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生まれ変わったくずはアートギャラリーで 絵本の「物語」を
平成 26 年(2014 年)3 月 12 日 生まれ変わったくずはアートギャラリーで 絵本の「物語」を追いかける展覧会 リニューアルしたくずはモール3階で3月 31 日まで ◎チラシ・写真あり~展示風景(2014 年 3 月 12 日撮影) 3月 12 日にリニューアルオープンしたくずはモール(樟葉駅前)3階に、創作発表 の場「くずはアートギャラリー」が装いも新たにオープンした。記念企画展の第一弾と して、絵本を見て触って楽しむ「えほん/えいぞう/ぽっぷあっぷ」展が始まった。19 世紀の貴重なものから現代のものまで、仕掛け絵本やポップアップ絵本などを約 20 点 展示している。また、何も書かれていない本に投影されるアニメーションを歩いて追い かけながら童話の世界に入り込んでいくアニメーション作品「がそのもり」も楽しめる。 開館時間は午前 10 時から午後7時まで(受付は午後6時 30 分まで)。木曜日休館(た だし 13 日(木)は開館)。入場無料。 ★ しかけ絵本・ポップアップ絵本の展示では、仕掛け絵本の巨匠と呼ばれる、アーネス ト・ニスター(Ernest Nister:1842-1909)とローター・メッケンドルファー(Lothar Meggendorfer:1847-1925)の作品に始まり、イタリアのブルーノ・ムナーリや、日 本の駒形克己などデザイン性の高い 20 世紀の絵本までもが展示されている。展示空間 の奥には実際に絵本を触って楽しめるコーナーも併設されている。 ★ アニメーション作品「がそのもり」は、映像作家の重田佑介(しげた・ゆうすけ)さ んによるもので、多数の画素(ピクセル)を強調したデジタル独特の表現が特徴。来 場者は何も書かれていない白紙の絵本を持ち、プロジェクターから映し出される映像 を探しながら絵本に映し出し、物語を追いかける。アニメーションには有名な 11 の童 話が隠れており、 「赤ずきんちゃん」のオオカミを追いかけていたら、気がつくと「三 匹の子豚」のストーリーの中に入っていたなど、遊び心満載の内容となっている。重 田さんは「絵本には描かれていないストーリーなどもあるので、想像力を働かせて探 してみてください」と話している。浦島太郎のストーリーを追いかけていた来館者は 「初めての体験」「旅をしているみたい」と驚いていた。3月 29 日(土)には、市内 で活動する「くずはおはなしを語る会」による読み聞かせもある。 ★ リニューアルオープン記念企画展の第二弾として「三世代が愉しむ絵本展~70 年代か らの表現と荒井良二の世界~」を4月5日(土)~5月6日(火)に開催。絵本の歴 史と 70 年代を中心に日本の名作絵本を紹介する。また、絵本作家・荒井良二さんの「た いようオルガン」の原画も展示する。 (裏あり) HIRAKATA CITY PRESS RELEASE ★ くずはアートギャラリーは、美術工芸作品の発表・展示活動の場として平成 17 年4月 に京阪樟葉駅前のくずはモール本館3階に開館した。枚方市・公益財団法人枚方市文 化国際財団・京阪電鉄株式会社の三者が共同で運営し、市民だけでなく市外の人でも 利用できる。若手芸術家の割引制度もあるなど、主体的な文化芸術活動を支援してい る。同ギャラリーはくずはモールの増床工事に伴い、平成 25 年5月 31 日から休館し ていた。 <重田 佑介(しげた ゆうすけ)> 1981 年生まれ。映像プロダクションを経て、東京芸術大学大学院映像研究科卒業。主に CG を使い、デジタルにおける映像との関わり方をテーマに作品を制作。新しく生まれる メディアの問題やこれまでの映画やアニメーションが取りこぼしてきた映像の文法など、 映像文化を取り巻く問題からアイデアを着想し作品化している。本作品は第 16 回文化庁 メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品。 <お問い合わせ> くずはアートギャラリー ☎・ファクス 072-866-3490 公益財団法人枚方市文化国際財団 ☎072-843-1123 ファクス 072-845-1896 展示風景 作者と作品 HIRAKATA CITY PRESS RELEASE