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笠岡市定住促進ビジョン (平成21年度∼23年度着手分) 平成22年1月 定住促進センター 目 次 1.ビジョンの策定にあたって (1)ビジョン策定の目的……………………………………………1 (2)ビジョンの実施期間 ……………………………………………1 2.定住促進戦略 (1)基本理念・‥‥・‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・‥・‥‥‥‥‥2 (2)基本方針・‥・‥‥‥‥‥‥・‥‥‥‥‥‥・‥‥‥・‥・‥‥‥‥‥・‥‥‥‥‥2 (3)基本施策……………………………………………………2 (4)戦略のイメージ………………………………………………・3 (5)定住促進の推進体制 ……………………………………………4 3.実施事業 (1)実施事業の内容‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・‥・‥‥・‥・‥‥・5 (2)実施事業の進行予定……………………………………………8 4.目標と実績 (1)実施事業の目標・実績…………………………………………・10 (2)人口の目標・実績……………………………………………‥10 資料編 (1)人口の推移…………………………………………………‥11 (2)人口動態……………………………………………………12 (3)転居・転入・転出の内訳………………………………………‥13 (4)転出の理由 (5)昼間人口 …………………………………………………‥14 ……………………………………………………15 (6)将来人口推計…………………………………………………16 (7)笠岡市定住促進本部設置要領……………………………………・17 (8)笠岡市定住促進本部構成員 ……………………………………‥18 1.ビジョンの策定にあたって (1)ビジョン策定の目的 近年,笠岡市では,少子化による自然減と転入減・転出増による社会減が共に著しく,人口減少 が急速に進行しています。中山間地域から市街地や市外への人の流れによる過疎化も進行し,地域 コミュニティの維持が困難になるなど,深刻な問題が生まれています。 人口の減少は,市民生活の活力の低下を招くばかりでなく,地域経済や財政にも大きな影響を及 ぼし,地域の存立基盤にかかわる深刻な問題になっています。このため,現に生活している市民は もちろんのこと市外の人々をも惹き付けることができ,魅力ある豊かな暮らしを創出できるような 施策を展開することが急務となっています。特に,生産年齢人口層(15歳∼64歳)の減少が著し いため,若い世代を中心に定住促進を図る必要があります。 このため,ライフサイクルの中の,「就職」,「結婚」,「出産」,「子育て」といった定住の 動機付けに効果が期待できる時期に,定住促進施策を展開することが求められています。さらに, 現在笠岡市に住んでいる人も「ずっと笠岡に住み続けたい」と思えるような魅力あるまちづくりを 進める必要があります。 そうしたことから,笠岡市では定住促進を最重点課題と位置づけ,平成20年5月に本市におけ る定住対策に係る課題を調査検討し,定住促進を総合的かつ計画的に推進するため,笠岡市定住促 進本部を設置し,平成21年度から開始する定住に資する施策・事業を,全庁的な取り組みによる 提案・立案を経て決定しました。そして,平成21年4月に定住促進センターを設置し,定住に係 る事業の実施及び庁内・市内の関係機関との連携,協力など,総合的な定住促進施策の取り組みを 開始しました。 この定住促進ビジョンは,こうした状況の中,全市を挙げて定住促進に向けた施策を強力かつ集 中的に進めていくため,その指針として策定するものです。 (2)ビジョンの実施期間 定住促進センターが時限的な特命組織であることから,実施期間は平成21年度から平成23年 度までの3年間とします。ただし,本ビジョンをより実効性のあるものとするため,定期的に進行 管理を行い,事業実績や社会情勢等を見定めながら,適宜見直しを行っていくこととします。 1 2.定住促進戦略 (1)基本理念 第6次笠岡市総合計画において,「定住促進」を最重点施策と位置づけ,市民と協働しながら市 政のあらゆる分野で定住促進事業を展開することによって,市民一人ひとりが,笠岡に住んでいて 良かったと幸せを実感できるような,「ずっと住み続けたいまち」を目指します。 (2)基本方針 「ずっと住み続けたいまち」となるためには,市全体の施策の充実と市民サービスの強化を図 り,魅力的なまちづくりを進めなければなりません。しかし,短期的な定住促進を進めるうえで は,重点的かつ戦略的に推進する施策分野を設定する必要があります。 まず,人口の現状と課題から考察した結果(後述の「資料編」を参照),住む場所と働く場所の 確保が重要課題となっています。 また,広く定住促進に資することから,少子化対策や子育て支援,教育の充実等の施策に積極的 に取り組み,暮らしやすい生活条件を確保することも重要です。 以上のことから,次の3点を定住促進施策の重点分野とします。 『住む場所の確保』,『働く場所の確保』,『暮らし条件の確保』 一方,せっかくの定住促進施策も多くの人に知ってもらわなければ効果がありません。また,笠 岡市のイメージアップを図ることも欠かせません。通り一遍な広報にならないよう,市の魅力や定 住促進施策の情報をより効果的に打ち出すことが必要なことから,『情報発信の強化』を市施策全 般への横断的重点施策として設定します。 (3)基本施策 定住促進施策・重点分野を基本方針とし,定住促進に向けた攻めの事業や,笠岡市として独自性 のある事業を展開するため,それぞれに基本施策を設定します。複数の基本施策を組み合わせ,施 策目標に向けて重点的に推進することにより,施策効果の向上を図ります。 基本方針 住む場所 の確保 基本施策 明 住宅取得の促進 新たに住宅を取得する費用に対して,経済的支援を行う。 住宅の供給 賃貸住宅や分譲マンション,空き家等を提供し,住む場所の選択 肢を広げる。 土地の供給 宅地開発や市有宅地購入を奨励し,土地の安定供給を図る。 若者の地元定着促進 働く場所 の確保 暮らし条件 の確保 説 新規学卒者やUIJターン者を対象に地元企業への就職を支援す る。 企業・起業家支援 優良企業や店舗を誘致し,雇用の創出・拡大を図る。また,起 業・創業に取り組みやすい環境づくりと体制づくりを進める。 少子化対策 未婚・晩婚化対策や出生率向上のための施策を展開する。 子育て支援 子育て世代への支援を行い,地域の活性化を図る。 教育の充実 子どもの健やかな成長のための条件を整える。 生活の利便性向上 生活の利便性を向上させ,住みやすい条件を整える。 情報発信の強化 施策によって広報にメリハリをつけ最もインパクトの大きい打ち 出し方を迅速に実行する。また,情報発信をより効果的に打ち出 すため,常に連携できる機関や効率的な情報伝達手段を用いる。 2 (4)戦略のイメージ (5)定住促進の推進体制 宅建業協会 ハローワーク 商工会議所 地元企業 高等学校 社会福祉協議会 岡山県 井笠圏域自治体 その他関係機関 定住希望者 3.実施事業 (1)実施事業の内容 各基本施策ごとに,具体的に取り組む実施事業を計画し,市民や関係各課・機関との連携によ り,重点的に取り組みます。 ◆住宅取得の促進 事 業 名 事 担当課 業 内 容 住宅新築助成金交付 事業 定住促 市内への住宅建築を推進し,子育て世代の定住促進を図るため一定の条 進セン 件を満たした人を対象に最大100万円の住宅新築助成金を交付する。 住宅用太陽光発電シ ステム設置費補助事 業 環境課 建物の取得に関する 税制優遇制度の検討 定住促進に係る固定 資産税相当額一部助 成金交付事業 ター 定住促 進セン ター 太陽光発電システム設置費用の一部(7万円/KW)を助成することに より,普及促進の機運を盛り上げ,住宅建築を推進する。 現在,新築された住宅の固定資産税額の2分の1に相当する額が取得後 3∼5年度間減額されている。期間の延長や相当額の助成を検討する。 定住促 H.21.4.1∼H.24.3.31に新たに固定資産税が賦課される新築住宅,中古住 進セン 宅,分譲マンション等を取得した所有者・購入者に対して,固定資産税 ター 額の1/2に相当する額を3年間助成する。 ◆住宅の供給 ◆土地の供給 事 業 名 新設土地造成促進奨 励事業(既存事業) 美の浜市有宅地分譲 促進事業 定住促進ロード事業 定住促進につながる 土地利用計画の見直 し 定住促進情報集約提 供事業(オール不動産 情報集約提供) 事 担当課 業 内 容 市内の土地の開発許可を受けて,公共施設として建設した道路及び道路 産業 付属物及び配水施設を市に寄付した者に対して,奨励金を交付し,市内 振興課 への定住化と企業誘致を促進する。 現在分譲中の区画について,時価相当への価格見直しを行う。仲介手数 財政課 料と登記代書料が民有地と比べ,無料(数十万円)となることを積極的 にアピールし,チラシ等を関係場所に配付する。 建設 企画課 道路新設・改良の際に残地・隣接地を用地買収し,宅地化する。 都 市 定住促進を強力に推進していくため,開発または保全という規律のとれ 計画課 たゾーニングのもと,今後の積極的な土地利用の方向性を検討する。 定住促 市内の宅建業者と協力し,土地,建物,アパート等集合住宅をはじめと した不動産情報を集約してウェブページで管理し,官民協働で情報発信 を行っていく。 進セン ター 5 ◆若者の地元定着促進 事 業 名 事 担当課 業 内 容 定住促進情報集約提 供事業(U・Ⅰターン 就職斡旋) 進セン ター 新規学卒者用企業説 明会開催事業 産 業 市内外に住む大学3年生に対して,定住促進の一環として市内企業の会 振興課 社説明会を行い,新規学卒者の地元就職を促進させる。 子どもの職業体験実 施事業 立地企業等へのアブ ローチ強化事業 定住促 市外・県外へ転出した大学生等に対して,地元企業の就職情報を提供す るとともに,当該学生の親等に対しても同様の情報提供を行い,地元就 職を呼び掛ける。 市内在学の高校2年生で就職を希望する者に対し,職業体験を実施する 産業 振興課 ことにより,職業理解を深め,就業意識の醸成を図る。また,地場産業 への就業と市内定住を促進する。 新規学卒者等の地元雇用を促進することについて,立地企業等へ市長自 産業 らトップセールスを行うとともに,担当・関係課においても企業訪問を 振興課 行い,雇用・営業状況の共有と情報交換を進め連換の強化を図る。 ◆企業・起業家支援 事 業 名 事 担当課 業 内 容 工業団地工場等設置 奨励事業(既存事業) 産 業 土地,建物及び償却資産に対し,5年度間,固定資産税に相当する額に 振興課 交付率を乗じた額を交付し,工場等の取得整備及び雇用の促進を図る。 企業立地促進奨励事 業(既存事業) 市内の土地を取得し,又は賃貸し,操業を開始した企業に対して,奨励 産業 金を交付し,市内への企業の立地を促進し,産業の高度化と雇用機会の 振興課 拡大を図る。 干拓地への農業関連 法人・企業の誘致 産 業 笠岡湾干拓地の有効利用のため,農業関連法人や企業の誘致を推進し, 振興課 植物工場建設や高付加価値産品の産地化を促進する。 起業家等立地促進助 成事業 産 業 市内外の起業を希望している人に対して,起業に係る費用の一部を助成 振興課 し,笠岡市での起業を促進させ,働く場所の創出と確保を図る。 ◆少子化対策 事 業 名 定住促 結婚応援事業 井笠圏域結婚推進事 業 出会いの場サークル 活動事業 不妊治療支援事業の 拡充 事 担当課 進セン ター 業 内 容 未婚・晩婚化対策のため,カップリングパーティーをはじめとした出会 いの場の提供や結婚相談事業,婚括研修会など展開する。 定住促 結婚応援事業のうち,出会いの場の提供や婚括研修会等について,井笠 進セン 圏域振興協議会に結婚推進事業部会を設立し,より広域的に事業展開す ター ることにより,費用対効果やイベント集客力,宣伝効果の向上を図る。 定住促 カップリングパーティー等のイベントは広域的に事業展開することと 進セン し,少人数による長期間にわたるサークル活動や,行事に向けての作業 ター を続ける中で,出会いの場を提供する事業を市単独で行う。 「第1子を対象とし,補助率1/2(20万円/回),対象助成4回(80 子育て 万円)まで」を「第2子以降も対象とし,補助率1/2(15万円/回), 支援課 6回(90万円)まで」とし,不妊治療支援の拡大を図る。 6 ◆子育て支援 事 業 名 事 担当課 業 内 容 乳幼児医療費給付事 業の充実 H21に乳幼児医療の対象年齢を就学前から小学3年修了時までに引き 市民課 上げた。当面対象年齢を維持しながら,県の対象年齢の見直し(就学前→ 小学校卒業までに検討中)に合わせて,当市の対象年齢を見直す。 現代版『寺子屋』事 業 子育て 既存の学童保育を発展させ,放課後の小学生のための『現代版寺子屋』 支援課 的な事業(英語に限定)に取り組む。 島しょ部妊婦等定期 旅客船交通費助成事 業 島しょ部に在住の妊婦が妊婦健診及び1年目の予防接種,乳児健診を受 子育て ける際,妊婦及び乳児の保護者に対し,島しょ部からの船賃を助成し, 支援課 経済的な負担の軽減を図る。 予防接種事業の充実 伝染のおそれがある疾病の発生及びまん延を予防するために,予防接種 を行い,公衆衛生の向上と増進に寄与するとともに,予防接種による健 子育て 康被害の迅速な救済を図る。 支援課 法定疾病だけでなく,b型インフルエンザ菌(Hib)による細菌性髄 膜炎などの予防に努めるため,任意接種費用の一部を助成する。 ◆教育の充実 事 業 名 事 担当課 業 内 容 就学前教育(3年保 育)の箇所数の増 早期幼児教育の拡充を図ることにより,近隣市にはまだ実施が少ない, 学校 市内どこからでも自宅の近隣地域で3年保育を受けることができる状態 教育課 をつくる。 英語だいすき!かさ おかっ子育成事業 外国語指導助手を配置,増員し,児童生徒の外国語に対する関心を高 学校 教育課 め,国際理解力の醸成を図ることを目的l_こ,生きた英語に触れる機会を 確保する ことで,コミュニケーション能力の向上を図る。 キャリア教育の充実 市内高等学校と中学校とが連携をしながら,高等学校のオープンスクー 学 校 ル時のみならず,積極的に授業に参加したり部活動をともにしたりする 教育課 機会を多くもつことによって,生徒一人一人が将来の生き方を描き,自 立していくための能力や態度を育てる。 ◆生活の利便性向上 事 業 名 デマンド型乗合タク シー事業 事 担当課 業 内 容 地域が組織する協議会などが,路線バスに代わる方法として,タクシー 会社などの運行事業者と契約して実施するデマンド型乗合タクシーの実 企 画 証運行で,運行収入だけでは賄えない赤字部分について,笠岡市地域公 政策課 共交通活性化協議会から補助する。 今後,実証運行の結果を踏まえ,本格運行に移行した後は,笠岡市とし て新たな仕組みを構築する。 ・、′し11\、.rこし′Y・・..、.・ン+二二・く小て、-′・-`予ヽ■、・l・し・一\一\:、′\.∵ヾ・・ ■′・三■\.\・.、\1・・1二.㌧㌧㌧∴、㌧㌧ノし㌧㌧ `′っ、'マ 、..、・.・・・\1\1-・・\二ヾ・■・∵★予章.㍉\\.て、■】`㌧'㌧■1■1て 事 業 名 笠岡市ホームページ リニューアル事業 笠岡市PR用映像制 作広報事業 市職員セールスマン 事業 事 担当課 業 内 容 革 現在の利用者にとって使いにくい市のホームページをリニューアルし, T 定住促進を推進するための広報戦略のツールとして,魅力ある笠岡市を 推進課 市内外の住民・事業者に対し強力にPRする。 観光,自然,行事,市内施設,食・特産品,産業等を紹介する映像を制 企画 作し,笠岡市公式ウェブページで公開し,笠岡市の魅力を広く発信す 政策課 る。DVDも製作する。 定住促 市職員が様々な場面で,定住促進施策の広告を裏に印刷した名刺を使っ 進セン たり,総合パンフレットやチラシを機会あるごとに市民や団体等に配 行 I ター 付,宣伝する。市職員が定住促進施策のヤールスマンとなる。 7 (2)実施事業の進行予定 実施事業の担当課と事業進行予定を明確にし,定期的に進行管理を行います。 ◆住宅取得の促進 事 業 名 担当課 住宅新築助成金交付事業 住宅用太陽光発電システム設置費補助事業 H21 H22 H23 定住促進センター 新規実施 実施 実施 境 新規実施 実施 実施 実施 実施 環 課 建物の取得に関する税制優遇制度の検討 定住促進センター 定住促進に係る固定資産税相当額一部助成金交付事業 定住促進センター 備 考 H24まで支出 新規実施 H27まで支出 ◆住宅の供給 事 業 名 担当課 H21 定住促進センター 定住促進情報集約提供事業(空き家・空き農地有効利用対策) 新規実施 H22 実施 H23 備 考 備 考 実施 ◆土地の供給 事 業 名 担当課 H21 新設土地造成促進奨励事業(既存事業) 産業振興課 美の浜市有宅地分譲促進事業 財 定住促進ロード事業 建設企画課 定住促進につながる土地利用計画の見直し 都市計画課 定住促進情報集約提供事業(オール不動産情報集約提供) 政 課 定住促進センター H22 H23 実施 実施 実施 検討 実施 実施 検討 検討 方向決定 検討 新規実施 実施 実施 ◆若者の地元定着促進 事 業 名 担当課 定住促進センター 定住促進情報集約提供事業(U・Ⅰターン就職斡旋) H21 新規実施 H22 H23 実施 実施 新規学卒者用企業説明会開催事業 産尭振興課 実施 実施 子どもの職業体験実施事業 産業振興課 実施 実施 立地企業等へのアプローチ強化事業 産業振興課 実施 実施 新規実施 備.考 ◆企業・起業家支援 事 業 担当課 名 H21 H22 H23 工業団地工場等設置奨励事業(既存事業) 産業振興課 実施 実施 実施 企業立地促進奨励事業(既存事業) 産業振興課 実施 実施 実施 干拓地への農業関連法人・企業の誘敦 産業振興課 実施 実施 起業家等立地促進助成事業 産業振興課 実施 実施 8 備 考 ◆少子化対策 事 業 名 担当課 H21 H22 H23 実施 実施 定住促進センター 実施 実施 出会いの場サークル活動事業 定住促進センター 検討 不妊治療支援事業の拡充 子育て支援課 実施 結婚応援事業 定住促進センター 井笠圏域結婚推進事業 新規実施 備 考 備 考 備 考 備 考 実施 ◆子育て支援 事 業 担当課 名 H22 H23 課 検討 現代版『寺子屋』事業 子育て支援課 試行 試行 島しょ部妊婦等定期旅客船交通費助成事業 子育て支援課 実施 実施 予防接種事業の充実 子育て支援課 実施 実施 市 乳幼児医療費給付事業の充実 民 H21 ◆教育の充実 事 業 名 担当課 H21 H-22 H23 就学前教育(3年保育)の箇所数の増 学校教育課 実施 実施 英語だいすき!かさおかっ子育成事業 学校教育課 実施 実施 キャリア教育の充実 学校教育課 実施 実施 ◆生活の利便性向上 基 、÷′\'㌔・・しし.∼_■\r・、■1■し-・・■、■\く■、 ㌧・.章∵阜∴ヾ・..・・・,二ヽ′1、.〉・・・・二′㌦了ヽ二小二、 小■㌧ ? v・\■・.+て二〉二\二L、っ一\二\く・し-、∴■∴`・・・ 事 業 担当課 名 笠岡市PR用映像制作広報事業 市職員セールスマン事業 9 H22 H23 実施 実施 企画政策課 実施 運用 定住促進センター 実施 実施 行革IT推進課 笠岡市ホームページリニューアル事業 H21 4.目標と実績 (1)実施事業の目標・実績 新規に着手した事業について,可能な限り事業目標値を設定し,事業効果の向上を図ります。 ◆平成21年度着手事業 事業名 目標項目 住宅新築助成金交付 事業 住宅用太陽光発電シ ステム設置費補助事 業 単位 助成金交付件 数 件 交付対象者の うち転入した 人数 人 補助金交付件 数 件 H21 H22 H23 指標の算式 H24 30 50 50 20 27 45 45 18 目標 実績 目標 個人用新築住宅で工 事請負契約日に満40 歳以下 件数×3.6人×25% 実績 54 56 56 10 20 30 目標 1件あたり平均補助額 300千円で試算 実績 情報提供可能 定住促進情報集約痙 空き家軒数 供事業(空き家・空き 空き家・空き 農地有効利用対策) 農地の売買・ 賃貸成立数 定住促進情報集約提 資料送付用登 供事業(U・Ⅰターン 録者数 就職斡旋) 結婚応援事業 (結婚相談) 目標 宝繕 軒 目標 実績 件 口 目標 3 2 実績 人 目標 20 50 50 40 70 100 メール送信(学生用) 及び郵送(地元保護者 用)の合計 実績 結婚相談所登 録者数 人 結婚成立数 組 目標 男女合計 実績 目標 3 3 30 30 2 実績 結婚応援事業 (カップリングパー ティー) カップリング 目標 % 成功率 30 (カップリング成功男 性人数)÷(参加男性 人数) 実績 (2)人口の目標・実績 本ビジョンに基づく着実な事業推進により,社会動態人口減少を緩和し,平成29年度には±0 を目指します。その効果により総人口数においても第6次笠岡市総合計画期間の人口減少スピード を将来予測(「資料編」-「(6)将来人口推計」)よりも緩やかにします。 項 笠岡市人口推 計 笠岡市社会動 態人口年間増 減数 目 単位 人 人 目標 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 当初推計 55,237 54,555 53,872 53,189 52,507 51,771 51,036 50,301 49,566 48,831 定住 促進後 55,237 54,555 54,072 53,613 53,227 52,858 52,552 52,307 52,123 52,000 実績 55,119 目標 / △ 200 △150 △100 △ 実績 △ 宝緒 △ 400 △ 350 △ 421 10 300 △ 250 50 0 資料編 (1)人口の推移 昭和28年以降の笠岡市の住民登録人口の推移を見ると,昭和30年代に合併による増加が見ら れたのち,昭和40年代後半の団塊ジュニアのベビーブーム及び平成5年から平成8年にかけて大 井ハイランド造成によって人口が増加した時期を除き,減少し続けています。近年では,減少幅が 大きくなっています。 一方,世帯数は一貫して増加しており,一世帯当たりの平均世帯員数は昭和28年の4.6人か ら2.5人にと減少し,核家族化が進行していることがうかがえます。 ノ撃2′-∫′..箋整雛ノ モ.磯物..賢磯_...崇〝ノ王欝 S28 49,582 S40 70,255 S52 64,481 目元 60,804 H13 59,757 S29 48,459 S41 66,731 S53 64,138 H2 60,481 H14 59,235 S30 70,691 S42 64.412 S54 63,747 H:∋ 60,210 H15 58,833 S31 71,173 S43 64,784 S55 63,303 H4 60,221 H16 58,349 S32 71,298 S44 64,003 S56 62,957 H5 60,476 H17 57,766 S33 70,883 S45 63,691 S57 62,566 H6 60,753 H18 57,306 S34 70,634 S46 63,498 S58 62,392 H7 60,994 H19 56,608 S35 73,232 S47 6-4t124 S59 62,193 H8 61,361 H20 55,920 S36 72,625 S48 64,514 S60 61,701 H9 61,315 H21 55,119 S37 71,967 S49 64,711 S61 61二348 HlO 61,037 S38 71,400 S50 64,807 S62 61,122 Hll 60,624 S39 71,098 S51 64,820 S63 61,241 H12 60,283 11 (2)人口動態 笠岡市の人口動態については,平成8年からの死亡は一貫して年に600人台で推移しているこ とから,出生数の減少がそのまま自然動態の減少につながっていると言えます。一方,転入者と転 出者の差である社会動態は,年100人から300人台で減少しており,転出者の増減よりも転入 者の減少が社会動態減に結びついていることがグラフから読み取ることができます。 平成21年の社会動態は,過去最大の減少数となっています。大井ハイランド造成による効果が 見られた時期を除いては,社会動態に明確な規則性を見ることはできません。 自然動態と社会動態推移(各年3月31日現在) 自然動態 年 出生 死亡 社会動態 自然動態増減 転入 転出 人口増減 3月末 現在人口 367 61,361 社会動態増減 496 H8 522 651 △129 2,227 1,731 H9 510 645 △135 2,033 1,944 HlO 505 624 △119 1,664 1,823 △159 △278 61,037 Hll 479 609 △130 1,540 1,823 △283 △413 60,624 H12 465 658 △193 1,793 1,941 △148 △341 60,283 H13 428 604 △176 1,562 1,912 △350 △526 59,757 H14 411 636 △225 1,560 1,857 △297 △522 59,235 H15 419 674 △255 1,588 1,735 △147 △402 58,833 Hl(; 378 651 △273 1,579 1,790 △211 △484 58,349 H17 393 652 △259 1,438 1,762 △324 △583 57,766 H18 371 686 △315 1,508 1,653 △145 △460 57,306 H19 357 658 △301 1,388 1,785 △397 △698 56,608 H20 367 698 △331 1,345 1,702 △357 △688 55,920 H21 307 687 △380 1,253 1,674 △421 △801 55,119 12 89 △46 61,315 (3)転居・転入・転出の内訳 平成20年度の社会動態(転居・転入・転出)について,集計しました。(申請日から後に決定 する確定異動日で集計しているため,前出の社会動態人口と一敦しません。) 年齢区分別では,15∼39歳(生産年齢:前期)の異動による減少が大半を占め,進学や就 職,転勤,結婚の時期が起因していると思われます。市内地区別異動では,新たな宅地が分譲され た地区で異動合計がプラスとなっています。市外住所地別異動では,近隣への流出が多いのは,福 山市が最大で,次に倉敷市となっています。井笠圏域4市町へは矢掛町以外,転出超過となってい ます。 ①年齢区分別異動人数 年齢 区分 市内転居 市外から転入 うち男性 うち女性 異動人数 異動人数 0′・■6 年少:未就学児 7′-14 年少:小中学校 154 80 74 145 86 59 △136 89 51 38 63 29 34 △55 △30 8 △243 △132 △111 △31 14 12 △31 △13 △18 △5 9 31 △66 △21 △45 △26 374 40∼64 生産年齢:後期 236 120 116 212 133 65∼74 老年:前期 56 22 34 26 75′} 老年:後期 87 23 64 40 怒塾 △写5 79 735 狛 9 △ 362 250 箪芳 △65 △532 244 ‡ △71 △565 494 音- l差 △1,097 生産年齢:前期 裏′■-■■ノ■ノ′ノノ御裏地■縦 モ■地建逃絡` l転 引増減 入転出 うち男性 うち女性 うち男性 うち女性 異動人数 15′・′39 361 頻ヰ ③市外住所地別異動人数 ②市内地区別異動人数 転居に 転居に 転入に 転出に ′よる増よる減 よる増 よる減 市内地区 市外へ転出 区分名称 異動 合計 転出先 転入前 増 減 市外住所地 異動 合計 岡 267 △285 223 △365 △160 井 原 市 92 △70 22 番 町 91 △122 89 △148 △90 浅 口 市 90 △55 35 浦 100 △106 88 △156 △74 里 庄 町 95 △70 25 今 井 29 △22 46 △59 △6 矢 掛 町 9 △24 城 見 58 △28 74 △・100 陶 山 9 △14 20 △21 △6 大 井 70 △85 △180 △34 その他の県内 吉 田 31 △40 73 △88 △24 福 山 市 新 山 18 △19 33 △34 △2 北 川 22 △18 51 △58 △3 大 島 108 △98 63 △120 △47 横 江 89 △81 82 △55 35 新横島・美の浜 105 △92 113 △121 5 神島1神島外浦 58 △42 65 △64 17 干拓地 19 6 △1 24 笠 金 161 0 県内 倉 敷市 島しょ部 璽 ・奴ノ 友吉こ・ △64 42 覇′発 ′≡÷岩置′ 駈 :ヾ.だ■ 34 済 看え■茂焙ソ.′ △58 `( 208 △131 77 142 △101 41 63 △59 4 387 △275 広島県(福山市除く) 88 △82 香 川 県 14 △16 兵 庫 県 33 △31 2 大 阪府 76 △55 21 東 京 都 56 △30 26 250 △206 44 25 △16 9 4 山 市 岡 県外 その他の県外 外 奴′■き■壱 国 儲ツ■′■′′刀`■`■′ノ′--鍼拗旭戚幽寂必肋′・■′ノ′■■如け■′■; ■ .髄砧掘鮎瀦・i′う △46 -義`■′ノ≧′′.璽二 皇■を`樅■癖麹魅 覇冠′敬慕若璽′≒三菱≧ 13 △15 112 6 △2 (4)転出の理由 平成16年4月1日から平成19年3月31日の間に笠岡市から転出した方を対象に実施した転 出者アンケート調査結果によると,転出の理由は「仕事(就職・転職・転勤)のため」と「結婚又 は離婚のため」が突出しています。 笠岡市の生活環境やレジャー活動等の利便性を理由とする転出はわずかとなっていました。 この結果から推測すると,医療・福祉・下水道などの生活環境への不満や不便さというよりも, 生活するための『住む場所』,『働く場所』に支障があると考えることができます。 平成20年に実施した市民意識調査においても定住意向の問いに「住み続けたい」と答えた人は 5割程度で,それに対し「移住したい」,「よい場所があれば移住したい」と答えた人は合わせて 2割程度ということも,『住む場所』,『働く場所』の不足を裏付ける根拠の一つと考えられま す。 0 20 40 60 80 100 120 140 160 子どもの学校関係■教育環境のため 家族の仕事(就職・転職・転勤)のため 親の介護のため 親と同居するため 人間関係がわずらわしかったため 結婚又は離婚のため あなた自身の仕事(就職・転職・転勤)のため あなた自身の進学のため 家の新築一借家の借り換えのため 買い物や文化・レジャーなどを楽しむのに不便だったため 医療■福祉・下水道など基礎的な生活環境に不満があった ため その他 無回答 資料:平成19年転出者アンケート調査 資料:平成20年市民意識調査 14 180 (5)昼間人口 国勢調査ベースで比較するとH2∼H17の昼間人口は96.0∼94.8%と大きな変化は見ら れません。しかし,総数に占める割合を見ていくと 「従業も通学もしていない」者 +6.3% 「自宅で従業」者 △4.6% 「自宅外市内で従業・通学」者 △5.3% 「他市町村で従業・通学」者 +3.5% であり,市外で従業・通学者が増えているにもかかわらず昼間人口に大きな変動がないのは, 「従業も通学もしていない」高齢者が増えていることが影響していると考えられます。 笠岡市から他市町村へ従業・通学している先は,福山市が最も多く,次いで倉敷市,里庄町,井 原市,岡山市となっており,岡山から福山の間が通学・通勤圏となっています。 従業地・通学地による人口 常住地による人口 PopulationbasedonpFaceofworkor PopuIationbasedonplaceofusuaJresidence 年 総 数 従業も通学 もしていな い 自宅で 従業 自宅外の自 県内他市区 市区町村で 町村で` 従業・通学 業1通 他県で従 業・通学 昼間人口 流出人口と 昼間人口 流入人口の / うち県内 差 夜間人口. 市区町村吊 うち他県に 常 イ 住 H2 59,619 21,314 6,716 20,407 5,908 5,259 57,261 吼124 2,685 -2,358 96.0% H7 60,478 22,459 4t957 20,321 6,828 5,901 56,846 6,119 2,978 -3,632 94.0% H12 59,300 24,023 4,383 18,425 6,92(; 5,509 56,363 6,271 3,227 -2,937 95.0% H17 57,272 24,060 3,839 16,540 7,217 5,518 54,305 6,260 3,508 -2,967 94.8% 15 (6)将来人口推計 過去10年間の動向をもとにして,定住促進に向けた施策を行わないと仮定して,将来の人口を 推計すると,平成29年の人口は約49,000人になる見込みで,全人口に占める高齢者の割合 も増加が予想されます。 <総人口及び年齢3区分別の将来の人口予測> 年度 区分 年少人口 H19 H20 生産年齢人口 33,051 老年人口 16,059 H21 H22 H23 H24 H25 H28 H27 H26 H 29 吼377 6,161 5,944 5,728 5,561 5,394 5,227 5,060 4,893 32,476 31,902 31,327 30,753 30,178 29,497 28,815 28,134 27,453 26, 772 16,167 16,276 16,384 16,492 16,601 16,713 16,827 16,940 17,053 6,810 6,594 ナゥ:■あ■′Z′■■ノ竹′ン′ ′T′γノ三′ ノ墟)岩7′;′盈■′・迩ケー′ 口7 ,166 簗一シナく晃ン■式、′′益 ン′六ン′′丈・忽拡ぬ 羞■蛋.′′ ;・..憂 (注)平成14年度末∼平成19年度末の人口データで推計しています。数値は各年度未現在。 70,000 笠岡市将来の人口予測 (人) □老年人口 (65歳以上) □生産年齢人口 (15′}84歳) 60,000 55・920 H19 55,237 H20 54・555 H21 53,872 H22 53・189 H23 52,507 H24 51,771 H25 四年少人口 (0∼14歳) 51・036 H26 50,301 49・566 H27 H28 48 H29 ≪参考≫ 人口予測はコーホート要因法を用いています。コーホート要因法とは,年齢別人口の加齢にともなって生ずる年々の変化をその 要因(死亡出生,及び人口移動)ごとに計算して将来の人口を求める方法です。 16 (7)笠岡市定住促進本部設置要領 (設置) 第1条笠岡市における定住対策に係る課題を調査検討し,定住促進を総合的かつ計画的に推進す るため,笠岡市定住促進本部(以下「促進本部」という。)を設置する。 (所掌事務) 第2条促進本部は,次の各号に掲げる事項を所掌する。 (1)笠岡市定住促進ビジョンの策定及び変更に関すること。 (2)定住促進の総合的かつ計画的推進に関すること。 (3)前2号に掲げるもののほか,定住促進のために必要な事項に関すること。 (組織) 第3条促進本部は,本部長,副本部長及び本部員をもって組織する。 2 本部長は,市長を,副本部長は,副市長をもって充てる。 3 本部員は,職員の中から市長が任命する。 (職務) 第4条本部長は促進本部の事務を総理し,促進本部を代表する。 2 副本部長は本部長を補佐し,本部長に事故があるときは,その職務を代理する。 3 本部員は本部長の命を受け,所掌事務を処理する。 (会議) 第5条促進本部の会議は,本部長が招集し,会議の議長となる。 本部長は,必要に応じて関係職員等を会議に出席させ,説明又は助言を求めることができる。 2 (事務局) 第6条促進本部の事務を処理するため,事務局を政策部に置く。 (その他) 第7条この要領に定めるもののほか,促進本部の運営に関して必要な事項は本部長が別に定め る。 附則 この要領は,平成20年4月22日より施行する。 17 (8)笠岡市定住促進本部構成員(職名) H.21.10.1現在 番号 職 名 備 口 市 長 本部長 2 副 市 長 副本部長 3 教 育 長 4 総 務 部 長 5 市 民 部 長 6 建 設 産 業 部 長 7 上 下 水 道 部 長 8 会 9 市民病院管理局長 計 理 管 者 10 協働のまちづくり課長 四 総 務 課 長 12 職 員 課 長 13 財 政 課 長 14 税 務 課 長 15 社会福祉事務所長 16 市 17 子 育 18 建 設 企 画 課 長 19 都 市 計 画 課 長 20 産 業 振 興 課 長 21 経 22 教 育 本部員 民 課 長 て 支 援 課 長 理 総 考 長 課 務 課 長 ◎事務局 18