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オープンデータビジネス創出事業におけるデジタル案内表示システム開発

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オープンデータビジネス創出事業におけるデジタル案内表示システム開発
オープンデータビジネス創出事業におけるデジタル案内表示システム開発業務仕様書
本仕様書は,オーブンデータビジネス創出事業におけるデジタル案内表示システムの開発業務に係る
仕様を規定するものである。
1.業務名称
オープンデータビジネス創出事業におけるデジタル案内表示システム開発業務 (以下「本業務」とい
う)
2.目的
行政や企業,NPO 等が持つ様々なデータをオープンデータとし,さらにデータの種類を継続的に拡
大し,民間事業者や市民にその活用を促すことで,観光,農業,福祉,都市交通,子育て,教育など幅
広い分野において課題対応型の新たなビジネスが創出され,本地域経済の活性化及び市民福祉の向上に
寄与することを目的とする。
3.業務内容
タッチパネル式ディスプレイを設置し,オープンデータ等を活用した地図情報や観光情報,市民参加
型ワークショップ等で開発したアプリの紹介等をするシステム(デジタル案内表示システム)を開発し,
当社が指定する場所へシステムを実行するためのデジタルサイネージを設置するものとする。
4.業務期間
自:契約締結時
至:平成 29 年 3 月 31 日(金)
5.業務上限額
20,200,000 円 (税抜)
6.業務実施場所
株式会社サイエンス・クリエイト(以下「当社」という) が指定した場所。
7.前提条件
オープンデータビジネス創出事業に係る実施設計書 (別添) で求められるすべての要件を満たすこと
を前提とする。また,オープンデータビジネス創出事業におけるその他の業務「基盤開発業務」,
「公共
交通運行情報システム開発業務」の各業務受注者同士が連携し,業務間で必要となる各種調整は受注者
同士で実施すること。
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8.業務要件
(1) 機器の調達に関する要件
次の仕様を満たす機器及び筐体を納入するものとするが,当社が想定する用途・設置場所等を考慮
して,より良い機能・サイズ等の提案がある場合は,当社と協議の上で変更できるものとする。
① デジタルサイネージ用タッチパネル式ディスプレイ
≪仕様≫
台数:1 台 (豊橋駅東西自由連絡通路(屋外)設置)
画面:75 インチ (横向き)
解像度:3,840×2,160 (4K)
輝度:500 (cd/m2)
② 筐体
上記①のデジタルサイネージが収まる筐体を提供すること。設置の場所・方法等の詳細については,
受注者が各施設の管理者等と調整するものとする。
(2) システム構成に関する要件
① デジタルサイネージは,受注者が駅構内に敷設する光回線を通じてインターネットに接続し,外
部から管理サーバ経由で情報管理できるものとする。
② 利用現場での運用を十分考慮し,適切なシステム環境設定を構築すること。
③ システム設計,及びインストール作業は受注者が実施すること。
④ システムの設計業務は,本件業務の範囲内とする。
⑤ 本仕様書に明記されていないハードウェア・ソフトウェアであっても,システムを円滑に運用す
るために必要なものがある場合は,それらも含めたシステムとすること。
(3) 機器の設置に関する要件
① 設置場所は豊橋駅東西自由連絡通路・JR 線名鉄線改札口前 (2016 年 10 月現在において,
構内図・
広域地図が設置されている場所)とする。設置場所の詳細については別途協議する。
② 通行人,及び作業者の安全を十分に考慮して施工すること。
③ 既存の案内表示板の撤去・廃棄,新規電源配線工事,インターネット回線敷設工事等の本件業務
を遂行する上で必要となる作業・費用は本件業務の範囲内とする。
④ 作業時は,コーンやバー等で作業区域を明示するとともに,安全通路を確保すること。また,必
要に応じて交通誘導員を配置すること。
(4) コンテンツ作成に関する要件
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① デジタルサイネージシステム
ア) デジタルサイネージのデザイン・レイアウトは本番に近い形で描き込まれた詳細なデザイン
を基に,当社と調整の上で決定するものとする。
イ) オープンデータの普及促進,豊橋駅利用者の利便性向上,及び豊橋の魅力発信に資するもの
とするため,以下に挙げる要素が入っているものとすること。
◆ 駅構内図表示
◆ Google マップを用いた,現在地を中心とした最新のエリアマップ表示
◆ オープンデータや地図を基盤とした表示
◆ オープンデータ活用アプリ等の紹介
◆ 効果的な企業広告表示
◆ 多言語(日本語・英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語)表示
◆ コンテンツ追加や機能拡充が可能な発展性のあるシステム
◆ 遠隔操作による表示内容の変更(災害時緊急情報の表示等)
② モバイルサイト
デジタルサイネージで表示されるコンテンツをスマートフォン等のモバイル情報機器(以下「スマ
ートフォン」という)でも閲覧ができること。サイネージシステムとスマートフォンが情報連携で
きること。
(5) デジタルサイネージ等の管理運営・保守等に関する要件
設置したすべての機器,回線,開発システムならびにソフトウェア等の保守について,次年度以
降適切に運用されるよう全体を設計し,当社から受注者への連絡のみによって保守運用ができるも
のとする。
① 機器,端末等関連設備の保証
納品後に故障・トラブルが生じた場合,管理運営・保守契約の継続に関わらず,法定耐用年数内に
おいては無償修復を行うこと。但し,人為的に発生した故障・トラブルに関してはこの限りではな
い。
② ソフトウェア等の管理運営・保守
システムを円滑に運用できるように,以下を実施すること。
ア) サポートデスクの設置
サポートデスクを設置し,当社からの電話・メール等による問い合わせに速やかに対応できる
ようにすること。
イ) 保守監視
遠隔でシステム稼働状況を確認し,障害発生時には速やかに対応できるようにすること。
ウ) ソフトウェア,ハードウェア障害対応
・障害発生時は,遠隔対応のみでなく,状況に応じて迅速に現場対応すること。
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・ハードウェア障害が発生した場合,ハードウェアメーカと連携の上,早急に復旧できるよ
うにすること。
エ) バージョンアップ
・システムバージョンアップ,メンテナンス対応を実施すること。
・OS 等のバージョンアップに対応すること。
・バージョンアップの適用にあたっては,事前に当社の了承を得た上で実施すること。
(6) 研修に関する要件
当社職員等がシステムを最大限活用するため,受注者は操作研修会を計画の上,実施すること。
9.プロジェクト管理
デジタル案内表示システムの開発・設置にあたり,受注者はプロジェクト管理体制を設置し,当社と連
携を図りながら,業務を遅滞なく遂行するものとする。
(1) プロジェクト管理の基本方針
受注者は適切にプロジェクトを管理すること。また,当社からプロジェクト管理に関する指導や
改善要望等を受けた際には,速やかに対応すること。
(2) プロジェクト計画書
受注者は,契約締結後速やかに,プロジェクト完了までの各種作業,スケジュール,体制,管理
計画等を定めた『プロジェクト計画書』を作成し,当社の承認を得ること。当該計画書には以下の
内容が含まれていること。
① 体制と役割,会議体スケジュール
② 成果物一覧
③ 進捗管理方法,品質管理方法,課題・リスク管理方法,変更管理方法
④ 情報セキュリティ管理方法
⑤ 要員管理
⑥ その他,本件業務を遂行するために必要と思われるもの
(3) プロジェクト管理作業
受注者は,プロジェクト計画書に従い,管理作業としては以下の業務を実施すること。
① 進捗管理
・プロジェクト計画策定時に作成したスケジュールに基づき進捗を確認する。
・計画と実績の差を評価し,定例会議で当社に報告する。
・スケジュール等に是正の必要がある場合は,その原因・対策案を明確にしたうえで,速やかに
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是正の計画を策定する。
②品質管理
・プロジェクト計画策定義した品質方針に基づいた管理を実施する。
・品質方針と実態の差異を把握・評価し,各工程完了のタイミングに合わせて定例会議等で報告
する。
・品質方針,管理方法に是正の必要がある場合はその原因・対策案を明確にしたうえで,速やか
に是正の計画を策定する。
③課題・リスク管理
・プロジェクトに関わる課題・リスクを一元管理し,当社と対応策を協議の上で必要なアクショ
ンをとる。
④変更管理
・仕様確定後にやむを得ず仕様変更が生じた場合は,変更管理会議を開催し,影響や対応につい
て当社の了承を得た上で変更する。
(4) 会議体
受注者は,本業務の履行にあたって必要となる会議体に必要なメンバーを参加させること。また,
当社との定例会議を調整し,定期報告を実施すること。必要とする会議の回数等については,プロ
ジェクト計画書にて提示すること。
各会議終了後は,5 営業日以内に当社へ会議録を提出し,了承を得ること。
10.検収及び成果物
(1) 検収
当社が承認した試験計画書に基づく合格結果及び成果物の納入をもって検収とする。
(2) 納入期限
別途,協議により決定する。
(3) 成果物
種類・名称
数量・形式等
納入期限
1 台(現地設置)
平成 29 年 3 月 31 日(別途調整)
1 式(CD にて提出)
平成 29 年 3 月 31 日
≪ハードウェア≫
デジタル案内表示システム
≪ソフトウェア≫
プログラム
≪ドキュメント≫
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・実施計画書
・製本 2 部(正副)
※1
・基本設計書
・CD 2 部(正副)
※2
平成 29 年 3 月 31 日
・詳細設計書
・テスト計画書
・テスト結果報告書
・運用手引書
・操作手引書
・打合せ資料
・議事録等
・その他資料
※1:製本は A4 綴じとすること。A3 以上の印刷物は A4 折りにして綴じこむこと。
※2:CD1 枚にドキュメントの電子データを収納すること。成果物ごとにフォルダ分けの上,
第三者が見やすい形で整理すること。文書は原則として,Microsoft 社製の Word2007,
Excel2007,Power Point 2007 で利用できる形で作成し,生データ及び PDF を保存す
ること。
(4) 納入場所
別途,当社が指定する場所へ納入すること。
11.その他業務実施に関する要件
(1) 守秘義務
受注者は,いかなる場合においても本契約履行中に知り得た本業務に係る事項,及び付随する情
報を第三者に漏らしてはならない。契約終了後及び解除後も同様とする。
(2) 著作権
受注者は,
作成する成果物に係る権利
(著作権法第 21 条から第 28 条に定める全ての権利を含む),
及び成果物の所有権を当該成果物引渡し時に当社と共有する。但し,成果物のうち,従前より受注
者が著作権を有する著作物の著作権は,引き続き受注者のみに留保される。受注者は,当該留保さ
れた部分について,当社に対して使用を許諾し,また,当社に対して著作者人格権を行使しない。
当社は,著作権法第 20 条第 2 項に該当しない場合でも,前項で著作権の譲渡を受けた著作物を必
要に応じて改変することができる。上記の想定は基本的なパッケージソフト及びそのカスタマイズ,
ドキュメントについてであるが,カスタマイズ部分の標準機能への取り込み等の案件については別
途協議する。
(3) 特許権等の使用
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受注者は,特許権,実用新案権,意匠権,商標権,その他日本国の法令に基づき保護される第三
者の権利の対象となっている履行方法を使用するときは,その使用に関する一切の責任を負わなけ
ればならない。
(4) 個人情報の保護
受注者は,この契約の業務を処理するための個人情報の取り扱いについて適切に管理を行い,知
り得た情報の全ては本業務の目的以外に使用してはならない。
(5) 瑕疵担保責任
受注者は,導入・開発したソフトウェア・ハードウェアパッケージソフトについて瑕疵があった
場合,納品日より 1 年間は瑕疵担保責任を負うものとする。
(6) 協議事項
上記のほか,仕様書に記載のない事項又は疑義が生じた場合は,速やかに当社と協議すること。
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