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森口 将之 株式会社モビリシティ 代表取締役

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森口 将之 株式会社モビリシティ 代表取締役
TOKYO2020クルマ社会への期待
ジャーナリスト/株式会社モビリシティ代表 森口将之
1
2020年へ向け導入が進むモビリティ
自動運転車
燃料電池自動車
シェアモビリティ(自動車、自転車、車いす)
スモールモビリティ
(超小型モビリティ&パーソナルモビリティ)
2
2020年へ向け導入が進む技術
自動運転車
燃料電池自動車
シェアモビリティ(自動車、自転車、車いす)
スモールモビリティ
(超小型モビリティ&パーソナルモビリティ)
▽
▽
いずれも本格普及にはITSが重要な位置を占める
3
自動運転車の課題
• ハードウェアの技術はほぼ完成形
• どういうルールでどこを走らせるかが課題
• ITS+ビッグデータによるソリューションに期待
4
自動運転車には2種類ある
• 自動車メーカーが開発=ハイウェイ型
• ITベンチャー、研究組織が開発=シティ型
5
東京での自動運転車展開
ハイウェイ型
は首都高速、
シティ型はお
台場での展
開が理想?
信頼性が確
保できれば、
タクシー運用
も望める。
6
燃料電池自動車
日本が世界に先駆けて実
用化を果たした分野。
東京モーターショーではト
ヨタ・ミライに加え、新型車
や試作車が数車種出展。
7
燃料電池自動車の課題
今後、燃料電池
自動車が増加し
続けると……
▽
▽
▽
「水素渋滞」が発
生する恐れあり。
8
燃料電池インフラへの期待
スマートフォンや車載端末で、
水素ステーションでの充填日
時を予約できるようにしたい。
(左は三菱自動車のEVアプリ)
9
自動運転・燃料電池専用レーンの提案
欧州では自転車と
バスの併用レーン
が普及。これに倣い、
自動運転車と燃料
電池自動車の専用
レーンを提案。
10
ブロック&ボラードで専用性保持
専用レーンはブロックで区切り、入
口にライジングボラードを装備。車
両からの信号で開閉し専用性保持。
11
スモールモビリティの可能性
• 小型軽量ハイテク=日本の得意分野であり国外に向け
たアピールになる(左WHILL Model A、右トヨタi-ROAD)
• シェアリング方式で導入し観光客利用を可能とすれば、
渋滞防止、環境対策などの効果が期待できる。
12
スモールモビリティはITSが不可欠
• トヨタがi-ROADで展開中の試乗プロジェクトでは、スマー
トフォンで駐車場検索および予約、充電状況確認可能。
• 車載端末がないのでアプリでの処理が一般的。シェアの
場合車両予約や料金決済も可能になることが望ましい。
13
「ITSのモバイル化」こそ理想?
• スマートフォンの情報は、家や会社にいたまま取得可能。
• 人は目的地を決めてから移動することを考えれば、ITSを
モバイル化して車外から情報取得できるのが理想。
14
歩道を広げパーソナルモビリティと共存
車いすと歩行者は、
歩道を拡幅すること
で共存可能。現在
は実証実験段階の
パーソナルモビリ
ティも安全に通行。
15
自転車レーンは臨機応変に
自転車は車道左側、が原則だが
専用レーンはその限りではない。
欧米の都市部では現状に即した
臨機応変な敷設が一般的。
16
従来型自動車の郊外誘導
高速道路料金を動的に設定することで、東京都内への
流入を最小限に抑え、渋滞を緩和することが可能。
17
ユニバーサルデザインとITS
東京モーターショーでは、低床バスの技術を活用した低床
軽乗用車や、鉄道のようにプラットフォームを用意すること
で、高床式ながらステップスルーとしたバスの試作車が展
示されており、実用化が望まれる。
18
ユニバーサルデザインとITS
停留所付近のみカメラなどを使うことで、バスの正着性
(プラットフォームとの間の隙間を小さくする)を高めた事
例はヨーロッパですでに実用例あり(写真はルーアン)。
19
理想はボーダレス
繁華街ではすべてのモビリティが
ひとつの道の上で共存し、必要に
応じITSでサポートするのが理想。
20
地方交通との連携
東京にいながらスマートフォンで地方の交通状況、ルート
案内や沿線情報を取得できれば、東京に来た観光客を地
方に誘導できる可能性あり(写真はJR東日本三陸BRT)。
21
ありがとうございました
終
22
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