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村田 和忠 - 住まいの事なら日本不動産販売へ！！
は、『 信 用 』 で す。 人 と 人、 仕 事 と 仕 事 と の 繋 が り と い う の は、 信 頼 関 係 に よ っ て成立 す る も の で す か ら 」 「仕事に臨む上で最も大切にしているの CLOSE UP! 048 p 対 談 記 事 株式会社 日本不動産販売 村田 和忠 代表取締役社長 G u i d e l i n e s f o r b u s i n e s s 人の半生を語る際は一般的に、絶対に外すことのできない要素がそれぞれにあるものだ。自身を形成する上で 影響を与えてくれた人・仕事との出会い、また趣味との出合いなどが挙げられるが、 （株）日本不動産販売の 村田社長にとってそれは「野球」であった。単なるスポーツという枠を越え、 「人生の指標となる価値観をつくっ てくれたもの」と表現しても良いかもしれない。1 つのことを追究してきた者だけが体得できる価値観は、苦 しき道を辿ってきたがゆえに、非常に堅牢である。 020 サポ Interview トす 不動産 る 生活の 盤を ー 基 村田 そうですね。その時は結婚もして 印象からも、人生で一番大きな買い物と 臨む上で大切にされていることを聞かせ おり、何年も悠長に構えているわけには 言える不動産を購入されるお客様として て頂けますか？ いきませんでした。それで監督に紹介し は安心できるのだと思います。実際、業 村田 この仕事は「信用第一」という言 て頂いたイベント会社に就職することに 界に入られた印象はいかがでしたか？ 葉に尽きます。人と人、仕事と仕事との なったのですが、仕事の中にはプロ野球 村田 自分の仕事でお客様の最高の笑顔 繋がりは、互いが信用し信頼関係に基づ に関係したものもありました。野球の世 を引き出せた時、大きなやりがいや楽し いて成立するものだと考えているんで 界で活躍している先輩・後輩もいて、や さを感じますね。会社勤めの頃はどうし す。さらに、信用というのは会社の看板 はり同じ野球人としての羨ましさが少な ても売上目標がついて回ってきました や肩書きといったものではなく、仕事に からずあったので、中途半端に野球と関 が、それでも「お客様に喜ばれる仕事を 臨む一人ひとりの人間性によるものだと わるくらいなら区切りを付ける意味でも する」というポリシーだけは忘れません 思います。 環境を変え、新しい世界で勝負しようと でした。逆に言えば、それさえあれば数 時東 仕事も関係も、信用に始まり、信 決意したんです。 字は付いてくる、と。自分のことだけを 用に終わるということですね。 考えている営業マンというのは、お客様 村田 ええ。信頼関係がベースにあり、 に納得して頂ける提案ができないばかり 目的意識を分かち合える仲間と一緒に仕 か、総じて結果も良くないものです。 事をしていけたらと思っています。 ただ、 時東 新たな世界を歩む決断をされたの 時東 では、（株）日本不動産販売を設 従業員だけが仲間ではありません。取引 ですね。では数ある業種の中で、不動産 立されるまでの経緯というのは？ 先、物件を提供してくださる会社やリ 何よりも大切にしている“信頼関係” 野球・不動産業を通じて学び得たもの 業を選んだ理由を聞かせてください。 村田 これまでの業界経験を活かし、不 フォームをして頂く業者、さらに金融機 村田 不動産業界は扱う金額が大きいの 動産のプロとしてより高みを目指すべ 関までもが仕事のパートナーです。そう で、それに比例してやりがいも大きく、 く、独立を決意いたしました。 いった関係性の潤滑油としても、信頼関 そして「自分を売り込む」ことが重要な 弊社は不動産物件の仲介業務も手がけ 係は非常に大切な要素となるのです。 この仕事において、自身の力を発揮でき ていますが、主業務は中古マンション・ 時東 信頼関係は社会生活の根幹だと思 不動産業界で常にトップ営業マンとして活躍してきた村田社長。営業マンとして必要なこ とを聞いてみると、意外なほどにシンプルな答えが返ってきた。どのような道程を経て、 その成功哲学を手にするまでに至ったか。「野球」をキーワードに明らかにしていきたい。 ると思ったからです。自己を分析してい 戸建てのリノベーション・リフォームで いますが、村田社長との対談でその大切 くと私は社交性があり、長年続けてきた す。お客様に満足して頂ける住空間を提 さを改めて感じました。最後に、今後の 野球や大学の体育会に所属し培ってきた 供できるように立地や間取り、どのよう 展望について聞かせて頂けますか？ 礼節・言葉遣いなどもきちんと備わって な方が購入されるかを明確にイメージし 村田 「常勝軍団」という言葉が似つか いるという自信がありました。この業界 た上で進めていくことが大切ですね。販 わしい企業を目指し、今後もより強固な の営業マンには、物件を売る以前に自分 売については、弊社のパートナー企業が 組織づくりに注力したいです。そして、 う夢を叶えるため、大学卒業後に教職課 を売り込んで、お客様に安心感を与え信 担当する体制をとっています。 将来的にはやはり自分が大好きな野球と 程を取ったのです。 頼して頂けるような人間性が求められま 時東 野球・勉強に没頭されていたと。 す。その点で、自分にぴったりな仕事な 代表取締役社長 村田 和忠 東京都生まれ。9 歳から野球を始め、 大学卒業まで現役生活を続ける。イ ベント会社を経て不動産業界に入 り、トップ営業マンとして活躍し た後、（株）日本不動産販売を設立。 中古マンション・戸建てのリノベー ション・リフォームを主業務とする。 立地や間取り、居住者の年代などを 踏まえた上での最適な提案を心がけ ている。 不動産業界をフィールドに 「野球」を通じ、心身が鍛えられた Guest Comment>> 時東 村田社長は大学時代、東京六大学 時東 ぁみ（タレント） 一番大切なものは「信頼関係」 球指導者として自分の経験を伝えていけ リーグで野球をされていたそうですね。 「文武両道」とはよく言いますが、貫く 私も体育大学に進学しようと考えていた のは本当に大変なことだと思います。 時東 よく、人の印象は出会って 20 秒 時東 不動産業界との出合い、そして事 ね。「これだけ努力をしたのだから、俺が負ける訳 くらいのスポーツ好き。お仕事のことも 村田 日中はアパレル業界での仕事、そ 以内で決まると聞きます。ほんの少しの 業内容を伺ったところで、次にお仕事に がない」といった自信も、その 1 つに挙げられる もちろんですが、歩みの部分についても して夜に通学するという生活が続きまし と思います。練習が苦しければ苦しいほど、試合に 色々と興味深い話をお伺いできたらと思 た。最終的に単位を取得することはでき います。 たのですが、教員免許があるからといっ 村田 私が野球を始めたのは 9 歳の時で てすぐ教職に就ける訳ではありません。 した。当時としては、まさか大学でも続 タイミングが悪いことに、当時は教員希 けることになるとは考えてもいませんで 望者の多い時代。なかなかチャンスを掴 したが、すぐに野球の虜に。それから大 むことができなかったんです。 学を卒業するまで練習に明け暮れる日々 時東 苦労して資格を取得しただけに、 が続くことになったのです。 もどかしい思いをされたことでしょう。 大学では経済学を専攻していました 時間だけが過ぎてしまうことに焦りも 東京都足立区千住 1-4-1 東京芸術センター 10F TEL 03-5244-6125 / FAX 03-5244-6126 が、中学校か高校の教員になりたいとい あったと思います。 URL http://nihon-fudousanhanbai.jp 学生にとって最高峰のリーグで野球をされてきた訳 ですから、そこで得たものは非常に大きいでしょう 勝ったときの喜びは大きいもの。過程を知っている からこそ、結果の価値も分かるのでしょう。 048 関わりたいという気持ちがあります。野 企業情報サイト http://www.companytank.jp/interview/1201/inter6455.html のでは、と考えました。 る日を夢見て、これからも日々の仕事に 邁進していきますよ！ Company Data>> 株式会社 日本不動産販売 〒 120-0034 049 colunm current report 見えない不安に屈せず ソフトボールに懸ける 福島第一原発事故を機に、放射能汚染被害を懸念する声が多発し ている。報道でも特に取り上げられている千葉・柏では、市が放 射線量を細かく測定して HP で公表するなど、住民の不安が募っ ている。そんな状況にも負けず今日も夢の実現に向けて日々練習 に打ち込む、1 つのソフトボールチームを取材した。 「カキーンッ！」 が高いこの状況を悲観・意識することはなく、練習を続けたいとい 小学校の校庭に響いたこの金属音は、ボールをバットの芯でしっ う一心であった。心配する保護者もいたが、チーム関係者が市に問 かりと捉えた時の、とても気持ち良い音だ。ソフトボールの練習を い合わせ、放射能の数値が人体に影響を及ぼさないことを確認。選 していた、朝柄雅夫監督率いる「柏プリティーズ」は、全員が小学 手の父母たちも「子どもたちがソフトボールをやりたいと言ってい 生の女の子。本誌 48 ページ掲載、（株）日本不動産販売社長の村田 る以上、その思いを最大限汲んであげたい」と、練習環境の提供に 和忠氏がコーチを務めるチームである。村田氏曰く、「他チームに 協力してきた。色々な人の思いが重なり、原発事故から半年以上が 比べると全体的に体も小さくパワーで到底及ばないところを、 『個々 経ち周囲の不安が消えない中でも、精力的に活動を続けている。 の良いプレーを合わせた総合力』でカバーしている。地域内では一 6 年生の選手に話を聞いてみると、口を揃えて「楽しい！」。時 番強いと確信しています」。その言葉どおり、過去にも全国大会出 にコーチ陣から激が飛ぶも、その声に素直に耳を傾けて次のプレー 場経験があり、中学生との練習試合でも圧倒的な力を発揮するなど に繋げようと努力し、時に強い当たりのボールが目の前に飛んでき 試合成績は非常に良い。寒さも厳しくなってきた 11 月の青空の下、 ても逃げることなく食らいつく彼女たち。小学生でまだ体も小さい 次回の全国大会出場を目標に、懸命にボールを追いかけていた。放 ながら真っ直ぐにプレーする姿、全ては “ 全国大会出場 ” という想 射能という、見えない影に恐れることなく─。 いを 1 つに練習に取り組む姿は実に輝かしく、印象に残った。 千葉県柏市を拠点に活動している同チーム。実は柏市は、放射能 昨今「放射能」というその言葉だけに人々が過剰に反応し、非常 の「ホットスポット」としてメディアでも取り上げられている地域 に重々しい雰囲気が立ち込めている日本。それを断ち切るかのよう にあたる。東日本大震災に伴って引き起こされた福島第一原子力発 にはじける笑顔で、楽しみながらプレーする柏プリティーズの選手 電所事故の影響を受け、高濃度の放射性物質が見つかり、空気中で たちを見て、とても勇気付けられた。もちろん、根底にある「ソフ も異常に高い放射線量を観測しているそうだ。同チームが主に練習 トボールが大好き」という揺るがない想いが、彼女たちを突き動か で使用している小学校のすぐそばにある大きな清掃工場も、高数値 しているのかもしれない。しかし、先の見えない不安に駆られるよ の放射能が観測されてニュースになり、周辺地域のイベントや学校 りも、自分たちが「今」できることを 1 つずつこなしていくことが 行事が縮小されたという。実際は規準値以上の放射能数値は観測し 大事である。そんな当たり前のことを、まだ小学生である同チーム ていないというものの市民の不安は日増しに高まっており、どうす の選手たちから教わったような気がした。その姿はきっと、今も復 れば良いのか分からない不透明な現実と毎日対峙しているのだ。 興に向けて歩み続けている被災地の方々や、日々の不安に駆られる 柏プリティーズは放射能問題が浮き彫りになってからも欠かすこ 人々を元気づけてくれるに違いない。そして、全国大会出場という となく毎週末の練習を行ってきた。何より選手たち自身が皆、数値 大きな夢を叶え、見事な大輪を咲かせてくれることだろう。 ▲ 男の子にも負けないほどの、力強いスイングを見せる 6 年生の檜森 遥さん 002 ▲ 綺麗に並べられた道具や挨拶などを見ても、人として の礼節がしっかりと備わっている様子が窺えた ▲ ピッチング練習の風景。エースを務めるのは村田コー チの長女、向日葵（ひまり）さん