アレルギー性鼻炎治療薬（外用）一覧表

アレルギー性鼻炎治療薬（外用）一覧表
分類
一 般 名
クロモグリク酸
インタール点鼻液
ナトリウム インタールカプセル
メーカー名
剤形
1回投与量 1日投与
効　能　・　効　果
（各鼻腔）
回数
藤沢薬品
液剤
藤沢薬品
カプセル 1ｶﾌﾟｾﾙ
3～4回
（両鼻腔で）
１噴霧
6回
特　徴
アレルギー性鼻炎 肥満細胞からのケミカルメディエーターの遊離を抑制。
抗ヒスタミン作用がないため、眠気、だるさといった副作用はない。
安全性が高く幼児も使用可能。ただし、カプセルは使用経験が少ないため5歳以下は、不可。
※器具（カプセルは、インサフレーターを使用）が必要。
フマル酸ケトチフェン ザジテン点鼻液
ﾉﾊﾞﾙﾃｨｽ
液剤
１噴霧
4回
アレルギー性鼻炎 肥満細胞からのケミカルメディエーター遊離抑制作用に加え、抗ヒスタミン作用及び
好酸球の遊走、活性抑制作用を有する。
内服に比べて、眠気といった副作用が少ない。小児使用可能
※器具の必要のない一体型。
ー
抗
ア
レ
ル
ギ
商 品 名
アンレキサノクス
ソルファ点鼻液
武田薬品
液剤
１噴霧
3～6回
アレルギー性鼻炎 肥満細胞からのヒスタミン遊離抑制作用に加え、抗ロイコトリエン作用及びロイコトリエン
生成抑制作用を有する。
剤
※器具の必要のない一体型。
抗ヒス
タミン剤
塩酸レボカバスチン リボスチン点鼻液
日本新薬
液剤
2噴霧
4回
アレルギー性鼻炎 局所用選択H1ブロッカー
強力な抗ヒスタミン作用を有し、効果発現が早く、従来の抗ヒスタミン剤では改善しにくいとされ
ている鼻閉にも効果が認められている。
フルニソリド
シナクリン点鼻液
大塚製薬
液剤
25～50μg
2回
1～2噴霧
アレルギー性鼻炎 鼻粘膜親和性に優れるため、血中半減期が短い（1～2時間）にもかかわらず1日2回
血管運動性鼻炎
投与が可能。
液剤タイプでフレオンガスを使用してない。
※器具の必要のない一体型。
副
腎
皮
質
ホ
ル
モ
ン
製
剤
プロピオン酸
フルナーぜ点鼻液
グラクソ
液剤
フルチカゾン
50μg
2回
1噴霧
アレルギー性鼻炎 プロピオン酸ベクロメタゾンに比べ約１．９倍の局所抗炎症作用を示す。
血管運動性鼻炎
作用の持続に優れ、1日2回投与で十分な効果が認められている。
液剤タイプでフレオンガスを使用してない。
プロピオン酸
ベコナーゼ
グラクソ
ｴｱｿﾞｰﾙ 100μg
ベクロメタゾン
１噴霧
4回
アレルギー性鼻炎 本剤の主成分、プロピオン酸ベクロメタゾンは、顕著な局所抗炎症作用を有する一方、副腎皮質機能の抑制などの全身的影響
小児2回 血管運動性鼻炎
が少ないという特性を有し、アレルギー性鼻炎および血管運動性鼻炎に優れた臨床効果を示す。
鼻腔内への適用を充分考慮し、特別にデザインされたエアゾール製剤で、使用法が簡単で使いやすい。
小児も使用可能。ただし、５歳以下は安全性が確認されてないので慎重投与。
アルデシン
ｼｪﾘﾝｸﾞﾌﾟﾗｳ ｴｱｿﾞｰﾙ 100μg
アルデシンＡＱネザール ｼｪﾘﾝｸﾞﾌﾟﾗｳ 液剤
リノコート
帝人
ｶﾌﾟｾﾙ
4回
アレルギー性鼻炎 上記に同じ。
1噴霧
小児2回 血管運動性鼻炎
100μg
4回
1噴霧
小児2回 血管運動性鼻炎
50μg
2回
1カプセル
（両鼻腔で）
エアゾール製剤で小児も使用可能。ただし、５歳以下は安全性が確認されてないので慎重投与。
アレルギー性鼻炎 上記に同じ。
液剤タイプでフレオンガスを使用してない。小児も使用可能。ただし、５歳以下は安全性が確認されてないので慎重投与。
アレルギー性鼻炎 基剤が主薬の付着、滞留性を増加するため、少量で長時間作用する。
血管運動性鼻炎
※器具（パブライザーを使用）が必要。
※インタールカプセル及びアルデシンは、気管支喘息の効能もあり。（喘息時インタールカプセルの器具は、スピンヘラーを使用）
２００１年１月