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平成20年度一般事業計画(案)

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平成20年度一般事業計画(案)
平成20年度一般事業計画(案)及び
一般会計収支予算(案)について
一般事業計画(案)
Ⅰ 平成20年度の基本方針
県観光連盟では、これからの大きなマーケットである「団塊の世代」を主要タ
ーゲットとして、観光客増に不可欠なリピーターの確保を図るとともに、観光客
のニーズの多様化や旅行形態の変化、商品サイクルの短期化などその動向
をしっかり見極めながら、長崎ならではの旅行商品の造成や積極的なセール
スの展開、タイムリーできめ細かな情報発信といった基本的な方針のもとに、
平成20年度の事業を以下のとおり積極的に進めていくものとする。
(1) 「長崎ならでは」の魅力ある商品として、ガイドとふれ合う「ながさき旅の案
内人」や「長崎さるく」、他県には例のない歴史・文化交流・豊かな自然をもつ
「長崎のテーマ型観光」の推進を図る。
また、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の活用を図るため、長崎大司
教区との連携による「ながさき巡礼」の創設に引き続き取り組む。
(2) 福岡都市圏を中心とした九州域内、中国・四国、大都市圏を含む東日本
のエージェントやキャリアに対して積極的なセールス活動を展開するととも
に、旅行会社担当者等の研修誘致を図る。
(3) 全国的な展開を睨みつつ、福岡都市圏を中心とした九州を重点エリアと
して、「団塊の世代」、「大人の女性」をメインターゲットに、リピーター客の増
加を図るため、ブランドイメージ「PREMIUM NAGASAKI 極上の長崎
へ」に基づく戦略的な情報発信を展開する。
(4) 減少傾向にある修学旅行の再生を目指し、県内各市町・協会との連携を
密にし、ターゲットを絞った効果のあるセールスや修旅担当者の研修旅行誘
致、オフ期対策などに積極的に取り組む。また、新しい体験素材や平和学習
のプログラムの拡充と整備、受入条件の整備やセールス活動の効率化を図
るため、県内市町や宿泊施設間の「修学旅行誘致ネットワーク」の構築を目
指す。
(5) 経済波及効果が大きいコンベンションについては、首都圏を中心とした事
務局に対し積極的にセールス活動を展開、各市コンベンション協会と連携し
て地元事務局への誘致活動を強化するとともに、スポーツコンベンションの
誘致にも力を入れる。また、国内5地区のコンベンション協会等との情報交換
及び共同セールスを継続して実施する。
(6) 海外誘致については、中国、韓国、台湾、香港などの東アジアを中心と
して誘客を図るが、韓国、台湾からの誘客に重点をおくとともに、各国・地域
それぞれの観光嗜好に応じて、テーマ観光の企画や招聘、セールス活動、
認知度アップのためのPR事業等を実施する。また、国が推進するVJC事業
の活用等、九州観光推進機構及び他県、他地域との効率的な連携を図る。
Ⅱ 国内誘致対策
1.旅する長崎学連携事業
「ながさき歴史発見・発信プロジェクト」の中の『旅する長崎学』の成果を
活かし、旅行商品の企画・開発を行うとともに、長崎ならではのテーマ型観
光「ながさき旅の案内人」、「体験観光」、「産業観光」を推進する。
(1)「旅する長崎学」を活用した旅行商品造成支援
①近代化遺産パンフレット等の作成
②商品説明会の開催、モニターツアーの実施
(2)テーマ型観光、体験観光、産業観光の推進
①販売ルートの確立、販売促進ツールの作成
②産業観光、体験型観光PR用パンフレット等の作成
2.「PREMIUM NAGASAKI」の旅創出事業
福岡都市圏を中心としたテレビミニ番組の放映等による旅のブランドイメ
ージの発信により、リピーター客の増 加 をめざすとともに、「長崎さるく」、
「食」、「産業観光」、「教会群」など、本県ならではの魅力を積極的に組み
込んだ旅行商品の造成、販売を推し進めることにより、「PREMIUM NAGA
SAKI 極上の長崎」の旅の創出をめざす。
(1)戦略的情報発信事業
①福岡都市圏を中心とした九州向け情報発信
・年間を通じたテレビミニ枠番組(週1回)の制作、放映
・夏季、秋季メディアキャンペーンの展開
前記テレビミニ番組にテレビスポット、新聞、ホームページ、交通広告等
を効果的に絡めたメディアキャンペーンの展開
・観光PR用ポスター、パンフレットの作成
②全国に向けた情報発信
・テレビ番組、新聞、旅行雑誌等とのタイアップによるPR展開
・観光ホームページ(長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」)の機能強
化による情報発信
テレビミニ番組のコンテンツアップ等
(2)エージェント・キャリアタイアップ事業
①エージェント・キャリアとのタイアップ
「長崎さるく」、「食」、「ながさき旅の案内人」、「産業観光」など、長崎県
が推進してきたテーマ型観光商品を中心とした県内各地ならではの素材
を、旅行会社・航空会社に対して、タイムリーに提案し、商品造成や販売
促進を図る。
(ア)誘致訪問活動
旅行商品造成箇所や一般団体旅行セールス支店、航空会社等を訪
問し、商品造成や販売促進に向けたセールス活動を行う。
(イ)旅行商品造成・販売促進及びキャンペーン等タイアップ
大手エージェント・キャリアやメディア系エージェント及びバス企画
会社(バス会社等)等に対し、長崎ならではのテーマ型観光の素材を
売り込む。
(ウ)九州観光推進機構説明会への参画
東京、名古屋、大阪、福岡での開催への参画
(エ)長崎県観光商品素材集の作成
年2回作成(平成20年下期及び平成21年上期)
②旅行会社社員研修誘致
旅行会社の商品企画・販売・仕入担当者を現地に招聘し、商品素材を
実際に見てもらうとともに、発地の動向や顧客ニーズ等に関する意見交換
を行う。
(ア)大手エージェントの自主研修旅行や会議の誘致
・商品造成会議、営業・店頭販売担当者の研修
(イ)連盟主催テーマ型研修旅行の実施
・企画造成担当者向けの研修
・「テーマのある旅、ながさき旅の案内人」など新観光素材の集合研修
・「ながさき巡礼、世界遺産関連」などの推進
(ウ)バス企画担当者向け「観光情報説明会と研修」の実施
・「ながさき旅の案内人」の企画商品造成促進と新観光素材の紹介
・県内の視察研修実施による「新観光地掘起しと食・体験の紹介」
・地元観光関係者との意見交換
3.修学旅行誘致対策事業
(1)重点地区の訪問
①学校訪問
重点地区
高 校
首都圏、中部、
②旅行代理店訪問
重点地区
関東、東北、中部、関西
(2)現地研修の誘致及び受入
中学校
関西、東京、横浜
①エージェント教育旅行担当者の視察研修受入及び誘致
②修旅担当教員の視察招聘、研修旅行の積極的な誘致
(3)地域連携を目的としたネットワークの確立
学校側のニーズを踏まえ、「平和学習」や「体験学習プログラム」などの
長崎県ならではの学習機会を核として、各協会のプログラム強化・充実を
図るため、県内ネットワークの確立構築を図る。
①広域的に連携したエリア別の素材の開発・ブラッシュアップ
②県内各地体験協会等の視察
(4)修学旅行オフ期(冬期)の対策
新規来県校の開拓や他地域からの方面変更による誘致をめざし、オフ期
(12~2月)への誘致に取り組む。
(5)その他
・修学旅行学校データベースの整備と活用
・九州観光推進機構や熊本県との連携
5.コンベンション誘致推進事業
(1)県外誘致活動
①重点箇所 首都圏・福岡の組織団体本部、PCO、旅行代理店
②文化・スポーツ誘致セミナーの実施
東京
日本工学会セミナー・6地区合同セミナー
③長崎コンベンション会場視察見学の実施
首都圏の大会主催者を対象
④コンベンション、大会主催者に対する下見誘致
⑤各市・観光CVとの連携 首都圏合同セールス及びセミナーへの同行
⑥県文化・スポーツ振興部との連携 スポーツコンベンション誘致活動
⑦コンサルタント契約による情報提供及び共同セールス
⑧九州新幹線開業に備え、熊本県内事務局へのセールスの強化
(2)県内誘致活動
①県内の学会、組織団体支部事務局への定期訪問による誘致活動及び
情報収集
②長崎コンベンション誘致セミナー(文化・スポーツ)の実施
対象:大学、組織団体、旅行代理店、ホテル関係者
③県内各市観光協会・観光課との連携強化
④文化・スポーツ大会開催助成金制度の徹底による誘致活動促進
⑤コンベンション開催データの整備、学会・団体毎の開催状況の把握
Ⅲ 海外誘致対策
1.国際観光推進事業
中国、韓国、台湾などの東アジア地域を主なターゲットとして、国が進める
ビジット・ジャパン・キャンペーンや九州観光推進機構、九州各県などと積極
的に連携しながら、航空会社・旅行会社などとのタイアップによるPR事業や
各国の情勢に対応したテーマ観光への取組を実施し、外国人観光客の誘
致を図る。
(1)旅行商品企画造成エージェント、キャリア招聘事業
長崎県の観光ルートを組み込んだパッケージツアーの誘致促進、ビジ
ット・ジャパン・キャンペーン等による九州各県等との連携による魅力的な
広域ルートの造成、さらには造成した商品の体験下見、新規商品造成の
ための素材調査等のため関係者を招聘する。
(2)エージェント等現地セールス事業
現地エージェント・キャリアへの旅行商品の企画提案や新規商品化の
協議、更には韓国、台湾、香港等からのチャーター便を誘致するため、
担当者を各国へ派遣し、積極的なセールスを展開する。
(3)海外メディア総合戦略事業
大都市圏に比べ絶対的に不足している知名度について、各種媒体な
どを積極的に活用し、その向上とイメージアップを図る。
① 国際観光展・観光説明会等
・九州観光推進機構などと連携して、東アジア(中国、韓国、台湾、香
港)等で開催される観光展に出展する。
・各国のニーズに合わせたテーマ別説明会や商談会を実施する。
② テレビ番組制作支援
東アジア等のテレビ番組の企画者招聘、制作支援等を行い、番組
放映を通じ、長崎県の観光地としての認知度向上を図る。
③ 海外メディア招聘
東アジア等の旅行雑誌、新聞社等の記者招聘によるPR記事掲載
を展開し、長崎県の観光地としての認知度向上を図る。
④ 観光情報発信
・国際観光振興機構(JNTO)サイトへの情報掲載、県観光連盟のホ
ームページへのリンクポイント設置
・長崎県旅行商品PR用チラシ作成、商品広告タイアップ
・長崎チャーター便タイアップ
・観光連盟英語版ホームページの充実
(4)インセンティブツアー担当者招聘事業
集中的な集客が期待できる企業報奨旅行の本県への誘致を図るため
に、主催する団体または旅行会社等の担当者を招聘する。
(5)イメージアップ特別宣伝事業
長崎県の知名度向上と観光イメージアップ、イメージ定着を図るため、
旅行情報誌等を活用して年間を通じた継続的な宣伝を展開する。本年
度は香港において、集中的なPRを行う。
(6)修学旅行受入体制の整備
修学旅行の柱となる学校交流について、交流実施校の負担を軽減す
るため、交流事業経費の一部を助成する。
・1校あたり50,000円を上限
(7)誘致インフラ・ツール整備
旅行商品企画提案や観光展などで活用するためのツールを作成。
Ⅳ その他
1.「ながさき巡礼」創設事業
長崎大司教区との連携により、県内各地の教会群とキリシタン文化のネ
ットワークを形成し、新たな長崎の文化の創造を目指し、「ながさき巡礼」と
いう、新しい旅のスタイルとしての情報発信を行う。
①「ながさき巡礼」検討委員会及び巡礼会議の開催
②公認巡礼ガイドの養成等
③大都市圏における説明会やPRイベントの実施
④マスメディアを活用した情報発信
⑤サービスエリア・駅等でのPRイベントの実施
⑥「ながさき巡礼」ホームページの開設、巡礼マップ等の作成
⑦旅行会社向け講習会、モニターツアーの実施
2.観光情報センター運営事業
本県を訪れる観光客に対し、きめ細かな情報や資料を提供するととも
に、案内業務を行う。
3.国際観光交流事業
①釜山広域市観光協会との姉妹協会事業(20周年)
②長崎国際観光船受入委員会への負担
4.組織活動事業
・新規会員の拡大促進
5.行事育成、共催事業
・長崎伝統芸能振興会等への助成
・雲仙国際ゴルフ大会等
Ⅴ 九州各県との共同宣伝事業
1.日本観光協会九州支部の広報宣伝活動
・九州春の大観光展への参加
開催時期 平成20年2月
開催場所 広島地区
2.九州ブロック広域観光振興事業
Ⅵ 日本観光協会への拠出
(社)日本観光協会が実施する全国広域振興事業に対する拠出
Ⅶ 会議(予定含む)
1.会議の開催
・理事会、総会
・正副会長会議
平成20年6月3日(火)(島原市)
随時
2.会議への参加
①日本観光協会
・観光情報システムに関する連絡会議
平成20年5月16日(金)(福岡市)
・通常総会 平成20年6月12日(木)(東京都)
・都道府県指定都市観光協会会長等会議 時期未定
②日本観光協会九州支部
・評議員会、通常総会
平成20年5月28日(宮崎市)
・幹事会、評議員会
平成21年3月予定(福岡市)
③九州地方観光連盟等連絡協議会
・常務理事・事務局長会議 平成20年8月予定(熊本県)
・会長会議
平成20年11月予定(大分県)
・担当者会議
平成20年11月予定(沖縄県)
平成20年度特別宣伝事業計画(案)及び
特別宣伝事業特別会計収支予算(案)について
特別宣伝事業計画(案)
本県への観光客誘致をさらに推進するため、福岡都市圏を中心とした西
日本地域及び東京を中心とした首都圏を主たるターゲットとして、適切な時
期を見定めたうえで長崎県への誘致に向け、効率的、効果的に宣伝及び
誘客活動を行っていくこととする。
1 キャンペーン推進事業
①ポスター、パンフレットなどの作成
②キャンペーン用宣伝資材の作成
2 エージェント・キャリア対策事業
大手エージェントやキャリア等とのタイアップにより、大型キャンペーンを
展開する。
①近畿日本ツーリスト 送客キャンペーン 平成20年度下期
対象エリア 全県
②日本旅行 送客キャンペーン 平成20年度下期
対象エリア 全県
③キャリア等とのタイアップキャンペーン
平成20年度下期
④その他
3 観光情報提供事業
リピーター客の確保のため、福岡都市圏を中心として、メディアキャンペ
ーンと併せ、交通広告による「ブランドイメージ」の展開、情報発信を行う。
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