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階段で足を滑らせて転倒負傷
改造工事において想定される事故・トラブル等の事例とその対応 件 名 19 階段で足を滑らせて転倒負傷 概要 (1)発生場所:機器 原子炉補助建物(非管理区域) :階段 (2)発生時のプラント状況 原子炉停止中(改造工事中) (3)概 その日の仕事が終わり、現場を離れる途中、階段で足を滑らせ転倒、右手で体を支え 要 ようとして手首を負傷。 概 略 系 統 図 2次系ナトリウム (独立したA,B,Cループからなる) 外部しゃへい建物 影響 (1)周辺環境への影響 空気 冷却器 原子炉格納容器 周辺環境への影響はない。 原子炉施設の事故ではないため、停止中のプラント状態に変化はなく、周辺環境への 影響はない。 (2)安全性への影響 タービン 1次系 ナトリウム 中間熱 1次主循環 交換器 ポンプ 安全性への影響はない。 発電機 原子炉施設の事故ではなく、労働災害であり、炉心/プラントに影響しないため、安全 過熱器 性への影響はない。 (3)作業員への影響 放水路へ 2次主循環 ポンプ 制御棒 階段からの転倒による作業員の手の負傷。 復水器 冷却水 (海水) 循環水 ポンプ 炉心燃料 負傷の程度に応じて、入院加療が必要となる。 蒸発器 プラントへの影響はない。 (4)プラントへの影響 労働災害であるため、停止中のプラント状態に変化はなく、プラントへの影響はない。 オーバフロータンク ダンプタンク 給水 ① 応急処置を行う。 ② (骨折等加療の必要あれば)必要に応じて病院に搬送する 対応 1次冷却系 ③ 必要に応じて労基署等関係機関に連絡する。 ④ 再発防止に係る処置を完了したのち作業を再開する。 復旧期間 1 週間以内 公表区分 3 ヶ月以内 3 ヶ月以上 症状に応じて、AまたはB ※ 対応区分 1 ヶ月以内 A 予備の機器に切替え運転継続しながら復旧 B 予備の系統に切替え運転継続しながら復旧 C 保安規定の定める範囲内で運転継続し復旧 D 原子炉を停止して復旧 国際評価尺度(INES) 0以下 1 2 3 4 5 6 7 (原子力機構評価による) 階段で踏み外しにくようにしている。 ・ 標準作業の装備でも、滑りにくい安全靴(先端に金具のカバー)、ヘルメットを装 事前防止策 着する。 ・ 鋼製階段面は格子模様が入り、滑りにくいようにしている。 備考 ※:本事象は原子力施設事故ではないため該当無し。 2次冷却系 水・蒸気系