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釧路水試だより第56号 (PDF:3.14MB)

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釧路水試だより第56号 (PDF:3.14MB)
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7
釧 路水託 だ よ り
'事の加工税aE
'といわれるエクストルーダー
○健康 と水産食 品
〇十勝 沿岸の赤潮予察 につ いて
○オ クカジカのケガ二食書 につ いて
○コンプの 白粉 につ いて
○北 海道 昆布漁♯略年表 (
二)
○転任 ・兼任の ご挨拶
昭 和 61年 1
0月
北 海 道立 釧 路水産 試験 場
道 東 水 産 研 究 会
健 康 と 水 産 食
品
橋
本
健
司
き っかけとな った。
栄養 摂取 カ ロ- 1比率 は' エネ ルギ ーとな
a
t
e
)の摂 取割
(
Fat
)r
、炭 水 化物 (
Car
bohydr
ein)、脂 肪
る三大 栄養 素 の タ ンパク質 (
Pr
ot
の栄養 所要 量 」 一九七九年 ) は pが r二 ∼ 一
pFC カ ロ- -の適 正比率 (
厚 生省 「日本 人
部
よば れ'特 に'大豆製 品 や水 産 物 に関 心 がも
用
たれ た。 こ の日本 食ブ ー ムが逆 に日本 に伝 わ
利
はじめに
カ ロリ ー比率 と よん でいる。 日本 では、 この
合を言 い' それ ぞれの頭文字をとってp FC
戦後 四〇年 ' わが国 は未 曽有 の経 済成長 を
cを 六 九 ∼五七パ ー セントとし ている。米 国
三 パ ー セ ン-、 Fが 二〇 ∼三〇 パー セ ントt
の適 正比率 (
米 国上院 の勧 告 ) はpが 二 一
パ
ー セ ントt Fが 三〇 パー セ ントtCを 五 八 パ
り、 欧米型食 生活 を目標 とし て いた 日本 人 に
そ の結 果 '水産 物 の栄養 成 分 が注目 され'
と まど いを あた えた。
有効成分 のみを抽出し て'水産物 の栄養を 「
食
とげ 、社会構 造 が大 き-変 わ り'国民 の生 活
ら脱出 L t明治 以来' 日本 人 が理想 とし て い
様式 も 一変 し た。食生 活 にお いては'飢 餓 か
た洋風化 が進 み つつあ る。現在、個人 や家族
の平均的 p FCカ ロ- 1比率 は pが 二 一・
八、
Fが 二五 ・九t cが六 7・三 パーセ ントと ほ
ぼ適 正比率 に近 い値を 示 し て いる。 それ に対
ー セ ン-とし ている。 現在 の日本人 の食 生活
長 い間' 日本 人 の動物 性 タ ンパク質 源 であ
え る風潮 が 一部 に見 られ るよう にな った。
り、 ピ タ- ンや -ネ ラ ル源 と し て位 置づ け ら
し て米 国 では、 pが 1二 ・五、 Fが 四四 ・ 1
物 」 とし て摂 取 す る のでな く 「
薬 」とし て考
の食 生活 の多 様化 にとも な い'食 物 の栄養 と
れ て いた水 産物 に ついて、 日本型食 生 活 と併
お よび年令 層 な ど の単 位 で の食生 活行動 は、
健康 に関し て' これ ま で にな-関心が高まり'
せ て考 え直 す必要 があ ると考 え る。
欧米 型と 日本型 と が複雑 に交 錯し ている。 こ
自然 食品 'ダ イ エ ッ-食 品 '低脂 肪型食 品 な
ら高 カ ロ- 1'高 タ ンパ ク'高脂肪 の栄養 化
日本 は'特 に戦後 の栄養 失 調状 態 のな か か
共 通 した現象 とし てみら れ る。
摂 取 は先 進 工業 団 など経 済 成 長 の著 し い国 に
が低 いこと が特徴 であ る。 こ の脂肪 量 の過大
ど新 し い言 い回 し の食 品 が健康食 ブ ー ムの中
一九七 七年 (
昭和 五 二年 )米国 上院 で栄養
日本 型食 生活
Cが 四三 ・四 パー セ ン- でtpFCカ ロ- I
比率 のゆが み は脂肪 の突出 ととも に炭水 化物
で台 頭し て いる。
ムの影響 を受 け て いる。 日本 人 の食生 活基準
問 題特 別委 員会 が大統 領 に 「
米国 の食 事 改善
現在 の健康食 ブ ームは'欧米 の健康 食 ブ ー
が'欧 米 を 目標 とし て急 激 に変化 し て いるな
at
sf
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t
a目標 」 (
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らし'脂肪 量 が増 え てきた (
表 一)。 そ の過
を 目標 とし てきた。 そ の結 果、炭水 化物 を減
程 で平均 的 にPF Cカ ロ- 1比率 が適 正比率
カ ロリー比率 が当時 の日本 人 の食生活 の栄養
t
e
s) を勧告した。その勧告にある栄養摂取
か で、 一部 日本 人 の中 にも '欧米 と同 じく過
食 '飽食 か ら- る栄 養 面 で の欠陥 (
特 に脂肪
の過剰摂 取 )を 原因 とす る病気 が増加 し てき
と'世 界的 にみ て日本 人 が長寿 であ る こと や
摂 取 カ ロ- ー比率 に非常 に似 通 って いた こと
7部 は適 正比率 を こえ、欧 米 な み の食生 活水
に近づ いた と いえる。 平均 的 と いう こと は'
一方 ' 日本 人 の平均 寿命 が今 や世 界 一とな
心疾患 が欧米 先進国 にくら べて少 な い'糖 尿
たため であ る。
り'米 国 の食 事 改善 目標 が、 日本 人 の平均的
型食生 活 」 と よば れ' 日本食 ブ ー ムのお こる
病 の発生率 が低 いことな ど から米 国 で 「日本
準 に達 し、欧米 型 の過食 や肥満、 あ る者 は'
日本食 ブ ー ムがお こり' 「日本 型食 生 活」と
な 栄養 比率 に近 い値 を 示 し た ことか ら米 国 で
活 」 の見直 し が 日本 でも お き てき た 。
反 省 か ら も '米 国 で注 目 され た 「日本 型食 生
気 を も つ人 々が増 え てき た。 こう し た問 題 の
飽 食 の中 で の偏 食 な ど で食 生 活 に起 因 す る病
栄 養 水 準 と バ ラ ン スの適 正化 は'米 ・野 菜 ・
四五 と 摂 取 量 が相 半 ば し て いる。 こ のよ う な
パ ク質 のうち 畜 産 物 と魚 貝 類 の比率 も 五 五対
性 と動 物性 の比 率 は五 二対 四八 、動 物 性 タ ン
ち 、 日本 型 食 生 活 にお け る タ ンパク質 の植 物
タ ンパ ク質 の摂 取 量 のう ち約 半 分 が動 物 に由
タ ンパ ク質 であ る。 現在 、 日本 人 の食 生 活 で
水 産 物 の栄 養 成 分 の第 一の特 徴 は、動 物 性
タ ンパク質
て再 認 識 す る必 要 が あ ると考 え る。
日本 型 食 生 活 は単 にP F C カ ロ- -比 率 が
大 豆 ・水 産 物 を中 心と し た食 事 形態 に畜 産 物
性
宮 ;
・
ff・.
I,
ビビ ビ ビ
日本 は、 四面 海 に囲 ま れ ' 豊 か な水 産 資 源
タ ンパク質 を 栄 養 的 にみ た質 と いう のは'
1食 でも あ る。
消 化 が良 く ' 脂 肪 が少 な い こと か ら低 カ ロ-
に恵 まれ て いると とも に' 仏 教 の伝 来 によ る
シ ン ・フ ェニルア ラ ニン ・チ ロシ ン ・ス レオ
ニン ・バ - ンの八種 類 ) のバ ラ ン スによ って
タ ンパ ク質 を 構 成 し て いる必 須 ア、
、
、ノ酸 (ジ ン ・トリ フト フ ァン ・イ ソ ロイ シ ン ・ロイ
四季 それ ぞ れ に生 産 物 が 異 な り' 地 方 .こと に
パ ク質 は ア,
、
、ノ酸 に分 解 され ' ヒト に適 合 し
決 め られ る。 人 間 が食 物 を と った と き ' タ ン
畜 肉 忌避 な ど が 日本 人 に水 産 物 を 摂 取 す る習
伝 統 食 品 を造 り出 し 、食 文 化 と し ても多 様 性
れ も が崩 れ か か って いると いわれ て いる。 こ
の三点 と いわ れ て いる。 今 、 こ の三点 の いず
別 され' タ ンパ ク質 源 の多 様 性' 脂肪 の抑 制
日本 人 の食 生 活 の特 徴 は' 主食 と副 食 が区
不足 を 解 消 す る には' いろ いろな ア- ノ敢組
レ ベ ルま で下 ってし ま う 。 特 定 の ア- ノ酸 の
ち 一つが少 な いと他 の ア,
、
、ノ酸 の価 値 も そ の
れ て いると いう、 八種 類 の必 須 アミ ノ酸 のう
・
、
、ノ酸組 成 を持 つタ ンパ ク質 が栄 養 的 にす ぐ
の タ ンパ ク質 を作 り上 げ る の に都 合 の良 い ア
た タ ンパ ク質 に再編 成 され る。 それ故 ' ヒト
ンパ ク質 の多 様 性 と 脂 肪 の種類 t 、
、
、
ネ ラ ル摂
か と る のが良 い こと にな る。 こう し た 理由 か
成 を も った 別 種 のタ ンパ ク質 を同 時 に何 種 類
ら
,
A動物 性 タ ンパ ク質 の 1郡 を水 産 物 の タ ンパ
取 に深 く 関 わ り があ り '特 に魚 貝食 の後退 は'
に つな が る。 それ故 、 水 産 物 の栄 養 に ついて
現在 栄 養 バ ラ ン スが と れ て いる食 生 活 の否定
の日本 型食 生 活 にお け る水 産 物 の役 割 は' タ
と し て重 要 な 役 割 を 果 たし てき た。
を 示 し た 。 ま た ' 日本 人 の動 物 性 タ ンパ ク源
慣 を つけ た 。 魚 貝食 の定 着 は'各 地方 ご と に
水 産物 の栄養
動 物 性 タ ンパ ク質 を 長 期 に摂 取 す る こ と が
適 正 比率 に近 いと いうだけ でな- 、摂 取 食 物
性
脂 炭カ
諜
一質 物肪 物物 ム
㍑
エ蛋
・
、
、ツク スし た和 洋 折衷 式 食 生 活 によ るも の で
産 物 か ら 摂 取 し て い る こ と は前 に述 べた 。
1
,
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1
.3
7
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明 ら か にされ て いる。魚 貝肉 は牛 や豚 肉 よ り
来 L t そ の動 物 性 タ ンパ ク質 のうち 半 分 を水
1
,8
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.
3
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3
血 管 を 若 -保 ち ' 脳卒 中 の防 止 にな る こと が
・小 麦 ・果物 な ど をと り入 れ て形 成 され たも
1
,
5
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あ る。
のバ ラ ン スが 良 いこと も 特 徴 であ る。 す な わ
660026980 862
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C
よ
昭和4
5年 昭和5
0年 昭和5
5年
あ る。 これ が 日本 型食 生 活 と 呼ば れ るも の で
の であ り ' 日本 の伝 統 食 品 に欧 米 型 の食 品 を
表 1 栄養素等摂取量 の年次推移
(
全国平均 1人 1日当り)
国民栄養調査 (
1
9
8
3)
ク質 でと る こと は望 ま し- 、 日本 型食 生 活 の
評 価 も そ こ にあ る。
タ ンパク質 の栄 養 価 を求 め る評 点法 と し て
F Å o/ W H Oが た ん白 価 (
Pr
ot
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core)∼
化学価六Ch
e
micatScore)'ア、、
、ノ酸価 (
Ami
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)を提 唱し てきた が、 いずれ
も完 全 な評点 法 ではな い。 1九七 三年 に提 唱
され た ア,
、
、ノ酸 価 では' ア- ノ酸 分析 によ り
得 ら れ た食 品 の ア、
、
、ノ酸 組 成 は タ ンパ ク質 を
完 全 に加 水分 解 し た と き に得 ら れ る ア- ノ酸
を 示 し て いるが 、 タ ンパ ク質 摂 取 時 にお け る
消 化 管 で の消 化 吸収 過程 にお け る ア- ノ酸 組
ラ ム含 ま れ て いるが、 魚
ん ど が 一六 お よび 一八 であ り 、畜 産 物 は' 飽
上 動 植 物 の脂 肪 では' 脂肪 酸 の炭 素 数 は ほと
は少 な い。 それ に対 し 、植 物 油 には飽和 脂 肪
和 脂 肪 酸 お よび モ ノ エン酸 が多 く ポ リ エン酸
肉 百 グ ラ ム中 に数 - -グ
百、
、
、リグ ラ ム含 ま れ て い
い。魚 貝 類 の脂 肪 の脂 肪 酸 組 成 は'炭 素 数 が
酸 が少 な く ' 二重 結 合 二個 のポ - エン酸 が多
貝類 の肉 中 には数 十 ∼数
る。 タ ウ - ンは血 中 の コ
二〇 お よび 二 二 の モ ノ エン酸 を含 み、 ま た '
レ ステ ロー ルを引 き下 げ
る働 き が あ り 、 さ ら に タ
ン酸 ) ' 六個 のDHA (
ド コサ ヘキサ エン酸)
二重 結 合 が 五個 のE P A (エイ コサ ペ ンタ エ
表三) こ の こと は畜 肉 類 と
を含 ん で いる。 (
ウ リ ンが体 内 で ア ルギ ニ
- ンと な れば タウ - ンの
著 し - 異 な ると ころ であ る。
ンと反 応 し て タウ ロシ ア
五倍 はど の強 さ で コレ ス
テ ロー ルを 引 き さげ ると
ポ リ エン酸 ) は酸 化 され やす く ' 過酸 化 脂 質
し た り '細 胞組 織 の破 壊 な ど も た らす と いわ
を 形 成 L t これ が ヒ ト の体 内 で血 管 壁 を損 傷
魚 貝類 に多 く含 ま れ る高 度 不飽 和脂 肪 酸 (
いわれ て いる。
脂
れ て いる。 それ 故 ' 飽 和 脂 肪 酸 の多 い畜 産 物
成 と必 ず しも 同 一でな いと考 え ら れ る ことな
本 来 '常 温 で液 状 のも のを 脂 肪 油 と い い'
肪
ど数 点 問 題点 が あげ られ て いるが ' こ の評点
固体 状 のも のを脂 肪 と区 別 され るが' 本 文 で
にお い ても'魚 体 の大小 ・季 節 によ って変 動
水 産 物 の脂 肪 含 量 は'魚 種 お よび 同 1魚 種
に、 高 度 不飽 和 脂 肪 酸 の中 で E P Aや DH A
畜 産 物 の脂肪 に健 康 上 の問 題 が提 起 され ' 逆
の脂 肪 が良 いと され てきた 。 し か し' 最 近 '
に比 べ劣 ると いう評 価 は誤解 であ った こと が
す る. 脂 肪 は T般 的 には、 脂 肪 酸 がグ - セ-
は全 て脂 肪 と し て表 現 す る。
タコ
に見 ら れ るよ う に、 ヒ ト の健康と密 接に関連
ば 、 後 で脂肪 の項 でも ふれ るが、 イカ ・
し て いる成 分 が し だ い に明らか にな ってきた。
脂 肪 酸 の種 類 と性 質 は、 分 子中 の炭 素 数 と
ンや糖 ・タ ンパ ク質 など と結 合 し て存 在 し て
二重結 合 の数 お よび そ の存 在 位 置 によ って決
EPA の作 用
高度不 飽和 脂 肪 酸 と いえばEPAを 連 想 す
るよう にt E P A の循 環器 系疾患の予防 お よ
び 治 療 に有効であ ると の記 載 文 は多 い。 E P
Aが脚 光 を 浴 び るき っか け と な った のはデン
マー ク のダ イ ヤ バ ーグ ら の報 告 によ る。彼 等
いる。 従 って'脂 肪 酸 は脂 肪 の基 本 要 素 であ
値 であ る こと が 明 ら か にされ t か つ' イ カ ・
定 され る。 分 子中 に二重 結 合 を 全 くも た な い
は' グ - 1 ン ラ ンド に住 む エスキ モー人 (
負
・エビ類 には コレ ステ ロー ルが多 く含 ま れ 、
エビ ・タ コ類 ・貝類 の肉 エキ ス中 に'含 硫 ア
も のを 飽和 脂 肪 酸 と い い' 一個 も つも のを モ
や海 産 動物 を 常 食 し て いる) には、血 せ ん症
り、脂 肪酸 の種 類 が脂 肪 の性 質 に大 き な 影 響
2H,NOBS) が含 ま
・
、
、ノ酸 であ る タ ウリ ン 人C
ノ エン酸 、 二個 以上 も つも のを ポ - エン酸 (
成 人 病 の起 因 と な ると の報 告 が多 く出 され て
れ (
衰 二) 、 これ が コ
レステロー ルを低 下 さ
高 度 あ る いは多 価 不 飽和 脂 肪 酸 ) と いう 。陸
を 与 え て いる。
せ る働 があ ると いう こと で' 最 近 、 E P Aと
いた 。 し かし、 最 近 の化 学 分 析 器 の進 歩 によ
と も に脚光 を 浴 び て いる。 タ ウ- ンは牛 ・豚
り、 過去 に発 表 され た数 値 よ り、 かな り低 い
明 ら か にな った 。水 産 物 に対 す る誤解 と いえ
魚 貝 類 の タ ンパ ク質 は牛 や豚 肉 のタ ンパ ク質
パ ク質 は同程度 の評 価 を 受 け て いる。 従来 '
l
l
法 では'魚 貝 頬 の タ ンパク質 と 畜 産物 の タ ン
表 2 水 産 動 物 内 申の タ ウ リン含量
が 低 い値 を示した 。 さ ら に血 小
板凝
血
(ア ラキ ド ン酸C
,
2.H,2 0 2 )
!九 八 三年 ) に記 載 され て いた 内 容 を 抜 粋 し
う論文 (
東 海 区 水 研 発 行 「さ か な 」 三 一号 、
区 水 産 研究 所 の個 氏 の 「
魚 食 のす す め 」 と い
オ
、ダ
ラ
スケ トウダウ (
卵)
E P A の生 体 内 で の作 用 に ついて は' 東 海
高 - 、 逆 にAA
液 凝 固 能 を 中 心 と し て疫 学 的 調 査 を 行 い' そ
﹃細 胞 膜 を 構 成 す る脂 質 (※脂 肪 と同 じ意 味 )
て紹 介 す る。
ジ
ツ
羊
肉
鶏
肉 (
モモ)
プ ロ イ ラ- (
胸)
5
4 7
5
8 1
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拍
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油
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57
12
79
肉
*脂肪酸の炭素数 :二重結合の数
1
号よ り
*東海区水研発行 t
t
さかな"第3
や動 脈 硬 化 症 や 心 筋 梗 塞 や 脳 卒 中 に ほ と ん ど
の結 果 ' 前 記 の病 気 は' 民 族 的 な違 い によ る
ア
カ
や
に移 住 L t デ ン マー ク の白 人 と 同様 の食 生 活
か か ら な い こと を 兄 い出 し ' デ ン マー ク本 土
の でな -' 食 物 に大 き く 影 響 され る こと を 明
マ
能
を し て いる エスキ モ ー人 お よび デ ン マー ク の
サ
集
白 人 には、 前 記 の病 気 を 持 つこと か ら 三者 の
ら か にし た 。
マ イ ワ シ (
小)
2
3
2
7
5
7
菜
ノヾ
マ
1
24
1
22
52
油
豆
大
ン
′-
コ
リ
ブ
イ
レ
ガ
マ
肉 (ロース)
牛
豚
39
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5
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2
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22
9
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0
55
21
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6
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0
35
31
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5
1
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0
5
4
3
5
4
4
4
4
2
マ イ ワ シ (
大)
ポ-
エ ン酸 を 遊 離 L t こ の ポ -
ことは知 ら れ ていた。 アメ-カ の ニー ド ル マ
の P G類 であ る P G h や T X 顔 が つく ら れ る
ら れ る が'ア ラ キ ド ン酸か ら は二重結 合 二個
合 三個のp G類 であ る P G h や TX 鮎が つく
い。 E P A からは酵 素 の働 き によ って 二 重 結
酸 を 主 と L tE P A は ほ と ん ど 含 ま れ て いな
ま れて いる が ' 陸 上 動 物 脂質では ア ラ キ ド ン
数 二〇 のポ - エ ン酸 と し て E P Aが 多 量 に含
- エ ン酸 か ら つく ら れ る。 魚 の脂 質 には 炭 素
よ び そ の関 連 物 質 は' す べ て炭 素 数 二〇 のポ
いわ れ る 1群 の物 質 と t P G と 同類ではあ る
が ' わ ず か に構 造 の異 なるト ロンボ キ サ ン (
TX ) や ロイ コト - エン (L T ) 類 が 知 ら れ
ている。 これ ら 生 理活 性物質とし て の p G お
性 物 質 には ' プ ロスタグ ラ ンジ ン (p G ) と
生 体 内 でポ - エ ン酸 か ら つく ら れ る生 理 活
割 を にな って い る こと が 解 明 さ れ てき た 。
- エ ン酸 は生 体 機 能 の調 節 に極 め て重 要 な 役
性 物 質 が 即 座 に つく ら れ る。 こ のよ う に、 ポ
エ ン酸 か ら 、 条 件 に応 じ て多 種 多 様 な 生 理 宿
リ ン脂 質 か ら
等 に関 与 し て いる。 細 胞 膜 は刺 激 に感 応 し て
生 体 膜 の透 過 性 ' 流 動 性 ' 酵 素 反 応 の活 性 化
脂 質 には種 々 のポ - エン酸 が 結 合 し てお り 、
は主 と し て - ン脂 質 であ る が 、 これ ら の - ン
血 中 脂 質 の脂 肪 酸 構 成 に つい て測 定 し た 。 グ
油 脂 の 種 類
72
1
41
9
61
5
81
8
62
1
12
0
61
9
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5
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5
マ
慧芝
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.
慧
モ
ノエ
ポ8:
リ)
エ0:
ン2:
酸
1
6
:
11
8:
1劫ン酸
:
12
2
:
0 1
8:
21
3a
:
42
52
52
2:
6
リ ー ン ラ ンド の エスキ モ -人 に はt E PA が
表 3 動植物脂質の主要脂肪酸組成
ンら (l九 七 九 年 ) はpG h.
お よび TX心 の
血 小 板 に対 す る作 用 を調 べた結 果 ' ア ラ キ ド
飽 和脂 肪 酸 を Sと L t 高 度 不飽 和 脂 肪 酸 を
ロー ル値 を低 下 させ る こと が知 ら れ て いる。
E P Aを 多 量 に含 む 魚 種 とし ては、 マイ ワ
と な ると考 え ら れ る。 ﹄
シ、サバ' サ ン マ' ニシ ンな ど背 の青 い魚 で
血 管 内 ではEP
A か ら pGh や
TX心 は ほと ん
報 告 によ れば '
し か し ' 最近 の
った (
表 4) 0
摂 取 す る食 品 中 の コレ ステ ロー ル含 量 ' 脂肪
減 は、内 的 要 因 も影響 し て いると いわ れ るが
が知 ら れ て いる。血 清 コレ ステ ロー ル値 の増
謝 に' 高 度 不 飽 和 脂 肪 酸 が 関与 し て いる こと
化 の原 因 と な るが' こ の コレ ステ ロー ルの代
コレ ステ ロー ルは血 管 壁 に沈 着 し て動 脈 硬
高 度 不飽 和 脂 肪 散 と コレ ステ ロー ル
モ ノ エン酸 ) の バ ラ ン スを と り'各 々 の摂取
多価 (
高 度) 不飽 和 脂 肪 酸 と 不飽 和 脂 肪 酸 (
ギ ー の約 10 パ ー セ ント にま で減 少 さ せ る。
少 さ せ' 飽 和 脂 肪酸 の摂取 量 を総 摂 取 エネ ル
総 摂 取 エネ ルギ I の約 三〇 パ ー セ ントま で減
米 国 の食 事 改 善 目標 の中 に、総 脂 肪 摂 取 量 を
多 量 に含 む の で㌔ は畜 肉 よ り大 き - 〓別後
の値 を 示 す も のが多 い (
表 5)。 先 に述 べた
え ら れ る。 魚 貝 類 の脂 肪 は高 度 不飽 和 脂 肪 を
ど つく ら れ な い
の摂 取 量 お よび摂 取 し た脂 肪 の脂 肪 酸 組 成 が
で にす る と あ る。 す な わ ち '飽和 脂 肪 酸 ・モ
量 を総 摂 取 エネ ルギ ー の約 一〇 パ ー セ ントま
31
.
8
46.
5
3
0.
6
2
6.
2
4
8,
2
5
2.
9
3
0.
4
47.
9
5
4.
2
3
8.
5
4
6.
3
0.
92
1
.
83
0.
8
4
1
.
03
1
.
32
2
.
0
9
0.
92
1
.
7
8
1
.
3
3
1
.
3
4
1
,
81
牛 肉 (ロース)
豚 肉 (
モモ)
羊
肉
鶏 肉 (モモ)
ロ ー ス ノヽ ム
4
0.
5
4
0.
6
4
8.
4
3
3.
4
45.
0
6.
5
1
2.
3
4.
7
1
8.
9
1
1
.
0
0.
1
6
0.
3
0
0.
1
0
0.
5
6
0.
2
4
(t
t
さかな"第3
1
号1
9
8
3
年東海区水研発行 )
5 -
pと した時 t PLS の値 が大 き いほど、血清 コ
レ ステ ロー ル値 を低下 さ せ る力 が大 き いと考
が t EPA は血
大 きく 関 与 し て いる。 飽 和 脂肪 酸 は血 清 コレ
3
4.
7
2
9.
2
3
6.
4
2
5.
4
3
6.
6
2
5.
3
3
3.
2
2
6.
9
4
0.
7
2
8.
8
2
5.
6
-
あ り、 北 海 道 ではな じ み の深 い魚 であ る。
小 板 によ るPG
一二 の ラ ウ リ ン酸 ' 一
ステ ロー ル値 を 上昇 さ せ るが、 特 に'炭 素 数
四 の-- スチ ン酸 お よ
であ る ア ラキ ド
ン酸 の酸 化 酵 素
そ の作 用 が 強 い こと が
び 一六 の ラウ リ ン酸 に
生 産 の第 一段 階
を 阻害 し、 そ の
知 られ て いるo ま た、
た め'強力な血
ノ エン酸 は' ほと ん ど
オ レイ ン酸 のよ うな モ
小板 凝集能 を も
つTX 血 の生 成
ノ ー ル酸 (
大 豆 に多 く
影 響 を 与 え な いが' -
を 減 少 さ せ ると
も 、EPA が 血 液 の凝 集 抑 制 に効 果 のあ る こ
合 を 二個 も って いる脂
含 む ) のよ う に二重 結
肪 酸 お よび それ 以上 の
と に変 り が な い。 これ ら の事 実 か ら ' 多 量 の
防 お よ び 治 療 に有 効 であ る と み な さ れ る。 こ
二重結 合 を も って いる
EPAを 含 む 魚 の脂 質 は 、 循 環 器 系 疾 患 の予
れ に反 し て' 畜 肉 脂 質 は ア ラキ ド ン酸 を 主 体
いず れ も 血 清 コレ ステ
マ イワ シ (
大)
マイ ワシ (
小)
マ
ア
ジ
マ
サ
バ
カ
ツ
オ
マ
ダ
ラ
マ
ダ
イ
ク ル マ エ ビ
コ ウ イ カ
ア
サ
リ
カ
キ
+ 十
+ +
(さかな第3
1
号)
高 度 不 飽 和 脂 肪酸 は、
P/S
/PGⅠ
と す る の で' 血 小 板 凝 集 能 の強 いTXんを 生
P%
±
ン酸 か ら つ- ら れ るTX ん には 強 い血 小 板 凝
集 能 が 認 め ら れ た が、EPAか ら つ- ら れ る
TXん に は そ の作 用 が ほ と ん ど 認 め ら れ な か
I三
吉
§
圭
;
士
魚肉 EPA-PGG3-P(GH3
。 そ の作 用機 作 が いず れ にし て
の こと であ る
血′
J
ヽ
板凝集能
産 し ' そ のた め循 環 器 系 疾 患 を 誘 発 す る原 因
脂肪鞍の比率
こ 買受 宝…
AA -PGG2 -P(
G
.,
H2
畜肉
ポ リエ ン酸
S%
飽和脂肪酸
類
種
動物性食 品 中の脂質 のポ リエ ン敦 と飽和
蓑5
表 4 EPAおよひ AAか らつ くられ る PG類の一
部 とそれ らの血小板 に対 す る作用
ピ タ- ンCとEは、成 人病 予防 の健康 食 品
し て いる。
の影響 があ る のかどうか' ピ タ,
、
、ンCは水溶
とし て、現在 脚光 を あび て いるが、 過剰摂 取
とし ては壊血病 (
疲労 ・歯肉 や皮膚出 血 ・貧
血 ・歯 の脱落 など ) であ る。健康 人 の体内貯
性 であ る ので過剰 摂取 し た場合 、尿とし て排
織 の保持 と いう生 理作 用を持 ち、 そ の欠乏症
す ると いう こと であ る。 し たが って'魚 貝類
ムが代謝 され る の で' 一日 の所要量を 五〇 ミ
蔵 量 は千五百 --グ ラムで毎 日四五 ミリグ ラ
ノ エン酸 ・高度 不飽和脂肪 酸を 等量 と りな さ
は血清 コレステ ロー ル値 の増 加を抑 え'動脈
あ るが'脂溶性 ピ タ- ンであ る E に ついては
滑 され る ので影響 はな いであ ろうと のこと で
いと いう こと であ りt P
LSも 1にな るよう に
硬化 を 予防 す ると いう観点 か ら'好 まし い食
とし て いる。 ビ タミ ンC の所要 量 に影響 を与
リグ ラム (
昭和五四年 「日本人 の栄養所要量」)
炭水 化物 ・タ ンパ ク質 ・脂 肪 を三大栄養素
ビ タ ミ ンと ミネ ラル
スト レ スがあげ られ て いる。 現代人 は' スト
負 傷 ・感染 ・ホ ルモ ンの分 泌機態 異常 ・各 種
え る因 子とし ては'発汗を伴 う運動 '喫 煙 ・
であ りtか つ'筋肉 や神 経 の働 き にも重 要 な
乏 し がち で栄養上 重要 な のは'骨 や歯 の成分
I
,
、
,
そ フルが人体 に必要 と され て いる。通常 欠
品 であ ると いえ る。
と い い' ピ タ、
、
、ン ・-ネ ラ ルを含 め て五大 栄
レ スにさら され て いるが' それを数 値 とし て
、
、ンCとE にかな り の関 心 がも たれ
では ピタ、
て いる。
lに集 中 したが' 今 日
ブ ー ムは ピ タ、
、
、ンAやB
ンブ ー ムは続 いている。戦前 戦後 のピ タ、
、
、ン
料 の豊富 な時代 にあ る にもか かわらず ピ タ-
な いと言 われ ている。 しかし ながら、 こ の食
さえしなければ ' ピ タ、
、
、ン不足とな る こと は
が あ る。今 日 の日本人 の栄養状態 では、偏食
学 童 を中 心 にタ ラの肝 油 を経 口投 与 した こと
D の含量 が多 い'戦後 ピ タ、
、
、ンA の不足 で'
日本食 品標準 成分表 には ピ タ- ンA ・Bt
Bt ナイ アシ ン、 Cお よび D の記載がある。
魚 貝類 は畜肉 に比 べ概 し てピ タ、
、
、ンAお よび
しな ければ な らな い有機 化合 物 であ る。
し かも動物体 内 では つく られず'外 から摂 取
ピ タ- ンは微量 にし て動物 の栄養 を支 配し
め て いな いが'米国 では二〇 、
、
、-グ ラ ムを示
こと は知 られ て いる。 わが国 では所要 量を き
種 類 および 量 が ピ タ,
、
、ンE必要量 に影響 す る
常 摂 取し ている食 品中 の高 度 不飽和 脂肪酸 の
本 にお いて欠乏 症 の報 告 はほと んどな い。 日
れ て いる。ま た' ピタ、
、
、ンE に ついては、 日
芽 油 ・綿実 油 ・ト ウ モ ロ コシ ・レタ スに含 ま
物 性食 品 に少 なく'植 物性 食 品 '特に' ハイ
予防 に有 効 と され て いる。 ビ タミ ンEは'動
質 の生成 を防 ぐ ピ タ- ンEは、各種成 人病 の
酸 の軟化防 止効 果 があ る。 それ故'過酸化脂
ま た、体 の細 胞膜 に含 まれ る高度 不飽和脂肪
を とと のえる作 用 があ ると考 えられ てお り、
ビ タミ ンEは' ホ ルモ ンや自律神経 の働 き
緑 色 野 菜 に頼 らざ るを得 な い。
関 し ては'魚 貝頬 から の摂取は期待 できないO
、
、ンC に
れば ' ド- ンク剤 に手 が出る。 ピ タ、
や タバ コを す えば ピ タ- ンCが足 りな いとな
る魚 類 はカ ルシウ ムの代 謝 にも っとも都合 の
割 を持 って いる ので、両者 とも豊富 に存 在 す
る。 ピ タ、
、
、ンDはカ ルシウ ムの代謝 を 司 る役
ウ ムと とも にピ タ- ンDも豊富 に存 在 し て い
一日 の所要 量 を ま かな え る。魚 頬 にはカ ルシ
グ ラ ムも含 ま れ てお り、大 型 のイ ワシ 一尾 で
可食 部 ) に千 四百 ミには百グ ラムの内 申 (
る。 特 にt EPA で脚 光 を あび て いるイ ワシ
る。 カ ルシウ ムは牛乳 や魚類 に豊富 に存在 す
は七百 --グ ラ ム'鉄 は十 一--グ ラ ムであ
た り の栄養 所要 量 とし て' お よ そカ ルシウ ム
・ナト- ウ ムが記載 され て いるo l人 1日当
本食 品標準成 分表 ではカ ルシウ ム ・- ン ・鉄
ロビ ンの構 成成分 と な って いる鉄 であ る。 日
役割 を し て いるカ ルシウ ムと赤 血球 の ヘモグ
・
、
、
ネ ラ ルは無機 質 とも いい' 二〇種 類程 の
養素 ' そし て' 最近 は後述 す る食物繊維 を第
とら え る こと は できな い' それ故 ' スト レ ス
末 だ残 された問題 であ る。
六 の栄養素 と表 現す るよう にな った。
ピ タ- ンCは生体 内 の還 元作 用' チ ロシ ン
に百グ ラム中 五 五 、
、
、
-グ ラ ムも含 ん でお り五
ま た、 日本 人 に不足 が ちな鉄 は乾燥 ヒジ キ
よ いも のであ る。
代 謝、 ヒドロキ シプ ロ- ンを合 成 し て結 合組
と' 1食 品から全 てを満 足 す るも のはなく'
こ のよう にピ タ- ンや -ネ ラ ルを み て いる
にお け る食生 活 の検討 か ら EP A の効 用 が明
ような疫 学的 な 調査 は、前 述 し た エスキ モー
繊 維 の摂 取が極 め て少な いた め であ る。 こ の
た。欧米 人 は高脂 肪食 二品タ ンパク食 で食物
の でな-、原因 は食 物 にあ る ことを つきと め
日本 人 の味 覚 を発 展 させ てきた。
た' 呈味成 分 の相乗 効果 を料 理 に反映 させ
タウ- ン ・カ ルシウ ムを多 量 に含有Lt ま
は大 きく'最近話 題 とな って いる EPAや
E
u 日本 型食生活 にお け る魚介 類 の位置づ け
日分 に相 当す る量 であ る。
る こと が 理解 され る。
多 種類 の食 品を摂 取 す ること によ りま かな え
に含 まれ る食 物繊維 が コレ ステ ロー ルの低減
ま た、 ワカ メ ・コンプ ・ヒジ キ ・ノリな ど
る関 心が著 し -助 長 し、 ダ イ エ ット食 品 '
食 の時 代 と いわれ る中 で'健 康志 向 に関す
五' し かし、 わが国を含 め'先 進国 では'飽
作 用 や抗 腫癌性 のあ る こと が動 物実験 で明 ら
い回 し の食 品 が台 頭 し て いる。
自然 食 品な ど健 康食 ブ ームの中 で新 し い言
らか にな った よう に手法 が似通 って いる。
食 物 繊維 (セ ル ロー ス' ペクチ ンなど )杏
か にされ ている。糖 尿病 に食 物繊維 を与 え る
食物 繊維
最近 は第十 六番 目 の栄養素 と表 現す るよう に
な った。 三大 栄養素 であ る炭 水化 物 ・タ ンパ
の中 から、健康 に有 効 であ ると思 われ る成
分 のみを とり出 し、水 産物 を食 物 とし てで
六 ' そ のような ムード の中 で'水 産 物 の成分
食 物繊 維 の効 用 が 次第 に明 ら か にされ てき て
な - 「薬 」と し て扱 う風潮 が 一部 に出 て い
と' 腸管 から糖 の吸収を お く ら せ ること によ
いる。 -ネ ラ ルの豊 富 な海藻 に、 今 一つ新 し
り、血糖 上昇を抑 制 す るな ど が知 ら れ てお り
用 とし ての意 味 を持 って いる。 し かし、食 物
る。水産物本 来 の栄養価 を わ い曲 し て いる
きら いがあ る。
の価値 があ り、 ピ タ- ン ︰、
、
ネ ラ ルは生 理作
繊維 は炭水化 物 であ るが ヒト の体 内 で消化 さ
い価値 観 が加 わ った。
ク質 ・脂肪 は熱 量 お よび体 内 組織 形成 と し て
れ な いため 「
栄養素 」と し て の意 味 は従来 の
価 値 観 か ら いえ ば な い。 あ え て六 大 栄 養 素
か つ、 日本 人 の器 用 さを維持 し、栄 養的 に
水 産 加 工製 品 は' 日本人 の味覚 にかな いt
七 '新 鮮 な水 産物 '適 正な加 工処 理を行 った
一、戦 後 四十 年 ' わ が国 は'未曽 有 の経 済成
おわり に
長 を とげ社 会構 造 が大 きく変 わ り'国 民 の
の 1つと いわれ る ゆ え ん は ' 体 内 の清 掃 作
業 と いう イ メ ージ に近 い。 食 物 繊 維 は腸 の
生活 様式 も 一変 し た。食 生 活 にお いても洋
も畜産 物 に見劣 り せず'脂肪 にお いては'
せ て-れ る。 ま たへ水 分 や有害 成分 を と り こ
健 康 上 の有利 性 を有 す る水 産物 は、 日本 人
な か で脂肪 や毒素 を 吸着 し、便 とし て排 他 さ
風化 が進 み つ つあ る。
(
はしも と
にと って身 近 な健康食 品 であ る。
ん で膨 らみ、便 の量を増 す の で'腸 のぜ ん動
す る欧米 型食 生 活 に健 康 上 か ら の問 題 が提
二' 日本人 が理想 と し てきた畜産物を 主体 と
け ん じ 利 用部 )
運動 を促進 す る。 それ故 '食 物 繊維 は便 秘 の
起 され' 日本 型食 生活 が見直 され て いる。
予防 を はじ め、 肥満 二高血 圧 ・動脈 硬化 ・糖
尿病 お よび 大 腸 ガ ンの予防 に役立 つと され て
いる。
違 う こと は、 主食 と副食 が区 別 され、多 量
三㌧ 日本型食 生 活 が欧米 型食 生活 と根 本的 に
ンパ ク質 ・脂 肪 を うま く と り入 れ' 量的 に
の炭 水化 物 を摂 取 し、植 物 性 と動 物性 の タ
大 腸 ガ ンと食 物繊維 の関係 は'英 国 のバ ー
キ ット博士 が欧米 に多 い大 腸ガ ンが デ ンプ ン
も質 的 にも バ ラ ン スのよ い食事形態 にあ る
こと であ る。
質 を 主食 とす る ア フリカ の原 住 民 に非常 に少
吃 -' 7 7-カか ら渡 ってきた アメ-カ の黒
人 にも 大腸 ガ ンが多 いことか ら、人 種的 なも
十勝 沿岸 の赤潮 予察 に ついて
高
角
杉 新
田 富
弥
男
日頃 に消滅 し ております が' こ の赤 潮 を構 成
し た種類 は、渦鞭毛藻 と いわれ る微小植 物 (
藻類 ) です 。 こ の主体 とな って いる のは'図
これ と同時 に発生 し て いる のが'図 三'図 四
二 に示 したギ ムノデ ィ ニウ ムと いう種 ですが
7㌧ ギ ムノデ ィ ニウ ム (
以下略 号 でGと
のプ ロロケ ント ルムと いう種 の仲間 です。
この種 は、大増殖 し て赤 潮 とな る前 か
三十 日 の調査時点 で' 7- ット ルの海水
ら' こ の海域 に浮遊 し て います が'七月
し ま す)
昭和六十年 の場合 は'過去数年 の発生状況
調査 の結果
に比 べて'時期 が早 か った のです か' そ の期
中 (
以下 こと わらな い限 り' 一- ツト ル
‖赤 潮 の発 生状 況
の終 り頃 か ら秋 の初 め頃 にかけ て赤 潮 が発生
当 た り細 胞数 を示 す) 百細 胞' 八月中旬
はじめに
し、 さけ定 置網漁業 等 に影響を 及 ぼし ていま
った こと です (これ迄 の発 生時期 は、九月下
間 が短 く断続 的 であ り'発生 した範 囲も狭 か
十勝 沿岸海域 では' 昭和 四十 七年 以来、夏
の監視体 制 を整 え るととも に'定期 的 に理化
すが、道 では'昭和六十 年度 より' こ の赤 潮
浜 大樹 沖 では今 シーズ ン最高 密 度 の約 二
月 三 日' 四 日 の赤 潮 発生 時 には十 万細 胞
には最高約 六 万細 胞 、 八月下旬 では全地
九月 三 日、十勝 川河 口域 を中 心とし た大津
七〇 万細 胞 (一,
、
、リ- ット ル当 た り では
点全 層 に分布 し てお りまし た。 そし て九
沿岸 に'海面 が褐 変 す る赤 潮 の発生 が認 めら
約 二千 七 百細胞 ) みら れまし た。 し かし
旬 が多 く '時 には九月中 旬 や十 月初 め にも発
こと とな りま した。 既 に初年度 の調査結果は'
れ、沖 合 い 1'五〇 〇 桝ま で帯状 に、大樹方
九月中旬 頃 から徐 々 に減 少し始 め、十 月
生 しまし た)0
まとま りま し た の で当水 試 の事業報 告 に載 っ
面 に向 け て拡 がりました。 翌九月 四 日 には'
下旬 には殆んど の地点 で消失しております。
学的 観測 調査を実施 し ま し て' こ の海域 で の
てお ります が、 こ こ では そ の概要 に ついて述
大樹沖 にも確 認 されま したが'五 日は荒 天と
赤潮 発生機構 と発生 予察 のため の資料 を得 る
べた いと思 いま す。
な った た め沿岸域 か ら消 えまし た。 そ の後 '
六十年 七月下旬 から十 月下旬ま での三カ月間 (
広 尾 町楽古 川沖 に定点 を設定 し まし て'昭和
豊頃 町大津港沖 '大樹 町浜 大樹 港沖 、及び
赤潮予察 紬圭 の内容
りま す. な お'学名 は'従 来 O.
スプ レ ン
響 す る水 域 で増殖 す る ことが知 られ てお
るプ ラ ンクト ンです が'特 に河 川水 の影
こ の種 は'太 平洋 岸 に広- 分布 し て い
日 には'浦 幌 町厚内沖 にも 一時発 生 しまし た
日赤潮 原 因種 の消 長
に従 いまし た。
サ ンギ ニウ ムとし てお りま す ので' それ
デ ン スと呼ば れ て いまし たが、最近 はuf
赤 潮 は、 九月 三 日頃 から発生 し' 九月十 七
が'程 な く消 滅し てお ります。
九月十 日 には'大樹 町歴舟 川沖 に距岸 一、0
00 桝'長 さ 1. 五〇〇 研程 の範 囲 で赤潮が
形成されました。 さらに九月十六 日から十七
過去 にお いて' この間 に赤 潮 の発生 す る頻 度
が高 か った) に'七 回 の観測 ・採 水 をしまし
たが'赤 潮 の発 生 し た九月 上 ・中 旬 には'定
期 採水 と は別 に四回試料 を採 集し ております。
(
図 一参 照)0
8
太
辛
洋
図 2 角の円い 5辺形の
平板状で比較的大型
5
5-3
5
F
L
m
細胞長
噴 火湾 内 の豊 浦 町 沿 岸 の ホ タ テ養 殖 場 で
た 、 P.
- カ ン スは ' 昭 和 四十 八 年 九 月 に
た赤 潮 の構 成 種 と み ら れ てお り ま す 。 ま
九 月 上 旬 と ' 五十 二年 八 月 下 旬 に発 生 し
p h - エ ステ ィナ ムは' 昭和 五 十 1年
かりまし た。
ニ ウ ムよ り も 息 の長 い種 であ る こと が 分
と ころ で千 細 胞 以 上 み ら れ ' ギ ム ノデ ィ
始 め ま し た が ' 十 月 下 旬 にな っても 多 い
よ う です 。 これ ら も 九 月 下 旬 以降 減 少 し
ィ ニウ ム に比 べれ ば そ の分 布 密 度 が 低 い
約 二十 万 細 胞 の密度 でみ ら れ 、 ギ ム ノデ
、カ ン ス (
図 四) は
約 四 十 九万細 胞 ' ㌣ 、
時 には t PO
ト リ エス テ ィナ ム (
図 三) で
で分 布 し ま し た が 、 九 月 上 旬 の赤 潮 発 生
旬 か ら 九 月 下 旬 ま で の間 は ' 全 地 点 全 層
調 査 期 間 中 、 二種 類 が 分 布 し 、 八 月 下
します)
ィ、 プ ロ ロケ ント ル ム (以下 略 号 でpと
Gy桝n
O
dl
'
n
L
um s
a
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guz
'
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e
um H IRASAKA
3
6-5
5/
=〃
細胞長
pr
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canJI EllTtE.
lt
IE
:
RG
図 3 細長 く笹葉形
図 4 比較的大 き く、 ほ
1
8-3
5pm
細胞長
ぼ心臓形
れ てお ります。 これ ら 二種 は、他 の過鞭
発生 し た赤潮 の構成種 であ る こと が知ら
のとな りま し た。十 勝 川 は'十 月初 め にも 大
発 生期間 が短 -' そ の範 囲 も狭 -局地 的 なも
穏 やかな 日が長 く続 かな か った ため'赤 潮 の
増水 しまし た が' この時 も海 上 は時化 が続 き
毛 藻類 と異な り、赤 潮 発生 の前後 に、高
密 度 で出 現 Lt ギ ムノデ ィ 二ウ ムの出 現
ま せ ん でした。
水 温も低 下 し た ため'赤 潮 の発生 は認 められ
角 田が' 昭和 五十 八年 九月 の赤 潮 発生状 況
と似 た ような動向 が みられま し た ので'
る のではな いかと考 え てお ります。
赤 潮 を 予知す る上 で重要 な手掛 か りとな
しく書 きまし た が' 昭和 六十 年 の場合 と' そ
を 、本 誌 五十 二号 (
昭和 五十 九年十 月 ) に詳
赤 潮 発生 と気象 ・水質 など の環境条件
の発生状 況 が全 く同 じ経 過だ った こと が分 か
環境 調 査 の結果 か ら、 昭和六十年 の赤潮発
ります。 つま り'八 ・九月 の降雨 ・増水 1低
臼
た。
生 の過程 に ついて、 次 のような推察 を しまし
塩分 ・高 栄養 1 日照 (
昇 温 ) ・凪 1赤潮 の発
生 (
確 認 ) と いう、 いわ ゆ る か降 雨性赤 潮 ク
先 づ 図 四を 見 ていただ ければ分かりますが'
八月 二十 六 日 の降 雨 によ り'十勝 川 の流量 が
の性格 を も って いるも のと云 えま し ょう.
し た ことも あ って、八月中 、下 旬以来 、 こ の
な り'水 温 は' それ ま でよ りも 二 ∼三度 上昇
養塩 と な った海域 は' 九月 三 日、 四 日 に凪と
域 へ拡散 し ました。 こ のよう に低塩 分 '高栄
湖沼群 の湖 口も決壊 し て'多量 の陸 水 が浅海
水 量 の六倍 と いう大 増水 とな り、 ま た沿岸 の
的 な水質 調査 が でき る こと になりま す。
も'他 の機 関 が調査 す る予定 です か ら'総合
査を実 施 します。ま た'陸 の河川域 に ついて
よ り十 月下 旬 ま で の間 に七 回 の観測 ・採 水 調
年 (
六十 年 )度 と同 じ内容 で、本 年 七月下 旬
調査体 制 ' 調 査時期 '定点 、方 法 等 は'前
日通 が実 施 す る調査
昭和 六十 一年 度 の諏査
そ の後 九月 一目 には大 雨 のため、十勝 川が平
平水 量 の六割 増とな って海 へ流出 しま した。
っては絶 好 の増殖 条件 とな り'赤 潮 にな りま
海域 で徐 々 に増 え続 け て いた渦鞭 毛 藻類 にと
沿岸海域 の泥土中 に存在 す るも のと予想 さ
日道 が民間 調査機 関 に委 託 す る調査
られ ま し た が'荒 天だ った ため水 温 の急 上昇
シ スト)を探 査 す る目的 で'浦幌町'豊頃町、
れ る赤 潮 原 因種 (
渦鞭毛 藻類 ) の休 眠胞 子 (
した。 そ の後 、 九月 八 日以降 も'大 増水 が み
はな か った のです が、九月 十 日 には'浜大樹
大樹 町及び 広 尾 町地 先 にお いて七 月'十 月 '
から歴舟 川沖 にか け て小規 模 な赤 潮形 成 がみ
られ まし た。例年 に比 べて'九月 の海 上 は'
日
平
300
均
流
200
(日
y
土
S)
図5 十 勝 川 の 流 量 と 降 水 量
と水鷺 ) に ついて' また休 眠胞 子が得 られ た
十 二月 の三回' そ の分布 と 環境 (
主 に海底 土
る調査 が実施 され ておりま す が、明年 三月 ま
な らば 、 そ の発芽 実験 を行 って種 の同定を す
で に何 らか の手掛 か りが得 られ るも のと期 待
されま す。
おわり に
こ の赤 潮 予察 調 査 は'末 だ 二年目 に入 った
ば か り です が' 毎 年秋 の鮭定 置網 (
湖 上 )時
調 査 は続 く も のと思われ ます 。
期 に赤潮 発生 の不安 が残 るた め、今後 も こ の
現在 のと ころ、浅海域 の魚介 類 に被害 を 及
ぼ す よう な事 態 は発生 し てお りませ んが、年
によ っては、別 の原因種 が卓 越 し て発生 し'
危険 な状 態 を 召 - と いう ことを '誰 れも 予想
従 いま し て'今後 とも 現地 の皆様方 の十分
す る こと が できな いと思 いま す。
増殖部 )
いき た いと考 え ております ので、 よ ろし-初
な赤 潮監視 体制 のもと で' こ の調査を進 め て
(
たかすぎ し ん や ・かく たと みお
協 力 の程 お願 いいたしま す。
ll
内
孝
行
査 結 果 の 一部 を 今後 の参考 とし て紹介 します 。
鈴
オクカジカ のケ ガ こ食害 に ついて
はじ めに
最 近 ' 当 水 試 に 「シ ラ-カジ カ が増 え 沿岸
るも のは標 準 和 名 でオ ク カジ カ であ り' そ の
道東 太 平 洋 沿岸 で シ ラ- カジ カと称 し て い
(
分 布 ・形 態 )
● ● ●●●● ●
オ クカジ カ (
シ ラミ カ ジ カ) に つい て
か 。 ま た' 刺 網 や桁 曳 網 に多 量 に網 が かりLt
ケガ ニ資 源 に悪影 響 を 与 え て いる の ではな い
漁 業 の重 要 種 であ る ケガ 二を食 べて いるが'
魚 の選 別 ・網 はず し が 大変 だ 、 何 と か な らな
残 の底 層 に棲 息 し て いる よ う です 。北海道周
いま す が 、 道 東 太 平洋 海 域 のも のは大 きく て
・ベ I- ング 海 にま で及 び ' 水 深 一〇 〇 S
;
以
辺 では特 に道 東 太 平 洋 の釧 路 西部∼十 勝 沿岸
も 四十 五 用程 度 のよう です 。 な お 、雄 では腹
分 布 域 は北海 道 周辺 のみな ら ず オ ホ ー ツク海
道東 太 平 洋 のケガ 二は昭和 四十 五 年 頃 か ら
にか け て の砂 泥質 海 域 に多 い のです が ' 何故
いか。 」 な ど の不安 ・苦 情 が漁 業 関 係 者 か ら
急激 に資 源 量 が落 ち 込 み' 以後 低 水 準 で移 行
こ の地 方 で シ ラ-カジ カと称 す る のか良 く解
円紋 の存 在 が 顕著 であ る の に対 し て、 雌 は腹
鰭 に 三本の黒色 帯 '腹 面 に不規 則 な大 型 白 色
のよう に役 立 た ず で害 にな るとし て忌 み嫌 っ
円紋 が みと め ら れ な い こと よ り外 見 か ら容 易
鰭 の黒色 帯 が極 め て淡 色 で' 腹 面 全 体 が白 く
た際 の生 態 系 への悪 影 響 有 無 ' 駆 除 方 法 」な
るか否 か ' ケガ ニ資 源 への影響 程 度 ' 駆 除 し
同 し っ つ 「シ ラ-カジ カ の生態 、増 加 し て い
勝支 庁 ' 水 産 技 術 普 及指 導 所 や漁 協 な ど と協
が か った 黒 色 で、体 側 に多 数 の明瞭 な白 色 斑
各 i対 の鋭 い上 向 の刺 が あ り 、体 背 部 は青 み
骨 後 縁 に四本 の刺 ' 眼 の上 後 方 と後 頭部 に各
です が 、 本 種 は 頭 が 幾 分 上 下 に偏 平 し 前 蓋
カジ カ類 は多 種 類 に分 れ 、種 の査 定 は面倒
が 年令 を 決 定 す る隙 の良 い指 標 と な りま す 。
.1
L
明 帯 が形 成 さ れ る こと が知 ら れ てお り、 これ
い時期 に不透 明帯 が ' 成 長 の小 さ い時 期 に透
一般 的 に魚 類 の耳 石 には魚 体 の成 長 の大 き
(
生長 ・年 令 ・成 熟 )
1
2
寄 せら れ て いる。
し てお り' 資 源回 復 のた め漁 獲 量制 限 ・保護
りま せ ん。 「
白 身 のカジ カ 」 が靴 った のか'
た こと か ら名 付 いた も の でし ょう か ︰-・
。
ど に つい て調 査を 始 め た。 まだ 調 査 は継 続 中
が 、各 鰭 には波状 の黒 色 帯 があ る こと で他種
に雌 雄 の判 別 が 可能 です 。
であ るが 、 現 在 ま で に得 ら れ て いる知 見 ・調
そ こ で当 水 試 では昨 年 十 7月 か ら 釧 路 ・十
ば 、 これ は大 きな問 題 であ る。
体 長 は六 十 eに達 す るも のも あ ると さ れ て
区 設 定 ・雌 や小 型 雄 の海 中 還 元 な ど を 実 施 し
あ る いは多 量 に分 布 し 人体 に つく シ ラ-ダ ニ
と区 別 され ま す (
図 一) 0
一方 でカジ カ に多 量 に捕 食 され て いると なれ
て いる。 し か し' こ のよ う に保 護 し たも のが
図 1 オ クカ ジ カ
「北海道沖合底 びき綱」
(
1
9
7
1
)よ り転載
胞
卵
数
水 深帯別 にど のような餌を捕食 し ているか
(
食 性)
α
オ クカジ カ に ついても 耳石 によ る年令 査定を
02
(α )
×1
01粒
行 ってみま したが'他 の多 く の魚 と同様冬期
0
3
長
図 2 オ クカジカの成長
む し ろ餌料 生 物 の水 深 別分 布 量多寡を 反 映 し
の異 な りは選択 的捕 食 によ るも のではな-、
心 となるよう です。 こ の水 深帯 別 の主要 餌料
六 十 一S以深 では魚類 ・ク モヒトデな ど が中
四十 l∼六〇 mで魚類 ・
多毛類 ・ガ ン マル ス
エビジャ コ、 二十 1-四〇 仇で多 毛類 ・貝類
水 深 二〇 S以残 では特 にシオ ムシ ・多 毛類 ・
物類 か ら魚 類 ま で広範囲 にわた って いま す が
を 調査 し図 四 に示 しまし た。餌料 は底 榛性動
耳 石 透 明 帯 の 輪 紋 数 +1
間 に透 明帯 '夏期 間 に不透 明帯 が形 成 され小
0
4
体
抱卵数 は約 35αで六 ∼八万粒 、約 40αで 1
図 3 体長 と抱卵数 の関係
型 のも のは比較 的輪 枚 数 は数 え やす いよう で
す。 ただ し、第 一輪 の形成 時期 が い つな のか
に ついては今後 ' さら に小 型個体 を採 集 し て
確 か めな ければ な りま せ ん。 こ こ では不透 明
帯 の数 Tと年令 と が 1致 す ると仮定 し て話 を
進め てゆきます。以下 に示す年令は今後調査が
進 む な か で i才 減 じ る可能性 も あ ります。
年令 (
不透 明帯輪 絞数 7)と体 長 と の関係 を
図 二 に示 しまし た。 それ によ ると 二才 で約 一
七 伽' 五才 でl
二十 二 e.六才 で三十 六 禁 則後
〇伽
' 三才 で約 二〇 e程 度 にな ります が、 そ
の後 雌雄 で生長 が異な り'雌 は 四才 で約 二十
にな る のに対 し て、雄 はe]
才 で約 二十五 伽'
五才 で二十 八 e'六才 で三〇 望 別後 と頭打 ち
の個 体 は ほとんど雌 であ り雄 は少 な いこと に
とな るよう です 。 すな わち体 長 三十 二 e以上
- スであ り "シラ、
、
、の夫婦 い とし ても よ さ そ
ら性 成 熟 に達 す る最小 年 令 は雌 で四才 '雄 で
う です --0
三才 と推 定 され ' こ のこと は各 々 これ ら の年
ら 一産 卵期中 '数度 に分 け て産卵 す る の では
卵 巣内 に大 '小 の卵 径 が み と められ る ことか
な いかと思 われ ます。 な お産 卵期 は十 二月頃
0 -十 一万粒 程度 (図 三) で魚類 の中 では比
較的多 い方 であ り、 ま た産 卵 期 にお いて同 一
の雄 で行 な うと考 えられ ' 一般 に雌 が大きく
そう です 。繁殖 行為 は当然大 型雌 と よ り小 型
雄 が小 さ い ペアを 〝ノ- の夫婦 ″ と称 します
で産卵 場 は.こく沿岸 に形成 され るよう です.
令 か ら生長 量 が低 下 す る ことか らも肯 定 でき
1万 ㌧産卵期 にお け る生殖 巣 の観察 結果 か
な ります 。
◎混み
が' オ クカジ カ (シラ、
、
、カジ カ)も 同様な ケ
1
3-
-
長
体
4
0
3
5
3
0
7
6
5
4
3
2
x
・≡
f e--i--''--x
'
♂
1
0
.
f
・
.
_-
.
ヱ/
a/- ′
て
●
●
′・
:′
●
■
l
●
0
4
0 0 0
3 2 1
食
割
(形)
0 0 0 0
4 3 2 1
合
0 0 0 0
4 3 2 ▲
l
の 一つと な って いる のか
も 知 れ ま せ ん。
(
移 動 回遊 )
昭和 六 十 年 九 月中 旬 お
よび 昭和 六 十 一年 六 月 上
旬 の十 勝 海 域 にお け る オ
・六 に示 し ま し た。 九 月
く 季 節 によ る深 浅 移 動 が中 心 のよ う です 。 す
り な ど か ら推 定 す ると ' 大 き な 水 平 移 動 は な
る か 否 か に ついては 不 明 です 。 な お 一般 に浅
位に低 下 す る二 ∼三月頃 も 沿岸 に厚 -分 布 す
図 5 昭和6
1
年 6月 におけるオ クカジカ分布状況
ク カジ カ 分 布 傾 向 を 図 五
頃 は水 深 四〇 ∼ 五〇 桝を
中 心 に分 布して いるの に
対 し て' 六 月 上 旬 頃 は 沿
岸 域 に入 り 込 ん で います。
な お 九 月 調 査 時 の底 層 水
温 は水 深 四〇∼五〇 桝で 10 ℃前 後 ' 三 〇 m
捕
たも の で周 囲 に存 在 す る餌 と な るも のは何 で
以残 で十 三∼十 四℃台 であり ' 六 月 調 査時は
.こ く 沿 岸 で三 ∼五 ℃台 ' 五 〇仇以 深 ほ 1℃ と
って いま す が ' 水 深 二〇 桝以 深 では冬 ∼春 期
こ れ ら の調 査 結 果 や漁 業 者 か ら の聞 き 取
な って いま し た 。
は スケ - ウダ ラ' 夏 ∼秋期 は マイ ワ シが多 い
にま で分 布 L t 水 温 の高 -な る夏 ∼秋 期 (
八
∼十 一月 頃 ) は沖 合 へ移 動 ' 沿 岸 水 温 が 三 ℃
な わ ち 水 温 の低 い春 期 (
五 ∼ 六 月頃 ) は 沿岸
程 度 に降 下 す る十 二月頃 に産 卵 のた め水 深 一
よ う です 。 貝 類 は オオ -ゾ ガ イ ・マテガ イが'
の切 れ はL t 百 円 ライ タ ーな ど が出 てき た 例
総 じ て本 種 は ど ん 欲 ・広 食 性 であ り ' こ の
み に は小 型 個 体 の割 合 が 高 いよ う です 。
〇 空 刑後 に入 って- るよ う です O 水 温 が 1
一℃
こと が後 述 す る よ う に他 の多 - の魚 種 が 減 少
も あ ります 。
ク リ ガ 二が 主 でし た 。 ま た 胃 中 よ り ビ ニー ル
カ ニ類 は後 述 す る ケガ このほ か オ オ ズ ワイ ・
幼 魚 ・ヌイ メガ ジ ・カ ジ カ類 な ど多 岐 にわ た
マイ ワ シ ・ハタ ハタ ・キ ュウ - ウオ ・マグ ラ
捕 食 され て いた魚 種 は スケ ト ウダ ラ幼 魚 ・
も 捕 食 す ると 考 え た方 が よ さ そ う です 。
図 4 水深別 胃内容物 の変化
傾 向 にあ る の に対 し て本 種 が 減 少 し な い原 因
-
14
-
123 4 5 6 7 8 9
9月におけるオ クカジカ分布状況
図 6 昭和6
0
年
ケガ こ捕 食 に ついて
0
4
ク
オ
カ
ジ
o
3
カ
0
2
混獲量
0
1
(細 )
一〇 ∼ 一八 桝のも のは 1八 ・三 %と高 率 な の
九 - 1八 ・
二 %'十 二月 下旬 に白 糠 沿岸水 深
(
水 深 五五 望 剛後 ) で漁 獲 され たも のは 二 ・
よ って七 ∼八月 に湧 洞沖 のケガ こ人 工礁付 近
きく捕 食率 が 異な って いま す。 一方、 刺網 に
う に同 一時期 であ っても 調査地点 によ って大
六 % とな って いま す が' 図 八 に 一部示 した よ
海 域から漁 獲 され たも のは捕 食率 三 二 ∼六 ・
下 旬∼十月上旬 に小 型底 曳 網 によ り広範 囲 な
図 7 シシャモ調査時 における一曳網 あた りオ クカジカ
5
-5
0m)
混獲量の推移 (
十勝海域水深 2
当水試 では毎 年 九月 に シ シ ャモ漁期 前 調 査
とし て小 型底曳 網 によ る漁 獲 試験を実 施 し て
いま すが' シシ ャモのみな らず他魚 種 に つい
ても 入網 量を 記録 し てきまし た。 そ の中 から
オ クカジ カ混獲 量 の推 移 に ついてみ ると昭和
五十 l年 以前 は 1曳 網 あ た り lO ∼二〇 ・
iE
3
b
程
度 ですが' 昭和 五十 八 ∼六十 年には 四〇 加工別
図 七 )。 こ の結 果 と
後 と高 くな って います (
き取 りなど か ら、十勝 ∼釧路 西部 海域 にお い
実 際 に各 種漁業 を行 って いる漁業者 から の聞
ては明 らか にオ クカジ カ は増加 し て いると判
タ ハタ' キ ュウ- ウオなど の有用魚類 は大 き
断 し てよ いでし ょう。 ち な み にカ レイ類 ' ハ
それ ではど の位 の割 合 でケガ 二を捕 食 し て
く減少 し て います --。
いる のでし ょう か。 昭和 六 十年 九月 か ら六十
一年 八月 ま で の間 に試 験漁 獲 されたも ののう
ち体長約 二〇 m以上 のも のに ついてケガ ニ捕
食状 況を 調べ表 1に示 しま し たo なお着底直
後 のケガ 二に ついては調 べておりま せん。 以
下 '捕 食率㈲ = (
捕 食 ケガ ニ個体 数 ÷オ クカ
ジ カ調 査 尾数)× 一〇〇 ㌧捕 食割 合庫 = (ケ
ガ ニ捕食 尾数 ÷調査尾数 ) × 一〇〇とします。
総 調 査尾数 二' 1四七 尾 のうち 一四 1尾 が
計 一六 八個体 のケガ 二を捕 食 し てお り捕食 率
は七 ・八 %' すなわち オ クカジ カ (
体 長約 二
〇 珊以上 のも の) 一〇 〇尾 に つき七 ・八個体
各 々 の調査を み てゆく こと にし ます。 五月
一
15
-
6
0
年
5
5
5
0
昭和4
5
%
に対 し て'十 7月 下 旬 に庶 路 沿岸 水 深 1
0S
で同 じ く刺網 によ って漁 獲 され たも のは〇・
七 % にと ど ま って いま す。 こ のよう に各々 の
調 査 ・海域 で捕 食 率 が大 き - 異 な る のは使 用
漁 具 ・調査 地 点 で漁 獲 され るオ クカジ カ の体
れ ま す が、 む し ろ餌 とな る ケガ この相 対 的 分
長 組 成 が異 な る こと にも多 少 の原 因 は求 め ら
す 。 な お全般 的 にみ て八 ∼九 月 頃 は捕 食 率 ・
布 量 の違 いを 強 - 反 映 し たも のと考 え ら れ ま
体 長 別捕 食 割 合 (ケガ ニ人 工礁 付 近 で漁 獲
割 合 と も低 く な るよ う です 。
0
2
0
1
(% )
- 16 -
され た も のに つい て) と捕 食 ケガ この甲 長 別
0
3
合
捕 食 ケ ガ こ 甲長
割 合 を それ ぞ れ 図 九 '十 に示 し ま し た。 大 型
いよ う であ り' ま た挿 食 され て いた ケガ この
のオ クカジ カ はピ ケガ 二を 捕 食 す る割 合 が高
甲 長 サイズ は 二 ∼四 e台 の幼 ガ 二が多 く 八 e
0
4
割
体
4
0c
m
長
3
0
2
5
2
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9(初
図 9 オクカジカ体長別ケガニ捕食割合
(
ケガニ人工礁付近における刺網漁獲物)
図1
0 オクカジカの胃中にみ られた
ケガ二の甲長組成
以上 のも のは みら れ ま せ ん でし た。 な お 一尾
の胃中 に三尾 のケガ 二が入 って いた例 も あ り
ます。
ケガ ニ資 源 に対 す る影 響 程 度 を 明 ら か にす
るた め には今 後 '冬 期 間 にお け る捕 食状 況 '
の消 化速 度 な ど の試験 調 査 が 必 要 です が ' 現
オ クカジ カ分 布 量 、胃 中 にお け る捕 食 ケガ こ
悪 影 響 を与 え て いるよ う に思 われ ま す 。
在 ま で の調査 結 果 を み るかぎ り ではか な り の
図 8 地点別ケガ二捕食率 (
昭和 6
1
年 6- 8月)
表 1 オクカジカによるケガニ捕食状況
48
3
3
6.
2
6.
2
釧路 .十勝
水深1
0
-7
0m
6
2
4
2
8
3
3
4.
4
5.
2
釧路海域
水 深3
0
-5
0m
1
0
6
7
7
6.
6
6.
6
6
1
0
8
.
9
.2
0底
小 曳
′
〟
′
′
′ 網
型 十勝海域
水深 8-6
0m
61
.
8
.
22
1
9
釧路海域
水深1
0-4
8m
47
0
1
4
4
1
5
5
1
5
5
3.1
3.
4
3
.
1
3.
4
1
,
3
92
5
8
6
3
4.
1
4.
5
2
1
0
3
5
4
1
9
5
9
2
5
6
8
9
0
1
6.
.
6
l
l
.
9
1
9
.
2
5
6
4
7
8
93
1
3.
8
1
6.
4
6
0
1
3
3
1
0
l
l
1
6.
6
0.
7
1
8.
3
0.
7
6
0.
6
1
0
-9
釧路海域
水深5
0m
61
.
5.
6
2
8
.
9
61
.
7
.
2
2
5
8
′′
・
'
計
〟
計
1
1
日雇沖水深 1
0
-1
8m
庶路川沖
水深 1
0m
網
〟
6
0.1
2.
2
4刺
網 付近
湧洞沖ケガニ人
水深5
工礁
5m
〟
6
.
7.
8
9刺
61
1
.8
.9
調査尾数 ケ ガ こ 捕食ケガ 捕食割合 捕 食 率
(
A) 捕食尾数
(B)
ニ個体数
(
C)
B
/AX1
0
0 C
/AX1
0
0
漁 獲 海 域
標本採集
漁 獲
漁 具
年 月 日
おわり に
本 種 は利用価値 が低 いた め混 獲 され ても海
上投 棄 された ことが多 -'他 の魚 種 が漁 獲 ・
自然 変 動 により減少 し てゆ-中 で' そ の間隙
を埋 め てゆ- よう に増加 し てきたも のと推 測
され ます。 こ こ では ケガ 二に ついて取 りあげ
まし た が' 他 のカ ニ類 ・スケ ト ウダ ラ幼魚 ・
ハタ ハタ ・シシ ャモ ・キ ュウリ ウオ ・マダ ラ
幼 魚 など多 - の有 用魚種 を捕食 し て いる点 も
った オ クカジ カを捕 食す る魚 種 は釧路 西部 ∼
見逃 す こと は できま せん。逆 に幼魚 以上 にな
十 勝海 域 には いな いと言 ってよ い でし ょう。
す な わち' こ の海 域 にお い て本 種 は捕食 関係
の頂点 に位 置 し' さら にど ん欲 ・広食 性 であ
るが故 に始末 におえま せん。
現在 '駆除 試験 も同時 に行 われ てお り' そ
の結 果を衰 二 に示 しま し た が、 今後 さら に時
考 えます. いずれ にし ても本格 的駆除 を す る
期 ・場所 を変 え て検討 し な ければな らな いと
な らば 、 他資 源 にあま り大 きな悪影響 を与 え
な い方法 を 取 る べく'事 前 に慎 重な 調査 を実
施 す べき です。ま た本 種 を未 利 用資 源 と し て
有効 利 用 す る方 策 も必要 と思 われます。
な お'本 調 査 は継続中 であ り'不 明 ・不充
た か ゆき 漁業 資 源部 )
分 な点 に ついては早急 に明 らか にし てゆきた
(
すず うち
いと考え て います 。
表 2 才 クカ ジカ駆除試 験
使用
漁具
延
縄
実施年 月 日
試験 海 域
網
物※
ケガニ
備
考
1
7k
g
なし
天 昭 丸
60.12
. 7 釧路沖水深 8m 1
2
枚 ×5
0本
1
6k
g
なし
天
昭 丸
2尾
l
o尾
3尾 天
4尾
昭 丸
60.l
l
.27 阿寒川沖
目合 1
55mm 2反
目合 1
3
0
6珊
柵 4反
目合 1
7
0仰 2反
1
3k
g
3
2
5
9k
g
1
8k
g
60.12
目合
5寸 5分 100反
6
8
8k
g
1尾 白糠漁協所属船
目合
i_
7
1
分
6
0回曳網
1
00反
5
81k
g
6尾
22- 24
小
底曳網
型
漁 獲
オ
カ ジカ
ク
60.l
l
.27 釧路沖水深 5
0m 1
2
枚 ×5
0
本
水深 1
0m
刺
漁具数 .曳網 回数
白糠沖
水深 1
0-1
8m
61
.6
7.
-2
4 釧 水深
路 .2
白糠海域
0m以浅
61
5.ラ 22 十勝海域
水深 3
0-5
0m
3
9,
31
0k
g
1
3
5回曳網
※他 の混獲物 につ いて は省 略
ー 18
-
6
9,
8
87k
g
?
釧路漁協
.白糠
所属船
1
.
0
8
7k
g 十勝 3単協
所 属船
船
岡
輝
幸
の結 晶 とな って析 出 Lt こ の析 出物 は舌 の先
コンプ の白 粉 に ついて
本 誌 五十 五号 で佐 々木 氏 (
現函館水 試 ) は
と にな る マン ニ ット の含 量 が周年を通 じ て最
りま す。 このこと か らも ' マン ニ ッーを葉体
も多 -含 有 す る時 期 にあ た ると いう こと にな
に い っぱ い含 んだ 成 コンプ の乾燥 や保管 には
細 心 の注意を はら った取扱 いが求 められ る こ
と は' お わか り いただ け た ことと思 います。
コンプ の白 粉 の正体 は'春 時 で塩北 カ - ウ
ンプ漁 の最盛期 にあた る夏場 に採 取 され た実
l方 、 マン ニ ットを 主体 とし た白 粉 は' コ
白 粉 が生成 され てく る のかt と いう点 に つい
一度乾 燥し た コンプ が' ど のような湿度 下 で
のな せ る業 と いう ことを述 べてきました が'
ムを 主体 とした無機 塩類 、夏期 で マン ニ ット
でた コンプ は後採 りとし て扱 われ' コンプ の
入 り の良 いt か つ肉厚 の コンプ に生 成 し' そ
さ で改 め ると刺激 的 な苦 味 を 呈 しますo
品質 を全体 的 に下げ る要 因 とな って いると指
羅 臼 コンプ の養殖 に ついて記載 され '白 粉 の
摘 し て います。
てふれ てみた いと思 います。 こ こ に示 す第 二
と' 吸湿 によ る重 量変化 に ついて検討 し た結
表 は'白粉 の生 成 し ていな い 一等検 品 の コン
果を 示 したも のですが、 こ の結 果 によ ると、
の結 晶 は'白 色柱状 あ る いは針状 で'舌 で読
参考迄 に道南 産促成 マコンブ の時期 別成 分
め ると乳 糖程 の甘 味を呈 Lt塩化 カ- ウ ムを
変 化 に つい て検討 した結 果を 第 1表 に示 しま
目 に見 られ、 八十 % では三 日目 に見 られ ます
白 粉 の生成 は湿度 八十 五%、 九十 % では 二 日
白粉 の生 じた コンプ は検 査規 格上 '低位 に
す。 こ の分析 値 か らも'春 期 で マン ニ ット含
ラ ンクされ' コンプ生産 者 の収 入 に影響 を 及
て います。本 号 にお い ては、 こ のよう に コン
解 され るなど、 コンプ消 流上 の問 題 ともな っ
量 は少 な-'反面 '粗 灰分 が多 く'塩 化 カ リ
の湿度 下 では白 粉 の生成 は認 められ ま せ ん。
が、貯蔵期 間 五 日間 の範 囲 では'七十 % 以下
三十度 Cの温度 下 で貯蔵 し た時 の白 粉 の生成
プ の品質 に大 きな影響 を与 え る白粉 の性状 と
ウ ムを主体 と した無機 塩類 の多 いこと がう か
プ を 四十 ∼九十 % の範 囲 の異な った湿度 下 で
白粉 を防 止 す る上 での留 意点 に ついて、若干
がわれます。夏期 にお いては' この関係 が逆
一方 吸 湿 によ る重 量 の変 化 に ついてみ ると、
ます。
の試験 の結 果を紹介 し な がら述 べてみた いと
湿度 四十 % から七十 % の範 囲 では十 五 ∼十 七
主体 とした白 粉 と容 易 に識 別 す ることが出来
思 います。乾 燥 し た コンプ の葉面 に見 られ る
ます。 マン ニ ット含量 の最大 とな る七 ∼八月
転 し、 マン ニ ットが増加 し'粗 灰分 が減少 し
た め嫌 われ るはか' カビ の発生 し たも のと誤
白粉 成分 の主 なも のと し ては、塩化 カ - ウ ム
ぼすだ け でな く'消費 者 か ら は見栄 えが悪 い
を 主体 とし た無機塩 類 と糖質 の マン ニ ット に
ですか 、八十 % 以上 の湿度 では五十 三%か ら
% の重 量増加 で、 吸湿 によ る変 化 は少な いの
百 % の重量増加 で急激 に吸湿 し て いる こと が
ンプ成分中' マンニット含量 の増加が コンプ の
実 入 り に密接 な関係 を も って いる こと が推察
の発生 も見られ ます。 これ ら の結 果 か らも高
認 められ、 八十 五 % 以上 の高 湿度下 では カビ
は コンプ の採 取時期 にあ た る ことからも、 コ
い コンプ (
寄 り コンプ )な ど、実 入 り の悪 い
され ます。 即ち、実 入 り の良 い、 品質 の優 れ
た白粉 は、春 時 の養殖 コンプ の間引き や'拾
も のに多 く見 られ' このような薄 い コンプを
た コンプ を採 取す る夏場 は' コンプ白粉 のも
由 来 します。前者 の塩 化 カ リ ウ ムを 主体 とし
白色
乾 燥後 '湿度 の高 い場 所 に放 置し た時
9
第 1表
白尻産促成 コンプの時期別成分変化 (
昭和55年)
月取
日 水分
%
採
% 粗蛋%
白質 粗脂肪
ア
ンル
%酸
ギ
マ
ニ%
ッン
ト
%
%
粗繊維
粗灰分
塩 %分 沃 %度
%
Ca
%
Mg
4月 9日 7
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4.
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.
9
0)
註)試料は4
5
o
Cにて機械乾燥 して根元かり 1
.
5mの部分について各 3本宛切断 し粉砕 して用いた.
下段 ( )内の数値は撫水物換算値
第
2表 促成マコンブの湿度の違いによる白粉の生成 と重量変化
湿度%
貯蔵日数
当 初
1
日
2
日
90
重 量変 化
100
183
85
重 量変 化
100
175
80
重 量変 化
100
144
144
70
重量 変 化
100
111
60
重量変化
100
50
重量変化
40
重 量 変化
3
日
4
日
188
200
175
187
187
153
153
153
111
117
117
117
111
111
111
116
117
100
105
110
115
115
115
100
105
105
115
115
115
白粉生成
白粉生成
- 20-
白粉生成
200
5 日
カ ビ発生
200
187
カ ビ発生
出 し た硬 く乾 し上 が った コンプ を硬上 に並 べ
す。 これ は過 剰 の吸 湿 におち 入 りやす -'納
の傷 が つ- られ' 次工程 での白 粉 生成を助 長
屋収 納 後 、 一∼二 日後 の巻作業 や伸 展作業 の
湿度 下 での コンプ貯 蔵 は白 粉 の生 成をも たら
し く' ち ょ っとし た シ ョ ック でガ ラ ス状 に割
いう光 景 も 見受け られ るよう にな ってお りま
ま た、 現在 コンプ の流通 上 の荷姿 はダ ンボ
れ る。 」 と いう ことを良 く耳 にしますが、 こ
が自然 に依 存 す る ことか らも、好 ま し い方 法
段階 で の白粉生 成 の呼び 水 とも な り、 日入れ
ホ ー スで海 水 を撒布 し、急激 に加 湿 させ ると
I ル包装 に続 1され てお りま す が、包装 形態
れも過度 の乾 燥 ととも に'附着 物除去時 に受
す る 一要 因 とも な ります 。ま た、 「
機械乾 燥
の違 いによ る品質 と の関係 を 調 べた試験 では
け た葉 の損傷 と'被 覆物質 の 一部 が失 われ た
を施 し た コンプ は、色 艶 が悪 い上 、弾力 が乏
ポ -袋 に密封 し た試料 コンプ は、 一年 間貯蔵
す た め'避 け る ことが望 まし い訳 です。
後 にお い ても白 粉 の生成 も みられ ず、色 調 の
ず れ にし ても、 湿 った空気を好 みま す。 コン
ついて述 べてきまし た が' コンプ の白 粉 は い
以上 ' コンプ の白 粉 生 成 に関 す る留 意点 に
とは いえま せん。
結 果 とも考 えられ ます 。
の広 さ ゆえ に乾 燥中 の白粉 生 成 の懸念 はあ り
す が '好 天候 下 で の天 日乾 燥 は' そ の大気中
理 には充分 な配慮 がな されな い限 り、白 粉 の
プ の乾 燥 か ら製 品 の保管 を含 め て'湿度 の管
つぎ に コンプ の乾 燥 工程 での白粉 の問 題 で
変 化 も認 められ ま せん が'通常 ダ ンボ - ル包
ま せん が'機 械乾 燥 に依存 す る場合 は'風 の
装 で貯 蔵 したも のは無包装 貯 蔵 試料 と等 し化 し 、現在採 用 され て いるダ ンボ - ル包装 で
白 粉 の生 成 が みられtか つ'色 調が褐 色 に変
量 や、熱 量、熱 風散 ら し装 置、排気 量'乾 燥
てるゆき
加 工部 )
は白粉 の生 成 を 阻止 す る こと は困難 であ る こ
(ふな おか
防 止 は困難 と考 え られ ます。
と が 認 められ て いま す。
ルが求 め られ、 これ ら のバ ラ ン スが崩 れ ると
室 の大 き さと構 造 など の人為 的 な コント ロー
白 粉 の生 成 にも つな が ります が、 コンプ の機
以上 、 これ迄 コンプ の白 粉 の性状 と そ の貯
械 乾 燥 に つい ては' これ迄 本 誌 '第 三号 ・四
蔵 上 の問題 に ついて述 べてきま し たが' いず
ン ニ ット の含 量 が多 いた め'製 品化 工程 では
れ にし ても夏場 に採 取 され る成 コンプ は、 マ
つぎ に乾 燥 の終 ったも のは、 次 工程 の巻作
させ て いただ きます。
により、 詳 しく述 べられ てお ります ので省 略
号 ・十 六 号 ・二七号 で相 沢 氏 (
現 釧路水 試 )
お わ り にあ た り、 コンプ の製 品化 工程 の中
充分 過 ぎ る程 の気 配 りが要求 されま す。
で白 粉 の生成 を 助長 す る いく つか の点 に つい
りと称 し て' 硬 く乾燥 し た棒状 の コンプ に適
業 や'伸 展作 業 を容 易 にす るた め に' 湿 りと
てふれ てみた いと思 います。
採 取 され た コンプ には苔虫 や、 ヒド ロゾ エ
に包 み納 屋 に収納 します が、 こ の湿 りと り は
度 な 湿 りを与 え' コンプ の頭を揃 え て ムシ ロ
アな ど の附着 生物 が糞 面 に附着 す る ことが あ
い刷 子 で擦 り取 り海水 で洗 い流 し てお ります
て行 って来 ま し たが、増 養殖 技術 の進歩 に伴
従来 は夜露 や'朝 露 の降 り る ころを見図 ら っ
り' こ の附着物 の除去 は、苔 虫 除去機 や、 硬
が' こ の除去 作業 は コンプ の被 覆物質 とも考
う増産 により、 そ の湿し処 理も '乾 燥機 から
え られ る フ コイ ヂ ンなど粘出 物 の 1部 が洗 い
流 され るととも に、葉 の表 裏 に顕鏡的 な無 数
西
九 九 九
九
九
九
九
九 九 九 九
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北海 道昆 布漁業略年 表
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(二
金
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出
交 さ
付 れ
し る
'水
検 産
査 物
事 の
昭和
六 ・二六
四・
農 林 省 ' 漁業 共 同 施 設 奨 励 規 則 を 公 布 。 これ に よ り増 養 殖 事 業 に国 費 補 助 の途 が開 か れ る。
農 商 務 省 を 廃 止 L t農 林 省 ' 商 工 省 を 設 置 。
i
i四
農 林 省 '水 産 増 殖 奨 励 規 則 を 公 布 。
北 海 道 地 方 税 規 則 を 公布 。
函 館 海 産 商 同業 組 合 が出 資 L t これ に道 庁 か ら の補 助 金 を 加 え '上 海 貿 易 調 査 所 を 開 設 す る。
本 道 海 産 物 の対 支 輸 出 の正 常 な 振 興 を は か る た め '根 室 物 産 商 組 合 '小 樽 海 産 商 同 業 組 合 及 び
四 ・二四
元
一五
四・ 七
北 海 道 漁 業 取 締 規 則 を 全 面 改 正 し て公布 。
二
こ の年 よ り '北 水 試 の長 峰 千 山 ' 福 田亮 三 両 技 手 '有 用 海 藻 類 (ア ワビ を 含 む ) を 対 象 に全 道
沿 岸 の浅 海 増 殖 適 地 調 査 を開 始 ' 昭 和 九年 終 了 。
二 ・ 一五
こ の年 の昆布 生 産 量 は 七 二万 五 ㌧ 八 〇 九 ト ン (
生 重 量 ) ' 史 上 最高 の生 産 量 であ る。
一九 二八
駒 ヶ 岳 大 爆 発 '周 辺 町 村 に 大 量 の降 灰 あ り ' 沿 岸 の昆 布 漁 場 壌 減 に頻 す 。
金 輸 出 再 禁 止 を 閣 議 決定 ' 金 体 位 制 の停 止 ' 管 理 通貨 制 へ移 行 O
も 実 現 せず 。
昆 布 地 帯 の漁 業 者 ' 政府 並 び に道 庁 に対 し ' 「対 支 貿 易 昆 布 二対 シ補 償 法 設 定 方 」 を 陳 情 す る
中 国 の 日貨 排 斥 に よ- '昆 布 '海 参 ' 貝 柱 ' 錫 な ど の輸 出 が 途 絶 す る。
満 州 事 変 始 ま る。
〇月 一日 より事 業 開 始 。
根 室 ' 釧 路国 両 支 庁 管 内 及 び 釧 路 市 を 地 区 と し て'根 室 町 に北 海 道 昆 布 輸 出 組 合 設 立 認 可 ' 一
こ の年 '世 界 恐 慌 日本 に波 及 (
昭 和 恐慌 '不況状 態 は昭 和 七年 頃 ま で続 - )0
二万 九 ' 九 九 一円 '投 石 個 数 四 二 一万 七 ' 五 〇 〇 個 '造 成 面 積 二七万 八 ' 五 三 九 坪 。
駒 ヶ 岳 噴 火 に よ る昆 布 礁 災 害 復 旧 事 業 と し て投 石 事 業 始 ま る。 昭 和 八年 三 月 終 了 。 総 事 業 費 九
金 輸出 解禁 (
金 本 位 制 に復 帰 ) 0
北 海 道 庁 '駒 ヶ 岳 噴 火 災 害 復 旧 補 助 規 程 を 公 布 。
ニ ュー ヨー ク株 式 市 場 大 暴 落 ' 世 界 恐慌 始 ま る。
六 ・ 一七
一〇 ・二四
一 二九
1・ 1 1
一二 ・二七
三 ・-
七 ・三 一
九 ・ 一八
1 1 ・三〇
1
1
1
・11
1
1
こ の年 '苫 前 漁 業 組 合 は昆 布 礁 造 成 のた め ' 試 験 的 に コン ク リ ート製 石 材 並 び に間 知 石 約 二
〇 〇 〇個 を字 アチ ャ ナ イ沖 '水 深 一尋 のと ころ に投 入 す る。 昆布 礁 造 成 に コンク リ ー ト ・ブ ロ ッ
クを使 用 し た始 め て の確実 な 記 録 であ る。
23
空
七
き
九
六
九
四
五
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西
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: 三 雲 千
こ
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北 農 農 日
梅 林 林 高
道 各 省 漁
庁 ' '業
は 水 農 組
'産 山 合
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ま 突 会 が 奨 水 よ
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の 日 立 併 金 増 第
- 中 認 'を 殖 二
ケ 戦 可 大 .交 奨 期
月 争 o北 付 励 拓
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水 し 補 殖
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藻
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及 o
部
施 び
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面
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水
産
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案
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使
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五
年
ま
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五
年
し 増
間
に
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事
業
に
対
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魚
礁
の
築
設
及
び
飼
付
並
び
に
浅
海
水
族
の
大 函
北 館
水 海
産 藻
'移
海 出
藻 組
部 合
輸
出
水
産
物
検
査
規
輸
出
水
産
物
取
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日本 水 産 '函 館 海 産 委 託 販 売 組 合 と 提 携 し て' 日高 ' 十 勝 産 昆 布 の統 制 を は か る た め昆 成 会 を
日高 産 昆 布 取 引 懇 談 会 が札 幌 市 で開 催 さ れ る。
漁 業 法改 正 公 布 。
結 成。
三 ・ 一八
一〇 ・ 九
七 ・ 一六
日高 漁 業 組 合 連 合 会 と 目高 昆 布 販売 組 合 (日本水 産 と 函 館 商 人 に よ - 結 成 ) は 日高 '十 勝 産 昆
布 の販 売 統 制 のた め売 買 契 約 を 結 ぶ。
函 館 昆布 共 販 組 合 設 立 。
道 漁 連 も 参 加 し て全 国 漁 業 組 合 連 合 会 が 発 足 す る。
八・ 八
〇 ・f
〇 ・二七
1
八 雲 漁 業 組 合 ' ハシ ノ ス ベ ツ川 沖 に 昆布 礁 築 設 のた め 投 石 を 行 う 。 同 組 合 と し て は初 の試 み で
農 林 大 臣 の設 立 命 令 に よ り 、 日本 輸 出 海 産 物 水 産 組 合 を 設 立 す る。
北 水 試 の森 '安 藤両 氏 へ 余 市 地先 で コン ク - I 卜製 昆 布 礁 の試 験 を 行 う 。
あ る。
二・ 九
日本 輸 出 海 産 物 水 産組 合 の指 定 機 関 と し て 日本 海 産 物 販 売 会 社 を設 立 。 同 会 社 は北 海 道 海 産 物
地 方 の漁 業 組 合 連 合 会 は 三月 未 で解 散 し ' 7切 の事 業 は道 漁 連 に移 管 され る.
三 二 二〇
八 ・二 七
三 ・-
全 漁 連 の系 統 機 関 と し て全 国 昆 布 販 売 組 合 連合 会 が設 立 され る。
輸 出 組 合 '北 海 道 昆布 輸 出 組 合 な ど 五組 合 が設 立 し た 日 本 海 産 物 輸 出 組 合 連 合 会 と協 議 のう え '
輸出 統 制 を 行 う 。
昆 布 の集 荷 ' 販 売 統 制 の た め
全 昆 連 の昆 布 統 制 に反 対 し て全 国 昆 布 卸 商 業 組 合 連 合 会 が設 立 さ れ る。
桧 山 水 産 会 '岩 面 掻 破 機 を 購 入 し管 内 一円 の昆 布 '若 布 ' ふ のり 樵 の雑 藻 駆 除 を 行 う 。
二 ・二〇
函 館 市 に お い て昆布 中 央 販 売 協 議 会 を 開 催 。
< ・-
七 ・二八
全 昆 連 と 全 商 連 '札 幌 市 に お い て両 者 の合 流調 印 式 を 行 う 。
鮮 魚 介 配 給 統 制 規 則 公布 。
生 活 必 需 物 資 統 制 令 公 布 。 本 令 を 根 拠 に各 種 統 制 規 則 の改 廃 を 行 う 0
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日本 昆布 海 藻 配 給 組 合 創 立 総 会 を 函 館 市 に て開 催 (
全 国 生 産 昆 布 の 二九的 集 配 機 構 で本 部 を 函
九 ・ 一五
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この統制 は昭和 二五年 四月 ま で続 -0
臨時物資需給調 整 法公布 。
府 県制 を道府県 制 と改 め'北 海道会 法 '道 地方費 法 を廃止 。
加 工水産物 配給規則公布 。同規 則 の施 行 により水 産物 統制 令 は廃止 0
昭和 二三年 六月 '昆布業 会 は昆布 の統制 撤 廃 に関 す る請 願 を政府 に提出 す ると とも に、統制 撤
休 法 は廃止 。
鮮 魚介 配給規 則 公布 。
水 産業協 同組合 法公布 (二四年 二月 7五 目施 行 )。同法 の施 行 により昭和 丁八年 公布 の水 産業 団
1
四 ・一六
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一
二 ・ 一五
七 ・ 一五
北 海 道漁業協 同組合連 合会 及び北 海道信 用漁業協 同組 合連合 会 が発 足。
北 海道水産業 会解散 。
廃 を関係機関 に働 き かけた結 果 ' ここに昆布 の配給 '価格 の統制 が解除 され る。
北 水 試 の木下技師 へ有 珠産 マコンブを用 い落葉 丸 太 に人 工採 苗 Lt余市前 浜 で昆布 育成試 験 を
一
〇 ・ 一四
〇 ・ 一五
一
一
この年 よ-浅海増殖 振興第 1期計 画 (
昭和 三〇年 ま で の五ヶ年 )が実施 され る。
水 産資 源保護 法 公布 (二七年 六月 1六 日施 行).
小樽商品 取引所 が開設 され ' 一 一年 ぶり に取引 を再開 す る。
函館 海産物 取引所 が開設 され初 立会 を行 う。
政府 は水 産物 に対 す る配給 '価格 の統制 を全 て撤 廃 す る。
二万 五'八四 五円 に対 し' 10万 九' 二六五円 の補助 、 そ の他 貝類 の増殖 '魚 礁等 に対 す る補助
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北 海道 は' この年 から投石 な ど の浅海増殖 事業 に補助 金 を交付 す る。本年 は投 石 1七件 '事業
改 正漁業 法 公布 (二五年 三月 一四日施 行 )0
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四・
一
二 一・ 一五
七・
七 ・三
一二 ・ 一七
北 海道漁業 調整規則公布 。 この規 則 の施 行 により北 海道漁業 取締規 則 '北 海道 藩殖 保護規 則等
マ ッカサI ・ラ イ ン撤 廃 され る。
は廃止 。
全国 漁業協 同組 合連 合会 設 立 。戦 前 の全漁連 (
昭 和 二二年 一〇月 二七日設 立 ) は戦時中 '中 央
水 産業会 とな り 、戦後 (
昭和 二二年 二 月 一四日)閉鎖機 関 に指定 され ている。
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貝 殻 島 の代 替 昆布 礁造 成 のた め歯 舞 沖 で コンクリ ー ト ・ブ ロ ック の投 入 が始 ま る。 当 時 '貝殻
島 周 辺 で昆布 漁 船 の享 捕事 件 が頻 発 し た た め' 貝殻島 に代 る昆布 漁 場 の造 成 を計 画 '昭 和 三 六年
の 二ヶ年 で事 業 費 六 ' 三 六 三 万 八 ' 三三 〇円 ' コンク - 1ト ・ブ ロ ック三 万 三、 二〇 〇個 を 沈設
から 三 ケ年計 画 で実 施 す る予定 であ った が ' 三 六年度 分 は三 七年 に繰越 し '実 際 は三 七㌧ 三八年
海 苔 '昆布 '若 布 の種 苗 供 給 '養 殖 試 験 及 び養 殖技 術 の普 及指 導 を 目 的 と した北 海 道 有 珠 海 そ
漁業 法 改 正 公布 (三 八年 二月 一日施 行 )0
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昭 和 三 四年 から 三 七年 ま で北 水 研 が 昆布 の成長 に及 ぼ す尿 素 肥 料 の試 験 を行 い、 そ の結 果 '東
沿岸 漁業 等 振 興 法 公布 。
貝殻 島 周 辺 へ昆布 採 取船 二三 〇隻 が出 漁 。
貝殻 島 昆布 採 取 に関 す る 日 ソ民 間 協定 成 立 。
う 類 人 工採苗 場 が伊 達 町有 珠 に開 設 す る。
九 ・ 一八
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六 ・一
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洋 高 圧 工業 株 式 会 社 が海 藻 類 用 同 型 肥 料 を 開 発 し '道 内 各 地 の昆布 漁 場 で現場 試 験 を 行 う。 し か
し' そ の効 果 は漁 場 に よ って大 き な差 異 が あ り '肥 料 の効 果 と し て特定 できな い こと 'ま た '経
済 性 に問 題 が あ る こと等 から ' 昭 和 四 二年 二 一地 区 で九 三 ト ン の使 用 を 最高 に以後 逐年 減 少 した。
貝殻 島 昆布 採 取 に関 す る 日 ソ民間 協 定 延 長 交 渉 妥 結 調 印 。
北 海 道 有 珠 海 そ う類 人 工採 苗 場 は道 立中 央水 産 試 験 場有 珠 分場 と な る。
一
北 海 道 サ ロ マ海 そう類 人 工採 苗 場 が常 呂 町栄 浦 に開 設 す る。
貝殻島 昆布 採 取 に関 す る 日 ソ民間 協定 延 長 交渉 妥 結 調 印 。 本年 より有 効 期間 を 二ヶ年 とす る。
し て公布 。
北 海 道 '従 前 の北 海 道 漁業 調 整 規 則 を 全 面改 正 し '海 面 及 び内 水 面 それ ぞれ の漁 業 調 整規 則 と
四・
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四 ・二九
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五 ・二 一
一 一・二六
貝殻 島 昆布 採 取 に関 す る 日 ソ民 間協 定 延 長 交 渉妥 結 調 印 。
北 水 研 の長 谷 川由 雄 博士 ' こ の年 より 四 ケ年 計 画 で昆布 の促 成 栽 培 技 術 開 発 試 験 を始 め る。
浜中 漁 協 が昆 布 乾 燥 のた め乾 燥 機 を導 入 す る。 以 後 '各 地 で乾 燥 機 の導 入 が進 む 。
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第 1次 沿 整 計 画 ) 閣 議 決 定 。
沿 岸 漁 場 整 備 開 発 七 ケ年計 画 (
函 館 '礼 文 で' いず れも 三- 六 ケ年 計 画 で実 施 。
ソ連 二〇 〇 海 里漁 業 水 域 設 定 に関 す る ソ連 最 高 会 議 幹 部 会 令 を 発 布 ' 五 二年 三 月 か ら実 施 。
貝 殻 島 昆布 採 取 に関 す る 日 ソ民 間 協 定 延 長 交 渉 妥 結 調 印 。
漁 業 水 域 に関 す る暫 定 措 置 法 (二〇 〇 海 里漁 業 水 城 の設 定 ) 及 び領 海 法 (三 海 里 か ら 1二海 里
これ に より' 貝 殻 島 周 辺 で の昆 布 採 取 は 不 可能 とな る。
貝 殻 島 周 辺 に お け る昆 布 採 取 が 不 可 能 と な った こ と に よ - '根 室 半 島 太 平 洋 側 で大 規 模 な 昆 布
に拡 大 )公 布 、 七月 1日施 行 。
三 ヘク タ ー ル の漁 場 を造 成 ' こ の事 業 費 は 1六億 八 ' 二 二二万 二' 000円.
漁 場 造 成 が始 ま る。 五 二年 か ら 五 四年 ま で の三 ヶ年 で自 然 石 二六 万 五 、 〇 〇 〇 立 方 米 を 沈 設 ' 五
北 海 道 栽 培 漁業 振 興 公 社設 立 。
新 沿 岸 漁 業 構 造 改 善 事 業 促 進 対 策 要 綱 が定 め ら れ る。
1
北 海 道 水 産 資 源技 術 開 発協 会 解 散 '業 務 を北 海 道 栽 培 漁 業 振 興 公 社 に引継 ぐ 。
六 ・二七
10 ・
1
T・三 1
北 海 道 水 産 物 検 査協 会 設 立 。 昭 和 八 年 に開 始 さ れ た 昆 布 の道 営 検 査 は道 条 例 に基 ず いた 民 営 自
北 海 道 サ ロ マ海 藻 類 人 工 採 苗 場 廃 止 。
こ の年 ' 利 尻 島 で養 殖 昆 布 に ヒド ロ虫 類 が 大量 に附 著 し へ養 殖 漁 家 に大 き な 打 撃 を 与 え る。
1・
11
五 ・二 〇
日 ソ民 間 貝 殻 島 昆布 採 取協 定 再 成 立 。
主 格 付 検 査 と な る。
貝 殻島 周 辺 の昆 布 漁 再 開 ' 昆 布 採 取 船 三 三〇隻 7斉 に出 漁 。
八 ・二五.
第 二次 沿 岸 漁 場 整 備 開 発 計 画 閣 議 決 定 。 第 7次 計 画 を 1ヶ年 繰 上 げ ' 本年 度 を 初 年 度 と す る第
一
四 ・二 ハ
日 ソ民 間 貝 殻 島 昆布 採 取協 定 延 長 交 渉 妥 結 調 印 。
二次 六 ケ年 計 画 が始 ま る。
九・
五 ・ 一四
日 ソ民間 貝 殻 島 昆布 採 取協 定 延 長 交 渉 妥 結 調 印 。 本 年 よ り 昆 布 採 取 船 四 五隻 の増 隻 が認 め ら れ
貝 殻島 周 辺 で の樟 前 昆 布 漁 ' 六年 ぶり に再 開 さ れ る。
1
五 ・ 一三
日 ソ民 間 貝 殻 島 昆布 採 取協 定 延 長 交 渉 妥 結 調 印 .
沿 岸 漁 場 整 備 開 発 法 改 正 公 布 '即 日施 行 。
三 七 五隻 と な る。
六・
六 ・一一
五・一七
31
-
西
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「 転 任 の ご 挨 拶」
書
網走水拭増殖部主任研究良
ソルや テ ントが並び '冷髭 とは いえ海水浴 シ
試
す -前 の浜 には色 とりど り のビーチパ ラ
の
ヤも充分食 へさせ て いただ きました ,
釧路水 託 での生活 は六年間と短 いも のでし
た のがま るで嘘 のよう です.
上 で鼻水 垂ら しな がら防寒衣 に- るま って い
ーズ ン真 盛 り です.去 年 の今頃 、茅 の中 の船
し て短 か-感 じた六年間 でした。 .好 きな ホ
最後 に'皆様 のご多幸 をお祈 りし、ど挨拶
と いたしますo
面舵水試増細部主任研究山
の水 試生活 の中 でも収も大 きなも の にな るの
たが、 そ の間 に私 が得 たも のは多分 これから
ではt
・
tいか と思 います。何 も知ら なか った私
茂
今年五月 二度日 の転 勤 で函館水 試勤 務 とな
が水 試 の先輩 '同僚 を はじめ'指導所 '漁協
佐 々木
った。 これま での各種辞令IDを みたら'戯初
昭和五十 五年 に釧路水 試 に着任Ltまず解
いた のは'目 の前 の市場 に山 と桁 まれた サケ
は山中敏 文知呼、 つぎが町村金吾知邸 '堂垣
の方 々' そし て漁強 者 の方 々と仕 串をす るう
そし て近年 ' サケの山 はやや小 さくなりまし
的 弘知邸 そし て今回 は横路孝 弘知事 とな って
ち に庖接 '間接 に教 え て戴 いた こと は、 これ
と、 それを税 ん で走 り回 る ト ラ ソクでした。
たが'今度 は血汁を流 しな がら イ ワ ソを満概
おり時 の流 れを感 じた。
。本当 に
から仕串 を進 め るうえ でも虫重 な こと で あ り
し て走 り回 るトラ ックの数数敷
基本 とな ることば か り でした。短 い期 間 にこ
んな にも多 く のことを教 え て搬けた ことは私
戚初 の転勤 で釧路水試 に来 た時 、元北海道
にと って大変幸 運 でした。も うひと つ私 にと
水産試験場釧路支域桜井基怜場長 から、水産
研究 の事始 めは漁 師と焼酒 でも飲 みな がら対
って幸 運 た った のは'第 五天昭丸 と いう用船
る水産 の街 で'水産 の研究 に携 わる韻び を'
充分 に味 わう節が出来 まし た。水盛試験糊 に
話 す る串 であ ると云われ当時 は ア ンケ にとら
の試験船 を比較 的自由 に使用 できた こと です。
釧路は水産 の街 で した。 日本 1の水揚げ を 誇
勧め る人 は、 t度 は釧路 に来 て、 スケ ー ルの
るか は身をも って 今なお痛 感し て いると ころ
市域 に拐 った死 んた魚を いくら測 ったと ころ
れたも のである。 これが いか に大 切 な串 であ
であ る。 最近 この漁業者 と の対話 か話 凝とな
で何 が分 か るんたと いう漁 師 の言安 は' 実際
つく つ-感じ ておりますC
私が担当 した魚貝科 の仕部 でも' ホタ テガ
っているが、 これ は是非必盤 で大 いに請合 っ
大き い漁業 を見 ておく事が必要 ではな いかと、
イ ・ホ ッキガ イ ・ウ ニ頬 はもち ろん、 ホ ッカ
た。 また、机上 で決 めた調点点 に漁 只 を入 れ
自分 の手 で魚 を獲 ってみ て初 め て実 感 しま し
ようとしたと ころ'既 に他 の池 貝 が隔間 な く
十勝 ・釧路 ・根室管内 の漁業 関係者 には大
てもら いた い も のであ る。
変 お世話 にな りましたC紙 面をか り て心から
ボ ラ頬 ・エゾ バイ柄)等、多 く の櫛 に接 す る
イ エビ ・アサリ ・シジ ・
、
、・カキ ・ツプ (エゾ
郡 が出来 ました。 これら の種 に ついて支庁 、
入 って いる のを 見 て'梅 は広 いけれど漁業 に
てしま った こともあ りました。しかし、名 平
え に1i
(
昭丸 には苛酷 で危険な仕事を押 し っけ
も実感 させられま した。自ら の若 さと無知 ゆ
と っての海 は決 し て広 くな いのたと いう こと
お礼 を申 し上げ る。
E
S
釧路 を離 れ 二 ケ月半 が経 ち ま した。 中 央 水
Li 臥
中央水産試戟暢資源部生物統計科長
水産指 導所 '市 ・町水産 課、漁業組合 の人 々
と 1体 とな って、取 り組 む群 が出来ました。
と協力有難 うござ いました。犀 -お礼申し上
げ ます。
多 く の人 々
に支えられ'本当 に楽 し-' そ
3
3
さんを はじめとす る乗組臼 の方 々は、 い つも
網走水産試験場紋別支切削用村長
上川支庁農務殊水産主査
y
武
釧 給水 誌 には、五十 八年 九月 から六 十 丁年
山
加 工部門 の休制 範㈲ ほよ り組 較 機 構 が変 り
四月 ま で二年八 カ月間'私 は私 なり に楕 1杯
実
紋別支協 は加 工中幕 の支鳩 に位班付 けられ'
務 め させ て いただ きました。 な にぶん にも純
侍
金
そ の 1日 とし て凹月 一日付 で転任 いたしまし
ま こと に、お恥 し い次第 であ ります。 それ
lつと し て賎 しえたも のはありませんでした。
根 の身 でありまし て、振 り返 ってみ ると'何
十 一年 三月 三十 一日ま で 一年六 カ月 と非常 に
にも かかわらず'併様方 には公私 とも 比和世
釧路水式 には昭和五十 九年十月 一日から六
た。
子
心良 く引 き受 け て下 さり、自分 の無謀 さを反
省 す ると同時 に乗組凸 の皆様 には深く感謝 す
る次第 です。
別路水 式 では主 にケガ 二 ・ハナサキガ 二を
担当 し て いましたが、私 の在勤中 が最も資 源
が担当 す るや否 や禁漁 にな ってしま った糧 で
短か い間 でしたが併様方 には公私共 にいろ い
状 態 が悪 く'中 でも相室 の ハナサキガ 二は私
した。 しかし、私 が こちら へ転勤 した後 の詞
話 にな り.衷 心 より厚 く御礼 申 し上げます。
早 いも の で、上 川支庁 に赴任 し てから 四ケ月
ろお世話 にな り心からお礼申 し上げます。
釧路 では赴任早 々加 工分庁舎 建設 へ向 け て
丘 ではケガ 二も ハナ サキガ 二も資源 回復 のき
の図面 の検討 ・備品類 の選定 ・現有備品搬 入
当 管内 は内水面漁業 が盛 ん であり、今ま で
ざし が見 え てきたと のこと です。 と ころが、
こちら で担当す ること にな った ホ ッケは今 ま
等 の作薬 が進 めら れ てお り' このような繁雑
の業 務 と全く内容 を異 に致しま すが'釧路水
はかなり異なりますがへ こ の他 で釧 路 で得 た
ています。新任地 の環境 は職場 も海 も釧路 と
誰 も が利 用 でき る形 に範 理す ることだと思 っ
る ことは、今ま でに得 たiZ
料を l白も早 く'
う ことを 思 って恐縮 し て います。今私 にでき
緒水試 の方 々に大変迷惑を かけ て いる であ ろ
来 てしま い、残念 であ ると思うと同時 に'釧
が皆様方 のご健勝 ならび に釧籍水 試 の研究 と
い申 し上げ ますととも に'最後 にな りました
で今後 とも 1層 のご指 導.
こ稚樋 のほどをお顔
て試験を進 め て行 きた いと考 え ております の
ります。支蟻 の課題 で・
aあ るそれらを主 とし
お り' それら に対 す る利 用加 工が望 まれ てお
る秋 サケ' ホ タテ貝等 が安定 的 に水場 され て
こ ちら の管内 では、増 寒梅技術 の成 果 であ
得 た ことなど は丑 韮なも のと思 っております。
の振 興 に取 り組 ん で参 りた いと思 っておりま
余 り にな りました。
で にな い不漁だと のこと で、我 な がら つくづ
できた こと、道東 の水 産を多少な りとも知 り
さ の中 に身を置 き分庁舎 が出 来 るま でを体験
貴 重 な撞嶺を生かす ことが'横様 から戴 いた
釧路 は
Jは多 く の代印を未解決 のまま残 し て
く不漁 男を痛感 し て います。
試 で学ば せ て いただ いた ことを、内 水面漁業
御厚 情 に葡 いる ことと信 じ'努力 す る所存 で
道東 の水産藁 が益 々と発 展す る ことを祈念 し
広 瀬
雅
之 (
総務 課)
以上 のはか、 次 の敬E
3が転出 しました。
り いたし、と挨拶 と いたします。
●
てど挨 拶 に変 え させ て いただきます。
食後 に皆 様 のど健康 とご多幸 を心からお祈
げ ます。
す の で' 1層 のご指導と椎樋 をお願 い申し上
す。
て裁 きま す。
発展を お祈 り申し上げ、転任 の御挨 拶 と させ
末筆 と はなりましたが、唐様 の御伽康 と御
●
3
L
L
孝
「 着任にあ た って 」
田
漁兼た源部主任研究且
依
去 る五月 1日付 で釧路水 式 勤 務 を命ぜられ
私 は昭和 三十 九年 北水 試 に勤務 し て以来 '
析 走水 謀 から肴任 し て参 りま し た。
溝 二十 二年 が過ぎ 、 そ の糊 、申 火水 試 (
十九
年 ) 、網 走水 試 (
二一
勺 ) では;-舶 軸 '浮 魚 な
研究 課 題 を討 議 Lt 各地 域 ご と に調査協 力体
経 済 的変 化 は急 激 で生 産体 系 が これ に ついて
換
し てき た と 思 わ れ ま す が、 最近 の社 会 '
を
制 が確 立 し てお り、 調 査研 究 を推 進 す る上 で
行 けな いのが 現状 か と 考 え ま す o Lか し' こ
いと思 いま す 。 微 力 ではご ざ いま す が ' お 役
れ にま け る こと な く 、 が んば って いた だ きた
具体 的 に展 開 でき る条件 が あ りま す。
で、 産秦 試 鞍 研究 威 関 に対 す る期 待 も 大ミ
に立 てるよ う専 心努 力 し た し考 え てお りま す
今 後 ' 漁 業 情 勢 が 1枚 と厳 し さ が加 わ る中
新 任 地 は私 にと って岱丑 であ りま す が、 本 道
冶
の でよ ろし く お願 いいた し ま す。
増殖部魚貝料長
暮
水 産菜 の発 展 のた め微 力 です が最 善 の努 力 を
しま す の で' 一届 のご 指 導 、 ど 鞭 漣 を お 願 い
川暮 田
二年 八 カ月 の'余 り にも短-充実し た生活
を 過 させ て いた だ いた 最 北 の地 '稚 内 か ら突
然 今 年 五月 に霧 にむ せ ぶ釧 路 に姿 を現 わ し '
申 し上 げ ま す。
柑耗部壬任研究且
五 月 上 旬 、 函館 水 試 室 蘭支 域 か ら釧 路 水 試
道東 各 地 に出 没し て いる私 です。 生 まれ 育 っ
舶
へか 任 いた し ま し たC 赴 任 以来 ' 早 いも の で
そ のう ち の十 五 年
た 阿波 の徳 島 を 後 にし て既 に二十 年 が過 ぎ '
茂
赴 任 し て す で にMカ日 が過 き ま す か、新 設
三 カ月 が絶 ち ま し た。 叩子 園 では高 校 野球 が
居
し た主 任 研究員 (
部 長 とH k の小 川 職 ) の喰
炎 天 下 に熱 戦 を く り ひ ろげ て いま す が' 当 地
<
h
3山 軸城 の水産
ど の資 源 諸 点 に従 tli し てきま し たQ
務 にとま ど いを感 じな がら t
は霧 の毎 日 で'軽 井 沢 を と お り こし て、 アラ
め て の地 でし て、 投初 は いろ んな面 で不安 が
ま す。 そ んt
・
,
t
私 にと って道史 は公私 と も に初
余 りを北海道 で蕃 し てお り
集 の実態 を 把握 し、 当面 は庶 瓜 加 の湘 <研究
スカ の夏みた いです。 こ の斧 も 秋 にな ると '
を担 当 し ま す。
こ 承知 のとお り'道 東 海 域 は全 国 でも軒 枚
当 地 の水 産 の状 況 に ついては目下 勉 強 中 で
こ の五 カ月 余 り の間 に、 エノ パ フンウ ニへ
先 にた ちま し た が 、持 前 の ヤジ 馬根 性 で婆 1
す が '水 産兼 を と り ま- ' さび し い状 況 は'
ホ ッヰガ イ、 ホ ッカ イ エビ' アサ-な ど 六 年
人娘 一人 息 子 1人 の四人 が住 む には手 頃 の公
盾 に感 じら れ ま す 。生 産 力 のW
Mい海 と い って
半 いた栽 培 漁業 総 合 セ ンタ Iや稚 内 水 式 で取
てお りま す 。
面 '近 年 では二〇〇 海 里触 発 規 制 の影t へ 日
・
o与 え ら れ た 条件 はさび し く '将 来 必 ず し も
りく んた こと のな い対 繁 坪 を相 手 に四苦 八苦
す みき った宵 空 にな る と の こと で楽 し み にし
ソ ・日米 加 のサケ・マス独 英 交 渉 の経 過 '敵
竜轟色とは云えま せんが'希望をも って努力 す
し てお り ます 。 これ ま で に' も っと も っと 勉
の好 漁 場 であ り'特 に釧 路 は 日J
e Tの漁 種 山
船 独奏 再 S
&転 傭 i
・
tど ' 前 途 は多 席 で頚 輩 な 問
る こと か 必要 であ ろう と思 いま す。
強 し てお けば よ か った と '反 省 し て いると こ
だ いてお りま す 。
宅 を根拠 地 にし て晦 日を 楽 し -過 させ て いた
題 が山積 し ており'非 才 な私 にと って大変 な
資 源管 理型漁繋 とかSl源培巻型汲薬 の必安
を誇 ってお り、蚤要 な漁 業 基 地 です。 そ の反
所 に赴 任 し てきたも のだ と実 感し てお ります。
うた わ れ '独 英 の方 向 も少 しず つ方向 転
幸 い、釧 路水試 は諮 先 蝶 の努 力 によ って伝
統 的 に築 きあげ た良 い ム ードが あ り、漁 業 関
佐
が
係者が気軽 に来 場 され 、生 産 現収 に密 着 し た
35
ろ です。 しかし' 一応 の方向としま し ては'
利用郡長
悟
梅
津
資原虫 調査なと では前任者 の手法を うけ つい
「
釧純水試だ より」 の捷 樋 を 見 て今 た い へ
櫛苗生産 なと では、栽培 セ ンタIでの同僚 伊
てゆきた いと考 え ています。また ウ ニの人 工
した転勤 の御挨拶 を背 いて以来 久しくな りま
稚内乾勤 に当 り' 「
離釧 によせ て」と屈しま
昭和 五卜 五年 十 1月 刊行 の第 g]
十六号 で'
ん、な つかし-感 じ て居 ります。
で実施 しながら'長期的展望 にた って いろ い
藤鼓 三君 と 一桁 にセンター ・公社 の技 術を導
ろ試行錯 誤を重 ね てよ りよ い方向 へと改善 し
入 し'指 導所 の協 力を得な がら成果をあげ て
のお役に立 って参 りた いと考 え て居 ります の
で、従前 と変 らず御鞭樋を いた ゞければ幸 に
な にとぞ今後 とも よろしくお願 いいたしま
存 じますO
司
すと同時 に'お気軽 にお立寄 り下 さ るようお
待 ち、 いたし て居 ります。
健
利用部主任研究員
本
道立水産 試験機加 工部 門 の機 構 改 革 にとも
橋
釧路水試だ より、 は昭和 四十年第 一号 が発
な い、 釧路水試加 工分庁舎 の完 成と とも に、
すが'今回また釧路水 試赴 任 に当 りへ再度御
私 の維内水武 での生活 は余 り にも短 -、多
刊 され てから、 二十有余 年間続刊 され て いま
挨拶をす る機会 を得 ました。
く ことを やり妓 し ての転勤とな ってしま いま
ゆきた いと考 え ています。
したが' ライ フワークとし ての対象 水族 の親
この度 の異動 で'水 試加 工部 E
3三十名 の約
半数 が釧路 に集 まりま した。私 は昭和 凹 1年
今年 凹月 '中央水試から赴任 し てきまし た。
全体 の機構改革 が行 われ、浜 町 にできた新庁
道職員 に採 用 され て以来'椎内 水試 '函館水
て居 り ます. 第 1号 が発刊 された当時、水式
まし ては、当水試 でもと りくん でゆきた いと
舎 で勤務し て いた ことを'昨 日のこと のよう
すが' この間私 も数 回投 稿 した ことを記憶し
考 え て います ので今後ともよろし-御協力 の
試 '中 央水 試 と勤務 し てきま したO いず れ の
子関係 を適伝学的手法 で解 明す る仕部 に つき
はとお願 いいたします。また'椎内水試 で初
に思 い出 されます 。
は遜 った感激 と経験を させ ていただきました
ること になりました。
な り'仲浜 町 に新築 された分庁舎 で仕串をす
制発足 ーこともt
・
・
dい' 二皮 目 の釧路水就勤務 と
このたび (
本 年 凹月)利 用加 工部門 の新体
この度 の赴任 では、釧路港 に魚 の姿 が見ら
みと併 せ て独特 の雰囲気を感 じたも のです。
場合 にも'赴任当時 は、 そ の地方独自 の街並
め て浜 の仕事を手掛 け'栽培 セ ンター時代 と
が'当水 試 におきまし ても私 1人 の力 は微力
産増殖 の発展 のため全力 を そそぎた いと考 え
漁組 」 の緊密 な迎け いプ レーで道東海域 の水
れた水産資源を、
有効 に活 用す る ことが北海
た不本意 な状 況下 にあります が'今後 は限ら
私 が云うま でもな-、昨 今 の水産 環境 は甚
そな お さら試験 研究機 関 の 18とし て、薬 界
を柿感 しました。 このような時代 であれば こ
と'水産薬 界 のおかれ て いる環境 のさび し さ
れt
・
。く'加 工場 は閑散 とし て いる異様 な感 じ
ですが'従来 から の 「
支庁 Ⅰ水試 Ⅰ指導所 Ⅰ
ています。
かな ければ ならな いと考 え てお ります。微力
の方 と 1緒 にな って、応 用問 題 に対 応し てい
充実 され た こと でもあ り'水産資源 の活 用と
云う観点 にたち'利 用加 工 の側面 から'皆様
お願 い致 します。
ながら努力 す る所存 であります のでよろし く
●
幸 いこのたび 、利 用加 工部門 の研究体制 が
し て居 ります。
道 の水 産 に与えられ た'課題 であ ろうと認識
最後 _乙な りましたが、唐 様 の益 々の.U発展
をお祈 りしますととも に' 1層 のご指 導とど
いただきます。
相接をお願 いし て'着任 のあ いさ つと させ て
●
36
函 館 水 試 加 工部 に勤 務 し てか ら 、 昭 和 五十 四
を
く し て いると こ ろ です 。 昭和 四十 一年 '
深
は取 り扱 い説 明 の毎 日 で、 説 明 を 混 同 し てし
年 椎 内 水 試 、 そし て、 こ の度 の移 動 でし た が
利用部原料化学科研究職8
ま う こと も あ り ま し たo こ のよう な こと で本
道 南 ・道 北 と それ ぞれ 特 色 のあ る漁 業 '水 産
司
微 且 です が や っと 仕 事 鼠を 増 や せ るよ う にな
来 の 仕 事 も あ ま り捗 りま せ ん でし た が' 投 近
加 工薬 の中 で、海 藻 煩 、 イカ、 ホ タ テ、 冷凍
す り身 な と の利 用加 工 の試験 研究 に携 さ わ っ
浩
今 年 四月 一日付 け で網 走水 試紋 別 支 場 よ り
った か な と言 う よ う な気 が し ます 。 釧 路 は 日
てから ' 早 いも ので半 年 が 過 ぎ よ う と し て い
本 一の漁 業 基 地 です か ら '加 工関 係 の問 題 点
辻
釧 路 水 試 利 用部原料 化 学 科 へ転 勤 を 命 ぜ ら れ
ま す 。前 任地 紋 別 では ト ラ ック に山 積 み され
し た。漁 業 や水 産 加 工業 が' 二 百 海 里 以降 '
てき ま し た が ' 今度 は道東 の日本 最大 の漁業
最 大 の危 機 を迎 え て いる今 日、 水 産 加 工 の試
基 地 、 釧 路 で新 し い仕事 を す る こと にな りま
て いな か った よ う な問 題 も 生 じ てく る可能 性
験 研究 に寄 せ ら れ る期 待 も 大 き く '私 達 の責
も多 種 多 様 t
・
・
6
も のが あ り ' また '漁 典 を と り
が あ りま す。 微 力 と は思 います が、 勉 強 し な
務 も非 常 に重 いこと を痛 感 し てお り ます 。幸
ま く国際 情 勢 の変 化 によ り' 今 ま で予 想 も し
ラ ック の壮 観 な群 れ を 霧中 にな が め、 オ ホ ー
が ら皆 様 のお 役 にた てるよ う' が んば って い
にし てき ま し たが' 釧 路 では マイ ワシ強 送 ト
ツク海 と はま た果 な る岸 壁 の活 気 に圧 倒 され
き た いと思 います 。
る スケ- ウダ ラや ホ タ テガ イな ど を 目 の当 り
る毎 日 です 。
ま た、 釧 路 には道 東 で最 も 大 きな ア マチ ュ
も 微 力 ではあ り ま す が '精 一杯 努 力 す る所存
い、 加 工研究 の 施 設 と体 制 が新 し く な り'私
五十 七 年 に水試 職員 と し て採 用 され 、 まだ
四年余 り の若輩者 です が 釧 路 水 試加 工分 庁舎
アオ ーケ スト ラが あ りま す ので' 久 し振 り に
です。 皆 様方 の い っそう のご 指 導 と.
r
J鞭 樋 を
と いう '新 し い槌 物 で仕 邸 に つけ た ことを 幸
お顧 L t着 任 の.
U挨 拶 と いた し ま す 。
岡
れ '椎 内 水 試 よ り'新 装 な った加 工分庁 舎 に
本 年 四月 一日付 け で釧 路 水 試 勤 務 と命 ぜ ら
船
加工部加工科長
オ ーケ スト ラ で チ ェロが ひけ る のを喜 ん でお
勝
幸
りま す 。
正
今 後 とも 皆 様 のご 指 導tと稚錘 を申し上げ '
若 任 の挨 拶 と いたし ま す。
本
加 工部主任研究員
坂
輝
い に思 い'微 力 です が少 し でも お 役 に立 てれ
雅
彦
ば と考 え て居 ります。 何 と ぞ皆 様 の伽 指 導 御
稚樋 の程 宜 し くお願 い申 し上 げ ま す 。
川
利用部利用a:
研究唖貝
北
本 年 凹月 l日、流 水 の梅 と知 床 半 島 を 1望
本 年 t e]
月 r日付 を も って釧 路 水 試勤 務 を
着 任 致 し ま し た.
でき る網 走 より当域 利 用部 利 用料 へ赴 任 いた
私 は北水 試 に勤 務 し て二三年にな りま す が
ボ ンケ の利用 加 工試験 に携 ってき ま し た が '
函 館 では主 にイカ頬 及び 海 藻 類'稚 内 で の小
こ の間 を通 じ て釧 路 には 三 ・四度 程 よ り来 た
いた しま し た。 す で に五 カ月 間 ほど 釧路 で過
し た訳 です が ' い つと はな し に漂 う霧 と イ ワ
こと が なく ' 現在 戟 任 し てす で に五 ケ月 が過
命 ぜ ら れ '約 七 年 間 住 み慣 れ た稚 内 よ り赴 任
シ関連 産 業 のす ご さ に解 く と共 に、 道東 1円
ぎ よ う とし てお りま す が ' 釧 路 、 根 室 、 十 勝
「あ っと 言 う ま に過 ぎ てしま った -こ と いう
にお け る漁 業 、水 産加 工業 関 係者 の厳 し さ に
し ま し た 。者 任 し てか ら五カ月経 ちましたが'
従 来 の加 工部 が、加 工部 '利 用部 の二部 体
立 ち 向 う姿 と.
U努 力 を か い間 見 て、 敬 意 の念
のが実感 です。
れ 、新 し い備 品も搬 入 され た た め、 最初 の頃
制 と な り' ま た、庁 舎 も分 庁 舎 と し て建 設 さ
37
間見'前任地とは大きi
・
t違 いのあること に正
と、日本 一を狩る漁獲地 の加工業 の実態を垣
ど いを隠せな いところであります。 そして水
異なり、不勉強 のせ いもあ っていささかとま
で-1 ル工場 にピ ストン5
'送されるのを見る
のですが' 一尾' 一円 のイワシがダ ンプカー
うこと で、 イ ワシの煮汁から調味料を つくる
現在 の仕事 は、 イ ワシ煮汁 の有効利用と い
と、 イ ワシに 一抹 の悲しみを感じます。 イ ワ
般げ 日本 一の釧路港 の活況tと- にイ ワシの
シのため にも夢をも ってこの仕事 に取り組 ん
水揚げ時 の活気 には驚かされ ており'同時 に
底引き船 の減船、 サケ ・マスの漁獲規制など
でいきた いと考え ていま す。二〇〇 カイ-体
・
tい仕事 を
ろです 。また今迄手掛けた ことのt
担当すること になり'もとより非才な私 にと
の水産業をとりま-暗 い状 況 のなかで'官'
制以降、最近 のますます蕨し い漁美 原境 の中
直なところ、ややとまど いを感じていると こ
っては大 変 なと ころに赴任してきたも のだと
の研究 の必要性を強く感じ るしだ いです。そ
学、民とも 一丸とな っての赤身魚 の有効利用
水産業 の具体的な問題点を勉軽し、与えられ
御厚情 により'土地感を養 い、道東 における
方 のご指導'ど稚漣を宜しくお願 いし て着任
が、まだ若や者 であります ので今後とも債様
りともお役 に立ちた いも のと思 っております
の 一束を担う水試加工部 の 1日とし て多少な
ります。
ますが'少し でもお役 に立ちた いと思 ってお
で'水産加工業 の発展のため に微力 ではあり
したが いましてt的係 の皆様方 の御指導と
心身 の引 き締 る思 いが いたします。
た職務を推進し て皆様方 のお役 に立ちた いと
い申し上げ着任 の挨拶と いたします。
村
琢
さ
今後とも昔様 のど指斗、.
U推漣 のほどお願
念願し ております ので、何卒よろしくお願 い
の挨拶と いたします。
良
加「都側発d:
致します。
加工布保f
V科長
今
加工布保意料研究■員
この四月 に七年間勤 め た稚 内 水 試 よ り釧 路
志
水 式 に転勤 を命ぜ られ'早 や半年 が過ぎ よう
忠
四月 一日付 で'流氷 の街 '紋 別 か ら赴 任 し
とし ております。釧路 ーこは以前 にも敷皮妨ず
塊
ました。加工部門は今年度から機構改革 ほよ
大
本年 四月釧路水試勤 務 を命せ ら れ、 網 走水
り、釧路 に難約 され増良となりましたが、総
仁
試より赴任し て、はや五カ月がすぎました。
れた ことがありましたので'赴任 にあた って
せ
道東鹿 では気候 のよ い網走 に比 べると'今年
勢五名 の網走水試紋別支嶋 から来た者 にと っ
は' それほど不安 はもちませんでしたが、初
暮
は冷夏 のせ いもあ ってか別路 の寒 さは いささ
て、最初は嬉しさもある反面、戸惑 いも感じ
加
か こたえ ております。
景よりも、初夏 の唆かさを味 わえな い淋しさ
6の幣帝億 の幻想的な夜
観光宣伝 でよ-聞くt
夏 の森 のことだけは頭から捷れませんでした。
て数 ヶ月が過ぎ てみると、 「住めば都」と い
が心 に強くありました。しかし'九月以降 は
釧 砧 はt
#の街と いう こと ですが、釧路 に来
ました。
昭和 四十 二年 に卒業後 はじめ て稚内水試 に
れぞれ約六年ず つすt
uLt二十年生 にし て四
う皆があるよう に、家族 と・
もども ここ釧指 に
そ の時 はできる限 り外 へ出 て' 服 の光と釧路
来春 ま で背天 の日が続くと いう ことな ので、
赴任し、その後中央水試'網走水拭と各鳩そ
皮目 の赴任地'新装な った釧路水式分庁舎 に
阿寒湖など の観光地も多 く、 これからは釧路
慣 れ親しみ つつあります。近く には 摩周湖や
●
の自然を昧 い、少しず つ釧路 の街 に依れ親し
井をお いております。新庁舎 では、分析機器
の良 さを少し でも発見した いと思 います。
実験工場 の結設gE
とも最新鋭の物と対応し て
おりますが、今ま での施設、設備とは大 いに
●
3
8
させられ、水試 に対する要望等・
G相当厳し い
ては非常 に厳し い状勢 の中 にあることが認識
す余裕が できると、舶釧 の水産関係者 にと っ
lの漁港も減船漁獲丑と国際的な問題 に直面
る事を厭わず にはいられません。漁獲4
18本
待 家族 の許 へ元気な美顔 で帰 って来 てくれ
つ
仕事 の面 でも釧路は稚内とは速 い、魚種も
もうと思 っています。
多く'なか でもイワシの占める割合が非常 に
いる時期と痛感致します。 そんな中 で私も水
し水産業務 に携わる人 々が心し てこの局面打
産試験場 の 1月とし て前任地 で得た'散 々の
ものがあるのではな いかと身 のひきしま る思
これ に対応す る水試側とし ては'場長を始
教訓を生かし少し でもお役 に立 てればと存じ
高く、初め て蛙験することも多くなるかと思
めとし て研究員が 一丸となり'日夜懸命 に努
開 のため 1致協力が今 こそ最大 に求められ て
力し ている姿を見 るに つけ'我 々事務系 喰員
ます ので今後と・
4皆様 のご指導と特種をお願
いです。
も研究員が研究 に対し て真価を発揮 できるよ
治
い申し上げ着任 のど挨拶と致します。
事
う良 い研究環境作りをする ペく努力しなけれ
いますが'本道水産業 の発展 に少し でもお役
にた てるよう努力し ていく つもり です ので'
よ ろし くお廉 い致します。
秘策殊長
亮
ばならな いことを再認識し'その上 に立 って
*
捻耕諌庶務係
田
北海道 の繭、全正 一の扱 光 男 源 を も った街
戦耳を全う できるよう皆様 の.
L
J協力tと指井
白
松
面相 で、異動 の発令があ った時'釧路と云え
を心からお願 い申し上げ て背任 のごあ いさ つ
に新任し てから既 に二ケ月が過ぎました。釧
本年六月 1日付所期 採 用 で釧路水産試験場
書
ば、過去をさかのぼること三十 四年前、紅顔
と いたします。
路 に来 て点も乍 いた のは禁が多く、霧が降 っ
水試を振 り出し に網走'稚内'函館、釧路と
・
o水式 一応 に三十三年有余、中央
想 えば私・
いるこのごろです。
いるたくましさに将来 への希望を兄 い出 し て
森を逆手 にと って、 「霧 の街」を売 りこんで
た。しかし'釧路 へ来 てみて在住 の人達は東
っ てそんな鑑茨 にばか り浸 っても いられませ
チ ックに聞えますが この他 で生活する者 に取
おります。t
#の街釧路と いえば とても ロマン
て人 のうわさ以上 に気候風土 の違 いを感じ て
出張 では何度か来た釧路 に今自分が住んでみ
-分 らな いうち にすぎ た ような気 が致します
に霧 の街釧路 に来 て早くも二ケ月右も左もよ
六月十六日付け で二度 目 の赴任 地 稚内を後
を卒薬 した てで'まだ学生気分がぬけ ていず
理解 でき てきた つもり ではありますが、高校
うや-'自分 の役割、仕事 の流れと いう物が
仕事を始めて'ようやく二ケ月がたち'よ
な いと いう串をまざまざと知らされました。
れ に違 う ので今ま での知識はま ったく通用し
が、漁凍土日本 一の釧路とは スケールが桁外
れと漁港 の有 る大樹町 で生まれ育 った私 です
気候が違 うとは思 ってもみませんで した。そ
勝 で十八年間生活し ていましたが、 こんな に
て いなく ても太騒がでていなく、となりの十
反時計梱 りで全道を 一周し、良く動 いたも の
ん。釧路 に来 て始め て見送 った この皮 の試族
成
と感度も TLおです。その間良き上司'同僚
闘志船北辰丸 の長期航海出航 にあたり厳し い
元
の縛水高生 のころ、道央 では真夏と云え る七
絶秩課庶務係長
月 に'当地 で二十五日程度 の実習 に参加した
が、その時 の我t
*のみが配位 によみがえり 「
高
に意くまれ大過なく通させ ていただきました
世間 の表も兼も分らな い若半音 であります の
木
井 の術だなあ」とち ょ っと悲観的 にな ってい
ことを心から感謝 いたし ております。
漁場 での無事安全を祈 り首を長くし て帰りを
哲任後 のあわただしさが過ぎ、周囲を見渡
3
9
力 ではあ りますが頑張 って参 る所存 で居 りま
と は思 いますが'水産行政 の円滑な推進 に微
で'皆様方 にはな にかと御迷惑をおかけす る
ってき て います。魚介較供給を薬 とす る水
も のを概掻的 に選択 し て摂取 す る姿 勢 に変
も のから、栄養地誌 で'薬 理作 用を有す る
着任者 のど挨拶もあ り'分厚くなりました
な源 への魚醤 」等 々あ り'あ わせ て多数 の
の不安 に感 じ ている 「オ クカジ カ のケガ こ
今回 の .釧路水試だ より ,は漁薬 関係者
視察 ・見学など来訪 者 や電話 での問合せも
の研究 によりますとへ赤 潮 プ ラ ンクト ンの
最近発表 された北大水産学部 の松永教授
釧 路 水 鼓 だよ り
第56 号
と感想 などをお寄 せ いただ きたく思 います。
が、果し て内容 は如何だ ったかt.
U意見t
産 関係者 の参考 になれば と思 います。
十 勝沿岸 に今年も赤潮 が発生 しまし た。
まし たO そ の後も断続的 に何度 か雨 が降 り
の集中 穀雨 があり'赤潮 の発生 が心配 され
な ります。八月末 に道旋 1帯 に台風 くず れ
れ で近 年 は四年迎綻 し て発生 した こと に
こ
す ので、今後共先や詰氏 の御指導 の樫を よろ
しくお願 いいたします。
Gt
艮
河 川 や湖沼も増水 しました。 それ等 の水 に
亨
◇ 別号 に紹介しました ような釧路水拭分庁
そ の後 の晴天鋭さ'水温 の上卯 にともな っ
溶 けた多丑 の栄養塩 が泊岸海 域 に流出 し、
て赤 潮 を起 こすプ ラ ンクト ンの大 発生 を促
舎が完成しました。全 国的 にも注目され る
三名 の スタ ッフは別路 の空気 や施設備品 の
した わけ です。
整 った施設 の中 で加 工部 門'二部五科'十
取扱 いも に馴れ'本格的 に新規串業 に取組
多く、業界 の方 々の襲 い期待を痛感し てい
増殖 には窒素 やリ ン等 のはか に鉄 イオ ンの
ん でおります。
る次第 です。
発 行 人
S
f水 葬 且
中村 ・吉
坂本 ・
田 群
発行年月日 昭和六十 一年十月二十 五日
の水酸化鉄が溶 解し て太陽光 の紫外横 によ
別路 市浜¶二の六
存在 も重要 であ ると確かめられました。鉄
◇ 九月上旬、NHK テ レビを通じ て、全道
・全国 に紹介されました のでt.
uG
<になら
ってイオ ン化 す るも のです が、河川 の泥 漏
発 行 所
は枯土 など土質 に多血 に含 まれ てお り' そ
れた方 も多 か ろうと思 いますが'表紙 の写
水 にも多虫 に溶存し て います。赤潮 の発生
S
並
立
t
・
刷
て
株 式会 社
こ 三・
{こl
l
)
措 水産拭牧 場
芸
印
0
屯括
絡掠台
北海
田 ・高谷
絹
本 高木
伸 推
真が 「
夢 の加 工機械 」と いわれ る エク ス-
所
機柵 の究明が 一歩前過し た こと にな ります
が、 いずれ にし ても河川など陸水 の流出拡
です。
散 が発生 の引き金 にな って いる こと は確 か
印 刷
ルータ ーの運転中 のも のです。
はか つての食 品添加物忌避と いう消榛 的な
◇ 最近 の消el
者 の食生活 における健康志向
●
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