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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅

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Page 1 京都大学 京都大学学術情報リポジトリ 紅
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西班牙[紀]行(二)
小牧, 實繁
地球 (1932), 18(2): 135-141
1932-08-01
http://hdl.handle.net/2433/184068
Right
Type
Textversion
Departmental Bulletin Paper
publisher
Kyoto University
酋
嫉
牙
紀
行
( 二
)
苦
楽
日射 を避 け る た めら し い構 造 が 特 に吾 々の興 味
牧
五 月 二十 七 日、 月 曜 日。 八 幡平 起 床 '朝食 を
小
済 ま せ て管 氏 にr
uよなら し九 時 車 中村 中 箇 両氏
十 一時再 び走多田 し柵 臆 や葡 符 の植ゑ ら れね
い
に は停車 ま で し て親 切翠 富兼 をかけ て行 って免
れ る ので党 づ 心服 。
クし た。 心細 いが 時 々通 -す が - の自 動車 が 中
朗 々と し た番 畑 を賞 - 大道 の具 申 で突然 パ ン
を引 -. 一っは並投 此薮 の建 築 から 可な -多 の影響 を 受 け て ゐ る のであら う.
o
e
に
と 〓塵の自 動車 を傭 って ト レド (
T Tdo) 見 物
に出 かけ る。 ト レド門 を経 て ト レド橋 か か る
と 右手 は昨 日の サ ン。イ シ ロド の砂 探場 が 見 え
る。臓 み れば V
・ド -ヅド の中 新 静養 地 は殆 人ど
t
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水 牛 と 言 っても よ い位 は平 坦 に見 え る0遠方 に
bu edet
e
moi
ns
) が 認 めら れ る。
は雄 丘 (
の は馬 の仕 事 は され で ゐる。村 と村 と の間 は中
む使 って ゐ る所が 多 - 井戸 から 水 を 汲み 上 げ る
た.主 と し て は歴 史 上 の進 軍 や古 建 築 粗 であ る
塊 で あ る、 我 々は此 所 は色 々の名 あ る7
9の む見
賓際.
ト レド は古 い珍 ら し い7
9の美 し いも のの集
野 を迫 ・
e
h過ぎ て十 二時 ト レド は着 - 0
々遠 - そ r
Jは庚 々と し た野 脱 であ る。村 へ凍 る
が 一々そ れを叙 述 す る の は私 の柄 で は在 - 叉そ
の暇 も な い。惟 自 分 が そ れ等 の由舶 あ る遭 政 は
田食 の景色 は大分頻 って ゐ る。濯 靴 に は井 戸
と 人 々が珍 ら し相 に我 々を眺 め る. 日本人 が珍
五五
ら し いのだら う。 我 々から 言 ふと 相 の民 家 が非
三h
J
成典 を髄 え優 れた 古建 築美 社鑑賞 し 得た 以外 は
班 ガ 和 布
常 に珍 ら し - 中 々面白 5
,
。 殊 は そ の商 閥 の熱 い
糾
地
球
気 づ いね二三 のr
Jと 柄 を託す ほ止 める 。
解 十 八巻
夢 二継
二真
五六
ぬも ので あ る こと を白 状 し老け れば在ら な い。
七 時過 フ ロリ ダ館 は蹄 -、先 日注 文 し て置 い
は流 石 は西班 牙だと 思 はれ、 又御 寺 の甲 に花椙
岩 で作ら れ てゐ るも のが あ るのは珍ら し いと 思
に依粗 し宿泊 の支 緋 を酒 ま せ て最 後 の町 の散 歩
タに割 引 し て貰 ふ) 日本 へ郵送す る ことを番 頭
城壁用.舗 道用 の煉 瓦 を 天 日で乾 し てゐる の
った.今 ま で閣樺 の寺 院建築 は花園岩 の使 用 せ
を試 み マド リッド の地 下電車 でどん 夜も のかと
好 奇 心で乗 って見 る。 恵- は夜 いぼ から で はを
-中 々乗 心地 はよ い。簡 潔 でも あ る。
た博 物館 出版物 の代金 立替 を支 緋 以六 三〇 ペ セ
ら れ てゐ る例 は飲 み混 在 か つね から 。
薮内 せら れ て黄 金細 工 の工場 を見 るO何 れも
手 工業 でや って 居 か ト レド の 名 産 に在 ってゐ
九時 牢夕食 十時牢宿 を出 で十 一時 二十 五分 教
Ato
c
ha) を去
列車 で マド -ッド ・アト チャ騨 (
る〇
る。古都 の特産 とし て は殊 は朝鷹 し い塵 は恩 は
れ る。中 々精 巧を も のであ る。 カ フ スボ タ ンや
ネ ク タイ ピ ンや小刀 そ の他 色 々のも.
のがあ る.
五 月 二十 八 日、 火曜 日。 七時牛 革 中 の眠わ は
覚 めた 。窓 外 の乾 燥盈観 が 蒐 づ眼 を 引- 。東棟
例 の巴鬼 の酉 班 牙黄 金細 工商 の店頭 を飾 るも の
は賓 は之 れな 止 であ る.土産 少 々買込 む。
は非 常 に乾燥ら し いが耕 作 は行 はれ で ゐる。土
離 めら れ る. 地形 は魂 丘を有 つ轟 地が そ の基調
を夜 し て ゐる〇
ホ テ ル。カ メチラ (
Cas
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a) でツーリ ストら
a
sadetGTeCO) グ
食 後伽藍 . グ レ コの衆 (
C
レ コの博 物館 (
駕
useodeGr
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o)等 を兄 ねが こ
八時牛 rr
,lエザ (Baez
a)輝 で乗巻 、 ピュアユ
ー
塊 は非 常 に赤 い。作 物と L t
Jは小容 や槻増 やが
れが中 々の大 物 で唯 々嘆賞する中 は早 や 六時と
で朝食 、 中村 君が 時間 待ち の退屈凌 ぎ は寛異 を
し く中食 をと る。中 々束 特 のよ いホテ ルであ る.
な った。 そ れ等 の叙 景 叙遇 は 又ね私 の手 に路 へ
分 昔 に流 行 した黒 の宅練 の肩掛 け を して ゐ る。
撮 った-す る。 此所 の御 婆さん連 は 日本 で は大
時 間 表 に よ ると グ ラナ ダも も う近 い。耕 作 は
牙
紀
行
し い気 分 で 町 を散 歩 し 、 八 時 牛 宿 に
-で莱 拝 が よ い。
二義
五七
蹄 - 九 時夕食 。流 石 は グ ラナ ダを訪 れ ようと 云
ふ 人達 であ る'御 客 は人 並 以 上 の紳 士淑女 ば か
すが -
ー ストま で美 味 い様 な菊 が す る d
茶 を楽 しみ飲 む。景 色 はと ても よ い。 御 茶 や ト
郷 に入 っ
ては郷 に従 へだ、飴-むさ苦 し く し
て居 でも 悪いと 恩 払顔 を洗 以煤煙をはら って御
よ いホテ ルで あ る。 散ら - 此 れ轟 の ホ テ ルは世
鼎 中 でも 数 へる轟 し かな いと 恩 ふ。
錆 の着 いた、 グ ラナ ダに は誠 に相 臆 し レ
.乗 特 の
Pala
c
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) は 入 る。 堂 々た る をし て落 着 き のある
五 分汽車 は終 に憧 れ の都 グ ラナ ダに着 いた。
五 時 ホ テ ル。ア ル ハンブ ラ ・パラ ス(Al
h amr
b
a
らグ ラナ ダ の町が 見 え初 めた 。 そ し て四時 二十
シラフ ・ネ ヴ ァダが 更 に近 -衣-'
遠 - 革窓 か
急 に集 約 的 と な る。作 物と し て は鴛 豆 、小変 t.
葡 萄 、無 花 果 '廠 機 が多 - 見ら れる。
杜t 合 だ 在と 思 ふ。
九時 三十 五 分 バ エザ騨 敬 。 地形 は大 分 凹 凸 を
有 つ様 にな る.然 し 地 物 は舶塵 ら ず 気 候 の乾 燥
し て は小
を物 語 って ゐ るO 十 一時 牛 ラ ルゲ ァ(Larva)騨
着 . 此 の速 には豚が多 -飼 は れ作 物と
寮 と柵 憤 と が多 - 見 受け ら れ る。
Si
e
r
r
aNe
vada)の麗姿 が
,b エク 。ネヴ ァダ (
遠 望 せら れ る。 五 月だが撃 の衣を被 ね泰 が こよ
な く崇 高 であ る。盤 外 に は ジ プ シー の穴 ら し い
も のが 所 々寵 めら 克1' 叉廉 馬 に乗 って行 - 人達
を見 る。
二時 竜 レア騨 (
Mo
r
e
a
) 肴 、構内 で中食 七 二
時 二十 五 分 屯 レア 騨寮、仝 五 十分 ビナ- ル騨
(
Pin
ar)着 。此 の蓮 に はポ プラの樹 立が多- 作
物と し ては依姓 梗 概 と 小歩 と が膚 越 し 、家 畜 で
班
は草 と 山草 と が 多 -飼 は れ て ぬ る。 そし Y所 々
に石 衣 洞が 離 めら れる のが 乗 は在 る。
西
辞 二挑
三八
五入
閣・
中 村 三君等 と 自 動車 数馬-、 ルネヅサ ン スの
妨 十 八懲
糖 脱藩 を買 以異 夜 中 ま で促み の文 を番 - 0
御 寺 h二 っ見 た儀 ジ プ シー の家 を訪 れ る。 小 人
球
五 月 二十 九 日、水 曜 ーヨ。 九時起 床 、九 時 牛朝
数 で 行 った ので は中 々危 い相 だ、 時 に は掘 ら ぬ
地
食'ア ル '
1ン ムブ ラ (
Alhambr
a)を訪 れ る0建
客と 在 る r
Jと も あ ると 云 ふ。 五 人 に シ。- ファー
あ ちら でも 乙ちら でも 御 這 入- なさ 5
,
-
安 心と 恩 ふ 。 村 を 通 ると
き 浮き す る
らに勧 め る. 見 た 所 は記 は危険 らし- も 瓜 へ覆
い。
も居 るから 先 づく
築 専門 の 中 閣 氏 が 同 道 で あ るから 面 白 - 見 物 出
9浮
来 る。 ア ル ハンブ ラを児 ねと 言 ふ喜 び で 心7
し いr
Jと よ。谷 を隔 て て ジ プ シー の白 - 塗 った
一軒 の家 は入 る。洪 種 暦 ら し い磯 暦 の横 腹 は
・
Jを見 せ ると 言 ふ . 少 し
これ これ堪 れ れば 踊 l
と切
穴な ど も見 え る0建 物 や苑 泉 の配置 を ど は否魔
穿 った 洞雷 に白 い石衣 夜 ど な美 し - 塗 っ てと も
そし て其 の城外 の丑 色 の 叉な く美
な し にオリ エントを瓜 はせ る。
魯 し勿論 支 郷的
角 も 住 家 は し っら へで ゐ る。
。
のであ る。 深 -建 築 を解 し な い自 分 も此 の 一大
日本 的の7
9ので はな 5,。誠 に近東 の寄 与高 き も
聾 術 作 晶 の前 に は唯 々嘆 肇 を登 す る のみ で あ っ
たO
夜 く 在 る、 よろ し いと 言 ふと '椅 子を ど 出 し て
高 いが 踊 -む児 をけ れば 此 の村 を訪 れ た甲斐 が
座 って呉 れと 言 ふ。 そし て音 輿 が初 ま-数 人 の
H の光 の強 い泉 のあ る塵 夜 ど を散 歩 し て 一時
車 宿 は蹄 - 中食 。南 開 の古都 の香 は酔 っ て何だ
・,
)ブ シ-特有 の踊- を カ スク
女 が テ ンポ の早 い'
東 映が 恵 5
,
が 恐ろ し いも の見 たr
uは奥 の室 を
在 も ので あ る。到 々数 曲 踊 った。
ネ ツー 等 ほ倉 はせ て踊 る。 確 か は 地方色 の聾 か
か パラ ダイ スほ でも居 る様 夜 気 が す る。
族 の身 と は恩 へな い位 の落 着きと 心安 芸と ht
感 じ 夜 が ら 日記 を蕃 いた ゎ手 紙を審 5
'た-等 し
で四時 まで 休 み、 そ れ から 山田先 生、 稲島 ・中
は客 軍 と す ると 中は董 所 や居 間 と 云 ふ葦 だ ら う
.甲 の
のf
i
jいて見 る。踊h
lをや つLJのが 入 口 の玄 銅 叉
フ (Gener
ali
f
e
)を見 物 す る 。 グ ラナ ダの全党 を
櫨 にすること が 揖 凍 る 。郊 外 の人 家 ま ね 瓢 々上
準 備 むな し置き 十 時 牛 朝 食 、 十 l時 牛 ゼ ネ ラ -
が そ の間 に は碁 をた れ て隔 てと し て ゐ る
し た 山 の斜 面 の ジ プ シー の家 ま で 見 え る。 何 れ
J土産を眉 ふ。
網 子 な ど よF
思 った か ら で あ る。 古 いタ イ ルや ア ラ ビ ヤ的 の
で で ア ル ハンブ ラを見 直 す 。 何 度 見 ても よ いと
一時 牢 宿 に据 わ中 食 。 四時 ま で 休 息 、 再 び 出
。
面 白 いのだ が を の廃 殊 に水 のあ る初 夏 の庭 は傑
作である
てぬ る。 グ ラナ ダ の家 も勿 論 自 -塗ら れて ゐ る
が 屋 根 は褐 色 であ る。 ゼネ ラ- フは建 築も勿論
も 白 - 塗 ら れ て確 か は 一種 の 快 い地 方 色 ht
見せ
方 も 決 L tt
J汚 孜 ら し い所 で は覆 い。然 し そ の 叉
奥 に何 が あ る か は見 る由 も な い。
五 時 牢 蹄 途 ほ っ- O 沿道 の ジ プ シー共 な かな
か愛 想 よ- 送迎 す る。 先 程御 寺 を見 る た め は歩
いた 速 の貧 民術 の腕 白 小 何 等 と 比 べ ると 却 て印
象 は よ い。
て九 時 牛 夕食 。
さ せ た-今 後 の プ ログ ラ ム
御 茶 を喫 み散 慶 計',
を考 へた -な ど し
食 後 電 車 で 町 に降 -御 祭 の市 中 を散 歩 す る。
六 時 牢 宿 に鋸 - 茶 を喫 み 夜 が ら 休 息 し 又手 紙
何 虞 も 大 境 を 人 出 であ る。 ど う せ離 ら な いのだ
が 劇 場 は入 って見 る。 観 衆 が 選 る のみ で別 に建
今 日 も 御 怨 だ ' 人 出 で自 動 革 が 動 け を い。 出 費
劇 場 を出 て今
井
紀
和
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克
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九
は れな が ら も 束 が 気 でな い。 漸 - 血 路 を 開 いて
九 時 宿 を出 て自 動 車 で輝 に 向 ふ。 所 が 大慶 、
を沓 - 。 此 所 程 よ - 手 紙 の背 け る 朗 は覆 い。
て みる のは両日 か った。
た旅 役者が や っ
庄 は電 車 にも 乗ら ず 勾 配 の損 い
の時 間 は迫 る 。 行き か ふ男 女 の美 し き に眼 を奪
った鮎 も多 - はな い。 氷 が け の汽 車 で 一所 だ っ
坂 道 を登 っ て ホ テ ルに据 わ .i時 単 就 寝 。
班
五 月 三十 日 、木 曜 日。九 時 起 床 ' 今 液 山 裾 の
岬
銀
節
十 八巻
鰐 〓班
蒜 〇
六〇
食 入 の風 俗 や民 家を ど を面 白 いと 思 って見 た。
宙時 間が 有飴 って仕 方が覆 いが 見 るべき も の
地
九 時 牢 の敬重 は間 に 合 ったO
十 一時 モ レグ (
Mor
ed
a) 騨 の どごノh
r で夕
もを いので輝 は蹄-休 息 Lをが ら無 為 に列車 を
P汽車 ほし でも そ の他 何 はし
待 つ。 人間 ほし で7
食 、 十 二時車 中 の寝に就 いたが 何 だ かよ- は眠
れな か った.
五 月三十 一日、金 曜 日。 六時華 中 の眠わ は蒐
ても酉班 牙 のも の は物骨 が呑気 であ る。焦 燥と
か急 速と か 又時 に は精密 正確と 云 ふも のす ら が
な ん かも確 かは酉班 牙 金鰭 に通 じ た地方色 であ
秋 け て居 る横 は恩 はれ る。汽車 の連絡 の憩 いの
P
が 開け 、葡 萄 、小番 を どが耕 作 せら れ手 入 れ7
中 々よ- 行届 いて ゐる様 は見 え る。 土壌は矢 張
春 我 の 1であ る。 そ れ史け歓雁 巴 の旅 行 でも 酋
俄た。 丁度 日 の出 であ る。窓 外 に は低 畢な 平野
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赤 味 を骨 .S て ゐる.
七時 過 ア ルカザー ル A
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) 騨。 七時牛
班 牙の兼行 稗田白 いも の はな いと 息 ふ。
の中 を散歩 し て見 る.大 し た御 寺 でもな いが暇
十 一時 二十分 ア ル カザー ル騨牽 ' 完 仰の耕 地
る様 は恩 ふ 。異夜 中 の乗替 な ん かも 不思議 在 る
)肴 。構内で胡食 むと -、村
フォンダ騨 (Fonda
つぶ し に御詣-す る. そ れ でも荷 時間 が飴 る の
に は小歩 と葡 萄 と が 注意 溌 - 栽 培 せら れ てゐ
る. サ ン タ 。マ ル ク (
S
a
nt
a駕ar
t
a)の蓮 で は石
見物 は凍 た 日本人な ん か は殆んど今 ま で 一人だ
が 本皆 であ る. 恐ら - r
JAな 重 要 で覆 いも のを
馬とが飼 はれ て ゐる。古 い村 で は天 日梨煉 瓦 を
植物 と し て於と 槻 槽 と ,iJ
見 '家畜 とし て は羊と
二時 チ ンチ ラ騨 (Chi
nc
hi
l
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a)着 。此 の過 に は
衣岩 地 の 免 税 が 開 け る。食 堂で中食 むと る。
って無 か っただ ら うと 恩 ふ.村 人 は 不息 講和 は
見 る.逮 - ほ は石衣岩 の丘 の上 に城と 村 と が 児
で英資 試乗 類等 の市場 に行 って見 る. 否賓 際 は
ぶら -∼ 歩 いて ゐたら 市場 は逢 着 し たと 言 ふ方
我 々む眺 め る。 でも村 のただず ま 以や朴 訳 を 附
工潤 潜 をや って ゐる のが 目 は肴 - 。土 壌 は相 凝
ら ず 赤 い。 又朗 々綜欄 の木 が寵 めら れ る。農 作
は蜜 柑栽 培 の中 心地 であ る。蜜 柑 の栽 培 に は人
面 ほ ま で耕 作 せら れ て ゐる所 、白 壁 ' マルヌ'
物 で は そ の外 に馬 鈴薯 、葱 、 小変 を鬼 、 英樹 と
え る。中 々固白 い漁 色 であ る。
柵 臆 が 入念 に栽 培 せら れた畑 ' そ れが 山 の斜
石 灰岩 の露 頭 のー
見 え る所 、河 成 段 丘 のあ る所 な
し て は 又枇 杷 、 無 花 果 '香 子等 を見 る。
之 れ は亜壁 を鵡 ら し た城砦 都 市 で郊 外 に は野菜
膏は郵 - ヴ ァレンシアに 来 た のだ . ヴィク ト リ ア
六時 牛 終 に ヴァレン シア (
Valenc
i
a)に者 -。
a
ど を ひた走 っ て五時 ジ十ティグァ (
J
at
i
v )騨 着 .
畑 '蜜 柑畑 p柘 樹畑 な どがあ る 。城壁 の附 妃 に
舘 (H.Re
i
n aVi
c
t
o
r
i
a)と 言 ふ のけ入 る。
し 九 時 夕食 '食 後 市 内 を散 歩
は石 衣岩 の洞信 が 見 え る。遺 跡 の 一つかも 知 れ
顔 hl
洗 って休 息
し、 綿 脱藩 を買 った- カ フェ
ー に這 入 って見 た
ー は棚蘭 閏 の そ れ と 大差 は覆 い
-す る。 カ フェ
な いと ;・Sふ。
の水 田 が 開け 職 が 作 ら れ て ゐ る 。見 た 所 日本 の
が客 も '
ギャル ソン も酉 班 牙人 で はあ -少 し づ ゝ
ジャティゲ ァから 定 に進 むと 蜜 柑畑 の外 に多 槽と 大 し た相 異 はな い。 二年 撮- に見 た の であ
ガ
紀
ハ
〓
ホ テ ル に蹄
・
E
h十 二時就寝 。
る。秋波 む法 る女 北ハ
も少 し は居 る様 に瓜 はれた。
は塵 って ゐる 朗 も あ って 叉 l種 の味 は 以が あ
班
六時 カ 〝カゼ ンチ輝 (Ca
r
c
a
gente)肴 。之 れ
る。 何と 旦 告へず 田本 優し - な る。水 田 は用 水
路 で 水 を引 いて溝 耽 され て ゐる。
州
Fly UP