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こちら - フランス日本語教師会

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こちら - フランス日本語教師会
 連絡会会長挨拶 ........ .1
Vol.1
2014 年 5 月
Aix-en-Provence
 教師リレー紹介......... .1
 勉強会・研修会報告 . .2
Sud de France
南仏日本語教師連絡会
会長挨拶
南仏日本語教師連絡会について
松本牧子
昨年発足した日本語教師南仏連絡会の目的はまず、南仏各地に「点在」
する教師たちが、この会を通してつながっていこうということです。メン
バー同士、気軽に相談できて、困ったときは助け合う、そんな連帯感を持
つグループを目指しています。それから第二の目的は、日本語教師のポス
トを増やし、日本語を習う場所と機会を広げることです。今、日本文化が
流行しているうちに、多くの教育機関に日本語をやりましょうと呼びかけ
たり、ヴァカンス中の研修などを企画したりして、日本語教育の充実を図
っていこうと思います。そのために、教師間の勉強会や研究会を開催し、
また全国組織の機関に私たちの活動を報告して、協力を仰いでいます。
教師リレー紹介
ここでは南仏地域で活躍して
いる先生方をリレー形式で紹
介していきます。
今回はエクサンプロバンスと
マルセイユで日本語を教えて
いる Stéphane Lamacq さんに
自己紹介をして頂きました。
Bonjour,
Je m’appelle Stéphane Lamacq.J’enseigne le japonais depuis 1996, d’abord au lycée Camille Claudel à Vauréal près de Paris, et au lycée Honoré Daumier à Marseille depuis 2008. Mes élèves étudient la langue
japonaise en troisième langue vivante essentiellement, de la classe de seconde jusqu’au baccalauréat.
J’ai participé à la création du Réseau franco-japonais des lycées (Réseau Colibri) en 2005, réseau dont j’ai assuré la coordination pour la France jusqu’en 2011, avec mon collègue Yoshinori Tachibanaki du lycée Gyosei à Tokyo. Grâce à ce Réseau nous avons pu organiser des échanges entre 500 lycéens français et
japonais avec le soutien du Ministère des Affaires étrangères et du Ministère de l’éducation nationale. Ce réseau contribue au rapprochement entre les Jeunes des deux pays et vise à susciter chez eux des vocations
pour des carrières entre les deux pays. L’utilité de ce réseau ont été évoqués récemment par le Président
Hollande et le Premier Ministre Abe.
J’ai également été chargé de mission auprès du Ministère de l’éducation nationale entre 2010 et 2013 pour être membre du groupe de travail sur les ressources d’accompagnement en japonais des nouveaux programmes de
langues vivantes.
Je répondrais avec plaisir à toutes les questions que vous pourrez avoir concernant l’enseignement du japonais dans le secondaire.
Je passe le relais maintenant à ma collègue Maki Terada de Montpellier
お知らせ
第 1 回勉強会報告
・欧州日本語教師研修会
・勉強会テーマ募集
センスが光る!オリジナル教材作成(Word と
Paint 機能)-画像の処理・レイアウト折笠友美
勉強会参加者
PHOTO BY SEKO YURIKO
2014 年 3 月 24 日に記念すべ
き第 1 回勉強会が開催されま
した。今回のテーマは「教材
作成」。勉強会翌日の授業か
らすぐに活用できるよう、教
材作成の理論ではなく、パソ
コン操作の技術的な部分に焦
点を当てました。参加者の皆
さんにはご自分のパソコンを
持参いただき、それぞれのパ
ソコンで教材作成に便利な機
能を実際に使ってみました。
参加者の声
一括でルビをふる方法から始
まり、ペイント機能を使った
画像処理なども紹介しまし
た。教師が教材を作成するこ
とで、学習者にとって身近な
話題や写真などを取り入れた
教材提示が可能になります。
普段よく目にするものを教材
に取り込むと、身近な話題に
ついて発話を引き出したり、
学習への興味を引き出したり
できる効果もあり、授業がよ
り生き生きとしたものになり
ます。連絡会の会員の皆様の
中にはオリジナル教材を作っ
ていらっしゃる方も多いと思
います。ただ、日々の業務に
追われ、教材が「作りっぱな
し」になっていることが多い
のではないでしょうか。よく
考えて作成したつもりでも、
教材を実際に使ってみると使
い勝手が悪い所が必ずあるも
のです。そこで「何を改善す
るべきか」「問題はどこにあ
ったのか」を分析し、授業計
画から教材までを見直す時間
を取ることが最も大切である
ということを最後に付け加
え、勉強会を終了しました。
作成教材の見直しをきっかけ
に授業全体の改善点が見えて
くるかもしれません。忙しい
中、振り返りの時間を確保す
るのは難しいですが、分析と
改善を繰り返すことで結果的
には時間の節約にもなり、さ
らに授業の質も向上していく
のだと思います。
パリ日本文化会館
欧州日本語教師研修会
日程:7 月 7 日~7 月 11 日
場所:アルザス欧州日本学
研究所
締切:5 月 4 日
連絡:[email protected]
※応募前に必ず募集要項等をご
確認ください。
※募集要項は連絡会掲示板でも
ご覧いただけます
① 二俣愛子
日本語を教える場合、既存の教科書を使用する、しないに関わらず、教師自身も学習者に適
した教材を適宜作成しなければなりませんが、コンピューターを自由自在に駆使できると、
教材作りの可能性が格段に広がる、という事実を改めて実感しました。
一人ではなかなか解決できないコンピューター操作の問題も、今回は、まさに手とり足取り
で教えていただき、短時間で大変多くを学びました。それは実に「魔法の杖」効果でした。
講師の折笠友美さん、会の企画と場所の提供をしてくださって松本牧さんに、改めてお礼を
申し上げます。
参加者の声
勉強会テーマ・講師募集
夏休み前に勉強会を開催したい
と思います。勉強会のテーマや
講師について皆様からのご意
見・ご提案をお待ちしておりま
す。
連絡先(松本)
[email protected]
② ポマー邦子
サイトの紹介や実際に自分のパソコンを使っての授業の作り方は、そのまますぐ実践できる
ので、大変ためになりました。なかなか自分の授業をふりかえるきっかけがないので、この
ような勉強会でみなさんに会えて、情報交換ができるのはとても意味があると思います。
『まるごと』紹介講座
パリ日本文化会館・Aix-en-Provence 仏日協会共催
教師研修会
実施報告
作田路沙
3 月 15 日(土)、エクサンプロヴァンス Maison des Associations にて、パリ日本文化会館日本語アドバイザー篠崎摂子先生を講師に迎え、国際
交流基金が作成した教材『まるごと 日本のことばと文化』(以下、『まるごと』)の特徴と教え方をテーマにした研修会が行われました。
研修会は午前・午後の部に分かれ、前半は「外国人への日本語教育」、後半は「まるごとの教え方」がテーマに取り上げられました。「JF 日
本語スタンダード」(以下「JFS」)、「ヨーロッパ言語共通参照枠」を中心とした言語教育理念の説明後、そこに『まるごと』教材がどう位
置づけられているかといった概要説明に至りました。また、エクサンプロヴァンス仏日協会日本語入門講座受講者 16 名を対象に、篠崎先生に
よる体験授業が行われ、課題遂行能力を重視した授業が展開されました。活動にエクサンプロヴァンス市内の地図を使用するなど、学習者に
とって身近なコミュニケーション場面を引き出す授業の工夫は普段の授業にも取り入れられると思います。授業参加者の中には、楽しみなが
ら学ぶ人また反対に課題遂行型、直説法や従来のような文法説明がないという授業形態に戸惑いやもどかしさを覚える人も見受けられまし
た。見学していた教師陣にもそれは多少あったようですが、絵や写真、音声をヒントに実際のコミュニケーションに近い状況で学習を進める
重要性を認識する機会になりました。午後の部では、体験授業見学の感想・意見を交換した後、パリ日本文化会館の講座の様子をビデオで見
ながら実際の授業の進め方やコースデザインの案をご紹介いただきました。午後の部を通して、各教師が普段の自分の授業と照らし合わせ、
具体的な質問をしたり、意見交換を行ったりと、大変有意義な時間を共有する事ができました。今回の研修会は、出席した教師そして学習者
が今までになかったタイプの教材・授業を発見するだけに留まらず、日本語教育の視野を広げる大きなきっかけになったように思われます。
同時に、南仏地方在住の 27 名もの日本語教育関係者が参加した事は、今後教師間ネットワークをさらに広げ、協力的に当地方の日本語教育を
向上させていく貴重な後押しとなったのではないでしょうか。
南仏日本語教師連絡会
News Letter:ORIKASA Tomomi
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