幼稚園児たちの芸術祭

 幼稚園児たちの芸術祭
今年小豆島で開かれた瀬戸内国際芸術祭は、小豆島に、いろい
ろな変化をもたらそうとしています。
アーティストとの交流や訪問者へのおもてなしなどを通し
て、地域社会での、人と人のつながりをさらに強くすることが
できた地域を各地でみることができるようになっています。
苗羽（のうま）幼稚園園児たちが、瀬戸内国際芸術祭の作品
を見て、作家に負けない力強い絵をかきました。
ビートたけしさんとヤノベケンジさんの水の神様の作品は、
本当にこわかったかもしれません。スターアンガーはどうだっ
たでしょう。オリーブリーゼントは格好よかったね、
ウマキキャ
「のうまようちえんおりーぶおいる2013」
ンプのヤギの「庄平」はかわいかったでしょう。そこでは、私
がこどものころ、ヤギだけでなく、羊と、にわとりと、うさぎ
と、ハトが飼われていました。醤油会館の 8 万個の醤油たれ瓶
の作品がきれいなのにおどろいたでしょう。小豆島の大勢の人
たちが力をあわせて作品をつくりました。これらの印象をみん
なで絵に描きました。
苗羽幼稚園の園庭にオリーブの木が植わっています。このオ
リーブの木は、坂手幼稚園と苗羽幼稚園が 7 年前一緒になった
ときの記念に植えた木です。
このオリーブの木の実を、12 月 5 日、みんなで摘みました。
そのオリーブの実を、
「岩ちゃん」こと、石井岩男さんがみん
なの前で搾油機で絞ってくれました。
そのオリーブオイルをさらに幼稚園の先生方が、みんなが描
いた絵をかわいいオリーブ瓶のラベルにしました。
「のうまよ
うちえんおりーぶおいる 2013」の出来上がりです。
オリーブのリーゼントの絵
オリーブオイルのすみきったみどりの色と園児たちが描いた
瀬戸芸作品のあざやかな色が、とてもマッチしています。売り
出したらヒット間違いなしです。
12 月 7 日の発表会では、瀬戸芸の「小豆島カタチラボ」
（場
所：山吉邸）で活躍した graf というクリエイターのグループ
が木片にロープを巻いて作った、おもしろいスタンプを、園児
たちが色紙におしてつくった包装紙でくるんだプレセント箱を
持って、踊りや歌、お話を披露しました。
プレゼント箱からは、鈴が出たり、ボタンが出たり、きのこ
ビートたけしさんと
ヤノベケンジさんの
水の神様の絵
出たり、その都度楽しい踊りをしました。そして最後に出てき
た大きなプレゼント箱をあけると、
みんなが描いた芸術祭の「オ
リーブのリーゼント」などの絵が飛び出しました。
こうして苗羽幼稚園の園児たちは、今年一年、芸術祭をいっ
ぱい楽しむことができました。芸術祭が小さな幼稚園児たちに
起こした小さな変化は、小豆島に未来を支える大きな力になる
にちがいありません。
（平成 25 年 12 月 25 日）
ウマキキャンプの
ヤギの「庄平」の絵
発表会でプレゼント箱を持って踊る園児たち
最後に出てきた大きなプレゼント箱
みんなが描いた芸術祭の
オリーブリーゼントの絵が出てきました
大きなプレゼント箱を開けると…
図書館に展示されている園児たちの絵と
「のうまようちえんおりーぶおいる2013」、
スタンプを押した包装紙でくるんだプレゼント箱
瀬戸内国際芸術祭2013
坂手地区の「アンガー・フロム・ザ・ボトム」
園児たちの絵をご紹介します
瀬戸内国際芸術祭2013
坂手地区の「スター・アンガー」
瀬戸内国際芸術祭2013
醤の郷のウマキキャンプ・ヤギの庄平
「ウマキキャンプのしょうべ」
瀬戸内国際芸術祭2013
醤の郷の「しょうゆかいかん」
瀬戸内国際芸術祭2013
醤の郷「オリーブのリーゼント」
苗羽幼稚園の記念のオリーブの木
プレゼント箱の包装紙に使った
grafの皆さんのスタンプ
「ワークワゴンのスタンプ」
図書館で自由に押すことができます