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2 - JBIC 国際協力銀行

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2 - JBIC 国際協力銀行
JBICのインド向け取組
JBIC's Operations for India
国際協力銀行(JBIC)
1
Ⅰ.JBICのインド向け取組み実績
Ⅰ-1. 投資金融
Ⅰ-2. 輸出金融(バイヤーズクレジット、バンクローン)
Ⅰ-3. 事業開発等金融(ツーステップローン
Ⅱ.JBICの今後のインド向け取組み
Ⅱ-1. デリー・ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)
Ⅱ-2. アジア環境ファシリティ(FACE)
Ⅱ-3. 環境投資支援イニシアティブ(LIFE)
2
Ⅰ-1. 投資金融
(事例1) 日本企業によるインドでの投資事業の支援
Motherson Group(印)
出資
住友電装
出資
オペレーション
民間金融機関
日系合弁会社
(自動車用ワイヤーハーネス製造)
協調融資
(円 or USD)
JBIC
※実例多数
3
Ⅰ-2. 輸出金融(バイヤーズクレジット、バンクローン)
(事例2) 日本企業のプラント輸出支援
設備等輸出
地場企業(輸入者)
日本企業(輸出者)
B/C
クレジットライン
民間金融機関
State Bank of India (SBI)
Or
ICICI Bank (ICICI)
JBIC
(SBI:11,500支店を有する資産規模で印最大の商業銀行)
(ICICI: 1,443支店を有する資産規模で印第2位の商業銀行)
※SBI:2006年9月融資契約調印
※ICICI:2009年3月融資契約調印
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Ⅰ-3. 事業開発等金融
(事例3)裾野産業育成のためのツーステップローン
第3国の日系企業
日本企業
部品・原材料
部品・原材料
供給
供給
地場企業
日系企業
(製造業裾野産業)
融 資
ICICI Bank
部品・原材料
供給
民間金融機関
協調融資
(350百万ドル相当円限度)
保証
JBIC
※2006年3月融資契約調印
5
※2008年2月融資額増額 ($200mln→$350mln)
Ⅱ-1. デリー・ムンバイ間産業大動脈構想
(DMICプロジェクト)
Haryana
Haryana
デリー
Uttar
Pradesh
Rajasthan
Gujarat
Madhya
Pradesh
ムンバイ
Maharashtra
ムンバイJN港
貨物専用鉄道
インベストメント・リージョン (200km2以上)
【経緯】
 2006年12月、「DMIC構想の実現に向けた日本の経済産業省とイ
ンド商工省との間の覚書」を締結。
 2007年8月の安倍首相(当時)の訪印時、DMIC構想の重要性・相
互利益の認識を表明すると共に、プロジェクト組成を行うための
プロジェクト開発基金(PDF)の設立に向け協力の意図を表明
 2008年10月、JBICは、PDF向けに75百万ドル相当の融資検討を
行う旨のMOUをDMIC開発公社及びIIFCLと調印。
【プロジェクト概要】
 インドの2大都市であるデリー・ムンバイを結ぶ1483kmの高容量
貨物専用鉄道の整備に合わせて、同貨物新線の左右150km以
内に充実したインフラを持つ工業団地や物流基地を整備。
 同時に、インド西海岸における港湾開発を行うことで、本邦企業
等によるインド向け投資及びインドからの輸出の促進を目指す。
 具体的には、2008~16年の間に、 PPP・民間ベースを中心に、
工業団地造成やインフラ(電力・港湾・空港・道路・鉄道)等、100
を超えるプロジェクト(総額900億ドル)の実施を目指している。
インダストリアル・エリア (100km2以上)
6
Ⅱ-1. DMIC構想
プロジェクト開発ファンド(PDF)のフローチャート
JBIC
①
IIFCL*1
インド政府
②
②
DMIC DC*2
⑦
プロジェクト開発ファンド
(PDF)
③
④
コンサルタント
⑤
⑥
民間事業者
① IIFCL向けインド政府保証付にて
融資。
② IIFCLから PDFへ転貸。
③ PDFの資金を利用し、コンサルタ
ントがDMICプロジェクトのF/Sを
実施。
④ F/S レポートの提出。
⑤ 各々のインフラ案件ごとに必要
な許認可をつけた特別目的会社
(SPV)を設立し、競争入札にて
民間事業者に売却。
⑥ 特別目的会社の落札、資金の
払込み。
⑦ JBICへのローン返済。
資金の流れ
*1: インドインフラ金融公社
*2: デリー・ムンバイ間産業大動脈開発会社
その他のフロー
7
Ⅱ-2. アジア・環境ファシリティ(FACE)の創設
(Facility for Asia Cooperation and Environment)
2008年1月に当時の福田総理がダボス会議にて表明した、我が国政府に
よる気候変動対策における開発途上国支援のための新たな資金メカニズ
ム(クールアース・パートナーシップ)の一環として創設
FACEの支援対象
民間
民間
出資金
政府
政府
出資
省エネファンド2
省エネファンド2
出資
アジアファンド1
アジアファンド1
出資
アジアファンド2
アジアファンド2
出資
出融資
出資
JBIC
保証
民間
民間
省エネファンド1
省エネファンド1
融資
プロジェクト
A,B,C・・・
プロジェクト
D,E,F・・・
プロジェクト
A,B,C・・・
プロジェクト
D,E,F・・・
省エネ事業
省エネ事業
アジア向け事業
アジア向け事業
(インフラ事業・エネルギー事業)
(インフラ事業・エネルギー事業)
8
Ⅱ-2. アジア・環境ファシリティ(FACE)
FACE 出資の適用条件
 事業タイプ
• 日本企業等がプロジェクトに出資する場合
• 日本企業等が業務提携のために外国企業等に出資する場合
• 日本企業等がファンドに出資する場合(ジェネラルパートナーなどと
なって運営方針や投資対象の決定の中核的役割を果たす場合)
• 国際的なファンドに対してコンソーシアムを形成して参画する場合
 対象国:
• 原則、途上国向け(資源案件等の場合には、先進国向けも可能)
 本行出資比率:
• 原則25%以下、かつ我が国出資者のうち単独最大株主とならない
ことが条件
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Ⅱ-3. 環境投資支援イニシアティブ(LIFE)の創設
(Leading Investment to Future Environment)
●金融危機による当面の景気の落ち込みに対して、景気対策として、その「前倒し及び迅速な実施」
(ローマG7)に資するものであって、かつ、環境改善等の長期的なインフラ課題にも対応できる環境投資
を、JBICを活用して支援。
●アジアを中心とした途上国を対象に、途上国政府及び民間セクターを支援。
●アジア・環境ファシリティも活用。また、国際開発金融機関とも緊密に連携しつつ、民間資金も動員。
●期間は2年程度。資金規模は50億ドル程度。
JBIC
融資・出資
民間金融機関
呼び水
連 携
国際開発金融機関
(ADB、世銀グループ等)
(協調融資・情報交換等)
アジアを中心とした途上国における環境投資への支援
【主要分野】
○環境負荷の少ない発電事業(太陽光・地熱・風力発電、高い熱効率の石炭火力発電所等)
○エネルギー効率化、省エネ案件(既存送配電網の高度化、鉄鋼・セメントの炉の近代化・余熱回収、
ESCO (Energy Service Company)支援等)
○水(上下水道、廃水処理、淡水化、造水事業等)
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○都市交通ネットワーク(人口稠密地域におけるモーダルシフト(大量輸送手段への転換)案件等)
Ⅱ-3. 環境投資支援イニシアティブ(LIFE)
(事例4)LIFE第1号案件(インドにおける投資金融)
Larsen & Toubro(印)
出資
三菱重工
出資
民間金融機関
オペレーション
日系合弁会社
(超臨界圧技術による発電用タービ
ン・ボイラー製造)
協調融資
(円 or USD)
JBIC
2009年7月融資契約調印
11
ありがとうございました。
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