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in 高虎公園 お魚観察会
BRIDGESTONE Nature observation 2012 News letter No.5 ブリヂストン びわ湖生命の水プロジェクト 自然観察会 ニュースレター No.5 お魚観察会 in 高 虎 公 園 - 甲良町在士自然観察会 - 藤堂高虎公のゆかりの地甲良町在士での自然観察会 8 月 18 日に、戦国大名の藤堂高虎公出生の地甲良町在士(ざいじ) 高虎公園は圃場整備に 公園に隣接する水路 で自然観察会を開催しました。青空のもと、子どもたちやその家族、 よって農業用水路が地中 のパイプ送水に変わるこ 地域の方々など合計 49 人での観察会でした。はじめは高虎公園内の とで、地域から田園風景 池で、その後に隣接する水路に移動して魚とりを行いました。池は水 が消え去ることを惜しん 位が下がって入りやすくなっていましたが、小さいお子さんにとって で造られました。公園の 中央部の池や、隣接する は深いようで、おそるおそる入る子も。とは言っても、一度目の前を 水路は懐かしい農村環境 泳ぐ魚の姿を見ると、みんな魚を追いかけることに一生懸命でした。 を再現しているのです。 自分たちの町にはどんな魚が暮らしているのかな? 魚とりをはじめてしばらくたっても、なかなか魚がつかまりません。 子どもも大人も水の中の生きもの 魚の姿は多いのですが…。そこで、岸際の植物の下に魚を追い込んで、 た ち に 興 味 津 々 で す。そ ん な 中、 ハプニングが起こりました!マツ みんなの網で囲って捕まえることに。網を構えて、追い込んで、3、2、 モムシという水生昆虫を観察して 1で一斉に網を上げると、はいりました!たくさん見えていた魚の正 いると、手のひらから飛んで行っ 体は、10cm 以上に大きく成長したアユでした。アユは泳ぎの名人、 てしまいました!いつもは水の中 に暮らしている昆虫にも、空を飛 なかなかつかまえることができないわけです。一度コツをつかむと、 ぶものもいることを改めて実感し みんな次々に魚を網に入れていきました。水路に移動した後も、アユ やオイカワ、ヌマムツ、トウヨシノボリ、ドンコ、ドジョウをつかま ました。 観察会の様子 えることができました。池に泳いでいたメダカやコイ、フナを加える と、合計で 9 種類の魚を確認することができました。他にもトンボ アユ メダカ の幼虫ヤゴや、ホタルの幼虫の餌となるカワニナなど様々な生きもの を観察することができました。 最近ではなかなか出会う機会が減ってしまったメダカやドジョウも 見つかりました。ドジョウは腸で空気から酸素を吸収することができ ます。そのため時々水面に泳ぎあがり口で空気を吸います。空気は体 の中、腸を通ってお尻から外に出されます。その様子が、まさにおな らをしているように見えます。魚のおなら、皆さんも見てみたいと思 いませんか? 水の中の生き ドジョウ ものを観察する機会は日常 アユ(写真左上)は、これまでの 生活の中では少ないと思い 観察会では時々見られる程度でし ま す。み な さ ん も ぜ ひ 観 察 たが、今年は 20 匹以上もつかま 会に参加してみてはいかが 観察後みんなで放流 自然観察会ニュースレター No.5 えることができました。また、河 で し ょ う か。も ち ろ ん 観 察 川改修や圃場整備などで全国的に し た 後 は、も と 居 た 場 所 に 減ってしまっているメダカ(写真 右上)やドジョウ(写真左下)も 放してあげましょう。 見つかりました! (株)ブリヂストン彦根工場 Environmental Technology Making The Most of Nature (株) ラーゴ 写真 / 文/デザイン