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平成26年度バックナンバー(PDF:1900KB)

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平成26年度バックナンバー(PDF:1900KB)
平成 27 年 1 月 22 日
新しいお米を育種する中で、
「美味しさ」はとても大切です。
栽培しやすく、たくさんとれるお米として選抜されてきた系統を実際に食べ
てみて、おいしいかどうか調べています。
一般的においしいといわれるコシヒカリなどと比べて、外観や香りの良さ、
味、硬さ、粘りなどを評価します。
今年は、約 30 人の職員の協力のもと、延べ 50 系統以上を食べ比べました。
平成 26 年 12 月 24 日
今日、12/22 は冬至です。農業試験場は宇都宮の北部にあり、昨今の最低気温はマイナス4~5℃、最高気温は7~10℃の寒い日が続い
ています。
こんな寒い中でも鳴いている虫がいます!場所は調査棟の南壁の下、日が差すとポカポカする砂利のすき間です。数匹が「ジーッ、ジー
ッ」とゆったり低い声で鳴いています。
虫の種類はコオロギの仲間のマダラスズ。体長1㎝ほどの小さなコオロギで、芝生や丈の低い草地に普通にいる虫です。こんな小さな虫
が、冬至の寒さに負けず雌へのアピールするために唄っているとは驚きです。
彼らがクリスマスや正月を迎えられるのか、毎日静かに観察したいと思います。
平成 26 年 12 月 3 日
12 月に入りすっかり冬らしい気候になりました。
夕方の富士山には強風が吹いているのか、風下側に雲がかかりとても寒
そうです。男体山にも雪がかかりました。
場内の紅葉は終盤ですが、ビワの花が盛りを迎えています。花はほのか
に甘く香り、小さなハチやアブが集まっています。この季節でも虫媒花な
んですね。
12 月に入っても寒さの穏やかな日には、鳴いている虫もいます。特に樹上
性のコオロギ、カネタタキが、植え込みの中で「チ、チ、チ、…」と鳴い
ています。耳を澄ませてみて下さい。
男体山の積雪
ビワの花
平成 26 年 11 月 21 日
10 月 31 日、宇都宮市立豊郷中学校1年生約 200 人にお手伝いをいただ
き、ビール大麦育種試験用の種を一斉に播種しました。播種面積は約2ha
で、予め機械で開けた穴に1粒ずつ丁寧に種を播いてもらい、作業は約2
時間で終了しました。この日播かれたビール大麦は約 10 万種類で、生育特
性の違いを見るために同一日に播種しています。
栃木県のビール大麦の生産量は全国1位を誇ります。今回播かれた種か
ら、未来のビール麦新品種が誕生することを期待します。
中学生による種まき作業の様子
発芽した麦のほ場(11 月 11 日撮影)
平成 26 年 10 月 21 日
今月 31 日に実施する麦類一斉播種(種まき)に向け、10 月 20 日に、試
験ほ場への肥料散布を行いました。これまでに、ほ場の排水対策、土壌改
良などを行い、いよいよ播種(種まき)準備の最終段階に入りました。
試験ほ場なので、様々な試験区に分かれていますが、条件を同じにする
ため播種(種まき)は一斉に済ませる必要があります。
このため、播種日当日は、地元の宇都宮市立豊郷中学校の生徒さんにご
協力いただき、約 2.5 ヘクタールの播種(種まき)を予定しています。
麦類試験ほ場への肥料散布の様子
平成 26 年 10 月 16 日
10 月 8 日は皆既月食が観察されました。農業試験場では、欠け始めた頃
に雲がかかりましたが、月食が終わるまでとても良く観察することができ
ました。
太陽の光を受けて、小さな地球の影が広い宇宙空間に伸びています。そ
の小さな影と月の軌道が重なるのが月食です。とてつもない偶然の出会い
と言えるでしょう。約 3 時間で、月と地球の影のランデブーは終わり、明
るい月が輝きました。
皆既月食中は、月の明かりに邪魔されないので、きれいな星空も観察で
きました。
試験場から見る皆既月食の様子(10 月 8 日午後 7 時 20 分撮影)
試験場から見る皆既月食の様子(10 月 8 日午後 7 時 42 分撮影)
平成 26 年 10 月 8 日
台風一過の澄んだ夕空に久しぶりに富士山が見えました。しばらくいい
天気が続きそうなので、8 日の皆既月食が楽しみです。
平成 26 年 9 月 17 日
9 月 12 日、きれいな夕空を見上げたら、アキアカネの集団が南東へ南東
へと移動中でした。
夏の間、戦場ヶ原などの高地で過ごしたアキアカネは、9 月中~下旬に
山を降り、稲刈り後の水溜まりに産卵します。春に孵化し、水田で育った
ヤゴは、6 月頃に羽化すると夏に向けて高地に移動します。
アキアカネは、こうして平地の水田と高地を行き来しながら生きていま
す。
童謡「赤とんぼ」で「負われて見た」のは、山から下りてくるアキアカ
ネの集団だったのかも知れませんね。
最近、日もずいぶん短くなりました。17 時 40 分、古賀志山に日が落ち
ていきます。
宇都宮市北西部に位置する古賀志山に沈む夕日
平成 26 年 7 月 25 日
7月 22 日、当場果樹園雨よけハウスにおいて、露地栽培より一足早く、
なし新品種「おりひめ」の収穫が始まりました。
「おりひめ」は当場で育成した極早生(ごくわせ)の青なしで、8月のお
盆前、旧暦の七夕の頃収穫できることにちなんで名付けられました。その
名の通り、露地栽培では 8 月上旬からの収穫になります。県内生産者では
苗木の育成段階なので、
「おりひめ」が皆さんの口に入るのは、まだ少し先
になります。
耳よりの情報!!8月 23 日の農業試験場公開デーでは、
「おりひめ」の
試食(数量限定)があります!
同じく7月 22 日、関東甲信地方の梅雨明けが発表されました。
農試ではアブラゼミが鳴き始めました。昨日、塩谷町でミンミンゼミの声
ハウス栽培のなし新品種「おりひめ」
を聞いているので、いよいよ本格的な夏ですね。
平成 26 年 7 月 9 日
農試本館の南側にある大きなネムノキが花盛りです。
ネムノキは夜に葉がたたまれますが、花は夕方から開きます。薄桃色
の雄しべがふんわりと長く、とても良い香りがします。
雨に煙るネムノキはとても風情がありますね。
本館南側のネムノキ
平成 26 年 7 月 4 日
麦ほ場は収穫後、あっという間に代かきされて水田になります。
試験場では、米の生産のためというよりも、ほ場内に落ちた種子を死
滅させたり、麦の病気や雑草を押さえることを目的に行っています。
さらに、夏に湛水したほ場は、小さな昆虫からトンボ、そして野鳥な
ど、様々な生き物の生息地になることも注目されています。
県南の麦跡の湛水ほ場では、アオアシシギなどのシギの仲間が見られ
ます。シギの多くは、繁殖地のシベリヤから、越冬地の東南アジアやオ
セアニアに渡る途中、餌をとる休憩場所として湛水ほ場を利用していま
す。地球規模で移動している生物の生息に貢献していると思うとなんだ
かうれしいですね。
麦収穫後の代かきの様子
さて、農試のほ場では、水を入れ始めた翌日に、待っていた様にたく
さんのアメンボが見られました。2日後にはイカルチドリとカルガモ、
アオサギがやってきました。水際にはユスリカが集まっているので、さ
っそく産卵しているのでしょう。
6月 30 日、カルガモは 38 羽にもなりました。
この集合しているカルガモは、全部雄と思われます。なぜなら、雌は
この時期、まだ子育て中だからです。子育てに全く関与しないカルガモ
の雄は、雄どうしで集まって行動しています。
今の時代に…いやこれがカルガモの生き様であり、長い年月をかけて
作り上げた生存戦略なのでしょう。
湛水ほ場に集まるカルガモ
平成 26 年 6 月 26 日
6月 18 日、除草剤を使わない除草技術試験の 1 つとして水稲の機械
除草を行いました。
機械除草は、雑草を抜くのではなく、写真のように除草ローター(除
草爪)を回転させて、雑草を土の中に埋め込む方法です。この方法は、
有機栽培では見られますが、除草作業に時間がかかり、除草剤を散布し
た方が作業が楽なので、県内の一般の農家ではほとんど実施されていま
せん。
試験区ごとに移植後の日数を変えて機械除草し、除草効果と作業効率
および収量を調査します。
機械除草用のアタッチメント
機械による除草作業の様子
平成 26 年 6 月 18 日
5月 15 日、当場において鉄コーティングした水稲の播種作業が行わ
れました。
種子に鉄コーティングを施すのは、播種後、水を張った後に、種子が
浮かないようにすることと、鳥に食べられることを防ぐことができるた
めです。機械による「点播(てんぱ)
」は現場では主流ですが、当場で
は今年初めて行いました。
「点播(てんぱ)
」は、1か所に数粒ずつ種子
を播いていくので、苗を植えたのと同じ状態になります。すじ状に種を
まいていく「条播き(すじまき)
」より風通しが良く、病気や倒伏に強
いと言われています。
機械による播種作業の様子
播種後のほ場の様子(5 月 15 日)
発芽後のほ場の様子(6 月 12 日)
平成 26 年 6 月 12 日
曇った梅雨空にホトトギスの声が響きます。
ホトトギスは夏鳥で、ウグイスなどに托卵します。同じ仲間のカッコウは、托卵相手のモズやオオヨシキリが繁殖する草原的な環境を好
みますが、ウグイスはササ藪のある環境で繁殖するので、ホトトギスは雑木林のある里山環境を好みます。
ホトトギスは、
「夏は来ぬ」に歌われていますが、古来から日本人に好まれてきたようです。万葉集には、鳥を歌った歌が 600 首ほどあ
りますが、ホトトギスの歌は約 150 首と2位の雁・ガン(66 首)を大きく引き離しています。古今和歌集、新古今和歌集などでも多くの
歌が詠まれ、枕草子にも度々登場します。
ホトトギスは、日本に渡来する時期がおよそ決まっています。これを受けて、季節を告げる鳥、農作業時期を教える鳥とされていました。
「賤の田長」
(しずのたおさ)という神格化された別名もありました。
「ホトトギスが鳴いたら田植えしろ、カッコウが鳴いたら豆を播け」
という農事暦も各地に残っているようです。
また、ホトトギスの最初の声「初音」
「忍び音」を徹夜してでも聞こうとする姿が、枕草子などに残されています。
一方で、高い空でないたり、夜でも鳴く習性があること、
「賤の田長」が「死出の田長」を連想させたことから、死者や遠く離れた恋人
への思いを託した歌もたくさんあります。
確かに真っ暗な夜の闇から響いてくるホトトギスの声は、神秘的で心が震えます。
平成 26 年 5 月 28 日
現在、当場果樹園では、なしの予備摘果作業の真っ最中です。
摘果はなし管理の 5 分の 1 を占める重要な作業です。特に予備摘果は、
大きい果実を作るために早く行う必要があるため、形を見極め、スピー
ド感を持って行っています。
みなさんは、開花した花のうち、どのくらいが収穫されるかわかりま
すか?答えは、
(品種で異なりますが)50 花に 1 果ぐらいです。
〔摘果手順〕
①予備摘果では、1 つの果叢(かそう:8 花くらい咲く)から、形や大
きさなどを見て 1 果を残します。
②この後、仕上げ摘果、補正摘果という手順を踏み、選りすぐりの果実
を収穫します。
「幸水」の予備摘果作業の様子
予備摘果が終わった果叢(かそう)
平成 26 年 5 月 26 日
農試場内の水路でゲンジボタルが飛び始めました。
夜の水田では、ニホンアマガエルとシュレーゲルアオガエルの大合唱が波の様に響き、湿気を含んだ風がどこからかスイカズラの香りを
運んできます。
しばらく草にとまって明滅していたゲンジボタルが2つ、3つと飛び立ちました。
毎年発生しますが、数は多くありません。静かに見守りたいものです。特に車のライトは禁物です。
ゲンジボタルを復活させる取り組みが各地で行われていますが、残念なことに他の地域から持ち込んだり、業者から購入して放す例も数
多くあります。これらは、遺伝的多様性を破壊し、自生地の存在意義をなくす行為なので、慎みたいものですね。
平成 26 年 5 月 7 日
夜、植え込みの間から「ジィー」と連続した金属音が聞こえてきます。これはキリギリス
の仲間のクビキリギスの声です。
成虫で越冬する彼らは、4 月下旬頃から鳴き出し、8 月頃まで鳴き続けます。
市街地でも街路樹やグリーンベルトで鳴いているのを良く聞きますが、多くの人は変圧器や
街灯がうなっていると思っていることでしょう。
成虫は、頭頂部がとがった特徴的な形をしています。体の色は、写真の様な褐色タイプ、
緑色タイプ、赤色タイプがあり、幼虫時の環境条件で成虫の色が決まることが知られていま
す。
写真は 2 枚とも鳴いているところなので、良く見ると翅が少し持ち上がっています。
クビキリギス
平成 26 年 5 月 1 日
早朝、ヒバリの声の降り注ぐ麦ほ場に研究員の姿があります。ビール
麦が出穂期を迎えており、その生育状況を調査しているのです。
麦は、4 月から 6 月初旬の短い期間に出穂~収穫期を迎えます。この
1 か月半の間は、気温、降水量とも変動が大きく、病害発生や生育に大
きく影響します。
新しい品種を育てる上で、生育時期の数日の違いがとても大きな意味
を持つのです。
麦の試験ほ場
生育状況調査の様子
平成 26 年 4 月 24 日
4 月 22 日、本館北側の雑木林でセンダイムシクイが「チヨチヨビィー」と繰り返し鳴いていました。南から渡ってきて、山地で繁殖す
る夏鳥ですが、渡りの途中に立ち寄ったのでしょう。早朝からお昼くらいまで滞在したようです。農試周辺の丘陵地は、渡り途中の野鳥に
とって良い休憩地のようで、春と秋に意外な野鳥と出会うことができます。
夕方には、杉林の奥からフクロウの声が響いてきました。近くで繁殖しているのでしょう。宇都宮市北部では、フクロウの住宅難を解消
すべく、巣箱をかける活動が広がりつつあります。江戸時代の農業書には、農作物を食べるネズミをフクロウに食べてもらうために、止ま
り木を設置した記録が残っています。
農業と関わりの深い生き物が、ずっと住み続けられる農村環境を維持したいものです。
平成 26 年 4 月 21 日
まだまだ肌寒い日もありますが、当場でも着々と田植えの準備が進んで
います。4 月 16 日~18 日には、水稲の栽培試験用と品種試験用の育苗箱
365 枚に種をまく作業を行いました。
播種作業の様子
左の写真は、品種育成試験の播種を行っています。
品種試験用の播種作業の様子
左のように、系統ごとに幅 1 センチメートル程度の隙間に種をまいてい
きます。本ぽへの移植の際、試験場では 1 株に 1 本や 4 本等、苗の本数を
数えて植えます。このように、短冊状に播くと数えやすくなります。
系統ごとに播かれた種
播種後、育苗器に入れて保温して芽出しを行い、発芽後、育苗器から出
し、4月 21 日にハウスに広げて並べました。左の写真は並べた直後の育苗
箱の様子です。土に白く見えているのが水稲の芽です。これらの苗は5月
中旬に田植えします。
4 月 21 日に並べた育苗箱
左の写真は、4月上旬に播種した苗です。稲を高温条件で栽培し、ど
の品種が高温に強いかを調べる試験用の苗です。苗が品種ごとに列にな
り、整然と並んでいるのは試験場ならではです。
高温試験用の育苗箱
平成 26 年 4 月 15 日
当場本館の外壁に、今年もツバメが巣作りを始めました。
わずか 5 日でここまでできました。まだ、水田に水が入っていないので、
巣作りに必要な泥集めも大変なことでしょう。今年は試験場から、何羽巣
立つか楽しみです。
5 日後の巣の様子
一方、場内の芝生の中には、点々とフデリンドウが咲いています。直径 1
センチメートル程と小さいですが、瑠璃色が美しい花です。
フデリンドウ
平成 26 年 4 月 15 日
土手の地面に張り付いて、青紫の小さな花が咲いています。これは、キ
ランソウです。
5mm 程度の小さい花ですが、良く見ると色も形もとてもかわいいです。
キランソウの属名は Ajuga。あの園芸種のアジュガと近縁です。
別名を「地獄の釜の蓋」といい、草型が平たいから、薬草として病気を
治し命が助かるから、などの説があるようですが、薬草説が有力なようで
す。 生長しても背丈は伸びず、地面に張り付いています。
キランソウ
裏山ではキイチゴの仲間のモミジイチゴが花盛りです。白い花は直径 3 ㎝ほどあり、下向きにぽって
りした感じでなかなか美しいですね。花が終わると黄色い実をつけます。枝にはトゲがあるので、要
注意です。
モミジイチゴ
平成 26 年 4 月 10 日
春が訪れ、当場果樹園の根圏制御栽培試験ハウスのなしも満開を迎えま
した。
「幸水」は花盛りです。
根圏制御栽培試験ハウスの「幸水」
ハウスで開花している品種を紹介します。写真左は、当場で育成した新
品種「おりひめ」です。八重咲きも見られ、かわいらしい可憐な花を咲か
せます。実は花粉はほとんどありません。中央は「幸水」
、右は台木となる
品種の「マメナシ」です。同じバラ科の桜とよく似た花を咲かせますが、
品種によって、花の雰囲気がずいぶん変わるものです。
新品種「おりひめ」の花
「幸水」の花
台木品種「マメナシ」の花
一方、田植えの準備も始まりました。
写真は、苗を育てるための育苗箱へ土をつめる作業の様子です。最近農
家の方は、土詰めから播種まで一貫した播種機で行っていますが、農業試
験場では、箱ごとに品種や施肥量が変わるため、手作業で行っています。
今週は 165 枚の育苗箱の土つめ作業を行いました。この後、今週末から来
週にかけて種をまき、苗を育てて、来月中旬に田植えになります。
育苗箱への土つめ作業の様子
平成 26 年 4 月 7 日
本場前の道路の桜も満開になりました。近隣の方はもちろん、車で花見
に訪れる方も見かけます。本場の西を通る日光街道(国道 119 号)から農
業試験場方面に曲がった瞬間目に入る桜並木は圧巻です。
本場前の桜並木
桜並木の桜花
空高くヒバリがさえずり、ツバメが舞い飛び、イカルチドリがナワバリ
を主張しながら上空を飛んでいます。スズメの声も艶っぽくなってきまし
た。本館前に植えられているヤシオツツジもピンク色の花を付け、本場一
帯は春爛漫です。
そんな中で、冬鳥のツグミやジョウビタキはまだ繁殖地へ旅立っていま
せん。高い山で繁殖するビンズイの群れもまだ残っています。しばらくは
初夏と冬が交錯する季節ですね。
本館前のヤシオツツジ
本館前から望む桜並木
平成 26 年 4 月 1 日
4月1日、農業試験場も新しい人材を迎え、新年度がスタートしました。
当場のある宇都宮市も、3 月 29 日に宇都宮地方気象台から桜の開花宣言が
出されたところですが、本場前を通る道路の桜並木もちらほら咲き始めま
した。
本場前の道路の桜の蕾
場内の芝生の間にはスミレが満開です。本館の周りにツバメが飛びかっ
ているので、今年も巣作りしてくれるでしょう。楽しみです。
場内の芝生の間に咲いたスミレ
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