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ココット第23号(平成28年1月発行)

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ココット第23号(平成28年1月発行)
高砂市男女共同参画センター
情報誌
Vol.
23
ココットのいわれ
COは英語で”共に“ ”対等“という意味。
高砂市(T)男女共同参画センター情報誌を読んで、
身の回りの「ジェンダー」を共に(CO)気づき、
そして
「自分らしさ」を大切にする気持ちを実感し、
共に(CO)生き生きしたい
・・・ という思いを込めて。
Contents
[特集] 心身共に晴れる
~生涯を通じた女性の心身の健康づくりの推進~
◆ 図書案内
◆ 男女共同参画センター講座報告
・中学生のための「デート DV 防止講座」
・エッセイ講座
◆男女共同参画センターのご案内
特集
心身共に晴れる
~生涯を通じた女性の心身の健康づくりの推進~
私たちは日々の生活の中でさまざまな刺激を受けますが、それにより心とからだに「ひずみ」が生じます。人間
にはこの「ひずみ」を正常な状態に戻そうとする力がありますが、その力を維持するものの一つがホルモンです。
ホルモンの中でも女性に密接に関係するのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)
で、からだつきを女性らしくしたり、全身の細胞を活性化させたり妊娠を助けたりします。
この二つのホルモンは月経周期に合わせて分泌量が変動し、心とからだに変化を起こします。またエストロゲン
の量は女性の一生を通じて大きく変動し、思春期・成熟期・更年期・高齢期と、それぞれの人生の時期に特有の心
身の不調を起こすことがあります。
女性たちのライフコースを見てみましょう。結婚・出産退職、その後専業主婦や再就職をするコース、結婚・出
産後も仕事を続けるコース、DINKS(結婚後も仕事を続けるが子どもをもたない)や、非婚就業のコースなど幅広
い選択になっています。
「リケジョ(理系女子)
」の言葉も定着してきましたが、これまでは男性しか従事していな
かったような職業に就き、趣味の分野でも「○○女子」
「○○ガール」などと呼ばれ、興味を追及する女性も現れて
います。
このような活躍の裏で家庭や社会では
女性の生き方への理解や協力が十分では
なく、孤軍奮闘せねばならぬことがあり
ます。家庭では家事・育児・介護などを
妻・母・嫁・娘などの立場で女性が担っ
てきました。女性はこの役割を家族に対
する愛情表現と受け止め、どんな時も懸
命に努めます。
これは社会においても同様であり、職場等において周りへの気配りを欠かさず、場の潤渇油としての役割を果た
しています。しかし、そのことでストレスやプレッシャーを強く感じていると心身の疲労が蓄積し、さらに年齢に
よる内分泌の変化も加わることで、自律神経系への不調として出てくることがあります。特に内分泌の変化が大き
い出産、更年期には、
「産後うつ病」
「更年期うつ病」などに罹患することがあります。
健康診断では女性ホルモン値の計測はしませんが、コレステロール値や血圧、血糖値に中性脂肪値など、40 代ぐ
らいから上昇するこれらの値に注目することで、更年期にさしかかってきたことを察知できます。のぼせ・ほてり・
発汗、手足の冷え、疲労感、めまい・耳鳴り、動悸・息切れなどの症状に気をつけましょう。場合によっては同じ
ような症状の病気のこともあります。医療を受け体調を知るきっかけと捉えましょう。
心身からの SOS が出ている時は、あなたが果たす役割を見直し、やり方を変えていくチャンスです!女性は家
事・育児・介護という性別での役割分担を当たり前にせず、それぞれが出来る役割を分け合いましょう。それは周
りの人の自立を促進し、自分自身の自立にも繋がります。あなたが望む自分らしい生き方への入り口です。
そのポイントは「自分のことを後回しにしない」「できないことを率直に伝えて、協力を求める」です。
「女性のためのこころの相談」では、女性の悩みに寄り添います。
あなたがどうしたいのかを明らかにしてあなたを大切にできるやり方を
考えます。家庭や職場等でのコミュニケーションを見直して、希望する
ことをどのように伝えるか共に考えます。どうぞご利用ください。
相談機関
◆女性のためのこころの相談(高砂市男女共同参画センター)
高砂市保健センターでは新生児
訪問や妊娠中・乳幼児の育児教
室・食育教室等を行っています。
悩みの相談もできます。
電話相談:079-443-9134(*面接相談は要予約)
月曜~金曜
9:30~12:00
13:00~16:00
◆心と体の保健相談窓口(加古川健康福祉事務所)
高砂市保健センター
電話:079-443-3936
電話相談:079-421-1182
「産後、つらくなったら読む本」
著者:やまがた てるえ 発行所:合同出版
待ちに待った赤ちゃんが産まれてとても嬉しいはずなのになんだかイライラしたり、赤ちゃんがかわいく
思えない瞬間があったり……。そんな気持ちになることはありませんか?泣いている赤ちゃんの隣で
涙がこぼれたり不安な気持ちになったりするのは赤ちゃんを出産してからの大きな変化に気持ち
が揺れている状態で多くのママが経験することです。一人で育児を頑張っているお母さんは多いと
思います。疲れを感じたとき、ホッと一息この本を開いてみてください。
その他関連図書
「40 歳からの女性のからだと気持ちの不安をなくす本」
「ホルモンがわかると一生楽しい」「女性のがん 心のケア」
「イライラ・落ち込みが激しいときの本」「女性とストレス」
「マンガでわかるストレス対処法」
男女共同参画センターでは図書コーナー
を設けています。貸し出しは無料です。
(期間は 2 週間 2 冊まで)
お気軽にご利用ください。
エッセイ講座
中学生のための「デート DV 防止講座」
開催日:平成 27 年 7 月 9 日(木) 鹿島中学校
平成 27 年 7 月 15 日(水) 宝殿中学校
講 師:ウィメンズネット・こうべ 三野 敬子 氏
杉山 裕子 氏
DV(Domestic Violence)は大人たちだけの問
題ではありません。若い人たちの交際でも起き
ており「デート DV」と呼びます。暴力をふるっ
たりふるわれたりせずに、相手の気持ちを尊重
しながら対等な関係を築くことの理解を深め
るために市内中学校を対象にした「デート DV
防止講座」を開催
しました。
開 催 日:平成 27 年 9 月 11 日(金)
開催場所:高砂市役所南庁舎 2 階会議室 1
講
師:尾崎 美紀 氏(詩人・童話作家)
毎年大人気の「エッセイ講座」、今回もエッセイの
書き方について分かりやすくお話ししていただき
ました。エッセイというのは小説とは違い日常に
あることを題材に使いますが、選んだテーマによ
って個々の感性や心情が強く表れます。自分自身
を見つめ直す機会となり、
新たな自分発見をすること
もあるのではないでしょう
か。それと同時に世の中に
敏感であることも大切だと
アドバイスを頂きました。
女性のためのこころの相談
女性のための法律相談
女性が抱えるさまざまな悩みを女性問題カウン
女性の弁護士が、女性の抱えるさまざまな問題
セラーがあなたの気持ちにそってお聴きし、共に
について、法的手続き等の相談に応じます。
考え、あなたが解決の一歩を踏み出せるようお
【面接相談】 (予約制)
手伝いをします。
毎月第4月曜日
【面接相談】 (予約制)
13時~16時 (1人30分)
【電話相談】
(第4月曜日が休日の場合は第4水曜日)
月曜日~金曜日
9時30分~12時 / 13時~16時
(土日祝日、年末年始は休み)
※相談内容をまとめるために、事前に女性問題カウン
セラーによる「こころの相談」をお受けください。
● ひ と りで 悩 ま ず お 電 話 く だ さ い ●
相談専用電話
079-443-9134
Cocot Vol.23(平成28年1月発行)
【編集・発行】 高砂市男女共同参画センター
〒676-8501 高砂市荒井町千鳥 1 丁目 1 番 1 号
高砂市役所西庁舎 4 階
※相談はいずれも無料。秘密は厳守します。
伊保小学校
伊保駅
高
砂
市
役
所
男女共同参画センター
法華山谷川
電
話 : (079)443-9133
F A X
: (079)443-0009
本庁舎
E - M a i l : [email protected]
旧浜国道
【交通】
市役所 正面
開室時間 月~金曜日 午前8時30分~午後5時15分
山陽電鉄「伊保駅」より徒歩7分
(※土日祝日・年末年始は休み)
JR「宝殿駅」より車で10分
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