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研究内容説明図(PDFファイル:471KB)

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研究内容説明図(PDFファイル:471KB)
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研究開発内容説明図
・研究代表者 :名古屋工業大学 平山 裕
・研究開発期間:フェーズⅠ 平成27年度
結合共振型無線電力伝送におけるノーマルモード・コモンモード放射低減技術の研究開発
1
研究開発の目的
情報だけでなく電力もワイヤレスで送る無線電力伝送技術の実用化が期待されている。無線電
力伝送技術は高周波帯で大電力を扱うため、不要放射が他の通信システムに干渉する可能性が懸
念される。その結果、電波の共同利用が妨げられることになるため、不要放射の低減が必要不可
欠である。
本研究は、不要放射を低減する無線電力伝送用アンテナ構造を開発することにより、電磁環境
を改善し、電波の共同利用を促進することである。
2
研究開発の概要
不要放射は主にノーマルモード放射とコモンモード放射に分類される。これまでに、ノーマルモ 図 1:ノーマルモード放射
ード放射を低減するために、アンテナ近傍領域における波動インピーダンスを自由空間のものから 低減のためのアンテナ構造
離し、放射効率を低くするための形状を検討してきた(図 1)。同時に、フォールデッドダイポール
アンテナの原理を応用し、不平衡電流を抑制することにより、コモンモード放射の低減を検討してき
た(図 2)。これらの成果を組み合わせ、ノーマルモード放射とコモンモード放射を同時に低減するた
めのアンテナ形状を開発する。
フェーズ I では基本原理の検証を行う。フェーズ II では、より実際的なアンテナ開発を行い、電
源と負荷を含めたシステムについて電磁界解析・実験により効果を検証する。
3
期待される研究開発成果及びその社会的意義
本研究開発により得られる成果は、不要放射を低減することにより安心して電力をワイヤレスで送る
ためのアンテナ形状およびその設計指針である。これにより無線電力伝送利用時の電波の共同利用を
促進し、ワイヤレス技術が将来にわたって国民生活の利便性の向上に資することが社会的意義である。
図 2: コモンモード放射
低減のためのアンテナ構造
ウェブアクセシビリティ東海総合通信局
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