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何に注目すべきか

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何に注目すべきか
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“ジュネーブから今を見る”
今日のヘッドライン
“ジュネーブから今を見る”
今日のヘッドライン
北米
2015年8月4日
プエルトリコ債務危機、何に注目すべきか
「今日のヘッドライン2015年6月30日号」で米国自治領のプエルトリコがデフォルトに直面していることをお知らせしま
したが、プエルトリコ政府系機関でデフォルト状態が発生しました。再度、プエルトリコの問題をとりあげます。
プエルトリコ政府系機関:債務不履行 、債券
償還できず
米国自治領プエルトリコは、2015年8月1日に期限(1日は土
曜日のため実質的には3日)を迎えた債務の返済ができ
ず、債務不履行(デフォルト)となりました。プエルトリコ政府
系機関(関連企業)のパブリック・ファイナンス・コープ(PFC)
が発行した債券の、支払額5,800万ドルに対し、62万8,000ド
ルの返済にとどまりました。
プエルトリコは、議会で債務返済資金の割り当てが法的に
義務付けられていないことから支払いの遅れはデフォルト
にならないと主張していますが、格付け会社の見解は異な
り、例えば、スタンダード&プアーズ(S&P)は支払いが履行
されなかったPFC債の一部について、格付けを「CC」から
債務不履行状態を示す「D」に引き下げています。
億ドル
オハイオ
プエルトリコ
ニュー
ジャージー
ペンシル
バニア
フロリダ
イリノイ
テキサス
ピクテ投信投資顧問株式会社
(時点:2015年3月31日現在、プエルトリコは州でなく米国自治領)
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
ニューヨーク
「今日のヘッドライン2015年6月30日号」で米国自治領(コモ
ンウェルス:米合衆国を構成する州ではない自治地域)のプ
エルトリコがデフォルトに直面していることをお知らせしました
が、1ヵ月ほど経過し、政府系機関でデフォルト状態が発生し
ました。プエルトリコの問題と最後に注目点をとりあげます。
1点目はプエルトリコの債務残高が大きいことです(図表1参
照)。ガルシア知事が返済困難として6月に債務再編を求め
た額は約720億ドルで、2013年に米国史上最大の自治体の
財政破綻となったデトロイト市の債務180億ドルに比べ約4倍
の大きさにのぼると見られます。
2点目はプエルトリコの格付けを見るとテキサスやカリフォル
ニアなどの地方債に比べ信用力が低く(図表2参照)、米国
証券業金融市場協会(SIFMA)のデータによると、大半は投
資不適格の格付けである模様です。
3点目はプエルトリコの自治領という特殊な立場です。米国
の地方政府であれば地方自治体の債務の再構成を認める
(助ける)法制である連邦破産法第9章(チャプター9)が(要
図表1:米国の主な州(残高千億ドル以上)の債務残高
カリフォル
ニア
どこに注目すべきか:
米国地方債務、格付け、連邦破産法第9章
件を満たせば)適用され、例えば債務再編中の訴訟リスクの
低減など、再建に向けた取り組みが期待されます。一方、現
段階では自治領であるプエルトリコへのチャプター9の適用は
対象外となっています。米国政府内でも混乱を防ぐためチャプ
ター9の適用を(困難ながら)検討している模様です。
プエルトリコの注目点は2つです。ガルシア知事が9月1日を目
処に提出予定の債務再編案の内容と、米国政府によるチャプ
ター9適用の可否が今後の動向を占う鍵と見ています。
図表2:米国の主な州の地方債格付けの分布
(時点:2015年3月31日現在、プエルトリコは州でなく米国自治領)
100%
高
80%
信用力
低
カリフォルニア
テキサス
60%
ニューヨーク
プエルトリコ
40%
20%
0%
AAA
AA
A
BBB
HY等
※図表2の格付けはS&P,ムーディーズ、フィッチ・レーティングスのうち低い
格付けを使用、HY(BBB未満)等には無格付けを含む
出所:SIFMA(米国証券業金融市場協会)のデータを使用しピクテ投信投資
顧問作成
●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的と
したものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。●運用に
よる損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績は、将来の成果等を示唆
あるいは保証するものではありません。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、
その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。●当資料中に示された情報等は、
作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。●投資信託は預金等ではなく元本およ
び利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構
の対象ではありません。●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりませ
ん。●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するも
のではありません。
商品内容説明資料補完書面(投資信託)
リスクについて

投資信託、投資証券はその投資対象となっている株券、債券、投資信託、不動産、商品
等(以下、
『裏付け資産』
『※』といいます。
)の価格や評価額に連動して基準価格が変動
し損失が生じるおそれがあります。したがって、投資元本が保証されているものではな
く、これを割込むことがあります。その他外貨建て資産に投資した場合には為替変動リ
スク等もあります。
 投資信託、投資証券は裏付け資産の発行者の業務や財産の状況等に変化が生じた場合、
投資信託、投資証券の価格が変動することによって損失が生じるおそれがあります。
 投資信託等には、解約することができない一定の期間(クローズド期間)が定められて
いるものもありますのでご留意下さい。
※ 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等である場
合には、その最終的な裏付け資産を含みます。
手数料等諸費用について
■ 申込時に直接ご負担いただく費用等
・申込手数料等
上限 3.78%(税込)
■ 換金時に直接ご負担いただく費用等
・換金(解約)手数料
販売時に手数料がかかり、売却時にも手数料がかかるもの
該当する投資信託はありません
販売時に手数料がかからず、売却時に手数料がかかるもの
上限 3.00%(税込)
・信託財産留保額
上限 0.5%
※外国投資信託の売買時、分配時、償還時の為替レートは、外国為替市場の動向をふまえ
て当社が決定いたします。
■ 投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用等
・信託報酬
上限 3.30%(税込)程度
・その他の費用・手数料
監査費用、有価証券等の売買にかかる手数料等、その他のファンドの運営・管理に関
する費用・手数料等をご負担いただく場合がございますが、これらの費用・手数料等は、
事前に計算が出来ないため、その総額・計算方法を記載しておりません。
※当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することはでき
ません。
投資信託に係るリスク、手数料等の詳細については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記
載されておりますのでご覧ください。
当ファンドの販売会社について
商号等: 東海東京証券株式会社
加入協会:
金融商品取引業者
東海財務局長(金商)第 140 号
日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
201108
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