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平成27年度事業報告書

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平成27年度事業報告書
平 成 2 7 年 度
事 業 報 告 書
日本赤十字社静岡県支部
-目
Ⅰ
次 -
支部事業・一般会計決算概要 ……………………………………………………………1
1 災害救護活動 ………………………………………………………………………1
2 赤十字看護師の養成事業 …………………………………………………………10
3 赤十字講習の普及活動 ……………………………………………………………11
4 赤十字奉仕団活動 …………………………………………………………………18
5 青少年赤十字活動 …………………………………………………………………27
6 国際活動 ……………………………………………………………………………32
7 社業振興事業 ………………………………………………………………………35
8 評議員会 ……………………………………………………………………………40
9 一般会計決算概要 …………………………………………………………………41
Ⅱ
医療事業・医療施設特別会計決算概要 …………………………………………………44
1 静岡赤十字病院 ……………………………………………………………………44
2 浜松赤十字病院 ……………………………………………………………………47
3 伊豆赤十字病院 ……………………………………………………………………50
4 引佐赤十字病院 ……………………………………………………………………53
5 裾野赤十字病院 ……………………………………………………………………55
Ⅲ
血液事業概要 ………………………………………………………………………………57
Ⅳ
資
料 ……………………………………………………………………………………60
1 静岡県支部役職員名簿・奉仕者組織役員名簿 …………………………………60
2 平成 27 年度主要行事一覧 ………………………………………………………65
3
日本赤十字社静岡県支部の機構及び沿革 ………………………………………66
4 日本赤十字社静岡県支部施設一覧 ………………………………………………69
5 医療施設概況 ………………………………………………………………………70
Ⅰ
支部事業・一般会計決算概要
1
災害救護活動
日本赤十字社の災害救護活動は、赤十字の使命に基づいた人道的任務として行う事業であ
る。同時に、国が認める救護団体としての活動でもあり、「災害救助法」では、国、県または
市町の行う業務に対する協力義務が定められている。また、「災害対策基本法」や「国民保護
法」では、指定公共機関として国、県または市町の行う業務に協力する。
これらの災害救護活動を円滑に行うため、法律に基づき「静岡県支部防災業務計画」や「静
岡県支部国民保護救護計画」を策定し、日頃から準備を行っている。また、静岡県は全域が
「大規模地震対策特別措置法」による「地震防災対策強化地域」に指定されており、静岡県が公
表した「静岡県第 4 次地震被害想定」を踏まえた「静岡県支部東海地震対応計画」を定めて
いる。これらに基づき、災害に迅速に対応できるよう、常備救護班を編成し、訓練や研修を
行い、救護装備を整備するなど、救護体制の強化・充実を図った。
さらに、日常の火災や風水害等による住家の焼失、損壊などの被災者に対して、災害救援
品を交付する活動を続けている。
▲県内赤十字病院と地域の医療機関及びボランティアと共に伊豆赤十字病院で行った災害救護訓練の様子
-1-
(1)県内での災害救護活動(台風 18 号による被害への対応)
9 月 8 日から 9 日にかけて静岡県に接近した台風 18 号によって、西部を中心に局地的な大
雨となった。特に浜松市南区では、床上・床下浸水が多数発生した。
静岡県支部では、日赤地区分区を通じて被害状況を調査したうえで、災害救援品(タオル
セット、毛布、緊急セット等)を緊急搬送した。
▲浸水した公園(浜松市南区)
▲災害救援品を緊急搬送
(2)救護体制
①救護員の登録
大規模災害などが発生した場合に、救護活動を迅速かつ適切に実施するため、救護員(災
害対策本部要員、救護班要員、血液供給要員)を登録している。
②救護班の編成
静岡県支部では、「日本赤十字社救護規則」及び「静岡県支部救護員登録並びに常備救護班
等編成要領」に基づき、5 つの赤十字病院に 10 個班の常備救護班を編成し、災害発生時の救
護活動に備えている。なお、日本赤十字社全体では、常備救護班を 499 個班編成している。
<常備救護班>
施設名
救護班数
(班)
救
医師
護 班
看護師長 看護師
要 員(人)
助産師
薬剤師
主事
計
静岡赤十字病院
4
4
4
16
1
4
8
37
浜松赤十字病院
3
3
3
6
1
3
6
22
引佐赤十字病院
1
1
1
4
0
1
2
9
伊豆赤十字病院
1
1
1
2
0
1
2
7
裾野赤十字病院
1
2
2
5
0
1
4
14
10
11
11
33
2
10
22
89
合
計
-2-
▲救護班は被災地で傷病者の治療や医療機関の支援を行う
③血液供給要員の配置
「静岡県支部救護員登録並びに常備救護班等編成要領」に基づき、血液センターに血液供給
要員を配置し、災害などが発生した場合に救護活動を行うこととしている。
施設名
血液供給要員(人)
静岡県赤十字血液センター
6
〃
沼津事業所
6
〃
浜松事業所
4
合
16
計
④赤十字防災ボランティアの登録・研修
赤十字防災ボランティアは、災害時に被災者に対する救護・復旧活動などを自主的に無償
で行うボランティアで、その活動は、日本赤十字社の救護活動において重要な柱のひとつと
して位置づけられている。赤十字奉仕団員や個人ボランティアなど 110 人が登録しており、
そのうちリーダーが 12 人、地区リーダーが 74 人となっている。
静岡県支部では「赤十字防災ボランティア研修体系」に基づき、赤十字防災ボランティア
の増強を図るとともに、リーダー及び地区リーダーを養成する以下の内容の研修を計 2 回開
催した。
・赤十字関係の研修(赤十字概論、こころのケア、dERU*展開等)
・その他の研修(ボランティアセンター開設運営、資機材の取り扱い、通信)
これらの研修には延べ 40 人が参加し、新たに 6 人の地区リーダーが誕生した。
*dERU とは、仮設診療所設備とそれを運ぶトラック、訓練された職員、そしてそれらを円
滑に運用するためのシステムの総称。
(domestic Emergency Response Unit)
-3-
(3)災害救護訓練・研修
東海地震や南海トラフ地震など大規模災害を想定した静岡県主催の訓練や防災関係機関と
の連携訓練などを行い、救護員の資質向上に努めた。
特に本年度は、9 月 27 日に、災害時に伊豆赤十字病院が多数の傷病者受け入れ施設となる
ことを想定し、dERU の活用や被災地域内医療機関としての患者及び応援救護班の受け入れ
を検証する次の訓練を行った。
・救護班参集訓練
・医療救護訓練(被災地域内医療機関支援訓練及び dERU 設置運用訓練)
・伊豆赤十字病院災害対策救護実施本部運営訓練
・奉仕団炊き出し訓練
訓練には、静岡、浜松、引佐、裾野赤十字病院から救護班が参集するとともに、伊東市民
病院から DMAT(厚生労働省が所管する災害派遣医療チーム)、さらに静岡県柔道整復師赤
十字奉仕団も派遣され、日赤災害医療コーディネーターを中心に医療救護活動を検証した。
また、日頃より研鑽を積んだ伊豆市及び伊豆の国市赤十字奉仕団が約 300 人分の炊き出し(包
装食)をふるまった。
また、訓練の他に、救護員として必要な基礎研修やこころのケア研修など、様々な研修を
実施し、救護員の資質向上に努めた。
①災害救護訓練
訓練名
開催月日
主催
会場
参加者数
健康福祉部防災訓練
(医療救護等)
7 月 15 日
静岡県
静岡県庁
静岡県支部 3 人
静岡県総合防災訓練
(本部運営訓練)
静岡県・焼津市・藤枝市
総合防災訓練
静岡県支部災害対策本部
運用訓練
8 月 12 日
静岡県
静岡県庁
静岡県支部 2 人
8 月 30 日
静岡県・焼津市
藤枝市
藤枝市
静岡県支部 3 人
静岡赤十字病院 10 人
9月 1日
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部 20 人
9 月 27 日
静岡県支部
伊豆赤十字病院
伊豆赤十字病院
(伊豆市)
日赤職員、ボランティ
ア他 合計 156 人
11 月 8 日
~ 9日
日本赤十字社第
3 ブロック支部
福井県支部 他
(福井市)
静岡県支部 4 人
浜松赤十字病院 7 人
日本赤十字社静岡県支
部・伊豆赤十字病院合同
災害救護訓練
日本赤十字社第 3 ブロッ
ク支部合同災害救護訓練
地震対策オペレーション
2016
1 月 15 日
静岡県
静岡県庁
静岡県支部 2 人
静岡県原子力防災訓練
(実動訓練)
静岡空港航空機事故対応
総合訓練
2月 3日
静岡県
9市2町
静岡赤十字病院 3 人
浜松赤十字病院 3 人
3月 4日
富士山静岡空港
静岡市
浜松市
富士山静岡空港
(牧之原市)
焼津市津波救命艇救出・
救助訓練
3月 5日
焼津市
大井川港
(焼津市)
静岡県支部 3 人
静岡赤十字病院 11 人
防災ボランティア 3 人
静岡県支部図上訓練
3 月 11 日
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部 17 人
-4-
静岡県支部 1 人
【日本赤十字社第 3 ブロック支部合同災害救護訓練】
▲救護所で指示を出す浜松救護班医師
▲限られた時間で判断と処置を行う
▲福井赤十字病院に展開した dERU
▲愛知 DMAT との協働
▲炊き出しを実施する地域赤十字奉仕団
▲防災ボランティアも訓練に参加
②災害救護研修
研修名
dERU 展開習熟研修
救護員基礎研修
dERU 展開研修
開催月日
5 月 19 日
6月 3日
6 月 16 日
7 月 22 日
主催
会場
静岡県支部
静岡市内
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
静岡市内
-5-
参加者数
静岡県支部 9 人
防災ボランティア 5 人
管内職員 17 人
管内職員 12 人
管内職員 28 人
8月 1日
8 月 22 日
こころのケア研修
10 月 21 日
静岡赤十字病院
静岡赤十字病院 6 人
浜松赤十字病院
浜松赤十字病院 15 人
静岡県支部
管内職員 12 人
静岡赤十字病院
静岡赤十字病院 12 人
厚生労働省
兵庫県
浜松赤十字病院 2 人
厚生労働省
長野県
厚生労働省
三重県
静岡県支部
2 月 13 日
DMAT 隊員養成研修
中部ブロック DMAT
技能維持研修
12 月 16 日
~19 日
2 月 11 日
~12 日
3月 9日
~10 日
静岡県支部 1 人
伊豆赤十字病院 1 人
静岡県支部 1 人
浜松赤十字病院 4 人
(4)災害救援品の備蓄及び救護装備・資機材の整備
①災害救援品の備蓄
火災、風水害、地震などの被災者に配付する災害救援品(毛布、緊急セット、タオルセッ
ト、下着セット、安眠セット)を備蓄している。本年度は、タオルセット 3,000 個、安眠セ
ット 600 セットを整備した。
本年度末現在の備蓄状況は、次のとおりである。
毛布
(枚)
緊急セット
(個)
タオルセット
(個)
下着セット(個)
男性
女性
安眠セット
(個)
450
140
426
501
545
0
国吉田倉庫
1,920
1,230
330
870
870
650
伊豆赤十字病院倉庫
1,000
474
540
0
0
0
600
600
900
120
120
440
浜松赤十字病院倉庫
1,300
750
1,200
0
0
360
引佐赤十字病院倉庫
400
60
0
0
0
100
5,670
3,254
3,396
1,491
1,535
1,550
静岡県支部倉庫
血液センター沼津倉庫
合計
②救護用車両・資機材の整備
災害に備え、支部、病院、血液センター、地区分区において救護用車両及び資機材を整備
している。
本年度は地区分区災害救護用自動車配備要綱の規定に基づき、地区分区に 4 台の車両を配
備した。
また、救護班が使用する医療セットなど救護装備や、情報通信網強化のための業務用無線
機、災害対策本部の能力強化のためのパソコン等を配備・更新した。
品名
支部
病院
救護用車両
9
21
dERU 一式
1
医療セット
2
-6-
血液センター
地区分区
77
合計
107
1
10
12
1
5
10
5
5
5
10
担架
32
22
54
折畳寝台
79
220
15
314
発電機
12
15
6
33
投光器
10
5
6
21
浄水機
2
2
情報収集用タブレット端末
1
1
衛星電話
5
6
9
20
固定電話
2
15
3
20
携帯電話
3
6
基地局
2
1
2
5
移動局
53
35
41
129
携帯型医療セット
テント
エアテント
災害時優先電話(回線数)
業務用無線機
▲地区分区に配備した救護用車両
6
3
9
▲業務用無線機(上:可搬型
▲医療セット
18
左:車載型
▲簡易組立テント
(心電計機能付除細動器、超音波診断装置)
-7-
右:携帯型)
(5)災害救援品の配分及び災害死亡者弔慰金の交付
県内で発生した火災、風水害などによる被災者に対し地区分区を通じて、毛布、緊急セッ
ト、タオルセット、下着セットの救援品や災害死亡者弔慰金を交付した。本年度の配分及び
交付状況は、下表のとおりである。
地区分区名
被災者
世帯
災害救援品配付
人数
毛布
緊急セット
タオルセット
下着セット
災害死亡者弔
慰金交付(円)
伊豆市
1
1
0
0
1
1
0
伊豆の国市
1
4
3
1
3
3
10,000
三島市
1
3
3
1
3
3
0
沼津市
3
6
10
2
10
10
0
裾野市
1
2
2
1
2
4
0
御殿場市
2
9
9
2
9
13
10,000
富士宮市
6
16
12
7
15
14
0
富士市
5
28
26
7
21
4
0
静岡市清水区
5
9
6
5
9
9
0
静岡市葵・
駿河区
焼津市
6
11
4
3
5
5
30,000
6
24
24
8
23
22
0
藤枝市
4
7
5
2
5
5
10,000
島田市
3
3
3
3
3
0
0
牧之原市
3
14
15
3
14
10
0
御前崎市
3
8
2
2
2
2
20,000
掛川市
1
2
2
1
2
2
0
菊川市
3
6
5
2
5
5
10,000
袋井市
10
24
17
6
8
11
20,000
磐田市
4
14
16
5
14
14
0
浜松市中区
6
7
2
2
4
2
10,000
浜松市東区
3
10
8
3
10
8
0
浜松市西区
2
5
4
2
2
4
10,000
浜松市南区
97
244
20
7
240
20
10,000
浜松市北区
1
2
2
1
2
2
0
浜松市浜北区
2
4
4
2
4
4
0
浜松市天竜区
1
2
0
0
0
0
20,000
東伊豆町
2
2
1
2
0
0
0
吉田町
1
5
4
1
4
4
10,000
183
472
209
81
420
181
170,000
合
計
-8-
(6)国内義援金の受付
国内で災害が発生した時は、本社や関係機関との協議によって義援金の受付募集を行って
いる。本年度末までに、静岡県支部管内施設及び地区分区窓口に寄せられた義援金は次のと
おりであり、本社で取りまとめのうえ、被災地に送金されている。
なお、東日本大震災義援金については、平成 29 年 3 月 31 日まで受付を継続している。
義援金名
金額(円)
長野県神城断層地震災害義援金
346,017
屋久島町口永良部島新岳噴火災害義援金
137,232
平成 27 年台風第 18 号等大雨災害義援金
13,387,725
平成 27 年台風第 21 号与那国町災害義援金
70,493
13,038,496
東日本大震災義援金(本年度受付分)
26,979,963
合計
(参考)
東日本大震災義援金受付実績(平成 23 年 3 月 14 日~平成 28 年 3 月 31 日受付額)
受付件数(件)
本社受付総計
受付金額(円)
3,138,463
337,271,512,596
18,422
4,892,552,885
うち静岡県支部扱い
(7)臨時救護所の開設
公共的行事やスポーツ大会、高齢者・障がい者(児)の団体が開催する行事などに臨時救護
所を設けた。臨時救護所は赤十字看護奉仕団の協力を得て開設され、事故防止および応急手
当等救護活動を行った。本年度の開設状況は次のとおりである。
活動内容
開設回数
実施日数(延)
派遣者数(延)
救護者数
各 種 大 会 救 護
32
32
80
44
青少年対象行事救護
4
5
8
21
その他各種行事救護
2
5
37
104
合計
38
42
125
169
-9-
2
赤十字看護師の養成事業
日本赤十字社の看護師は、保健医療をはじめとして災害救護や国際救援など多岐にわたり
活動している。そのため看護に関する幅広い能力を備えた赤十字看護師を養成している。
静岡県支部では、赤十字看護師を養成するため、愛知県豊田市にある日本赤十字豊田看護
大学に在学する看護学生に奨学金を貸与している。本年度は、静岡県支部長推薦看護学生
(奨学生)29 人が在学し、平成 28 年 3 月に 4 年生(第 9 期生)5 人が卒業し県内赤十字施設
に入職した。(静岡赤十字病院 3 名、浜松赤十字病院 1 名、伊豆赤十字病院 1 名)
また、将来の幹部看護師の養成に役立てるため、本社及び県看護協会等が実施する研修へ
の参加費用及び各赤十字病院が看護師募集を行う広告事業の一部経費を助成した。
日本赤十字豊田看護大学在学奨学生学年別内訳(人)
1年
2年
3年
4年
計
8
7
9
5
29
▲日本赤十字豊田看護大学での実習の様子
- 10 -
3
赤十字講習の普及活動
健康で安全な生活を送るために必要な知識と技術を身につけることを目的とした 4 つの赤
十字講習(救急法・水上安全法・健康生活支援講習・幼児安全法)を広く県民に普及するた
め、以下のとおり県内各地で講習を開催した。
本年度も静岡県支部独自のプログラムとして、「県民ひとりひとりが災害とどう関わり、
いかに災害被害を少なくするか」をテーマとする赤十字減災セミナーを実施した。
また、いざというときに心肺蘇生による救命率を高めるために、一般市民が利用できる
AED の県内の設置場所を明らかにし、携帯端末やパソコンから AED の設置場所を検索でき
る「しずおか AED マップ」を静岡県支部ホームページ上で公開している。
この他、平成 27 年 9 月に駅頭でワールド・ファーストエイド・デー広報イベントを行い、
12 月には第 5 回赤十字救急法競技会を静岡市で開催し、参加者が日常生活における安全意識
を高めるとともに、事故や災害時に助け合うことができる知識と技術を向上させることに役
立てた。
(1)赤十字救急法講習
赤十字救急法は、病気やけが、災害などから自分自身を守り、傷病者を正しく救助し、医
師または救急隊などに引き継ぐまでの救命手当及び応急手当の知識と技術を習得する講習で
ある。
本年度も各地区分区の協力を得て、県民、
赤十字奉仕団、自主防災組織などを対象に講
習を開催し、ボランティア指導員及び職員指
導員を派遣して普及に努めた。
このほか、自動車教習所の教官を対象とし
た応急救護処置講習などを受託開催した。
本年度の赤十字救急法講習実施状況は次の
とおりである。
▲BLS 入門講座で小学生が心肺蘇生を体験
講習区分
実施地区分区数
実施回数
受講人数(人)
指導員数(延人)
習
16 市
101
2,186
257
救急員養成講習
12 市
54
1,432
405
21 市 5 町
295
11,280
639
資格継続研修
3市
12
334
23
BLS*入 門 講 座
12 市 1 町
35
1,876
87
64 市 6 町
497
17,108
1,411
基
短
礎
期
合
講
講
計
習
*BLS は一次救命処置の略称。一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に
対して、その場に居合わせた人が医師等に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。
(Basic Life Support)
- 11 -
(2)赤十字水上安全法講習
赤十字水上安全法は、健康の増進を図り、水の事故から生命を守るために、泳ぎの基本、
溺れた人の発見・救助方法、救命・応急手当などの知識や技術を習得する講習である。
本県は海岸線が長く、海水浴場に恵まれていることもあり、県内外から多くの利用者が訪
れ、毎年水の事故が後を絶たない。本年度も各地区分区や、多くのボランティア指導員の協
力を得て、広く一般県民を対象に救助員Ⅰ養成講習をはじめ、短期講習、資格継続研修を開
催し、講習普及に努めた。
本年度は静波海岸にて、隔年開催である水上安
全法救助員Ⅱ養成講習も実施し、自然環境の中で
水の事故防止に関するさらなる知識や技術を身に
つけるとともに、安全に講習を行うことができた。
また、昨年度に引き続き小・中学生を対象に着
衣泳講習を実施し、プールや河川における自己保
全や、身近なものを使った救助の方法を実技を通
して習得してもらうことを目指し普及に努めた。
▲レスキューボードでの救助を学ぶ受講者
本年度の赤十字水上安全法講習実施状況は次の
とおりである。
講習区分
実施地区分区数
救助員Ⅰ養成講習
3市
5
93
153
救助員Ⅱ養成講習
1市
1
35
78
短期講習
8市
18
586
47
着衣泳
13 市
27
1,451
166
資格継続研修
3市
4
43
8
28 市
55
2,208
452
合
計
実施回数
受講人数(人)
指導員数(延人)
(3)赤十字健康生活支援講習
赤十字健康生活支援講習は、高齢社会の中で、誰
もが健やかな高齢期を過ごすために必要な知識、技
術のほか、高齢者が自立して生活できるよう家庭や
地域の中で支援・介護できる方法を学ぶもので、ボ
ランテイア活動時にも役立つ内容である。
講習は、支援員養成講習、短期講習、災害時高齢
者生活支援講習に分かれており、各地区分区からの
依頼に応じて開催した。
その他、消防団員等公務災害補償等共済基金より
依頼を受け、消防団員を対象に健康づくりセミナー
▲健康生活支援講習
を実施した。
指導員養成講習
指導員関連では、岐阜県支部で開催された第 3 ブロック赤十字健康生活支援講習指導員研
- 12 -
修会に静岡県支部の指導員を 2 名派遣した。
さらに、地域包括ケアの構築に向けて、また講習のニーズに応えられるよう指導員養成講
習を開催し、指導員の養成を行ったほか、本社で開催された健康生活支援講習講師養成講習
に 1 名派遣し、講師として新たに認定された。
本年度の赤十字健康生活支援講習実施状況は次のとおりである。
講習区分
実施地区分区数
支援員養成講習
5市
実施回数
受講人数(人)
指導員数(延人)
6
33
29
習
12 市 4 町
33
955
41
災害時高齢者
生活支援講習
11 市 5 町
27
728
32
3
短 期 講
資格継続研修
3市
3
19
指導員養成
1市
1
9
70
1,744
合
32 市 9 町
計
講師
5
スタッフ指導員 15
125
(4)赤十字幼児安全法講習
赤十字幼児安全法講習は、社会全体で子どもを
大切に育てることをめざして、子どもを事故や
病気から守るための知識や、万一事故にあった
り急病になったりした時の一次救命処置および
応急手当の知識・技術を学ぶ講習である。
各地区分区の協力を得て、赤十字奉仕団、保
育に携わる職員、子育て支援者などを中心に広
く一般県民を対象として開催した。
また、本年度は、支部主催の託児付きの短期講
習を開催し、子育て中の親も家族で気軽に参加し、
▲幼児安全法支援員養成講習
学べるよう工夫した。
その他、日本コープ共済生活協同組合連合会とのタイアップ講習を、
「こどもに多い病気(症
状)の手当」の内容で 2 回開催した。
本年度の赤十字幼児安全法講習実施状況は次のとおりである。
講習区分
実施地区分区数
実施回数
受講人数(人)
指導員数(延人)
65
支援員養成講習
短
期 講
習
資格継続研修
合
計
3市
15 市 1 町
3市
21 市 1 町
8
59
49
944
87
3
30
7
60
1,033
159
- 13 -
(5)赤十字減災セミナー
このセミナーは、主に「減災」をテーマに各講
習の中から関連する内容を抜粋し、ひとりひとり
が災害とどう関わり、いかに被害を少なくするか
を伝え、自助・共助に役立てることを目的として
いる。
小学校高学年から大人までを対象に広く普及を
図っている。
本年度の赤十字減災セミナー実施状況は次のと
おりである。
▲小学校での減災セミナー
実施地区分区数 実施回数
23 市 12 町
受講人数(人)
指導員数(延人)
4,381
194
76
(6)「しずおか AED マップ」
(AED 検索システム)
平成 16 年度に一般市民による AED(自動体外式除細動器)の使用が可能となり、現在、
国内にはおよそ 51 万台の AED が設置されている。
静岡県支部では、AED の使
い方や、胸骨圧迫、人工呼吸
の方法などの一次救命処置を、
講習をとおして普及している。
「しずおか AED マップ」
(以下 AED マップ)は、緊
急時に、県民が AED の設置
場所を速やかに検索し、講習
で習得した知識と技術を生か
し、救命率の向上に資するこ
とを目的とする AED 検索シ
ステムである。
AED マップには、施設名、
設置場所(地図)
、使用可能日
時等を掲載している。検索は、
ホームページや携帯電話(一
部機種を除くが GPS 機能に
対応)から可能である。
▲しずおか AED マップ検索結果画面(設置場所、使用可能日時、更新日が表示される)
- 14 -
本年度はスマートフォン、タブレット端末用のペ
ージを作成し、情報検索の利便性を図った。
また、掲載情報は、年に一度各 AED の管理者に
照会して登録情報の更新を行い、最新の情報を提供
できるように努めている。さらに更新日を掲載する
ことで、表示されている情報がいつ更新されたもの
か客観的に認識できるようにした。
(AED マップの登録数は、平成 28 年 3 月 31 日
現在 2,302 件となった。
)
▲スマートフォン・タブレット端末専用のページ
(7)赤十字救急法競技会
日頃の救急法の手技の修練を披露することで、技術の向上と日常生活における安全意識を
高めることを目的として、5 回目となる赤十字救急法競技会を開催した。
今回は、会場を環境に優れたグランシップに変更し、また、閉会時間を早めるなど、これ
までの参加者アンケートにおける意見を取り入れた内容で開催した。他にも、参加しやすい
よう団体競技を 3 人 1 チームにし、親睦プログラムの内容を変更することでさらに親しまれ
る大会を目指した。
◆開催日 平成 27 年 12 月 19 日(土)
◆会
場 グランシップ(静岡市葵区)
◆参加者 合計 574 人
※競技者 291 人(98 チーム)
、観覧・応援者 117 人、来賓 26 人、
スタッフ 140 人(ボランティア92 人、実行委員 14 人、交流コーナー14 人、支部 20 人)
※競技別参加チーム数 三角巾 8 つ折り 81(20)、三角巾リレー71 (20)、
救命応急手当 40 (19)、心肺蘇生 62(30)
★( )内の数字は高校生チームの内数
◆交流コーナー(活動紹介等)
計 10 団体
清水海上保安部、静岡地方気象台、青年赤十字奉仕団、点訳赤十字奉仕団、芸能赤十
字奉仕団、赤十字水上安全奉仕団、柔道整復師赤十字奉仕団、青少年赤十字賛助奉仕
団、静岡県支部、日赤サービス
◆親睦プログラム
救命応急手当模範演技
赤十字○×クイズ
◆競技結果(上位入賞)
<団体総合>
○一般の部
準優勝
第3位
沼津はまゆう A
御殿場市赤十字奉仕団 A
東海大海洋学部 LOCO D
(沼津市赤十字奉仕団)
(御殿場市赤十字奉仕団)
(東海大学ライフセービングクラブ LOCO)
優勝
- 15 -
○高校生の部
優勝
準優勝
第3位
磐北
掛川東 A
下田 LSC H
(静岡県立磐田北高等学校)
(静岡県立掛川東高等学校)
(下田ライフセービングクラブ)
<団体競技別>
○一般の部
優勝
準優勝
第3位
三角巾
専門学校 浜松医療学院
御殿場市赤十字奉仕団 A
御殿場市赤十字奉仕団 C
8 つ折り
(専門学校 浜松医療学院 )
(御殿場市赤十字奉仕団)
(御殿場市赤十字奉仕団)
三角巾
防災塾ライフボート
リレー
(防災塾ライフボート)
救命応
沼津はまゆう A
ながいずみ
急手当
(沼津市赤十字奉仕団)
(長泉町赤十字奉仕団)
東海大海洋学部 LOCO D
桜えび隊 A
(静岡市清水区赤十字奉仕団
(東海大学ライフセービングクラブ
由比分団)
LOCO)
A
富士宮 Ⅱ
(富士宮市赤十字奉仕団)
○高校生の部
優勝
準優勝
第3位
三角巾
もちもち
磐北
下田 LSC D
8 つ折り
(常葉学園高等学校)
(静岡県立磐田北高等学校)
(下田ライフセービングクラブ)
三角巾
磐北
下田 LSC F
焼津高校 A
リレー
(静岡県立磐田北高等学校 )
(下田ライフセービングクラブ)
(松薫学園 焼津高等学校 )
救命応
藤枝東 1
掛川東 B
磐北
急手当
(静岡県立藤枝東高等学校 )
(静岡県立掛川東高等学校 )
(静岡県立磐田北高等学校 )
<ペア競技の部[心肺蘇生競技]>
○一般の部
優勝
田中清子・西川美千代
(伊東市赤十字奉仕団
救急救護分団)
準優勝
南雲節子・野田幸乃
(御殿場市赤十字奉仕団)
第3位
中尾海風・蒔苗和晴
(東海大学ライフセービングクラブ
LOCO)
○高校生の部
優勝
準優勝
第3位
武田実久・土屋日向子
北川琴葉・佐藤実夏
宮村桃香・清水柚貴
(下田ライフセービングクラブ)
(松薫学園
(静岡県立藤枝東高等学校)
<応援賞>
○湖西市赤十字奉仕団
<有功会会長賞>
○つたーず(常葉学園高等学校)
- 16 -
焼津高等学校)
▲練習の成果を発揮して傷病者の手当を行う
▲総合優勝(一般の部)の
沼津はまゆう A
(8)ワールド・ファーストエイド・デー周知イベント
国際赤十字・赤新月社連盟は、毎年 9 月第 2 土曜日を「World
First Aid Day(ワールド・ファーストエイド・デー)
」と定め、
更なる救急法の普及を目指している。
これに伴い、9 月 12 日に静岡県支部は、広く一般に人々の生命
と健康を守る救急法を周知し更なる普及を目指すことを目的に周
知イベントを開催し、安全奉仕団と水上安全奉仕団の協力のもと
沼津駅、静岡駅、浜松駅でオリジナル絆創膏を配布した。
▲オリジナル絆創膏
- 17 -
4
赤十字奉仕団活動
赤十字事業の基盤となる重要なボランティア組織として、地域ごとに結成された「地域赤
十字奉仕団」、青年や学生の若い力を社会のために役立てようと結成された「青年赤十字奉仕
団」
、様々な専門技術を持つ人々や特定の奉仕活動を行う人々で組織された「特殊赤十字奉仕
団」が、赤十字の理念のもとに、それぞれの持ち味を活かした奉仕活動を展開している。
(以下、掲載の役員氏名、団員数については、平成 28 年 3 月 31 日現在のものを記載)
(1)赤十字奉仕団静岡県支部委員会
赤十字奉仕団静岡県支部委員会は、地域赤十字奉仕団委員会の役員、青年赤十字奉仕団、
各特殊赤十字奉仕団の委員長、副委員長で構成されており、静岡県支部管内の各奉仕団の運
営に関し、情報交換を行うとともに、活動の推進に向けて協議及び連絡調整を行っている。
・赤十字奉仕団支部委員会役員(カッコ内は所属赤十字奉仕団の役職)
委 員 長 鈴木 節子(静岡県地域赤十字奉仕団委員会委員長)
副 委 員 長 小木 絹代(静岡県地域赤十字奉仕団委員会副委員長)
〃
松永
〃
菅沼 博明(静岡県赤十字水上安全奉仕団委員長)
(2)地域赤十字奉仕団
博(静岡県無線赤十字奉仕団委員長)
[41 団 団員 17,317 人]
地域赤十字奉仕団は、地区分区を活動範囲として、地域に根ざした奉仕活動を実践するた
めに結成されている。本年度も各市町において活発な奉仕活動が展開された。
平成 28 年 3 月末現在、23 市 8 町に合計 41 団が結成されている。
・地域赤十字奉仕団委員会役員(カッコ内は所属赤十字奉仕団)
委 員 長 鈴木 節子(静岡市葵・駿河区) 常任委員 近田 典子(伊豆の国市)
副 委 員 長 鈴木 和子(長泉町)
〃
高橋 そめ子(松崎町)
〃
門長 ひさ江(藤枝市藤枝)
〃
吉野 ちよみ(静岡市清水区)
〃
小木 絹代(浜松市浜北)
〃
松本 和江(吉田町)
〃
加藤 君子(浜松市天竜)
〃
川島 厚枝(磐田市)
①結成状況
奉仕団名
団員数
委員長
男
女
合計
1
下田市
酒井 貴美子
0
62
62
2
伊東市
吉岡 マサエ
5
471
476
3
熱海市
井上
靖子
61
524
585
4
伊豆市
今井
久子
5
170
175
5
伊豆の国市
近田
典子
0
354
354
- 18 -
6
三島市
山﨑
芳子
0
121
121
7
沼津市
菅沼
厚子
200
9,800
10,000
8
裾野市
土屋
相子
0
344
344
9
御殿場市
江藤
弘子
0
90
90
10 富士宮市
鈴木
綾子
3
41
44
11 富士市
秋山
珠美
0
424
424
6
84
90
11
389
400
1
314
315
0
240
240
12 静岡市清水区
吉野 ちよみ
13 静岡市葵・駿河区
14 焼津市焼津
鈴木
節子
奥川 恵美子
15 焼津市大井川
鈴木
千里
16 藤枝市藤枝
門長 ひさ江
0
89
89
17 藤枝市岡部
白鷺 みゆき
0
194
194
18 島田市
松下
清子
0
314
314
19 牧之原市
今野
朝子
1
417
418
20 御前崎市
松下 美枝子
0
487
487
21 菊川市
村木 ユキ子
1
112
113
22 掛川市
鈴木
静江
4
405
409
23 袋井市
紅林
敏子
2
48
50
24 磐田市
川島
厚枝
3
110
113
0
34
34
25 浜松市浜松
加藤 もとみ
26 浜松市雄踏
菊池
澄恵
0
39
39
27 浜松市引佐
森下
友子
0
20
20
28 浜松市三ケ日
内山
洋子
0
61
61
29 浜松市天竜
加藤
君子
9
216
225
30 浜松市春野
今井
康子
0
14
14
31 浜松市佐久間
南
五子
0
66
66
32 浜松市浜北
小木
絹代
7
67
74
33 湖西市
山口 萬知子
0
100
100
34 松崎町
髙橋 そめ子
0
47
47
35 函南町
鈴木 伊都子
0
95
95
36 清水町
久保田 幸子
4
32
36
37 長泉町
鈴木
和子
17
145
162
38 小山町
岡元
豊子
0
93
93
39 吉田町
松本
和江
0
139
139
40 川根本町
遠藤
昌子
0
114
114
41 森町
平岡
美和
2
89
91
342
16,975
17,317
合計
- 19 -
②各種行事・イベント等への参加状況
開催月日
4月22日
活 動 内 容
第1回静岡県地域赤十字奉仕団委員会
〃
5月13日
31日
活
動 場
所
席 者
各委員長
静岡県支部
役員会
出
委員会役員
全国赤十字大会
明治神宮(東京都)
委員会役員
第55回静岡県青少年赤十字大会
グランシップ(静岡市)
鈴木県委員長
各奉仕団
6月2~3日
23日
7月30日
赤十字奉仕団中央委員会
日本赤十字社本社(東京都) 鈴木県委員長
第5回赤十字救急法競技会実行委員会
静岡県支部
県委員長、副委員長
静岡県献血推進大会
グランシップ(静岡市)
鈴木県委員長
小木県副委員長
9月10日
~11日
9月26日
~28日
27日
第3ブロック赤十字奉仕団委員長及び
岐阜県支部(岐阜市)
鈴木県委員長
本社(東京都)
委員会役員
伊豆赤十字病院(伊豆市)
伊豆市・伊豆の国市
担当者会議
ボランティア・リーダー研修会
<本社主催>
日本赤十字社静岡県支部・伊豆赤十字
病院合同災害救護訓練
10月20日
奉仕団
第2回静岡県地域赤十字奉仕団委員会
静岡県支部
各委員長
NHK海外たすけあいキャンペーン
各市町
各奉仕団
3日
情報伝達訓練
各市町
各委員長
3日
第5回赤十字救急法競技会実行委員会
静岡県支部
県委員長、副委員長
第5回赤十字救急法競技会
グランシップ(静岡市)
各奉仕団
12月1日
~25日
19日
③ボランティア・リーダーシップ研修会の開催
地域赤十字奉仕団のリーダーとして必要な知識・技術の習得と、奉仕活動の充実及び向上
を図ることを目的とし、新規委員長及び将来リーダーとなる奉仕団員、中核的な役割を担う
奉仕団員を対象にボランティア・リーダーシップ研修会を開催した。
開催月日
参加区分
東部(静岡市、藤枝
市、焼津市以東)
西部(川根本町、島
7 月 9 日~10 日
田市、吉田町以西)
6 月 25 日~26 日
会場
ニューウェルサ
ンピア(沼津市)
ヤマハリゾート
(掛川市)
参加
団数
参加人数
(人)
21
40
15
34
④地域奉仕団活動活性化事業
社会福祉や地域に根ざした課題に取り組む地域奉仕団活動を奨励する事業とし、
「静岡県地
域赤十字奉仕団活動活性化事業実施要綱」によりモデル奉仕団の募集を行い、財政的援助を
行った。
- 20 -
地域赤十字奉仕団活動活性化事業モデル奉仕団
奉仕団名
伊豆市
赤十字奉仕団
三島市
赤十字奉仕団
事業名
活動内容
伊豆市赤十字奉仕
団ぬくもり活性化
事業
手作りの巾着を作成し、施設に寄贈。
炊き出し訓練を実施した。
実施期間
平成 27 年度
平成 26 年度~
平成 27 年度
「手づくり防災ず
きん」配布事業
御前崎市
赤十字奉仕団
平成 27 年度
おばちゃんも人の
役に立とうよ&救
急法講習会
浜松市三ヶ日
赤十字奉仕団
平成 27 年度
わくわく広場
浜松市春野
赤十字奉仕団
平成 26 年度~
平成 27 年度
いきいき広場
奉仕団がホイッスルや折りたたみ式ウ
ォーターバッグなどの防災用品を入れ
た「防災ずきん」を作成し、地域の高
齢者に寄贈した。
新たに配備された炊き出し資機材の活
用と応急手当の研修に加え、災害時に
奉仕団員ができることを考える研修会
を実施した。
地域高齢者のためのイベントを開催し
(年 10 回)、高齢者の外出を促すことに
より孤立や痴呆の防止に努めた。
自治会ごとに実施する「いきいき広場」
へ協力し、高齢者の生活の生きがいの
場を提供した。
⑤基礎研修会の開催
地域赤十字奉仕団が実施する基礎研修会へ静岡県支部から講師を派遣するとともに、開催
経費の一部を助成している。3 年計画で全ての奉仕団が行うこととし、本年度は 10 団が基礎
研修会を実施した。研修会は赤十字ボランティアとしての知識と技術の基礎を身につけるこ
とを目的とし、県支部が例示した研修プログラムから各団が地域の実状にあわせたプログラ
ムを選択し、実施している。
開催月日
参加者
(人)
奉 仕 団 名
会
場
9 月 25 日
函南町赤十字奉仕団
35
函南町保健福祉センター
9 月 29 日
伊豆市赤十字奉仕団
45
生きいきプラザ
9 月 30 日
掛川市赤十字奉仕団
125
10 月 8 日
浜松市三ヶ日赤十字奉仕団
29
三ヶ日協働センター
11 月 5 日
富士市赤十字奉仕団
33
フィランセ
1 月 19 日
清水町赤十字奉仕団
21
清水町地域交流センター
1 月 29 日
磐田市赤十字奉仕団
60
福田中央交流センター
2 月 14 日
藤枝市藤枝赤十字奉仕団
藤枝市岡部赤十字奉仕団
45
藤枝市福祉センターきすみれ
2 月 28 日
袋井市赤十字奉仕団
26
メロープラザ
合
計
(10 団)
419
- 21 -
徳育保健センター
⑥災害時炊き出し体制の強化
地域赤十字奉仕団が災害時等に炊き出し活動をでき
る体制を強化した。災害時などに、地域赤十字奉仕団員
が使用できる炊き出し資器材を地区分区に整備すると
ともに、炊き出しのリーダー養成講習会を実施し、77
名のリーダーが新たに誕生した。炊き出しリーダーは、
地域赤十字奉仕団員をはじめ、地域へ知識を広めるとと
もに、災害発生時には中心となって活動する。
▲炊き出し資器材
○炊き出し資器材の整備
・配備数 21 セット
○炊き出しリーダー養成講習会
炊き出し資器材の取り扱い、包装食袋の指導
方法に加え、避難所で役立つ技術として被災
者への接し方、リラクゼーションについて学
んだ。
開催月日
会場
8 月 24 日 静岡県
8 月 27 日 支部
参加団数
参加人数
(人)
34
77
▲炊き出しのリーダー研修会
▲炊き出し資機材を設置する奉仕団員
○『アピタ×日赤減災プロジェクト』での
炊き出しの実施
ユニー㈱との協働事業『アピタ×日赤
減災
プロジェクト』として、アピタ店頭で炊き出
しを県下 8 会場で実施。奉仕団員が一般の方
に包装食袋を使用した炊き出しを紹介した。
▲包装食袋を使った炊き出しの試食会
- 22 -
(3)静岡県青年赤十字奉仕団
[団員 26 人]
青年赤十字奉仕団は、今後の赤十字を築く青
年や学生がボランティア活動を通して赤十字
思想を理解し、奉仕の心を育成することを目的
としている。
主として青少年赤十字経験者の青年や学生
で構成されており、青少年赤十字への支援、献
血推進活動、他団体との連携活動を行っている。
本年度は、全国の青年赤十字奉仕団共通活動
である HIV/AIDS ピア・エデュケーション
▲定例会に参加する青年赤十字奉仕団員
のほか、減災への啓発にも取り組んだ。また、
静岡福祉大学学園祭において赤十字パネル展示や防災用品の展示、パンフレットの配布な
どを行った。
・青年赤十字奉仕団役員
委員長
安野 美乃里
副委員長 松木 孝真
本年度の主な活動内容
開催月日
活 動 内
容
5 月 31 日 静岡県青少年赤十字大会
5 月 30 日 第 3 ブロック青年赤十字奉仕団代表者及び
~31 日 支部担当者会議
8 月 11 日
~13 日
8 月 21 日
JRC 高校リーダシップ・トレーニングセンター
活動場所
活動人数
(人)
グランシップ(静岡市)
4
福井県支部(福井市)
2
朝霧野外活動センター
(富士宮市)
7
HIV/AIDS ピア・リーダー養成研修会
YMCA 東山荘(御殿場市)
2
赤十字ボランティアリーダー研修会
YMCA 東山荘(御殿場市)
1
京都エイズ文化フォーラム
同志社大学(京都市)
2
10 月 18 日 高校 JRC 3 年生を送る会(勧誘活動)
静岡県支部(静岡市)
5
10 月 25 日 アピタ×日赤静岡県支部減災プロジェクト
アピタ浜北店(浜松市)
4
11 月 18 日 静岡福祉大学学園祭
静岡福祉大学(焼津市)
3
12 月 19 日 第 5 回赤十字救急法競技会
グランシップ(静岡市)
6
山梨県支部(甲府市)
1
静岡県支部(静岡市)
12
~22 日
8 月 22 日
~24 日
10 月 3 日
~4 日
12 月 19 日
山梨県青年奉仕団 HIV/AIDS ピアエデュケーシ
ョン
3 月 13 日 青年赤十字奉仕団総会
- 23 -
(4)特殊赤十字奉仕団
[団員
①静岡県無線赤十字奉仕団
157 人]
県内在住のアマチュア無線従事者で組織さ
れている。静岡県支部社屋に統制局、浜松赤
十字病院、伊豆赤十字病院、裾野赤十字病院、
下田市に副統制局を設けて、日本赤十字社の
災害救護業務を円滑に遂行できるよう、無線
通信技術を活かした活動を展開している。
県内各分団間で定期的な電波伝播状況調査
を毎月 2 回行っているほか、各都道府県奉仕
団が行う無線通信訓練に、本年度は合計 19 回
▲無線の技能を生かし、災害時に円滑な通信の
ために活躍する
参加した。
・静岡県無線赤十字奉仕団役員
委員長
松永 博
副委員長 森下 剛嗣
岡本 禎夫
[団員
②静岡県赤十字安全奉仕団
古田 多津彦
山本
忠男
354 人]
赤十字講習指導員や救急員などの有資格者
で組織されている。本年度も大道芸ワールド
カップ in 静岡 2015 の救護ブースに団員を派遣
し、赤十字看護奉仕団と協力して救護を行う
など、社会の安全に奉仕するための活動を展
開した。活動に先立ち、奉仕団が主体となっ
て事前に研修を開催した。
他にも、ワールド・ファーストエイド・デー
の広報イベントや、赤十字救急法競技会、日本
▲大道芸ワールドカップ in 静岡 2015 での救護ボランティア
赤十字社静岡県支部・伊豆赤十字病院合同災害救護訓練への参加協力、講習資器材の整備な
ど、静岡県支部事業の支援や参加協力活動を積極的に展開した。
・静岡県赤十字安全奉仕団役員
委員長
葛谷 友子
副委員長 大滝 峰雄
③静岡県赤十字水上安全奉仕団
細見
誠
藤本
孝雄
[団員 100 人]
水上安全法指導員及び救助員有資格者で組
織されている。本年度創立 60 周年を迎え、
「創
立 60 周年記念の会」として、長年奉仕団活動
に参加協力している団員への感謝状贈呈等を
行う式典を開催した。
主な活動としては本年度も、水の事故から
命を守る赤十字水上安全法の講習指導及び普
▲浜松市小学校 30 分間回泳の監視活動終了後
- 24 -
及を行ったほか、県内の海水浴場、水泳競技大会などに団員を派遣し、監視活動を展開した。
また、ワールド・ファーストエイド・デーの広報イベント、赤十字救急法競技会、日本赤
十字社静岡県支部・伊豆赤十字病院合同災害救護訓練への参加協力、講習資器材の整備など、
静岡県支部事業の支援や参加協力を積極的に展開した。
・静岡県赤十字水上安全奉仕団役員
委員長
菅沼 博明
副委員長 杉山 利道
佐藤 孝明
[団員
④静岡県点訳赤十字奉仕団
髙岡 克典
23 人]
点字講習会を受講した学生・主婦・会社員な
どにより組織されている。点字は、視覚障がい
者の日常生活になくてはならないものであり、
奉仕団は赤十字 NEWS、カレンダー、大道芸
ワールドカップガイドブックの点訳製本など
を行ったほか、挿絵から装丁まで全て手作業に
よる点訳絵本も作製した。点訳絵本は、静岡市
内の小学校を中心に寄贈している。
また、奉仕団員は、点字講習会を開催し、
▲1 日点字講習会
幅広い年代に点字を普及するほか、視覚障が
い関連イベントのサポートも行った。
・静岡県点訳赤十字奉仕団役員
委員長 小林 良子
副委員長 佐藤 和子
[団員
⑤静岡県赤十字看護奉仕団
46 人]
県内在住の看護資格者で組織され、主に看
護の知識と技術を活かした地域の保健福祉に
関する活動などで赤十字事業に協力すること
を目的としており、「VS(ボランティアサー
ビス)たんぽぽ」の愛称で活動している。
本年度は、救護看護師派遣依頼への協力、
高齢者・障がい児(者)及び家族への支援、高
齢者・障がい児を中心とした行事における救
護のほか、赤十字救急法競技会での救護、本年
▲看護奉仕団
総会
度新たに開催した幼児安全法短期講習における託児など、静岡県支部事業にも協力した。
・静岡県赤十字看護奉仕団役員
委員長
服部 富子
副委員長 佐野 徳子
- 25 -
⑥静岡県柔道整復師赤十字奉仕団
[団員 403 人]
柔道整復師としての知識と技術を活かした
ボランティア活動を通じて、明るく住み良い
社会を築き上げていくことを目的として活動
している。
本年度は、日本赤十字社静岡県支部・伊豆
赤十字病院合同災害救護訓練で、病院前に設置
した仮設救護所にて救護班と共に軽傷エリア
を担当し、患部固定等の処置を行った。
▲救護訓練でテーピング施術をする奉仕団員
また、第 5 回赤十字救急法競技会では、チームとしての競技参加に加えて、交流コーナー
の体験ブースで活動を紹介した。
・静岡県柔道整復師赤十字奉仕団役員
委員長
永田 官久
副委員長 大川 宏和
山西 倫裕
⑦静岡県青少年赤十字賛助奉仕団
森上 克彦
[団員 97 人]
賛助奉仕団は、小中学校などで青少年赤十
字の指導に当たっていた学校教育経験者で組
織されている。青少年赤十字の発展・普及を
支援し、青少年の健全育成に寄与するために、
加盟校・未加盟校や各市町教育委員会を訪問
し、青少年赤十字への加盟促進や青少年赤十
字加盟校への支援などを行っている。
・静岡県青少年赤十字賛助奉仕団役員
委員長
▲青少年赤十字賛助奉仕団総会の様子
桑原 義司
副委員長 巻口 薫
江口 七郎
[団員
⑧静岡県芸能赤十字奉仕団
黒栁
勝
佐藤
達雄
23 人]
大道芸パフォーマンスを行う奉仕者組織と
して平成 17 年 2 月に結成された。
本年度は、第 5 回赤十字救急法競技会などに
おいて、人目を引く華やかなパフォーマンスを
披露して行事を盛り上げた。
このほか、献血キャンペーン、各地区社会福
祉協議会が主催する行事への参加、子育て支援
や高齢者との交流、大道芸ワールドカップ運営
支援など、幅広い活動を展開した。
・静岡県芸能赤十字奉仕団役員
委員長
藤田 秋夫
▲献血の呼びかけをする奉仕団員
副委員長 松村 貢二
- 26 -
5
青少年赤十字 (Junior
Red
Cross) 活動
青少年赤十字は、 児童・生徒が赤十字の精神に基づいて、世界の平和と人類の福祉に貢献
できるよう、 望ましい人格と精神を自らが形成することを目的としている。青少年赤十字活
動では、児童・生徒が自主、自立した生活態度を養うため「気づき・考え・実行する」とい
う態度目標を掲げている。学校現場の中で、 「健康・安全」 「奉仕」 「国際理解・親善」の実
践活動を通して児童・生徒が持っている「優しさ」
「思いやりの心」を引き出し、育んでいる。
本年度も、青少年赤十字指導者協議会や青少年赤十字賛助奉仕団の支援を受け、青少年赤
十字活動の強化や組織の拡充に努めた。
(1)加盟校の状況
年度
区分
校種別
幼稚園・保育所(園)
小 学 校
中 学 校
高等学校
合
計
平成 27 年度末
加盟校
メンバー数
(園・校)
(人)
7
488
126
31,719
72
15,416
115
12,237
320
59,860
平成 26 年度末
加盟校
メンバー数
(園・校)
(人)
6
609
120
32,391
69
16,470
117
12,395
312
61,865
(2)青少年赤十字活動の状況
①青少年赤十字の推進・運営
青少年赤十字の普及と加盟校の連携を目的として、 加盟校の校長や指導者などで構成され
た「静岡県青少年赤十字指導者協議会」 が組織されている。 協議会は青少年赤十字活動の事
業計画の検討を行うとともに、加盟校相互の連絡や加盟の促進に向けた協議などを行った。
・静岡県青少年赤十字指導者協議会 総会・役員会
開催月日
4 月 13 日
4 月 13 日
1 月 18 日
事業
評議員会・総会
第 1 回役員会
第 2 回役員会
参加者(人)
会場
46 静岡県支部
16 静岡県支部
16 静岡県支部
②指導者の養成・強化
青少年赤十字の普及・推進を図るために、 赤十字・青少年赤十字への理解を深め、 実践を
進めることができるよう、指導者等の育成に向けて研修会を開催した。
・校長 (教頭) 研修会
開催月日
内容
参加者(人)
会場
47・講師1
静岡駅ビル
・青少年赤十字防災教育プログラムの概要
6 月 11 日
説明
・講話「青少年赤十字防災教育プログラム
を活用した演習」
- 27 -
スタッフ 7
パルシェ
・指導担当者研修会
開催月日
6 月 30 日
内容
・講話 「リーダーシップ・トレーニング
センターの手法を自然教室、集
団宿泊的行事等に活かす」
・分科会「リーダーシップ・トレーニング
センターと学校教育」
参加者(人)
10・講師1
スタッフ 4
会場
静岡県支部
③メンバーの育成・強化
ア.静岡県青少年赤十字大会
加盟校メンバーが一堂に会し、赤十字精神の高揚と相互の親睦を深め、 青少年赤十字
活動の拡大発展を図るため、「手をつなぎボランティア JRC」 をメインテーマに、 第 55
回静岡県青少年赤十字大会を開催した。
開催月日
事 業
内容
参加者(人)
会場
4 月 24 日
運営委員会
5 月 31 日
表彰、活動発表、踊り「協
グランシップ
第 55 回大会 力平」披露、メンバー代表 37 校、377
(静岡市)
のことば
8 静岡県支部
運営
▲第 55 回静岡県青少年赤十字大会(静岡市・グランシップ)
- 28 -
イ.リーダーシップ・トレーニングセンター
青少年赤十字メンバーのリーダー養成と加盟校の交流を深めるため、 各地区で開催した。
開催月日
地区
7 月 30 日
中部
~7 月 31 日
8月6日
東部
~7 日
8月7日
西部
8 月 11 日
~13 日
高校
11 月 15 日
内容
参加者(人)
会場
集団生活を通じ、
「自主性やリーダ
ーシップの取り方」を習得するこ
とを目指す。また、赤十字の基本
原則等を学ぶことにより、人道的
価値観を自ら身につけ、行動でき
る力を身につける。
・赤十字・青少年赤十字について
・ワ-クショップ
・グループワーク
・フィールドワーク
・健康安全プログラムなど
高等学校リーダーシップ・トレー
ニングセンター事後研修会
・自校の実践発表
10 校、102
引率・スタッフ 28
14 校、92
引率・スタッフ 26
13 校、77
引率・スタッフ 24
清 水 和田 島自 然
の家(静岡市)
桃 沢 野外 活 動セ
ンター(長泉町)
浜北地域活動・研
修センター(浜松市)
8 校、26
引率・スタッフ 23
朝霧野外活動
センター
(富士宮市)
7 校、21
引率・スタッフ 10
静岡県支部
▲リーダーシップ・トレーニングセンターの様子(浜北地域活動・研修センター)
▲リーダーシップ・トレーニングセンターの様子(朝霧野外活動センター)
- 29 -
ウ.高等学校メンバー協議会
高校生メンバーの研修及び交流を図るため、 本年度は次のとおり開催した。
開催月日
事業
5 月 17 日
役員会
6 月 21 日
定例会
役員会
定例会
役員会
定例会
役員会
定例会
役員会
定例会
役員会
定例会
役員会
7 月 12 日
9 月 27 日
10 月 18 日
12 月 13 日
1 月 24 日
2 月 21 日
定例会
役員会
3 月 13 日
役員会
内
容
青少年赤十字大会について
6 月の定例会について
1 年生を迎える会
7 月の定例会について
国際交流会
9 月の定例会について
県外研修
10 月の定例会について
3 年生を送る会
12 月の定例会について
NHK 海外たすけあい募金活動
1 月の定例会について
献血について
2 月の定例会について
開発途上国の子供たちの現状に
ついて(映画鑑賞・討論)
3 月の役員会について
次年度の計画、運営について
参加者(人)
5 校、9
引率・スタッフ 2
12 校、88
引率・スタッフ 13
12 校、87
引率・スタッフ 13
9 校、37
引率・スタッフ 11
9 校、52
引率・スタッフ 9
14 校、106
引率・スタッフ 19
11 校、57
引率・スタッフ 13
9 校、26
引率・スタッフ 9
7 校、12
引率・スタッフ 2
会
場
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
神奈川県支部
(横浜市)
静岡県支部
静岡市街地
沼津駅周辺
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
④活動研究推進校の設置
青少年赤十字活動研究推進校として次の 2 校に年間 20 万円を助成し、青少年赤十字活動を
教育現場で実践するための活動研究を委嘱している。
・沼津市立開北小学校 (平成 26・27 年度委嘱)
研究主題:「心豊かで たくましい子」
~思いやりの心をはぐくむ JRC 活動~
・焼津市立豊田小学校
(平成 27・28 年度委嘱)
研究主題:「まごころと思いやりの気持ちを持ち、自らうごける子どもの育成」
⑤青少年赤十字活動の普及・広報
青少年赤十字の活動を紹介する刊行物を各学校に配付した。 また、 学校と地域が青少年赤
十字への理解を深め、 活動が地域ぐるみで定着していくよう関係団体との連携に努めた。
ア.青少年赤十字作品コンクール
応募数 428 点(作文 346 点、バッジデザイン 82 点)
イ.指導資料などの配付
ウ.学校訪問(357 校)
エ.地域ぐるみ活動の推進
①賛助奉仕団、 赤十字奉仕団、 地区分区との連携
②青少年育成機関との提携
- 30 -
オ.青少年赤十字防災教育
ⅰ青少年赤十字防災教育プログラム「まもるいのち ひろ
めるぼうさい」の配付;
市町教育委員会、加盟校(小・中・高等学校)
ⅱ防災教育マグネット教材の作製および配付;
県内加盟小学校(117 校)
ⅲ防災教育をホームページにて紹介
ⅳ静岡地方気象台との連携:
小島地区教育振興会主催会合における気象庁ワークシ
ョップ
▲授業ですぐ使える防災教材
「まもるいのち ひろめるぼうさい」
⑥海外救援活動への協力
海外の紛争や災害、疾病などに苦しむ人々を支援し、 世界平和と人々の福祉に貢献するた
め、 次の活動が加盟校で行われた。
ア.青少年赤十字活動資金 (一円玉募金) ………………
2校
イ.海外医療協力事業 (使用済み切手収集)
6 校(園)
……………
8,831 円
⑦日本赤十字社 本社・第 3 ブロック会議等への参加
開催月日
6 月 19 日
6 月 25 日
~26 日
6 月 25 日
~26 日
7月 2日
~ 3日
11 月 21 日
~22 日
1 月 14 日
~15 日
3 月 23 日
~28 日
事
業
第 3 ブロック青少年赤十字指導者協議会長
及び担当者研究会
参加者(人)
25
会
場
静岡県支部
1
本社(東京都)
2
ホテル金沢
全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会総会
2
本社(東京都)
青少年赤十字指導者中央講習会
2
本社(東京都)
青少年赤十字研究会
1
本社(東京都)
青少年赤十字スタディー・センター
2
山中湖村東照館
青少年赤十字全国指導者協議会総会・研修会
第 3 ブロック青少年赤十字賛助奉仕団連絡
協議会
- 31 -
(石川県金沢市)
(山梨県山中湖村)
6
国際活動
世界各地では、今もなお民族の対立や政治経済の混乱などに起因する様々な紛争や、風水
害、干ばつ、地震などの自然災害、感染症が多発し、その犠牲者や被害者は依然として増加
する傾向にある。災害時や紛争時の人道的活動は赤十字活動の基本的使命であり、日本赤十
字社は国際赤十字の一員として、各国の赤十字社・赤新月社、赤十字国際委員会、国際赤十
字・赤新月社連盟と連携して「国際救援」と「開発協力」の活動を展開している。
本年度、静岡県支部は第 3 ブロック支部と共同して国際活動に参加するとともに、「NHK
海外たすけあい」を含めて海外救援金を募集した。また、国際救援・開発協力要員の確保・
育成にも努めた。
(1)国際救援・開発協力
日本赤十字社は、自然災害などによって被害を受けた国の人々のために、国際赤十字の救
援活動に従事する国際救援要員を派遣し、被災国の赤十字社の組織運営強化に結びつく援助
を行っている。
アジアや太平洋地域を中心とした開発途上国においては、貧困による教育や医療水準の低
さ、保健衛生施設の不備などのため多くの人々が苦しみ、困難な生活を強いられている。
静岡県支部は、第 3 ブロック支部(東海・北陸・長野の 8 県)共同事業として、ベトナム
災害対策事業、青少年教育等支援事業(モンゴル)、アジア・大洋州 給水・衛生キット支
援事業に参加した。
対 象 国
事業費総額
(うち静岡県支部
の支出額)
ベトナム
5,000 千円
(925 千円)
モンゴル
6,000 千円
(1,110 千円)
アジア・
大洋州
3,000 千円
(555 千円)
事
業
内
容
台風・洪水被害の多い地域へのマングローブ植林(災害防止、
根元に集まる魚介類の採取・販売を通じた生活向上)。過去に
植林したマングローブの補植。災害のリスク軽減にかかる研修
等。
青少年に対する教育や保健・衛生環境の改善のための支援(文
房具等の学用品の提供や、人道的価値観の普及、保健・衛生知
識や救急法の研修、トイレや保健室など衛生施設の改善等)
。
国際赤十字・赤新月社連盟が開発した「給水・衛生キット」を、
災害が多発する国・地域に配備。また、当該国・地域の赤十字
社とともに給水・衛生スタッフの研修を実施。
▲マングローブの植林後のメンテナンス(ベトナム)
- 32 -
▲災害多発国に配備された給水セット
(2)NHK海外たすけあい等海外救援金の募集
①NHK海外たすけあい
日本赤十字社は、昭和 58 年から NHK と共催し、アジア、アフリカ地域を中心とする開発
途上国の災害救援、難民支援、保健衛生の向上などの援助を目的に、一般の人々に協力を要
請する「NHK 海外たすけあい」を実施している。
▲街頭募金を行った青少年赤十字メンバー
▲呼びかけを行った奉仕団員(静岡市)
第 33 回(平成 27 年)
第 32 回(平成 26 年)
第 31 回(平成 25 年)
1.全体目標額
8 億 5,000 万円
8 億 5,000 万円
8 億 2,700 万円
2.実績額
7 億 1,526 万円
6 億 0,507 万円
5 億 7,295 万円
3.本県の概要
件
件
件
1) 本社取扱額
円
円
円
1,317
17,073,399
1,024
13,455,074
1,216
11,104,864
83
609,187
88
550,115
54
407,744
135
1,239,145
125
1,491,490
146
2,035,987
4) 地方銀行取扱額
14
351,197
15
223,265
13
85,411
5) 農・漁協取扱額
11
343,928
21
183,790
21
189,793
1,560
19,616,856
1,273
15,903,734
1,450
13,823,799
2) 静岡県支部取扱額
3) NHK取扱額
合
計
- 33 -
②海外救援金
海外で発生した武力紛争、自然災害や病気などにより困難な状況にある人々を支援するた
めに海外救援金を募集した。特定の災害・紛争などを受け期間を限定して募集する救援金と、
目的等を指定しない救援金がある。
本年度は、下記の救援金を受け付け、本社に送金した。
救援金名
受付件数
受付金額(円)
2014 年西アフリカ エボラ出血熱救援金
2
37,847
2015 年南太平洋サイクロン救援金
1
10,000
413
24,417,322
8
55,133
24
164,024
4
9,642
2015 年ネパール地震救援金
中東人道危機救援金
2016 年台湾地震救援金
無指定の国際救援金
▲被災者の救護にあたるスタッフ(ネパール)
▲衛生用品を受け取るシリア難民のこども
©Ibrahim Malla/IFRC
(3)国際救援・開発協力要員の養成
日本赤十字社は、国内はもとより海外の災害救援や保健衛生向上のために、長期にわたり
国際活動に従事できる人材(国際救援・開発協力要員)を派遣している。
要員には高い語学力と国際活動への参加意思が求められる。本年度 1 人が必要な研修を修
了して新たに要員となった。静岡県支部で登録されている要員は、5 人である。
(4)安否調査の実施
安否調査は赤十字の国際活動のひとつであり、ジュネーブ条約などに基づいて武力紛争、
自然災害、その他の事情により行方がわからなくなった家族等の調査を各国赤十字・赤新月
社間で行っている。
国名(調査依頼元)
件数
朝鮮民主主義人民共和国
2件
フィリピン共和国
1件
- 34 -
7
社業振興事業
日本赤十字社は、社員をもって組織する法人(日本赤十字社法第 4 条)であり、その活動は社
員の拠出する社費(年額 500 円以上)と一般からの寄付金によって運営されている。
本年度の社資収納額は、自治会や町内会等を通じて地域に密着して実施した社資募集や高額
寄付により、目標額を上回る実績となった。
(1)社員増強運動
5 月 1 日が日本赤十字社創立記念日、5 月 8 日が赤十字の創始者アンリー・デュナン生誕を
記念した世界赤十字デーであることから、毎年 5 月を赤十字社員増強運動月間として県下一
斉に『社員増強運動』を展開した。
社員制度のもと、より多くの県民に加入願うため、地区分区関係者をはじめ、協賛委員会、
自治会、奉仕団、有功会などの協力を得て社員の増強に努め、結果として社員数は、753,391
人となった。
(2)高額寄付者、法人社資の増強
寄付者が能力に応じて赤十字活動資金確保に協力する体制の確立を目指して、本年度も地
区分区、奉仕団や地域奉仕者の格段の理解と協力を得て高額寄付者の増強に努めた。
また、社資の増強を図るためには、法人の協力を求めることが不可欠であるので、主に県
下の法人を対象に、赤十字の使命を伝え、活動資金の使途を明確にした 2 回のダイレクトメ
ールによる勧奨により、14,563,181 円の協力を得た。
さらに、社資協力へのお礼と活動報告のため法人訪問を実施した。
(3)活動資金募集の拡充
遺産の寄付を紹介する案内パンフレットを作製し、東海税理士会を訪問して県下の同会所
属会員に配布いただき、相続の相談など日頃の業務における資料として使っていただけるよ
う依頼した。また、公証役場など関係機関への働きかけや地区分区をはじめ、赤十字病院、
有功会、いとすぎの会、青少年赤十字賛助奉仕団等赤十字関係者への配布も行った。さらに、
静岡県支部ホームページを更新し、遺贈や相続財産の寄付が進むよう遺産寄付紹介用のバナ
ーを設置した。
また、赤十字活動に関心のある救急法等講習受講者を対象に活動資金の協力を働きかける
ため、講習認定証をはめ込む形のリーフレットを作成し、振込用紙を同封して送付した。
(4)赤十字チャリティーボックスの設置
県内の地域赤十字奉仕団と JA 静岡中央会の協力により、県下各地域の商店、スーパーマー
ケット、ホテル、公民館、JA 関係機関など 1,047 ヵ所に赤十字チャリティーボックスを設置
した。本年度は、964,983 円の収納実績をあげることができた。
- 35 -
(5)平成 27 年度社資収納額
本年度の社資収納額は、529,105,303 円となった。
地区分区名
目標額(円)
社資収納額(円)
達成率(%)
下田市
3,542,000
3,469,800
98.0
伊東市
8,977,000
7,753,300
86.4
熱海市
5,475,000
3,251,270
59.4
伊豆市
5,453,000
5,377,753
98.6
伊豆の国市
6,609,000
6,315,500
95.6
三島市
15,038,000
14,221,330
94.6
沼津市
28,824,000
28,078,365
97.4
裾野市
7,880,000
7,364,570
93.5
御殿場市
11,931,000
14,368,727
120.4
富士宮市
18,337,000
19,541,012
106.6
富士市
34,361,000
32,006,354
93.1
静岡市
86,012,000
78,571,070
91.3
(静岡市清水)
(32,573,000)
(32,799,167)
100.7
(静岡市葵・駿河)
(53,439,000)
(45,771,903)
85.7
焼津市
22,698,000
22,468,582
99.0
藤枝市
19,240,000
19,504,662
101.4
島田市
12,999,000
13,177,978
101.4
牧之原市
7,583,000
7,444,550
98.2
御前崎市
5,662,000
5,746,500
101.5
掛川市
16,407,000
16,929,497
103.2
菊川市
5,510,000
5,964,500
108.2
袋井市
10,826,000
11,180,850
103.3
磐田市
20,568,000
19,209,978
93.4
浜松市
105,820,000
100,464,441
94.9
(浜松市中区)
-
(30,298,647)
-
(浜松市東区)
-
(15,589,386)
-
(浜松市西区)
-
(13,588,824)
-
(浜松市南区)
-
(10,980,290)
-
(浜松市北区)
-
(11,840,306)
-
(浜松市浜北区)
-
(12,752,377)
-
(浜松市天竜区)
-
(5,414,611)
-
湖西市
8,225,000
8,453,090
102.8
東伊豆町
1,763,000
1,644,500
93.3
河津町
1,104,000
1,116,000
101.1
南伊豆町
1,303,000
1,383,000
106.1
松崎町
1,626,000
1,709,000
105.1
西伊豆町
1,602,000
1,566,000
97.8
函南町
4,820,000
4,157,450
86.3
- 36 -
清水町
5,235,000
5,243,750
100.2
長泉町
6,536,000
6,685,300
102.3
小山町
3,535,000
4,138,000
117.1
吉田町
4,183,000
4,202,500
100.5
川根本町
1,405,000
1,336,000
95.1
森町
2,911,000
2,950,500
101.4
504,000,000
486,995,679
96.6
21,000,000
42,109,624
200.5
525,000,000
529,105,303
100.8
地区分区計
支部扱い
合計
(6)全国赤十字大会の開催
平成 27 年全国赤十字大会は、5 月 13 日に日本赤十字社名誉総裁皇后陛下、各名誉副総裁
妃殿下ご臨席のもと、東京の明治神宮会館で開催された。本県からは、有功章受章者をはじ
め、協賛委員会、奉仕団、有功会役員関係者など 49 名が出席した。
▲
平成 27 年全国赤十字大会の様子
(7)日本赤十字社静岡県支部協賛委員会の開催
社資の募集は、その大部分が自治会、町内会あるいは奉仕団の方々が直接各戸を訪問して
行っている。市町の自治会、町内会の役員で構成されている日本赤十字社静岡県支部協賛委
員会を設置し、4 月と 11 月の 2 回、赤十字の事業内容の周知や社員増強の推進について審議
した。
・日本赤十字社静岡県支部協賛委員会役員
会長
鈴木 健治
副会長
鈴木 秀旺
齋藤 正
櫻井 美香夫
(8)日本赤十字社静岡県有功会
有功章受章者で組織している日本赤十字社静岡県有功会は、赤十字事業の支援と会員の親
睦を目的として昭和 43 年に結成された。以来、赤十字協力団体としての活動を続けており、
平成 28 年 3 月現在の会員数は 571 人となっている。
本年度は総会を 5 月 22 日に開催し、事業報告及び決算、役員改選、事業計画案及び予算案
が審議された。その後静岡地方気象台防災管理官山下光信氏による「天気予報の見方」と題
した講演が行われた。
- 37 -
▲
静岡市葵区で開催された有功会総会の様子
また、有功会の新規会員の勧誘や紹介に活用する入会案内パンフレット「有功会のご案内」
、
「有功会という支援」を作製し、地区分区関係者をはじめ、会員に送付した。
・日本赤十字社静岡県有功会
会長
江﨑友次郎
副会長
平成 27 年度
受章区分
地区分区名
沼
市
1
静岡市葵・駿河区
1
富
法人
個人
場
士
法人
之
原
支
部
扱
合
計
法人
1
1
1
1
2
い
支 部 扱 い(施 設 )
個人
2
市
町
社長感謝状
1
浜松市天 竜区
山
(社資功労)
1
浜 松 市 中 区
小
恒信
3
静岡市清 水区
牧
秋田
1
2
殿
銀色有功章
市
市
御
長岡 安成
有功章及び感謝状受章者数
金色有功章
個人
津
足立 吉松
2
1
1
1
6
7
- 38 -
3
6
1
(9)赤十字思想の普及
赤十字の活動を推進するためには、 県民の皆様の赤十字に対する理解と支援が不可欠であ
り、事業内容や活動資金の使途をわかりやすく説明していくことが求められている。
県民に対し身近なところで社資が使われていることを周知するためのロゴ「cross to you」
を使用し、広報内容を「活動報告とお礼」とするなど、伝わる広報を目標に展開している。
また、法人タイアップ強化を図り、ユニー㈱との協働事業『アピタ×日赤
減災プロジェ
クト』として県内のアピタ店頭で炊き出しを実施し、赤十字思想の理解と普及を目指してい
る。
①社資募集チラシの作製
県下に 96 万部を配布
②静岡県支部広報紙 「赤十字しずおか」 を年 3 回発行、自治会等に配布
(発行部数約 205,000 部)
③赤十字キャンペーン
・静岡赤十字病院 日赤まつり(6 月 27 日)
健康・栄養・薬の相談、 炊き出し 他
・浜松赤十字病院・引佐赤十字病院・静岡県赤十字血液センター(5 月 17 日
イオン
モール志都呂)
健康相談、こども救護服写真撮影、献血、トーク&ライブ
他
・裾野赤十字病院 (5 月 17 日 裾野市中央公園)
相談コーナー、パネル展示 他
④Enjoy Honda 2015 への参加(7 月 18、19 日)
富士スピードウェイで開催。AED 体験、キッズ撮影会、赤十字活動 PR 展示
⑤県内のタクシーに赤十字運動用ステッカーを貼付
5,100 枚
⑥本社作製の赤十字新聞 (毎月 1 回の発行) を赤十字関係者に配布
約 38,000 部
⑦静岡市葵区呉服町(呉服町通り)に赤十字運動月間広報用横断幕掲出
⑧ホームページ(http://www.shizuoka.jrc.or.jp)
・社資募集への理解・協力、各種講習会、 赤十字県内施設の紹介等、 各種情報を発信
・義援金・救援金専用ページの新規作成(http://www.shizuoka.jrc.or.jp/donation/)
・青少年赤十字の事業紹介ページのリニューアル
(http://www.shizuoka.jrc.or.jp/jigyo/junior/)
⑨法人タイアップ強化を図り、ユニー㈱との協働事業『アピタ×日赤
減災プロジェク
ト』として、アピタ店頭で炊き出しを実施
・アピタ静岡店(4 月 5 日)
・アピタ島田店(4 月 19 日)
・アピタ大仁店(5 月 24 日)
・アピタ初生店(10 月 11 日)
・アピタ浜北店(10 月 25 日)
・アピタ伊東店(11 月 8 日)
・アピタ富士吉原店(12 月 6 日)
・アピタ磐田店(3 月 6 日・炊き出し等に
よる東日本大震災復興 5 周年イベント
「私たちは、忘れない。」を開催)
- 39 -
▲東日本大震災復興 5 周年イベントの様子
8
評議員会
静岡県支部では、 日本赤十字社定款第 71 条に従い事業報告(収支決算を含む)、事業計画
(収支予算を含む)を評議員会に諮るとともに、 地区分区部課長会議、日本赤十字社静岡県
支部協賛委員会、赤十字奉仕団支部委員会、静岡県支部管内施設業務連絡会などの会議を通
じて、 地区分区、管内各施設、 奉仕団、 青少年赤十字、 ボランティアなどとの連携や意思疎
通を図り、 各事業を推進している。
(1)前期評議員会
6 月 15 日、静岡県支部において開催し、 次の議案を提出し、 原案どおり承認された。また、
次の事項について報告した。
第 1 号議案 平成 26 年度事業報告及び歳入歳出決算について
第 2 号議案 静岡県支部長及び監査委員の選出について
報 告 事 項 社員制度の見直しの状況について
ネパール地震災害への赤十字の対応について
(2)後期評議員会
2 月 9 日、静岡県支部において開催し、次の議案を提出し、原案どおり承認された。 また、
次の事項について報告した。
第 1 号議案 平成 28 年度事業計画について
第 2 号議案 平成 28 年度歳入歳出予算について
第 3 号議案 日本赤十字社静岡県支部副支部長及び監査委員並びに日本赤十字社代議員
の選出について
報 告 事 項 社員制度の見直しについて
静岡赤十字病院の増改築工事について
▲静岡県支部会議室で開催された後期評議員会の様子
- 40 -
9
一般会計決算概要
(1)歳入
(単位:円)
予
科
算 現
額
目
決算額
当初予算額
補正予算額
計
予算現額に
比し増減
資 収 入
525,000,000
16,951,000 541,951,000
546,055,349
4,104,349
一般社資収入
497,000,000
16,951,000 513,951,000
519,353,995
5,402,995
法人社資収入
28,000,000
0
28,000,000
26,701,354
△1,298,646
0
0
0
1,849,447
1,849,447
0
0
0
1,849,447
1,849,447
29,860,000
16,951,000
46,811,000
30,882,046
△15,928,954
資金繰入金収入
18,700,000
16,951,000
35,651,000
20,082,046
△15,568,954
他会計等繰入金収入
11,160,000
0
11,160,000
10,800,000
△360,000
10,196,000
0
10,196,000
12,331,483
2,135,483
37,000
0
37,000
29,976
△7,024
9,373,000
0
9,373,000
7,086,378
△2,286,622
786,000
0
786,000
5,215,129
4,429,129
76,333,000
0
76,333,000
90,780,681
14,447,681
33,902,000 675,291,000
681,899,006
6,608,006
社
補助金及び交付金収入
本社交付金収入
繰入金収入
雑 収 入
利子収入
負担金収入
雑収入
前年度繰越金
歳入合計
641,389,000
- 41 -
(単位:円)
(2)歳出
予算現額
科
目
当初予算額
補 正
予算額
流 用
増減額
決算額
計
不用額
59,488,000
0
0
59,488,000
54,567,892
4,920,108
災害救護指導事業費
17,621,000
0
0
17,621,000
14,778,412
2,842,588
災害救護装備費
16,394,000
0
0
16,394,000
14,754,001
1,639,999
非常災害救援物資整備費
3,000,000
0
0
3,000,000
2,997,000
3,000
救護看護師指導養成費
22,473,000
0
0
22,473,000
22,038,479
434,521
121,319,000
0
0
121,319,000
98,066,097
23,252,903
救急法等普及費
67,604,000
0
0
67,604,000
56,377,169
11,226,831
奉仕団活動費
16,588,000
0
0
16,588,000
13,626,243
2,961,757
青少年赤十字活動費
19,179,000
0
0
19,179,000
16,771,708
2,407,292
医療事業費
17,832,000
0
0
17,832,000
11,231,193
6,600,807
血液事業費
116,000
0
0
116,000
59,784
56,216
4,140,000 16,951,000
0
21,091,000
19,644,956
1,446,044
指定事業地方振興費
25,000,000 16,951,000
0
41,951,000
41,949,105
1,895
地区分区交付金支出
90,098,000
0
0
90,098,000
85,489,750
4,608,250
社業振興費
58,611,000
0
0
58,611,000
52,266,741
6,344,259
社業振興費
26,644,000
0
0
26,644,000
22,951,258
3,692,742
広報活動費
31,967,000
0
0
31,967,000
29,315,483
2,651,517
基盤整備交付金・補助金支出
20,100,000
0
0
20,100,000
7,381,648
12,718,352
積立金支出
81,418,000
0
0
81,418,000
60,835,838
20,582,162
資金積立金支出
70,000,000
0
0
70,000,000
50,000,000
20,000,000
退職給与資金特別会計積立金支出
11,418,000
0
0
11,418,000
10,835,838
582,162
79,367,000
0
0
79,367,000
69,224,922
10,142,078
392,000
0
0
392,000
382,684
9,316
78,975,000
0
0
78,975,000
68,842,238
10,132,762
資産取得及び資産管理費
24,948,000
0
0
24,948,000
22,317,882
2,630,118
本社送納金支出
72,900,000
0
1,166,000
74,066,000
74,065,255
745
2,834,000
0
2,834,000
675,291,000
585,810,086
89,480,914
災害救護事業費
社会活動費
国際活動費
総務管理費
評議員会等諸費
総務管理費
4,000,000
予備費
歳出合計
0 △1,166,000
641,389,000 33,902,000
0
―参考―
平成 27 年度決算における人件費総額 (歳出総額に占める人件費比率)
歳入合計
681,899,006 円
歳入歳出差引残額
歳出合計
96,088,920 円
- 42 -
148,096,196 円 (25.3%)
585,810,086 円
(翌年度繰越額)
(3)資金増減明細表
(単位:円)
平成 27 年度
前年度末
資金別
現在額
平成 27 年度 平成 27 年度末
増
減
利子収入
元本繰出額
(A)
(B)
差引額
(A)-(B)
現在額
積立額
1,226,566,096
1,913,416
3,132,000
△1,218,584
42,480,718
8,635
0
8,635
0
42,489,353
11,989,176
2,436
0
2,436
0
11,991,612
0
0
16,950,046
△16,950,046
16,950,046
0
施設整備準備資金
729,864,568
3,283,478
0
3,283,478
50,000,000
783,148,046
特別退職金積立留保金
18,925,002
3,851
0
3,851
0
18,928,853
2,029,825,560
5,211,816
20,082,046
△14,870,230
66,950,046
2,081,905,376
災
害
等
資
金
国際救護活動資
金(社資収入)
0 1,225,347,512
国際救護活動資金
支部国際活動基
金(個人住民税
控除適用)
支部国際活動基
金(個人住民税
控除適用海外救
援金)
計
- 43 -
Ⅱ
医療事業・医療施設特別会計決算概要
県下 5 つの赤十字病院において、 災害時は救護活動、平時には一般医療・救急医療・健康
相談等医療社会活動を実施し、 地域住民の医療確保と福祉の増進に努めている。
1
静岡赤十字病院
(1)診療状況の概要
病 床 数
職
許 可
実 働
病床数
病床数
床
床
465
439
員
数
医 師
看護師
その他
人
人
人
119.7
461.8
315.3
入院患者数
計
延 数
外来患者数
1日
1 日平均
平均
前年比
延 数
1日
1 日平均
平均
前年比
人
人
%
人
人
896.8 139,183
380.0
100.8
210,078
868.1
人
%
93.9
(2)医療施設の経営状況
平成 23 年 3 月より開始した病院リニューアル工事により、
病床数の減少や手術室数の減少、
仮設外来による運営など、病院経営上厳しい環境が続いていたが、平成 28 年 1 月に 1 号館南
側がオープンし、2 月以降は入院患者が増加している。平成 27 年度は基本理念である安心し
て身を任せることができる医療を提供するために、以下の事項を推進した。
① 診療機能の整備
医師確保のため、積極的な大学医局訪問を継続し、心臓外科医 1 人が浜松医科大学より派
遣され2人体制になり、救急科が2人増員となり 7 人体制となった。
② 看護体制の整備
看護師確保のため積極的な学校訪問や説明会への参加を行い、看護師数の増加を図った。
また、看護師の資格取得を推進しており、本年度末現在、専門看護師は 1 人、認定看護師は
14 人を有している。
③ 地域医療連携の推進
地域医療連携を推進するため、病診連携懇親会の開催や、診療所勤務者が参加できる講演
会などを開催した。本年度の紹介率は 60.9%、逆紹介率は 83.4%であった。
④ 救命救急医療の充実
救命救急センター取扱患者数は 12,363 人であり、うち入院が 3,444 人であった。前年度に
比し患者数は 60 人増加した。
救急車搬入台数は 5,693 台となり、
前年度より 185 台増加した。
病院リニューアル工事により 1 月からは 1 号館南側へ移設し、救急車のアクセスが向上し、
患者の増加が見込まれる。
- 44 -
⑤ 病院の施設整備計画
病院リニューアル工事は、3 期工事が完了し、
平成 28 年 1 月に 1 号館南側がオープンした。
全棟の建築が完了し、病室は 417 床から 439 床へ増床し、手術室も 6 室から 8 室に増加し運
用を始めた。今後、平成 28 年 11 月末には駐車場等の外構が完成、全面竣工を予定している。
⑥ 効率的な病床運営
1 号館南側がオープンするまで、417 床に減床している状況下であったため、高い病床利用
率と平均在院日数の短縮を図るべく、ベッドコントロールの強化を図った。
⑦ 安心・安全な医療提供体制の強化
年 2 回実施する全職員対象の医療に係る安全管理と感染管理の研修は、ビデオによる研修
の効果もあり多くの職員の参加を得た。
また、年間 24 回の各種研修会を開催して、安全教育など職員の研修に努めた。
⑧ 初期臨床研修医教育
本年度は新たに 13 人の初期臨床研修医を迎え、計 25 人の研修医教育を行い、将来の医療
を担う医師の育成に努めた。
また、初期臨床研修医の指導・相談役となる先輩医師が初期臨床研修医をサポートするた
めのメンター制度を導入している。
⑨ 医療機器の整備
放射線治療システム(リニアック)の更新、救急病棟などの高度な医療機器などを整備し医
療レべルの向上を図った。また、富士通製電子カルテを導入し、ソフト面の充実を図った。
⑩ 満足度向上活動
患者満足度の向上を図るため、入院患者、外来患者対象の満足度調査を実施するとともに、
改善には職員満足度の向上が不可欠であることから、職員満足度調査も 2 回実施した。
- 45 -
(3)決算概要
収益的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科 目
当初予算額
病院収益
医業収益
医業外収益
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
12,914,291,000
0
12,914,291,000
13,007,166,997
12,912,021,016
12,436,392,000
0
12,436,392,000
12,494,637,422
12,272,751,096
420,305,000
0
420,305,000
448,551,439
553,652,810
3,744,000
0
3,744,000
6,836,854
4,368,914
53,850,000
0
53,850,000
57,141,282
81,248,196
医療社会事業収益
特別利益
予算現額
科 目
当初予算額
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
流用増減額
13,637,267,000
720,000,000
0
14,357,267,000
14,318,721,986
14,570,340,432
13,063,548,000
703,000,000
0
13,766,548,000
13,762,414,807
13,321,706,152
351,328,000
0
0
351,328,000
319,359,402
316,347,094
90,692,000
16,000,000
0
106,692,000
106,278,611
96,216,723
特別損失
100,000,000
1,000,000
30,000,000
131,000,000
130,309,483
832,673,309
法人税等
1,699,000
0
0
1,699,000
359,683
3,397,154
30,000,000
0
△ 30,000,000
0
0
0
△ 722,976,000
△ 720,000,000
0 △ 1,442,976,000 △ 1,311,554,989
△ 1,658,319,416
病院費用
医業費用
医業外費用
医療奉仕費用
予備費
収支差引額
資本的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科 目
当初予算額
病院収入
固定負債
その 他資本収入
補正予算額
決算額
計
前年度事業費繰越額
平成26年度
決算額
3,099,855,000
250,000,000
1,841,972,303
5,191,827,303
4,307,298,978
1,130,518,810
2,142,666,000
250,000,000
1,841,972,303
4,234,638,303
3,795,352,683
721,980,406
957,189,000
0
0
957,189,000
511,946,295
408,538,404
予算現額
科 目
当初予算額
病院費
固定資産
借入金等償還
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
前年度繰越事業費充当額
3,099,855,000
250,000,000
1,841,972,303
5,191,827,303
4,307,298,978
1,130,518,810
2,748,795,000
0
1,841,972,303
4,590,767,303
3,716,912,688
788,454,576
351,060,000
250,000,000
0
601,060,000
590,386,290
342,064,234
0
0
0
0
0
0
収支差引額
利益剰余金
当期未処分利益(損失)A(a+b)
△ 164,255,699
前期繰越利益(損失) a
1,147,299,290
(単位:円)
当期純利益(損失) b
△ 1,311,554,989
- 46 -
利益積立金B
利益剰余金合計(A+B)
0
△ 164,255,699
2
浜松赤十字病院
(1)診療状況の概要
病 床 数
職
許 可 実 働
病床数 病床数
床
312
床
312
医 師
数
看護師 その他
人
48.0
員
人
270.5
入院患者数
計
人
人
192.9
511.4
延 数
人
外 来 患 者 数
1日
1 日平均
平均
前年比
人
84,699 231.4
延 数
%
97.3
1日
1 日平均
平均
前年比
人
96,114
人
395.5
%
93.8
(2)訪問看護ステーションの状況
名 称
利用者数(人) 訪問看護延回数(回) 従事者数(人)
サービス内容
日赤訪問看護ステーション
120
5,065
6.2
訪問看護,訪問リハビリ,居宅介護支援
訪問看護ステーション高林
123
5,736
7.1
訪問看護,訪問リハビリ,居宅介護支援
(3)医療施設の経営状況
浜松市北部地域の中核病院として、地域医療支援病院、災害拠点病院に指定されており、
地域住民や行政の期待は益々大きくなっている。
その期待に応えるべく診療機能の充実を図りながら、病院経営の健全化を進めるため以下
の事項を重点に病院運営を行った。
① 診療機能および災害救護体制の充実
災害拠点病院として、定期的な災害救護訓練の実施や行政・医師会・警察・消防・自治会
等の関係機関による「浜松市北部災害医療地域連携検討会」及び近隣救護病院との「浜松市
北部災害救護病院連絡会」の開催により、有事における相互の連携強化を進めている。
また、地域医療支援病院として、地域の開業医との共同診療会議の開催、患者紹介の受入
れや逆紹介による病診連携、病病連携の拡充に積極的に取り組んだ。
② 医療従事者の確保・養成
ア)医師の増員と負担軽減
脳神経外科、泌尿器科など医師不足診療科を中心に大学医局や関係機関の訪問を継続し
ている。また、ホームページでの募集にも重点をおき取り組んだ。しかしながら状況は厳
しく増員はかなわなかった。
基幹型臨床研修病院として教育研修体制を充実させ、医大生に対する病院説明会へのブ
ース出展と病院見学会を実施するなど広報の強化を図り、研修医確保に努め、平成 27 年度
は 4 人の初期研修医を受け入れ、平成 28 年度には 5 人を迎えることとなった。
医師業務の負担軽減策として医師事務作業補助者の充実を図った。女性医師については、
出産子育てがしやすいよう夜勤の免除や勤務時間の短縮などを行っている。
- 47 -
イ)看護師の安定確保と教育
看護大学や看護専門学校への就職依頼とともに、看護師希望を増やすために高等学校を
訪問し奨学金制度の案内などを行った。また、積極的に実習生の受入れにも努めた。
ホームページ、看護師紹介業者の利用などにより中途採用者の確保も継続して行った。
さらに、認定看護師や学会参加などスキルアップに対する支援やワークライフバランス
(仕事と家庭の両立)への取組みを進めるなど、勤務環境を改善して離職防止に努めた。
③ 病院経営の生産性向上
経営改善のための行動計画を数値化、見える化し、関係部署において進捗状況の共有化と
ともに検証を行った。委託業者も含めた職員全員での取組みとして、
「一人一改善」による職
場改善活動を推進した。
接遇向上と明るい職場づくりのために、接遇向上スローガンを院内募集し、年間を通じて
掲示するとともに業務連絡会で唱和している。また、教育研修については、個人技能向上の
ための研修会への参加および階層別教育研修の機会を増加させた。
④ 広報活動の強化
広報紙「浜松日赤ニュース」の活用やホームページの充実による広報の強化とともに、
「赤
十字キャンペーン」、「日赤いきいき健康塾」、「院内コンサート」などを実施し、地域住民と
の交流に努めた。
(4)訪問看護ステーションの運営
栄養・食事療法の相談や指導、訪問看護、リハビリテーションなどを行うとともに、利用
者のより快適な生活を支援するため、各種の研修会に参加して看護、介護の質の向上を図っ
た。また、在宅医療、介護の拡充施策に対応していくため、地域の医療・福祉機関との連携
強化に努めた。
- 48 -
(5)決算概要
収益的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科目
当初予算額
病院収益
医業収益
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
6,916,736,000
0
6,916,736,000
6,444,384,703
6,571,279,400
6,493,790,000
0
6,493,790,000
6,054,474,143
6,112,339,815
302,796,000
0
302,796,000
269,817,503
349,755,116
0
0
0
0
16,000
114,500,000
0
114,500,000
109,286,595
103,727,613
0
5,650,000
10,806,462
5,440,856
医業外収益
医療社会事業収益
付帯事業収益
5,650,000
特別利益
予算現額
科目
当初予算額
病院費用
医業費用
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
流用増減額
7,012,551,000
9,000,000
0
7,021,551,000
6,963,212,033
6,867,285,508
6,654,087,000
0
0
6,654,087,000
6,635,599,751
6,521,604,921
187,000,000
0
0
187,000,000
172,862,409
179,923,132
医業外費用
医療奉仕費用
58,700,000
0
0
58,700,000
51,542,411
55,125,486
付帯事業費用
99,600,000
0
0
99,600,000
89,189,717
95,846,945
500,000
9,000,000
0
9,500,000
8,417,519
11,939,071
特別損失
2,664,000
0
2,936,226
5,600,226
5,600,226
2,845,953
10,000,000
0
△ 2,936,226
7,063,774
0
0
△ 95,815,000
△ 9,000,000
0
△ 104,815,000
△ 518,827,330
△ 296,006,108
法人税等
予備費
収支差引額
資本的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科目
当初予算額
補正予算額
441,176,000
病院収入
0
0
0
4,100,000
0
441,176,000
△ 4,100,000
0
固定負債
その 他資本収入
前年度事業費繰越額
平成26年度
決算額
決算額
計
441,176,000
426,638,537
1,110,960,521
4,100,000
4,100,000
0
437,076,000
422,538,537
1,100,960,521
予算現額
科目
当初予算額
補正予算額
前年度繰越事業費充当額
平成26年度
決算額
決算額
計
441,176,000
0
0
441,176,000
426,638,537
1,110,960,521
35,750,000
0
0
35,750,000
21,212,537
613,459,521
借入金等償還
405,426,000
0
0
405,426,000
405,426,000
497,501,000
収支差引額
0
0
0
0
0
0
病院費
固定資産
利益剰余金
当期未処分利益(損失)A(a+b)
△ 6,814,739,920
前期繰越利益(損失) a
(単位:円)
当期純利益(損失) b
△ 6,295,912,590
△ 518,827,330
- 49 -
利益積立金B
利益剰余金合計(A+B)
0
△ 6,814,739,920
3
伊豆赤十字病院
(1)診療状況の概要
病 床 数
許 可
実 働
病床数
床
94
病床数
床
94
職
員
数
入院患者数
医 師
看護師
その他
計
人
9.9
人
63.9
人
63.8
人
137.6
延 数
外来患者数
1 日平均
1日
平均
人
人
28,919
79.0
延 数
前年比
%
人
106.9 44,535
1日
1 日平均
平均
人
183.3
前年比
%
95.6
(一般 17,087) (一般 46.7)
(療養 11,832) (療養 32.3)
(2)介護老人保健施設の概要
グリーンズ修善寺
職員数
看護師
人
14.0
その他
人
49.1
サービス内容
利用者数
計
人
63.1
入
通
所
定員 30 人
延数
1 日平均
人
3,949
人
15.3
所
短期入所
定 員
1 日平均
前年比
延数
%
人
84.1 31,206
1 日平均
1 日平均
前年比
人
85.3
%
119.8
居宅
介護
100 名
延数
1 日平均
人
629
人
1.7
1 日平均
前年比
%
43.6
通所リハビリ、入所療養介護、短期入所療養介護、居宅介護支援
(3)医療施設の経営状況
入院では、一般病床、療養病床の患者数は前年度より増加したが、12 月末で外科常勤医師
が退職したため手術件数が減少し、また整形外科の非常勤医師による手術が大きく減少した
ことで、収益の伸びは対前年度 103%程度となった。外来においても内科・婦人科は伸びてい
るが、それ以外の科は減少傾向にあり、患者数は減少し収益は対前年度 94%程度に減少した。
一方、支出は時間外勤務の減少に向けて各部署で改善・努力をしたが、人件費率は収益に対
して約 74%と非常に高くなっている。
その結果、経営収支は大きく赤字となった。
グリーンズ修善寺においては、入所利用者が 1 日平均 87.0 人となって前年度の 1 日 75.1
人を上回ったが、通所利用者が大きく減少し、
新規利用者確保に努力したが 1 日平均 15.3 人、
対前年度約 84%と減少した。
また、本社派遣による病院コンサルを「日本経営」から「あずさ監査法人」へ切り替え、
地域のニーズアセスメントや病床機能の再考をはじめている。
① 診療体制
平成 27 年 4 月は常勤医 8 人体制となり、老健施設医(週 4 日勤務)も採用した。
また、12 月に外科常勤医師が退職し、平成 28 年 3 月には整形外科・小児科の常勤医師も
退職となった。当初見込んでいた外科・整形外科の手術件数が大きく減少となった。今後は
非常勤医師による外来診療のみとなり、手術部門が休止となることで入院診療単価が減少傾
向にある。また療養病床は常勤医師 1 人で管理しているが、新規の入院が伸びず、在宅復帰
- 50 -
延数
人
896
および死亡退院が増加したことで利用率が伸びていない。
また、4 月から内科非常勤医師を採用し、週 3 日外来を増やしたことで内科患者数が増加し
た。婦人科非常勤医師外来も週 2 日から週 3 日に増やし、外来・婦人科検診等の診療日が増
えたことで、検診者数、患者数が増加した。
② 救急医療の充実
市内唯一の救急病院として、内科系医師の積極的な受入や当直非常勤医師による積極的な
救急応需などにより、地域から求められている救急医療の提供に努めた結果、管内救急患者
応需率は 11%、救急車搬送患者数は年 700 人となり、対前年比 120.3%と増加した。
③ 地域医療連携の強化
医療連携室では、他院からの入院紹介、受入相談、退院支援、療養相談を実施している。
療養相談は、訪問看護室の協力により本年度から行っており、患者からの様々な相談に応
じている。平成 26 年度より開始した周辺医療機関(7 病院)の医療連携推進会議を継続し病
病連携の一層の充実を図っている。
毎朝のベッドコントロール会議の開催により、医師・看護師・事務間で病床の有効利用、
退院支援等における情報共有が図られており、介護老人保健施設グリーンズ修善寺への入所
にもつなげている。一般病床在院日数は平均 17.4 日となり、今後も一般・療養・老健でのケ
アミックスにおける連携強化を図り円滑な転棟、入所に結び付ける。
(4)介護老人保健施設の運営(伊豆赤十字介護老人保健施設 <グリーンズ修善寺>)
老健は、昨年より在宅復帰率から入所率のアップにシフトした結果、入所は 1 日平均 87.0
人(前年度 75.3 人)と増加したが、通所は 1 日平均 15.3 人(前年度 18.2 人)で、前年度よ
り減少した。引き続き地域包括支援センターおよび居宅介護支援事業所などとの連携の強化、
また職員の接遇研修充実による利用者へのサービス向上を図ることで、新規利用者の確保に
努めていく。
- 51 -
(5)決算概要
0
収益的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科 目
当初予算額
病院収益
医業収益
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
2,030,200,000
0
2,030,200,000
1,998,997,162
1,919,985,870
1,429,200,000
0
1,429,200,000
1,376,201,019
1,370,012,474
122,600,000
0
122,600,000
161,687,398
125,579,309
医業外収益
医療社会事業収益
付帯事業収益
2,400,000
0
2,400,000
2,047,470
2,703,930
476,000,000
0
476,000,000
451,673,071
420,738,172
0
0
0
7,388,204
951,985
特別利益
予算現額
科 目
当初予算額
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
流用増減額
2,095,700,000
100,000,000
0
2,195,700,000
2,172,255,230
2,134,963,610
1,556,200,000
40,000,000
7,751,000
1,603,951,000
1,591,012,255
1,577,324,456
51,900,000
0
0
51,900,000
47,723,413
50,658,204
医療奉仕費用
200,000
0
249,000
449,000
448,325
401,187
付帯事業費用
病院費用
医業費用
医業外費用
477,600,000
60,000,000
0
537,600,000
532,119,837
501,507,037
特別損失
1,800,000
0
0
1,800,000
951,400
5,072,726
法人税等
0
0
0
0
0
0
8,000,000
0
△ 8,000,000
0
0
0
△ 65,500,000
△ 100,000,000
0
△ 165,500,000
△ 173,258,068
△ 214,977,740
予備費
収支差引額
資本的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科 目
当初予算額
病院収入
固定負債
その 他資本収入
補正予算額
前年度事業費繰越額
平成26年度
決算額
決算額
計
160,922,000
0
0
160,922,000
62,335,880
355,190,180
50,250,000
0
0
50,250,000
29,100,000
273,500,000
110,672,000
0
0
110,672,000
33,235,880
81,690,180
予算現額
科 目
当初予算額
補正予算額
前年度繰越事業費充当額
平成26年度
決算額
決算額
計
160,922,000
0
0
160,922,000
62,335,880
355,190,180
固定資産
68,872,000
0
0
68,872,000
37,285,880
123,640,180
借入金等償還
92,050,000
0
0
92,050,000
25,050,000
231,550,000
0
0
0
0
0
0
病院費
収支差引額
利益剰余金
当期未処分利益(損失)A(a+b)
△ 826,669,533
前期繰越利益(損失) a
(単位:円)
当期純利益(損失) b
△ 653,411,465
△ 173,258,068
- 52 -
利益積立金B
利益剰余金合計(A+B)
0
△ 826,669,533
4
引佐赤十字病院
(1)診療状況の概要
病 床 数
職
許 可
実 働
病床数
病床数
床
床
99
99
医 師
人
4.4
員
数
看護師
その他
人
人
43.8
47.5
入院患者数
計
延 数
人
95.7
1日
1 日平均
平均
前年比
人
34,502
外来患者数
人
94.3
延 数
%
人
101.8
9,498
1日
1 日平均
平均
前年比
人
39.2
%
108.9
(2)訪問看護ステーションの状況
名 称
利用者数 人
訪問看護延回数 回
従事者数 人
108
5,458
5.7
引佐赤十字病院
訪問看護ステーション
コスモス
サービス内容
訪問看護、
訪問リハビリ等
(3)医療施設の経営状況
本社の管理病院に指定されていることから、本年度も、医業収支及び病院収支における黒
字化、借入金残高の前年度比 1%削減を実行するため経営健全化計画を策定するとともに、計
画の目標数値を達成すべく、次の事項について重点的に取り組み、経営改善に努めた。
① 入院患者の確保
本年度の経営健全化計画で立てた病床稼働率 95%以上という業績目標を達成すべく、医療
区分を限定せず地域ニーズに応えることで入院患者の確保に取り組んだ結果、95.2%という高
い病床稼働率を維持し、業績目標を達成することができた。
② 外来患者の確保
外来収入の維持は当院を黒字化にするために必須である。業績目標である1日平均 37 人以
上を達成するため、可能な範囲で外来診療サービスの充実を図った結果、1日平均 39.2 人と
業績目標を達成することができた。
③ 地域連携の強化
地域連携(病病連携及び病診連携)の営業活動を強化した結果、紹介による入院患者を安
定して確保することができた。
④ 費用の節減
診療材料等の統一による不良在庫の一掃並びに消耗品を含めた低価格品の採用を積極的に
進めることにより費用の削減を行った
⑤ 安全な医療提供体制の強化
医療安全推進室を中心とした医療事故防止へ向けた研修会などの開催及び参加の徹底、ま
た委員会活動を中心とした院内感染防止体制の強化に努めた。
- 53 -
(4)訪問看護ステーションの運営
医療機関・介護機関との連携を積極的に推進し、地域並びに利用者のニーズに応え、理学
療法士によるリハビリテーションを訪問看護で行った。
(5)決算概要
収益的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科 目
当初予算額
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
909,053,000
0
909,053,000
888,042,145
887,432,698
754,877,000
0
754,877,000
740,363,759
738,140,290
医業外収益
45,458,000
0
45,458,000
50,177,078
48,417,009
医療社会事業収益
69,817,000
0
69,817,000
60,836,392
62,810,090
付帯事業収益
38,901,000
0
38,901,000
35,857,592
36,553,522
0
0
0
807,324
1,511,787
病院収益
医業収益
特別利益
予算現額
科 目
補正予算額
当初予算額
流用増減額
平成26年度
決算額
決算額
計
877,642,000
11,911,000
0
889,553,000
873,313,460
870,491,521
742,725,000
2,000,000
0
744,725,000
731,019,981
730,022,346
医業外費用
35,481,000
2,611,000
0
38,092,000
38,091,730
36,304,578
医療奉仕費用
65,247,000
0
0
65,247,000
62,815,927
64,677,556
付帯事業費用
34,175,000
500,000
0
34,675,000
34,593,767
35,242,071
特別損失
0
6,800,000
0
6,800,000
6,792,055
4,229,343
法人税等
14,000
0
0
14,000
0
15,627
0
0
0
0
0
0
31,411,000
△ 11,911,000
0
19,500,000
14,728,685
16,941,177
病院費用
医業費用
予備費
収支差引額
資本的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科 目
当初予算額
病院収入
前年度事業費繰越額
決算額
計
1,045,000
5,771,000
0
6,816,000
6,815,076
0
3,132,000
0
3,132,000
3,132,000
0
1,045,000
2,639,000
0
3,684,000
3,683,076
11,244,916
固定負債
その 他資本収入
補正予算額
平成26年度
決算額
予算現額
科 目
当初予算額
病院費
前年度繰越事業費充当額
平成26年度
決算額
決算額
計
1,045,000
5,771,000
0
6,816,000
6,815,076
11,244,916
0
5,724,000
0
5,724,000
5,724,000
10,166,540
1,045,000
47,000
0
1,092,000
1,091,076
1,078,376
0
0
0
0
0
0
固定資産
借入金等償還
補正予算額
11,244,916
収支差引額
利益剰余金
当期未処分利益(損失)A(a+b)
△ 808,957,549
前期繰越利益(損失) a
(単位:円)
当期純利益(損失) b
△ 823,686,234
14,728,685
- 54 -
利益積立金B
利益剰余金合計(A+B)
0
△ 808,957,549
5
裾野赤十字病院
(1)診療状況の概要
病 床 数
職
許 可
実 働
病床数
病床数
床
床
116
105
員
数
医 師
看護師
その他
人
人
人
11.0
54.8
53.8
入院患者数
計
延数
人
119.6
人
25,387
外来患者数
1日
1 日平均
平均
前年比
人
69.4
%
90.3
延数
人
43,057
1日
1 日平均
平均
前年比
人
160.1
%
98.8
(2)医療施設の経営状況
常勤医師 2 人の減により、常勤医師 8 人体制となった。対応策として地域医療連携課等に
よる地域の各医療・福祉施設との連携を更に推進するとともに、地域ニーズを踏まえ、地域
包括ケア病床を 26 床に増床し、患者確保に努めた。
① 医療体制の充実強化
一次救急、二次救急のみならず、夜間時間外等の患者の積極的な受け入れに努めた。地域
包括ケア病床については、急性期病床との調整を行い、各病床の役割分担を明確にして効率
化に努めた。また、小児アレルギーの専門科を開設し、地域の小児アレルギーの診療にあた
った。
② 地域医療連携の充実
各医療・福祉施設への訪問や関係会議への参加を積極的に進め、地域ニーズや他施設の状
況、また、当院の診療業務等についての情報交換を行った。入院の紹介・受入相談、退院支
援を強化し、それらについて院内における情報共有化と活用を図るため、ベッドコントロー
ル会議を開催するなど、地域医療連携の充実に努めた。
③ 医療安全体制の充実強化
年間 24 回の各種研修を開催して、職員の安全教育の充実に努めた。また、インシデント事
例の検討、ICT・医療安全管理者等による院内巡視を行い、医療安全管理体制の充実強化を図
った。
④ 常勤医師の確保
医師確保については、非常に重要な課題であり、また厳しいものがある。積極的な大学訪
問等を行い、確保を目指したが、医師確保には至らなかった。
⑤ 看護師の確保
看護師は離職率が高く、依然として看護体制の充実維持は難しいものがある。看護大学や
看護専門学校の就職説明会に参加するとともに、高等学校を訪問し奨学金制度の案内を行い、
看護師希望者の増加を図った。以上の活動により、本年度は必要とされる看護職員数を確保
することができた。
⑥
医療機器等の整備
婦人科健診に必要な内診台、外科手術に使用する超音波電動メス、手術に使用する機器の
洗浄に必要なジェットウオッシャー洗浄装置の更新整備を行った。また患者の栄養管理に必
要な栄養管理システムの更新を行った。
- 55 -
⑦
経営改善
地域包括ケア病床の稼動状況の向上や今後の方針について定期的に話し合うとともに、業
務改善等を図るため院長を長として、全部署からの代表を含む経営改善推進本部を立ち上げ
た。また、患者サービス向上のための意見を伺うために、外部委員等から構成される会議を
開催した。
(3)決算概要
収益的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科 目
当初予算額
病院収益
医業収益
医業外収益
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
1,605,803,000
0
1,605,803,000
1,428,129,009
1,491,919,038
1,486,562,000
0
1,486,562,000
1,305,403,177
1,364,958,225
119,151,000
0
119,151,000
120,539,751
126,694,822
90,000
0
90,000
66,351
69,000
0
0
0
2,119,730
196,991
医療社会事業収益
特別利益
予算現額
科 目
当初予算額
補正予算額
平成26年度
決算額
決算額
計
流用増減額
1,659,934,000
0
0
1,659,934,000
1,532,924,325
1,598,064,068
1,619,911,000
0
0
1,619,911,000
1,499,698,385
1,552,470,415
33,832,000
0
0
33,832,000
32,544,470
43,035,042
医療奉仕費用
187,000
0
0
187,000
117,657
120,403
特別損失
860,000
0
0
860,000
344,998
2,150,870
法人税等
144,000
0
74,815
218,815
218,815
287,338
5,000,000
0
△ 74,815
4,925,185
0
0
△ 54,131,000
0
0
△ 54,131,000
△ 104,795,316
△ 106,145,030
病院費用
医業費用
医業外費用
予備費
収支差引額
資本的収入および支出
(単位:円)
予算現額
科 目
当初予算額
補正予算額
前年度事業費繰越額
133,738,000
1,648,000
固定負債
98,751,000
その 他資本収入
34,987,000
病院収入
平成26年度
決算額
決算額
計
135,386,000
126,457,744
129,904,806
1,620,000
100,371,000
91,534,240
92,282,074
28,000
35,015,000
34,923,504
37,622,732
0
予算現額
科 目
補正予算額
当初予算額
病院費
平成26年度
決算額
決算額
計
133,738,000
1,648,000
0
135,386,000
126,457,744
129,904,806
19,312,000
1,620,000
0
20,932,000
12,007,440
16,721,744
114,426,000
28,000
0
114,454,000
114,450,304
113,183,062
0
0
0
0
0
0
固定資産
借入金等償還
前年度繰越事業費充当額
収支差引額
利益剰余金
当期未処分利益(損失)A(a+b)
△ 345,819,315
前期繰越利益(損失) a
(単位:円)
当期純利益(損失) b
△ 241,023,999
△ 104,795,316
- 56 -
利益積立金B
利益剰余金合計(A+B)
0
△ 345,819,315
Ⅲ
血液事業概要
静岡県赤十字血液センター
本年度の献血者数は、126,520 人で前年度に比べ 97.5%となり、3,185 人の減少となった。
これは、医療機関が求める赤血球製剤における 400mL 由来製剤の要請(約 95%)に応える
ため 200mL 献血を必要最低限の採血に留めたことにより、200mL 献血者が 1,804 人減少し
たことが主な要因である。
近年、若年層の献血離れが危惧される中、学生献血ボランティアの募集・育成を通して同
年代の取り込みを図るとともに、高等学校献血においては学校の理解と協力を得て、採血基
準を満たす生徒への 400mL 献血を推進し、併せて献血セミナーなどを行い、若年層への献血
啓発に努めた。
輸血用血液製剤の供給数は 467,899.5 単位で、前年対比 100.4%となった。赤血球製剤と血
漿製剤は若干伸び、血小板製剤は昨年度に対し微減となった。県内 4 カ所の供給施設におい
て相互の情報共有を図り型別の在庫管理を徹底した。加えて需要予測の精度向上を目指して
東海北陸ブロック血液センターとの連携強化を図り、県内医療機関への安定供給並びに有効
利用に努めた。
(1)献血及び供給状況の推移
献血状況
献血者数 (人)
年度
23
138,671
供給状況
対前年比 (%)
98.8
供給数 (単位)
対前年比 (%)
454,655.5
99.3
24
135,582
97.8
464,807.5
102.2
25
134,306
99.1
454,555.0
97.8
26
129,705
96.6
466,179.5
102.6
27
126,520
97.5
467,899.5
100.4
(2)献血者数及び献血率
職員数
(医師)
H28.3.31
静岡センター
75(4)
沼津事業所
66(4)
浜松事業所
67(4)
合
計
※208(12)
献血可能
人口
(平成 26 年
10 月現在) 200mL
769,825
797,948
865,244
2,433,017
上段:献血目標(人)
達成率
下段:献血実績(人)
400mL
成
分
合
計
3,305
28,480
14,100
45,885
2,348
23,903
12,053
38,304
3,855
35,510
12,300
51,665
1,986
29,576
11,092
42,654
3,840
37,510
17,100
58,450
1,567
30,365
13,630
45,562
11,000
101,500
43,500
156,000
5,901
83,844
36,775
126,520
※嘱託・パート含む実数
- 57 -
献血率
%
対前年比
献血者数
%
%
83.5
5.0
99.6
82.6
5.3
97.5
80.0
5.3
95.9
81.1
5.2
97.5
(3)供給単位数及び内訳
※静岡県内への供給本数
総供給数
(単位)
全血
製剤
構成比
%
赤血球
製 剤
構成比
%
静岡センター
170,826.0
0
―
57,677
33.8
27,489.0
16.1
85,660
50.1
沼津事業所
145,419.5
0
―
60,436
41.6
22,318.5
15.3
62,665
43.1
浜松事業所
151,654.0
0
―
54,306
35.8
22,723.0
15.0
74,625
49.2
合
467,899.5
0
―
172,419
36.8
72,530.5
15.5
222,950
47.6
区分
施設名
計
血
製
漿
剤
構成比 血小板 構成比
%
製 剤
%
(4)献血推進運動
ア
愛の血液助け合い運動
7 月 1 日から 31 日まで、国・都道府県・日本赤十字社の主催により、多数の後援団体、協
賛団体の協力を得て全国一斉に「愛の血液助け合い運動」を行った。
静岡県内における「愛の血液助け合い運動」では、県健康福祉部と協力し、立て看板の設
置や、ポスターを各市町、事業所等関係機関に配布し、啓発に努めた。
イ
全国学生献血キャンペーン
学生献血ボランティアが、7 月と 8 月に「東海北陸ブロック統一学生サマー献血キャンペー
ン」、12 月に「全国学生クリスマス献血キャンペーン」を静岡市・沼津市・浜松市において
開催した。血液が不足する時期でのキャンペーンは効果的であり、大学生たちが同年代の若
者に献血への理解と協力を呼びかけた。
ウ
はたちの献血キャンペーン
平成 28 年 1 月 1 日から 2 月 29 日まで、日本民間放送連盟、日本民営鉄道協会及び日本コ
ミュニティ放送協会の協力を得て実施した。
また、昨年に引き続き、ソチオリンピック金メダリストのフィギュアスケート選手
羽生
結弦(はにゅう ゆづる)さんが、キャンペーンキャラクターとなり、マスメディアなどを
通じ若者に対して、血液の知識、献血の重要性を訴えるなど、広くキャンペーンの周知を行
った。
エ
その他の事業
静岡県内では、平成 24 年度より若年層確保対策事業「しずおか 1629 プロジェクト」を実
施しており、「けんけつちゃんカフェ」企画をはじめとする若年層献血者の減少対策を展開
した。
静岡県から「献血思想定着推進事業」を委託され、学生ボランティアの育成や支援などを
実施した。また、献血未実施の高等学校を訪問し、4 校が献血実施に至るなど、効果が得られ
た。
- 58 -
オ
第 51 回献血運動推進全国大会
7 月 17 日、大阪府の大阪府国際会議場において、献血運動推進全国大会(主催:厚生労働
省・大阪府・日本赤十字社)が開催される予定であったが、台風 11 号の接近に伴い中止とな
った。
カ
静岡県献血推進大会
7 月 30 日に静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」において、関係者約 350
人が出席し開催された。県民に献血への一層の協力を呼びかけるとともに、日頃より献血推
進に積極的に協力し、貢献した個人や団体に、厚生労働大臣表彰状及び感謝状、知事褒賞、
日本赤十字社有功章、日本赤十字社静岡県支部長感謝状の贈呈が行われた。
表彰団体数及び表彰者数
・厚生労働大臣表彰状
3 団体
・厚生労働大臣感謝状
5 団体
・知事褒賞
5 団体
・日本赤十字社金色有功章
〈個人〉189 人 〈団体〉16 団体
・日本赤十字社銀色有功章
〈個人〉253 人 〈団体〉15 団体
・支部長感謝状(金枠)
11 団体
・支部長感謝状(銀枠)
19 団体
(5)骨髄データセンター事業
骨髄バンク事業は、「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」に基づ
く骨髄・末梢血幹細胞提供あっせん事業者としての日本骨髄バンクが主体となり、日本赤十
字社と都道府県等の協力により行われ、血液センターは骨髄提供希望者に対する登録受付及
び登録データ管理業務を実施した。
本年度も静岡県との協力により、477 人の登録者を確保した。
登録者数
・平成 28 年 3 月末現在 8,890 人(静岡県内)
- 59 -
458,352 人(全国)
Ⅳ 資料
1 静岡県支部役職員名簿・奉仕者組織役員名簿
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
役員
役
支
名
部
長
氏
名
公
職
川 勝 平 太
静岡県知事
菊 地
豊
静岡県市長会代表 伊豆市長
〃
田 村 典 彦
静岡県町村会会長 吉田町長
〃
山 口 重 則
静岡県健康福祉部長
監 査 委 員
小柳津 茂 助
前静岡県自治会連合会 相談役
〃
藁 科 一 仁
前静岡県障害者スポーツ協会
〃
遠 藤 一 秀
遠藤科学株式会社 取締役社長
理事・代議員
鈴 木 健 治
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会会長
代
菊 地
豊
静岡県市長会代表 伊豆市長
〃
田 村 典 彦
静岡県町村会会長 吉田町長
〃
鈴 木 秀 旺
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会副会長
〃
鈴 木 節 子
静岡県地域赤十字奉仕団委員会委員長
〃
小 木 絹 代
静岡県地域赤十字奉仕団委員会副委員長
〃
松 永
静岡県無線赤十字奉仕団委員長
副 支 部 長
議
員
博
- 60 -
専務理事
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
評議員
支部長
氏
名
職 業 及 び 公 職
選出別
備
考
地 区
田 辺 信 宏
静 岡 市 長
静 岡 市 選 出
鈴 木 健 治
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会会長
静 岡 市
〃
高 山 茂 宏
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会委員
静 岡 市
〃
鈴 木 康 友
浜 松 市 長
浜 松 市
〃
小 木 絹 代
静岡県地域赤十字奉仕団副委員長
浜 松 市
〃
齋 藤
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会副会長
浜 松 市
〃
栗 原 裕 康
沼 津 市 長
沼 津 市
〃
菅 沼 厚 子
静岡県地域赤十字奉仕団委員
沼 津 市
〃
小長井 義 正
富 士 市 長
富 士 市
〃
秋 山 珠 美
静岡県地域赤十字奉仕団委員
富 士 市
〃
齋 藤
栄
熱 海 市 長
熱 海 市
〃
豊 岡 武 士
三 島 市 長
三 島 市
〃
須 藤 秀 忠
富士宮市長
富士宮市
〃
佃
弘 巳
伊 東 市 長
伊 東 市
〃
染 谷 絹 代
島 田 市 長
島 田 市
〃
渡 部
修
磐 田 市 長
磐 田 市
〃
中 野 弘 道
焼 津 市 長
焼 津 市
〃
松 井 三 郎
掛 川 市 長
掛 川 市
〃
北 村 正 平
藤 枝 市 長
藤 枝 市
〃
若 林 洋 平
御殿場市長
御殿場市
〃
原 田 英 之
袋 井 市 長
袋 井 市
〃
楠 山 俊 介
下 田 市 長
下 田 市
〃
髙 村 謙 二
裾 野 市 長
裾 野 市
〃
三 上
元
湖 西 市 長
湖 西 市
〃
菊 地
豊
伊 豆 市 長
伊 豆 市
〃
石 原 茂 雄
御前崎市長
御前崎市
〃
太 田 順 一
菊 川 市 長
菊 川 市
〃
正
- 61 -
本社理事・本社代議員
本社代議員
副支部長・本社代議員
支部長
氏
名
職 業 及 び 公 職
選出別
備
考
地 区
小 野 登志子
伊豆の国市長
伊豆の国市 選 出
西 原 茂 樹
牧 之 原 市 長
牧之原市 〃
太 田 康 雄
周智郡森町長
周 智 郡 〃
梅 本 和 熙
賀茂郡南伊豆町長
賀 茂 郡 〃
森
延 彦
田方郡函南町長
田 方 郡 〃
遠 藤 日出夫
駿東郡長泉町長
駿 東 郡 〃
田 村 典 彦
榛原郡吉田町長
榛 原 郡 〃
副支部長・本社代議員
鈴 木 節 子
静岡県地域赤十字奉仕団委員長
支 部 長 選 出
本社代議員
門 長 ひさ江
静岡県地域赤十字奉仕団副委員長
〃
松 永
静岡県無線赤十字奉仕団委員長
〃
本社代議員
鈴 木 秀 旺
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会副会長
〃
本社代議員
櫻 井
(福) 静岡県共同募金会会長
〃
神 原 啓 文
(福) 静岡県社会福祉協議会会長
〃
秋 山 勇 雄
(株)静岡新聞社・静岡放送常務取締役
〃
髙 橋 雄 幸
静岡県青少年赤十字指導者協議会会長
〃
博
透
(任期:平成 28 年 2 月 14 日~平成31 年 2 月 13 日)
- 62 -
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
赤十字奉仕団静岡県支部委員会役員
役
名
委員長
副委員長
氏
名
鈴 木 節 子
松 永
博
〃
小 木 絹 代
〃
菅 沼 博 明
奉仕団名
静岡県地域赤十字奉仕団委員会委員長
静岡市葵・駿河区赤十字奉仕団委員長
静岡県無線赤十字奉仕団委員長
静岡県地域赤十字奉仕団委員会副委員長
浜松市浜北赤十字奉仕団委員長
静岡県赤十字水上安全奉仕団委員長
(任期:平成 27 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日)
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会役員
役
名
氏
名
協賛委員会名
会 長
鈴 木 健 治
静岡市葵・駿河区協賛委員会会長
副会長
鈴 木 秀 旺
熱海市協賛委員会会長
〃
櫻 井 美香夫
島田市協賛委員会会長
〃
齋 藤
浜松市中区協賛委員会会長
正
(任期:平成 27 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日)
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
日本赤十字社静岡県有功会役員
役
名
氏
名
有功会支会名
会 長
江 﨑 友次郎
日本赤十字社静岡県有功会藤枝市支会会長
副会長
足 立 吉 松
日本赤十字社静岡県有功会沼津市支会会長
〃
長 岡 安 成
日本赤十字社静岡県有功会裾野市支会会長
〃
秋 田 恒 信
日本赤十字社静岡県有功会小山町支会会長
(任期:平成 27 年 5 月 22 日~平成 29 年 5 月 26 日)
- 63 -
(平成 28 年 3 月31 日現在)
県支部・施設 幹部職員
施
設
名
日本赤十字社静岡県支部
静 岡 赤 十 字 病 院
職
名
務
局
長
橋 本 知 之
総
務
課
長
梶 山 和 彦
組 織 振 興 課 長
齊 藤 元 彦
事 業 推 進 課 長
落 合
参
事
脇 田 朱 己
院
長
磯 部
長
小 張 昌 宏
副
院
長
森
武 田 惠 子
事
長
小 林 亨 二
長
奥 田 康 一
務
部
副
院
長
俵 原
副
院
長
鈴 鹿 知 直
敬
事
務
部
長
上 野 秀 実
看
護
部
長
澄 川 美 智
長
志 賀 清 悟
事
務
部
長
高 桑 大 介
看
護
部
長
小 梁 はるみ
長
山 本 隆 久
事
務
部
長
飯 塚 敏 章
看
護
部
長
坂 井 典 子
長
清 水
眞
事
務
部
長
川 畑 政 二
看
護
部
長
櫻 井 真理子
長
南 澤 孝 夫
長
有 馬 秀 明
献 血 推 進 部 長
伊 村 公 良
沼 津 事 業 所 長
藤 浪 和 彦
浜 松 事 業 所 長
森 竹 龍 彦
所
事
静岡県赤十字血液センター
俊 治
副院長兼看護部長
院
裾 野 赤 十 字 病 院
潔
院
院
引 佐 赤 十 字 病 院
肇
副
院
伊 豆 赤 十 字 病 院
名
事
院
浜 松 赤 十 字 病 院
氏
務
- 64 -
部
2 平成 27 年度主要行事一覧
月 日
4 月 13 日
4 月 14 日
4 月 15 日
4 月 22 日
4 月 23 日
5 月 13 日
5 月 19 日
5 月 21 日~22 日
5 月 22 日
5 月 28 日
5 月 31 日
6 月 3・16 日
6 月 11 日
6 月 15 日
6 月 19 日
6 月 19 日
6 月 25 日~26 日
6 月 25 日~26 日
6 月 30 日
7 月 2 日~3 日
7 月 9 日~10 日
7 月 22 日
7 月 30 日
7 月30 日~7 月31 日
8 月 6 日~7 日
8 月7 日
8 月 11 日~13 日
8 月 24 日・27 日
8 月 30 日
9 月1 日
9 月 12 日
9 月 26 日~28 日
9 月 27 日
10 月 9 日
10 月 15 日
10 月 15 日~16 日
10 月 19 日
10 月 20 日
10 月 21 日
10 月 29 日~30 日
11 月 6 日
11 月 8 日~9 日
11 月 10 日~11 日
11 月 20 日
12 月 1 日~25 日
12 月 19 日
1 月 16 日
2 月6 日
2 月9 日
3 月 3 日~4 日
3 月6 日
3 月 11 日
3 月 17 日
3 月 18 日
行
事
名
静岡県青少年赤十字指導者協議会総会・評議員会
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会
地区分区社員増強打ち合わせ会議(部・課長会議)
静岡県地域赤十字奉仕団委員会
地区分区新任実務担当者研修会
全国赤十字大会
dERU 展開習熟訓練
県内赤十字施設新規採用職員研修会
日本赤十字社静岡県有功会総会
支部監査委員監査
第 55 回静岡県青少年赤十字大会
救護員基礎研修
静岡県青少年赤十字校長(教頭)研修会
支部評議員会
日本赤十字社理事会・代議員会
青少年赤十字 3 ブロック指導者協議会長・担当者会議
県内赤十字施設新規採用職員研修会
地域赤十字奉仕団リーダーシップ研修会(東部)
静岡県青少年赤十字指導担当者研修会
県内赤十字施設新規採用職員研修会
地域赤十字奉仕団リーダーシップ研修会(西部)
救護員 dERU 研修
静岡県献血推進大会
静岡県青少年赤十字中部地区リーダーシップ・トレーニングセンター
静岡県青少年赤十字東部地区リーダーシップ・トレーニングセンター
静岡県青少年赤十字西部地区リーダーシップ・トレーニングセンター
静岡県青少年赤十字高等学校リーダーシップ・トレーニングセンター
炊き出しリーダー養成講習会
静岡県総合防災訓練
支部災害対策本部運営訓練
ワールドファーストエイドデー
ボランティア・リーダー(地域・特奉対象)研修会
支部・伊豆赤十字病院合同災害救護訓練
日本赤十字豊田看護大学支部長推薦選抜試験
財政的援助団体等監査
紺綬有功会会長協議会総会
臨時地区分区課長会議
静岡県地域赤十字奉仕団委員会
こころのケア研修
県内赤十字施設中堅職員研修会
日本赤十字社静岡県支部協賛委員会
第 3 ブロック支部合同災害救護訓練
県内赤十字施設係長研修会
日本赤十字社理事会
NHK 海外たすけあいキャンペーン
第 5 回赤十字救急法競技会
防災ボランティア基礎研修
防災ボランティアこころのケア研修
支部評議員会
有功会女性クラブ視察研修
東日本大震災復興 5 周年イベント(減災プロジェクト)
支部災害対策本部運用訓練
奉仕団静岡県支部委員会
日本赤十字社理事会・代議員会
- 65 -
開催地・開催場所
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
明治神宮会館(東京都)
静岡市
静岡県支部
クーポール会館(静岡市)
静岡県支部
グランシップ(静岡市)
静岡県支部
静岡駅ビルパルシェ(静岡市)
静岡県支部
東京都
静岡県支部
静岡県支部
ニューウェルサンピア(沼津市)
静岡県支部
静岡県支部
つま恋(掛川市)
駿府城公園(静岡市)
グランシップ(静岡市)
清水和田島少年自然の家(静岡市)
桃沢野外活動センター(長泉町)
浜北地域活動・研修センター(浜松市)
朝霧野外活動センター(富士宮市)
静岡県支部
焼津市・藤枝市
静岡県支部
静岡市・浜松市・沼津市
東京都
伊豆赤十字病院
静岡県支部
静岡県支部
栃木県
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
福井県
静岡県支部
東京都
静岡市ほか県下各地
グランシップ(静岡市)
静岡県支部
静岡県支部
静岡県支部
東京都・埼玉県
磐田市
静岡県支部
静岡県支部
東京都
3 日本赤十字社静岡県支部の機構及び沿革
(1)機構
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
本
社
本 社 理 事 (61 名)
本 県 選 出 ( 1 名)
本社代議員(223 名)
本 県 選 出 ( 7 名)
事( 3 名)
監
支
支部評議員
(42 名)
部
支部長
副支部長
支部事務局
支部監査委員
(3 名)
静岡県赤十 字血液セ ンター
地区長
(市長)
分区長
(町 長)
員
- 66 -
753,391 人
伊豆供給出張所
地区本部長
(市長)
地区長
(区長)
浜松駅前出張所
町 分 区
青葉出張所
市 地 区
柿田川出張所
浜松事業所
静岡赤十字病 院救命救 急センタ ー
沼津事業所
静岡赤十字病院
介護老人保健施設
訪問看護ステーショ ン
伊豆赤十字病院
訪問看護ステーショ ン
浜松赤十字病院
引佐赤十字病院
裾野赤十字病院
政令市地区
社
支部参与
(1 名)
(2)沿 革
明治22年10月 静岡市駿府町に日本赤十字社静岡委員部発足
明治28年 1月 静岡委員部を静岡支部と改称
昭和 8年 6月 日本赤十字社静岡支部病院 <静岡赤十字病院>開設
昭和 9年 7月 日本赤十字社静岡支部伊豆診療所 <伊豆赤十字病院>開設
昭和13年 3月 日本赤十字社静岡支部浜松診療所 <浜松赤十字病院>開設
昭和17年11月 日本赤十字社静岡支部中駿診療所 <中駿赤十字病院>開設
昭和18年 1月 静岡赤十字病院発足
昭和20年 4月 浜松赤十字病院発足
昭和21年 6月 日本赤十字社静岡支部引佐診療所 <引佐赤十字病院>開設
昭和26年 3月 引佐赤十字病院発足
昭和26年 8月 伊豆赤十字病院発足
昭和27年 7月 中駿赤十字病院発足
昭和27年10月 静岡支部を静岡県支部と改称
昭和28年 9月 静岡県支部静岡市追手町に移転
昭和38年10月 浜松療護園の経営管理を県より受託<浜松リハビリテーションセンター>
昭和39年10月 静岡県赤十字会館竣工
昭和39年11月 静岡県赤十字血液銀行 <静岡県赤十字血液センター>開設
昭和39年12月 静岡県赤十字血液センター発足
昭和40年 7月 静岡県赤十字血液センター浜松出張所 <浜松赤十字血液センター>開設
昭和45年 4月 静岡県赤十字血液センター沼津出張所 <沼津赤十字血液センター>開設
昭和45年 5月 浜松赤十字血液センター独立開設
昭和57年 3月 静岡県赤十字血液センター 静岡市北安東に新築(移転)工事竣工
昭和60年 2月 静岡赤十字病院本館増改築工事竣工
昭和61年 4月 浜松療護園を浜松リハビリテーションセンターに改称
昭和63年 3月 静岡県沼津赤十字血液センター新築工事竣工
昭和63年 5月 浜松赤十字血液センター浜松駅出張所 <メイ・ワン献血ルーム>開設
平成 2年 4月 静岡県赤十字血液センター青葉出張所 <あおば献血ルーム>開設
平成 4年 5月 静岡赤十字病院救命救急センター開設
平成 7年 3月 静岡赤十字看護専門学校 静岡市与一に新築移転
平成 8年 3月 引佐赤十字病院新築・改装工事竣工
平成 8年10月 静岡県沼津赤十字血液センター沼津駅前出張所 <献血ルームパレット> 開設
平成 8年11月 静岡赤十字病院災害拠点病院<地域災害医療センター>に県より指定
平成 9年 3月 伊豆赤十字病院新改築工事竣工
平成 9年 6月 静岡赤十字病院別館増改築工事竣工
平成 9年 7月 中駿赤十字病院を裾野赤十字病院に改称
平成 9年12月 裾野赤十字病院増改築工事竣工
平成10年 3月 日本赤十字社静岡県支部新社屋建築工事竣工
- 67 -
平成11年 1月 浜松赤十字血液センター耐震総改築工事竣工
平成12年 3月 浜松赤十字血液センター浜松駅前出張所 <献血ルームみゅうず>移転開設
平成12年 4月 県内血液センターの一体化に伴い、浜松赤十字血液センターを静岡県浜松赤十字血液センターと
改称
平成13年 3月 静岡県赤十字血液センター青葉出張所 <献血ルームあおば>移転開設
平成14年 3月 浜松リハビリテーションセンター廃園
平成14年 4月 伊豆赤十字介護老人保健施設グリーンズ修善寺開設
平成15年 3月 静岡県沼津赤十字血液センター沼津駅前出張所 <献血ルームエイブル> 移転開設
平成16年 3月 静岡県赤十字血液センター事務棟増築改修工事竣工
平成17年 3月 静岡赤十字看護専門学校閉校
平成19年11月 浜松赤十字病院 浜松市浜北区小林に移転開院
平成24年 3月 血液事業のブロックセンター設置に伴い静岡県沼津赤十字血液センター及び静岡県浜松赤十字
血液センターを廃止(平成24年4月より事業所として運営)
平成24年 7月 静岡県赤十字血液センター沼津事業所柿田川出張所(献血ルーム・柿田川)移転開設
平成24年11月 静岡赤十字病院3号館竣工
平成25年 7月 浜松赤十字病院災害拠点病院<地域災害医療センター>に県より指定
平成26年 1月 静岡赤十字病院1号館(北側部分)竣工
平成26年 4月 静岡県赤十字血液センター伊豆供給出張所開設
平成26年10月 浜松赤十字病院内支部災害救護倉庫竣工
平成27年11月 静岡赤十字病院1号館(南側部分)竣工
- 68 -
4 日本赤十字社静岡県支部施設一覧
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
施 設 名
所
日本赤十字社静岡県支部
静 岡 赤 十 字 病 院
浜 松 赤 十 字 病 院
訪問看護ステーション高林
日赤訪問看護ステーション
在
〒420-0853
静岡市葵区追手町 44-17
〒420-0853
静岡市葵区追手町 8-2
〒434-8533
浜松市浜北区小林 1088-1
〒430-0907
浜松市中区高林 1-8-10
〒434-0026
浜松市浜北区東美薗 994
〒410-2413
伊 豆 赤 十 字 病 院
〒410-2413
グ リ ー ン ズ 修 善 寺
伊豆市小立野 100-2
引 佐 赤 十 字 病 院
〒431-2213
浜松市北区引佐町金指 1020
〒431-2213
コ
浜松市北区引佐町金指 1015-4
ス
裾 野 赤 十 字 病 院
静岡県赤十字血液センター
青葉出張所(献血ルーム・あおば)
静岡県赤十字血液センター沼津事業所
柿田川出張所(献血ルーム・柿田川)
静岡県赤十字血液センター浜松事業所
054 (252) 8131
054 (254) 4311
053 (401) 1111
053 (475) 8839
053 (585) 3676
0558 (74) 3300
引佐赤十字訪問看護ステーション
モ
電話番号
0558 (72) 2148
伊豆市小立野 100
伊豆赤十字介護老人保健施設
ス
地
〒410-1118
053 (542) 0115
053 (542) 3830
055 (992) 0008
裾野市佐野 713
〒420-0881
静岡市葵区北安東 4-27-2
〒420-0035
静岡市葵区七間町 8-20 毎日江崎ビル6F
〒410-0302
沼津市東椎路春ノ木 567
〒411-0907
駿東郡清水町伏見58-26
〒435-0003
浜松市東区中里町 1013
054 (247) 7141
054 (272) 5858
055 (924) 6611
055 (991) 7575
053 (422) 1113
〒430-0928
浜松駅前出張所 (献血ルーム・みゅうず)
浜松市中区板屋町 110-5
053 (413) 2070
浜松第一生命日通ビル1F
伊豆供給出張所
〒410-2413
伊豆市小立野 100
- 69 -
0558(73)2700
5 医療施設概況
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
病院名
所在地
開設年月日
静岡赤十字病院
静岡市葵区追手町
浜松市浜北区小林
8-2
1088-1
伊豆市小立野100
引佐赤十字病院
浜松市北区引佐町
金指 1020
裾野赤十字病院
裾野市佐野713
昭和 13 年 3 月 17 日
昭和 9 年7 月 1 日
昭和 21 年 6 月 1 日
昭和 17 年 11 月 1 日
465 床
312 床
94 床
99 床
116 床
439 床
312 床
94 床
99 床
105 床
28 科
20 科
6科
3科
8科
病床
実働
病床
診療科
伊豆赤十字病院
昭和 8 年6 月11 日
許可
病床数
浜松赤十字病院
内科
内科
内科
内科
内科
血液内科
呼吸器内科
小児科
整形外科
小児科
糖尿病・代謝内科
消化器内科
外科
リハビリテーション 科
外科
精神神経科
循環器内科
整形外科
整形外科
神経内科
小児科
産婦人科
産婦人科
リウマチ科
外科
泌尿器科
脳神経外科
呼吸器内科
肛門外科
放射線科
消化器内科
整形外科
リハビリテーション 科
循環器内科
脳神経外科
小児科
形成外科
呼吸器外科
皮膚科
外科
泌尿器科
整形外科
産婦人科
形成外科
眼科
脳神経外科
耳鼻いんこう科
心臓血管外科
麻酔科
皮膚科
放射線科
泌尿器科
リハビリテーション科
産婦人科
歯科口腔外科
眼科
精神科
耳鼻咽喉科
気管食道外科
消化器科外科
病理診断科
放射線科
リハビリテーション科
麻酔科
救急科
一般病棟
入院基本料
救急告示日
7 対1
7 対1
10 対1
―
10 対1
昭和 41 年 3 月 31 日
昭和 41 年 10 月 1 日
昭和41 年11 月 25 日
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昭和43 年11 月 29 日
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