車上荒らし、ATM での強盗等の一般犯罪が発生しており、邦人旅行者の被 害報告もあり十分注意が必要である。店やレストランで使われたクレジットカードの情報 を悪用した犯罪も出てきている。また、南アフリカ、ボツワナ、アンゴラ、ジンバブエ及び ザンビアとの国境地帯では、窃盗、自動車盗難、麻薬、違法銃器所持等の犯罪が発生 しており、ナミビア政府当局は、犯罪抑止のため隣国と協力しつつ合同での取締りを強 化している。 人々も友好的で一見安全そうに見えるために逆に油断を招きやすい。特に、アジア人 はターゲットになり易いので、より注意する必要がある。日常の服装・所持品などにして も質素に(金持ちではないように)見えるよう心掛ける。 6. 交通事情について 一般に道路状況は良好だが、雨の降り始めは路面にオイルが浮き出て大変滑りや すく危険である。また、特に未舗装道路も大変滑りやすく、横転して、日本人旅行者が死 傷する交通事故が発生している。首都ウィントフック及びその周辺地域においては,交 通事故による死傷者数が多いので注意が必要である。シートベルトは必ず着用する。 7. 医療事情について 首都や州都には、公立及び私立の総合病院、専門医クリニックがある。公立病院はナ ミビア国民を対象とした保険体制となっていることや設備、医療者人材も限定的であるた め、日本人の受診には適切とは言えない。一方で私立病院は、南アのメディカルチェー ンの一つの Namibia Medi Clinic Hospital に、外国人の受診者が多く、施設や医療サービ スも比較的充実している。 一般傷病は、GP(General Practitioner/一般医)を受診して、必要時専門医の紹介、検 査室への依頼などの手続きをうける。開業時間は一般に午前 8 時から午後 4 時半頃ま でである。緊急及び時間外の傷病対応は、総合病院の 24 時間対応の救急外来 (Emergency Room)を利用する。予約は不要であるが、その分受診料金が高めになる。 病院によって救急車サービスを持つところもある。 ナミビアの医療レベルは、地域差があり、首都及び大都市圏は、第 3 次医療が可能で あるが、地方では第 2 次医療レベルで、専門的な治療は首都圏施設に移送されることが 多い。日本人開業医は居ない。人種による医師教育内容の差異は無いが、現在の医師 の構成を見ると、南アとの関係や歴史的経緯から、アパルトヘイト前に南アで教育を受 けた白人医師や欧州からの移民医師が、私立系病院に多く勤務しており、公立病院で は黒人系医師の割合が多く見られる。 8. 蚊帳について *マラリア・デング熱汚染地域のみ 雨期になると多くの蚊が発生するため、蚊帳は持っていたほうが良い。現地での購入 は可能である。 9. 運転免許証について 「該当無し」 10. 車両の購入・輸送について「該当無し」 11. その他及び参考 WEB サイト ・ 青年海外協力隊員 ナミビア入国時手続きの注意 ① 到着ロビー入口脇に並ぶテーブル上にある入国カードを取得し、記入例を参考に必要事項を 記入。 ヨハネスブルグからの機内で用紙を配布されるのであれば、機内で記入する。 * サンプルで赤枠の箇所は、各自のパスポートの記載のとおりに記入する。 ② 飛行機を降りた後に空港敷地内で記念撮影をしていると注意されるので行わないように。また、 できる限り早くにイミグレーションの一般の列に並ぶように心掛ける。(もたもたしていると長蛇 の列の一番後ろに並ぶことになり、入国までにかなりの時間を要する。また、最後のほうになる と荷物チェックも厳しくなる可能性がある。) ③ ①の入国カードを正確に記入し、パスポートおよび VISA の Permission(Ministry of Home Affairs 発行のもの)とともにイミグレーションに提出する。 * イミグレーションでは一般の列(VISITOR 用)に並び、入国手続きを行う。 (場合によっては、さらに一番右手のカウンター(Diplomatic Passport Holders)で再度手続き をする場合もある。その際は、職員の指示に従う。) ④ 入国手続き後、パスポートに新しく押された VISA の有効期限が帰国日まで(2年間)であること を必ず確認する。Permission(Ministry of Home Affairs 発行のもの)に記載されている有効期限 を間違って記載される場合がある。 ⑤ 預け荷物受取りの際は自分の荷物であることをよく確認する。 ⑥ 出口へ向かう際、荷物チェック係官に「Japanese Volunteer 」であることを明確に告げる。 *中国人と間違えられると荷物開封検査を受ける可能性が高くなる。 *荷物の開封を求められた時は素直に応じる。 ⑦ 出迎えが見当たらなかった場合は、出迎えが到着するまで待合ロビーにて待機する。 ⑧ 空港から事務所のある街までは 40 分ほどの移動となる、その後のスケジュールもあるためカ ードの記入等時間の節約を心がけてください。 --------------------------------------------------------------------* 日本出発前に南ア・ランド両替をすること(銀行等の準備金不足も考慮の上余裕をもって準備する。)ナミ ビアでも南ア・ランドが同様に使用できる。ナミビア空港で両替をする手間を省くため(両替に時間がかか る)、南アで必要な金額プラス、ナミビアでの数日分の生活費(数万円分)を両替しておくことをお勧めす る。南アの空港内では安全上問題があるため、両替をしないこと。 ③ArrivalForm_入国カード記入例 ・ 外務省海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html ・ JICA 世界の様子(国別生活情報)http://www.jica.go.jp/regions/seikatsu/ 以上