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世界の株式市場 4 月の注目点

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世界の株式市場 4 月の注目点
投資家の皆さまへ
2007 年 4 月
マンスリー・レポート
世界の株式市場 4 月の注目点
大和証券投資信託委託株式会社
株式市場
【日本株】
方向感に欠ける動き
か
【北米株】
景気見通しが焦点に
【欧州株】
徐々に下値を切り上
げていく展開か
3 月の株式市場は、世界的な株価下落の流れを受け大きく値下がりして始
まりました。その後は、住宅関連を中心に米国経済への懸念が指摘される
一方、投資家の間に高まった過度な不安感は後退したため、市場は一進一
退の推移となりました。4 月の株式市場は、引き続き方向感に欠ける動き
となる可能性が高そうです。世界の株式市場が回復に転じてきたことはプ
ラス材料ですが、国内では、統一地方選挙・参議院補欠選挙や、昨年度の
企業決算発表など予定されており、これらが売買手控え要因になりやすい
と考えられるためです。
3 月の北米株式市場は、サブプライム・ローン(信用度の低い個人を対象
とした住宅ローン)の延滞率上昇から景気への悪影響が懸念され、一時的
に株価が調整する場面もありましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)声
明文において「追加利上げ」の文言が削除されたことで利下げ期待が高ま
り、株価は急反発しました。
短期的には、経済指標の内容次第で株価が左右される展開が続くと考え
ておりますが、株価バリュエーションに割高感は無く、M&A(企業の合併・
買収)動向も引き続き活発であることを勘案すれば、調整一巡後は徐々に
回復をうかがう展開になると考えます。4 月からは決算発表が本格化しま
すが、サブプライム・ローン問題の景気への影響を見極めるうえで注目さ
れます。
3 月の欧州株式市場は、米国経済の後退懸念による株価調整が続くなか、
米国サブプライム・ローンの延滞率上昇が新たな懸念材料となり、月半ば
まで軟調に推移しました。しかしその後、自動車・小売などで M&A が話題
となったこと、米国 FOMC を受けて米国の追加利上げ懸念が後退したこと
から、株価は上昇に転じ 2 月末とほぼ同水準で終わりました。
米国景気の後退懸念による株価調整は一巡したものの、株式相場はいま
だ不安定な状況にあります。4 月以降も米国経済の見通しに株価が振り回
されやすい状況が続くと思われます。しかし、欧州経済は堅調さを維持し
ており企業業績も良好であること、歴史的に低いバリュエーション、M&A
が株価の下支え要因となること等を考えると、株価は徐々に下値を切り上
げていくと予想されます。
■当資料は、投資判断のご参考となる情報提供を目的として大和証券投資信託委託株式会社によって作成されたものであり、勧誘を目的としたものではあり
ません。■特定ファンドの取得をご希望の場合には当該ファンドの目論見書をあらかじめ、または同時にお渡しいたしますので必ずご覧いただき、投資に関す
る最終決定はお客さまご自身の判断でなさるようお願いします。■当資料は、各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完
全性が保証されているものではありません。 ■当資料に示された意見等は、当社の調査担当者、運用担当者の意見を集約し代表的なものを掲載しておりま
す。各ファンドにおける投資判断がこれらの意見等に基づくとは限りません。■当資料の中で記載されている内容、数値、図表、意見等は当資料作成時点の
ものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。
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【アジア・オセアニア株】
先行き不透明感は残
る も の の 域内 株 式 の
再評価の動きは継続
3 月のアジア・オセアニア株式市況は、2 月末からの世界的な株価調整を
受けて軟調な展開で始まりました。月半ば以降は世界的な金融市場の落ち
着きや、おおむね良好な企業業績動向など投資環境の改善を受け回復基調
となりました。市場別には消費者センチメントに改善が見られた韓国、商
品市況の上昇を受けた資源株が相場の下支えとなったオーストラリアが
底堅い値動きとなりました。当面は米国経済の減速懸念が相場の上値を抑
える可能性があるものの、中期的には域内の相対的に高い経済成長と業績
見通しからアジア・オセアニア株の上昇余地は大きいと考えています。
■当資料は、投資判断のご参考となる情報提供を目的として大和証券投資信託委託株式会社によって作成されたものであり、勧誘を目的としたものではあり
ません。■特定ファンドの取得をご希望の場合には当該ファンドの目論見書をあらかじめ、または同時にお渡しいたしますので必ずご覧いただき、投資に関す
る最終決定はお客さまご自身の判断でなさるようお願いします。■当資料は、各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完
全性が保証されているものではありません。 ■当資料に示された意見等は、当社の調査担当者、運用担当者の意見を集約し代表的なものを掲載しておりま
す。各ファンドにおける投資判断がこれらの意見等に基づくとは限りません。■当資料の中で記載されている内容、数値、図表、意見等は当資料作成時点の
ものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。
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