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琵琶湖の淡水真珠「ビワパール」母貝の殻から生まれた 新素材の発表
2015 年 10 月 19 日 滋賀県農政水産部 水産課 水産振興係 特産品の活性化=成安造形大学との連携ブランディング事業 琵琶湖の淡水真珠「ビワパール」母貝の殻から生まれた 新素材の発表展示会を開催 期間:10 月 31 日~11 月 29 日、会場:成安造形大学<キャンパスが美術館> 滋賀県は、琵琶湖固有種で、 「ビワパール」の母貝となるイケチョウガイの貝殻を活用した新素材 の発表展示会を、平成 27 年 10 月 31 日(土)から 11 月 29 日(日)まで、成安造形大学「キャンパ スが美術館」 (滋賀県大津市)にて開催します。 滋賀県では、県の特産品の「ビワパール」をより多くの人にその魅力を知ってもらうために成安造 形大学と連携し「ビワパール」まるごとブランディング事業を実施しています。その一つとして、真 珠を生み出す母貝、イケチョウガイの貝殻に着目し、それらを活用した多種にわたる素材を開発しま した。 発表展示会では、新たに開発した、貝殻に含まれる炭酸カルシウムを原料とした「紙」や「インク」、 伝統産業とのコラボレーションにより生まれた「陶土」、 「釉薬」を紹介し、また、貝殻から直接切り 出して制作する「貝ボタン」についてはシャツにマッチするデザインを考案し発表展示します。 県では、これからも真珠を作り出す人々と、真珠産業に縁の無かった産業界の人々、びわ湖で真珠 ができることを知らなかった人々を、 「ビワパール」を中心に三方をひとつに“結ぶ”プロジェクト を展開していきます。 <「ビワパール母貝殻新素材の展示発表」の概要> 【期間】 平成 27 年 10 月 31 日(土)~11 月 29 日(日) 【会場】 成安造形大学「キャンパスが美術館」ビワパール展示場(E102 教室) 【内容】 ① ビワパールインクとビワパールペーパーにおける新素材研究開発 展示発表:アインズ株式会社、成子紙工房 ② ビワパール釉薬とビワパールブレント陶土における新素材研究開発 展示発表:有限会社ヤマタツ陶芸、滋賀県工業技術総合センター信楽窯業試験場 ③ ビワパール貝殻の貝ボタンデザイン研究開発 展示発表:神保真珠商店、信夫貝釦製作所 【ビワパール関連イベント】 ① ビワパール母貝殻を使った新素材のプレゼンテーション 11 月 5 日(木)14:00~16:00 14:00~ アインズ株式会社、有限会社ヤマタツ陶業、神保真珠商店 15:00~ graf(服部 滋樹)、暮らすひと暮らすところ(戸田 祐希利)、 commune(久米 勝智)、大津市歴史博物館 学芸員(木津 勝) ② ビワパールのポテンシャルについて(対談形式) 11 月 21 日(土)14:00~14:30 服部滋樹(graf 代表)、石川亮(成安造形大学) 【協力企業・団体】 アインズ株式会社、暮らすひと暮らすところ、graf、commune、THEATRE PRODUCTS、 滋賀県真珠養殖漁業協同組合、信夫貝釦製作所、神保真珠商店、中川木工芸比良工房、 有限会社成子紙工房、有限会社ヤマタツ陶業(順不同) 1 発表展示予定の新素材 貝殻とボタン インクの試作品 ペーパー試作品(下は和紙) ※なお、同時期に成安造形大学では、 【2015 秋の芸術月間 セイアンアーツアテンション VOL.7 「MUSUBU SHIGA 空想 MUSEUM -近江のかたちを明日につなぐ-」 】が開催されています。 ビワパールとは 「ビワパール」は琵琶湖固有種のイケチョウガイを母貝とすること で、真珠層の巻が厚く真珠の養殖生産に通常使われるアコヤガイよ りも大きな玉をつくれることが特徴です。70 年代には最盛期を迎え るも、83 年の水草の大発生でイケチョウガイのほとんどが窒息死し ました。その後、生産量は減少の一途をたどっていましたが、近年、 官・民・学が共同で琵琶湖産淡水真珠の再生プロジェクトを展開し、 再びその美しさが注目されています。 イケチョウ貝殻と「ビワパール」 琵琶湖での養殖風景 「ビワパール」のアクセサリー 本件に関するお問い合わせ先 滋賀県農政水産部 水産課 水産振興係 担当:三枝 仁 電話番号:077-528-3873、E-mail:[email protected] QOL 滋賀について 滋賀県広報課では、今年度の PR キーワードとして「QOL 滋賀 ~来てよし!食し てよし!住んでよし!~」を掲げました。 滋賀県が有する琵琶湖を中心とする豊かな自然や歴史などの観光資源、「近江米」 「近江牛」などに代表される高品質な食材や食文化、さらには全国に誇る「住みや すさ」など、滋賀の魅力を全国の皆さんに共感いただける広報活動を行っています。 2