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メイド イン ニュージーランド
メイド イン ニュージーランド 私たちの故郷ニュージーランド その比類なき風土 自然の美しさと 恵みに溢れた大地 NOVEMBER 2016 1 私たちの中に脈々と 息づく故郷への思い 私たちはこの地を守ること を誇りにしています。 2 3 ニュージーランド かけがえのない故郷 ニュージーランドは隣国から2,000kmも離 れ、 世界から隔絶された自然のオアシスです。 温暖な気候と豊かな水に恵まれ、 澄んだ空気 の中であらゆるものが健やかに育ちます。 タスマン海と太平洋に挟まれた南半球にて他の国と離れて 位置する地理的条件が幸いし、何千年ものあいだ変わらぬ 自然環境が守られてきました。 国土は北島と南島の二つの主要な島から成り、木々が生い 茂った森林からなだらかな緑の丘や雄大な山岳地帯まで変 化に富んでいます。 このような稀に見る環境に加え、安定し た雨がもたらされ、 日照時間の長さにも恵まれています。 ここには牧草の成長に理想的な環境が整っています。温暖 な気候に恵まれた肥沃な土壌に牧草が生い茂り、緑一色の 大地がどこまでも広がります。 私たちはこの地を故郷と呼べることを幸運と思い、誇りを持 って次世代のために自然環境の保護に努めていきます。 4 5 専門知識 NZMPは酪農業界のエキスパートとて、 大地と共に歩んできました。 ニュージーランドの自然の恵みを活かし、 世界中の人々と分かち合う、 私たちの ストーリーをご紹介します。 6 7 酪農の 専門知識 ニュージーランドの酪農家は、 100年以上も 前から、 先達の知恵を代々受け継ぎ、 世代を 超えて酪農の経験と知恵を蓄えてきました。 今日、 フォンテラを組織する協同組合員であ る1万500軒の酪農家たちは、 この土地を深 く理解し、 自然の恵みを引き出す方法を知っ ています。 8 酪農家たちは酪農家としての気質に満ちており、情熱を持っ て全力で酪農に打ち込んでいます。ニュージーランドの酪農 家は、牧草の質、乳牛の健康、牛乳の品質に深いこだわりを 持っています。 世界最高峰を目指し、常にその放牧主体の酪農方針に磨き をかけ、新しい発想や技術進歩を積極的に取り入れながら、 国内酪農業界の水準向上に努めています。 経験と専門知識に加え、 こうした進歩的な考え方を持つ酪農 生産者は牧草栽培と酪農の分野の世界的リーダーとも言え、 酪農業の品質、安全性、 飼育法に関する優れた基準を打ち立 てています。酪農家たちはどのように上質の生乳を生産する かを知っており、私たちはそれを世界中の人々へ乳製品とし て届けるために一緒に働いています。 9 牧草 乳牛にとって最も自然な食べ物は牧草 です。 ニュージーランドにはその理想 的な栽培環境があり、 年間2,000時間 を超える日照時間に加え、 降水量、 温暖 な気候、 肥沃な土壌といった条件がす べて揃っています。 牧草が青々と生い茂るこの土地で、 乳牛はおいしく、 栄養豊富な生乳を 産出します。 自然との調和 抜群の栄養 牛乳は体内にて吸収されるカルシ ウムの摂取源であり、 栄養価の高い 自然食品です。 良質のタンパク質、 ビタミンA、 リボフラビン、 ビタミン B12といった必須栄養素も豊富に 含みます。 ニュージーランドでは、 その独特な四季 の変化に応じた放牧を行っています。 太 陽が燦々と大地に降り注ぎ、 牧草が伸び 始める南半球の春、 乳牛が乳を出し始 め、 10月には生乳生産と牧草栽培のピ ークを迎えます。 成長とイノベーション 私たちは良質の牧草の重要性を認識 し、 牧草とその栽培法の品質改善を目 指して、 国家規模の研究に年月を投じ てきました。 ニュージーランド酪農業界 とFonterra Farm Source teamは、 酪 農家の効果的な牧草管理を支援して います。 10 11 私たちの 酪農方式 動物福祉 ニュージーランドの動物福祉基 準は世界でも高く評価され、 世界 動物保護インデックスでは同列1 位に挙げられています。 これは酪 農家が動物の飼育に配慮し、 国全 体で厳正な基準の維持に努めて いるためです。 大切に飼育された健康な乳牛が、 品質の高 い生乳を産出することは事実です。 だからこ そ、 良質の牧草を育て、 乳牛が健やかで平穏 に過ごせる酪農方式を採用しています。 成長ホルモン不使用 ニュージーランド政府は、 酪農 家に成長ホルモンの使用を禁 止しているため、 搾乳量増加の ために成長ホルモン (rBST) が 使用されることはありません。 経験に裏付けされた専門知識 とイノベーション 長きに亘り続けられてきた牧草飼 育こそが、 私たちのルーツです。 酪 農家たちは牧草飼育に精通し、 そ のために必要な数多くの技術を 習得しているだけでなく、 将来を 見据えて進歩的に物事を考えま す。 常に酪農方式の向上に努め、 飼育方法の改善やより良い乳製 品原料の生産に向けて、 新しい発 想を積極的に取り入れています。 自然のままに 私たちは、 牧草飼育こそが酪農のあ るべき姿だと信じています。 乳牛は 放牧地を自由に移動し、 自然にのび のびと行動します。 乳牛は1年の90% を放牧地で過ごし、 年間を通じて食 べる飼料の平均85%は牧草です。 12 13