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ノルウェー中央銀行が0.25%の追加利下げを決定
ご参考資料 2015年9月25日 マーケットレポート ノルウェー中央銀行が0.25%の追加利下げを決定 ~ 政策金利は過去最低の0.75%へ ~ 9月24日、ノルウェー中央銀行(以下、中銀)は政策金利を0.25%引き下げ、0.75%とすることを決定しまし た。利下げは6月以来、3ヵ月ぶりとなり、政策金利は過去最低水準となりました。 ◆利下げの背景 産油国であるノルウェーでは、原油安を背景に2015年4-6月期の実質GDP(国内総生産)成長率が前期比 ▲0.1%と6四半期ぶりのマイナス成長となりました。また石油関連の設備投資や雇用の減少などの悪影響 から、石油を除くメインランドGDP成長率でも同+0.2%の低成長となりました。7月以降も原油価格が再度弱 含みで推移するなか、製造業の景況感や消費者信頼感の低下が続き、景気減速懸念が強まっていました。 中銀は声明文で、夏場を通じた原油価格の下落を受けてノルウェー経済の低迷が従来の予想以上に長 引くとの認識を示しました。通貨安が輸出企業や輸入品と競合する企業の業績改善につながる一方、石油 セクターからのモノやサービスの需要が減少することで他のセクターにも悪影響が及ぶとの懸念を示しまし た。 ◆今後の見通し 声明文では、住宅価格の上昇ペースの早さや家計債務残高の伸びは引き続き所得の伸びを上回ってい る点など金融緩和の副作用を警戒する一方、足もとの経済動向からは政策金利が来年にかけて一段低下 する可能性を示唆しているとの見通しが表明されました。同日発表された金融報告でも、2016~2017年の 政策金利見通しが6月時点の0.75%から0.5%に引き下げられました。 足もとで原油価格の低迷が長期化の様相を示していること、ノルウェーと経済的なつながりの深いユーロ 圏やスウェーデンでも更なる金融緩和への期待が強いことから、早ければ年内にも追加利下げに踏み切る 可能性もありそうです。 以上 ノルウェーの政策金利、 1 0年国債利回りの推移 ノルウェー・クローネの為替レートの推移 (2013年1月1日~2015年9月24日、日次) (2013年1月1日~2015年9月24日、日次) (%) (円/クローネ) 3.5 18 10年国債利回り 3.0 (クローネ/ユーロ、逆目盛り) 7.0 対円(左軸) 17 7.5 2.5 16 8.0 2.0 15 8.5 1.5 14 政策金利 1.0 13 0.5 13/1 14/1 対円(左軸) 対ユーロ(右軸) 15/1 (年/月) 12 13/1 9.0 9.5 対ユ ーロ(右軸) 10.0 14/1 15/1 (年/月) (出所)Bloombergのデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法にもとづく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。本資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料 【 ご留意事項 】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したもので あり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断 ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価 額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益 は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではあり ません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するもので はありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示 唆あるいは保証するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開 発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2