震災に乗じた悪質メールが 子どもにも！

子どものまわりにある、
さまざまな危険をお知らせする
第
38号
2011. 4. 19
震災に乗じた悪質メールが
子どもにも！
事例
1
地震の揺れを感じた直後、
「地震速報」とい
うタイトルのメールが届いた。
「詳細情報は
こちら」とあったため、そのアドレスをク
リックしたところ、突然出会い系サイトに
つながり、
「ご利用ありがとう。利用料金 1
万円支払って」と画面に表示された。支払
い義務はあるのか。
（当事者：男性 17 歳）
事例
2
高校生の娘の携帯電話に、友人から震災募金
の協力要請のメールが届き、同じ内容を 10
人にメールするよう書かれていた。募金先は
聞いたことのない NPO 法人となっているが
大丈夫か。
（当事者：女性 16 歳）
ひ と こ と ア ド バ イ ス
●震災に便乗した悪質なメールのトラブル
●多 数 の 人 へ の メー ル 転 送 を 強 要 する
が発生しており、子どもにも被害が及ん
「チェーンメール」は、内容の真偽が不明
でいます。
であるほか、通信ネットワークに負担をか
●事例のように、地震に関する情報提供を
け、必要なメールが届きにくくなる可能性
装って出会い系サイトやアダルトサイト
もあります。転送は絶対にやめましょう。
に誘導する手口のほか、
「義援金」
「募金」 ●義援金を送る場合は、信用できる団体で
あることを確認してから送るようにしましょ
を名目としたものもあります。トラブル
う。
にあったら、すぐにお住まいの自治体の
消費生活センター等に相談してください。
（消費者ホットライン 188）
さぽーとくん
発行：独立行政法人国民生活センター
本文イラスト：黒崎 玄
（2016年4月18日:更新）