中国地方の全国シェア 総生産額に占める主産業のシェア

＜産業競争力の強化＞
全国的に２次産業が厳しい国際競争にさらされている状況の中、中国地方は特に製造業
の占めるウェイトが高いため、物流の円滑化等による産業競争力の強化を支援する必要が
ある。
産業は製造業が中心で，総生産額の２割以上を占めており、厳しい国際競争力にさらされて
いる。
中国地方では、製造業の総生産額に占める割合が高く、特に山陽(瀬戸内海地方)に集積し
ている。しかし、近年、製造業の総生産額に占める割合は減少傾向にある。
中国地方の総生産額に占める産業シェアの推移
中国地方の全国シェア
35.0
％
農林水産業
3 0 .2
30.0
2 7 .9
25.0
5.65
2 4 .5
鉱業
製造業
建設業
20.0
電気・ガス・水道業
15.0
卸売・小売業
金融・保険業
10.0
不動産業
出典：総面積：国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」H12年
人口：総務省「国勢調査報告」H12年
県内総生産：内閣府「県民経済計算年報」H15年度（H12データ）
製造品出荷額：経済産業省「工業統計表」H12年
卸売・小売販売額：経済産業省「商業統計表」H11年
5.0
運輸・通信業
0.0
サービス業
その他
Ｈ２
Ｈ７
Ｈ１２
出典：内閣府「県民経済計算年報」平成１５年版（H１２データ）
総生産額に占める主産業のシェア
農林水産業
建設業
金融・保険業
サービス業
全国 10
24
山陽 10
25
山陰
20
０
7
21
中国 10
鉱業
電気・ガス・水道業
不動産業
その他
3
7
6
10
18
２０
4
14
6
3
13
3
14
11
４０
4
5
4
12
7
10
7
10
11
20
19
7
5
６０
出典：内閣府「県民経済計算年報」平成１５年版（Ｈ１２データ）
- 9 -
製造業
卸売・小売業
運輸・通信業
9
11
19
20
８０
10
15
１００
（％）
物流を支える基盤整備が遅れている。
中国地域の物流基盤整備が遅れていることから、中国地域発着の国際コンテナ貨物のうち、
中国地域の港湾で直接取り扱われる域内ダイレクト輸送率はわずか２６％と非常に低い状況
にあり、地域の企業等は輸送コスト・時間面で、大都市圏に比して弱い立場にある。
また、中国地方の域内外への物流の輸送道路としての高規格幹線道路等の整備の遅れとと
もに、これらに１０分以内でアクセスできる空港４３％、港湾３５％と低い状況にある。
中国地域を発着するコンテナ貨物の
船積み・船卸し港の状況（現況）
１９９８年
中国地域発着コンテナ貨物
２６％
中国地域の港
中国地域の港
その他の港
１６%
１６%
海
大阪湾の港
５８%
５８%
外
空港・港湾から高速道路等ＩＣへのアクセス状況（現況）
10 分以内で高規格幹
線道路等アクセスでき
る空港・港湾の率
空港
43％
港湾
35％
※緑はアクセス可能な空港・港湾
（平成１６年３月現在）
- 10 -
都市圏の交通混雑が著しく、円滑な経済活動に支障がある。
広島市、岡山市などの都市圏における交通混雑が著しく、円滑な経済活動に支障があり、総合
的な渋滞対策が必要である。
広島都市圏 年間渋滞損失人時間【km
年間渋滞損失人時間【km 当たり】
岡山都市圏 年間渋滞損失人時間【km
年間渋滞損失人時間【km 当たり】
出典：国土交通省算出平成１１年度道路交通センサスベースＨ１３プローブカー調査結果による渋滞損失
- 11 -