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リリース ノート - Pitney Bowes Support

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リリース ノート - Pitney Bowes Support
Spectrum™ Technology Platform
バージョン 9.0 SP3
リリース ノート
本書には、 Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3 に関する情報が記載されています。
お客様は、ライセンスを取得済みのモジュールにのみアクセスすることができます。 そ
れ以外のモジュールの試用を希望する場合は、Pitney Bowes Software の営業担当者に問
い合わせて、試用ライセンス キーを取得してください。
完全なドキュメントは、support.pb.com/spectrum で入手できます。
米国:
www.pb.com/software
テクニカルサポート
support.pb.com
カナダ:
www.pb.com/software
テクニカルサポート
support.pb.com
ヨーロッパ/英国:
www.pitneybowes.co.uk/software
テクニカルサポート
pitneybowes.co.uk/software/support
アジア太平洋/オーストラリア:
www.pitneybowes.com.au/software
テクニカルサポート
pbinsight.com.au/support
© 2015 Pitney Bowes Software Inc.
内容
• 新 機 能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .2
• 修正済みの問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .14
• 既知の問題 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .17
• システム要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .27
• インストール時の注意事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .36
新機能
新機能
このリリースには、以下の新機能と変更機能が含まれます。
Advanced Matching モジュール
マッチ ルールの [クロスマッチ対象] オプション
Intraflow Match、Interflow Match、Transactional Match の各ステージにおいて、 [クロスマッチ対象]
オプションを使用した複数のフィールドに対するマッチングが可能になりました。 これまでは、マッ
チング対象として 1 つのフィールドしか選択できませんでした。
[空白を比較] オプション
Intraflow Match、Interflow Match、Transactional Match の各ステージにおいて、親と子の両方に対し
て [空白を比較] オプションが使用できるようになりました。 これまでこのオプションは、子に対して
しか使用できませんでした。
[詳細なマッチ情報を返す] オプション
新しい [詳細なマッチ情報を返す] オプションは、MatchInfo 出力フィールドの使用を制御します。
MatchInfo 出力フィールドは、詳細なスコアリング情報を含み、フィールドとアルゴリズムのマッチ
レベルを JSON 文字列としてエクスポーズします。 このオプションは、[データフロー オプションの
定義] 画面の [Transactional Match] ツリーにあります。
Data Hub モジュール
新しいステージ: Merge Entities
Merge Entities ステージは、複数のエンティティを 1 つに結合するために使用します。
新しいステージ: Split Entity
Split Entity ステージは、1 つのエンティティを複数の新しいエンティティに分割するために使用しま
す。
新しいステージ: Delete from Hub
Delete from Hub ステージでは、モデルからエンティティと関連性を削除できます。
メタデータのコピー
新しいモデルにエンティティを追加する際に、既存モデルのメタデータを使用できるようになりまし
た。
2
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
Enterprise Data Integration
Write to NoSQL DB における Couchbase のサポート
Write to NoSQL DB ステージで、Couchbase データベースがサポートされるようになりました。 これ
までのリリースでは、NoSQL データベースとして MongoDB のみがサポートされていました。
Couchbase は、オープン ソースの分散型 NoSQL ドキュメント指向データベースで、インタラクティ
ブなアプリケーション向けに最適化されています。 Spectrum™ Technology Platform は、他のエンター
プライズ データとのデータ統合が可能な Couchbase のような NoSQL データベースとやり取りできま
す。
Amazon S3 のサポート
このリリースでは、Amazon S3 クラウド サービスに接続できるようになりました。 Amazon S3 (Simple
Storage Service) は、Amazon Web Services が提供するオンライン ファイル ストレージ Web サービ
スです。 Amazon S3 は、REST、SOAP、および BitTorrent のような Web サービス インターフェイ
スを介してストレージを提供します。
Amazon S3 の統合により、Amazon S3 データに対する変換や品質チェックが可能になります。
Spectrum™ Technology Platformを使用して Amazon S3 クラウドにデータを保存することもできま
す。
Hadoop Pig アクティビティ
このリリースでは、Run Hadoop Pig アクティビティが追加されています。 Run Hadoop Pig アクティ
ビティは、Hadoop を使用して大きなデータ セットを変換する必要のある ETL プロセスにおいて使用
できます。 Hadoop プラットフォームに存在する大規模データに対する集計を実行するために必要な、
サポート済みの変換を定義できるようになりました。
Record Joiner の新しいデータ タイプ
Record Joiner ステージでは、結合フィールドに対して float、double、long、および bigdecimal の各
データ タイプをサポートするようになりました。 これまでのリリースでは、string、integer、date、
および datetime の各タイプのみがサポートされていました。 上記のどのデータ タイプのフィールド
でも、Record Joiner における結合フィールドとして使用できます。
Group Statistics における BigDecimal のサポート
Group Statistics ステージにおいて、入力および出力フィールドに対して BigDecimal データ タイプが
サポートされるようになりました。
MD5 アルゴリズムに対する複数フィールドのサポート
このリリースでは、MD5 アルゴリズムを適用する場合に複数のフィールドが選択できるようになりま
した。 これまでのリリースでは、1 つのフィールド名にしか MD5 アルゴリズムを適用できませんで
した。
リリース ノート
3
新機能
Enterprise Designer
欠落フィールドの視覚的表示
下流のステージで必要なフィールドを削除した場合に、Enterprise Designer のチャネルにおいてそれ
が表示されるようになりました。 必須フィールドが欠落している場合、チャネル中央のドットが黄色
になります。
Enterprise Geocoding モジュール
Enterprise Geocoding コマンド ライン管理機能
Enterprise Geocoding モジュールでは、コマンド ラインからいくつかの管理機能が実行できます。 こ
れには、Enterprise Geocoding モジュール データベースの追加および削除、データベース プロパティ
ファイルのインポート、データベース プロパティのテキスト ファイルへのエクスポートといった、複
数の管理機能が含まれます。
Enterprise Geocoding の米国データベースに対するコマンド ライン インターフェイス (CLI) について
は、『 Spectrum™ Technology Platform 管理ガイド』に記載されています。 CLI コマンド プロンプト
で help と入力することによっても、使用可能なすべてのコマンドの概要が参照できます。
米国データベースに対して使用可能なコマンドは、以下のとおりです。
表 1 : EGM 米国データベースに対するコマンド ライン インターフェイス オプション
4
Command
説明
egmusadb add
Enterprise Geocoding モジュールの米国データベースを追加し
ます。
egmusadb delete
Enterprise Geocoding モジュールの米国データベースを削除し
ます。
egmusadb export
US Enterprise Geocoding モジュールのデータベース プロパ
ティを JSON 形式のテキスト ファイルにエクスポートします。
egmusadb import
US Enterprise Geocoding モジュールのデータベース プロパ
ティ テキスト ファイル (JSON 形式) をインポートします。
egmusadb list
米国データベースの基盤となるすべてのデータベース ソース
を一覧表示します。 例えば、TomTom、NAVTEQ、Centrus
のストリートまたはポイントが表示される場合があります。
egmusadb get
EGM_CENTRUS_PTS データベースなど、指定されたデータ
ベース ソースに関する詳細情報を返します。
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
Command
説明
egmusadb poolsize set
US Enterprise Geocoding モジュール データベースのプールサ
イズを設定します。 プールサイズとは、データベースに対し
て許容される同時要求の最大数です。
国際データベースに対する CLI 機能も、これとよく似ています。
Enterprise GeoComplete モジュール
GeoComplete の対象範囲
バージョン 9.0 SP3 の GeoComplete モジュール (GCM) に、新しい国は追加されていません。 ただ
し、データ ヴィンテージが以下に示すように更新されています。
更新されたデータ ヴィンテージは、[ストリート ヴィンテージ] 列に + が表示されています。 特に明
記しない限り、データ プロバイダは TomTom です。 すべての POI ヴィンテージが SP3 用に更新さ
れています。
POI データ ヴィンテージ (日本とメキシコを除く) は、2014.06 (2014 年 6 月版) に更新されています。
将来のアップデートについては、Enterprise GeoComplete モジュール データベース アップデート リ
リース ノートに対する今後のアップデートに記載する予定です。
表 2 : SP3 の GeoComplete でサポートされる国とデータ ソース
Country
ストリート ヴィ
ンテージ
POI ヴィンテージ 備考
アンドラ (AND)
2014.03 +
2014.06
オーストリア (AUT)
2013.12
2014.06
ベルギー (BEL)
2013.12
2014.06
ブラジル (BRA)
2014.03
2014.06
カナダ (CAN)
2014.06 +
2014.06
チェコ共和国 (CZE)
2013.12
2014.06
デンマーク (DNK)
2013.12
2014.06
フィンランド (FIN)
2013.12
2014.06
フランス (FRA)
2013.12
2014.06
ドイツ (DEU)
2014.03
2014.06
英国 (GBR)
2014.03
2014.06
ハンガリー (HUN)
2013.12
2014.06
アイルランド (IRL)
2014.06 +
2014.06
イタリア (ITA)
2014.03
2014.06
日本 (JPN)
2014.04
2014.03
IPC のデータ
クウェート (KWT)
2014.06 +
2014.06
英語およびアラビア語
リヒテンシュタイン (LIE)
2013.12
2014.06
ルクセンブルク (LUX)
2013.12
2014.06
リリース ノート
5
新機能
Country
ストリート ヴィ
ンテージ
POI ヴィンテージ 備考
メキシコ (MEX)
2013.09 +
2013.12
オランダ (NLD)
2014.03 +
2014.06
ノルウェー (NOR)
2013.12
2014.06
ポーランド (POL)
2013.12
2014.06
ポルトガル (PRT)
2013.09
2014.06
ロシア (RUS)
2014.03
2014.06
英語およびロシア語 (キリル文
字)
シンガポール (SGP)
2014.02 +
2014.06
(通りデータは Map Information
Solutions Sdn Bhd から、POI
データは TomTom から取得)
スロバキア (SVK)
2014.03 +
2014.06
スロベニア (SVN)
2014.03 +
2014.06
南アフリカ (ZAF)
2014.06 +
2014.06
スペイン (ESP)
2014.03 +
2014.06
スウェーデン (SWE)
2014.03 +
2014.06
スイス (CHE)
2013.12
2014.06
トルコ (TUR)
2014.06 +
2014.06
アラブ首長国連邦 (ARE)
2014.06 +
2014.06
米国 (USA)
2014.06 +
2014.06
英語およびアラビア語
最も近い POI (Point of Interest) の検索
最も近い POI 検索機能は、指定されたロケーションに最も近い POI (Points of Interest) を検索します。
AutoSuggestAPI クラス内の FindNearestPOIs メソッド:
com.mapinfo.mapmarker.autosuggest.api.AutoSuggestAPI.findNearestPOIs
FindNearestPOIs メソッドには、次のパラメータと制約があります。
表 3 : FindNearestPOIs のパラメータと制約
6
パラメータまたは制約 値とデフォルト値
必須またはオプションの区別と使用方
法
Country
CTY 3 文字の ISO 国コード。
オプション。 指定しない場合は、使
用可能なすべての国を検索します。
原点
原点の緯度/経度。 検索エリアの中心 必須
を定義します。
候補の最大数
MaxCandidates 返される POI 候補
の最大数。 最大数は 100 です。 デ
フォルトは 5 です。
検索距離
SearchDistance: 検索を行う原点か オプション。 検索距離を指定しない
らの最大距離。 デフォルトでは、検 場合、距離に関係なく最大数の POI
が返されます。
索距離に制限はありません。
オプション。 候補の最大数を指定し
ない場合、検索距離内のすべての POI
が返されます。
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
パラメータまたは制約 値とデフォルト値
必須またはオプションの区別と使用方
法
検索距離単位
Units: 検索距離の測定単位。 マイル オプション。
とキロメートルのいずれかです。 デ
フォルトは、キロメートルです。
ロケール
ある国で複数の言語がサポートされて
いる場合、優先するロケールを指定で
きます。 例えば、アラブ首長国連邦
(ARE) の場合は、アラビア語または英
語のいずれかをロケールとして指定で
きます。
オプション。 ロケールが指定され、
そのロケールが使用可能である場合、
POI はその言語で返されます。 ロケー
ルが指定されているが、そのロケール
が使用可能でない場合、POI は英語で
返されます。 ロケールが指定 されな
い 場合、POI は、(英語以外の) ネイ
ティブ言語が使用可能である場合はそ
の言語で、それ以外の場合は英語で返
されます。
Management Console における 最も近い POI の検索
Management Console でこの機能を使用するには
1. Management Console の [オプション] > [GeoComplete] グループから、[FindNearestPOI] ボタン
を選択します。 これによって、ロケールが選択できるようになります。
2. [ロケール] ボックスで、優先するロケールを選択します。 デフォルトは英語ですが、一部の国に対
しては別の言語が選択できます。
3. [最大候補数] (デフォルトは 5) と [距離単位] (デフォルトはキロメートル) を選択します。
4. Management Console の [オプション] > [検索の制限] グループから、[検索距離] (デフォルトは 0)
を選択します。
カテゴリとサブカテゴリのローカライズ
GeoComplete Point of Interest 検索において、カテゴリとサブカテゴリを入力と同じ言語で返せるよう
になりました。 ほとんどの国に対し、その動作は以下のとおりです。
• カテゴリがローカライズ言語で検索される場合、候補はローカライズされたカテゴリ名と英語のサ
ブカテゴリ名で返されます。
• サブカテゴリがローカライズ言語で検索される場合、候補はローカライズされたサブカテゴリ名と
英語のカテゴリ名で返されます。
データが完全にローカライズされている国 (ロシア、アラブ首長国連邦、クウェート) については、カ
テゴリとサブカテゴリの両方をローカライズされた入力言語で返すことができます。つまり、RUS の
場合はロシア語、ARE および KWT の場合はアラビア語となります。
米国 (USA)、英国 (GBR)、アイルランド (IRL) に対する POI 候補は必ず、英語のカテゴリとサブカテ
ゴリで返されます。
Enterprise Routing モジュール
新しい国のサポート
Enterprise Routing モジュールは次の国をサポートするようになりました。
リリース ノート
7
新機能
国名
ISO 3116-1
Alpha-2
ISO 3116-1 Alpha-3 データ ヴィンテージ
バーレーン
BH
BHR
2014.06
チェコ共和国
CZ
CZE
2014.03
エジプト
EG
EGY
2014.06
クウェート
KW
KWT
2014.06
マルタ
MT
MLT
2014.03
モロッコ
MA
MAR
2014.06
ナイジェリア
NG
NGA
2014.06
オマーン
OM
OMN
2014.06
Qatar
QA
QAT
2014.06
台湾
TW
TWN
2014.03
ウクライナ
UA
UKR
2014.03
United Arab Emirates
AE
AER
2014.06
ベトナム
VN
VNM
2014.03
チェコ共和国 (cz) と台湾 (tw) に対しては、ローカライズされた道順を提供する機能が含まれていま
す。
新しいトラフィック履歴計算機能
ルーティング計算において、1 日のうちの異なるタイム バケットに基づく、トラフィック速度履歴が
使用できるようになりました。 トラフィック履歴を実装するために、REST サービス、SOAP サービ
ス、およびステージに、新しいクエリ パラメータが追加されています。 トラフィック履歴オプション
については、『 Spectrum Spatial ガイド』に記載されています。 トラフィック履歴計算を実行するに
は、トラフィック ルーティング履歴を含むデータが必要です。 このデータの入手については、Pitney
Bowes サポートまたは Pitney Bowes 営業担当者にお問い合わせください。
Location Intelligence モジュール
サポートの更新
Spectrum Spatial は、名前付きテーブルによって参照されるデータの更新をサポートするように改良
されています。 Feature Service の更新機能が、SQL Server、PostgreSQL および PostGIS の空間拡
張、Oracle、汎用 JDBC データ ソースに対してサポートされています。 テーブル内のレコードを、
Write Spatial Data データフロー ステージで SOAP および REST API を介して更新できるようになり
ました。 JDBC 名前付きテーブルなど、書き込み可能な名前付きテーブルでなければ更新はできませ
ん (TAB ファイルは読み取り専用です)。複合プライマリ キーを持つ名前付きテーブルは書き込み可能
ではありません。
Feature Service では、レコードの更新は、SOAP および REST に対するプライマリ キーで更新と SQL
で更新のメソッドによってサポートされています。 REST では、名前付きテーブルとフィーチャ コレ
クションの JSON 表現を HTTP POST 要求に指定してこの操作を行います。 .NET プロキシと RIA プ
ロキシは、どちらも POST をサポートしています。
Write Spatial Data ステージでは、レコードの更新は、フィルタで更新またはプライマリ キーで更新の
操作によってサポートされています。
8
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
MI SQL 言語の更新
このリリースでは、MI SQL 言語に Update コマンドが追加されています。 通常の SQL と同様に、次
の構文を使用して文字列の一部として更新が行えるようになりました。
UPDATE <table_name>
SET {column_name = expression} [ ,…n]
[ WHERE < search_condition > ]
[ COMMIT_INTERVAL = integer ]
詳細については、『 Spectrum Spatial ガイド』の「MapInfo SQL 言語リファレンス」のセクションを
参照してください。
Write Spatial Data ステージの改良
Write Spatial Data ステージでは、書き込み可能な名前付きテーブルに対し、レコードの挿入に加えて
レコードの更新ができるようになりました。 これで Write Spatial Data ステージのオプションは、挿
入、フィルタで更新、プライマリ キーで更新の 3 つになりました。 名前付きテーブルのドロップダウ
ン リストでは、リポジトリ内の任意の名前付きテーブルが選択できます。ただし、選択した名前付き
テーブルが読み取り専用である場合は、それを通知するエラーが表示されます。 JDBC 名前付きテー
ブルなど、書き込み可能な名前付きテーブルでなければ更新はできません (TAB ファイルは読み取り
専用です)。複合プライマリ キーを持つ名前付きテーブルは書き込み可能ではありません。
レコードを挿入するためにこのステージでこれまでに作成したデータフローはすべて、このリリース
でも引き続き正しく動作します。
Feature Service に追加された操作
SOAP および REST に対し、プライマリ キーで更新の操作が Feature Service に追加されています。
この操作は、書き込み可能な名前付きテーブル内のフィーチャに対する一括更新を行い、更新された
フィーチャ数を返すために使用します。 これらのフィーチャは ID (プライマリ キー) を持つ必要があ
ります。
SOAP および REST に対し、SQL で更新の操作が Feature Service に追加されています。 この操作
は、MI SQL Update コマンドを使用して書き込み可能な名前付きテーブル内のフィーチャを更新する
ために使用します。 テーブルにプライマリ キー列が必要となる場合もあります。
注 : JDBC 名前付きテーブルなど、書き込み可能な名前付きテーブルでなければ更新はできません
(TAB ファイルは読み取り専用です)。複合プライマリ キーを持つ名前付きテーブルは書き込み可
能ではありません。
Mapping Service に追加された操作
• REST に対し、名前付きレイヤのリストの操作が Mapping Service に追加されています。 この操作
は、リポジトリ内の使用可能な名前付きレイヤのリストを返します。
• REST に対し、名前付きレイヤの記述の操作が Mapping Service に追加されています。 この操作は、
テーブル、属性、主題図、および表示条件など、名前付きレイヤの情報を返します。
• SOAP および REST に対し、複数の名前付きレイヤの記述の操作が Mapping Service に追加されて
います。 この操作は、複数の入力レイヤのリストの情報を返します。
• SOAP および REST に対し、複数の名前付きマップの記述の操作が Mapping Service に追加されて
います。 この操作は、リクエストの入力としてマップのリストを受け取り、それらのマップの情報
を返します。
リリース ノート
9
新機能
名前付きリソース ビューアの改良
このリリースでは、名前付きリソース ビューアが改良され、Spectrum Spatial マネージャという名前
になりました。 これまでのリリースでは、名前付きリソース ビューアを使用して名前付きリソースの
表示、フォルダの作成、名前付きリソースとフォルダの名前変更、移動、削除ができました。 Spectrum
Spatial マネージャでは、次の操作が可能です。
• 名前付き接続の作成と変更。JDBC データベースと、ファイルベース (TAB およびシェイプファイ
ル) の名前付き接続を含む
• 名前付きテーブルの作成と変更。JDBC データベース、ビュー テーブル、ファイルベースの名前付
きテーブルを含む (名前付きテーブルの作成には名前付き接続が必要です)
以下に対する編集はできません。
• FDO と拡張可能なデータ プロバイダ (JDBC データベース以外) の名前付き接続
• GeoTools をベースとする名前付きテーブルまたは接続
• インライン接続を使用する名前付きテーブル
また、ユーザ インターフェイスも更新されて、さらに使いやすくなっています。
Management Console 機能の移行
名前付きリソースを管理する機能は引き続き、Spectrum Spatial マネージャ (以前の名前付きリソース
ビューア) へと移行中です。 Spectrum Spatial マネージャでは、リソースの安全な表示、名前変更、
移動、削除に加えて、名前付き接続と名前付きテーブルの作成と変更ができるようになりました。 名
前付き接続と名前付きテーブルを追加、変更、削除する機能は、Management Console から削除され
ています。 名前付きマップと名前付きタイルの追加および変更は、これまでどおり Management
Console を使用して行うことができますが、名前付きマップ、テーブル、レイヤの追加は、MapInfo
Professional のマップ アップローダ プラグインを使用して行うこともできます。 ただし、今後の機能
追加は、マップ アップローダ プラグインまたは Spectrum Spatial マネージャに対してのみ行われま
す。
マップ アップローダのインストーラのダウンロードと、ドキュメントの表示は、ウェルカム ページの
Spectrum Spatial セクションにある [ユーティリティ] タブで行えます。 マップ アップローダのドキュ
メントは、support.pb.com にもあります。
リソース間の接続を維持するには、Spectrum Spatial マネージャを使用して、名前付きリソースの名
前変更、移動、および削除を行います。 Spectrum Spatial マネージャへのリンクも、ようこそページ
の [Spectrum Spatial] セクションの [ユーティリティ] タブにあります。
以下の表に、各種類の操作と名前付きリソースに対して使用するツールの概要を示します。
10
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
サンプル名前付きリソースに関する変更
名前付きパス接続を含む名前付き接続のフォルダは現在、リポジトリ内の /Samples フォルダにありま
す。 この名前付き接続 (FileNamedConnection)
は%SPECTRUM_HOME%/server/modules/spatial/samples/dataを指します。 すべてのサンプ
ル名前付きテーブルが、ルートとしてこの新しい名前付きパス接続を使用するように更新されていま
す。パスの残りの部分は TAB ファイルを指します。
名前付き接続の改良
ファイル接続が TAB とシェイプファイルのどちらに対するものかを識別する属性 “fileType” が不要に
なりました。 TAB とシェイプファイルの両方に対して、同じ名前付き接続が使用できます。 TAB と
シェイプファイルに対するファイル接続は、Spectrum Spatial マネージャで作成できます。
リリース ノート
11
新機能
PostGIS データ プロバイダの改良
Spectrum Spatial では、Postgres の geometry および geography データ タイプをサポートするために
PostGIS データ プロバイダが再実装されています。 新しい実装では、空間データを処理するために
GeoTools GIS ツールキットに頼らずに済みます。
データ プロバイダは、Postgres の次の geometry および geography データ タイプを読み書きします。
•
•
•
•
•
•
•
Point
Multi Point
Line String
Multi Line String
Polygon
Multi Polygon
Geometry Collection
Spectrum Spatial のジオメトリ タイプである面取り矩形、楕円、従来の円弧、および従来のテキスト
はサポートされていません。
この再実装では、このデータ プロバイダの空間面での最適化が行われました。 geometry データ タイ
プの場合、エンベロープ、ジオメトリ、および距離フィルタは Postgres に委任されます。 最寄フィ
ルタは Spectrum Spatial によって処理されます。これは Geography データ型のすべてのフィルタが処
理されるのと同様です。
GeoTools の変更に伴い、名前付き接続の構造が変更されています。 新しい接続タイプ 'postgis' には、
JDBC URL の形式で接続情報が収容されます。 詳細については、 『Spectrum Spatial ガイド』 の「リ
ソースおよびデータ」のセクションを参照してください。
GeoTools を使用する名前付き接続と名前付きテーブルはすべて、アップグレード時にネイティブの
データ プロバイダに変換されます ( PostGIS テーブルと名前付き接続のアップグレード (42ページ)
を参照してください)。
bootstrap.properties ファイルの場所の変更
bootstrap.properties ファイルは現在、 /<spectrum root>/server/modules/spatial/jackrabbit
フォルダにあります。 jackrabbit ディレクトリは /<spectrum root>/server/binから削除されま
した。 単一のマシン上に Spectrum™ Technology Platform の複数のインスタンスがある場合、
boostrap.properties ファイルで rmi ポートを変更する必要があります。
Management Console
有効期限通知の制御
有効期限通知の電子メールを、選択した項目についてのみ受信できるようになりました。 これまでの
リリースでは特定の項目を選択することはできず、システム上のすべての項目に関する通知を受信す
るか、まったく受信しないかのいずれかでした。 ライセンス、データベース、特定のソフトウェア コ
ンポーネント、特に CASS などの郵便規制に関連するコンポーネントについて、有効期限通知を受信
できます。 ある項目に関する通知を受信するには、Management Console を開いて [システム] を展開
し、 [ライセンスと有効期限]をクリックします。
12
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
Microsoft Dynamics CRM モジュール
重複レコードの識別
重複する可能性のあるレコードを識別し、インタラクティブに結合できるようになりました。 Microsoft
Dynamics CRM モジュール用の Data Quality Connector は、ファジー マッチングを使用します。これ
は、フィールド値が同一でない場合でも重複を識別するため、Microsoft が標準で提供する重複検出機
能よりも優れています。
プラットフォーム
POST メソッドのサポート
ユーザ定義の REST Web サービスを、HTTP POST メソッドをサポートするように設定できるように
なりました。 これまでのリリースでは、GET のみがサポートされていました。
パフォーマンスのログ記録
システム管理用のコマンド ライン インターフェイスである管理ユーティリティに、ジョブとサービス
に対するパフォーマンスのログ記録を有効にするコマンドが追加されました。 これを有効にすると、
パフォーマンス モニタリングによってパフォーマンス情報がログ ファイルに書き込まれます。 この
情報には、総実行時間に加えて、データフロー内の各ステージの実行時間が含まれます。
パフォーマンス モニタリングの有効化および無効化には、コマンド performancemonitor enabled
set を使用します。
REST Web サービス オプション
ユーザ定義の REST Web サービスに対して、次のオプションを制御できるようになりました。
• Web サービスの URI のカスタマイズ
• HTTP メソッドや出力フォーマットなど、Web サービスによって使用可能なリソースの定義
これらのオプションを変更するには、Enterprise Designer でそのサービスを開き、 [編集] > [Web サー
ビス オプション]を選択します。
プロセス フローを実行するための新しい管理ユーティリティ コマンド
新しいコマンドprocessflow executeを使用して、管理ユーティリティからプロセス フローを実行
できるようになりました。
データベース用の新しい管理ユーティリティ コマンド
管理ユーティリティ コマンド ライン ツールが更新され、Universal Addressing モジュールの Validate
Address Global データベースに対する新しいコマンドが追加されました。
• uamdb_create によって、Validate Address Global データベースが作成できます。キャッシュ サイ
ズ、国、プリローディング タイプ、およびデータベース タイプのオプションがあります。
• uamdbglobalmultipath create_sample_file では、複数のパス要素を持つ Validate Address
Global データベース リソースを設定し、プレース ホルダやデータ パスが変更可能なサンプル JSON
ファイルを作成します。
リリース ノート
13
修正済みの問題
Universal Addressing モジュール
[LVR/Single-Single CPC データ レコードを強制的に修正] オプション
新しい [LVR/Single-Single CPC データ レコードを強制的に修正] オプションは、正式情報やスイー
ト情報を変更して、Large Volume Receiver (LVR) または Single-Single レコードをマッチさせます (そ
の郵便番号/ストリート名/ストリート タイプに対して 1 つしかレコードがない場合に使用します)。
Auto Complete Loqate の高度な検索
Auto Complete Loqate の新しい [高度な検索を優先] オプションは、インデックス ファイル形式のデー
タを使用することによって、238 カ国に対して入力時間を 80% 短縮します。 検索を実行すると、
Loqate エンジンはまず、該当するインデックスを検索します。 インデックスが存在する場合は、候補
住所のリストを直ちに返そうと試みます。 インデックスが存在しないか、インデックスによって結果
が 1 つも返されない場合は、元の検索処理を開始します。
修正済みの問題
ドキュメント
• (CDQE-29390) 各ヘルプ ドキュメントの [検索] タブでドキュメント検索を行っても、検索結果が
まったく返されない。
• (CDQE-28540) Validate Address Loqate の結果インジケータのドキュメントに、ヨーロッパの住所
の結果インジケータの一部が記載されていない。
• (CDQE-28305) ドキュメントに、Open Name Parser でカスタム ドメインが表示されると記載され
ている。
• (CDQE-27128) Validate Address Loqate のドキュメントに、ジオコーディング結果コードに関する
情報をさらに詳しく記載するべきである。
Enterprise Data Integration モジュール
• (CDQE-31050) Query DB ステージがサービス内で使用されている場合に、実行時オプションが動作
しない。
• (CDQE-30791) データベース クエリ エディタが、SQL Server 2012 で導入された一部の関数を認識
しない。
Enterprise Designer
• (CDQE-30497) [バージョン] ウィンドウでデータフローの多数のバージョンをクリックする際に、"ウィ
ンドウ ハンドル作成エラー" が表示される。
Enterprise Geocoding モジュール
• (CDQE-24973) 構造化されていない住所入力によって、一貫性のないジオコーディング結果が生成
される。
14
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
• (GMF-1473) Management Console において、[バージョン情報] セクションにデータベース バージョ
ン名とヴィンテージが表示されない。 この問題は修正されました。 [コンポーネント情報] には現
在、データベースの国、言語 (その国に対して複数の言語が使用可能である場合)、データ ヴィンテー
ジが表示されます。 Point of Interest データベースは POI と表示されます。
Enterprise Routing モジュール
• (ROUT-1876) マトリクス ルーティングが返す結果は、ポイント間計算と比べて精度と正確さが劣っ
ていました。 この特定のケースでは、出口ランプを処理する際に、ポイント間ルーティングがルー
トを正しく処理するのに対し、マトリクス ルーティングの結果は不正確でした。
• (ROUT-1713) 単一セグメント選択に対する、ポイント間とマトリクス ルーティングの結果が異なっ
ていました。 計算においてセグメントが重複していたことが原因でした。
• (ROUT-1589) ルーティング REST サービスには、大文字と小文字が区別される値のみを受け付ける
複数の入力パラメータ (distanceUnit、timeUnit、angularUnit など) が存在する一方で、大文字と小文
字が区別されない値を受け付けるパラメータ (segmentGeometryStyle、velocityUnit など) も存在し
ていました。 入力パラメータ値を扱いやすくするために、すべて大文字と小文字を区別しないよう
に変更されています。
• (ROUT-1564) 道路タイプの優先度に対するエラー処理で、空白の値または誤った情報が返されてい
ました。 現在では、正しいエラー処理が行われ、メッセージが表示されます。
• (ROUT-1103) 米国歩行者データを使用する一部のルートが正しく計算されていませんでした。 これ
らのルートが無効ではなくなり、正しく計算されるようになりました。
• (ROUT-632) 始点と終点が近く (メートル範囲)、両方のポイントが同一または近隣セグメントに存在
するという特定の場合に限り、マトリックス ルートとポイント間ルートの結果が異なっていました。
Enterprise GeoComplete モジュール
• (GMF-1473) Management Console において、[バージョン情報] セクションにデータベース バージョ
ン名とヴィンテージが表示されない。 この問題は修正されました。 [コンポーネント情報] には現
在、データベースの国、言語 (その国に対して複数の言語が使用可能である場合)、データ ヴィンテー
ジが表示されます。 Point of Interest データベースは POI と表示されます。
• (GMF-2023) ドキュメントにはサンプル アプリケーションの説明があるが、その実行方法が記載さ
れていない。 サンプル アプリケーションを使用するには、http://<serverIP>:8080/geocomplete を実
行します。 この情報が「GeoComplete モジュールの機能」のトピックに追加されました。
Enterprise Tax モジュール
• (GEOTAX-1530) Management Console が更新され、複数マッチングに対する適切なデフォルト値の
読み込みに関する問題が修正され、境界ファイルと Pitney Bowes 売上および使用税率ファイルの両
方を読み込む際の問題が解決されています。
Location Intelligence モジュール
• (MID-19565/SCS-2197) 特定の状況下において、検索条件として直線距離が設定された場合に、Find
Nearest ステージは誤った検索結果を返していました。 この動作は修正されました。
• (MID-19506) ORDER BY が投影法リストにおけるエイリアス属性である場合に、例外が発生しなく
なりました。
• (MID-19482/SCS-2194) XY テーブルの場合の LogicalFilter の処理の問題に起因して、空間クエリが
スタック トレースをログに記録せずに NullPointerException を発生させていました。 このリリース
ではこの問題が修正されています。
• (MID-18805) Read Spatial Data ステージが、特定のタイプのデータ値を正しく配置しない問題が修
正されました。
リリース ノート
15
修正済みの問題
• (MID-18700) 異なるデータ プロバイダに対する論理演算子 Not の結果が異なる問題が修正されまし
た。FDO/SQLite および Tab の動作は現在、Postgres、SQL Server、Oracle の各データ プロバイダ
の動作と同じで、結果には null 値が表示されます。
• (MID-18699) MI SQL 関数 MI_AggregateEnvelope は現在、Oracle、PostGIS、SQL Server の各デー
タ プロバイダに対して実装されています。
• (MID-18625) 共通リポジトリ データベースを設定する際に、次のエラーがログに記録されなくなり
ました。
ERROR [namedresource] Failed to register resources RepositoryEx_InvalidResourceType
ERROR [namedresource] Error on register/unregister controlled entity
(WebDAV) - XXXXXXX - mi: is not a registered namespace prefix
• (MID-18305) WMS GetFeatureInfo はこれまで、デフォルトでジオメトリを返していました。オプ
ション要素である <ReturnGeometry> が指定されていない場合にその値を "true" とみなしていたた
めです。 現在、WMS のデフォルト設定において ReturnGeometry 要素の値は "false" となっていま
す。
• (MID-18257) 名前付きリソース ビューアで、名前変更または移動の操作を行うときに、無効な XML
文字であるアンパサンド (&) と二重引用符 (") を使用すると、リソースへの参照が切断されていまし
た。 例えば、EXAMPLE を EXA&MPLE に変更すると、これまでは EXAMPLE を参照していたすべ
てのリソースが切断されていました。
• (MID-17711) 名前付きリソース マネージャで、権限のないレイヤが含まれるマップを開くと、これ
までは、権限に関するエラー メッセージではなく、"リソースが見つかりません" というエラーが表
示されていました。 今回のリリースではこの問題が修正されています。
• (MID-17618) 名前付きリソース マネージャで、無効な名前付きリソースを削除できるようになりま
した。
• (MID-17588/SCS-1970) 'http'、'ftp'、または 'file' のプロトコルを使用する場合に、PointStyle のビッ
トマップがロードできるようになりました。
• (MID-17442/SCS-1932) WFS は、WFS 設定において WriteFeatureBounds に true が設定されている
場合に、返されるフィーチャ コレクションの境界を正しく返すようになりました。 これまでは、す
べてのフィーチャの境界を返していました。
• (MID-17291) Read Spatial Data ですべての列を選択した場合、Write Spatial Data が正しく動作する
ようになりました。
• (MID-17033/SCS-1897) Search Within Distance のパフォーマンスの問題が修正され、処理は以前よ
りも 5 倍速くなりました。
• (MID-17029) Spectrum Spatial マネージャのインタラクティブ マップに、ラスタ リソース (ECW、
MrSID など) に依存する名前付きマップのピンク色のタイルが表示されなくなりました。 代わりに、
Spherical Mercator (epsg:3857) に変換できないラスタ レイヤを含むためにインタラクティブ マッ
プは表示できないことを示すエラー メッセージが表示されます。
• (MID-16541) これまでは、名前付きタイルの MIME タイプが "image/jpg" である場合のみ、tile.jpg
と tile.jpeg の両方に対する要求が次のエラーとともに失敗していました。
{"type":"com.mapinfo.midev.service.maptiling.rest.v1.MapTilingException
","message":"E044001","code":"E044001"}
しかし、名前付きタイルの MIME タイプが "image/jpeg" である場合は、tile.jpg と tile.jpeg の両方の
タイル要求が正しく動作していました。 このリリースではこの問題が修正され、MIME タイプが
"image/jpg" である場合に tile.jpg と tile.jpeg の両方の要求が正しく動作します。
• (MID-15874) TAB ベースのラスタ レイヤのデフォルトの "transparent" と "transparent-color" の設定
が変更されました。 "transparent" のデフォルト値は true から false に変更されています。
"transparent-color" のデフォルト値は white から black に変更されています。 この設定は、MapInfo
Professional における動作と一致します。
サーバー
• (CDQE-31065) SOAP 1.2 のヘッダが正しくサポートされていない。
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Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
• (CDQE-30561) Process Flow Executor でプロセス フローを実行する場合に、プロセス フロー内で
使用される変数の値が正しく設定されない。
Universal Addressing モジュール
• (CDQE-28803) Validate Address で、オンタリオ州トロントの住所の住所行 1 と住所行 2 が入れ替
わる。
• (CDQE-7539) アリゾナ州ツーソンの住所で、州および都市の結果コードとして "C" ではなく "V" が
返される。
既知の問題
このリリースには、以下のような既知の問題が含まれています。
1. Hadoop Pig アクティビティ
• Hadoop 2.x では、Sequence File を入力として選択すると、Sequence File の代わりにテキスト
ファイルが出力として生成されます。
データベース インストール時のメモリ アクセス違反
Enterprise Tax モジュールの GeoTAX Subscription ファイルまたは Universal Addressing モジュール
の米国 郵便データベースを Windows または Linux にインストールする際に、以下のようなエラーが
発生する場合があります。
Memory access violation.
COBOL error at 000000 in <path>\G1DBLOAD.acu
Windows の場合、この問題を修正するには 2 つの方法があります。 1 番目の方法は次のとおりです。
1. [コントロール パネル] > [システム] を選択します。
2. [詳細設定] タブをクリックします。
3. [パフォーマンス] エリアの [設定] をクリックします。
4. [データ実行防止] タブをクリックします。
5. 以下のいずれかの方法を実行します。
• [重要な Windows のプログラムおよびサービスについてのみ有効にする] を選択します。
• [次に選択するものを除くすべてのプログラムおよびサービスについて DEP を有効にする] を選
択してから [追加] をクリックし、wrun32.exe にある C:\Program Files\Common
Files\Group1\Runtime を追加します。 これによって、ACUCOBOL-GT 32-bit Runtime
が一覧に表示されるはずです。
6. [OK] をクリックします。
Windows でこの問題を修正する 2 番目の方法は、システムレベルの環境変数
USE_EXECUTABLE_MEMORY を TRUE に設定することです。
Linux でこのエラーを修正するには、次の手順でカーネル設定を更新し、NX (No eXecute) ビットを無
効にします。
1. root でログインします。
2. /boot/grub/grub.conf を編集します。
リリース ノート
17
既知の問題
3. すべてのカーネル オプション行に noexec=off を追加します。 例:
title Red Hat Enterprise Linux AS (2.4.21-15.ELsmp)
root (hd0,1)
kernel /boot/vmlinuz-2.4.21-15.ELsmp ro root=LABEL=/ noexec=off initrd
/boot/initrd-2.4.21-15.ELsmp.img
4. システムを再起動します。
Address Now モジュール
• (CDQE-20899) 従属する都市および "Jeddah" が欠落している。
• (CDQE-20845) 香港、UAE、イスラエル、インドネシアに各種の住所検証エラーがある。
• (CDQE-20813) 最初の行が複雑な場合に、期待された住所にならない。
• (CDQE-20767) Get Global Candidate Addresses に各種の問題がある。
• (CDQE-19150) ブラジルの "Ilhable" の住所で、ACR コードではその州が追加されたと示されている
のに、追加されていなかった。
• (CDQE-19115) Get Global Candidate Addresses が郵便番号 H3G1T4 のカナダの住所に対して返す
結果がカナダ郵便公社のものとは異なる。
• (CDQE-16234) アイルランドのダブリンに従属する都市 "Artane" が認識されない。
• (CDQE-15728) 出力住所を入力として使用すると、正規化済み住所行のサイズが大きくなり続ける。
• (CDQE-13760) 韓国の住所の検証が正しく行われない。
• (CDQE-12471) AddressLine1 にアパート情報が含まれている場合、Validate Global Address のパー
シング ロジックが正しく機能しない。
• (CDQE-9751) 大文字と小文字の混在を有効にすると異なる結果が得られる。
• (CDQE-2103/CR 1-32277242) "自国" オプションに、Japan2 または Japan3 を設定できない。
Advanced Matching モジュール
• (CDQE-31843) 同じキー フィールドに対して複数のエントリが検索インデックスに保存される。
Business Steward モジュール
• (CDQE-31681) Business Steward Portal においてフィールド名の前に空白があると、[Configure View]
画面でそれらのフィールドがグレー表示される。 通常は、Read from File ステージで選択された入
力ファイルにおいて、カンマの後に空白を入れるとこのエラーが生じます。
Data Normalization モジュール
• (CDQE-32463) Enterprise Designer のテーブル管理ツールにおいて、 [新規] をクリックして新しい
ユーザ定義テーブルを作成し、既存のテーブルからコピーすると、テーブルの語は正規化されない。
• (CDQE-28304) Open Name Parser は、カスタム ドメインを表示しない。
• (CDQE-21062) Name Parser とユーザ定義テーブルを使用するとパフォーマンスが低下する。
• (CDQE-3939) カルチャー固有のグラマーが使用される場合に、カルチャーのすべての RegEx ルー
ルが、使用されるか否かにかかわらず、グラマーの最後に付加される。
Enterprise Data Integration モジュール
• (CDQE-30855) Postgres テーブルを更新しようとすると、エラー 42703 が表示される。
18
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
• (CDQE-3925) Read from DB、Write to DB、および Query DB において、エラー メッセージは表示
されるが、重複する別のフィールド名を保存することができる。
Enterprise Geocoding モジュール
• (CDQE-22813) テキサス州チコ (Chico) の住所について、 ZIP Code が無効な場合もポイントレベル
のジオコードが返される。
• (CDQE-22524) Validate Address で有効な住所のデータが追加されない。
• (CDQE-20934) チェコ共和国のさまざまなロケーションが、ストリートレベルでジオコーディング
されない。
• (CDQE-20550) カスタム マッチ条件設定が、Geocode US Address において失われる。
• (CDQE-19872) 米国のさまざまなロケーションが、ストリートレベルでジオコーディングされない。
• (CDQE-19615) 郵便番号 72211 の住所で、出力のアパート番号情報が差し替えられる。
• (CDQE-19591) ミズーリ州、イリノイ州、ミネソタ州、アイオワ州の特定の住所がジオコーディン
グされない。
• (CDQE-19513) 米国の 34 か所の場所が 通りレベルまでジオコーディングされない。
• (CDQE-19152) ペンシルバニア州クレスコの住所で誤った座標が返される。
• (CDQE-15656) 既存のデータベースを上書きする形でのデータベースのインストール時に、紛らわ
しいエラー メッセージが表示される。
• (CDQE-14247) マルチスレッド環境における Geocode US Address で断続的な問題が発生する。
• (CDQE-13901) Geocode Address GBR が、緯度/経度を指数表記で返す。
• (CDQE-13575) Validate Address Global によって検証された一部のアドレスを Geocode US Address
でジオコーディングできない。
• (CDQE-12610) Validate Address Global によって検証されたアルゼンチンの住所がジオコーディン
グできない。
• (CDQE-11721) ハイフンで結ばれたストリート名があると、複数のマッチ結果が返される。
• (CDQE-11720) S4 住所が、複数のマッチ結果として返される。
• (CDQE-11678) Geocode US Address において、ZIP または地理的セントロイド代替を CASS モー
ドで設定できない。
• (CDQE-11137) フランスのデータに重複する範囲があると、複数のマッチ結果が返される。
• (CDQE-11123) 返された近似一致に別の郵便番号が含まれている。
• (CDQE-9823) スペインのジオコーディングに "Laudio-Llodio” という都市に関する問題がある。
• (CDQE-8700) [セグメント ID] フィールドの長さが足りず、MultiNet 値を設定できない。
• (CDQE-7602) スウェーデンの住所が通りではなく郵便番号セントロイドにジオコーディングされ
る。
• (CDQE-7136) オーストラリアの場所での都市/州の処理に一貫性がない。
• (CDQE-7029) tab ファイルの中に NULL 値があると、カナダ住所のジオコーディングに失敗する。
• (CDQE-6913) 一部のフランス住所の家番号が、出力において予期せず変更される。
• (CDQE-6912) 一部のドイツ住所が、既知の家番号とマッチングできない。
• (CDQE-6881) ブラジルのジオコーダを Solaris 10 上で使用すると動作が極端に遅い。 この問題が発
生した場合は、実行時インスタンスの数を 1 に設定してください。
• (CDQE-6664) ポルトガルのジオコーダで初期化中にエラーが発生する。
• (CDQE-4927) マッチ コード E030 に対し、複数のマッチが返されない。
• (CDQE-4744) Geocode US Address が "Service problem. Method setData() failed" というエラーを返
す。
• (CDQE-4278) 住所要素が正しい順序で並んでいない場合、 ワシントン D.C. のストリートの住所の
ストリート名が認識されない。
• (CDQE-2865) カリフォルニア州チコのある住所に対し、マッチ コードが DPV 補足コードと矛盾す
る。
• (EGMI-875) Spectrum を停止して再起動した場合、スペインのジオコーダで "ESP 郵便番号の最初
の 2 桁" の設定が保持されない。
リリース ノート
19
既知の問題
• (EGMI-874) Management Console の [マッチング] タブで近似一致の基準ラベルが欠落している。
• (EGMI-797) Spectrum およびデータベースのインストール スクリプトが Korn Shell で実行されな
い。
• (EGMI-754) Management Console の左側のパネルですべての項目を展開すると、ページ下部の一部
のオプションが表示されない。
• (EGMI-740) 最大範囲および最大範囲単位が 1 に設定されている場合、Null Reference Object Exception
が発生する。
• (EGMI-732) データベース ローダでディスク上のメディアを正しく抽出できなかった場合、エラーが
正しく報告されない。
Enterprise GeoComplete モジュール
• (GMF-1262) データベースが SOAP 要求の一部として小文字で指定された場合に出力が返されない。
この場合は大文字と小文字を区別すべきではありません。
• (GMF-1351) 小数値で指定した検索距離が無視される。 例えば、検索距離を 1.5 キロメートルに制
限した場合、この距離は無視されます。
• (GMF-1380) 2 つ以上の国を含むジオコーダで正しい国コードが返されないことがある。 例えば、
バチカン市国 (VAT) の住所がイタリア (ITA) の国コードで返されます。
• (GMF-1475) データベース ローダを再実行すると、エラー メッセージが表示され、"詳細について
は、インストール ログを参照" するように指示される。このメッセージは、ターゲット フォルダに
既にデータが存在する場合に表示されます。 例えば、GeoComplete Americas バンドルをロードし
た後に、EMEA バンドルについてデータベース ローダを再実行すると、データベースのロードが成
功したとしても、このメッセージが表示されます。
• (GMF-2009) フランス、スペイン、メキシコ、スウェーデンで表示されるデータベース ヴィンテー
ジ情報が、他の国と矛盾する。
注 : それぞれの国で、通り、POI、およびユーザ辞書 (存在する場合) は一意の名前を持ち、同じフォ
ルダ内になければなりません。 複数の言語をサポートしている国では、言語固有の辞書も同じ親
フォルダ内に存在する必要があります。
Enterprise Routing モジュール
• Get Route Data および Persistent Updates の場合に Management Console に [プレビュー] タブが
表示されるが、正しく機能しない。
• このリリースでは、Get Route Data の場合に多言語サポートを使用できない。
• (ROUT-421) ジオメトリ オブジェクトを返すときに、Management Console のプレビューによって
例外がスローされる。
• (ROUT-1280) Management Console でルーティング データベース リソースを追加しても、フォル
ダ サイズが 0 バイトと表示される。
Enterprise Tax モジュール
Windows での SP3 インストール時に必要なパッチ 9.0 S39 の適用
Windows 用のデータベース ロード プログラムには、既知のソフトウェア問題があります (GEOTAX-1535
を参照のこと)。 この問題を修正するには、SP3 を Windows にインストールした後に、パッチ 9.0 S39
を適用します。
• (GEOTAX-1535) Spectrum 9.3 ETM に正しくないバージョンの DB ローダがインストールされてい
る。
20
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
• (CDQE-71/CR 1-21142578) Assign GeoTAX Info において、エラー メッセージ "connection reset"
が表示される。
• (GEOTAX-1375) 2 次データ ファイル (税率など) は、他のファイルがないとロードできない。
• (GEOTAX-1350) 古い GTX マスター ファイルがないと、ETM は Vertex MatchMaster で DB リソー
スを作成できない。
注 : すべての Enterprise Tax モジュール データベースおよび相互参照ファイルは、同じディレクト
リにダウンロードする必要があります。
Location Intelligence モジュール
• (CDQE-32523) 8.0SP3 から 9.0SP3 にアップグレードすると、サービスに対するリモート コンポー
ネントのプール サイズ値が維持されず、デフォルト値である 1 にリセットされる。
• (MID-20654) レスポンスにおいてイメージを生成する Mapping Service REST 操作が、AIX 6.1 およ
び 7.1 のオペレーティング システム上で正しく動作していない。
• (MID-20612) 9.0SP2 から 9.0SP3 にアップグレードした後に、名前付きテーブルが名前付き接続へ
の参照を持たない。
• (MID-20465) テーブルのジオメトリ列を、マルチ フィーチャ ジオメトリ (同じマルチタイプの複数
のジオメトリ) に更新すると、Feature Service が次のエラーを発生する。
com.pb.spectrum.platform.server.runtime.core.component.invoker.MethodInvokerException:
Unable to reconstitute exception thrown by file channel controller: invalid
stream header: 00ACED00
• (MID-20406) MI Pro 内のリレーショナル データベースのデータ ソースに対し、マップ アップロー
ダは名前付き接続を使用する名前付きテーブルを作成しない。
• (MID-20325) Enterprise Designer の Write Spatial ステージに対し、名前付きテーブルを読み込み、
開こうとするとサーバー側で失敗し、クライアントに対してエラーは報告されない。 エラーは
wrapper.log ファイルに報告される。 例えば、JDBC 接続文字列が無効な名前付きテーブルを選択す
ると、wrapper.log に I/O 例外が記録されますが、Enterprise Designer に警告は表示されません。
• (MID-20308) Management Console によって使用される GetNamedMap 要求が、一部のサンプル
マップ データに対して失敗する。
• (MID-19786) Point in Polygon ステージの使用時に、オブジェクト参照がオブジェクトのインスタン
スに設定されていないというエラーが発生する。 このエラーは、ステージの設定時に表示されるべ
きです。 データベース ファイルが削除または名前変更されていることが原因です。
• (MID-19262) TABDataProvider 使用時に、MI_Contains クエリが誤った結果を返す。
• (MID-18548) Mapping Service REST API を用いた DescribeNamedLayer リクエストの JSON レス
ポンスの一部のフィールドに、誤った値が表示される。
• (MID-18501) 特定の非 EPSG 座標系を使用する SQL Server データベース テーブルにアクセスする
と、次のエラーが発生する。
com.mapinfo.midev.dp.jdbc.sqlserver.SQLServerDataAccessException:
SqlServerEx_MissingCoordSys: No SRS found for spatial column: SP_GEOMETRY
SQL Server は、非 EPSG 座標系をサポートしていません。 ただし、SQL Server で以前に非 EPSG
レコードが作成された可能性があります。 このエラーが発生した場合は、Pitney Bowes テクニカル
サポートにお問い合わせください。
• (MID-18362) 一部の Mapping Service デモ ページ要求が AIX 7.1 で動作しない。
• (MID-18343) アップグレード後にイメージ キャッシュへの URL が更新されず、その結果、Mapping
Service でマップをレンダリングするときにイメージが見つからなくなる。 この問題を回避するに
は、次の操作を行います。
1. リポジトリの Mapping 設定で、ImageCache 要素の下の AccessBaseURL を
http://host:port/Spatial/images に変更し、設定を保存します。
リリース ノート
21
既知の問題
2. java.properties ファイルで、現在の images.webapp.url を次のように変更します。
images.webapp.url=http://host:port/Spatial/images
3. ‎サーバーを再起動します。
• (MID-18154) REST サービスのクエリで MI_Envelope および MI_AggregateEnvelope を使用すると、
UnsupportedOperationException が発生する。
• (MID-17965) Feature Service に対する SearchNearest リクエストで、すべての候補が返されない。
• (SCS-2012 / MID-17920) Query Spatial Data の演算子 "Contains" および "Within" が、1 つのポリゴ
ンのポイントのみ返す場合に両方のポリゴン内のポイントをを示す。 これを回避するには、代わり
に "Intersects" 演算子を使用します。
• (MID-17899) リソース名に 1 つまたは 2 つのピリオド ("." または "..") が含まれていると、Spectrum
Spatial マネージャでサーバー エラーが表示される。
• (SSP-174 / MID-17813) ヒート マップの凡例の問題。 データを返さないインライン ビューのグリッ
ド レイヤをレンダリングするとき、凡例を返すべきではない。
• (MID-17674) Spectrum Spatial マネージャで、Spectrum ライセンスの有効期限が切れていると、有
効期限切れメッセージではなく、エラー コード 500 が表示される。
• (MID-17629) リソースの移動、名前変更、削除を行うときに、Spectrum Spatial マネージャは、表示
されていない他のリソース (表示する権限のないリソース) がこの操作によって影響を受けるという
ことを示さない。
• (MID-17420) REST Search Nearest 要求ジオメトリでは、座標系を必要とするべきではない。 REST
Search Nearest 操作に GeoJSON 形式のジオメトリ パラメータが要求されます。 GeoJSON は、こ
れが存在しなければ WGS84 を想定するものとしているのに対し、このサービスは crs プロパティ
の存在を要求します。
• (MID-17419) Search Nearest Edge の "Order By" が Distance 列以外の列で動作しない。 距離属性を
削除すると、正しくソートが行われます。
• (MID-17276) MI_Contains で Oracle から正しいデータが返されない。
• (MID-17041) レンダリングされたイメージに、スタイルの更新が反映されない。
• (MID-17037) FeatureGeometry.getRepresentativePoint() から Null ポインタ例外がスローされる。
• (MID-16831) getLegend REST 要求のロケール パラメータが期待どおりに動作せず、ドキュメント
から削除された。
• (MID-15612) JavaScript サンプルのエラー メッセージおよび文字列がローカライズされていない。
• (MID-12714) Query Spatial Data ステージで、MISQL によって、同じ関数が複数回 (サポートされる
データ タイプごとに 1 回) 表示される。
• (MID-11033) Solaris マシンまたは AIX マシンで、32 ビットと 64 ビットのどちらの JVM がインス
トールされているかに関係なく、ECW および MrSID ラスタ形式がサポートされない。
• (MID-10723) Management Console を使ってシェイプファイルをリポジトリに追加すると、誤った
投影法が格納される。 名前付きテーブルは、WGS84 として知られる SRSName=mapinfo 1, 104 を
受け取ります。 別の投影法 (例えば British National Grid) が設定されたシェイプファイルを
Management Console から追加する場合は、次のいずれかの方法で座標系を変更します。
• Named Resource サービスを使って名前付きリソースを更新する (UpdateNamedResourceRequest
操作)
• WebDAV クライアント (DAVExplorer または Windows Explorer) を使って、正しい座標系が設定
されている名前付きテーブルをアップロードして上書きする 置き換えられる要素は、
<mxp:SRSName>mapinfo:coordsys 1, 104</mxp:SRSName> です。
SAP モジュール
• (CDQE-22601) 有効な住所なのに SAP の顧客作成プロセスで検証できないものが多数ある。
22
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
サーバー
• (CDQE-24160) Process Flow Executor の実行が、-r 引数を最後の引数として指定すると失敗に終
わる。 この問題を回避するには、-r 引数が最後の引数にならないよう指定します。
• (CDQE-21961) フォルダがクライアント コンピュータに存在しない場合に Job Executor がエラーに
なる。
Universal Addressing モジュール
• (CDQE-32143) ブリティッシュ コロンビア州バンクーバーの住所に対し、EAST が E と省略された
ものが存在しない。
• (CDQE-31863) テキサス州モント ベルブーとアルバータ州オコトクスの住所が検証できない。
• (CDQE-31850) 高速実行サービスの使用時に、スペインとベルギーの住所において、家番号に期待
される結果が含まれない。
• (CDQE-31722) Get Candidate Addresses Web サービス リクエストが複数の結果を返さない。
• (CDQE-31692) Validate Address Loqate が、デンマークの特定の住所を検証できない。
• (CDQE-31507) ブリティッシュ コロンビア州バンクーバーのある住所に対し、アパート番号が
AddressLine2 フィールドに返されない。
• (CDQE-31501) オンタリオ州トロントのある住所は、ユニット番号を付けると検証されない。
• (CDQE-31484) Validate Address において、Orléans (オルレアン) という都市名のアクセント記号が
削除される場合がある。
• (CDQE-31350) ニューヨーク州ニューヨークの住所に対し、矛盾した DPV 情報が返される。
• (CDQE-31084) Get Candidate Addresses Loqate において、ZIP Code 22033 のある住所に対する候
補が返されない。
• (CDQE-30015) Validate Address Global は、2 つの日本語のレコードからなる出力に対してデータ
ベース オプションが選択されている場合に、地方を漢字で返さない。
• (CDQE-29859) Validate Address に対する特定の SOAP 要求の処理時間が長い。
• (CDQE-29574) Validate Address Loqate が AddressLine フィールドの重複を返す。
• (CDQE-29359) Get Candidate Addresses でフランスの住所が正しい書式で表記されない。 ストリー
ト名の先頭に配置すべき "rue" がストリート名の末尾に配置されます。
• (CDQE-29291) Validate Address で、アパート情報を住所行 2 に配置するように設定していても、
そのようにならない。
• (CDQE-29280/CDQE-28359) 郵便番号のないオンタリオ州地方部の住所の妥当性を確認できない。
• (CDQE-29021) Get Candidate Addresses で、カナダの郵便番号 L0E 1E0 に相当する住所の一部が
返されない。
• (CDQE-28984) Validate Address で、都市としてオンタリオ州ノースヨークが認識されない。
• (CDQE-28555) Auto Complete Loqate で、AddressLine1=140 10、Country=CAの入力から予期され
る住所の一部が返されない。
• (CDQE-28303) Validate Address Loqate で、一部の妥当でないカナダの住所が妥当と確認される。
• (CDQE-28014) Validate Address が、プエルトリコの一部のアドレスの妥当性を確認した後、応答し
なくなる。
• (CDQE-27848) レコードの末尾に余分な復帰 (CR) 文字が追加される。
• (CDQE-27698) Validate Address Loqate の住所訂正で、無効な住所に変更される。
• (CDQE-27686) フロリダ州マイアミの 2 つの住所が正しく正規化されない。
• (CDQE-27588) Validate Address で、複数の一致が返されるフロリダ州、ニューヨーク州、ニュー
ジャージー州の特定の住所について、予期する結果が返されない。
• (CDQE-27450) 住所が妥当性確認に失敗するが、Validate Address Loqate でストリート名が変更さ
れる。
• (CDQE-26777) 出力フォーマットがテキストの場合、CASS 詳細レポート 2 および 3 が機能しない。
• (CDQE-27447) アルバータ州カルガリーの無効な住所が Status=F を返さない。
リリース ノート
23
既知の問題
• (CDQE-27361) City.Result フィールドおよび StatProvince.Result フィールドに予期しない結果が返
される。
• (CDQE-27352) ペンシルバニア州ピッツバーグの住所が誤ったストリートと一致する。
• (CDQE-27149) Validate Address で、都市名 La Crosse の先頭が誤って大文字の "LA" になる。
• (CDQE-27024) Validate Address で、特定の住所の有効な出力上にストリート タイプまたは方向指
示が短縮されない。
• (CDQE-26630) 確信スコア 100 で住所の妥当性が確認されるが、空白の住所フィールドがある。
• (CDQE-26613) アルバータ州セントポールのある住所が検証されないが、"St. Paul, AB" (アルバータ
州セントポール) という都市名を使用すると検証される。
• (CDQE-26499) AutoComplete Loqate で返されるブリティッシュコロンビア州セント ジョンの住所
が郵便番号セントロイドにしかジオコーディングされない。
• (CDQE-25823) Validate Address Global によって住所行 1 の家番号が誤った家番号に変更されるこ
とがある。
• (CDQE-25154) Validate Address Loqate で、複数の一致のある住所について、複数の一致が返され
ない。
• (CDQE-24949) 漢字で入力されてラテン文字に書き直された日本の住所がジオコーダで認識されな
い。
• (CDQE-24863) Validate Address Global で検証された一部の住所は、レコードが英語/ラテン文字の
場合にジオコーディングできない。
• (CDQE-24789) 住所に対して違いの見られない複数の一致が表示される。
• (CDQE-24674) カナダの住所で AdditionalInputData が欠落している。
• (CDQE-24506) Validate Address でオハイオ州ペインズヴィルのある住所に対して見つかった複数の
一致が返される。
• (CDQE-24221) 建物番号内にハイフンがあったり通り名に "th" が含まれていたり (148th Street など)
するブリティッシュコロンビアの住所が検証されない。
• (CDQE-24030) プエルトリコの住所の検証に失敗する。
• (CDQE-23385) カンザス州グレートベンドの住所が有効であっても検証されない。
• (CDQE-23326) Validate Address Global の言語が入力言語に一致しない。
• (CDQE-23323) ノースカロライナ州ブラデンボロの有効な住所の検証に失敗する。
• (CDQE-22482) "TOWER" を "TWR" と略記すると、ニュージャージー州アトランティック シティの
住所で DPV=M が返される。
• (CDQE-22151) フロリダ州ウェリントンの有効な住所が有効であると認識されない。
• (CDQE-22060) 通り番号のない住所で StreetName.Result が返されない。
• (CDQE-21909) "1 AT&T Way" という住所が検証されない。
• (CDQE-21788) ミシガン州エンパイアの住所を検証できない。
• (CDQE-21657) 住所行 1 と都市化コードが一致しないエラーがある。
• (CDQE-21608) パキスタンの州名 "Fca & Ajk" のアンパサンドが原因で SQL の問題が発生する。
• (CDQE-21418) スイートを "ste 101" や "Ste 101" ではなく "STE 101" と指定するとアパートおよび
スイート情報が欠落する。
• (CDQE-20581) フランスのロレーヌのある住所に対し、AddressLine1 のデータが AddressLine3 に
返される。
• (CDQE-20085) "Valley" の代わりに "VLLY" を使用したオンタリオ州ミシサガの住所が検証されな
い。
• (CDQE-20044) 厳密に正しいサウスカロライナ州マートルビーチの住所を入力しても、通り名の結
果コード "C" が返される。
• (CDQE-19128) MONT がモンタナ州の略語と認識される。
• (CDQE-19114) バージニア州フェラムの住所で州道路に関するキーワードの正規化が正しく行われ
ない。
• (CDQE-19110) 住所行 1 にスイート番号を入力するとウィスコンシン州ブルックフィールドの住所
が正しく検証されない。
• (CDQE-19109) マサチューセッツ州マッタパンの住所の通りで完全一致があった場合、Validate
Address で郵便番号による検索が行われない。
24
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
• (CDQE-18944) オンタリオ州トロントの住所で都市名のエイリアスが認識されない。
• (CDQE-18268) Loqate データベースに関するエラー メッセージに [キャンセル] ボタンが表示され
ず、[OK] をクリックしてもインストール プロセスが終了しない。 複数のディスクからインストー
ル処理を実行することをユーザが指示したが、実際には 1 枚のディスクからしかデータがインストー
ルされない場合、2 枚目のディスクの挿入を促すエラー メッセージが表示されます。 例えば、ユー
ザが欧州用のディスクしかないのに欧州とオーストラリア/太平洋のデータをインストールすると誤っ
て指示した場合、オーストラリア/太平洋用のディスクの挿入を求めるエラー メッセージが表示され
ます。 [OK] をクリックしてもこのエラー メッセージは消えないため、Windows タスク マネージャ
を使ってプロセスを終了する必要があります。
注 : この問題は、Windows プラットフォームでのみ発生します。
• (CDQE-16223) Validate Address Global からストリートの前置方位記号が返されない。
• (CDQE-16221) Validate Address Global を使用すると、ブラジルのストリート名のスペルアウトが
保持されない。
• (CDQE-15538) Get Candidate Address から、アクセント記号の正しくない都市名が返される。
• (CDQE-14665) 住所ではない無意味な文字列が含まれる場合も、住所行が出力に返される。
• (CDQE-14403) 企業名抽出を実行すると、アパート情報が移動する。
• (CDQE-13403) 都市またはストリートの接尾語ではなく ZIP Code が更新される。
Link
• (CDQE-12666) Suite
が有効になっていると、ワシントン DC の住所を正しく処理できない。
• (CDQE-12659) AdditionalInputData に含まれない非住所データ。
• (CDQE-12654) ノースカロライナ州グリーンビルのある住所に対し、住所以外のデータが出力から
削除される。
• (CDQE-12653) 住所行 2 に追加情報がある場合、アパート情報が欠落する。
• (CDQE-12467) 複数のマッチ結果が予測される場合に、Validate Address から誤った結果が返され
る。
• (CDQE-12375) ワシントン D.C. のある住所の一部が [AdditionalInputData] 出力フィールドに表示さ
れる。
• (CDQE-12270) ZIP Code 34677 の住所に高速実行を使用すると、正しいデータが返されない。
• (CDQE-11850) Validate Address で、入力住所に対して、補正中に変更されない確信スコア 100 が
返されない。
• (CDQE-11628) Validate Address で、ニューヨーク州ポートワシントンの住所に対するすべての候補
が返されない。
• (CDQE-11095) Validate Address でベースをマッチングしてエイリアスを返すと方位に関する不適切
な結果が返される (逆の場合も同様)。
• (CDQE-10973) [AddressLine1] フィールドにデータが返されない。
• (CDQE-10809) レコードの数が約 6,000 を超えると、End of File 例外が発生する。
• (CDQE-10775) 補足的な住所情報が無効であってもメイン州リスボンの住所が DPV で確認される。
• (CDQE-10718) ZIP Code 34289 の住所でユニット番号が返されない。
• (CDQE-10680) アルバート州カルガリーの数値ストリート名が補正されない。
• (CDQE-10546) 一意の住所 1 件だけが含まれる郵便番号が指定されている場合に [住所行 1] フィー
ルドにアスタリスクがあると、住所が返されない。
• (CDQE-10540) カリフォルニア州インディオ、カリフォルニア州アップルバレー、ネバダ州ガード
ナーヴィル、カリフォルニア州ミルバレーの特定の住所を検証できない。
• (CDQE-10298) ワシントン州タコマの住所でアパート番号が削除される。
• (CDQE-9762) テキサス州ダラスの住所で、入力に州名が含まれない場合も、[StateProvince.result]
フィールドに "V" の値が返される。
• (CDQE-9682/00334806) 家番号にハイフンが含まれているニュージャージー州エルムウッド パーク
の住所が検証できない。
• (CDQE-9374/00280948) モンタナ州の住所に対し、下院選挙区が返されない。
• (CDQE-9350) ケベック州ラヴァルの住所で返される省の略語の大文字と小文字の区別が適切でな
い。
リリース ノート
25
既知の問題
• (CDQE-8449/00313107) LACS/Link 変換が行われた米国地方配送路の住所に対し、出力フィールド
USLACS に変換されていないことを表す "N" が設定される。
• (CDQE-8438) Validate Address で、ラオス人民民主共和国およびコートジボワールの ISO 国名が返
されない。
• (CDQE-8152) DPV が有効な場合、Status.Description フィールドに EWS 一致が反映されない。
• (CDQE-8139) プエルトリコのバヤモンの住所で複数の一致が返されない。
• (CDQE-7676) コロラド州コロラドスプリングスの住所で、入力と出力のどちらにも接頭方向指示が
含まれていない場合、LeadingDirectional.Result フィールドに "C" が含まれる。
• (CDQE-7654/00303170) LACS/Link 変換が行われた住所に対し、出力フィールド xxxx.Input に、入
力住所ではなく修正済みの住所が設定される。
• (CDQE-7583/00297285) LACS/Link 変換の使用時に、ドロップされた住所情報が AdditionalInputData
フィールドに返されない。
• (CDQE-7455) アパート情報の問題。
• (CDQE-7311) 州の指定がいないフェニックスの住所で、州の結果コードとして "A" の代わりに "V"
が返される。
• (CDQE-4179/00006048) 省略形エイリアスのオプションは、無効にするとエイリアスが返され、有
効にするとエイリアスが返されない。
• (CDQE-3150/CR 1-32540113) カリフォルニア州ロサンゼルスの S Doheny Dr 上の住所が、誤って
ZIP Code 90089-0001 にマッチングされる。
• (CDQE-2281/CR 1-30019270) ユニークな ZIP Code ロジックは、都市が提供されなかった場合に問
題が存在する。
• (CDQE-2274/CR 1-15518343) テキサス州オースティンの "Lamar Blvd." が、"LaMar" と誤ってコー
ド化される。
• (CDQE-2267/CR 1-17999195) 大文字と小文字の混在を有効にしている場合に、"La Habra" などの
都市が "LA Habra" として返される。
• (CDQE-2261/CR 1-28475181) テキサス州スウィーニーの PO Box 住所がコード化されない。
• (CDQE-503/CR 1-31958200) ワシントン州タコマの住所に対し、アパート番号が誤ってコード化さ
れる。
• (CDQE-477/SR 1-31926276) カリフォルニア州デイビスのある住所において、アパート情報を
AddressLine2 に配置すると、アパート情報がドロップされる。
Universal Name モジュール
• (CDQE-23803) Management Console、Enterprise Designer、または Interactive Driver で Open Parser
と Open Name Parser のビューにアクセスするには、Open Parser Domains と Open Parser Cultures
の表示権限が必要となる。
• (CDQE-14657) JOHN D という名前のパースが正しく行われない。
• (CDQE-5386) Open Name Parser が、誤った性別を割り当てる場合がある。
Web サービス
• (CDQE-24081) "length" という名前のフィールドがあるサービスを SOAP および REST サービスと
して公開するのに失敗する。
26
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
システム要件
サポートされるオペレーティング システムの変更
Spectrum™ Technology Platform サーバーは Oracle Linux 6 でもサポートされるようになりました。
サーバー要件
オペレーティング システム
Spectrum™ Technology Platform は、以下のオペレーティング システムでサポートされています。
オペレーティング システム
Notes
AIX 6.1
Universal Address モジュールのコンポーネントである Validate Address
AUS は、このオペレーティング システムでサポートされていません。
AIX 7.1
Universal Address モジュールのコンポーネントである Validate Address
AUS は、このオペレーティング システムでサポートされていません。
Address Now モジュールをこのオペレーティング システムで使用す
るには、gcc332 ライブラリをインストールする必要があります。
CentOS 5
次のモジュールは、このオペレーティング システムでサポートされて
いません。
• Enterprise Tax モジュール
• Universal Address モジュールに含まれる Validate Address AUS
CentOS 6
次のモジュールは、このオペレーティング システムでサポートされて
いません。
• Enterprise Tax モジュール
• Universal Address モジュールに含まれる Validate Address AUS
HP-UX 11.31 (Itanium)
Universal Address モジュールのコンポーネントである Validate Address
AUS は、このオペレーティング システムでサポートされていません。
Address Now モジュール、Enterprise Tax モジュール、GeoConfidence
モジュール、および Location Intelligence モジュールは、このオペレー
ティング システムでサポートされていません。
Oracle Linux 6
Universal Address モジュールのコンポーネントである Validate Address
AUS は、このオペレーティング システムでサポートされていません。
Red Hat Enterprise Linux 5
Universal Address モジュールのコンポーネントである Validate Address
AUS は、このオペレーティング システムでサポートされていません。
Red Hat Enterprise Linux 6
Universal Address モジュールのコンポーネントである Validate Address
AUS は、このオペレーティング システムでサポートされていません。
Solaris 10 (SPARC のみ)
Universal Address モジュールのコンポーネントである Validate Address
AUS は、このオペレーティング システムでサポートされていません。
リリース ノート
27
システム要件
オペレーティング システム
Notes
Solaris 11 (SPARC のみ)
次のモジュールは、このオペレーティング システムでサポートされて
いません。
• Enterprise Tax モジュール
• Universal Addressing モジュール
SUSE 10.0
glibc-2.4-31.2 が必須です。この構成は、標準の SUSE 10.1 ディスト
リビューションにほぼ相当します。 Universal Address モジュールの
コンポーネントである Validate Address AUS は、このオペレーティン
グ システムでサポートされていません。
SUSE 11
glibc-2.9 または glibc-2.11 が必須です。 Universal Address モジュー
ルのコンポーネントである Validate Address AUS は、このオペレー
ティング システムでサポートされていません。 また、これらの実行
時ライブラリが次のようにインストールされている必要があります。
zypper install libstdc++33-32bit zlib-32bit
Ubuntu 12
これらの実行時ライブラリが次のようにインストールされている必要
があります。
apt-get install libstdc++5:i386 zlib1g:i386
次のモジュールは、このオペレーティング システムでサポートされて
いません。
• Address Now モジュール
• Enterprise Geocoding モジュール (米国 以外の国のデータはサポー
トされています)。
• Enterprise Tax モジュール
• SAP モジュール
• Siebel モジュール
• Universal Addressing モジュール
オペレーティング システム
Notes
Windows Server 2003
なし
Windows Server 2008
なし
Windows Server 2012 R1 お Enterprise Tax モジュールは、R2 ではサポートされていません。
よび R2
64 ビットが必須
サーバーには 64 ビット システムが必要です。 32 ビット システムはサポートされていません。
ハードディスクの空き領域
Spectrum™ Technology Platform には、以下のハードディスクの空き容量要件があります。
28
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
新規インストール
アップグレード
• すべてのモジュールをインストールする場合は • 現在のインストールの 3 倍に相当する空きディ
3 GB (一部のモジュールをインストールする場
スク容量。 現在のインストールのサイズを確認
合はそれ未満)。
するには、Spectrum™ Technology Platform を
インストールしたフォルダのサイズを調べてく
• インストールにおいて必要なファイルを抽出す
ださい。
るための一時的な容量として 2 GB ~ 3 GB。た
だし、インストールするオプションによっては • アップグレードの一部としてモジュールを追加
それ以上の容量が必要になる場合があります。
する場合は、すべてのモジュールをインストー
必要に応じて、十分な空き容量のあるディレク
ルする場合は 3 GB を必要とし、インストール
トリを指すように TEMP 環境変数を変更してく
するモジュールが少ない場合はそれより少なく
ださい。 必要に応じて、十分な空き容量のある
なります。
ディレクトリを指すように IATEMPDIR 環境変 • インストールにおいて必要なファイルを抽出す
数を変更してください。
るための一時的な容量として 2 GB ~ 3 GB。た
だし、インストールするオプションによっては
それ以上の容量が必要になる場合があります。
必要に応じて、十分な空き容量のあるディレク
トリを指すように TEMP 環境変数を変更してく
ださい。 必要に応じて、十分な空き容量のある
ディレクトリを指すように IATEMPDIR 環境変
数を変更してください。
注 : 郵便データベース、ジオコーディング データベース、Data Normalization テーブルなどの参照
データベースを使用するモジュールをインストールする場合は、そのデータのための容量が必要
になります。 総ディスク容量は、インストールするモジュールとデータベースによって異なりま
す。
メモリ
• 基本メモリ要件: 8 GB
• Enterprise Geocoding モジュールでは、最初の非米国ジオコーダ用にさらに 500 MB、 2 番目以降の
各非米国ジオコーダ用に 250 MB が必要です。 ただし、次の例外があります。
• ドイツ、オーストラリア、英国 については、各 1 GB の追加メモリが必要です。
• 日本は、2 GB の追加メモリが必要です。
単一の Spectrum™ Technology Platform サーバーにメモリを追加する代わりに、既存のハードウェ
アを利用できるように、複数のサーバーに処理を分散することが可能です。 これは、リモート サー
バー処理と呼ばれるものです。 リモート サーバーの詳細については、『Spectrum™ Technology
Platform Dataflow Designer ガイド』を参照してください。
• 次の名前データベースを使用する場合、Data Normalization モジュールと Universal Name モジュー
ルを実行するために追加のメモリ領域が必要です。
• Arabic Plus Pack: 5.5 GB
• Asian Plus Pack - 中国: 32 MB
• Asian Plus Pack - 日本: 1.6 GB
• Asian Plus Pack - 韓国: 8 MB
• Core Names: 1.1 GB
リリース ノート
29
システム要件
その他の要件
• すべての Unix/Linux システムにおいて、少なくとも 8192 個のファイル ディスクリプタが必要です。
次のように ulimit コマンドを実行することによって、これを設定できます。
ulimit –n 8192
• IBM AIX システムの場合のみ、Spectrum™ Technology Platform をインストールする前に、32 ビッ
ト版と 64 ビット版の Java 7 をダウンロードしてインストールする必要があります。 Java 7 がイン
ストールされていない場合は、以下からダウンロードおよびインストールしてください。
www.ibm.com/developerworks/java/jdk/aix/service.html
• 管理者権限
Address Now モジュールに関する要件
• Red Hat/SUSE Linux— 512 MB RAM、gcc コンパイラ、ライブラリ バージョン 4.1.2
• Sun Solaris— 400 MHz 以上の速度の UltraSparc 以上のプロセッサ、512 MB 以上の RAM、gcc コ
ンパイラ、ライブラリ バージョン 3.3
Universal Addressing モジュールの要件
• Universal Addressing モジュールをインストールするにはルート権限が必要です。
デフォルトのネットワーク ポート
Spectrum™ Technology Platform サーバーは、通信にいくつかのネットワーク ポートを使用します。
ネットワーク ポートに競合があると、モジュール コンポーネントが起動に失敗する恐れがあります。
コンポーネントが Management Console に表示されない場合は、コンポーネントが起動に失敗したこ
とを表しています。この問題をトラブルシューティングするには、Spectrum™ Technology Platform
ログ ファイルを確認してください。このログには、どのポートが問題を起こしているかが示されてい
ます。Spectrum™ Technology Platform ログ ファイルは、以下の場所にあります。
server\app\repository\logs\server.log
以下の表に、デフォルトのネットワーク ポートを示します。以下のファイルのプロパティを修正する
と、ポートを変更できます。
server\app\conf\spectrum-container.properties
注 : クラスタで使用するネットワーク ポートを変更する場合は、クラスタ内のすべてのノードで
spectrum-container.properties ファイルを修正する必要があります。
30
ポート
プロパティ
説明
2424-2430
spectrum.orientdb.binary.port このポートは、Spectrum™ Technology
Platform サーバーの内部設定データベー
スが使用します。
2434
spectrum.orientdb.hazelcast.port このポートは、Spectrum™ Technology
Platform サーバーの内部設定データベー
スが使用します。
2480-2486
spectrum.orientdb.http.port
このポートは、Spectrum™ Technology
Platform サーバーの内部設定データベー
スが使用します。
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
ポート
プロパティ
説明
5701
spectrum.hazelcast.port
このポートは、クラスタ内の
Spectrum™ Technology Platform サー
バー間の分散処理を管理するために
Hazelcast が使用します。
8080
spectrum.http.port
サーバーと Enterprise Designer、
Management Console、および
Interactive Driver の間の通信に使用する
ポート。このポートは Web サービスも
使用します。
10119
spectrum.socketgateway.port
このポートは、サービスに対する API
呼び出しで使用されます。
クライアント ツールの要件
Enterprise Designer、Management Console、および Interactive Driver には、以下のものが必要です。
• オペレーティング システム要件:
• Windows XP
• Windows 7
• モジュールを含まないクライアントをインストールするために 86 MB のディスク容量。 インストー
ルするモジュールごとに、追加のディスク容量が必要になります。
• Microsoft .NET Framework 4.0 (Spectrum™ Technology Platform Welcome ページ http://<Spectrum
サーバー名>:8080 で入手可能です)
• 管理ユーティリティには Java 7 が必要です。 管理ユーティリティを Spectrum™ Technology Platform
サーバーがインストールされているコンピュータにインストールする場合、Java 7 はサーバーに含
まれているため、既にインストールされています。 管理ユーティリティを別のコンピュータにイン
ストールする場合は、そのコンピュータに Java 7 がインストールされていることを確認してくださ
い。
• 解像度が 1024 x 768 以上のモニター。
• Windows の最大 DPI 設定: 150%
• Adobe Reader 7 以降 (レポートの表示と保存に必要)
• Business Steward Portal または Data Hub Relationship Analysis Client を使用する場合は、Microsoft
Silverlight 5 をインストールしたブラウザが必要です。 www.microsoft.com/getsilverlight を参照
してください。
Client SDK の要件
Client SDK は、Spectrum™ Technology Platform サービスへの API アクセスを提供します。 開発時に
Client SDK を使用する場合は、コンピュータが以下の要件を満たしている必要があります。
• ディスク容量 — 1.25 GB
• Client SDK をインストールするには JDK 1.7 が必要です。 JDK 1.7 が環境変数 PATH に存在するこ
とを確認してください。 インストールした後には、Client SDK は JDK 1.4 以降をサポートします。
• iSeries プラットフォームは、Java においてのみ Client SDK をサポートします。
リリース ノート
31
システム要件
サポートされるコンパイラ
Spectrum™ Technology Platform クライアント SDK は、下記のバージョン以降のコンパイラとランタ
イムでサポートされます。
Java
クライアント SDK パッケージ ディレクトリ: clientSDK/platforms/java
クライアント SDK には Java JDK バージョン 1.4 以上が必要です。 これはクライアント SDK と共に
インストールされません。
Windows
• JDK: 1.4
• C コンパイラ: MSVC 6.0 SP3、MSVC 2003、MSVC 2005
• C++ コンパイラ: MSVC 6.0 SP3、MSVC 2003、MSVC 2005
• C# .NET: Microsoft .NET Framework 1.1
• Visual Basic: MS Visual Basic 6.0
HP-UX RISC
• JDK: 1.4
• C コンパイラ: cc: HP92453-01 A.11.01.21 HP C (バンドル) コンパイラ
• C++ コンパイラ: aCC: HP aC++ B3910B A.03.30 HP aC++ B3910B A.03.27
clientSDK 32 bit lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
libpthread.1
librt.2
libnsl.1
libxti.2
clientSDK 64 bit lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
•
•
•
libpthread.1
libnsl.1
librt.2
libdl.1
libc.2
libxti.2
libdl.1
HP-UX Itanium
• JDK: 1.4
• C コンパイラ: cc: HP aC++/ANSI C B3910B A.06.05
• C++ コンパイラ: aCC: HP aC++/ANSI C B3910B A.06.05
clientSDK 32 bit lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
•
32
libpthread.so.1
libnsl.so.1
librt.so.1
libxti.so.1
libdl.so.1
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
clientSDK 64 bit lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
•
libpthread.so.1
libnsl.so.1
librt.so.1
libxti.so.1
libdl.so.1
Red Hat (32 ビット)
• オペレーティング システム: Red Hat Linux 2.4.9-e.65smp
• C コンパイラ: gcc バージョン 2.96 (Address Now モジュールには gcc 4.1 が必要)
• C++ コンパイラ: g++ バージョン 2.96
clientSDK lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
libstdc++-libc6.2-2.so.3
libm.so.6
libc.so.6
ld-linux.so.2
Red Hat (64 ビット)
• オペレーティング システム: Red Hat Linux バージョン 2.6.9-34.0.2.ELsmp
• C コンパイラ: gcc バージョン 3.4.5
• C++ コンパイラ: g++ バージョン 3.4.5
clientSDK lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
•
•
libstdc++.so.6
libm.so.6
libgcc_s.so.1
libpthread.so.0
libc.so.6
ld-linux-x86-64.so.2
SuSE
• オペレーティング システム: SuSE SLES 8 (UnitedLinux 1.0 によって動作) (i586)\nKernel
2.4.21-295-smp (0).
• C コンパイラ: gcc バージョン 3.2.2
• C++ コンパイラ: g++ バージョン 3.2.2
clientSDK lib (32 ビット) は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
•
libstdc++.so.5
libm.so.6
libgcc_s.so.1
libc.so.6
ld-linux.so.2
Solaris
• オペレーティング システム: Solaris 5.8
• C コンパイラ: cc: Forte Developer 7 C 5.4 2002/03/09
• C++ コンパイラ: CC: Forte Developer 7 C++ 5.4 Patch 111715-16 2005/04/28
リリース ノート
33
システム要件
clientSDK 32 bit lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
libpthread.so.1
libsocket.so.1
libnsl.so.1
librt.so.1
libc.so.1
libdl.so.1
libmp.so.2
libaio.so.1
libc_psr.so.1
clientSDK 64 bit lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
libpthread.so.1
libsocket.so.1
libnsl.so.1
librt.so.1
libc.so.1
libmp.so.2
libmd5.so.1
libscf.so.1
libaio.so.1
libdoor.so.1
libuutil.so.1
libm.so.2
libc_psr.so.1
libmd5_psr.so.1
AIX
• オペレーティング システム: AIX バージョン 5.1.0.0
• C コンパイラ: xlc 6.0 Visual Age C 6.0
• C++ コンパイラ: xlC 6.0 Visual Age C++ 6.0
clientSDK 32 bit および 64 bit lib は、次のライブラリにリンクされます。
•
•
•
•
libC.a
libc_r.a
libpthread.a
librtl.a
Location Intelligence モジュールによるサポート
データベース
Location Intelligence モジュールは、空間サービス、データ、およびリソースで使用するために以下の
空間データベースをサポートしています。
• Oracle 11gR2、Oracle Linux
• SQL Server 2008、SQL Server 2012 R2
• SAP HANA 7.4
• PostGres 8+ (PostGIS 2.x)
34
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
データ書式
Location Intelligence モジュールでは、以下のデータ形式を空間サービスに使用できます。
• 汎用 JDBC (XY 含)
• TAB (ネイティブ、ラスタ、グリッド、シームレス、DBF)
• ESRI シェイプファイル
ラスタ形式
Location Intelligence モジュールは、以下のラスタ形式 (64 ビットのみ) を空間サービスに使用できま
す。
•
•
•
•
•
•
•
•
GIF
TIFF
GEOTIFF
JPG
PNG
ECW
MrSID
MI Grid (*.MIG)
•
•
•
•
•
•
•
Northwood Grid (GRD、GRC (表示のみ))
ADRG
CADRG
CIB
DTED
NITF
RPF
注 : Solaris および AIX マシンは、32 ビットと 64 ビットのどちらの JVM がインストールされている
かに関係なく、ECW および MrSID ラスタ形式をサポートしていません。
ブラウザ
Location Intelligence モジュールの空間クライアント開発およびサンプルでは、以下のブラウザをサ
ポートしています。
• Microsoft Internet Explorer 8 ~ 11
• Mozilla Firefox 10 およびそれ以降
• Safari (Mac OS X)
• Google Chrome 28 およびそれ以降
Spectrum Spatial マネージャでは、以下のブラウザがサポートされています。
• Microsoft Internet Explorer 9 ~ 11
• Mozilla Firefox 10 およびそれ以降
• Google Chrome 25 およびそれ以降
OGC 準拠
Location Intelligence モジュールは、次のサービスについて OGC に準拠しています。
• CSW バージョン番号 2.0.2
• WFS バージョン番号 1.0.0
• WMS バージョン番号 1.1.1 および 1.3.0
リリース ノート
35
インストール時の注意事項
MapInfo Professional の互換性
Location Intelligence モジュールは、12.5.x. までのバージョンの MapInfo Professional と互換性があり
ます。 機能別の比較については、MapInfo Professional リリース ノートを参照してください。
Microsoft Dynamics、SAP、および Siebel との互換性
このリリースの Spectrum™ Technology Platform は、以下のバージョンの Microsoft Dynamics、SAP、
および Siebel と互換性があります。
互換性がある Microsoft Dynamics のバージョン
Microsoft Dynamics CRM 2013
Microsoft Dynamics CRM 2013 SP1
注 : サポートされる Internet Explorer のバージョンは、10 と 11 のみです。 それより前のバージョン
の Internet Explorer はサポートされません。 他のブラウザはすべてのバージョンがサポートされ
ます。
互換性がある SAP のバージョン
SAP CRM 6.0
SAP CRM 7.0 EHP 2
SAP CRM 7.0 EHP 3
SAP ECC 6.0 EHP 6
SAP ECC 6.0 EHP 7
SAP Web DynPro Java 7.01
互換性がある Siebel のバージョン
Open UI for Siebel Business Applications 8.1.1.11.4
Open UI for Siebel Industry Applications 8.1.1.11.4
Siebel Business Applications 8.0
Siebel Business Applications 8.1.1
Siebel Industry Applications 8.0
Siebel Industry Applications 8.1.1
注 : Open UI は Safari Web ブラウザではサポートされません。
インストール時の注意事項
システム要件など、Spectrum™ Technology Platform のインストールに関する詳細については、
『Spectrum™ Technology Platform インストール ガイド』 (support.pb.com) を参照してください。
アップグレード パス
以前のバージョンからのアップグレード
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3 には以下のバージョンからアップグレードできます。
• 9.0 SP2
36
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
•
•
•
•
9.0 SP1
9.0
8.0 SP3
7.0
8.0 SP2、8.0 SP1、または 7.0 より前のバージョンがインストールされている場合は、最初に上記の
いずれかのバージョンにアップグレードした後、そのバージョンから 9.0 SP2 にアップグレードする
必要があります。
クライアント ツールのアップグレード
Enterprise Designer、Management Console、あるいは Interactive Driver をバージョン 7.0 または 8.0
SP3 で使用している場合は、それらのアップグレードを実行しないと、このリリースの新しいセキュ
リティ機能を利用できません。 これらのクライアント ツールをアップグレードするには、Spectrum™
Technology Platform のようこそページからクライアント ツールのインストーラをサーバーにダウン
ロードし、クライアント ツールがインストールされているコンピュータでインストーラを実行してく
ださい。 インストーラによってクライアント ツールが 9.0 SP2 にアップグレードされます。 クライ
アント ツールのインストールの詳細については、『Spectrum™ Technology Platform インストール ガ
イド』を参照してください。
Business Steward モジュールのアップグレード
このバージョンの Business Steward モジュールにアップグレードするには、現在のバージョンが
Spectrum™ Technology Platform 8.0 以降にインストールされている必要があります。 Spectrum™
Technology Platform のバージョンがそれ以外の場合は、既存の Business Steward モジュールをアン
インストールしてから新しいバージョンをインストールしてください。 モジュールを削除する手順に
ついては、『Spectrum™ Technology Platform インストール ガイド』を参照してください。
Data Hub モジュールのアップグレード
このバージョンの Data Hub モジュールにアップグレードするには、現在のバージョンが Spectrum™
Technology Platform 8.0 以降にインストールされている必要があります。 Spectrum™ Technology
Platform のバージョンがそれ以外の場合は、既存のモジュールをアンインストールしてから新しいバー
ジョンをインストールしてください。 モジュールを削除する手順については、『Spectrum™ Technology
Platform インストール ガイド』を参照してください。
Enterprise Tax モジュールの更新
Enterprise Tax モジュールを 9.0 SP2 よりも前のバージョンから Spectrum™ Technology Platform 9.0
SP3 にアップグレードするには
• 9.0 SP3 における Universal Address モジュールのフルライセンスを取得している場合は、次のセク
ションで説明されている簡単な変更を加えることによって、Universal Address モジュールを住所の
正規化に使う既存の 2 ステップ プロセスを 1 ステップ プロセスに簡素化できます。
• Universal Address モジュールを Enterprise Tax モジュール ライセンスの一部として入手し、Universal
Address モジュールを住所の正規化に使う既存の 2 ステップ プロセスを使用している場合は、次の
セクションの説明に従って 2 ステップ プロセスを 1 ステップ プロセスに変更することが必要です。
バッチ プロセスの場合:
• 最初に Universal Address モジュールを実行し、次に Enterprise Tax モジュールを別のプロセスとし
て実行するバッチ プロセスでは、Universal Address モジュールのステップを削除し、Universal
Address モジュールへの入力を Enterprise Tax モジュールへの入力として使用します。
リリース ノート
37
インストール時の注意事項
• Universal Address モジュールと Enterprise Tax モジュールを単一のプロセスとして結合するカスタ
ム フローを使うバッチ プロセスの場合は、カスタム サービスを Enterprise Tax モジュールの現在
のバージョンと置き換えます。
サービス呼び出しを使うプロセスの場合:
• 最初に Universal Address モジュールを呼び出し、次に Enterprise Tax モジュールをあらためて呼び
出すプロセスの場合は、Universal Address モジュールの呼び出しを削除し、Enterprise Tax モジュー
ルだけを呼び出すように変更します。
• Universal Address モジュールと Enterprise Tax モジュールを単一のサービスとして結合するカスタ
ム フローを使うプロセスの場合は、呼び出すサービスの名前を AssignGeoTAXInfo に変更します。
注 : Universal Address モジュールのリターン コードの一部は、Enterprise Tax モジュールにはあり
ません。 必要であれば、プロセスでのリターン コードの使い方を修正してください。
LIM モジュールのアップグレード
Location Intelligence モジュールを Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3 にアップグレードすると
きは、アップグレードする前に WebDAV を使ってカスタム データ ソースとリソースをバックアップ
することをお勧めします。
モジュールとともにインストールされていたデータは、アップグレードによって削除されます。 カス
タム データが同じディレクトリにある場合は、そのデータをバックアップし、アップグレードが完了
した後で、 Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3 ディレクトリの同じ場所にコピーします。
バージョン 7.0 または 8.x から任意の 9.0 リリースにアップグレードした場合は、権限は保持されま
せん。9.0 ではセキュリティ アーキテクチャが変更されているためです。
この 9.0 SP3 リリース以降、Spectrum Spatial 1.x から最新バージョンへのアップグレードはサポート
されません。
SAP および Siebel モジュールのアップグレード
以下に示すいずれかのバージョンの SAP モジュールまたは Siebel モジュールからアップグレードす
る場合は、アップグレード前に SAP モジュールまたは Siebel モジュールを削除する必要があります。
SAP ECC 5.0
Siebel Enterprise 7.8
Siebel Industry 7.8
モジュールを削除する手順については、『Spectrum™ Technology Platform インストール ガイド』を
参照してください。
これらのバージョンの SAP および Siebel はもうサポートされていないため、アップグレード前に削
除する必要があります。 9.0 SP3 にアップグレードする際、インストール処理の途中で SAP または
Siebel のサポートされているバージョンを選択できます。
SSL 構成ファイルのアップグレード
Spectrum™ Technology Platform サーバーの通信に SSL を使用し、9.0 SP1 より前のバージョンから
アップグレードする場合、9.0 SP3 の適用後に SSL 構成ファイルを更新する必要があります。 9.0 SP1
または 9.0 SP2 からアップグレードする場合は、SSL 構成ファイルを更新する必要はありません。
Important: SSL を使用するときこの更新を行わないと、本サービス パックの適用後は Spectrum™
Technology Platform サーバと通信できなくなります。
1. 適当なテキスト エディタでファイル spectrum-override-container-ssl.xml を開きます。
ファイルの場所は <SpectrumLocation>/server/app/conf/spring です。
38
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
2. 変更対象:
com.g1.dcg.server.jetty.JettyDelayedServerConnector
変更内容:
org.eclipse.jetty.server.ServerConnector
3. ファイルを保存して閉じます。
必要なオペレーティング システムの更新
‎Spectrum™ Technology Platform をインストールする前に、お使いのオペレーティング システムに対
して提供されているすべての製品アップデートを必ず適用してください。特に Java に関連する問題の
修正は必須です。
Windows Server 2012 R2 のインストール
インストーラに既知の問題があるため、Spectrum™ Technology Platform サーバーを Windows Server
2012 R2 にインストールするときとアンインストーラでサーバーをアンインストールするときは、イ
ンストーラを互換モードで実行する必要があります。 インストーラを互換モードで実行するには、
サーバーをインストールする前に次の手順を行います。
1. install.exe を右クリックし、[プロパティ] を選択します。
2. [互換性] タブをクリックします。
3. [互換モードでこのプログラムを実行する] ボックスをオンにし、[Windows 7] を選択します。
4. [OK] をクリックします。
これで、インストーラは互換モードで実行できる状態です。 install.exe をダブルクリックしてサー
バーをインストールします。 完全なインストール手順については、『Windows 向けインストール ガ
イド』を参照してください。
Spectrum™ Technology Platform サーバーを Windows Server 2012 R2 システムからアンインストール
する場合は、上記の手順をアンインストーラに実行してください。アンインストーラは次の場所に配
置されています。
SpectrumLocation\Uninstall\Uninstall_LES\Uninstall_LES.exe
Location Intelligence モジュール
Location Intelligence モジュールの名前付きリソースとデータのバックアップ
Location Intelligence モジュールを Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3 にアップグレードすると
きは、アップグレードする前に WebDAV を使ってカスタム データ ソースとリソースをバックアップ
することをお勧めします。
モジュールとともにインストールされていたデータは、アップグレードによって削除されます。 カス
タム データが同じディレクトリにある場合は、そのデータをバックアップし、アップグレードが完了
した後で、 Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3 ディレクトリの同じ場所にコピーします。
リリース ノート
39
インストール時の注意事項
Location Intelligence モジュールの設定ファイルのバックアップ/復元
Spectrum™ Technology Platform からのアップグレード処理は、 Location Intelligence モジュールの設
定ファイルを上書きします。 カスタム設定が失われないように、 まずファイルのバックアップを行っ
てから アップグレードに進んでください。
次のケースに該当する場合は、以下の手順を行ってください。
• Spectrum™ Technology Platform サーバを 8080 以外のポートで実行します。
• 次のいずれかの Location Intelligence モジュールの設定ファイルを変更したことがある。
• SOAP サービス (マッピング、フィーチャー)
• CSW
• Map Tiling
• 名前付きリソース
• WMS
• WFS
• ユーザ管理
設定ファイルはリポジトリに保存されており、ファイル システムからは直接アクセスできません。
WebDAV プロトコルを使ってアクセスし、ファイルを別の場所にコピーする必要があります。 Windows
の場合、Windows エクスプローラまたはオープンソースの DAV Explorer クライアント アプリケーショ
ンを使って WebDav を利用できます。 Linux/UNIX の場合、Windows クライアントまたはデスクトッ
プ ファイル エクスプローラを使って WebDAV を利用できます。 WebDAV を使ってリポジトリ ファ
イルにアクセスする最も簡単な方法は、Windows エクスプローラ クライアントを直接使って、リポジ
トリにマッピングされたドライブ接続を作成することです。
アップグレードを実行する前に、"%install_home%\Spectrum\server\modules\spatial" にあるファイル
java.properties と java.vmargs をバックアップして、既存のカスタマイズを保持してください。
ユーザが変更した設定ファイルとプロパティ ファイルをバックアップまたは復元するには、次の操作
を行います。
1. 次の手順に従って、リポジトリにマッピングされたドライブ接続を作成します。
a) 使用する URL が正確かどうかを確認します。 Web ブラウザで
http://<yourhost:port>/RepositoryService/repository/default/ に移動しま
す。 リポジトリのルートが Web ブラウザに表示されます。
b) この URL をコピーし、Windows エクスプローラでコンピュータ アイコンを右クリックし、
[ネットワーク ドライブの割り当て] を選択します。
c) URL を [フォルダ] ボックスに貼り付け、[完了] をクリックします。 ドライブ文字がリポジトリ
に関連付けられ、Web ブラウザに表示したときと同じ内容でリポジトリのルートが表示されま
す。
2. Windows エクスプローラで、リポジトリにマッピングされた場所に移動し、Configuration フォル
ダを安全な場所にコピーします。
3. DAV Explorer を使用する場合は、Configuration フォルダ内のファイルについて、 [File] > [Get
File] の操作を個別に行います。
4. \modules\spatial\java.properties と java.vmargs のバックアップ コピーを作成してデフォルト以外
の設定を保存します。
5. Spectrum™ Technology Platform のアップグレードを実行します。
6. バックアップしておいた Configuration フォルダをリポジトリにコピーし、アップグレード中に作
成されたファイルを上書きします。
7. バックアップしておいた java.properties と java.vmargs ファイルを新しいファイルと照合して、追
加や変更したプロパティが保持されていることを確認します。
40
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
注 : バージョン 7.0 から 9.0 SP2 にアップグレードする場合は、古い java.properties と java.vmargs
ファイルをコピーして新しいファイルを上書きするだけでは不十分です。 新しいバージョン
で追加された引数を指定する必要があるケースがあります。 必要に応じて、2 つのファイル
の内容を十分に注意して結合してください。
8. これらの変更を行った後で Spectrum サーバをいったん停止してから再起動するか、jmx-console
を使って影響を受けるサービスをリセットします。
注 : 設定ファイル (java.properties または java.vmargs ファイル) のバックアップを忘れた場合は、
アップグレード プロセスで作成されたバックアップ zip ファイルをチェックしてください (バッ
クアップに失敗していないことが前提となります)。 この zip ファイル
(upgrade_backup_yyyyMMddHHmmss.zip) は、“%install_home%\Spectrum\server\modules” に
格納されます。
Location Intelligence モジュール用のクラスタ環境のアップグレード
LIM においてクラスタ環境をアップグレードする手順は、 support.pb.comで提供されている『イン
ストール ガイド』に記載されています。 「Location Intelligence モジュール用のクラスタリングを使
用したアップグレード」というセクションを参照してください。
Location Intelligence モジュール用の 8.x クラスタ環境のアップデートにおける認
証エラー
8.x クラスタ環境をアップグレードする際には、アップグレードの前に共通リポジトリ データベース
からローカルの Derby データベースに切り換え、バックアップした repository.xml をコピーする作業
が必要です。 アップグレード前に必要なこれらの手順については、 support.pb.comで提供されてい
る『インストール ガイド』の「Location Intelligence モジュールにおけるクラスタのアップグレード」
に記載されています。
repository.xml をコピーし、Spectrum サーバーを再起動した後に、wrapper.log に次のエラーが検出さ
れます。java.sql.SQLNonTransientConnectionException: Connection authentication
failure occurred. Reason: Invalid authentication.
このエラーは、8.x の repository.xml に Derby データベース認証情報属性が含まれていないことに起因
します。
これを解決するには、サーバーを停止し、Persistence Manager タグの下の 2 箇所に
;user=sa;password=group!を追加してから、アップグレードに進む前にサーバーを再起動しま
す。
Derby 認証情報を追加した後の repository.xml
<PersistenceManager
class="org.apache.jackrabbit.core.persistence.pool.DerbyPersistenceManager">
<param name="url"
value="jdbc:derby:${wsp.home}/db;create=true;user=sa;password=group!"/>
<param name="schemaObjectPrefix" value="${wsp.name}_"/>
</PersistenceManager>
<PersistenceManager
class="org.apache.jackrabbit.core.persistence.pool.DerbyPersistenceManager">
<param name="url"
value="jdbc:derby:${rep.home}/version/db;create=true;user=sa;password=group!"/>
<param name="schemaObjectPrefix" value="version_"/>
</PersistenceManager>
リリース ノート
41
インストール時の注意事項
PostGIS テーブルと名前付き接続のアップグレード
以前のバージョンからアップグレードする場合、GeoTools テーブルとして存在する PostGIS 名前付
きテーブルはすべて、PostGIS データ プロバイダ テーブルに変換されます。 アップグレードされた
このテーブルは、接続情報をインラインに含まず、同じ接続情報を持つ PostGIS 名前付き接続への参
照を含みます。
アップグレードされた PostGIS テーブルの例:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<NamedDataSourceDefinition version="MXP_NamedResource_1_5"
xmlns="http://www.mapinfo.com/mxp" >
<ConnectionSet>
<NamedConnectionRef resourceID="/PostgresConnection">
<ConnectionName>PGConnection</ConnectionName>
</NamedConnectionRef>
</ConnectionSet>
<DataSourceDefinitionSet>
<DBDataSourceDefinition id="PostGISWorldTable">
<DataSourceName>WORLD</DataSourceName>
<ConnectionMember>
<ConnectionName>PGConnection</ConnectionName>
</ConnectionMember>
<DBTable owner="schema" useQuotes="true">WORLD</DBTable>
</DBDataSourceDefinition>
</DataSourceDefinitionSet>
<DataSourceRef ref="id1"/>
</NamedDataSourceDefinition>
v9.2 へのアップグレードで、SQL Server 名前付き接続に対して行われたように、v.9.3 において既存
の PostGIS GeoTools 名前付き接続は、新しい PostGIS データ プロバイダへの接続にアップグレード
されます。
アップグレードされた PostGIS 名前付き接続の例:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<NamedConnection xmlns="http://www.mapinfo.com/mxp"
xmlns:gml="http://www.opengis.net/gml" version="MXP_NamedResource_1_5">
<DBConnection dbType="postgis">
<ConnectionName>PostGISConnection</ConnectionName>
<JDBCDriverParameters>
<JDBCUrl>jdbc:postgresql://localhost:5432/PostGIS?user=postgres&password=postgres&schema=public</JDBCUrl>
<DriverPropertySet>
<Property name="user" value="postgres"/>
<Property name="password" value="postgres"/>
</DriverPropertySet>
</JDBCDriverParameters>
</DBConnection>
</NamedConnection>
アップグレードに関する注意
• 既存の名前付き接続と名前付きテーブルにマシン名を表す同一の文字列値が含まれていない場合、
既存の名前付きテーブルは名前付き接続を使用するようにアップグレードされません。
• PostGIS XY テーブルに変更はありません。これらは、GeoTools テーブルではなく JDBC テーブル
として作成されるためです。 PostGIS XY テーブルは新しい名前付き接続を使用するようにアップ
グレードされません。 これらの接続は、引き続き、名前付きテーブル内にインラインで保存されま
す。
42
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
リリース ノート
• 9.0 または 9.0 SP1 から 9.0 SP3 にアップグレードする場合、データベース リソースに対する権限
は現在、Management Console のセキュア エンティティ オーバーライドの下の "Location
Intelligence.Named Resources" の下にあります。 アップグレード時に、既存の権限はいずれも新し
い場所に移動されず、再作成する必要があります。
• 9.0 SP2 から 9.0 SP3 にアップグレードする場合、アップグレード後に、名前付きリソースのすべ
ての権限は "Location Intelligence.Named Resources" の下に、リモート コンポーネントの権限は
"Database Resources.Spatial Database Resources" の下に維持されます。
アップグレード後の権限
バージョン 7.0 または 8.x から任意の 9.0 リリースにアップグレードした場合は、権限は保持されま
せん。9.0 ではセキュリティ アーキテクチャが変更されているためです。
LIM インストール ディレクトリ名と特殊文字
Location Intelligence モジュールが含まれる Spectrum™ Technology Platform インストールの場合、イ
ンストール ディレクトリ名に次のエスケープ文字を含めることはできません。
• & - アンパサンド
• > - より大きい
• < - より小さい
• ' - アポストロフィ
• " - 引用符
ローカライズ ファイルと非 Windows OS 上でのサイレント インストール
Windows 以外のオペレーティング システム上でサイレント インストールを実行すると、ローカライ
ズ car ファイルがインストールされず、フォルダが期待どおりに展開されません。 この問題を回避す
るには、標準モードでインストールします。
Enterprise Routing モジュール
データベースのメモリ使用量
大規模な Enterprise Routing データベースをロードする場合は、ルーティング リモート コンポーネン
トのメモリを増やす必要があります。 そのためには、java.vmargs ファイル内の –Xmx パラメータの
値をデータベースのサイズよりも大きな値に設定します。 例えば、米国のデータベース全体 (サイズ
は約 1.94 GB) をロードする場合は、–Xmx の値を 2048m にするとよいでしょう。 java.vmargs ファ
イルは %install_home%\server\modules\routing にあります。
注 : Solaris 10 (SPARC) マシンでは、java.vmargs ファイルの –Xmx パラメータの代わりに –Xms パ
ラメータの値を設定して、ルーティング リモート コンポーネントのメモリを増やす必要があり
ます。
Enterprise Tax モジュール
Windows 用のデータベース ロード ユーティリティ
Windows 用のデータベース ロード プログラムには、既知のソフトウェア問題があります。 この問題
を修正するには、SP3 を Windows にインストールした後に、パッチ 9.0 S39 を適用します。
リリース ノート
43
インストール時の注意事項
Universal Addressing モジュール
ルート アクセスの変更
Unix/Linux の root アクセス権は、Universal Addressing モジュールをインストールする場合にのみ必
要です。 Universal Address モジュールをインストールしない場合、root アクセス権は不要になりまし
た。
RDI データベースのアップデート
8.0 以前のリリースからアップグレードして、Universal Addressing モジュールを使用して Residential
Delivery Indicator (RDI) 処理を実行する場合は、このリリースに同梱されるデータベース インストー
ラを使用して RDI データベースを再インストールする必要があります。 RDI データベースを再インス
トールしなければ、RDI 処理は動作しません。 RDI データベースのインストール手順については、
『Spectrum™ Technology Platform インストール ガイド』を参照してください。
Universal Addressing モジュールで必須のルート アクセス
Universal Addressing モジュールをインストールするには、ルート アクセスが必須です。
44
Spectrum™ Technology Platform 9.0 SP3
Fly UP