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『テクノシステム時代の人間の責任と良心一現代応用倫理学入門』7目次
『テクノシステム時代の人間の責任と良心一現代応用倫理学入門』7目次 日本語版への序文「責任と良心……」… 凡例V I I I 1.序論——倫理学の構想について見通しをもつこ と 国倫理学の分類? 国倫理学の歴史への一瞥6 国普遍的モラルの現代倫理学8 国現代社会での個人主義的倫理学の限界10 国科学技術の時代と人類に対する責任の倫理学、そして普遍的モラル12 2,良心の呼び声——良心概念の概観 第1節古典的な良七概念. 国「良心」、その歴史的事例15 画ストア学派17 国キリスト教的な良心20 国ルタ一の良心区分と良心の世俗化22 第2節カントと良七概念 圓内面の法廷としての良心——カント(り26 国内面の法廷での人格——力ント(幻29 国解釈上の構成体としての良心 カント⑶3 I 第3節カント以降の良心概念の展!& 画良心の内面化と意味喪失~ゲーテ、ュング、ニ一チェ、フロイト3 5 圓現代の良心理論のさまざま——キットシュ夕イナ一、ライナ一ゾレーマン、 ブリュ一ドルン、リュ一デイガ一、キュンメル38 国良心と責任40 http://d-nb.info/993225438 X 第4節裁判での「良心」 -41 画アイヒマンの「良心」41 醒良心と名誉、勇気44 謹主観的と客観的な良心概念一ある判例から45 第5節良心問題の捉え直し 50 I I 再び良心問題の提起と吟味50 翻良心の実体化から脱却しなければならない52 画良心現象への分析哲学的アプローチと解釈論的アプローチ54 国良心のアプリオリの構造とは56 国現代の良心理論の分類 ヴェルナーを手がかりに57 第6節良心から責任性へ 58 国良心を〈メタ決断の審級〉と見る理論一良心は解釈上の規範的な 構成体である58 ‘ 画実存哲学の良心理論60 国本章を回顧して61 国再び、解釈上の規範的な構成体としての良心と責任性、そして人間性 (フマニテ一ト)64 3,自己責任性としての人間性一具体的な人間性の哲学について-67 第1節具体的に哲学するということ 67 国不適切な抽象化という誤謬67 国ピルジッヒの「哲理学』批判69 国伝統的哲学者の尊大な思考と実存哲学のパラドックス70 国尊大な思考、普遍性の思考の具体的実存による止揚一一タイシェル73 漏具体的に哲学すること、具体的な人間性の哲学74 画具体的実存の哲学も一面的ではないか一具体的な共同人間性の哲学11 第2節自己責任性一一ヴァイシエデル 国ヴァイシヱデル『責任の本質』73 78 目次X I 画自己責任性の三段階、そして根本自己責任80 国「根本自己責任』という見方はレヴィナス流の「社会的責任」の対極にある82 第3節レヴィナスでの他者と責任 83 国出会い、他者、そして顔83 園「我責任を負っている、ゆえに我あり」86 画非対称的倫理学の基礎としての責任~「他者のヒューマニズム」89 矚「他者のヒューマニズム」——哲学のジレンマの克服に向けて92 4,自己責任と社会的責任 97 第1節社会的責任と自己責任との統合- 97 国レヴィナスの「社会的責任」は極端である97 圓人格に根づく責任性は、社会にも自己にも結びつく 100 謹責任を帰するという問題の二重性一記述と評価104 麗改めて、責任性の二つのタイプ105 第2節両者を統合する責任性と具体的な人間性の倫理学- 107 矚責任概念は、いずれにせよ関係概念である107 国責任性は具体的な人間性を表示する108 国自己責任性と他者責任性との結合を引き受ける倫理学の必要性 メ 夕 責 任 I 10 5,ボパール——無責任性と貴任の喪失:ヶ一ススタデ ィ 第1節ボパールのケース 113 113 国ボパールの大惨事——システムの非人間性の事例113 圓この事故をめぐる議論116 I I ここでは、伝統的な「責任性」は役に立たない121 第2節システムの道徳的不十分さ,非人間性 画テクノシステムの道徳的不十分さと新しい次元の「責任性』122 122 XII 画システムの非人間性という現象1 2 4 第3 節新しい道徳的責任性に向けて 128 国「負い目責任」,「非難責任」対「事前の配慮責任』(ラッド)128 園「交代」ではなく「補充」一ラッド批判、そしてヨナス批判130 画未来に向けられた道徳的責任性を徳として把え、人間性として特徴づけること (ラッド)1ロ 園功利主義的な個人主義に対抗 す る 市 民 的 な 徳 1 3 5 国責任性のいろいろな次元の具体的分析(次章のテ一マ)へ136 6,責任のさまざまなタイプ(類型)と次元 第1節責任のさしあたっての類型的区別 匪自然科学者は責任がないのか? 139 139 139 国先駆者による「責任」のタイプの区別141 国責任の10個の類型143 第2節個人の責任とグループの責任- 146 画責任性の統一とグループの責任性1 4 6 画航空事故のケース147 醒「責任性の拡張された原理』と「敏感な順応の原理」(フレンチ)1 4 9 画人格的責任の統一性151 国責任概念は多位の関係概念である一少なくとも五つの位152 第3節行為責任、役割,課題責任、普遍道徳的な責任 154 画行為責任の種々 のタイプ1 5 4 国行為責任の具体化としての役割,課題責任156 国普遍道徳的な責任性じ8 国図表でめ区分について160 第4節責任の26個の類型- 国責任のさまざまな両極性一責任の類型的区別162 醒区別1 〜 2 163 162 目次“丨1 国区別3〜4 165 匪区別5〜8 168 �区別9〜10 170 隱区別11〜14173 国区別15〜18 176 睡区別19〜26 178 第5節責任の類型から優先規則へ 180 1責任のさまざまな類型的区別とその結合180 画責任葛藤での優先規則181 7,科学者の責任へ向けて 185 国科学者の外部的責任は、その内部的責任とは異なる185 1普遍的な倫理的責任188 190 ミルグラム実験- 1実験勝結果190 国誰に、どのような責任があるのか197 圓事後の同意,正当化? 199 自然科学者における貴任の問題に関して 201 醒自然科学者の外部的(外部に向けられた)責任201 国アルベルト.アインシュタイン、ゲッチンゲン宣言、パグウォッシュ会議204 国ボルンのペシミズム206 醒自然科学者の貴任をめぐる自然科学者たちの態度表明207 国貴任性の拡大の視点一科学者の共同責任性213 (ガス)化学戦争における八一バーの混仏 国ハーパーによるガス兵器開発バ 4 画ハ一パ一の弁明 216 国ハ""パ一対シュ夕ウディンガ一217 画ハ一パ一評価219 214 XIV 現代物理学者①諸要求 221 倫理委員会は道徳的ジレンマを解決するか- 224 人体実験と野外実験に特有の二重の責任- 226 競争の駆り立てと倫理的^^ 228 単独貴任を伴わない共同資^4 23 0 科学における責任についての七つのテーゼ 232 原注- 23 5 引用文献- 241 訳者あヒがき 251 人名索引 263