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市民意見の内容と市の考え方 (PDF形式, 737.93KB)

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市民意見の内容と市の考え方 (PDF形式, 737.93KB)
「長期未整備公園緑地の都市計画の見直しと整備プログラム」
に対する市民意見の内容及び市の考え方
「長期未整備公園緑地の都市計画の見直しと整備プログラム」に対して貴重なご意見をい
ただきありがとうございました。ご提出いただいたご意見は、原文を要約または分割したほか、
同じ趣旨のものはまとめて掲載させていただきましたので、ご了承ください。
今後はよりよい都市計画の案の作成と事業着手に向け、説明会などを通じて地域の皆さま
と十分に話し合いを進めていきたいと考えています。
市民意見募集の概要
● 募集期間
平成19年9月20日から平成19年10月26日まで
● 提出状況
提出者数:
提出件数:
349人
413件
*提出者数と異なるのは、同一者から複数の意見が提出されたこと等によるもの
提出方法:郵送
提出方法:FAX
提出方法:電子メール
提出方法:その他
● 意見の内訳
Ⅰ.基本的な考え方に関するもの
239人
5人
24人
81人
276件
*Ⅱの160件を重複して含む
Ⅱ.個々の長期未整備公園緑地に関するもの
Ⅲ.その他
268件
29件
目次
Ⅰ.基本的な考え方に関するもの
1.
2.
3.
4.
5.
都市計画の見直しについて
整備プログラムについて
パブリックコメントの進め方について
今後の予定について
緑地等の保全について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
Ⅱ.個々の長期未整備公園緑地に関するもの
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宝勝寺公園
川名公園
鳴海公園
城山公園
昭和橋公園
松葉公園
多加良浦公園
船頭場公園
呼続公園
桶狭間公園
細根公園
笠寺公園
瑞穂公園
Ⅲ.その他
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・・・・・・・・
14
14
15
16
18
19
21
23
23
24
25
26
29
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東山公園
名城公園
中村公園
新海池公園
熊野公園
氷上公園
明徳公園
戸田川緑地
勅使ヶ池緑地
猪高緑地
荒池緑地
相生山緑地
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・・・・・・・・
・・・・・・・・
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・・・・・・・・
30
33
33
34
35
36
37
38
39
40
41
43
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47
-1-
Ⅰ.基本的な考え方に関するもの(276件)*Ⅱの160件を重複して含む
1.都市計画の見直しについて:121件 うち重複99件
市民の意見
①都市計画の見直しの必要性
・ 区域の削除をなぜ行わなければならないのか、宅地化の進行がなぜ今まで止
められなかったのか、その理由と分析が意見募集で述べられていない。(1)
・ あまりに長い間計画のまま放置されているが、主たる問題は何か。(1)
・ 曖昧な計画なのでやめてほしい。(1)
・ 区域内では建て替えをし、新しく住み始めている住民もいる。住むことを認
めているのに、なぜそれを否定するような意見募集をするのか。(1)
・ このまま住民が住み続け、自然と共存できるような公園内住宅地として新し
く事業を進めてほしい。(31)
②全体・個別の公園緑地計画の検証
・ 個別公園緑地の都市計画見直しの検討の前提となる名古屋全体の緑の配置論
がみえない。(1)
・ 名古屋西部と南部の緑被率が低いにもかかわらず、中川区や港区で大幅な面
積の区域の削除が目立っている。(1)
・ 緑被率が年々減っているのに、予算の減少で都市計画削除検討区域があちこ
ちであるのはとても残念だ。(3)
・ 都市計画の見直しをすれば宅地化等によりまた貴重な緑が失われてしまう。
保有することの厳しさはわかるが、子孫のために残すことも必要である。(1)
・ 樹林地の保全のため、都市計画の見直しを早急に行うべきだ。(1)
・ 大きな公園を造るよりも小さな公園を分散していくつか造る方が良い。(2)
③都市計画の見直しの基本方針
・ 削除検討区域の中でも樹林がまだ残っているところはなくさないでほしい。
(2)
・ 見直しの基本方針「樹林地の保全、文化財の尊重」の項目についてもっと深
く検討すべきだ。(1)
・ 特別緑地保全地区について区域の削除をしても、緑が本当に担保されるのだ
ろうか。都市計画公園との二重指定でもよいのではないか。(4)
・ 区域内に特別緑地保全地区を含むところと含まないところがあるので統一で
きないか。(1)
・ 都市計画の見直しで、緑地が他の用途で潰されることなく、今後も環境をに
なう重要な役割を持つものとして、保全されることを望む。(2)
・ 現在の計画を白紙にして地域全体を対象にして検討すれば、もっと安価で便
利な公園ができるのではないか。(1)
・ 住宅が建ち並んだ区域もあるが、計画が削除になることはないのか。(1)
-1-
*(
)内の数字は、同様の意見が
何件あったのかを表しています。
・ もっと思い切った見直し、計画の削除を行って、公園の少ない場所に憩いの
場をつくってほしい。(1)
・ 公園緑地を少しずつでも増やして、既存の緑を守ってほしい。(1)
④都市計画の見直し検討区域
・ 個々の公園について見直し理由のどれにあたるのかを明示すべきでないか。
(2)
・ 区域の削除に比べ、区域の追加が極端に少なく、確実に市内の緑地が減って
しまう。 (1)
・ これ以上緑地帯を減らすことは辞めて、削除検討を撤回してほしい。(2)
・ 公園として有効利用できる隣接地は区域の追加をしてほしい。(3)
・ 区域の削除に反対。(6)
・ 区域の削除をしてほしい。(16)
・ 区域の削除に賛成。(1)
・ 現在整備されている公園で十分だ。(13)
・ 計画通りに全てが公園になるのなら賛成するが、一部だけ残る案には反対す
る。(1)
・ ここに住み続けたい。(18)
市の考え方
①都市計画の見直しの必要性
都市における公園緑地は市民のレクリエーションや都市防災、都市環境の維
持・改善等の重要な役割を担っています。
名古屋市の公園の都市計画は、大正15年に決定された24箇所が最初であ
り、その後幾多の全市的な見直しを経て現在の都市計画公園緑地の骨格ができて
います。
一方、都市計画事業としての公園事業は昭和12年の瑞穂公園が最初ですが、
その後は戦後の高度経済成長のもと、道路や下水道整備に公共投資の重点が置か
れるとともに、河川敷や区画整理組合から寄付を受けた公園用地の施設整備に重
点が移り、新たな用地取得を必要とする都市計画公園緑地事業が停滞したものと
考えています。さらに、バブル経済期には公園緑地事業にも積極的に取り組んで
きましたが、その崩壊後は公共事業費の削減等を受け、円滑な事業進捗が図られ
ていない状況にあります。
このような取り組みの中、長期未整備公園緑地は、現在市内に40箇所、都市
計画決定面積は合計1,150ha となっており、その内買収が必要な民有地の
294ha を除く約75%の公有地化が進んでいますが、特に近年において地球
温暖化の進行、東海・東南海地震の予想、公共事業費の削減等、社会経済情勢も
大きく変化しており、都市計画公園緑地の新たな追加やスリム化等による再構築
が求められるようになってきています。また個別の公園緑地において、宅地化の
進行、区域の不整合等の課題もあることから、これらに対応する都市計画の見直
-2-
しを行う必要があると考えています。
なお、これまで宅地化の進行が止められなかった経緯につきましては、都市計
画公園緑地の区域内における建築行為等の制限内容が、都市計画法上の一定の基
準に適合すれば許可しなければならないとされていることから、ある程度はやむ
を得ないものと考えています。
都市計画を決定した区域は、事業に着手するとその全域を用地取得し、公園緑
地として施設整備を行い、都市公園として管理していくことを基本としていま
す。したがいまして、現在の都市計画法制度では、都市計画公園緑地の中で将来
にわたって住み続けることは困難であると考えています。
なお、ご意見をいただきました自然と共存できるような住宅地とするために
は、都市計画公園緑地ではなく、風致地区や特別緑地保全地区等の地域制緑地の
制度の中で検討することが必要であると考えます。
②全体・個別の公園緑地計画の検証
本市では、望ましいみどりの将来像を描きつつ、市民生活との関わりの視点を
大切にした施策・事業を示す「名古屋市みどりの基本計画(花・水・緑なごやプ
ラン)」を策定しています。名古屋市全体の公園緑地計画については、この基本
計画において将来目標としている緑被率(30%)、市民 1 人あたりの都市公園
等の面積(15㎡)や、公園等の適正配置の観点から検証を行うとともに、個別
公園緑地については、機能面からみた公園緑地の評価、都市計画上の課題等の抽
出を行いました。
以上の公園緑地計画を検証した結果、現計画の一定の縮小は許容されると考え
るものの、さらなる緑の保全、新たな公園緑地の追加決定が必要と考えており、
ご指摘のような緑の少ない名古屋市西部と南部の地域においても、今後、用地取
得の目途がついた段階で個別に対応していきたいと考えています。
また、都市計画の見直しにより緑が失われるとのご意見もありますが、今回の
公園緑地計画の検証に基づき、現況でまとまりのある樹林地の区域は計画をでき
る限り変更しない旨を基本方針に掲げています。
その他、大きな公園よりも小さな公園をいくつかつくるほうが良いとのご意見
もいただいていますが、公園緑地は、その規模によって担うことができる機能が
異なっており、都市全体の広域的なものから身近な街区公園まで、適正に配置さ
れることが望ましいと考えています。
③都市計画の見直しの基本方針
都市計画の見直しの検討は、「都市計画の見直しの基本方針」に基づいて行う
こととしており、緑の保全については多くのご意見をいただきましたが、見直し
の検討により、現況でまとまりのある樹林地がなくなることがないよう取り組ん
でいくべきであると考えています。
都市計画の見直しの基本方針(1)では、「樹林地や指定文化財がある区域や
-3-
特殊公園(歴史公園)として都市計画決定された区域は、計画をできる限り変更
しない」としていますが、もっと深く検討すべきとのご指摘もいただきましたの
で、「現況でまとまりのある樹林地や、遺跡等で歴史上または学術上価値の高い
ものがある区域は、計画をできる限り変更しない」と修正し、検証をしていきた
いと考えています。
また、公園の計画区域の削除を検討する区域の中でも樹林地がまだ残っている
ところはなくさないでほしいとのご意見をいただきましたが、基本方針(5)の
宅地化進行区域に該当していても、基本方針(1)のまとまった樹林地がある区
域はご指摘のように公園緑地の緑の保全機能に支障のある場合も考えられます
ので、基本方針(1)~(5)については、総合的に勘案していくものとする旨
を追記します。
このほか、特別緑地保全地区と都市計画公園の二重の指定を続けるべきという
ご意見をいただきましたが、現状ある社寺林は、名古屋市緑の審議会からの答申
にも示されていますように、公園緑地として買収・整備するよりも民有地のまま
維持されることが望ましいと考えていますので、基本方針(2)として「特別緑
地保全地区等の緑を保全する制度の活用が可能であり、公園の機能面からも支障
がない場合は、計画区域の削除を検討する」としています。
なお、特別緑地保全地区の区域では、建築、木竹の伐採などの行為を規制する
ことによって現状の緑地が保全されますが、特別緑地保全地区に指定されていな
い公園計画区域において、その公園に必要な規模と機能が確保できない場合は、
特別緑地保全地区の区域であっても公園の計画区域の削除等を検討することは
考えておりませんのでご理解いただきたいと思います。
基本方針(3)につきましては、都市計画公園緑地が、基本的には現計画に基
づいて整備をしていくことが望ましいと考える中で、現在計画している公園緑地
の近隣で同等の機能・規模を持つ用地が取得可能となる場合等には、地域のまち
づくりの中で計画の位置や区域の変更を検討し、より効率的で効果的な公園を整
備していきたいと考えています。
さらに、基本方針(5)の宅地化が進行している区域につきましては、計画区
域の縁辺部にあり、道路等によって区切られた街区等で、公園の機能面からの支
障がない場合は、計画区域の削除を検討していきますが、今後、公園緑地計画の
検証を重ねるとともに、他の基本方針も含めて総合的に勘案して検討していきた
いと考えています。
その他、公園が周辺に少ないなど公園等の適正配置の観点から追加決定が必要
な公園緑地については、今後、用地取得の目途がついた段階で個別に対応してま
いりたいと考えています。また、その中でも地域の皆さまが歩いていける身近な
公園が本市の基準より少ない場合には、街区公園を適正に配置できるよう都市計
画の対応も含めた設置に努めてまいります。
④都市計画の見直し検討区域
-4-
都市計画の見直しにあたっては、全体と個別の公園緑地計画の検証の結果を踏
まえ、都市計画の見直し検討区域を選定しています。
選定にあたっては、個々の長期未整備公園緑地が抱える課題等として宅地化の
進行、都市計画決定後に不整合を生じている箇所、近隣での代替用地、一体利用
が考えられる施設等、基本方針に沿って該当区域を抽出し、公園緑地計画上の支
障を確認して検討しています。
その結果、今回の検討で都市計画の見直しを進める公園緑地は、計20公園緑
地(削除面積36.99ha、追加面積6.72ha)となりました。なお、ご指
摘をいただきましたように、その検討における個別の公園緑地の都市計画の見直
し理由につきましては、一覧表を掲載します。
また、パブリックコメントでは関係権利者や地域の皆さまの意見を聞くべきと
のご意見を多数いただきましたが、個別の公園緑地の説明会において、皆さまの
声をお聞きし、ご理解を得た上で都市計画の変更案を作成していくことは当然必
要なことと考えています。
したがいまして、今回の都市計画の見直しの検討では、選定した検討区域を、
単にそのまま「見直し素案」とするのではなく、その考え方を「見直しの方針」と
して示すものとし、ご意見、ご要望がある区域での対応について追記するととも
に、今後のスケジュールの中でも都市計画の変更案の作成について明記します。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
【参考】都市計画の見直しの基本方針
(1)樹林地の保全、文化財の尊重
現況でまとまりのある樹林地や、遺跡等で歴史上または学術上価値の高いものがある区域
は、計画をできる限り変更しないものとします。
(2)緑を保全する制度の活用
特別緑地保全地区等の緑を保全する制度の活用が可能であり、公園の機能面からも支障が
ない場合は、計画区域の削除を検討します。
(3)地域のまちづくりの中での変更
近隣で土地区画整理事業等によるまちづくりが行われる場合や、同等の機能・規模を持つ用
地が取得可能な場合は、計画の位置や区域の変更を検討します。
(4)一体利用が効果的な施設の公園への編入
都市計画公園緑地に隣接し、公園緑地と一体的に利用することが効果的な公共施設等につ
いては、既決定区域への編入を検討します。
(5)計画に支障のない範囲での宅地化の進行区域の削除
計画区域の縁辺部にあり、道路等によって区切られた街区等で宅地化が進行している区域
は、公園の機能面からの支障がない場合、削除を検討します。
-5-
*内容はご意見を踏まえて修正した
ものとなっています。
2.整備プログラムについて:82件 うち重複39件
市民の意見
①整備プログラムの考え方
・ 他の都市計画事業よりも防災公園の整備や市民の癒しになる公園整備を優先
してほしい。(1)
・ 身近な公園、森のある公園の計画を早く実施してほしい。(1)
・ 緑被率が減少しており公園の整備を進めてほしい。(1)
・ 長期過ぎて実現性が疑わしい。まとまった森のある地域は先行すべき。(1)
・ 公園の少ないところから整備を進めてほしい。(1)
・ 残されている樹林を大切にオアシスの森づくり事業を進めてもらいたい。(1)
・ 「樹林型 7 箇所」は大切な場所。二重、三重の網をかけるべき。
「農地型」も
重視すべき。(1)
・ 緑地を保全するために、少なくとも借地を進めてほしい。(1)
・ 事業効果による評価の環境の点数が低すぎる。(1)
・ 防災、環境、地域はどれも大切であり、80 点以上とすべき。(1)
・ 整備プログラム策定の際には、区役所等と協調して市民参加による計画策定
を検討してほしい。(1)
・ 安心、安全な近隣公園を早く作ってほしい。(1)
・ 子どもの遊び場づくりの事業を推進してほしい。(1)
②事業の着手時期
・ 早期に事業着手してほしい。(31)
・ この事業着手時期に賛成。(2)
・ 今回の公表で将来計画の大きな力となった。計画変更はタイムリーに公表し
てほしい。(1)
・ 一番早い事業着手である 1 期でさえ平成 20~29 年、4 期に至っては平成 50
年以降であるが、どういうことか。(1)
・ 事業着手 30 年、40 年で緑地の保全ができるのか。(1)
・ 30 年後本当に事業着手するのか疑問が残る。(1)
③事業費
・ 公園の整備、緑地の保全のために、積極的に用地買収をすべきである。用地
取得を要望する。予算を確保すべきである。もっと予算を使ってほしい。(19)
・ 新たな用地取得資金の創設など用地確保が必要。(1)
・ 用地を借りるのもいいが、最後は買うべきである。(1)
・ 年間 38 億に驚いた。公園の土地を買うのにこんなに税金を使うのはおかし
い。(2)
・ 民有地の買収に 2400 億は高すぎる。既存公園の整備や、ソフト面に力を注い
ではどうか。(1)
・ 整備をすると、不良資産化するのではないか。(1)
-6-
・ 都市計画税 400 億はどのように使われているのか。説明責任を果たしてほし
い。(1)
・ 開発等により、これ以上緑を減らさないように、将来を見つめて市が買収を
進めてほしい。(1)
・ 立ち退いてもよい。(1)
・ 買取交渉において、ゴネル地主は後回しにし、良心的な先から交渉すべき。
(1)
④先行取得
・ 事業の着手時期を決めずに、買い上げに柔軟に対応してほしい。(3)
市の考え方
①整備プログラムの考え方
整備プログラムは、事業に着手する時期を明確にすることにより、関係権利者
の皆さまの「いつ事業に着手するのか」という不安を軽減し、計画的な土地の利
用に役立てていただくなど、将来の生活設計の参考にしていただくことをねらい
として、今回策定しています。
整備プログラムの策定にあたりましては、公園緑地別に対応方針を定め、事業
の効果・効率による評価などから事業着手時期を設定しました。事業の効果は、
防災、環境保全、地域における必要性の 3 つの視点を設定し、事業の効率は、関
連事業等の有無と事業化への熟度の 2 つの視点を設定しました。そして、これら
に基づきそれぞれの公園緑地の評価を行い、優先順位を決定しました。
なお、今回の整備プログラムでは、個別の公園緑地の整備内容ではなく、いつ
用地の買収に着手するかという時期を明示したものとなっています。今後、公園
の整備内容に関しましては、緑の保全や安心・安全な施設の整備を目指して、区
役所を始めとする関係部局等との状況に応じた連携を図るとともに、地域の皆さ
ま等からいただくご意見を参考にしてまいります。
②事業の着手時期
事業着手時期は、今後の地価や財政事情に大きく左右されるため、1 年ごとで
はなく10年を 1 つの単位として、第 1 期から第 3 期(30年)とそれ以降の
第 4 期という形でお示ししました。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
いずれにしましても、関係権利者の皆さまの生活設計に配慮しながら事業の推
進に努めてまいります。
-7-
③事業費
当面の事業費は、現在と同程度の水準で推移するものと想定しています。整備
プログラムによる優先度の高い公園緑地への投資を図り、計画的で効率的な整備
を目指します。
また、予算措置には引き続き努めてまいりますが、事業の推進にあたっては、
事業化に先駆けた借地手法や、先行取得地の活用を図り、緑地の保全や、暫定的
な整備による一層の早期供用に努めてまいります。
④先行取得
事業着手に至るまでの間は、先行取得による土地の買取り制度があります。し
かし、財政状況の厳しい中、現在は東部丘陵の大規模公園緑地に残る樹林地を保
全するため東山公園、猪高緑地、相生山緑地、荒池緑地に限定して、事業着手の
前に先行取得を行っています。今後も、財政状況を見極めながら、都市計画公園
緑地に残る良好な樹林地等の保全に向け、先行取得の対応を検討します。
また、今後、市民の皆さまにご理解とご協力をいただけるような効率的な事業
の推進と円滑な事業着手を図るため、整備プログラムの策定に伴う先行取得のあ
り方について、検討していきたいと考えています。
-8-
3.パブリックコメントの進め方について:13件 うち重複8件
市民の意見
①周知方法
・ もっと市民に PR してほしい。(4)
・ 案は公開すると一人歩きし修正が困難になる。案作成にあたってはまず区域
内住民の意見を聞くべきではなかったか。(2)
②記載内容
・ 公園緑地の決定は長いもので 60 年余り経過。時間をかけすぎではないか。住
民が一番迷惑を被っているが、配慮や謝罪の文面がない。説明責任、市民参
加、市民協働というわりにはお役所仕事の一環としか思えない。(1)
・ 立案に関してどのような立場の人が担当されたのか、有識者の情報も明かさ
れていない。(1)
・ 整備プログラムはわかりにくい。(1)
・ 事業着手や都市計画の見直しで削除を検討する区域の意味がわかりにくい。
(1)
・ 地図に地名の記載がないものは、どこの話かわかりにくい。また、公園整備
予算の推移のグラフ表示を隔年にする意味はなにか。(1)
・ 誤解を受けないように未整備公園緑地でなく、樹林型公園という名称とすべ
きだ。(1)
・ 回答ハガキは複数枚つけるべきだ。(1)
市の考え方
パブリックコメントは、市が計画を策定する場合等において、あらかじめ市の
原案に対する市民の皆さまのご意見をお聴きすることにより、市の行政運営にお
ける公正の確保と透明性の向上を図り、市政への参画を進め、パートナーシップ
による市政の推進に役立てることを目的としています。
①周知方法
今回のパブリックコメントにあたりましては、平成 19 年広報なごや9月号や
地下鉄駅の構内におけるポスター掲示により実施についての周知を図るととも
に、公園緑地近隣の学区の皆さまにご協力をお願いし、パブリックコメントのお
しらせを回覧させていただきました。
内容につきましては、市役所、区役所で閲覧に供するとともに市のホームペー
ジにも掲載しました。また、概要版であるパンフレットを 15,000 部作成し、
市役所、区役所、公園緑地近隣の学区のコミュニティセンター、主要な鉄道駅等
で配布し、多くの皆さまからのご意見がいただけるように広報に努めました。
今後、都市計画の見直しの考え方と事業着手時期の目途について、関係権利者
や地域の皆さまにご理解いただけるよう、順次説明会等を開催する予定です。そ
の中で、皆さまと十分に話し合いを進めていきたいと考えています。
-9-
②記載内容
都市計画公園緑地は、都市の骨格を形成し、良好な都市環境を確保する上で重
要なものであり、長期的な展望に立って定めています。しかしながら、関係権利
者の皆さまには、長期間にわたる制限により、大変なご負担、ご心労をおかけす
ることとなっており、重い課題であると認識しています。
また、事業の進捗につきましては、今後も多大な費用と時間を要するため、関
係権利者の皆さまの「いつ事業に着手するのか」という不安を軽減し、計画的な
土地の利用に役立てていただくなど、将来の生活設計の参考にしていただくこと
をねらいとして、今回整備プログラムを策定しています。
案の策定につきましては、有識者からなる「名古屋市緑の審議会」で審議して
いただき、審議結果である答申を踏まえて行っています。答申の詳細や審議会の
委員および専門委員につきましては、
「これからの公園緑地のあり方-長期未整備
公園緑地について-」を名古屋市ホームページに掲載していますのでご覧くださ
い。なお、案の策定等の事務は住宅都市局都市計画部都市計画課及び緑政土木局
緑地部緑地施設課が担当しています。
またパンフレットの記載内容の表現等について、わかりにくいなどのご意見を
いただきましたが、ご不明な点はお問い合わせや説明会等を通じてより丁寧にご
説明させていただくとともに、今後ともできるだけわかりやすい表現による説明
に努めてまいります。
- 10 -
4.今後の予定について:15 件 うち重複 14 件
市民の意見
・ 話し合いの場を作り、住民と納得の行く話しをさせてほしい。(7)
・ 計画の削除・追加を決定する際には該当地区住民の声を聞いてほしい。(5)
・ 区域の削除を早急に実現してほしい。(2)
・ 整備プログラム案はいつ決定するのか。(1)
市の考え方
今回の「長期未整備公園緑地の都市計画の見直しの方針と整備プログラム」は、
これにより直ちに現在の都市計画を変更するものではなく、今後の都市計画の見
直しの考え方を示すものです。
また、整備プログラムは、事業着手時期の目途を示したものであり、この度の
公表で策定となりますが、皆さまのご意見を伺いながらその検証や更なる課題の
洗い出しを図りたいと考えています。なお、関係権利者の総意と認められる早期
着手の要望書が提出されるなど、他の公園緑地に先駆けて着手することが客観的
に妥当な場合や、新たな関連事業が具体化される場合などには概ね5年毎に着手
時期の見直しを検討します。
今後は、関係権利者や地域の皆さまにご理解いただけるよう、順次説明会等を
開催する予定です。その中で、皆さまと十分に話し合いを進めていきたいと考え
ています。
なお、このような対応の考え方につきましては、今後区役所等で配布するパン
フレットの中でも追記します。
- 11 -
5.緑地等の保全について:45件
市民の意見
・ 名古屋市内の緑が減少しているためこれ以上減らさないようにしてほしい。
もっと増やしていくべきである。(4)
・ 今の高校生は環境に対する意識が低い。名古屋に緑が多くなり、生徒と緑が
身近に触れ合える環境を多く望む。(1)
・ 人に地球に生物にやさしい街づくりのためにも緑を増やしてほしい。(1)
・ 環境首都なごやというならば緑地を守り増やすことを優先すべきである。(2)
・ 道路等で分断された緑地を緑の回廊でつなぐべきである。(1)
・ 地球温暖化防止のため、緑は広く残してほしい。(3)
・ 多様な生物が生息する緑をたくさん残してほしい。(2)
・ 都会の緑地は残すべき。(1)
・ 既存緑地、まとまりのある緑、湿地を大切にしてほしい。(5)
・ 雑木林は子どもの感性を豊かにするため、雑木林を残してほしい。(2)
・ 人の心を豊かにするため自然は大切である。(1)
・ 整備よりも緑を保全することの方が大切である。(1)
・ 将来の子どもたちのため緑地を残してほしい。(2)
・ 木を切ることを規制してほしい。(1)
・ 緑地を保全している地主には減税するなど緑が残る方策を考えてほしい。(1)
・ 緑地は大地震時の延焼を防ぎ大きな役割を担うので公有地にすべき。(1)
・ 東山丘陵は定光寺-海上の森からつながる名古屋の母の森である。地域遺伝
子の供給源として、人為的に植栽する森林づくりをしてほしい。(1)
・ 緑豊かな地区に高層ビルが建つのを規制してほしい。(1)
・ 事業時期が示されているが、事業に着手するまでに、緑地における、宅地化
の進行を食い止めることができるのか。(2)
・ 現在も残されている民有の樹林地などを保全するために早急に新たに都市計
画を行うなどの対策が必要。(2)
・ 見直しをしない区域内には社寺所有地など開発の予定のない緑地があると思
う。そういったところは特別緑地保全地区等に新たに指定してはどうか。(1)
・ 市内の未利用地を積極的に買収または借地契約で緑地化し、地球温暖化やヒ
ートアイランド化に対処すべきだ。(2)
・ 整備前には、名古屋市レッドデータブック等を調査し、環境アセスメントを
行うなど、貴重な動植物を保護しながら行ってほしい。(1)
・ キジ、タヌキ、ホタル、野鳥の住処をなくさない公園計画にしてほしい。(1)
・ 整備しすぎず、池や竹林、雑木林を残してほしい。(2)
・ オアシスの森のような公園を増やして、名古屋を緑あふれる町にすべき。(1)
・ 未整備のまま半ば放置されている緑地があるが、市民が気軽に利用できる歩
ける森づくりが必要。(1)
・ 買収した後の土地のタケが暴走し、周囲の雑木林に侵食している。伐採、チ
ップ化等の対応が必要。(1)
- 12 -
市の考え方
平成 17 年調査における本市の緑被率は 24.8%で、その内訳として都市公園
の緑は 2.8%、長期未整備公園緑地内に残る民有地の緑は 1.4%でした。
一方、1ha を超える緑のまとまりは 807 箇所あり、そのうち 60%が東山公
園や戸田川緑地といった都市計画公園緑地内に存在していることから、都市計画
公園緑地が名古屋の緑の骨格形成に大きな役割を果たしているといえます。
長期未整備公園緑地内には買収の必要な民有地が未だ 294ha 残っており、そ
の約半分 150ha が緑被地となっています。これらの緑は、長期未整備公園緑地
内に点在しており、周りの緑と一体となって名古屋の緑の骨格を形成する重要な
ものです。
本市では、長期未整備公園緑地内に残る貴重な民有樹林地を残していただける
よう用地買収による手法だけでなく、借地手法による「オアシスの森づくり事業」
に取り組んでいます。すでに開園している相生山緑地の一部や猪高緑地の一部に
引き続き、現在、東山公園の一部や荒池緑地の一部で事業に取り組んでいますが、
今後さらに、細根公園や熊野公園、勅使ヶ池緑地においてまとまった樹林地の保
全・育成に取り組んでまいります。
その他、先行取得した用地にも良好な樹林地が残されていますので、保全・育
成に努めるとともに、事業着手に先駆けた散策路や案内板の整備など簡単な整備
を行って、市民の皆さまに親しんでいただけるようにいたします。
一方、戸田川緑地で行われている市民参加の植樹による森づくりのような緑の
創出にも取り組んでまいります。
また、緑は多様な生物が生息する空間としても重要であり、その保全・育成を、
市民の皆さまとの協働によって推進したいと思います。
緑の保全・創出については、多数ご意見をいただいており、公園事業によるも
のの他にも、「特別緑地保全地区」や「風致地区」等の規制誘導策、
「市民緑地」
での負担軽減による保全策など、多様な施策により緑豊かなまちづくりに努めて
まいります。
- 13 -
Ⅱ. 個々の長期未整備公園緑地に関するもの(268件)
【宝勝寺公園:1件】
市民の意見
●事業の着手時期
・ 由緒ある城址を活かして、早急に整備してほしい。(1)
市の考え方
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。ご意見をいただいた宝勝寺公園
は、防災、環境保全、地域における必要性の視点や投入可能な事業費等から第 4
期の事業着手としています。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
なお、史跡や文化財の保全・活用につきましては、関係部局とも連携し、可能
な事項から取り組みたいと考えています。
【川名公園:1件】
市民の意見
●事業の着手時期
・ 早期に整備してほしい。(1)
市の考え方
●事業の着手時期
川名公園は長期未整備公園の中で最も優先度が高く、平成 8 年度から事業に着
手しています。その後、他の事業に優先して取り組むとともに、関係権利者の皆
さまにご協力をいただきながら整備を進めています。今後も、平成 22 年度の全
域供用をめざし、より一層の事業の推進に努めてまいります。
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【鳴海公園:3件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 公園として有効利用できる隣接地は公園区域に追加してほしい。(1)
・ 都市計画公園区域内の敷地で、現状で駐車場利用しているところは計画区域
から削除してほしい。(1)
●事業の着手時期
・ 近隣の居住環境をさらに向上させるためにも、できるだけ早く事業着手して
ほしい。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
ご意見のありました駐車場として利用されている場所は、道路等によって区切
られた街区等ではないため、削除の検討区域とはしていませんが、地域のまちづ
くりの中で変更する場合や、レクリエーション等の近隣公園の機能面からの支障
がなく、区域の整合等が可能となるなど、見直しの基本方針に該当することとな
った場合には、今後、見直しを検討していきます。
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、事業の進捗や土地利用状況等から区域の類型
化を行い、公園別に対応方針を定めました。ご意見をいただいた鳴海公園は、現
状での土地利用と公園機能の状況等を勘案して、概成している公園と考えてお
り、第 1 期から第 4 期の間に関係権利者の方と個別に対応していきたいと考え
ています。
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【城山公園:21件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 公園緑地整備にかかる費用と、実際に緑化されたことによる効果をコストパ
フォーマンスの観点から検討してほしい。(1)
・ (城山二丁目地区を)都市計画公園区域から削除してほしい。(7)
●公園施設の整備
・ 市民による地区の魅力づくりが精力的に行われている地区であることを考慮
し、整備プログラム策定の際には、区役所等と協調して市民参加による計画
策定を検討してほしい。(1)
・ 植栽する樹種は大きく成長するものや竹類は避け、騒音公害の生じない安
心・安全な公園づくりをしてほしい。(1)
・ 自身の将来設計のために公園の具体的な整備内容も教えてほしい。(1)
●公園用地の取得
・ 移転するのであれば、近隣に代替地を確保してほしい。(1)
●パブリックコメントの進め方について
・ パンフレットは直接配布するなどして、案内方法をしっかりしてほしい。(3)
●今後の予定
・ 計画の削除・追加を決定する際には該当地区住民の声を聞いてほしい。(4)
●特別緑地保存地区の管理
・ 特別緑地保全地区内における森の管理を所有者にすべてまかせるべきではな
く、十分な助成をする等行政の支援をもっとしてほしい。(1)
・ 都市計画公園に指定されているので、お互いの共通点上で神社と協働して整
備を進めるべきだ。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
公園緑地は、ヒートアイランド現象の緩和などの環境の改善や、災害時の避難
場所となるなどの安全性・防災性の向上、レクリエーションの場の提供等、様々
な役割を持ち、安心・安全・快適に暮らしていくために必要不可欠な施設と考え
ています。このため、公園施設の整備にあたっては、財政状況が厳しい中でも、
適正な計画の見直しとコスト縮減を図りつつ、着実に整備を進めていくことが必
要であると考えています。
また、ご意見のような区域の削除は、見直しの基本方針にお示ししたように、
計画区域の縁辺部にあり、公園の機能面からの支障がない場合や、近隣で地区公
園と同等の規模・機能を持つ用地を取得することが可能な場合に検討することが
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できると考えていますが、現状では近隣に地区公園としての適地がなく、この地
域における地区公園の機能を確保する必要性から、削除を検討する区域のない今
回の案を提示させていただきました。
また、特別緑地保全地区等の緑を保全する制度を活用することについては、現
在の特別緑地保全地区の区域を公園の計画区域から削除した場合に、公園の機能
面から支障が無いかどうか、さらに検証を重ねていく必要があると考えていま
す。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいておりますが、今後、いただいた
ご意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
●公園施設の整備
公園の整備内容へのご意見をいただきましたが、今回の整備プログラムでは、
個別の公園の整備内容ではなく、いつ用地の買収に着手するかという時期を明示
したものとなっています。今後、公園の整備内容に関しましては、用地の取得状
況に応じ、計画段階から地域の皆さまの意見を伺い、反映していきたいと考えて
います。その場合、地域の魅力づくりの活動等を考慮し、区役所等とも連携した
進め方を検討していきます。
●公園用地の取得
公園事業の推進にあたりましては、関係権利者の皆さまの生活再建を最優先に
取り組んでいきたいと考えています。補償や代替地の斡旋については、説明会の
他、事業着手した後の個別交渉において、具体的にお示ししていきたいと考えて
います。
●パブリックコメントの進め方について
前述のⅠ-3.パブリックコメントの進め方について(9~10ページ)に記載
させていただきました考え方をもとに、多くの皆さまからのご意見がいただける
ように広報に努めました。
今後予定する説明会等においては、地域の皆さまへお知らせするだけでなく、
関係権利者の皆さまへ確実に周知できる方法を検討していきたいと考えていま
す。
●今後の予定
今後、都市計画の見直しの考え方と事業着手時期の目途について、関係権利者
や地域の皆さまにご理解いただけるよう、順次説明会等を開催する予定です。そ
の中で、皆さまと十分に話し合いを進めていきたいと考えています。
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●特別緑地保全地区の管理
近年、都市における樹林の持つ効用が重要視されてきており、なかでも社寺林
は古くから地域の人々に親しまれていることから、地域住民共有の環境保全資産
としても捉えられつつあります。そのため、社寺林所有者だけに負担をお願いす
るのではなく、行政や地域住民の参画による特別緑地保全地区の管理手法も今後
検討していく必要があると考えています。
【昭和橋公園:2件】
市民の意見
●事業の着手時期
・ これから 10 年 15 年後に新天地に移り住むよりも、早期に再スタートしたい。
早期に補償交渉をしてほしい。(1)
●今後の予定
・ 説明会を開催してほしい。(1)
市の考え方
●事業の着手時期
できるだけ早い時期に説明会を開催した後、関係権利者、地域の皆さまのご理
解を得た上で都市計画の変更手続きを行うとともに、第 1 期に事業着手するため
に必要な手続きなどの準備を進めます。公園事業に着手した際には、関係権利者
の皆さまの生活再建を最優先に取り組んでいきたいと考えています。
●今後の予定
今後、都市計画の見直しの考え方と事業着手時期の目途について、関係権利者
や地域の皆さまにご理解いただけるよう、順次説明会等を開催する予定です。そ
の中で、皆さまと十分に話し合いを進めていきたいと考えています。
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【松葉公園:5件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 名古屋市東部に比べ西部は緑が少ない等の理由から、区域の削除は絶対反対
である。(2)
●事業の着手時期
・ 事業着手第2期の区域を第1期に変更し、今回の削除検討区域とともに整備
することで、周辺環境をさらに良くしてほしい。(1)
●公園施設の整備
・ これからの高齢化社会を考慮に入れ、遊具などの施設よりも、静かに憩える
場所として樹木を整え、木陰を増やすほうが良い。(1)
●パブリックコメントの進め方
・ 事業着手や都市計画の見直しで削除を検討する区域の意味がわかりにくい。
(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
基本的には現在の計画に基づいて整備を進めることが望ましいと考えていま
すが、近年の社会経済情勢等を踏まえ、松葉公園についても都市計画の見直しを
検討しました。ご意見のあった区域は、道路等によって区切られた街区等であり、
その区域を削除しても、レクリエーション等の地区公園の機能に支障がないと考
えられることから、削除を検討する区域として今回の案を提示させていただきま
した。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
なお、名古屋市東部に比べ西部は緑が少ないという課題につきましては、長期
未整備公園緑地への対応だけでなく、用地取得の目途がついた段階で公園緑地を
追加して都市計画決定するなど、緑を確保するための様々な施策に取り組むこと
により、緑豊かなまちづくりに一層努めていく必要があると考えています。
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。ご意見をいただいた松葉公園は、
防災、環境保全、地域における必要性の視点や投入可能な事業費等から第2期の
事業着手としています。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
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の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
●公園施設の整備
公園の整備内容へのご意見をいただきましたが、今回の整備プログラムでは、
個別の公園の整備内容ではなく、いつ用地の買収に着手するかという時期を明示
したものとなっています。今後、公園の整備内容に関しましては、用地の取得状
況に応じ、計画段階から地域の皆さまの意見を伺い、反映していきたいと考えて
います。
●パブリックコメントの進め方
パンフレットの記載内容の表現等について、わかりにくいなどのご意見をいた
だきましたが、ご不明な点はお問い合わせや説明会等を通じてより丁寧にご説明
させていただくとともに、今後ともできるだけわかりやすい表現による説明に努
めてまいります。
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【多加良浦公園:26件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ これから知らない土地で生活するのは大変。愛着もありここに住み続けたい。
(5)
・ 現在整備されている公園で十分。これ以上の拡張は税金の無駄遣いである。
(9)
・ 昭和 22 年の決定後、長年放置されてきた。曖昧な計画なのでやめてほしい。
(1)
・ 計画通りに全てが公園になるのなら賛成するが、一部だけ残る案には反対す
る。(1)
・ 大きな公園を造るよりも小さな公園を分散していくつか造る方が良い。(2)
・ 現在の計画を白紙にして地域全体を対象にして検討すれば、もっと安価で便
利な公園ができるのではないか。(1)
●事業の着手時期
・ 事業に協力するので、第 3 期ではなくもっと早く第 1 期で対応してほしい。
(2)
●公園用地の取得
・ 補償費の査定について詳細を知りたい。(1)
・ 事業着手までの間に土地を売却する人もいるかもしれないが、条件付きの土
地は売れない。事業着手前でも市が買い取るか損失補填をしてほしい。(1)
・ 今になって住民に相談もなく計画を見直されては今後の生活が成り立つ保証
がない。売却して外に出ようにも買い手がつかず困る。役所で土地を買い取
ってくれるのか。(1)
・ 立ち退き費用は補償ではまかなえない。(1)
●公園施設の整備
・ 高齢化が進んでいるので、福祉に税金を使う方がよい。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
この地域には、公園の適正配置上、多加良浦公園のような地区公園が必要と考
えていますが、近隣での同等の機能・規模を持つ用地の取得の見込みが想定され
ることから、地区公園よりも規模が小さい近隣公園に縮小する今回の検討案を提
示させていただきました。
ご意見のような現在整備されている公園だけでは、この地域に必要な近隣公園
の標準面積が確保できず、公園に必要な機能の面において支障をきたすことが考
えられます。
また、大きな公園よりも小さな公園を分散してつくるほうがよいとのご意見も
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いただいていますが、街区公園のような小さな公園が分散した状況では、例えば
地域の催しやソフトボール等のレクリエーションに利用できるまとまりのある
広場の空間を確保することが難しいと考えています。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、関係権利者、地域の皆さまと説明会等により十分な話し合いを通
じて、ご理解を得ていきたいと考えています。
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。ご意見をいただいた多加良浦公園
は、防災、環境保全、地域における必要性の視点や投入可能な事業費等から第3
期の事業着手としています。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
●公園用地の取得
公園事業の推進にあたりましては、関係権利者の皆さまの生活再建を最優先に
取り組んでいきたいと考えています。これまでの事例では、事業着手から10年
を目途にお子様の進学や就職、高齢者の方の介護など、生活に負担の少ない時期
を見計らってご協力をお願いしてきました。また、移転先については、周辺の不
動産の情報提供にも努めています。今後、予定をする地元説明会のほか、事業着
手後は個別のご相談を承ることで、ご不安の軽減に努めてまいります。
また、事業着手前に行う公園用地の先行取得につきましては、前述のⅠ-2.整
備プログラムについて(6~8ページ)にお示ししましたように、今後、整備プ
ログラムの策定に伴う対応のあり方を検討していきたいと考えています。
●公園施設の整備
公園緑地は、ヒートアイランド現象の緩和などの環境の改善や、災害時の避難
場所となるなどの安全性・防災性の向上、レクリエーションの場の提供等、様々
な役割を持ち、安心・安全・快適に暮らしていくために必要不可欠な施設と考え
ています。このため、財政状況が厳しい中でも、適正な計画の見直しとコスト縮
減を図りつつ、着実に整備を進めていくことが必要であると考えています。
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【船頭場公園:1件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 早急に変更手続きを行い、区域の削除を進めてほしい。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
船頭場公園は第 1 期の事業着手をお示ししていますので、できるだけ早い時期
に説明会を開催したいと考えています。説明会では、関係権利者、地域の皆さま
と十分な話し合いを行い、ご理解を得た上で都市計画の案を作成して、早期に手
続きを進めていきたいと考えています。
【呼続公園:1件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 特別緑地保全地区を区域から削除せず、都市計画公園と二重に指定しておく
べきである。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
現状ある社寺林は、公園緑地として買収・整備するよりも、民有地のまま維持
されることが望ましいと考えています。
特別緑地保全地区と都市計画公園との二重の指定を続けるべきというご意見
をいただきましたが、特別緑地保全地区の区域では、建築、木竹の伐採などの行
為を規制することによって現状の緑地が保全されるほか、特別緑地保全地区に指
定されていない公園計画区域において、レクリエーション等の地区公園に必要な
機能と規模が確保されていると考えられることから、今回の削除を検討する区域
の案を提示させていただきました。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
また、公園緑地の不足する地域においては、この度の長期未整備公園緑地への
対応だけでなく、用地取得の目途がついた段階で公園緑地を追加して都市計画決
定するなど、緑を確保するための様々な施策への取り組みに努めてまいります。
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【桶狭間公園:1件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 近くに桶狭間古戦場公園と大高緑地があり、これ以上は必要ないので計画の
解除を希望する。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
公園緑地は、環境、文化、レクリエーション、景観、防災等様々な機能を有し
ていますが、個別の公園緑地はその規模に応じた種別によって、それぞれ役割分
担が異なっているとともに、全体として適正に配置されることが必要と考えてい
ます。
桶狭間公園は、徒歩圏内に居住する方の利用に供することを目的とする地区公
園として、概ね1km の圏域を対象に計画されています。
ご意見をいただきました大高緑地は広域を対象とした県営の公園緑地であり、
また、桶狭間古戦場公園は面積が 0.32ha の街区公園であることから、桶狭間公
園に求められる地区公園としての機能を分担するものではないと考えます。
したがいまして、現状では公園緑地の適正配置の観点から、地区公園としての
桶狭間公園が必要であると考えており、見直しの基本方針(2)に該当する緑を
保全する制度の活用が可能な特別緑地保全地区の区域のみを削除するという今
回の検討案としています。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
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【細根公園:3件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 区域の削除は疑問である。(1)
・ 区域の削除を早急に実現してほしい。(1)
・ 削除区域の道路整備を進めてほしい。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
基本的には現在の計画に基づいて整備を進めることが望ましいと考えていま
すが、近年の社会経済情勢等を踏まえ、細根公園についても都市計画の見直しを
検討しました。ご意見のあった削除を検討する区域は、道路等によって区切られ
た街区等であり、削除をしてもレクリエーション等の地区公園の機能に支障がな
いと考えられることから、今回の検討案を提示させていただきました。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
また、都市計画の変更の手続きは、今後、順次説明会等を開催し、関係権利者、
地域の皆さまと区域の削除等について、ご理解を得た上で、都市計画の案を作成
して進めていきたいと考えています。
その他、計画区域が削除された場合の道路の整備については、説明会等を通じ
た地域の皆さまとの話し合いを進めながら、関係部局等とも連携し、対応を検討
していきたいと考えています。
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【笠寺公園:24件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 立ち退くことなくここに住み続けたいので、計画を見直してほしい。(5)
・ 公園は今の大きさで十分。(3)
・ 第 3 期事業着手区域の計画を削除してほしい。(1)
・ 見直しの基本方針「樹林地の保全、文化財の尊重」の項目についてもっと深
く検討すべき。特殊(歴史)公園だから計画を削除できないならば、地区公園
に指定替えをして第 3 期区域は削除すればよい。(1)
●事業の着手時期
・ 工事には賛成だが、20~30 年後の事業なら反対。はっきりやるやらないと決
めてほしい。(1)
・ 家の事情で現在は移転できない。条件が整えば立ち退いても良い。(1)
・ 今回の公表で自分たちの将来計画の大きな力となった。計画変更はタイムリ
ーに公表してほしい。(1)
・ これまで行政の怠慢で 50 年も待たせた挙句、第 4 期でさらに 40 年も待たせ
るのか。(1)
●公園施設の整備
・ 何十年も放置されており、どのような整備、運営がされるのか示されていな
い。(2)
・ 第 3 期区域には約 40 世帯が住み、買収や整備には多額な費用を要する。遺跡
が存在するとはいえ投資に見合う成果があがるか甚だ疑問。(1)
・ 芝生広場よりも利用見込みがあり安価に借りられるスポーツ施設の整備をし
てほしい。そうでないなら税金の無駄遣いだし、子孫にこの土地を残したい。
(1)
・ 見晴台考古資料館は建て替えを機に市の博物館に移し、公園はすべて緑地と
すれば低コストになる。当初の見込みどおり利用者はあるのか。(1)
●公園用地の取得
・ 強い決意で計画を実施するならば、用地取得の条件や方法について再考して
ほしい。転居先を行政側は紹介もしないし、事業認可前では更地の状態でし
か買わない。住民に精神的、金銭的損害を与えながら一切説明や補償もしな
い上、反省もしない。(1)
・ 都市計画を削除する区域に先行取得地があれば、隣接地区で転居を強いられ
る方に優先的譲渡する方法を検討してはどうか。(1)
●パブリックコメントの進め方
・ 案は公開すると一人歩きし修正が困難になる。案作成にあたってはまず区域
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内住民の意見を聞くべきではなかったか。(1)
●これまでの検討経緯等
・ 公園緑地の決定は長いもので 60 年余り経過。時間をかけすぎではないか。住
民が一番迷惑を被っているが、配慮や謝罪の文面がない。説明責任、市民参
加、市民協働というわりにはお役所仕事の一環としか思えない。(1)
・ 立案に関してどのような立場の人が担当されたのか、有識者の情報も明かさ
れていない。対象区域内の住民代表を立案メンバーに加えるべき。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
笠寺公園について都市計画の見直しを検討しましたが、ご意見のあった区域を
含めて計画する区域全体が見晴台遺跡であり、特殊公園(歴史公園)として決定
されているため、今回は見直し検討区域のない案を提示させていただきました。
ご指摘のように、都市計画で定めた特殊公園(歴史公園)の位置づけ自体を見
直す可能性も考えられることから、基本方針については「遺跡等で歴史上または
学術上価値の高いものがある」と修正し、今後、歴史上・学術上の価値を検証し
ていくべきだと考えています。
この遺跡は、これまでの発掘調査等を通じ、この地域に暮らした人々の活動を
学び、体感できるものとなっています。今後、この遺跡を公園として保存するこ
とについて、地域の皆さまのご意見を伺うとともに、有識者の見解をいただくな
どその必要性の検証を重ねていきたいと考えています。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。ご意見をいただいた笠寺公園は、
防災、環境保全、地域における必要性の視点や投入可能な事業費等から第3期の
事業着手としています。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
●公園施設の整備
笠寺公園の施設については、見晴台考古資料館を中心に、見晴台遺跡や梅林な
どを活かした特色ある公園として整備を進めたいと考えています。今後、関係部
局等と連携し、計画段階から地域の皆さまのご意見を伺い、反映をしていきたい
- 27 -
と考えています。
見晴台考古資料館は、このような遺跡内にあることで、出土した資料と生活の
場を一体的に理解することができる場でもあると考えています。将来、建替えが
必要となるときには、見晴台考古資料館の今までの役割を踏まえ、そのあり方に
ついて検討していきます。
●公園用地の取得
公園事業の推進にあたりましては、関係権利者の皆さまの生活再建を最優先に
取り組んでいきたいと考えています。これまでの事例では、事業着手から10年
を目途にお子様の進学や就職、高齢者の方の介護など、生活に負担の少ない時期
を見計らってご協力をお願いしてきました。また、移転先については、周辺の不
動産の情報提供にも努め、今後予定をする地元説明会のほか、事業着手後は個別
のご相談を承ることで、移転に対するご不安の軽減に努めてまいります。
なお、事業着手前に行う公園用地の先行取得につきましては、前述のⅠ-2.整
備プログラムについて(6~8ページ)にお示ししましたように、今後、整備プ
ログラムの策定に伴う対応のあり方を検討していきたいと考えています。
●パブリックコメントの進め方
パブリックコメントは、前述のⅠ-3.パブリックコメントの進め方について(9
~10ページ)に記載させていただきました考え方をもとに行いましたが、今後、
都市計画の見直しの考え方と事業着手時期の目途について、関係権利者や地域の
皆さまにご理解いただけるよう、順次説明会等を開催する予定です。その中で、
皆さまと十分に話し合いを進めていきたいと考えています。
●これまでの検討経緯等
都市計画公園緑地は、都市の骨格を形成し、良好な都市環境を確保する上で重
要なものであり、長期的な展望に立って定めています。しかしながら、関係権利
者の皆さまには、長期間にわたる制限により、大変なご負担、ご心労をおかけす
ることとなり、重い課題であると認識しています。
また、事業の進捗につきましては、今後も多大な費用と時間を要するため、関
係権利者の皆さまの「いつ事業に着手するのか」という不安を軽減し、計画的な
土地の利用に役立てていただくなど、将来の生活設計の参考にしていただくこと
をねらいとして、今回整備プログラムを策定しています。
案の策定につきましては、有識者からなる「名古屋市緑の審議会」で審議して
いただき、審議結果である答申を踏まえて行っています。答申の詳細や審議会の
委員および専門委員につきましては、
「これからの公園緑地のあり方-長期未整備
公園緑地について-」を名古屋市ホームページに掲載していますのでご覧くださ
い。なお、案の策定等の事務は住宅都市局都市計画部都市計画課及び緑政土木局
緑地部緑地施設課が担当しています。
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【瑞穂公園:5件】
市民の意見
●事業の着手時期
・ あゆちの水伝承の地の早期の整備をしてほしい。(1)
●公園施設の整備
・ スポーツ施設や文化小劇場等の文化施設をつくってほしい。(4)
市の考え方
●事業の着手時期
史跡や文化財の保全・活用につきましては、関係部局とも連携し、可能な事柄
から取り組みたいと考えています。
事業の着手時期につきましては、事業の進捗や土地利用状況等から区域の類型
化を行い、公園別に対応方針を定めました。ご意見をいただいた瑞穂公園は、現
状ですでに公園機能がほぼ充足していることから、概成している公園と考えてお
り、関係権利者の皆さまからのご要望に対応する形での事業化を検討します。
●公園施設の整備
現在瑞穂公園には陸上競技場など様々なスポーツに対応した施設を設置して
いますが、今後、運動公園としてさらに体育館の整備を進めていきたいと考えて
います。
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【東山公園:28件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 都市計画公園区域の削除に反対する。(1)
・ 都市計画公園区域を削除してほしい。(3)
・ この場所にいつまでも住み続けたい。(3)
・ このまま自然環境の中で共生したい。(3)
●事業の着手時期
・ 藤巻地区の事業着手時期第 3 期に賛成する。(1)
・ 藤巻地区の事業着手時期第 3 期をもっと早くしてほしい。(3)
・ 植田松和線の南側の森全体を事業着手第 1 期にしてほしい。(1)
・ 天白渓湿地入り口付近に不法投棄のごみ等が多いので、第 1 期事業収束にし
て早く整備をしてほしい。(1)
・ 裏山公園と隣接するグラウンドを第 1 期事業収束にしてほしい。(1)
●公園施設の整備
・ 緑を減らさないことが大事であり、このまま自然の緑があり続けることを期
待する。(3)
・ 清風荘の跡地利用として、幼児から高齢者までが利用できるような生涯学習
施設をつくってほしい。(1)
・ 緑地が道路で分断されずに、南北に連続するように整備をしてほしい。(1)
・ 市が所有する空地を毎年草刈しているが、放置しておけば草木が育つと思わ
れ、最終的に緑地にするなら矛盾している。税金の無駄使いである。(1)
●公園用地の取得
・ 事業の着手時期を決めずに、買い上げに柔軟に対応してほしい。(2)
・ 移転の際はしっかりとした補償をしてほしい。(1)
●今後の予定
・ 説明会を開催してほしい。(2)
市の考え方
●都市計画の見直し
基本的には現在の計画に基づいて整備を進めることが望ましいと考えていま
すが、近年の社会経済情勢等を踏まえ、東山公園についても都市計画の見直しを
検討しました。
都市計画公園区域の削除について反対のご意見をいただきましたが、山田地区
内の一部の区域につきましては、見直しの基本方針(5)に該当する道路等によ
って区切られた街区等であり、レクリエーション等の総合公園の機能に支障がな
いことから、削除を検討したいと考えています。
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しかしながら、それ以外の区域については、道路等によって区切られた街区等
でないこと、もしくは道路等によって区切られた街区等であっても、環境保全や
レクリエーション等の公園の機能に支障を生じる可能性があることや、地域の豊
かな樹林地を守る観点からも、このまま都市計画公園を継続するという今回の検
討案を提示させていただきました。
その他、自然環境の中で共生したい、住み続けたいというご意見をいただきま
したが、緑豊な環境の中で住み続けるためには、都市計画公園緑地の区域内では
なく、風致地区や特別緑地保全地区等の地域制緑地の制度の中で検討することが
必要であると考えます。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。ご意見をいただいた東山公園のそ
れぞれの地区につきましては、防災、環境保全、地域における必要性の視点や投
入可能な事業費等から、藤巻地区は第 3 期、天白渓湿地入り口付近と裏山公園と
隣接するグラウンドは第 4 期の事業着手としています。
また、植田松和線の南側にはまとまった樹林地が残されていることから、本格
的な事業化に先駆けた借地手法の「オアシスの森づくり事業」を実施しており、
緑の保全と暫定的な整備による早期供用を図るとともに、関係権利者の皆さまの
負担軽減に努めています。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
●公園施設の整備
東山公園につきましては、「なごや東山の森づくり基本構想」及び「東山動植
物園再生プラン基本構想」に基づき、市民の皆さまとの協働により事業を推進し
てまいります。清風荘跡地は平和公園と東山公園をつなぐ重要な結節点であり、
森づくり活動交流拠点を設けるとともに環境首都にふさわしい自然再生のモデ
ルとしていきたいと考えています。また、森の連続性を確保するために、生き物
が行き来できるような施設の検討も必要であると考えています。
先行取得地については、適正な管理のほか、緑の保全、再生、暫定的な整備に
よる利用など有効活用に努めてまいります。草刈に関しては、市所有の土地につ
いて衛生・安全・防犯上の観点から定期的に除草することで管理しているもので
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すのでご了解下さい。
●公園用地の取得
公園事業の推進にあたりましては、関係権利者の皆さまの生活再建を最優先に
取り組んでいきたいと考えています。これまでの事例では、事業着手から10年
を目途にお子様の進学や就職、高齢者の方の介護など、生活に負担の少ない時期
を見計らってご協力をお願いしてきました。また、移転先については、周辺の不
動産の情報提供にも努め、今後予定をする説明会のほか、事業着手後は個別のご
相談を承ることで、移転に対するご不安の軽減に努めてまいります。
●今後の予定
今後、都市計画の見直しの考え方と事業着手時期の目途について、関係権利者
や地域の皆さまにご理解いただけるよう、順次説明会等を開催する予定です。そ
の中で、皆さまと十分に話し合いを進めていきたいと考えています。
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【名城公園:1件】
市民の意見
●公園施設の整備
・ 外堀にサッカーなどの球技場や鉄棒、ブランコ等の遊具などの施設をつくっ
てほしい。(1)
市の考え方
●公園施設の整備
名城公園外堀につきましては、有識者を交えた検討委員会により、「特別史跡
名古屋城跡全体整備計画」の一部としてまとめられ、保全整備する計画ですので、
ご理解をいただきますようお願いします。
【中村公園:1件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 都市計画公園緑地区域の削除に賛成する。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
中村公園の都市計画の見直しの検討区域につきましては、見直しの基本方針
(5)に該当する道路等によって区切られた街区等であり、削除をしてもレクリ
エーション等の総合公園の機能に支障がないと考えられることから、削除を検討
する区域として今回の案を提示させていただきました。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
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【新海池公園:6件】
市民の意見
●事業の着手時期
・ 新海池公園の早期完成をお願いしたい。将来構想を早く知りたい。(2)
・ 事業着手第 4 期の区域でほっとしている。(1)
●公園施設の整備
・ 新海池の周回通路を整備してほしい。(2)
・ 新海池の土手に紅葉の木を植えてほしい。(1)
市の考え方
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。ご意見をいただいた新海池公園
は、防災、環境保全、地域における必要性の視点や投入可能な事業費等から第4
期の事業着手としています。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
●公園施設の整備
公園の整備内容へのご意見をいただきましたが、今回の整備プログラムでは、
個別の公園の整備内容ではなく、いつ用地の買収に着手するかという時期を明示
したものとなっています。今後、公園の整備内容に関しましては、用地の取得状
況に応じ、計画段階から地域の皆さまの意見を伺い、反映していきたいと考えて
います。
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【熊野公園:3件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 都市計画の削除検討に反対。貴重な緑地である。(2)
●事業の着手時期
・ 早期に事業着手してほしい。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
現状ある社寺林は、公園緑地として買収・整備するよりも、民有地のまま維持
されることが望ましいと考えています。
都市計画公園の区域の削除に反対というご意見をいただきましたが、特別緑地
保全地区の区域では建築・木竹の伐採などの行為を規制することにより現状の緑
地が保全されるほか、特別緑地保全地区に指定されていない公園計画区域におい
て、レクリエーション等の総合公園に必要な機能と規模が将来的にも確保される
と考えられることから、今回の削除を検討する区域の案を提示させていただきま
した。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考にして、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行
い、ご理解を得ていきたいと考えています。
また、公園緑地の不足する地域においては、この度の長期未整備公園緑地への
対応だけでなく、用地取得の目途がついた段階で公園緑地を追加して都市計画決
定するなど、緑を確保するための様々な施策への取り組みに努めてまいります。
●事業の着手時期
熊野公園の区域内には、貴重なまとまった樹林地が残っていますので、本格的
な事業化に先駆けた借地手法の「オアシスの森づくり事業」によって、緑の保全
と暫定的な整備による早期供用を図るとともに、関係権利者の皆さまの負担軽減
に努めてまいります。
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【氷上公園:7件】
市民の意見
●都市計画の見直しと事業の着手時期
・ 公園の計画区域を見直し、西大高線とともに、早期に事業着手してほしい。
(7)
市の考え方
●都市計画の見直しと事業の着手時期
氷上公園は、自然環境豊かで多様なレクリエーションの場を提供することを目
的として、東海市の緑陽公園、廻間公園とともに都市計画決定されています。
ご意見をいただいた都市計画の見直しにつきましては、今回の検討では、見直
しの基本方針に該当する区域がありませんでしたので、削除を検討する区域のな
い案を提示させていただきました。なお、関連する都市計画道路西大高線の変更
にあわせて地域のまちづくりが検討されるなど、見直しの基本方針に適合するこ
ととなる場合には、計画の位置や区域の変更を検討することも考えられます。そ
のような場合には、関係権利者、地域の皆さまとの話し合いを通じて、今後、個
別に対応を検討します。
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。氷上公園は、防災、環境保全、地
域における必要性の視点や投入可能な事業費等から第2期の事業着手としてい
ます。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
また、隣接する東海市の公園や、都市計画道路西大高線のような関連事業との
一体的な事業の推進につきましては、今後も関係部局等との協議・調整を図って
いきたいと考えています。
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【明徳公園:5件】
市民の意見
●事業の着手時期
・ 事業着手第 4 期を現実的な時期にし、すぐ整備してほしい。(2)
●公園施設の整備
・ 児童球戯場のグラウンド整備や池の周りの柵での取り囲み、小さな子が遊べ
る遊具の増設など安全で利用しやすい整備、維持管理をしてほしい。(2)
・ 公園の周辺道路で、相互通行が困難であるほど駐車車両が多いことがあるた
め、釣り客等の明徳池利用者駐車場を整備してほしい。(1)
市の考え方
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。明徳公園は、防災、環境保全、地
域における必要性の視点や投入可能な事業費等から第4期の事業着手としてい
ます。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
●公園施設の整備
公園の整備内容へのご意見をいただきましたが、今回の整備プログラムでは、
個別の公園の整備内容ではなく、いつ用地の買収に着手するかという時期を明示
したものとなっています。今後、公園の整備内容に関しましては、用地の取得状
況に応じ、計画段階から地域の皆さまの意見を伺い、反映していきたいと考えて
います。
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【戸田川緑地:4件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ 長年住んでいる土地であり、都市計画緑地の区域の削除をしてほしい。(1)
●事業の着手時期
・ 計画が決定されてから約 50 年経過している。事業着手時期第 3 期となってい
るが、もっと早い時期に事業着手してほしい。(1)
●公園施設の整備
・ もっと戸田川に橋を架けてほしい。(1)
●今後の予定
・ 地元へ十分な説明を今後してほしい。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
戸田川緑地についても都市計画の見直しを検討しましたが、ご意見のあった区
域は、見直しの基本方針(5)に該当する道路等によって区切られた街区等でな
いことから、今回は削除を検討する区域としない案を提示させていただきまし
た。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考にして、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行
い、ご理解を得ていきたいと考えています。
●事業の着手時期
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。ご意見をいただいた戸田川緑地
は、防災、環境保全、地域における必要性の視点や投入可能な事業費等から、第
1 期に事業収束する区域以外は第3期の事業着手としています。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
●公園施設の整備
公園の整備内容へのご意見をいただきましたが、今回の整備プログラムでは、
個別の公園緑地の整備内容ではなく、いつ用地の買収に着手するかという時期を
明示したものとなっています。今後、公園緑地の整備内容に関しましては、用地
の取得状況に応じ、計画段階から地域の皆さまの意見を伺い、反映をしていきた
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いと考えています。
●今後の予定
今後、都市計画の見直しの考え方と事業着手時期の目途について、関係権利者
や地域の皆さまにご理解いただけるよう、順次説明会等を開催する予定です。そ
の中で、皆さまと十分に話し合いを進めていきたいと考えています。
【勅使ヶ池緑地:1件】
市民の意見
●事業の着手時期
・ 地区の発展のために、計画緑地と計画道路を含めた整備を早急に行ってほし
い。(1)
市の考え方
●事業の着手時期
勅使ヶ池緑地の区域内には、貴重なまとまった樹林地が残っていますので、本
格的な事業化に先駆けた借地手法の「オアシスの森づくり事業」によって、緑の
保全と暫定的な整備による早期供用を図るとともに、関係権利者の皆さまの負担
軽減に努めてまいります。
また、隣接する都市計画道路平手豊明線のような関連事業との一体的な事業の
推進につきましては、今後も関係部局等との協議・調整を図っていきたいと考え
ています。
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【猪高緑地:6件】
市民の意見
●公園施設の整備
・ 人工的すぎる公園整備には反対。新たな施設はいらないし、既設の施設も将
来的には豊かな森と自然バランスを崩さないよう里山に復元していくことが
望ましい。(2)
・ 里山に外から自生種以外の植物を持ち込まず、外来生物は駆除してほしい。
(2)
●公園用地の取得
・ 民有地の買い取りを希望する。(1)
・ 無理に買収を進めず、民有地の規制強化と罰則の設定により、民有地を公園
内の景観の一部として共生できるよう検討してほしい。(1)
市の考え方
●公園施設の整備
猪高緑地は市内に残された貴重な自然環境です。市民の皆さまとの協働によ
り、樹林地を良好な状態で保全・育成するとともに、市民の憩いの場や環境教育
の場として積極的に活用していくべきものと考えています。また、外来種の問題
等、生物の生息環境につきましても、市民の皆さまと協働で保全・育成に取り組
んでまいりたいと考えています。
●公園用地の取得
事業に未着手の区域につきましては、一定の条件のもと、予算の範囲内ではあ
りますが、引き続き土地の買取りのお申し出に対応してまいります。また、事業
中の区域内に残る民有地につきましては、公園緑地の一体的な保全、活用を図る
ため事業へのご協力をお願いいたします。
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【荒池緑地:8件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ なぜ神社や寺を区域から削除するのか。神社や寺がなくなったらどうするの
か。特別緑地保全地区と二重指定しておくことは、都市計画上必要である。
(2)
・ 計画区域内に住む人がそんなに邪魔か。緑地保全が目的なら法の網をかぶせ
永久に今のままでよい。今住んでいるところを削除に加えてほしい。(1)
●事業の着手時期
・ これ以上宅地開発されることなく、緑地の自然を残してほしい。(2)
・ 農業センターと一体となった公園を早く整備してほしい。(1)
・ 荒池なごやかファーム構想がある中で、北側の事業着手第 3 期のエリアにつ
いては、所有者の高齢化や生産緑地の解除等に伴い経済的資産としての活用
のみに関心をもつ所有者に移転する危険性があるため、事業着手時期を第 1
期にしてほしい。(1)
●パブリックコメントの進め方
・ 都市計画の見直しや整備プログラムについて、なぜ関係権利者に知らせない
のか。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
現状ある社寺林は、公園緑地として買収・整備するよりも、民有地のまま維持
されることが望ましいと考えています。
特別緑地保全地区と都市計画緑地との二重の指定を続けるべきというご意見
をいただきましたが、特別緑地保全地区の区域では建築・木竹の伐採などの行為
を規制することにより現状の緑地が保全されるほか、特別緑地保全地区に指定さ
れていない緑地計画区域において、レクリエーション等の緑地に必要な機能が将
来的にも確保されると考えられることから今回の削除を検討する区域の案を提
示させていただきました。
また、削除を希望されるご意見をいただきましたが、ご意見のあった区域は、
道路等によって区切られた街区等でないことや、地域の豊かな自然環境を守る観
点からも、このまま都市計画緑地を継続するという案を提示させていただきまし
た。
ご意見のように人と自然が共生する住宅地とするためには、都市計画緑地の区
域ではなく、風致地区や特別緑地保全地区等の地域制緑地の制度の中で検討する
ことが必要であると考えます。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考にして、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行
い、ご理解を得ていきたいと考えています。
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●事業の着手時期
荒池緑地では、市民の皆さまとの協働により、平成 15 年度策定の「荒池なご
やかファーム構想」の推進に取り組んでいます。今回の整備プログラムでの事業
の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率による
評価などから優先順位を設定しました。
ご意見をいただいた荒池緑地の現在事業認可を受けていない区域は、防災、環
境保全、地域における必要性の視点や投入可能な事業費等から、事業着手時期を
第3期と第 4 期としておりますが、公園緑地事業の推進には、今後も多大な費用
と時間を要しますので、本格的な事業化に先駆けた借地手法の「オアシスの森づ
くり事業」によって、緑の保全と暫定的な整備による早期供用を図るとともに、
関係権利者の皆さまの負担軽減に努めてまいります。
なお、今後は個々の公園緑地毎に説明会を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図っていきたいと考えてい
ます。その中で関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるな
ど、他の公園に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業
が実施される場合などには、概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
いずれにしましても、関係権利者の皆さまの生活設計に配慮しながら事業の推
進に努めていきたいと考えています。
●パブリックコメントの進め方
前述のⅠ-3.パブリックコメントの進め方について(9~10ページ)に記載
させていただきました考え方をもとに、多くの皆さまからのご意見がいただける
ように広報に努めました。
今後予定する説明会等においては、地域の皆さまへお知らせするだけでなく、
関係権利者の皆さまへ確実に周知できる方法を検討していきたいと考えていま
す。
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【相生山緑地:104件】
市民の意見
●都市計画の見直し
・ あまりに長い間計画のまま放置されているが、主たる問題は何か。(1)
・ 住宅が建ち並んだ区域もあるが、計画が削除になることはないのか。(1)
・ 地下鉄が開通するので土地の有効利用を促すために沿線は計画を削除すべき
である。(1)
・ 双子池周辺を計画に入れたらどうか。(1)
・ 過去に道路予定地として緑地から削除された区域があるが、道路計画がなく
なったのでその区域を追加してほしい。(1)
・ 環境に優れているので、公園緑地として残してほしい。(1)
・ 自然と共存できる都市計画をお願いしたい。(1)
・ 住民と自然が調和した新しい形の里山公園を目指してほしい。(9)
・ 長年住民が守ってきた相生山の自然は魅力的であり、このまま自然環境の中
で共生したい。(15)
・ このまま住まわせてほしいので立ち退きには反対。(5)
・ 無人の公園にしてしまうと犯罪が潜みやすく防犯上問題がある。(2)
●事業の着手時期
・ 徳林寺の山林が広がっており、すでに緑地として存在しているため、名古屋
市がわざわざ税金を使って土地を購入する必要がない。事業着手第 2 期の案
を事業化することに反対。(1)
・ 第 1 期事業着手地域内に住んでいるので、計画通り早急に進めてほしい。自
宅周辺は市が 70%余り買収しているので、移転先はこの地区を望む。(1)
・ 整備プログラム案はいつ決定するのか。(1)
●公園施設の整備
・ 自然を壊して人工的な公園を造ることには反対。(9)
・ ヒメボタルの生息するゆたかで貴重な自然環境を保全・回復してほしい。(16)
・ 整備前には、名古屋市レッドデータブック等を調査し、環境アセスメントを
行うなど、貴重な動植物を保護しながら行ってほしい。(1)
・ 森を寸断する道路をつくっているのに驚き、とても失望した。(1)
・ 相生山にどんな公園を造りたいのか、保全したいのか、計画がハッキリしな
い。(3)
・ 相生山はエコミュージアムとして整備してほしい。(1)
・ 地形が複雑であるため、インフラ整備が不十分では異常気象が多くなる時代
に緑地の保全が難しくなる。人家の有無にかかわらずインフラの整備は必要。
(1)
・ 街灯を増やすなど安全に暮らせるようにしてほしい。(4)
・ 環境に配慮した道路や下水道を整備してほしい。(2)
- 43 -
・ 住民以外の自動車の乗り入れを規制するため、周囲に駐車場をつくってほし
い。(1)
・ 住民や緑地訪問者の利便のため、環境に配慮した喫茶店やコンビニを設置してほ
しい。(1)
・ 公園が不足しているとは思えない。税金の無駄使いをせず医療や福祉のため
に使ってほしい。(5)
●公園用地の取得
・ 生活設計が立てられないので、買収に関して補償金額や代替地の斡旋などの
条件を早く具体的に示してほしい。(2)
・ 私有地買い上げが必至のとき、実施するならば代替案を検討してほしい。(1)
・ 事業着手には 10 年もの期間があり、立ち退きならば庭も建物も手を加えるこ
とができず生殺し状態。(1)
●建築の規制
・ 新たな宅地開発を認めておきながら立ち退きを迫ることは許せない。(1)
・ 近く新築する予定があり、建築許可をお願いしたい。(1)
・ 新たな宅地開発が発生しないように関係部署が連携して建築を規制すべきで
ある。(4)
・ 最近、開発行為が許可され住宅地になった。緑地整備と乖離したことが行わ
れており、整備のための時間や予算が大きくなる。開発を抑制するため全域
を第1期に事業着手すべき。予算が不足するならば在住を保証して事業化し、
借地契約で事業を進める。(1)
・ 市以外の不動産の買い取りはつづくのか。(1)
・ 自然環境にそぐわない建築等を取り締まってほしい。(3)
●今後の予定
・ 住民説明会を早急に開いてほしい。(1)
・ 事業の内容を早く知りたい。(1)
・ 一方的に計画を決めず住民の意見をよく聞いてほしい。(1)
市の考え方
●都市計画の見直し
長い間計画のまま放置されているというご意見をいただきましたが、前述のⅠ
-1.都市計画の見直しについて(1~5ページ)に長期未整備公園緑地の経緯等
を記載させていただきましたのでご覧ください。
長期未整備公園緑地について、基本的には現在の計画に基づいて整備を進める
ことが望ましいと考えていますが、近年の社会経済情勢等を踏まえ、相生山緑地
についても都市計画の見直しを検討しました。
住宅が建ち並んだ区域や地下鉄沿線の区域についての削除のご意見をいただ
- 44 -
いていますが、今回、削除を検討するとしなかった区域につきましては、見直し
の基本方針(5)に該当する道路等によって区切られた街区等でないこと、もし
くは道路等によって区切られた街区等であっても、環境保全やレクリエーション
等の緑地の機能に支障を生じる可能性があることや、地域の豊かな樹林地を守る
観点からも、このまま都市計画緑地を継続するという案を提示させていただきま
した。
また、一体利用が効果的な施設を編入する場合や、環境保全やレクリエーショ
ン等の緑地の機能面からの支障がなく、区域の整合等が可能となる場合等、見直
しの基本方針に該当することとなった場合には、今後、見直しを検討していきま
す。
その他、公園区域内における人と自然との共存について多くのご意見をいただ
きましたが、里山のような人と自然が共存する緑豊な環境としていくためには、
都市計画公園緑地の区域内ではなく、風致地区や特別緑地保全地区等の地域性緑
地の制度の中で検討することが必要であると考えます。
市民の皆さまからは様々なご意見をいただいていますが、今後、いただいたご
意見も参考に、説明会等で関係権利者、地域の皆さまと十分な話し合いを行い、
ご理解を得ていきたいと考えています。
●事業の着手時期
相生山緑地は昭和 15 年に防空緑地として都市計画決定されていますが、一部
の区域を除き事業着手の目途が立たず、関係権利者の皆さまには生活設計が立て
られないなどのご意見をいただいています。
事業の着手時期につきましては、公園別に対応方針を定め、事業の効果・効率
による評価などから優先順位を設定しました。相生山緑地につきましては、現在
事業を行っている区域を第 1 期に収束させるほか、防災、環境保全、地域におけ
る必要性の視点や投入可能な事業費等から、事業予定地は第 1 期、事業予定地の
南側と稲田西は第 2 期、菅田の住宅地は第 4 期の事業着手としています。
また、この緑地内にはまとまった樹林地が残されており、一部の区域では本格
的な事業化に先駆けた借地手法の「オアシスの森づくり事業」を実施しています。
今後、さらにその区域を拡大することによって、緑の保全と暫定的な整備による
早期供用を図るとともに、関係権利者の皆さまの負担軽減に努めてまいります。
今後は、個々の公園緑地ごとに説明会等を開催し、皆さまのご意見を伺いなが
ら整備プログラムの検証や更なる課題の洗い出しを図りたいと考えています。そ
の中で、関係権利者の総意と認められる早期着手の要望書が提出されるなど、他
の公園緑地に先駆けて着手することが客観的に妥当な場合や、新たな関連事業が
具体化される場合などには概ね5年毎に着手時期の見直しを検討します。
●公園施設の整備
相生山緑地は市内に残された貴重な自然環境です。市民の皆さまとの協働によ
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り、樹林地を良好な状態で保全・育成するとともに、市民の憩いの場や環境教育
の場として積極的に活用していくべきものと考えています。
また、公園の整備よりも医療等に税金を使ってほしいというご意見もいただき
ましたが、安心・安全・快適に暮していくために公園は必要不可欠な施設と考え
ています。このため、財政状況が厳しい中でも、適正な計画の見直しとコスト縮
減を図りつつ、着実に整備を進めていくことが必要であると考えています。
●公園用地の取得
公園事業の推進にあたりましては、関係権利者の皆さまの生活再建を最優先に
取り組んでいきたいと考えています。これまでの事例では、事業着手から10年
を目途にお子様の進学や就職、高齢者の方の介護など、生活に負担の少ない時期
を見計らってご協力をお願いしてきました。また、移転先については、周辺の不
動産の情報提供にも努め、今後予定をする地元説明会のほか、事業着手後は個別
のご相談を承ることで、移転に対するご不安の軽減に努めてまいります。
●建築の規制
都市計画公園緑地内での建築行為等につきましては、公園緑地事業に着手する
前であれば、一定の制限内で、許可を受けて行うことが可能となっています。な
お、この建築行為等についての許可の申請があった場合、都市計画法で定める基
準に該当するときは、事業予定地内で買取り申し出に応じる場合を除き、許可を
しなければならないとされています。
新たな宅地開発が発生しないように建築を規制すべきとのご意見をいただき
ましたが、以上のような都市計画法に基づく建築行為等の許可制度の中での対応
となっていることにつきましてご理解いただきたいと思います。
また、できるだけ樹林地が保全されるよう、これまでも用地の先行取得や開発
行為の抑制のお願いに努めてまいりましたが、今後とも整備プログラムの策定に
伴い、関係権利者の皆さまの生活設計に配慮するとともに、自然環境の保全にも
ご協力をいただけるよう、建築行為の規制等の対応を図っていきたいと考えてい
ます。
●今後の予定
今後、都市計画の見直しの考え方と事業着手時期の目途について、関係権利者
や地域の皆さまにご理解いただけるよう、順次説明会等を開催する予定です。そ
の中で、皆さまと十分に話し合いを進めていきたいと考えています。
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Ⅲ.その他(29件)
「長期未整備公園緑地について-都市計画の見直しと整備プログラム-」の内容等とは直
接関係しませんが、貴重なご意見が多数寄せられましたので、以下にお示しし、関係部局等
に伝えさせていただきます。
市民の意見
・ 利用度の少ないところ(公園)がたくさんある。民有地を買収して緑を増や
す前に、現状をよりよくするのが先決。(2)
・ 公園や街路樹の維持管理が悪い。もっと予算をつけてしっかりやるべき。(3)
・ 公園内で火の使用をしていたり、私物が置いたままになったりしているので
指導をしてほしい。
(松葉公園)(1)
・ 現在でも雑草が多く管理が不行き届きだ。拡張しても管理できないのではな
いか。(3)
・ 公園、街路樹の維持管理が十分でない。草刈の頻度をあげるべき。(1)
・ 公園としての管理が十分になされていない。(笠寺公園)(1)
・ 大型ゴミ捨て場になっているところがあるので、早急に対応してほしい。
(新
海池公園)(1)
・ 里山の植生管理において、伐採木を移動できるチップ製造機でチップ化し、
バイオ燃料として利用できるシステム構築を提案する。(1)
・ 名東自然倶楽部への援助、支援を希望する。(猪高緑地)(1)
・ 春日野貯水場、春日野小学校や桜台高校のグランド・プールの有料利用も含
め(周辺一帯の)総合的な活用により競技施設を設けてほしい。
(笠寺公園)
(1)
・ 景観を破壊する高層マンションと、ホームレスの対策をしてほしい。
(東山公
園)(1)
・ 公園の周りの歩道の植え込みは雑草が伸び放題であり、地域案内の看板が朽
ちている。
(松葉公園)(1)
・ 公園整備の際に関係部局と連携協議をして、公園周辺道路のうち狭隘部分に
ついては道路の拡幅をしてほしい。
(城山公園)(1)
・ 緑地地帯での道路計画は直ちに中止してほしい。(1)
・ 道路にもっと草花を植えベンチ、滑り台、ベンチ、テニスコートをつくり、
レンタルサイクリングをしてほしい。同朋高校の前まで地下鉄を走らせてほ
しい。(1)
・ 環状 2 号線沿線の緑化を進め、人工建造物をできるだけ隠してほしい。(1)
・ 牧野ヶ池緑地や大高緑地の上空占用で道路を貫通されてはいかがか。(1)
・ 伐採された長久手町側の森を保護してほしい。(猪高緑地)(1)
・ ささしまライブについて、地上に防災時やイベントで使うための公共広場と
森、地下にリニヤモータ駅等がほしい。(1)
・ 住みよい街であったのは、先人が将来を思い都市計画を進めた結果だと思う。
(1)
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・ 町内の廃屋がある土地を、災害用の空地としてほしい。(1)
・ 規模にかかわらず、入手できる空地があれば購入し、公園にしてほしい。(1)
・ 守山区の白鳥塚古墳を含めた歴史の里エリアを都市計画公園または緑地とし
て指定して、歴史的環境を保全してほしい。(1)
・ 最近用途地域高度地区の見直しが行われているが、公園緑地の周辺にはそれ
にふさわしい都市計画が必要であり、削除区域が幹線道路沿いだからといっ
て安易にビル、マンションが建たないような計画を考えてほしい。(1)
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「長期未整備公園緑地について-都市計画の見直しと整備プログラム-」
に対する市民意見の内容及び市の考え方
平成20年3月
名古屋市 住宅都市局 都市計画部 都市計画課 緑地計画係
名古屋市 緑政土木局 緑地部 緑地施設課 建設係
〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1番1号
TEL:都市計画の見直しについて 052-972-2714
TEL:整備プログラムについて
052-972-2486
FAX:052-972-4164
メールアドレス:[email protected]
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