Comments
Description
Transcript
「栗原市交通死亡事故非常事態宣言」 栗原市内での交通死亡事故の
「栗原市交通死亡事故非常事態宣言」 栗原市内での交通死亡事故の発生状況は、平成17年の栗原市誕生以来、市民の皆様をはじめ、 多くの関係機関のご尽力により平成21年まで減少傾向となっておりましたが、昨年中には5件(5 人死亡)の交通死亡事故が発生しています。 特に、昨年12月から本日までのひと月の間に3人もの尊い命が交通事故によって奪われるなど、 連続的に交通死亡事故が発生しており、極めて憂慮すべき事態となっております。 これらの交通死亡事故の原因は、わき見運転や前方の未確認によるものでありますが、基本的な 交通ルールの認識不足や漠然とした運転とも言えます。 さらに死亡者の多くは高齢者であります。栗原市の高齢化率は、県内はもとより全国的にも高水 準であることから、高齢者を悲惨な交通事故から守っていかなければなりません。 私たちは被害者にならないことはもちろんのこと、自動車を運転する時はハンドルを握る怖さを 自戒しながら緊張感を持って、安全運転に心がけなくてはなりません。自動車は、広い栗原市での 便利な必需品である一方で、わずかな油断で大切な命を奪ってしまうことを再認識しなければなり ません。 そこで、多発する交通死亡事故に歯止めをかけるため、本日ここに栗原市は、 「栗原市交通死亡事 故非常事態」を宣言するとともに、若柳警察署及び築館警察署をはじめ関係機関と協力し、できう る限りの手立てを講じてまいります。 市民の皆様におかれましては、今一度交通安全の原点に立ち返り、交通ルールを守り、子どもや 高齢者などの弱者を思いやる心を持ち、 「交通安全は自らが主役である」ことを強く認識していただ きますとともに、それぞれの家庭や職場、地域などで交通事故防止の気運を大きく盛り上げていた だき、市内一丸となって交通事故のない安全で安心な「暮らしたい栗原」を創るために、交通事故 撲滅に対する、より一層の理解と協力をお願いいたします。 平成23年1月13日 栗原市長 佐 藤 勇 市内では交通死亡事故が連続発生しており、極めて深刻な状態になっています。この憂慮すべき事態を受け、1 月 13 日、栗原市長が「栗原市交通死亡事故非常事態宣言」を発令しました。 市では、若柳警察署、築館警察署をはじめ、関係機関・団体等との連携を強化し「緊急交通安全対策運動」を行いま すので、皆さんも家庭や地域、職場などで交通安全を意識し、一丸となって交通事故の撲滅に努めていただきますよう お願い申し上げます。 [緊急交通安全対策運動の概要] ・子供や高齢者に重点をおいた街頭指導 ・防災行政無線や広報誌等による交通安全の呼びかけ ・事故多発路線への啓発用看板の設置 ・関係機関と連携した交通安全施設の再点検の実施 ・交通安全関係機関や団体による交通安全啓発活動の展開 問 栗原市総務部危機管理室 ℡(22)1149