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付 け な い 増 やさ な い や っ つ け る
給食施設や大型の仕出し弁当屋などでは、一度に多くの食事を調理すること、調理 から喫食までの時間が長いことなどから、温度管理をはじめとした高度な衛生管理が 必要です。以下の「食中毒予防の三原則」を中心とした衛生管理に気を付けましょう。 ・ 十分な手洗いをしましょう。調理の前やトイレの後に加えて、 肉や魚、鶏卵などを触った後も忘れずに手を洗いましょう。 付 け な い ・ 定期的に害虫駆除を実施しましょう。 ・ 下処理は確実に行い、調理後の食品を扱う場所とは分け ましょう。 ・ 器具はその都度、確実に洗浄・消毒しましょう。肉や魚・鶏 卵などに使用した器具をそのまま使い回すことは厳禁です。 ・ 調理後の食品は、提供するまではふた付き容器に入れたり ラップをかけたりして衛生的に保管し、二次汚染に気を 付けましょう。 ・ 加熱調理後はできるだけ早く喫食しましょう。(2時間以内) ・ 加熱後に温蔵する場合は65℃以上に保ちましょう。 ・ 加熱後に冷却する場合は小分けしてすばやく温度を下げ ましょう。 (目標は30分以内に中心部を20℃以下) や っつ け る ・ しっかりと加熱(中心部を75℃以上で1分間以上、ノロウイ ルス対策としては中心部を85~90℃で90秒以上)しま しょう。 ・ 野 菜 や 果 物 な ど を 加 熱 せ ず に 提供 す る場合 は、流水で 十分に洗浄しましょう。必要に応じて次亜塩素酸ナトリウム等 を使用して殺菌しましょう。 増 やさ な い ・ 食品等は低温(10℃以下)で保存しましょう。 ウェルシュ菌による食中毒に注意! 大量調理において大鍋で加熱調理を行った場合、 鍋の中の酸素が少ない状態になります。酸素が少な い環境を好むウェルシュ菌は、不十分な加熱等による 刺激に対して芽胞を形成することがあり、その際に 産生される毒素(エンテロトキシン)が食中毒の原因と なるといわれています。 症 状 ウェルシュ菌の特徴 ・ ヒトや動物の腸管内、土壌、 下水などに広く分布している。 ・ 十分な加熱により死滅するが、 食後5~24時間程度で、下痢、 腹痛などの症状が現れる。 過去の食中毒原因食品 不十分な加熱等の刺激により カレーライス、牛肉の煮込み、 逆に熱に強い芽胞を形成し、 煮物、シチュー、バイキング料理 加熱後も生き残ることがある。 など (100℃で6時間の加熱に 耐える芽胞を作るものがある) ・ 酸素が少ないところを好むため、 大量に調理したカレーやスープ の中心など、酸素が少なくて 冷めにくいところでは急速に 増殖する。 浜松市保健所 生活衛生課 TEL:053-453-6114 保健所浜北支所 TEL:053-585-1398 平成26年2月作製