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http://trans-aid.jp イラク人死傷者数の衝撃:殺された者約100万人

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http://trans-aid.jp イラク人死傷者数の衝撃:殺された者約100万人
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イラク人死傷者数の衝撃:殺された者約100万人、自宅を追い
出された者450万人、寡婦100万から200万人、孤児
500万人 / ジョン・ターマン
Iraq's Shocking Human Toll: About 1 Million Killed, 4.5 Million
Displaced, 1-2 Million Widows, 5 Million Orphans / John Tirman
http://www.zcommunications.org/znet/viewArticle/20514
kmasuoka 2009-02-13 22:23:07
イラク人死傷者数の衝撃:殺された者約100万人、自宅を追い出された者450万人、寡婦
100万から200万人、孤児500万人
2009年2月8日
ジョン・ターマン
ネーション誌
ZNet原文
私たちは今や、米国ブッシュ政権が引き起こした戦争でどれだけ多くのイラク人が死んだか推定
できる。ブッシュによる戦争の遺産をめぐる実証的証拠を見ることで、ブッシュの勝利宣言を正
しい見地から見ることができるようになるだろう。もちろん、ブッシュの基準----「安定」----に
則ったとしても、結論はまだ出ていない。独立系アナリストのほとんどは、政治的帰結として何
がもたらされるかを判断するのは時期尚早だと言うだろう。イラク侵略から約6年たった今、イ
ラクはセクト的政治に分断され、キルクークの位置づけのような未解決の大問題にあふれている
。
けれども、戦争の人的被害についてはよりよく把握できている。例えば、国連の推定ではイラク
人約450万人すなわち約六人に一人がが避難民となっている----その半分以上が難民となってい
る。2005年から2007年まで続いた激しい暴力が沈静化したこの1年に、自宅に戻ること
を選んだのはわずか5パーセントにすぎない。保険医療、飲料水、学校機能、仕事などはあまり
ない。ユニセフによると、多くの州で、飲料水を入手できる家庭は全体の40パーセント未満で
ある。バスラでは子どもの40パーセント以上が、バグダードでは70パーセント以上が、学校
に行けない状況に置かれている。
戦争が生み出した死者の数も多い。2004年から2007年のあいだに、世帯調査がいくつか
行われている。調査によって違いはあるものの、犠牲者の範囲は推定にある程度の一致が見られ
ることを示している。けれどもこの18カ月に行われた調査は一つもなく、もっとも信頼できる
調査の2つは2006年半ばに行われたものである。二つのうち犠牲者数を多く推定している調
査では65万人が「過剰死亡」(すなわち戦争を原因とする死)しているとしており、もう一つ
の調査は40万人としている。二つの調査が終わったあとも戦争は12カ月から15カ月にわた
ってひどく、沈静化したのはようやくそれからである。ロンドンにあるNGO、イラク・ボディ
・カウント(IBC)は、民間人の死者数を数えるために英語メディアを用いているが、ここの
数値は2006年の推定を更新する手がかりとなる。メディアの報道は不完全でバグダードに偏
っているため、IBCの推定は過小推定であることが知られているが、それでも有用な傾向を示
しており、それは印象的である。IBCの推定は、2006年6月の4万5000人から現在で
は10万人に近づいている(ちなみにIBCは健康状態の突発的悪化のような暴力によらない過
剰死亡やゲリラの死などは数えていない)。この増加率を基準とみなせるならば、死者全員の妥
当な推定は、2006年の世帯調査----これらの調査による推定は、疫学分野の長い経験から得た
手法を用いており、IBCの推定法よりもはるかに信頼でき洗練されている----による死者数を二
倍すれば得られることになる。したがって、戦争6周年を間近に控えた現在では、80万人から
130万人の「過剰死亡」者が出ていることになる。
イラク政府関係者が、寡婦の数を100万人から200万人、孤児の数を500万人と主張して
いることを考えると、このおぞましい数字は筋が通っている。これらは、全過剰死者数に対する
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直接の経験的証拠を構成するとともに、避難民化した人々、近親者を失った人々、そして全体的
な治安の欠如に対する間接的証拠ともなっている。全体の数値は驚くべきものである:家を追わ
れた人々450万人、寡婦100万人から200万人、孤児500万人、死者約100万人----イ
ラク人の二人に一人が、何らかのかたちで影響を受けている。
どんな基準をもってしても、その基準がまともなものでさえあれば、これを勝利----それがどんな
ものであれ----と呼ぶのは難しいだろう。この状況はイラク人のために我々が行わなくてはならな
い賠償について雄弁に物語るものであり、我々が乗り出しがちな野蛮な戦争に対して慎重さを喚
起する。ブッシュが去ったので、もしかすると米国は正直に自分たちがもたらした被害と、我々
が受け止めなくてはならない責任に直面することができるのかもしれない。
[ジョン・ターマンはMITの国際研究センターの所長]
追加情報はhttp://www.twf.org/News/Y2005/0628-Deaths.htmlを参照。
「不法行為による死亡への賠償:アフガニスタン人200ドル、イラク人600ドル、インド人
1200ドル、フランス人100万ドル、米国人1000万ドル、イスラエル=アメリカ人
4800万ドル」 ウィスダム・ファンド、2003年11月26日。
イラク戦争に関してグリーンスパンが述べた有罪を明かすコメントは、イラク人への調査----先週
公開された----がイラクの紛争により最大120万人が死んだかも知れないと発表したちょうどそ
のときになされた。この調査発表は、同様に多くの死者が出たと推定した『ランセット』誌で発
表された2006年の調査を裏付けるものである----ピーター・ボーモント&ジョアナ・ウォルタ
ーズ「死者数が120万人にのぼる中、グリーンスパンはイラク戦争は石油のためのものだと認
めた」 オブザーバー紙、2007年9月16日。
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
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