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バイオマス発電システム
直接燃焼式 高効率小規模 バイオマス発電システム 概要 9,000t/年程度の 木質チップ燃料で、 発電出力約 400kWの 発電が可能に 株式会社神戸製鋼所の提案するバイオマス発電システムは、 これまで培ってきたスク リュコンプレッサの技術を結集し開発した世界最高水準の発電効率を備えた『MSEG (スクリュ式小型蒸気発電機)』 と、世界初の半密閉スクリュタービン方式の高効率・小 型バイナリー発電システム『マイクロバイナリー』を組み合わせた高効率小規模バイ オマス発電システムです。発電出力数百∼410kWと小規模でありながら、中・大型規 <試算条件> 水分40%w.b. (乾燥チップ) 、24時間300日稼働 供給蒸気圧力0.90MPaG、 ボイラ効率75%、冷却水温度20℃、冷却水量100m3/h 模相当の発電効率を実現しています。 システム特徴 1 2012年7月に再生可能エネルギーの固定価格買取制度 (FIT) がスタートし、 バイオマス発電分野においても国内に中・大型の木質バイオマス発電プラント が多く稼働しています。従来の中・大型発電プラントでは比較的高い発電効率を実現で 2 本システムは、 1次発電機 (MSEG) 、 2次発電機 (マイク ロバイナリー) 以外に、 バイオマスボイラ、冷却塔、冷却 ポンプ、復水タンク、復水ポンプといった汎用品として広く普 きる一方で、 大量の未利用木材が必要となり燃料確保が課題でした。 及している機器のみで構成することが可能で、取り扱いも容易 当社では、それぞれが世界最高水準の効率を誇る2種類のスクリュタービン方式の発電 です。また、発電機 (MSEGおよびMB) は、国内ですでに合計 機を組み合わせた高効率小規模バイオマス発電システムを実現します。 100台以上が稼働しています。 MB-125S (マイクロバイナリー) 伐採・採集 MSEG160L (スクリュ式小型蒸気発電機) 冷却水出口 冷却水入口 蒸気量3.8t/h 原料チップ供給 蒸気圧力 0.90MPaG 必要な木質チップ量 9,000t/年程度 バイオマスボイラ ※本システム設置時のボイラの取り扱い 導入計画時、 系統連系による発電設備として電気事業法が 適用され、経済産業局へ法律に基づく所定の届出が必要です。 3 発電出力 発電出力 電力会社送電系統 or 直接送電系統へ 総発電出力 約400kW 木質バイオマスを直接燃焼するバイオマス発電は、規模が大きいほど発電効率が ■システム概略仕様例 上がり、一般的に10∼15%程度の発電効率を達成するには1,000∼5,000kW の規模が必要でした。 これに対し、 本システムは400kW程度の発電規模でこれらと同じ 効率を実現することが可能です。 40 発電端効率[LHV,%] 35 FIT (40円/kWh) 対象範囲 発電端効率 20 15 バイオマス発電における 一般的な蒸気タービン式の 発電端効率の特性 10 5 0 100 ボイラ部 バイオマス燃料 約9, 000 t/年 ※24時間、 300日稼働 バイオマス発熱量 10. 6MJ/kg(針葉樹、 LHV) ※水分率40% (we tbase) ボイラ効率 75% 発電機部 供給蒸気圧力 供給蒸気量 発電端出力 30 25 1,000 10,000 発電機出力[kW] 冷却水循環 クーリング ポンプ タワー 100,000 0. 9MPaG (1次発電機入口) 約3. 8 t/h (1次発電機入口) 約400kW システム端出力 約300kW ※ボイラ動力およびMB補機動力を除いた出力 発電端効率 約13% システム端効率 約10% 冷却水温度 20℃ 冷却水流量 100m3/h 本リーフレットに記載の数値は参考値です。保証値につきましては別途お問い合わせください。 システム構成例(熱利用を主とした場合) お客様のニーズに合わせ自由なシステム構成が可能です。 CASE1 木材量:1.13 ton/h 発熱量:10.6 MJ/kg 水分率: 40 % 発電端出力 (92kW) 入熱 (蒸気) 2,713kW 温水50℃ 温泉利用 発電端出力 (139kW) 熱利用(1,019kW) 蒸気量 3.5ton/h 冷却水35℃ 温水50℃ 熱利用(1,019kW) 軸封ドレン排出 凝縮ドレン排出 冷却水35℃ 発電端出力 (92kW) ボイラ熱ロス ドレン水は全量回収 (211kW) (ボイラ効率:75%) (55℃程度) 発電端出力 約334kW 必要木質燃料 温泉利用 温水取出し温度を上げて、 熱利用の幅を広く 約8,000トン/年間 (24時間、300日換算) その他(141kW)※ドレン、配管放熱ロスなど CASE2 木材量:1.32 ton/h 発熱量:10.6 MJ/kg 水分率: 40 % 入熱 (蒸気) 発電端出力 (160kW) 3,086kW 129℃程度の 蒸気の直接利用 製材工場 熱出力 (1,490kW) 地域熱供給 蒸気量 木材乾燥 4.0ton/h 冷却水出口25℃ 冷却水 入口15℃ 軸封ドレン排出 凝縮ドレン排出 熱利用 (1,140kW) 発電端出力 (125kW) ボイラ熱ロス ドレン水は全量回収 (76kW) (ボイラ効率:75%) (36℃程度) 発電端出力 約285kW 必要木質燃料 約9,500トン/年間 (24時間、300日換算) その他(95kW)※ドレン、配管放熱ロスなど システム設置イメージ 大変コンパクトなスペースへの設置が可 バイオマスボイラ 冷却塔 (2台) 能、 スチームスター、マイクロバイナリーと もに屋外設置が可能ですので、特に建屋は マイクロバイナリー ポンプ (2台) 必要ありません。 環水槽 (2台) スチームスター 系盤 系統連 ) (2台 ト ユニッ プ ン ポ 度 程 m 6 1 き 行 奥 く) ラ除 イ (ボ 程度 7m 幅1 機械事業部門 圧縮機事業部 冷熱・エネルギー部 営業室 URL:http://www.kobelco.co.jp/machinery/ ■ 東京本社 この仕様は予告なく変更する場合があります。 〒141-8688 東京都品川区北品川5丁目9-12 Tel : (03) 5739-5343 Fax : (03) 5739-5345 1605 technotree