Comments
Description
Transcript
県民のあゆみ平成27年1月号全ページテキスト版(PDF形式 697KB)
山形県広報誌県民のあゆみ 平成 27 年 1 月号 テキストデータ、読み上げ用として加工しています。 <表紙> 山形県広報誌/県民のあゆみ 平成 27 年 1 月号 No.583 県民のあゆみ 1 月号もくじ 特集 1 新春対談(吉村美栄子山形県知事×太田渉子さん×小関也朱篤さん) 特集 2 未来を築く子育て支援・人づくりの充実 2 ページ 特集1 6 ページ 特集2 10 ページ 県政ほっとほっと 11 ページ 県議会だより 12 ページ 地域の旬だより 13 ページ やまがた Q&A 14 ページ おいしい山形インフォメーション 16 ページ やまがたモノガタリ 表紙キャプション 伝統を引き継ぎ伝えていく 稲沢番楽(いなざわばんがく)・三人立ち(さんにんだち) (撮影協力:金山町稲沢番楽保存会) 稲沢番楽は、約 600 年前に神室山の山伏が舞った神楽舞が伝えられたものと言 われており、神舞(じんまい)、獅子舞、武士舞など多彩な曲目があります。 子どもたちが学んでいる三人立ちは、太刀先を互いに握り、太刀の間を潜り抜 けながら回り踊る、勇壮な舞です。 ※今号から文字を大きくしました。 <2から5ページ> タイトル)新春対談 司会/山形放送(YBC)佐伯敏光・青山友紀アナウンサー 山形県知事/吉村 美栄子 スキー選手/太田 渉子(おおた しょうこ)さん 競泳選手/小関 也朱篤(こせき やすひろ)さん 「スポーツで山形県を元気に!」 日本を代表するアスリートとして世界を舞台に活躍する山形県出身のお二人を ゲストに、チャレンジ精神の大切さや、スポーツの素晴らしさ、山形県の魅力 発信などをテーマにお話しました。 太田渉子さん、1989 年生まれ、尾花沢市出身。㈱日立ソリューションズ所属。 2006 年、2010 年の冬季パラリンピックで、バイアスロン、クロスカントリー競 技で銀・銅の2つのメダルを獲得。2014 年ソチパラリンピックでは日本選手団 の旗手を務めた。2014 年7月、山形県県民栄誉賞を受賞。 写真キャプション)ⓒSTAND/ 竹見脩吾 小関也朱篤(やすひろ)さん、1992 年生まれ、鶴岡市出身、身長 188 センチメー トル。ミキハウス所属。2014 年2月、日本選手権で、平泳ぎ 50 メートル、100 メートル、200 メートルの3種目すべて日本記録で優勝。8月にオーストラリア で開催されたパンパシフィック水泳選手権では平泳ぎ 100 メートル、200 メート ルで優勝し、2冠を達成。 2014 年を振り返って 知事 県民の皆さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願 いします。 太田・小関 あけましておめでとうございます。 司会 吉村知事、昨年は大きな大会やイベントが目白押しで、大勢の方が山形 県に来てくださいましたね。 知事 そうでしたね。 「東北六魂祭」では、2日間で 26 万人の熱気に包まれま した。また、「アスパック山形大会」「国際メタボロミクス会議」など大規模な 国際会議が開かれ、海外からもたくさんのお客様をお迎えしました。キャロラ イン・ケネディ駐日アメリカ大使にも来県いただき、私も米沢市の「なせばな る秋まつり」で県民の皆さんと一緒に歓迎いたしました。そして 10 月には、皇 太子殿下をお迎えした「全国育樹祭」の開催など、山形県を大いに発信できた 年だと思います。 司会 大型観光キャンペーン「山形デスティネーションキャンペーン(山形 DC)」 も開催されましたね。 知事 10 年ぶりの山形 DC に多くのお客様をお迎えし、「観光立県山形」の実現 に向けて大きな弾みになりました。「西の伊勢参り 東の奥参り」と並び称され る出羽三山の蜂子皇子(はちこのおうじ)御尊像御開扉、県内6つの国宝を巡る 企画、「朝摘みさくらんぼ」体験も話題となりました。 司会 朝摘みのさくらんぼは、皮がパリっとして美味しいそうですね。 知事 観光客の皆さんにも「もぎとり体験」をしていただき、大変好評でした。 このような取組みを一過性にせず、 「日本人の心のふるさと美しい山形」の魅力 をこれからもたくさん発信していきたいと思います。 県勢のスポーツ躍進 司会 夏の甲子園やインターハイなどスポーツの話題も豊富で、若い世代の活 躍が目立ちました。 知事 山形県勢の活躍は本当にうれしかったです。スポーツは県民の皆さんに 勇気と元気、活力を与えてくれます。太田渉子さん、小関也朱篤さんにも、感 動をいただきました。 太田 ありがとうございます。昨年3月のソチパラリンピックでは日本選手団 の旗手という大役も務めさせていただき、大きな責任を感じるとともに、誇り の持てた素晴らしい経験となりました。 知事 国旗は重くなかったですか。日本代表という重みもあったでしょうね。 太田 多くの応援や期待をいただいた分、プレッシャーもありましたが、それ を力に変えてソチパラリンピックに臨むことができました。 司会 小関さんも、昨年は大きな大会で素晴らしい成績を残されました。 小関 パンパシフィック水泳選手権とアジア大会で初めての日本代表になり、 パンパシフィックでは平泳ぎで二冠を達成できて本当にうれしかったですね。 県民の皆さんからの温かいエールを胸に、しっかりと全力を出し切れたレース でした。私自身すごく大きな自信になっています。 子どもたちのスポーツを応援 司会 お二人がスポーツを始めたきっかけはどんなことでしたか。 太田 出身地の尾花沢市は豪雪地帯ということもあり、小学校の体育の授業で スキーをします。クロスカントリースキーが盛んで、素晴らしい選手やコーチ がいらっしゃる中で、自然と私も小学1年生から始めました。 ストックを1本しか使えないので、最初の頃はまったく前に進むことができ ずに、どちらかというと苦手でした。でも、小さい頃から両親に「工夫すれば 何でもできる」と教わっていたので、 「できない」で終わらせるのではなく、で きるように工夫して練習しました。練習するほど速く滑ることができて、楽し くなりました。校内のスキー大会で初めてクラスのリレー代表に選ばれたとき はうれしかったですね。 知事 素晴らしいご両親ですね。そのような親御さんの教えが子どもにもしっ かりと伝わったからこそ、一生懸命がんばれるのですね。 太田 トレーニングをしている時は辛いと思うのですけれども、多くの方にも 応援していただき、パラリンピックという大舞台を経験することができました。 司会 小関さんが水泳を始めたきっかけはいかがですか。 小関 私は4歳の頃から始めました。鶴岡市はとても水泳が盛んだったことと、 スポーツ好きの親の影響もありました。始めた頃の記憶はないのですが、ここ まで水泳を続けているということは、相当楽しかったのだと思います。自分の 後を追って後輩たちが強くなっていると聞くとうれしいですね。 司会 知事も小さな頃からスポーツが大好きだったとお聞きしていますが、子 どもたちがスポーツに取り組める環境は大切ですね。 知事 はい、運動会が大好きでした(笑)。県では5年前から「YAMAGATA ドリー ムキッズ」という事業を行っています。オリンピックなどの国際舞台で活躍す るアスリートの輩出を目指し、スポーツが大好きな山形県の子どもたちの、世 界に羽ばたく夢を支える事業です。現在、150 名が在籍しており、第1期生がこ の春から高校1年生になりますので、インターハイでの活躍も期待しています。 司会 2017 年は南東北インターハイ、さらに 2020 年は東京オリンピック・パラ リンピックもあります。太田さん、小関さんに続く皆さんにがんばってほしい ですね。 知事 お二人が持っているチャレンジ精神は、スポーツに限らず、例えばモノ づくりなどいろいろな分野でも大切です。小さい頃からチャレンジする心を大 事にしてほしいと思います。そして最後は気力が大事ですね。太田さんも小関 さんも、気力面でも大変優れていると感じます。お二人のように「為せば成る」 精神でがんばっていただきたいですね。 司会 スポーツの精神が山形県の優れたモノづくりにも通じるものがあるとい うことですね。 食文化をはじめ地域の魅力を県民の一人ひとりが発信 司会 現在、太田さん、小関さんは山形県を離れて生活されていますが、お二 人にとって、ふるさとの山形県はどのように映るのでしょうか。 太田 ふるさとを離れて家が恋しいのはもちろんですが、家族の手料理が食べ たくなります。帰省した時の楽しみにしています。 小関 そうですね。山形県に帰ると本当にのんびりとできますし、息抜きにも なります。母親の作るご飯はやはりおいしいですね。 太田 芋煮とか納豆汁とか。 小関 山形牛も大好きです。山形県のものは美味しいですよね。 知事 山形県は、35 市町村すべてに温泉が湧く「温泉王国」で、四季折々の野 菜や果物、豊富な山の幸、海の幸、54 の酒蔵、12 のワイナリー、17 のそば街道 など県内全域で魅力的な食を楽しむことができます。 「つや姫」はじめ美味しい お米もあります。 太田 「つや姫」は、ソチパラリンピックの時に県から 100 キログラムをいた だき、現地でおにぎりを作って食べていました。とても甘くて、冷めても美味 しい、と一緒に参加した選手の皆さんにも大好評で、一番のエネルギーになり ました。 知事 喜んでいただけて本当にうれしいです。日本一美味しいブランド米だと 思っています。 日頃から、県民の皆さんお一人おひとりが地域の良さ、魅力に気付き、磨き 上げながら発信していくことが大切だと申し上げています。ぜひお二人にもい ろいろな場面で山形県の良さを発信していただきたいと思います。 チャレンジする精神で 2015 年も目標に向かってまい進 司会 最後に皆さんの今年の抱負をお聞きします。 太田 現役を引退しましたので、一人の社会人として自立し、今度は私が支え る側になりたいと思っています。スポーツを通して、障がいのあるなしにかか わらずすべての子どもたちが夢を持って生活できるような日本、街づくりに協 力していきたいと考えています。 小関 今年の世界水泳選手権での金メダル獲得と、それから来年はリオデジャ ネイロオリンピックがあります。ぜひ金メダルを狙っていきたいですね。 知事 お二人とも、これからも目標に向かって元気に頑張ってください。 私も、県民の皆さんお一人おひとりが喜びと幸せを実感し、活き活きと輝いて 生きていける、住んで良し、訪れて良しの山形県づくりに全力でまい進してま いります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 写真キャプション) ⓒSTAND/阿部謙一郎 ⓒSTAND/竹見脩吾 この対談の模様は、1 月 4 日(日曜日)午後 5 時から 5 時 30 分まで山形放送(YBC) で放送されます。 <6から9ページ> タイトル)特 集 未来を築く子育て支援・人づくりの充実 子どもは社会の宝であり、未来への希望です。県では、結婚や子育て、若者や 女性がいきいきと活躍できる環境づくりの支援や、子どもたちの多様な力を引 き出す教育の充実に取り組んでいます。 結婚支援の充実強化 県では、結婚を望む皆さんの希望がかなうよう、市町村や地域で活動されて いる方々と連携して結婚支援に取り組んでいます。 ●出会いのサポート ◯「やまがた結婚サポートセンター」における、お見合い相手を検索するサー ビスや出会いの場の設定、婚活イベント情報の提供 ◯地域の仲人さん「やまがた縁結びたい」によるお見合い支援 ●結婚を応援する気運づくり ◯NPO 法人や企業、行政などが参加する「やまがた婚活応援団+(プラス)」の 団員によるそれぞれの結婚応援活動 ●次代を担う若者の結婚観・家庭観の意識づけ ◯高校生や大学生に対する結婚や子育ても含めた自分の将来を考えるライフデ ザインセミナーの実施 ◯小中高生が乳幼児とのふれあい体験を通して、将来、自分が親になることを 考える機会の提供 成婚者の声 伊藤 伸一(しんいち)さん、杏奈(あんな)さん (鶴岡市) カップリングパーティーでいいご縁をいただき結婚できました。昨年娘が誕生 し充実した毎日です。あの時思い切ってイベントに参加してよかったと思いま す。 やまがた結婚サポートセンターをご利用ください。 ヤマガタハッピーライフプロジェクト ◎センター 【場所】山形市本町 2 丁目 4-18 ニーズビル 2 階 電話 023-687-1972 ◎庄内支所 【場所】鶴岡市錦町 13-28 スイング2 電話 0235-64-8895 ◯開所日時:月・火・土・日曜日:午前 10 時から午後 6 時まで(受付は午後 5 時 まで) 水曜日:センター 正午から午後 8 時まで(受付は午後 7 時まで) 庄内支所 午前 11 時から午後 7 時まで(受付は午後 6 時 30 分まで) ◎最上・置賜地域における出張登録・閲覧会 【最上】毎月第2土曜日、第2日曜日 【置賜】毎月第4土曜日、第4日曜日 時間:午前 10 時から午後 5 時 ◆開催会場は随時決定 ※詳しくは、ホームページをご覧ください。 検索ワードに“やまがた結婚”を挿入しクリック! 保育サービスの充実 県では、市町村と連携して保育所や認定こども園の整備を進めています。認 定こども園は、保護者の就労の有無にかかわらず小学校就学前の子どもを受け 入れて、幼児教育、保育を提供する幼稚園と保育所それぞれの良さを備える施 設です。県内には、22 の認定こども園があります。 平成 27 年度開始予定の子ども・子育て支援新制度のもと、県では、認定こど も園の普及や保育所整備など保育の場を増やすとともに、一時預かりや病児・ 病後児保育などの保育サービス・放課後児童対策を充実し、子育てしやすく働 きやすい環境づくりに取り組んでいきます。 利用者の声 認定こども園 かしのき幼稚園・お日さま保育園保護者 鑓水 麻里さん (上山市) 幼児教育も受けさせたいという想いを持っている方も多いと思います。そうし た保護者の期待にも応えてくれる認定こども園は、とても良い施設だと思いま す。 子育て家庭への医療費の支援 ●子育て支援医療給付 県では、子育て家庭の経済的負担の軽減のため、市町村が行う子育て支援医 療給付(医療費の自己負担額への助成)の経費の一部を負担しています。昨年 7月からは外来診療の支援対象を未就学児童から小学3年生までに拡大するな ど、市町村の取組みを後押ししています。 ●小児慢性特定疾病の医療費助成 昨年5月に「児童福祉法」が改正され、今年 1 月から小児慢性特定疾病の医 療費助成の対象疾病が 514 から 704 に増え、ダウン症候群などの疾病も新たに 対象となりました。医療費助成の手続きは、お近くの保健所で行っています。 また、相談の受付や社会参加に向けた自立のための支援も行っています。 問い合わせ ●村山保健所 電話 023-627-1203 ●最上保健所 電話 0233-29-1361 ●置賜保健所 電話 0238-22-3205 ●庄内保健所 電話 0235-66-5657 ●子ども家庭課 母子保健担当 電話 023-630-2260 女性の活躍支援 ●マザーズジョブサポート山形の開設 県では、結婚、出産、育児等の理由で一度離職し、再び働こうとする女性一 人ひとりのニーズに応じた就職のワンストップ支援窓口「マザーズジョブサポ ート山形」を、山形テルサ1階ハローワークプラザやまがた内にオープンしま した。 「マザーズジョブサポート山形」では、ハローワークマザーズコーナーの職 業紹介機能と連携し、再就職を考えるにあたって直面する仕事と子育てとの両 立などに関する様々な不安の解消に向け、専任の相談員が一緒に考えていきま す。 マザーズジョブサポート山形 主な内容 相談窓口、ビジネスマナー・パソコン操作などの各種セミナーの開催 利用時間 月曜日から金曜日:午前9時 30 分から午後6時まで 土曜日:午前 10 時から午後5時まで 保育ルーム 相談や就職面接時などにご利用ください。 火・水・木曜日:午前9時 30 分から午後4時まで(予約制) ※上記以外の曜日・時間帯は事前にご相談ください。 場所・電話 山形市双葉町 1-2-3 山形テルサ 1 階 ハローワークプラザやまがた内 電話 023-665-5915 ※詳しくは、ホームページをご覧ください。 検索ワードに“マザーズジョブサポート山形”を挿入しクリック! ●企業におけるワーク・ライフ・バランスの推進 県では、仕事も家庭も両立できる職場づくりや、女性課長など女性の管理職 登用に積極的に取り組む企業を、その取組みに応じて「宣言企業」、「実践(ゴ ールド)企業」、「優秀(ダイヤモンド)企業」として登録・認定し、広く県民 の皆さんにお知らせしています。 また、認定区分に応じて、各種奨励金等の支援メニューを設け、規模の小さ い企業においても、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の取組み が一層拡大するようサポートしています。 支援メニュー 宣言企業 奨励金の交付(1 回のみ) 県商工業振興資金融資制度優遇金利適用(はじめて女性を管理職に登用した場 合) 実践(ゴールド)企業 奨励金の交付(2 回目以降) 県商工業振興資金融資制度優遇金利適用 県競争入札参加資格者名簿(建設工事)発注者別評価点を 2 点加点 優秀(ダイヤモンド)企業 優秀(ダイヤモンド)企業盾の交付 知事との新聞紙面対談(1年当たり3社) ※登録企業の取組みは 検索ワードに“WEB 労働やまがた”を挿入しクリック! こんな取組みをしています! 有能な人材の確保とスタッフのキャリアを活かす 「短時間正職員制度」で病院に活気 三友堂病院 看護部長 高橋 啓子さん(米沢市) 三友堂病院では、平成 20 年に看護師の離職者対策のモデル事業として「短時 間正職員制度」を導入しました。この制度では、1週間の勤務時間が 20 時間以 上であれば本人の希望に応じて自由に勤務時間を設定でき、また、年 2 回勤務 時間の見直しができることや、人事評価、給与、研修によるキャリアアップな ど、正職員と待遇を同じにすることで、すべての職員がいきいきと働くことの できる環境づくりを目指しています。 利用者からは、 「短時間であっても正職員として働くことでやりがいや責任を 持って仕事に取り組める」、「経済的余裕もできる」といった声があり、これま で子育てなどで仕事をあきらめていた有能な人材の活用につながっています。 現在は職員約 600 名のうち 36 名がこの制度を利用していますが、利用者は看護 師だけでなく、医師、薬剤師、事務員と多様な職種にわたり、なかには管理職 として活躍している職員もいます。 また、昨年 10 月には法人内保育所「ちびっこ広場めんご」を開設し、夜間保 育を行うほか、利用する職員に対して保育料補助制度も設けています。 これらの取組みは、仕事と生活の両立を支援することで男女ともに働きやす い環境を整える「ワーク・ライフ・バランス(WLB)」推進の一環です。法人内 に「WLB 推進プロジェクト委員会」を設置し、職員満足度調査やフレックスタイ ム制の導入検討など、様々な生活事情や希望する働き方に応じて、職員がその キャリアと能力を活かせるよう取り組んでいます。 写真キャプション)保育所「ちびっこ広場めんご」 「知徳体」バランスのとれた山形の子どもたちを育てる ために! 学力向上の取組み 全国学力・学習状況調査の結果から山形県の小・中学生の姿が見えてきました。 県では子どもたちの「良さ」をさらに伸ばすとともに、明らかになった「課題」 を解決し、確かな学力の向上に取り組んでいきます。 ●「人が好き!本が好き!ふるさとが好き!」 「地域行事に積極的に参加している」、「読書が好き」の2つの項目で、全国 と比較して大変良い結果が出ています。また、 「自分には良いところがある」 「思 いやりがある」などの項目も、高い割合を示しています。さらに、 「最後まであ きらめず、ねばり強く問題に取り組む」ことが得意な子どもが多いことから、 山形の子どもたちは素直で健やかに育っている様子がわかります。 地域行事に積極的に参加している 小学校 山形県/86.3 パーセント 全国/68.0 パーセント 中学校 山形県/59.0 パーセント 全国/43.5 パーセント ●国語は得意だけど算数・数学が少し苦手 「漢字の読み書き」や「公式に当てはめて計算する」ことが得意な反面、 「根 拠をあげて説明したり、自分の考えを的確に表現したりする」ことが苦手です。 また、国語は全国平均を上回っているものの、算数・数学はやや苦手で、特に 活用問題に課題が見られます。 「算数・数学の勉強が好き」と答える子どもが少 なく、そのことも算数・数学の学力に影響すると言われています。そのほか、 テレビを見たり、ゲームをする時間が長いことも明らかになりました。 算数・数学の勉強が好き 小学校 山形県/63.6 パーセント 全国/66.1 パーセント 中学校 山形県/53.7 パーセント 全国/56.6 パーセント ●確かな学力づくりに向けて ①分析・評価・改善 調査の結果について、各学校で分析し、保護者などに説明することによって、 家庭や地域の方々と一緒に、具体的な取組みを行っていきます。 ②思考力を高める問題の作成 算数・数学の学習では、子どもたちの思考力・表現力の向上を目的にした問 題を作成し、各学校で活用しています。今後は、国語等の問題も作成していき ます。 ③モデル授業づくり 子どもたちの興味・関心を高めるとともに、確かな学力を身につけさせるた めには、どのような指導が有効か、モデルとなる授業例を開発し、公開授業等 を通して広く普及していきます。 写真キャプション)高畠町立第二中学校公開授業の様子 今回の調査で、 ○規則正しい生活リズム ○本や新聞を読む習慣 ○家庭内のコミュニケーション これらが学力向上に有効であるとわかりました。山形の子どもたちの学力を、 さらに伸ばしていくために、学校と家庭が一緒になって取り組んでいきましょ う。 スポーツ競技力の向上 2017 年には本県で南東北インターハイが開催されます。県ではドリームキッ ズの発掘と育成・ジュニア選手の強化などをはじめ、段階に応じた競技スポー ツの強化に取り組み、2020 年東京オリンピックへの本県出身選手の出場を目指 します。 2017 年南東北インターハイ本県開催競技 陸上競技、体操競技・新体操、バレーボール(男子)、ソフトボール、バドミン トン、登山、レスリング、ホッケー、カヌー ドリームキッズの発掘と育成 ・ ジュニア選手の強化 南東北インターハイ 国内トップレベル 日本代表 2020 年東京オリンピック 未来に伝える山形の宝 県内には、古くから大切に受け継がれてきた、全国にも誇るべき歴史・文化・ 自然が数多くあります。これらを地域で守り、活かすとともに、郷土に対する 誇りと愛着を育み、地域活性化や交流の拡大を進めるため、 「未来に伝える山形 の宝」登録制度を発足させました。 今回は、登録されている中から子どもたちが関わる特色ある取組みを紹介し ます。 ●下小松古墳群と希少な自然が織りなす里山の風景 川西町では、犬川地区有志の皆さんが、4から6世紀に造られた約 200 基か らなる古墳群とその周辺に見られる希少な動植物を保存整備し、魅力の発信に 取り組んでいます。古墳群を巡る「ヒメサユリウォーク」には、毎年犬川小学 校4年生が親子行事として参加し、地域の自然や歴史の魅力を直接感じていま す。 写真キャプション)下小松古墳群を散策する参加者 ●能と歌舞伎 伝承の里 山五十川(やまいらがわ) 鶴岡市山五十川地区は、能と歌舞伎の2つの郷土芸能が伝承されている全国 的にも珍しい地域で、保存会の皆さんが山戸(やまと)小学校の子どもたちに山 戸能と山五十川歌舞伎の伝承活動を行っています。郷土芸能の伝承を通して、 地域の中で世代を越えたつながりが生まれ、郷土に対する誇りと愛着を育んで います。 写真キャプション)歌舞伎役者の化粧をしてもらう子ども ●最上川の流通・往来及び左沢町場の景観 国重要文化的景観に選定された大江町では、町職員が小学6年生に文化的景 観をテーマにした出前授業を行い、子どもたちは楯山城跡や左沢地区の町場を 訪ね歩き、歴史などを学んでいます。また、町では景観を題材にした絵画展を 開催し、子どもたちがお気に入りの風景を描くことで、郷土の良さを見つめ直 すきっかけづくりをしています。 写真キャプション)楯山城跡の歴史を学ぶ子どもたち こんな取組みをしています! 茂木 藤雄(もぎ ふじお)さん (寒河江市) 西部地区公民館分館長 ※分館:慈恩寺活性化センター 慈恩寺の魅力を県内外に発信 悠久の里 慈恩寺 昨年 10 月「慈恩寺旧境内」が国史跡に指定されました。約 1300 年の歴史を 有する慈恩寺では、お寺の関係者で構成する「一山衆(いっさんしゅう)」の方々 や寒河江市醍醐地区の区長会をはじめとする多くの団体が観光振興やまちづく り、環境整備などの活動を行ってきました。このたびの指定は、 「自分たちの宝」 への理解を深め、地区全体で取り組んだ結果だと喜んでいます。 今年は、東京国立博物館特別展「みちのくの仏像」に秘仏を出品するなど、 慈恩寺の「悠久の魅力」を県内外に情報発信していきます。 写真キャプション)史跡指定の旧境内約 45 ヘクタール(橙色線内)を上空から 見た様子 ぜひご覧ください! 県政テレビ番組「いき☆いき やまがた」放送のご案内 今回の特集「未来を築く子育て支援・人づくりの充実」について、県内民放 4 局で特別番組(30 分)を放送します。 さくらんぼテレビ(SAY) ●1月 11 日(日曜日) 午後1時から テレビユー山形(TUY) ●1月 17 日(土曜日) 午後3時 30 分から 山形放送(YBC) ●1月 25 日(日曜日) 午後2時 30 分から 山形テレビ(YTS) ●1月 31 日(土曜日) 午後3時 25 分から <10 から 11 ページ> タイトル)県政ほっと!ほっと! ほっと1)皇太子殿下をお迎えし、全国育樹祭を開催 ◎第 38 回全国育樹祭式典(10 月 12 日 遊学の森) 皇太子殿下が 10 月 11 日から 13 日までご来県されました。殿下は式典で「森 林を守り育てる活動の輪が、ここ山形の地から世界へ、そして未来へと大きく 広がっていくことを願います」とお言葉を述べられ、天皇皇后両陛下が植えら れた樹木にお手入れされました。式典の前後には、県立博物館の国宝「縄文の 女神」、新庄ふるさと歴史センター、金山大堰、金山小学校、最上町の森林資源 を活用した木質チップボイラーや福祉施設等をご視察になりました。 写真キャプション) 皇太子殿下のお手入れの様子 金山小学校をご視察 育樹祭式典 ほっと2)為せば成る! ご来県!! ◎キャロライン・ケネディ駐日米国大使、山形県訪問(9月 27 日 伝国の 杜) ケネディ大使が米沢藩主上杉鷹山公にちなんだ「なせばなる秋まつり」を訪 れ、米沢織の着物を着た吉村知事らが出迎えました。大使は、集まった県民に 向けて「今日は待ちに待った日。ジョン・F・ケネディ元大統領が敬服していた 鷹山公は何世代にもわたって人々を触発してきたリーダーです。鷹山公ほど父 の信条を端的に言い表した人はいない。為せば成る。」とスピーチしました。 ほっと3)県産農産物を国内外でプロモーション ◎知事のトップセールス 県産農産物の魅力発信のため、吉村知事が国内外でトップセールスを行って います。昨年初夏には東京都中央卸売市場大田市場でさくらんぼを市場関係者 に、秋には東京・大阪・名古屋の百貨店で消費者の方々へ「つや姫」の新米を、 またシンガポールではりんごやラ・フランス、「つや姫」等を先頭に立って PR しました。今後も県産農産物の魅力を全国に発信していきます。 写真キャプション) 東京都内の百貨店で「つや姫」をもんぺ姿でトップセールス タイトル)県議会だより 第 46 号 写真キャプション)山形県議会議事堂 新年のごあいさつ 鈴木 正法 議長 明けましておめでとうございます。皆様には、希望あふれる新春をお迎えの ことと心からお慶び申し上げます。 本年も、県民の皆様の幸せの実現のために、全力で議会活動に取り組んでま いりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。 決算特別委員会の概要 平成 25 年度山形県一般会計歳入歳出決算ほか 17 決算等については、決算特 別委員会を設置して審査した結果、12 月 2 日の本会議において、認定・可決さ れました。決算特別委員会の総括質疑における主な内容は次のとおりです。 自由民主党 島津 良平 議員 東置賜郡選挙区 10 月 24 日 ●豪雨災害への対応について ●農林水産業創意工夫プロジェクト支援事業等について ●県民に分かりやすい財務諸表の作成についてなど 県政クラブ 阿部 昇司 議員 鶴岡市選挙区 10 月 24 日 ●東北公益文科大学の今後の活性化に向けた支援について ●災害に強い河川の整備について ●新農林水産業元気再生戦略の取組状況についてなど 地域議員協議会の概要 11 月 20 日、各総合支庁において、今年度2回目の地域議員協議会を開催し、 それぞれの地域における行政課題や施策について地元選出の県議会議員が審議 を行いました。 主な質疑項目は次のとおりです。 写真キャプション)置賜地域議員協議会の様子 主な質疑項目 東南村山地域 ・蔵王山の火山活動の現状と対応策について ・デスティネーションキャンペーン後の継続的な観光振興に向けた取組みにつ いて ・東北中央道の新たな「道の駅」設置にかかる市町との連携について 西村山・北村山地域 ・畜産生産基盤の強化について ・村山地域における公共事業の入札状況について ・除雪中の事故防止に向けた対策について 最上地域 ・困難を有する若者を支援する取組みについて ・もがみ薪ステーション事業の取組状況と今後の課題について ・デスティネーションキャンペーンの成果を踏まえた今後の誘客促進について 置賜地域 ・吉野川における改修工事の進捗状況と今後のあり方について ・東北中央道の供用開始を踏まえた「道の駅」の整備について ・有機エレクトロニクスをはじめとした置賜地域のものづくりを担う人材育成 について 庄内地域 ・米の概算金の下落による庄内地域への影響について ・松くい虫による被害状況と対策について ・全国豊かな海づくり大会の開催前年度に行われるプレイベントについて 高速道路の建設促進に向けた意見交換会、要望活動 10 月 31 日、東京都内において、日沿道及び東北中央道の建設促進に関する協 議会(本県(8名)のほか、青森、秋田、福島、新潟の各県議会で構成)が主 催し、国土交通省幹部職員等を招き、道路の整備等に関する意見交換会を開催 しました。 意見交換会終了後には、国土交通省などに対して、日沿道及び東北中央道の 建設促進と羽越・奥羽本線等の高速化促進に関する要望活動を実施しました。 写真キャプション)国土交通省への要望活動の様子 「県議会やまがた」ご覧ください!! 県議会の活動、議会運営の様子をより詳しくお伝えする広報誌を年4回発行し ています。県庁・各総合支庁ロビー、公民館、図書館などのほか、県議会ホー ムページでもご覧いただくことができます。 ●内容 本会議や委員会での質疑概要、議会活動の紹介 など 問い合わせ◎編集発行/山形県議会事務局議事調査課 電話 023-630-2846 検索ワードに“山形県議会”を挿入しクリック! <12 から 13 ページ> タイトル)地域の旬だより 各地からの情報をお届けします。 写真キャプション)県産の花「啓翁桜」 中国ハルビン 山形の強みを活かす!!日本酒とスキーをテーマに 山形県産食品プロモーション東北スキーセミナーイン北京 ハルビン事務所では、食や観光など本県の魅力を紹介するなど、中国での県 産品の販路拡大、本県への観光誘客に取り組んでいます。 今年度は、ハルビン市内の日本料理店3ヵ所で、ポスターやはっぴなどで山 形の雰囲気を高めながら、県産酒などの食品プロモーションを行いました。初 めて県産酒がお店のメニューに加わり、ハルビンでも山形の味を楽しんでもら えるようになりました。 また、北京市内のスキークラブを対象に、岩手県と共同で東北スキーセミナ ーイン北京を開催して、樹氷や温泉、郷土料理など、本県のスキー場の魅力を PR しました。今シーズン、中国からのスキーヤーの増加を期待しています。 写真キャプション)熱心に説明を聞く北京のスキーヤーたち 日本料理店の従業員の皆さんも、山形のはっぴを着て県産酒を PR 問い合わせ◎県ハルビン事務所(中国黒龍江省) 電話 +86-451-5180-3406 最上 旬の県産農産物を使った簡単レシピ 最上伝承野菜「ひろっこ」 長く厳しい冬を迎えているここ最上地域で、冬でも新鮮な野菜を食べられる よう知恵と工夫を凝らし栽培されてきたのが伝承野菜「ひろっこ」です。 雪の下から掘り出すアサツキの一種「ひろっこ」は、秋に植えた球根から雪 の下で芽が少しずつ成長したもので、雪解け後に収穫したものより柔らかくて アクが少なく、火を通すと甘みが増すのが特徴です。 最上地域のスーパーなどで1月上旬頃から店頭に並びます。家庭では酢の物 や天ぷらなどでいただきますが、地元のイタリアンレストランでは香味を活か したパスタ料理としても提供されています。 レシピ ひろっこのお吸い物 ●材料 ひろっこ 100 グラム、豆腐2分の1丁、卵2個、酒大さじ1、しょうゆ大さじ 2、だし汁適量 ●作り方 ①豆腐を食べやすい大きさに切る。卵をボウルに溶いておく。 ②鍋に酒・しょうゆ・だし汁を入れて火にかけ、沸騰させる。 ③豆腐を鍋に入れ、一煮立ちしたら卵を少しずつ回し入れる。卵に火が通った ら、ひろっこを入れて火を止める。 ◎一言:ひろっこは余熱で火を通す程度で十分です。 【出典】最上伝承野菜 料理と暮らし 問い合わせ◎最上総合支庁農業振興課 電話 0233-29-1316 タイトル)やまがた Q&A ホームページや電話等でお問い合わせいただいた県民の皆さんの疑問・質 問にお答えしていきます。 クエスチョン1 「生物多様性」ってなに? アンサー1 日本には9万種以上の生き物がおり、長い時間の中で、多様な生態系に適応 して、現在の姿となっています。個々の生き物が互いに関わりを持ちながら微 妙なバランスのもとに生態系を構成し、生命を存立するための基盤となってい ること、これが生物多様性です。大気や水、土壌等の自然環境から食べ物や酒、 ワイン、木材、医薬品など、暮らしに関わる多くのものが、この生物多様性が もたらす「恩恵」によって成り立っています。 しかし、過剰な生き物の採取や開発、里山の環境変化、外来種の侵入、地球 温暖化等を要因として、地球規模で生態系の損失や生き物の減少・絶滅が進ん でいます。このまま進むと人の生存にも重大な影響を与えるおそれがあります ので、生物多様性を健全なものにしていくことが重要となっています。 写真キャプション)生物多様性ロゴマーク クエスチョン2 県内の生物多様性はどうなっているの? アンサー2 豊かで多様な自然が残されている山形県でも、絶滅が心配される野生動植物 がいるほか、猪や鹿等の野生動物や外来種の生息・生育域の拡大による被害の 増大など、生態系は変化しています。 本県においても、県土が育んできた豊かな生物多様性を県民共通の財産とし て、次の世代に引き継いでいくことが重要な課題となっています。また、生物 多様性は保全していくだけでなく、地域の資源として新しい価値を発見し、地 域活性化に結びつけることも必要です。 そこで県では、昨年3月に「山形県生物多様性戦略」を策定し、生物多様性 の重要性についての普及啓発、絶滅が心配される生き物の保全対策、外来種駆 除など生態系の保全、里山の森林資源の活用等に取り組んでいます。 【県内で絶滅が心配される野生動植物の数】 植物:586 種 絶滅が心配される主な生き物 写真キャプション)アツモリソウ クマガイソウ マルコガタノゲンゴロウ イバラトミヨ特殊型 動物:285 種 「山形県生物多様性戦略」の詳細は、県ホームページでご覧いただけます。 検索ワードに“山形県生物多様性戦略”を挿入しクリック! 問い合わせ◎みどり自然課 電話 023-630-2208 <14 から 15 ページ> タイトル)おいしい山形インフォメーション 山形県の人口と世帯数 平成 26 年 11 月 1 日現在 人口総数 1,130,268 人(前月比マイナス 391 人) 世帯数 395,854(前月比プラス 238 世帯) 募集 自治医科大学入学者募集 自治医科大学は、地域の医療を担う医師の養成を目的とし、全国の都道府県が 共同で栃木県内に設立した大学です。一定の条件を満たした場合、入学金、授 業料が免除されます。 ◆募集学科/医学部医学科 ◆募集定員/全国で 123 名 ◆出願期間/1 月 5 日(月曜日)から 21 日(水曜日)まで 午後 5 時必着(郵送の場合は 1 月 20 日(火曜日)の消印有効) ◆第 1 次試験日 学力試験 期日/1 月 26 日(月曜日) 会場/山形県総合研修センター(山形市) 面接試験 学力試験及第者のみ実施 期日/1 月 27 日(火曜日) 会場/県庁 ◆出願書類配布場所/県庁(地域医療対策課)、県内各高校 検索ワードに“山形県 自治医科大学”を挿入しクリック! 問い合わせ/地域医療対策課 電話 023-630-2258 催し物 2015 やまがた 産業・企業・就職ガイダンス 県外大学に進学した若者などの県内企業への就職を支援するため、県内企業約 40 社が合同で説明会を開催します。 ◆日時/3月8日(日曜日)午前 10 時 30 分から午後 4 時まで ◆会場/東京都立産業貿易センター 浜松町館(東京都港区) ◆対象/平成 28 年 3 月卒業予定の学生等 問い合わせ/雇用対策課 電話 023-630-2375 第 32 回山形県警察音楽隊定期演奏会 ◆日時/1月 31 日(土曜日) 午後2時から午後4時まで ◆会場/やまぎんホール(山形県県民会館) ◆内容/警察音楽隊の演奏や山形明正高等学校の生徒による和太鼓演奏など。 (入場無料) 問い合わせ/警察本部 電話 023-626-0110 お 知 ら せ 政治家の寄附は禁止! 有権者が求めることも禁止されています! 年末年始は何かと贈り物やお祝い事をする機会の多い時期ですが、政治家が選 挙区内の人に、お金や物を贈ることは公職選挙法で禁止されています。 ◆禁止される寄附例/お歳暮・お年賀、地域行事への寸志・飲食物等の差入れ、 結婚祝・香典、葬儀の花輪・供花等 検索ワードに“山形県 寄附禁止”を挿入しクリック! 問い合わせ/県選挙管理委員会事務局 電話 023-630-2081 自動車税の額が変わります 環境負荷に応じて自動車税を増額・減額する「グリーン化特例」が平成 27 年度 分から一部見直されます。 ◆増額割合の引上げ(10 パーセントから 15 パーセントに) ガソリン車(登録から 13 年を超えたもの) ディーゼル車(登録から 11 年を超えたもの) ◆減額割合の拡充(50 パーセントまたは 75 パーセントに変更) 平成 26・27 年度新車新規登録車(排出ガス・燃費基準の要件を満たしたもの) ※車種等により特例の対象外となる場合もありますので、詳しくは県ホームペ ージまたは税政課、各総合支庁税務担当課まで。 問い合わせ/税政課 電話 023-630-2005 児童・障がい児(障がい者)に関する各種手当のお知らせ ①児童扶養手当 対象 ひとり親家庭の母または父(または養育者) 支給期間 子どもが 18 歳に達した年度末まで(障がいがある場合は 20 歳未満まで) 支給額 児童 1 人/全部支給 41,020 円/一部支給 41,010 円から 9,680 円まで 児童 2 人/全部支給 46,020 円/一部支給 46,010 円から 14,680 円まで 児童 3 人目以上 1人につき 3,000 円加算 支給月 4・8・12 月(前月分まで支給) ※平成 26 年 12 月以降は児童扶養手当よりも公的年金等が少額の場合、差額分 の手当が受給可能となりました。 ②特別児童扶養手当 対象 重度から中度の障がいがある子どもを在宅で育てている方 支給期間 子どもが 20 歳に達するまで 支給月額 1級障害 49,900 円 2級障害 33,230 円 支給月 4・8・11 月(前月分まで支給、11 月は当月分まで) ③特別障害者手当(障害児福祉手当) 対象 重度の障がいがあり、在宅で生活している方 支給月額 障害児福祉手当(20 歳未満)14,140 円 特別障害者手当(20 歳以上)26,000 円 支給月 2・5・8・11 月(前月分まで支給) 申請窓口 各市町村福祉担当課 ※いずれの手当も障がい程度・所得制限など一定の要件があり、認定を受けた 場合、申請月の翌月分から支給されます。 問い合わせ/ 児童扶養手当、特別児童扶養手当について 子ども家庭課 電話 023-630-2263 特別障害者手当(障害児福祉手当)について 障がい福祉課 電話 023-630-2275 平成 27 年1月1日から難病の新医療費助成制度が始まります 難病対策を定めた新法の施行により、医療費助成の対象疾病が大幅に拡大され 約 300 疾病まで増える予定のほか、認定基準や自己負担限度額、申請方法など が変わります。現在は 110 の対象疾病を受け付けています。 ◆申請・相談窓口 村山保健所子ども家庭支援課/電話 023-627-1203 最上保健所地域保健福祉課/電話 0233-29-1362 置賜保健所地域保健予防課/電話 0238-22-3205 庄内保健所子ども家庭支援課/電話 0235-66-5657 ◆詳しい内容・申請方法 検索ワードに“山形県 新しい難病対策”を挿入しクリック! 問い合わせ/障がい福祉課 電話 023-630-2203 救急電話相談をご利用ください 夜間の急病で、医療機関を受診するか迷ったとき、看護師や医師がアドバイス を行う「救急電話相談」を開設しています。 ◆相談日時/毎日 午後 7 時から 10 時まで ◆小児救急相談電話(15 歳未満の方対象) (プッシュ回線・携帯電話からは)#8000 (ダイヤル回線・PHS 等からは)023-633-0299 ◆大人の救急相談電話(15 歳以上の方対象) (プッシュ回線・携帯電話からは)#8500 (ダイヤル回線・PHS 等からは)023-633-0799 問い合わせ/地域医療対策課 電話 023-630-2110 モンテディオ山形 J1復帰おめでとう!! プレーオフを制し、4シーズンぶりにJ1で戦うモンテディオ山形。皆さん、 熱い応援で盛り上げていきましょう。 プロスポーツホームゲーム情報 バスケットボール NBDL リーグ「パスラボ山形ワイヴァンズ」 日時/1月 31 日(土曜日) 午後2時、2月 1日(日曜日) 午後1時 対戦チーム/豊田通商ファイティングイーグルス名古屋 会場/山形県総合運動公園アリーナ(天童市) 日時/2月7日(土曜日) 午後2時、2月8日(日曜日) 午後1時 対戦チーム/レノヴァ鹿児島 会場/山形市総合スポーツセンター 日時/2月 14 日(土曜日) 午後2時、2月 15 日(日曜日) 午後2時 対戦チーム/アースフレンズ東京 Z 会場/山形市総合スポーツセンター ◎一般前売り券 2 階 自由席 一般 1,000 円/小中高生 500 円 詳しくは 検索ワードに“パスラボ”を挿入しクリック! ※前売り券は、コンビニなどでお買い求めになれます。ただし、店舗により取 り扱っていない場合もあります。 問い合わせ:スポーツ振興・地域活性化室 電話 023-630-2284 観光情報コーナー! YAMA コレ やまがた冬の3美術館めぐり 世界的に評価の高い名画を多く収蔵する山形美術館、山寺後藤美術館、天童市 美術館の村山地域の3美術館で2月8日(日曜日)までの冬限定のお得な共通 チケットを発行します。全てを巡った方には素敵な特典もあります。 ※山形美術館は1月 25 日(日曜日)まで 山形県の観光情報は、検索ワードに“やまがたへの旅”を挿入しクリック! 問い合わせ:やまがた広域観光協議会 電話 023-621-8444 写真キャプション)山形県おもてなし課長(みならい)きてけろくん プレゼントクイズ 個々の生き物が互いに関わりを持ちながら微妙なバランスのもとに生態 系を構成し、生命が存立する基盤となっていることを「生物○○○」と言 います。○○○には何が入るでしょう。 ヒント 13 ページ Q&A!? 正解者の中から抽選で下記賞品をプレゼント! 1等 平成 26 年度やまがたふるさと食品コンクール優秀賞受賞 なめこを使った新ドレッシング『梅なめこ酢』(3本入り) (株)ヒマワリ企画 【5 名様】 2等 平成 26 年度やまがたふるさと食品コンクール優秀賞受賞 『すぐ食べられる山形いも煮』(2 個) 三和缶詰(株) 【10 名様】 はがきに①クイズの答え②「県民のあゆみ」への感想、地域の話題など③郵便 番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入してお送りください。Eメールでの 応募の場合は、本文に①から③をご記入のうえ、タイトル「プレゼントクイズ」 で、[email protected] に送信してください。 あて先 郵便番号 990-8570(住所の記入は不要です) 山形県広報室「県民のあゆみ」1 月号プレゼントクイズ係 締め切り 1月 30 日(金曜日)(当日消印有効) ※応募いただいた個人情報は、賞品発送と「県民のあゆみ」の記事作成にのみ 使用し、それ以外の目的には使用いたしません。なお、当選者の発表は賞品の 発送をもってかえさせていただきます。 <16 ページ> タイトル)やまがたモノガタリ テーマ) 「米沢織」 国内外で評価が高い「米沢織」の歴史や特徴、時代に応じた取組みなどについ て株式会社新田さんにお話をお聞きしました。 米沢織は、伝統に基づく最高の技術と熱い情熱で作られています。 写真キャプション) 絹糸などを職人の技術と経験に基づき染料で染め上げます。 染め上がった糸を糸繰り機にかけて糸枠に巻き取り、織るための準備をします。 織り機にかけた経糸(たていと)に、緯糸(よこいと)を一本一本通しながら織り ます。 布の幅をそろえ、シワを伸ばし、光沢を出すなど、丁寧に仕上げ、生地の完成 です。 クエスチョン 1 米沢織はどのように始まったのですか? 約 250 年前、上杉鷹山公が藩財政を立て直すために行った産業振興の一つで、 青苧を原料とする麻織物から始まりました。養蚕も盛んになり、染色、織り、 縫製までをすべて産地内で行う、全国有数の織物の町として発展しました。明 治以降は化学繊維も取り入れました。 写真キャプション) 1935 年の新田の工場。手織り機に加え一部機械も導入している。 クエスチョン 2 米沢織の特徴や魅力はどんなところですか? 織る前に糸を染める「先染め」が特徴で、様々な色合いに染め上げられた糸は、 鮮やかな濃淡や内側からにじみ出るような艶があります。紅花や藍など自然の 染料を使う伝統的な「草木染め」も行われており、米沢織の魅力をより高めて います。 写真キャプション) 様々な濃淡で染め上げられた紅花染め クエスチョン 3 米沢織でどのようなものが作られていますか? 「小巾(こはば)」と呼ばれる反物では、伝統的な着物や袴などの和服が作られ、 なかでも絹袴地は全国生産量の 95%を占めています。また、フォーマルスーツ などに使われる「広巾(ひろはば)」と呼ばれる洋服生地は国内外で高い評価を 受け、海外の高級ブランドでも採用されています。 写真キャプション) 日本伝統工芸展でも高く評価される米沢織の袴 株式会社新田(米沢市)さんからのメッセージ 米沢織は、ほかの産地に比べて若い後継者が活躍している点でも注目を集めて います。糸、染め、織りの技術を互いに高め合いながら、米沢織の伝統をさら に発展させていきたいと考えています。 電話 0238-23-7717 写真キャプション) 「伝統は革新の連続である」紅花染めを復活させた3代目秀次さんの言葉です。 新しい可能性にも挑戦し次世代に引き継いでいきたいと話す4代目新田英行さ んと5代目源太郎さん。 やまがたモノガタリ・・・ 「山形県産品愛用運動」参加企業が製造している県産 品を紹介しています。 検索ワードに“山形県産品愛用運動”を挿入しクリック! 奥付 県民のあゆみ 平成 27 年 1 月号 No. 583 奇数月 1 日発行 編集発行◎山形県秘書広報課広報室 県ホームページアドレス http://www.pref.yamagata.jp/ 郵便番号 990-8570 山形市松波二丁目 8 番 1 号 電話 023-630-2088 表紙題字|山形県知事 吉村美栄子